JPH08245414A - Il−6関連疾患の治療用組成物および方法 - Google Patents

Il−6関連疾患の治療用組成物および方法

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JPH08245414A
JPH08245414A JP7183141A JP18314195A JPH08245414A JP H08245414 A JPH08245414 A JP H08245414A JP 7183141 A JP7183141 A JP 7183141A JP 18314195 A JP18314195 A JP 18314195A JP H08245414 A JPH08245414 A JP H08245414A
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cells
cell
cancer
supernatant
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JP7183141A
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Thomas M Rodgers Jr
エム. ロジャース,ジュニア トーマス
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PURAIBEITO BAIOROJIKARUZU CORP
PRIVATE BIOLOG CORP
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PURAIBEITO BAIOROJIKARUZU CORP
PRIVATE BIOLOG CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイトカインレベルの上昇に関連した障害の
治療用組成物および治療方法、およびIL−6レベルの
上昇に関連した障害の治療用組成物および治療方法を提
供すること。 【解決手段】 IL−6の上昇により特徴づけられる障
害を治療するための組成物であって、薬学的に受容可能
なキャリアにおいて、IL−6レベルを減少させるに有
効な量の組成物を含み、ここで、該組成物が、形質転換
B細胞が免疫モジュレーターを分泌する滅菌培養培地ま
たはIL−6阻害活性を有するその精製画分からなる組
成物、およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IL−6レベルの
上昇により特徴づけられる種々の障害の治療方法および
治療用組成物に関し、そして形質転換B細胞株由来の物
質に基づく。
【0002】
【従来の技術】本願は、「重症筋無力症の治療方法」と
題された1995年1月27日出願の米国出願番号第0
8/379,960号、およびThomas M.Rodgers Jr.お
よびT.Ronald Theodoreによる「癌および自己免疫疾患
の治療用組成物および治療方法」と題された1993年
7月9日出願の米国出願番号第08/089,751号
の一部係属出願である。
【0003】1970年代初頭から、新規の癌治療が、
リンホカインおよびリンホカイン活性の修飾因子に基づ
いて開発されてきた。初期の研究者たちは、細胞上清の
サイズ濾過画分のテストを開始し、そして特定のサイト
カインが、腫瘍活性に影響を及ぼす能力および造血系に
作用する能力を有していることを見出した。それは、例
えば、McDaniel,M.C.ら、Clin.Immunol.Immunopathol.、
91104頁(1976);およびPapermaster,B.W.ら、Clin.Im
munol.Immunopathol.、5:48〜59(1976)により報告され
ている。用いた方法には、サイズ濾過だけでなく、凍結
乾燥、クロマトグラフィー分離、および種々の緩衝液中
への抽出または再構成が含まれる。次いで、これらの上
清の個々の成分の同定に焦点を合わせて研究がなされ
た。それは、例えば、Papermaster,B.ら、Advances In I
mmunopharmacology、507〜511頁(1981);Dunn,P.A.
ら、J.Immunol.Methods 64:71〜83(1983);Papermast
er,B.W.ら、Cancer 45:1248〜1253(1980)により記載
されている。
【0004】今では多数のサイトカインが精製され、ク
ローニングされ、組換え宿主中で発現されている。しか
し、医学的な試行ではいくらかの成功がみられたが、有
効用量では、多くの場合に毒性があるので、最も最近で
は、サイトカインのインヒビターの探索に焦点を合わせ
て努力がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、サイトカインレベルの上昇に関連した障害の治療用
組成物および治療方法を、提供することである。
【0006】本発明がさらに目的とすることは、IL−
6レベルの上昇に関連した障害の治療用組成物および治
療方法を、提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】形質転換B細胞株は、制
御された条件下で、ヒト血清培養培地中にIL−6のイ
ンヒビターを分泌する。この細胞培養培地、またはIL
−6阻害活性を有するその精製画分は、IL−6レベル
の上昇により特徴づけられる障害、特に特定の型の癌、
自己免疫障害、これらの障害に関連した痛み、化学療法
から生じる副作用、および特定のウイルス性疾患の消耗
(wasting)または他の症状を有する患者を治療するた
めに投与され得る。好ましい細胞株は、アメリカンタイ
プカルチャーコレクションから得られるRPMI 17
88であるが、他のB細胞株もまた、活性材料の源とし
て用いられ得る。
【0008】本発明は、被験体への投与のための、造血
細胞からサイトカイン含有組成物を調製する方法を提供
し、この方法は、以下の工程を包含する: a)新鮮培地上で該細胞を培養する工程; b)該細胞培養上清を、該上清の濾過がない状態で採集
する工程;および c)該上清を投与まで維持する工程、 ここで、該維持上清は、投与用サイトカイン含有組成物
である。
【0009】好ましい実施態様では、上記培養工程は、
前記細胞によるサイトカインの産生の活性化をさらに包
含する。
【0010】好ましい実施態様では、上記培養細胞は、
免疫刺激細胞である。
【0011】好ましい実施態様では、本発明の方法は、
上記培養細胞が癌関連ウイルスに予め曝されている方法
である。
【0012】さらに好ましい実施態様では、上記ウイル
スはエプスタインバーウイルスである。
【0013】好ましい実施態様では、上記上清は、約−
40℃以下の温度に急速冷凍することにより維持され
る。
【0014】さらに好ましい実施態様では、上記冷凍上
清が約3カ月未満維持される。
【0015】別の好ましい実施態様では、上記上清は、
維持される間凍結乾燥されない。
【0016】別の好ましい実施態様では、上記上清は、
緩衝液のない状態で維持される。
【0017】好ましい実施態様では、上記培地はヒト血
清アルブミンである。
【0018】好ましい実施態様では、上記細胞はIgM
分泌細胞である。
