JPH08208210A - 黒鉛粉末製造装置及び黒鉛粉末の製造方法 - Google Patents
黒鉛粉末製造装置及び黒鉛粉末の製造方法Info
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- JPH08208210A JPH08208210A JP7018020A JP1802095A JPH08208210A JP H08208210 A JPH08208210 A JP H08208210A JP 7018020 A JP7018020 A JP 7018020A JP 1802095 A JP1802095 A JP 1802095A JP H08208210 A JPH08208210 A JP H08208210A
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- Japan
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- tank
- heating container
- graphite
- powder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原料粉末に対する熱の伝導効率を改善して、
熱処理に要する時間を短縮し、あわせて、熱処理に要す
るコストを抑える。 【構成】 一端に供給管と他端に排出管を備えた黒鉛製
で中空な円筒形の加熱容器を中空の炉殻に収容し、供給
管と排出管を炉殻の外部へ引き出して、供給管の炉殻外
の端部に原料タンクを設け、排出管の炉殻外の端部に製
品タンクを設け、原料タンクから供給管を通して加熱容
器内に投入された原料粉末を、加熱容器で加熱処理して
黒鉛化し、この黒鉛化した粉末を排出管を通して製品タ
ンクに収容する黒鉛粉末製造装置において、原料タンク
と供給管の間に、原料粉末に黒鉛製のボールを添加混合
する混合手段を設け、加熱容器内に投入されたボールと
原料粉末を供給管側の端部から排出管側の端部へ移送
し、製品タンクの手前に、ボールを分離する篩い分け手
段を設け分離したボールを混合手段に返送する返送手段
を設けて構成すると、熱が黒鉛製のボールを介して原料
粉末に良く伝わる。
熱処理に要する時間を短縮し、あわせて、熱処理に要す
るコストを抑える。 【構成】 一端に供給管と他端に排出管を備えた黒鉛製
で中空な円筒形の加熱容器を中空の炉殻に収容し、供給
管と排出管を炉殻の外部へ引き出して、供給管の炉殻外
の端部に原料タンクを設け、排出管の炉殻外の端部に製
品タンクを設け、原料タンクから供給管を通して加熱容
器内に投入された原料粉末を、加熱容器で加熱処理して
黒鉛化し、この黒鉛化した粉末を排出管を通して製品タ
ンクに収容する黒鉛粉末製造装置において、原料タンク
と供給管の間に、原料粉末に黒鉛製のボールを添加混合
する混合手段を設け、加熱容器内に投入されたボールと
原料粉末を供給管側の端部から排出管側の端部へ移送
し、製品タンクの手前に、ボールを分離する篩い分け手
段を設け分離したボールを混合手段に返送する返送手段
を設けて構成すると、熱が黒鉛製のボールを介して原料
粉末に良く伝わる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂、炭素質あるい
は黒鉛質の粉粒体を加熱し熱処理して、黒鉛粉末を製造
する黒鉛粉末製造装置と製造方法に関するものである。
は黒鉛質の粉粒体を加熱し熱処理して、黒鉛粉末を製造
する黒鉛粉末製造装置と製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、このような黒鉛粉末
製造装置としては、特開平3−183610号公報に記
載されたものがあり、この黒鉛粉末製造装置は、前後方
向に延びる黒鉛製で中空な円筒形の加熱容器を、前後方
向に延びる中空の炉殻に収容している。
製造装置としては、特開平3−183610号公報に記
載されたものがあり、この黒鉛粉末製造装置は、前後方
向に延びる黒鉛製で中空な円筒形の加熱容器を、前後方
向に延びる中空の炉殻に収容している。
【0003】加熱容器の前端部には、上方に向かって延
びる供給管が設けられており、この供給管の上端部は、
炉殻から突出して、外部の原料タンクに接続されてい
る。
びる供給管が設けられており、この供給管の上端部は、
炉殻から突出して、外部の原料タンクに接続されてい
る。
【0004】加熱容器の後端部には、下方へ向かって延
びる排出管が設けられており、この排出管の下端部は、
炉殻から突出して、外部の製品タンクに接続されてい
る。
びる排出管が設けられており、この排出管の下端部は、
炉殻から突出して、外部の製品タンクに接続されてい
る。
【0005】また、加熱容器の内部には、原料タンクか
ら供給管を通して加熱容器内に投入された原料粉末を、
後端部へ移送するスクリューフィーダーが設けられてい
る。
ら供給管を通して加熱容器内に投入された原料粉末を、
後端部へ移送するスクリューフィーダーが設けられてい
る。
【0006】さらに、加熱容器の周囲には、ヒーターが
設けられており、このヒーターが加熱容器を外側から加
熱し、加熱容器内の原料粉末が、上記の移送の際に適切
な温度で熱処理されることによって、黒鉛化される。こ
の製造された黒鉛粉末は、加熱容器内から排出管を通し
て、製品タンクに収容され、その後、製品タンクに設け
られた冷却装置により冷却されるようになっている。
設けられており、このヒーターが加熱容器を外側から加
熱し、加熱容器内の原料粉末が、上記の移送の際に適切
な温度で熱処理されることによって、黒鉛化される。こ
の製造された黒鉛粉末は、加熱容器内から排出管を通し
て、製品タンクに収容され、その後、製品タンクに設け
られた冷却装置により冷却されるようになっている。
【0007】この発明は、上記のような黒鉛粉末製造装
置において、原料粉末に対する熱の伝達効率を改善する
ことによって、熱処理時間を短縮し、あわせて、熱処理
に要するコストを抑えようとするものである。
置において、原料粉末に対する熱の伝達効率を改善する
ことによって、熱処理時間を短縮し、あわせて、熱処理
に要するコストを抑えようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、供給管を通して原料粉末と一緒に黒
鉛製のボールを加熱容器内に投入し、原料粉末と黒鉛製
のボールが、重力やスクリューフィーダーで加熱容器内
を供給管側の端部から排出管側の端部へ移送される際
に、原料粉末を黒鉛製のボールとともに加熱容器で加熱
して、黒鉛粉末を製造し、製造された黒鉛粉末が黒鉛ボ
ールとともに排出管から排出されると、黒鉛ボールを分
離して、分離された黒鉛ボールを再び供給管から加熱容
器内に投入するようにした。
めに、この発明は、供給