【0019】好ましい実施態様では、上記細胞は、RP
MI1788と称される細胞株であり、受諾番号CLL
166でアメリカンタイプカルチャーコレクションに寄
託されている。
【0020】さらに本発明は、上記方法により製造され
るサイトカイン含有組成物もまた提供する。
【0021】本発明は、IL−6の上昇により特徴づけ
られる障害を治療するための組成物を提供し、この組成
物は、薬学的に受容可能なキャリアにおいて、IL−6
レベルを減少させるに有効な量の組成物を含む。ここ
で、この組成物は、形質転換B細胞が免疫モジュレータ
ーを分泌する滅菌培養培地またはIL−6阻害活性を有
するその精製画分からなる。
【0022】好ましい実施態様では、上記組成物は、投
薬量が、1日2回与えられる50mlの培養培地より少
ない量に相当する。
【0023】好ましい実施態様では、上記障害は、IL
−6レベルの上昇により特徴づけられる癌である。
【0024】好ましい実施態様では、上記障害は、自己
免疫障害である。
【0025】好ましい実施態様では、上記障害は、化学
療法剤での治療に起因する症状である。
【0026】好ましい実施態様では、上記障害は、癌ま
たは自己免疫障害と関連する痛みである。
【0027】好ましい実施態様では、上記障害は、以下
を含む:多発性骨髄腫(mm);前立腺癌;卵巣癌;キ
ャッスルマン病;カポージ肉腫(KS);単一クローン
性高ガンマグロブリン血症;メサンギウム増殖性糸球体
腎炎;慢性関節リウマチおよび他の関節炎(RA);全
身性紅斑性狼瘡(SLE);多発性硬化症(MS);重
症筋無力症(MG);ギヤン−バレー症候群(GB
S);トキシックショック症候群;細菌性およびウイル
ス性髄膜炎;HTLV−1−関連脊髄症(HAM);ア
ルツハイマー病;骨粗鬆症(破骨細胞疾患);心臓性粘
液腫および高カルシウム血症;アレルギー;分類不能型
免疫不全;神経性食欲不振;炎症性腸疾患;臨界疾患多
発神経性筋障害;急性腎盂腎炎;自己免疫肝炎;大細胞
型リンパ腫;肺胞エキノコックス症;子宮内膜症;アテ
ローム性動脈硬化症;乾癬;ヒトパルボウイルス感染;
腎細胞癌;子かん前症;胆管癌;HIV;聴神経腫;毛
様細胞性白血病;壊死性腸炎;潰瘍性大腸炎;気管支肺
形成不全;精神***病および情動障害;網膜芽腫;脳下
垂体腫瘍;急性腎盂腎炎;甲状腺癌;傍神経節腫;カン
ジダアルビカンス感染;巨細胞性動脈炎;乾癬;黒色
腫;慢性膵臓炎;手根管症候群;間質性膀胱炎:神経膠
星状細胞腫;呼吸性合胞体ウイルス感染;肝臓移植:ア
メニンジオマス;胃癌;類肉腫症;子宮癌;肺大細胞
癌;ヘリコバクターピロリ感染;腺管胸部癌;巨細胞性
動脈炎の肉芽腫;結腸直腸癌;臨床的絨毛羊膜炎;非ホ
ジキンリンパ腫;甲状腺中毒症;骨肉腫;悪性中皮腫;
腸チフス;IgA腎症;急性膵炎;ファンコーニ貧血;
腫瘍随伴性血小板増加症;および嚢胞性繊維症。
【0028】好ましい実施態様では、上記組成物におい
て、細胞株が、エプスタインバーウイルスまたはその一
部での感染により形質転換される。
【0029】好ましい実施態様では、上記組成物におい
て、細胞株が、受託番号CLL156でアメリカンタイ
プセルカルチャーに寄託されたRPMI1788であ
る。
【0030】好ましい実施態様では、上記細胞培養培地
は、ヒト血清である。
【0031】好ましい実施態様では、上記細胞培養培地
は、ヒトアルブミンである。
【0032】好ましい実施態様では、上記組成物は、分
子量およびイオン交換クロマトグラフィーに基づいて精
製される。
【0033】癌患者および自己免疫障害の治療効果につ
いて、実施例で説明する。
【0034】
【発明の実施の形態】
I. 薬学的組成物 本明細書で用いる「薬学的組成物」には、細胞分泌物含
有組成物が含まれる。この組成物は、Bリンパ様細胞に
より産生され、エプスタインバーウイルスによる感染の
ような形質転換因子で誘発され、そしてヒトアルブミン
または血清に基づく培養培地あるいは合成培地中で培養
され、細胞培養培地の遠心分離または濾過によりあるい
は精製形で得られる。
【0035】(細胞)薬学的組成物を産生するために培
養され得る細胞は、主として造血細胞、特に、エプスタ
インバーウイルスにより形質転換されたヒトBリンパ様
細胞株である。最も好ましい細胞株は、アメリカンタイ
プセルカルチャーコレクションに受託番号CLL156
で寄託されているRPMI1788であり、これは、前
もってエプスタインバーウイルスに曝されている。この
細胞株は、ヒト人口の約60%がそうであるように、エ
プスタインバーウイルス核抗原ポジティブである。これ
らの細胞からの分泌物を含有する細胞培養培地は、本明
細書では「LK−200」と呼ばれるが、1つの細胞
株、ATCC CLL156のみからの分泌物が、一般
に臨床的にテストされる。
【0036】用いられ得る他の細胞株は、IB4、Ra
jiのようなEBV形質転換細胞株を含み、これは、Bu
rkettリンパ腫細胞株、およびRjabのような非EB
V感染B細胞株である。これらの細胞株は、ATCCま
たは他の入手先(例えばTufts New England Medical Ce
nter, Boston, Massachusetts)から入手され得る。
【0037】(誘発因子)細胞の形質転換のために用い
られ得る試薬は、エプスタインバーウイルスのようなウ
イルスを含む。誘発因子は、ある場合は単独で、または
形質転換因子と組み合わせて用いられ得るが、これに
は、腫瘍壊死因子(TNF)、内毒素、および当業者に
公知の他の因子が含まれる。一般的に、培養細胞は、サ
イトカインの発現、免疫グロブリンの分泌、および/ま
たは細胞表面特性またはマーカーの増幅または改変のよ
うな他の指標により測定されるような、細胞の活性化に
有効な量に曝される。ある場合では、細胞をまず少量に
曝して細胞を「感作(prime)」し、次いで、次の用量
に曝して細胞のより大きな活性化を誘起する。上記のよ
うに、これらの技術および材料は、文献中に公開されて
いる。この誘発因子は、培地を交換するときに、すなわ
ち、細胞を少しずつ追加するか、または濾過するか、ま
たは遠心分離するかのいずれかで、続いてその培地をデ
カンテーションし、そして新鮮な培地と交換したとき
に、細胞培養培地から除去される。
【0038】(細胞培養培地)細胞は、好ましくは、ヒ
ト患者に直接投与され得る培地中で、培地に反応を誘起
せずに培養される。好ましい実施態様では、培地は、例
えば、Bio Whittaker,Inc.,Walkersville,MDまたはGibc
o,Life Technologies,Inc.,Grand Island,NYから入手の
2%のABヒト血清に基づいているが、アルブミンが、
細胞培養培地の採取直前に血清と置換され得る。ヒト血
清は、2%L−グルタミンの濃度で炭酸水素ナトリウム
含有のIscove's Modified Dulbecco's Medium(IMDM)
および25mMのHEPESに入れられる。このIMD
MおよびL−グルタミンもまた、Bio Whittakerから入
手され得る。
【0039】血清源は、最終生成物中のサイトカインレ
ベルに影響を及ぼすが、それは比較的無視できる程度
(neglible)である。例えば、細胞除去後のBio Whitta
ker血清培地中のIL−8のレベル(細胞除去方法にか
かわらず、「上清」と呼ばれる)は、0.367±0.
17ng IL−8/mlと測定され、そしてGibco血
清培地中のIL−8のレベルは、0.184±0.1n
g IL−8/mlと測定された;Bio Whittaker血清
培地中のTNFのレベルは、0.311±0.24ng
TNF/mlであり、そしてGibco血清培地中のTNF
のレベルは、0.179±0.07ng TNF/ml
であった。細胞はある程度までであるが、成長しそして
アルブミン中で活性成分を分泌する。
【0040】血清源の血液型が、異なる血液型を有する
数人の患者中において反応を誘起し得ることが示され
た。従って、問題にするほどではないが、患者と同じ血
液型の血清源を利用することが好ましい。
【0041】(培養条件)細胞を、1×106細胞/m
lの最小密度に達するまで、37℃でインキュベートす
る。採取時のpHは、約7.00±0.15である。
【0042】例えば、ATCCから入手したRPMI1
788細胞を、37℃の水槽中で溶解し、そして2%の
グルタミン、および2〜5%の正常ヒト血清(Gibco)
または10〜25%ヒトアルブミン(Gibco)を補足し
た0.2ミクロンのフィルターにかけたHEPES含有
Iscov培地(GIBCO BRL Life Technologies,Inc.,Gaithe
rsburg,MDから入手)に室温で懸濁する。細胞を1×1
6細胞/mlを超える細胞密度に達するまで、T75
フラスコ中で、5%CO2雰囲気下、37℃で培養す
る。次いで、800×gで5分間の遠心分離または濾過
により、細胞を除去し得、そしてT150フラスコ中の
全容量が200mlの培地中に0.2×106細胞/m
lの密度で懸濁し得る。次いで、細胞を1×106細胞
/mlの密度に達するまで再度培養し、そしてこの工程
を繰り返す。
【0043】次いで、細胞を、0.2×106細胞/m
lの初期細胞密度において、少なくとも1×106細胞
/mlの密度に達するまで、10%CO2を流し、そし
て密封された500mlのローラーボトル中で培養し得
る。
【0044】(細胞表面表現型およびサイトカインレベ
ルの分析)RPMI1788(本明細書ではLK200
と呼ぶ)から生成される上清、および他の細胞株:IB
4、Raji、Bjab、およびマイトジェン、PHA
に曝することにより活性化される末梢血球(PBC)、
およびコントロール:細胞に曝されていない2%ヒト血
清培地、細胞に曝されていない10%ウシ胎児血清(F
CS)培地、およびT細胞株OKT3の上清。結果を表
1〜3に示す。表1は、RPMI1788が1週間だけ
λL鎖を発現することを示す。「ATCC」とラベルさ
れたRPMI1788細胞(この株を最初に購入したと
きからインビトロではおそらく増殖しない)は、この抗
原について著しくポジティブである。理由はまだ知られ
ていないが、RPMI1788株は、他の株で見出され
る「純型の(naive)」CD45イソ型を発現しない。
しかし、この株は、Becton Dickinson HLe-1 mAbと反応
性である。CD45の代替スプライス変異体における専
門家であるMichel Streuli博士(DFCI、Boston)に
よれば、この株は、Bのみ、またはBおよびCエキソン
によりコードされる物質を含有するイソ型を発現する。
このイソ型の構造に関係なく、変異体の重要性ははっき
りしない。
【0045】
【表1】
【0046】(+)および(−)の印は、それぞれ10
0%および0%の発現を示す。RPMI1788および
IB4細胞株は、EBV+LCLである。Rajiは、
Burkittリンパ腫であり、そして、Bjabは非
EBV感染B細胞株である。これらのFACS分析で用
いられる全てのmAbは、抗CD21を除いてFITC
複合抗体であった。非複合抗CD21 mAbは、CD
21表面発現を検出するために、抗ネズミIgG−FI
TC二次抗体と共に用いられた。
【0047】
【表2】
【0048】* IL−1β、TNF、IL−6、IL
−10、IL−1RA、可溶性IL−1レセプタータイ
プII(sIL−1RII)、およびIL−8は、RIAに
よりアッセイした。IL−2、IL−4、GM−CS
F、およびIFN−γは、Endogenから入手のキットを
用いてELISAによりアッセイした。IL−12は、
R&DSystemsから入手のキットを用いて同様にアッセイし
た。
【0049】
【表3】
【0050】* >標準曲線の生成に用いられる最高濃
度。
【0051】
【表4】
【0052】表2、表3、および表4に示す結果は、L
K200およびRPMI1788上清が適度な量のIL
−8(135pg/ml未満で不変)および適度な量の
TNF(250pg/ml未満)を含有することを説明
している。Bjab株由来の上清は、多量のIL−10
(920pg/ml)を含有する。これは、EBV非感
染性の研究された1つのB細胞株である。IB4株は、
タイプII IL−1レセプター(1,100pg/m
l)を放つ(shed)。Bjab株は、適度な量(227
pg/ml)のIL−1RAを分泌する。
【0053】
【表5】
【0054】*この実験(5/9/95)へのPBMC
の提供者は、Damien Sorceであった。テストされた各条
件について、12.5×106個の細胞を、予めヒトア
ルブミンでコートした50mlのポリプロピレン製遠心
管中で、5mlの全容量中でインキュベートした(10
μg/ml×1時間)。細胞を、2%のヒトAB血清お
よび4μg/mlのポリミキシンBを補足したRPMI
培地中で培養した。37℃で48時間後、分泌されたサ
イトカインを培養培地全体に確実に平衡化するために、
PBMCを短時間ボルテックスにかけ、次いで、遠心分
離によりペレットにした。上清を将来分析するために、
滅菌条件下で取り出し、そして冷凍した。IL−1β、
TNF、IL−6、IL−10、IL−1RA、可溶性
IL−1レセプタータイプII(sIL−1RII)、およ
びIL−8は、RIAによりアッセイした。IL−2、
IL−4、GM−CSF、およびIFN−γは、Endoge
nから入手のキットを用いてELISAによりアッセイ
した。IL−12を、R&D Systemsから入手のキットを
用いて同様にアッセイした。 * 培養培地の最終希釈を言う。
【0055】
【表6】
【0056】* 培養培地の最終希釈を言う。 ** >標準曲線の生成に用いられる最高濃度。
【0057】
【表7】
【0058】表5、表6、および表7に示されるよう
に、種々のLK200調製物のみでは、任意のサイトカ
インの適切な量を産生するPBMCを誘発しなかった
が、抗TCR mAB OKT3の低濃度での誘発効果
を強めた。特に、これらの調製物は、IL−1βの産生
を増強した。これは、OKT3のみで誘発される産生の
10倍以上であった。TNF産生は、250%増加し、
そしてIL−8の産生は50%増加した。IL−10の
産生は2倍であった。OKT3だけでは2pg/mlの
GM−CSFの産生が、OKT3+LK200(1:6
希釈)では19pl/mlに増加した。
【0059】LK200自体の生成に用いられる2%の
ヒトAB血清は、おそらくFcRシグナルにより、多量
のIL−6、IL−8、およびIL−1RAを誘発す
る。LK200およびRPMI1788の上清は、この
効果を著しく抑制する。特にIL−6の生成は、80%
より大きく減少された。IL−8の生成は、約40%減
少した。
【0060】これらの結果は、この組成物が、インヒビ
ターとしてのみ作用するのではなく、おそらく阻害また
はこの組成物の他の成分との競争的な相互作用の結果と
して、より低濃度に希釈された場合にさらに有効である
ことを示す。
【0061】(薬学的に受容可能なキャリア)薬学的組
成物は、培養培地のみから成り得るか、あるいは脱イオ
ン水または通常の生理食塩水(0.15N NaCl)
または他の生理学的緩衝液で希釈され得る。pHを変え
ないように注意しなければならない。培地は、患者に投
与する直前まで希釈すべきではない。
【0062】(細胞培養培地の処理)好ましい実施態様
では、細胞は培養培地から取り出され、生物学的に有効
な分子を含む上清が得られる。細胞は、遠心分離または
濾過により取り出され得る。代表的には、この培地は、
デカンテーション、ピペッティング、濾過、または遠心
分離により、ローラーボトルから回収され、次いで、こ
の培地を滅菌シリンジ中に入れる。この物質は、分子量
による分離、イオン交換樹脂上でのクロマトグラフィ
ー、および当業者に公知の他の方法に基づいてさらに処
理され得、ここで、その活性画分は、IL−6活性の阻
害により定義される。
【0063】(滅菌)標準的な滅菌条件下で細胞を培養
し、無菌条件下で細胞培養培地を取り出すことにより、
確実に無菌状態にされ得る。あるいは、この細胞培養培
地は、250,000ダルトン未満の分子、より好まし
くは150,000ダルトン未満の分子を排除しない、
例えば0.25ミクロンフィルターを用いて、濾過する
ことにより精製され得る。
【0064】(保存)上清は、37℃の温度で10%の
窒素雰囲気の細胞培養ボトルから、一旦取り出され、そ
して細胞から分離されると、室温で少なくとも2〜4時
間はいかなる活性も喪失せずに維持され得る。長期間保
存するためには、培地を液体窒素中、ドライアイス上、
またはウルトラフリーザー中で、約−40℃〜−80℃
の温度で、すばやく冷凍しなければならない。
【0065】(薬学的組成物の分析)45組のLK−2
00を種々のサイトカインについてアッセイし、表2に
示すように、濃度を1ミリリットル範囲当たりのナノグ
ラムの範囲で示す。全ての組は、バッチ毎で本質的な変
化を示さなかった。サイトカインのレベルと培地中のヒ
ト血清濃度との間には、何らかの直接的な関係がある。
上清中の内毒素レベルは、一貫して10pg内毒素/m
l以下で測定される。一般的に、10ngまでのレベル
であれば、患者へ投与可能である。
【0066】II.治療方法 (治療され得る障害)インターロイキン−6(IL−
6)は、広い系列の異なる細胞型に影響を与える多能性
のサイトカインである。それは、一般的にB細胞成長因
子として認識され、最初は、エプスタインバーウイルス
(EBV)で形質転換されたCESSリンパ芽球様株内
での免疫グロブリン分泌の誘発因子として同定された。
これは、急性期(acute phase)タンパク質として分類
されるが、その役割は多くの様相を呈し、そして依然と
していく分不明瞭である。明らかに、これは、いくつか
の病変に深く関わっていると考えられている重要なサイ
トカインである。
【0067】IL−6に対するレセプターはgp13O
である。これは、膜貫通性の導入レセプターであり、細
胞膜にわたって位置し、一旦リガンドが結合すると細胞
にシグナルを送る。gp13OレセプターをIL−6と
共有する他のサイトカインが存在する(白血球阻害因子
(LIF)、オンコスタチン(oncostatin)M(OS
M)、IL-11、および毛様体神経親和性因子(CNT
F)を包含する)。
【0068】IL−6のインヒビターは、レチノイン酸
および数種のステロイド(デキサメタゾン)である。可
溶性のgp13Oは、一時IL−6活性に対して阻害性
であるとみなされていた。しかし、IL−6と可溶性g
p13Oとの結合は、病的影響を再燃させ、特に破骨細
胞形成を再燃させる。数種の疾患において、例えば、多
発性骨髄腫およびカポージ肉腫では、IL−6は、オー
トクラインまたはパラクリンの役割を演ずると考えられ
ている。これらの場合には、IL−6がどちらでも産生
され、次いで同じまたは近接している細胞により用いら
れて、疾患を永続させる。
【0069】IL−6が関連する病理学は、以下を含
む:多発性骨髄腫(mm);前立腺癌;卵巣癌;キャッ
スルマン病;カポージ肉腫(KS);単一クローン性高
ガンマグロブリン血症;メサンギウム増殖性糸球体腎
炎;慢性関節リウマチおよび他の関節炎(RA);全身
性紅斑性狼瘡(SLE);多発性硬化症(MS);重症
筋無力症(MG);ギヤン−バレー症候群(GBS);
トキシックショック症候群;細菌性およびウイルス性髄
膜炎;HTLV−1−関連脊髄症(HAM);アルツハ
イマー病;骨粗鬆症(破骨細胞疾患);心臓性粘液腫お
よび高カルシウム血症。IL−6が関連し得るさらなる
病理学は、以下を含む:アレルギー;分類不能型免疫不
全;神経性食欲不振;炎症性腸疾患;臨界疾患多発神経
性筋障害(Critical illness polyneuromyopathy);急
性腎盂腎炎;自己免疫肝炎;大細胞型リンパ腫;肺胞エ
キノコックス症;子宮内膜症;アテローム性動脈硬化
症;乾癬;ヒトパルボウイルス感染;腎細胞癌;子かん
前症;胆管癌;HIV;聴神経腫;毛様細胞性白血病;
壊死性腸炎;潰瘍性大腸炎;気管支肺形成不全;精神分
裂病および情動障害;網膜芽腫;脳下垂体腫瘍;急性腎
盂腎炎;甲状腺癌;傍神経節腫;カンジダアルビカンス
感染;巨細胞性動脈炎;乾癬;黒色腫;慢性膵臓炎;手
根管症候群;間質性膀胱炎:神経膠星状細胞腫;呼吸性
合胞体ウイルス感染;肝臓移植:アメニンジオマス(Am
eningiomas);胃癌;類肉腫症;子宮癌;肺大細胞癌;
ヘリコバクターピロリ感染;腺管胸部癌;巨細胞性動脈
炎の肉芽腫;結腸直腸癌;臨床的絨毛羊膜炎;非ホジキ
ンリンパ腫;甲状腺中毒症;骨肉腫;悪性中皮腫;腸チ
フス;IgA腎症;急性膵炎;ファンコーニ貧血;腫瘍
随伴性血小板増加症;および嚢胞性繊維症。
【0070】(投薬量および投与スケジュール)投薬量
および投与スケジュールは、非常に個人的であり、臨床
的症状の緩和(例えば、腫瘍体積の減少、骨の痛みの消
失、および他の主観的または客観的基準)に応じて、個
人個人で最適化される。
【0071】(癌およびウイルス性疾患)癌またはウイ
ルス性感染症の治療において、多数の異なる基準が効果
の徴候として用いられ得る。例えば、腫瘍の大きさは、
当業者に公知であるCATスキャンニング(コンピュー
タ化身体中心部断層撮影法)、MRI(磁気共鳴画像
法)、および核医学スキャンのような標準腫瘍検出測定
法によりモニターされ得る。ウイルスまたは疾患の全体
の解剖学的関係により引き起こされる病巣の進行および
かかわり合い(それは、本明細書では疾患を進行させる
指標として用いられているが)は、特定の疾患に依存す
る特定の病巣型のそれぞれについて、当該分野で公知の
標準的な方法により決定され得る(例えば、器官機能ま
たは抗体力価)。ウイルス性の感染症の治療について、
効果は、本発明により減少される症状の度合いおよび持
続性として測定され得る。これには、減少される病理学
的および病態生理学的活性の測定、例えば、肝臓機能の
上昇、ビリルビンレベルの上昇、肝臓の大きさの肥大、
および脾臓の肥大が含まれ得る。
【0072】(化学療法における痛みおよび副作用の減
少)この組成物はまた、化学療法および放射線療法の副
作用を減少するのに有効である。減少され得る副作用に
は、悪心、嘔吐、および抜け毛が含まれる。痛みもま
た、多くの場合に減少される。痛みの緩和には、腫瘍の
大きさまたは病巣の占める空間の減少、従って、器官圧
および解剖学的構造物(すなわち、神経、血管、および
他の器官)の圧縮の減少による痛みの緩和、および腫瘍
の大きさの減少または病巣の減少に関わらない痛みの緩
和(例えば、骨の痛みおよび腫瘍の大きさが著しく減少
する前に生じるかまたは病巣が生じるときの他の痛みの
緩和)が含まれる。
【0073】(自己免疫障害の治療)自己免疫は、自己
成分に対して備えられた(mount)免疫応答として記載
され、これは、最終的に病原性結果に至る。自己免疫応
答から生じる疾患は、臨床的に広くそして変化して現れ
る。これらの疾患全体の多くに共通する共通因子の1つ
は、病因学的因子、またはこれらの異常応答の生成を誘
引する事象が知られていないことである。リウマチ学的
病気には、多数のそしてスペクトルが広い種々の自己免
疫疾患が含まれ、それは例えば、慢性関節リウマチ、強
皮症、皮膚筋炎、多発性筋炎、円板状紅斑性狼瘡、シェ
ーグレン症候群、および全身性紅斑性狼瘡である。この
大部分に関しては、これらの障害の病因学的および病原
機構は、依然未知である。これらの疾患における多くの
共通の主題は、自己成分に対して免疫活性である相当な
量の抗体が存在することである。このようなリウマチ病
の1例は、全身性紅斑性狼瘡である。これらの多くの患
者に共通する特徴は、彼らの血清中に高力価の自己抗体
が存在することである。これらの自己抗体は、無数の宿
主成分(例えば、リボヌクレオタンパク質(Sm、nR
NP、Ro、およびLa)、DNA、RNA、ヒスト
ン、赤血球、および免疫グロブリン、および他の特徴づ
けられているかまたは特徴づけられていない自己抗原)
に対して指向的であり得る。重症筋無力症は、病因学的
に未知の疾患であり、アセチルコリンレセプターに対す
る抗体が循環することにより特徴づけられる。この疾患
は、眼および他の頭部の筋肉に偏った筋肉の衰弱により
示される。それは、重篤度に揺動する傾向がある。神経
学的病巣の徴候はない。この疾患は、免疫学的原理を有
すると考えられており、アセチルコリンレセプターに結
合する抗コリン性抗体が、疾患を患っている患者のほと
んどに見出される。患者はまた、抗筋肉抗体を与え得
る。抗コリン性抗体は、多数の機能的なアセチルコリン
レセプターを有効に減少する。レセプターに対する細胞
の免疫活性が見出されたとも考えられている。患者は、
揺動し得る全身性衰弱を呈し、最も一般的には随意筋を
動かすことに関して衰弱を呈する。複視、下垂症、およ
び失語症のような症状が、注目される。活性は、罹患し
た筋肉の衰弱を増大させる。効果が、自己抗体レベルの
減少により示される場合もあり、症状の重篤度が減少す
ることにより示される場合もある。例えば、効果は、大
筋肉および近位筋肉機能障害における回復、抗アセチル
コリン活性の減少、抗平滑筋抗体レベルの減少、および
嚥下機能障害および失語症の回復により示され得る。
【0074】(投薬量)LK−200の一般的な投与方
法および用量スケジュールは、以下の通りである。冷凍
LK−200を、過剰に加熱せずに、または機械的に攪
拌することなく、2時間以内で溶解する。次いで、50
ccのLK−200を50〜100ccの通常の生理食
塩水と混合する。ある場合には、疾患または応答に応じ
て、100〜200ccのLK−200が、50〜10
0ccの通常の滅菌生理食塩水と混合され得る。一般的
に、50〜100ccの通常の滅菌生理食塩水と混合し
た50ccを、最初の10〜14日間の間1日1回投与
し、次いで、1週間に3回のスケジュールで投与する。
状況によれば、50〜100ccの通常の滅菌生理食塩
水と混合した200ccまでのLK−200が、1日4
回投与される。この混合物は、投与すべき全容量に依存
して、5〜45分間かけて静脈内に注入される。患者に
心臓代償不全のおそれがある場合には、さらに遅い速度
にするときがある。
【0075】表5〜7のデータおよび予備の臨床データ
により示されるように、1週間当たり3〜5回投与され
る細胞培養上清の投薬量を、50mlから10または2
5mlに低下することにより、効果が増強されており、
組成物においてIL−6のインヒビターの負の用量依存
性(negative dose dependency)がある。
【0076】静脈内投与は、通常の静脈内注射により末
梢静脈から行われ得る。ある場合には、患者は、Hieman
カテーテルのような注入用に用いられ得る専用の導入口
を有する。これは、化学療法および/または栄養過給あ
るいはこれらのカテーテルの使用を受容する他の用途に
用いられる特定の鎖骨下経由カテーテルを包含する。L
K−200はまた、選択的に直接動脈内に注入すること
によるか、または腹腔内注入により投与され得る。ある
場合には、携帯型注入ポンプが好ましい。
【0077】投薬量は、1日当たり1回から4回まで変
えられ得るか、あるいは隔日、または1週間に2回また
は3回まで減少され得る。代表的な投薬量は、0.1c
c/日と100cc/日との間に等しく、平均して約1
0〜50ccが、1日1回または2回あるいは隔日で投
与される。
【0078】当然ながら、上記で提供された投薬量は、
細胞培養培地の投与に基づいている。従って、精製画分
を用いる場合には、投薬量は適宜に調節される。
【0079】本発明は、以下の限定していない実施例を
参考とすることにより、さらに理解される。
【0080】
【実施例】
実施例1:癌患者の治療 1日目〜7日目:100mlの通常の食塩水中の1日1
回の用量の10〜50mlのLK200を、15〜30
分間かけて静脈内に投与した。
【0081】8日目以後:10〜50mlのLK200
を、1週間に2〜3回投与した。
【0082】腫瘍応答が十分でない場合は、1回当たり
の投薬量を増やすよりはむしろ1日当たりの投薬回数を
増やすことにより、任意の投薬量の増加がより良く達成
されることが見出された。投薬を追加しても、有害な作
用は観察されなかった。
【0083】(患者の状態)LK200の最初の用量を
投与すると、患者は即座に以下の効果、すなわち、約2
4〜48時間以内に、表8に詳細に記した腫瘍が即座に
縮小するのに加えて、痛みの緩和;食欲増進;体力の増
加、体力消耗の停止;良質の睡眠の増加を経験した。
【0084】LK200で治療した患者からのデータ
を、表8に掲載する。ここでは、表に挙げた疾患と関連
した特定の腫瘍または病巣の軽減を詳細に述べている。
腫瘍および病巣は、CATスキャン、MRI、および目
視検査により測定した。
【0085】
【表8】
【0086】患者のデータを以下に付記する。
【0087】 患者A112(骨および肝臓への転移性の悪性黒色腫) 治療前: 骨および肝臓の広範囲の疾患 骨に激しい痛み 治療の速効: 痛みがない 標準的治療 機能、アルカリホスファターゼおよびBUNが劇的に上昇し の1週間後: た;クレアチニンは本質的に正常なままであった;胸骨の病 巣が60%(概算)消散した;肝臓の約50%の障害がなく なった。
【0088】 分析の結果: 家族が治療を止めることを決定した。患者は、腫瘍壊死症候 群と考えられていた。家族の決定により、透析は試みられな かった。
【0089】
【0090】 患者V103(乾癬): 治療に対する 不快感が緩やかに減少;赤くそして硬くなった斑が減少した 初期応答 ;手掌(palmer)病巣が消滅した;患者は数日間コルチゾン の治療を停止し得、そして現在は本来の用量の25%を用い ている。
【0091】 患者V105(カポージ肉腫): 治療の1ヶ月後、最大の病巣が消滅し、そして依然存在する4つの付随病巣は 30%軽減した。1ヶ月後に治療を停止した。全ての病巣が消滅した。
【0092】 患者R101(カポージ肉腫): 以前の記録: HIVによる免疫無防備状態の男性;CD4は25未満;以 前の治療は、1年間、1週間に3回インターフェロンを投与 多数の病巣に軽減はみられなかった。
【0093】 標準的治療の 大きな病巣が40〜50%に減少した;いくつかの平坦な皮 8週間後: 膚病巣が60%軽減した。
【0094】実施例2:乾癬を患う患者の治療 乾癬ケラチノサイト(keratinocyte)(皮膚細胞)は、
IL−6を産生し、IL−6に応答する(Grossman, R.
ら、「Interleukin-6 is expressed in high levels in
Psoriatic Skin and Stimulates Proliferation of Cu
ltured Keratinocytes.」Proc. Natl. Acad. Sci. USA
1986: 6367, 1989; Bergui, L., 「Interleukin-3 and
Interleukin-6 Synergistically Promote the Prolifer
ation ofMalignant Plasma Cell Precursors in Multip
le Myeloma.」J. Exper. Med. 170: 613, 1989)。以下
に示すように、LK−200を乾癬を患う患者に投与す
ると、状態の消散を示した。IL−6産生および/また
は作用の中断により、これらの観察結果が説明され得
た。
【0095】1日当たり20グラムのヒドロコルチゾン
を局所的に摂取している、重度の乾癬患者において、上
記のようにLK−200処置を開始した。ヒドロコルチ
ゾンは多数の望ましくない副作用を有するので、この投
薬量を減少すること、および治療の効果を上げることが
非常に望ましかった。
【0096】4週間後、患者は、1日当たり5グラムの
みのヒドロコルチゾンを用いると、乾癬の約30%が消
散した。
【0097】悪性の骨髄腫に関連した乾癬を患う2人目
の患者を、LK−200で処置した。乾癬は、従来の医
学的治療に非応答性であった。
【0098】4週間にわたって、患者のIgGレベル
は、21gm%〜15gm%であった。乾癬は、最初の
2週間または3週間で50%消散した。患者は、骨の痛
みが著しく減少した。患者は、麻酔薬および他の強力な
無痛法を用いることを停止した。
【0099】実施例3:慢性関節リウマチを患う患者の
治療 LK−200は、炎症性サイトカインの産生を抑制す
る。順次に得られたAIDS消耗症候群を患う患者の赤
血球沈降率(ESR)は、LK−200での治療開始後
に劇的に下がった。LK−200処置を施している他の
患者における沈降率もまた、腫瘍または潜在的免疫疾患
のタイプに関係なく劇的に下がった。沈降率(ESR)
は、進行中の炎症性障害の重篤度のおおざっぱな指針で
ある。それは、フィブリノーゲン、つまり、肝臓中で生
成される凝結タンパク質の血漿レベルにより主として決
定される。フィブリノーゲンの生成は、IL−6により
調節される。従って、IL−6生成の抑制またはその生
物学的効果の妨害により、ESRは急激に低下し得る。
【0100】これらの結果を考慮して、あらゆる種の従
来の治療(金治療(gold treatment)およびメトトレキ
サート治療を含む)で治らなかった重篤な慢性関節リウ
マチを患う中年女性を、LK−200で治療した。患者
は、治療開始時には、沈降率60であった。LK−20
0を2週間投与した。
【0101】治療の2週間後、患者の沈降率は、15〜
20付近の正常値にほぼ戻った。彼女は、手に痛みをさ
らに感じることはなく、そして彼女は家事を再開し得
た。
【0102】実施例4:重症筋無力症を患う女性患者の
治療 患者:患者は、13歳の白人女性で、重症筋無力症であ
るとの診断が確定している。彼女は、極端に衰弱した状
態で、車椅子に座り、自分の手を挙げることができず、
そして自分の大末梢筋肉群のいずれをも容易に動かし得
なかった。彼女は、眼球麻痺についてのヘス試験で、強
い陽性であった。彼女は極度の下垂症であり、中程度の
複視であった。この患者は、治療開始前に325ccの
ピーク流を示した。彼女は、日中は2時間毎に60ミリ
グラムずつ、就寝時には180ミリグラムのメスチノン
投与を維持した。
【0103】(方法):滅菌解凍したLK−200を、
20〜45分間にわたって患者に静脈内投与した。50
ccのLK−200を50ccの通常の滅菌生理食塩水
に混合し、そして末梢静脈注射による注入のために調製
した。IV溶液を、月曜日から金曜日まで2週間の間、
毎日患者に投与した。
【0104】最初の2週間に、患者は末梢筋肉の強度に
緩やかな回復がみられ、そして眼の下垂症がわずかに減
少した。複視は幾分良好になった。さらに、彼女の起き
ている間のメスチノン投薬量は、2時間毎に60ミリグ
ラムから時々30ミリグラムまで2時間毎に減少し得
た。これは散在性であった。
【0105】パルス治療は、重症筋無力症の治療に用い
られる治療に有効な場合があるので、彼女の養生法を変
えて、50ccの通常の生理食塩水中で100ccのL
K−200を30分以上かけて隔日に彼女に与えること
に決めた。7日以内に患者は著しい応答を見せた。彼女
はもはや昼寝を取らず、彼女の筋肉は強さを増し、彼女
の複視は完全に消散し、そして彼女は車椅子から立ち上
がり補助なしで歩くことができた。メスチノン投薬量
は、2時間毎に30ミリグラムまで減少し得、そして時
々控えた。ピーク流は、初め325ccから220cc
まで下がった。次の3〜4週間にわたって、ピーク流は
確実に上昇し、現在では350〜400ccを超えてい
る。患者は今では介護なしに歩行し、彼女のヘス試験は
完全に陰性であり、そして初期に観察された筋肉の衰弱
は消散した。彼女は、治療を始めて6週間目まで、安定
して回復し続けた。次いで、LK−200の用量を、月
曜日、水曜日、および金曜日に100ccまで減少し
た。
【0106】アセチルコリン抗体および抗平滑筋抗体の
測定により、さらに効果が示される。LK−200で1
0日間治療した後、アセチルコリンレセプター抗体のレ
ベルは、3.9nmol/Lであった。さらに1ヶ月治
療した後、レベルは3.0nmol/Lまで減少した。
【0107】本発明の方法の改変法および変形法は、上
述の詳細な説明から当業者に明らかである。このような
改変法および変形法は、請求の範囲となるように意図さ
れている。
【0108】
【発明の効果】従って、本発明により、サイトカインレ
ベルの上昇に関連した障害の治療用組成物、その製造方
法、およびその治療方法が得られた。さらに、本発明に
より、IL−6レベルの上昇に関連した障害の治療用組
成物、その製造方法、およびその治療方法もまた得られ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/00 ABJ A61K 37/02 ABD ABX ABF ACJ ABG ACV ABJ ADA ABX ADV ACJ 35/12 ACV ACV C07K 14/52 ADA C12N 5/10 ADV C12P 21/00 9281−4B C12N 5/00 B //(C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/00 C12R 1:91) (71)出願人 595103946 3400 Peachtree Road N.E.,Suite 811,Atlan ta,Georgia 30326,Unit ed States of Americ a

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験体への投与のための、造血細胞から
    サイトカイン含有組成物を調製する方法であって、該方
    法は、以下の工程を包含する、方法: a)新鮮培地上で該細胞を培養する工程; b)該細胞培養上清を、該上清の濾過がない状態で採集
    する工程;および c)該上清を投与まで維持する工程、ここで、該維持上
    清は、投与用サイトカイン含有組成物である。
  2. 【請求項2】 前記培養工程が、前記細胞によるサイト
    カインの産生の活性化をさらに包含する、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記培養細胞が、免疫刺激細胞である、
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記培養細胞が癌関連ウイルスに予め曝
    されている、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ウイルスがエプスタインバーウイル
    スである、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記上清が、約−40℃以下の温度に急
    速冷凍することにより維持される、請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記冷凍上清が、約3カ月未満維持され
    る、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記上清が維持される間凍結乾燥されな
    い、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記上清が緩衝液のない状態で維持され
    る、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記培地がヒト血清アルブミンであ
    る、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記細胞がIgM分泌細胞である、請
    求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記細胞がRPMI1788と称され
    る細胞株であり、受諾番号CLL166でアメリカンタ
    イプカルチャーコレクションに寄託されている、請求項
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の方法により製造され
    た、サイトカイン含有組成物。
  14. 【請求項14】 請求項5に記載の方法により製造され
    た、サイトカイン含有組成物。
  15. 【請求項15】 IL−6の上昇により特徴づけられる
    障害を治療するための組成物であって、薬学的に受容可
    能なキャリアにおいて、IL−6レベルを減少させるに
    有効な量の組成物を含み、ここで、該組成物が、形質転
    換B細胞が免疫モジュレーターを分泌する滅菌培養培地
    またはIL−6阻害活性を有するその精製画分からな
    る、組成物。
  16. 【請求項16】 投薬量が、1日2回与えられる50m
    lの培養培地より少ない量に相当する、請求項15に記
    載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記障害が、IL−6レベルの上昇に
    より特徴づけられる癌である、請求項15に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 前記障害が、自己免疫障害である、請
    求項15に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記障害が、化学療法剤での治療に起
    因する症状である、請求項15に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記障害が、癌または自己免疫障害と
    関連する痛みである、請求項15に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 請求項15に記載の組成物であって、
    前記障害が、多発性骨髄腫(mm);前立腺癌;卵巣
    癌;キャッスルマン病;カポージ肉腫(KS);単一ク
    ローン性高ガンマグロブリン血症;メサンギウム増殖性
    糸球体腎炎;慢性関節リウマチおよび他の関節炎(R
    A);全身性紅斑性狼瘡(SLE);多発性硬化症(M
    S);重症筋無力症(MG);ギヤン−バレー症候群
    (GBS);トキシックショック症候群;細菌性および
    ウイルス性髄膜炎;HTLV−1−関連脊髄症(HA
    M);アルツハイマー病;骨粗鬆症(破骨細胞疾患);
    心臓性粘液腫および高カルシウム血症;アレルギー;分
    類不能型免疫不全;神経性食欲不振;炎症性腸疾患;臨
    界疾患多発神経性筋障害;急性腎盂腎炎;自己免疫肝
    炎;大細胞型リンパ腫;肺胞エキノコックス症;子宮内
    膜症;アテローム性動脈硬化症;乾癬;ヒトパルボウイ
    ルス感染;腎細胞癌;子かん前症;胆管癌;HIV;聴
    神経腫;毛様細胞性白血病;壊死性腸炎;潰瘍性大腸
    炎;気管支肺形成不全;精神***病および情動障害;網
    膜芽腫;脳下垂体腫瘍;急性腎盂腎炎;甲状腺癌;傍神
    経節腫;カンジダアルビカンス感染;巨細胞性動脈炎;
    乾癬;黒色腫;慢性膵臓炎;手根管症候群;間質性膀胱
    炎:神経膠星状細胞腫;呼吸性合胞体ウイルス感染;肝
    臓移植:アメニンジオマス;胃癌;類肉腫症;子宮癌;
    肺大細胞癌;ヘリコバクターピロリ感染;腺管胸部癌;
    巨細胞性動脈炎の肉芽腫;結腸直腸癌;臨床的絨毛羊膜
    炎;非ホジキンリンパ腫;甲状腺中毒症;骨肉腫;悪性
    中皮腫;腸チフス;IgA腎症;急性膵炎;ファンコー
    ニ貧血;腫瘍随伴性血小板増加症;および嚢胞性繊維症
    を含む、組成物。
  22. 【請求項22】 前記細胞株が、エプスタインバーウイ
    ルスまたはその一部での感染により形質転換される、請
    求項15に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記細胞株が、受託番号CLL156
    でアメリカンタイプセルカルチャーに寄託されたRPM
    I1788である、請求項15に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記細胞培養培地が、ヒト血清であ
    る、請求項15に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記細胞培養培地が、ヒトアルブミン
    である、請求項15に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記組成物が、分子量およびイオン交
    換クロマトグラフィーに基づいて精製される、請求項1
    5に記載の組成物。
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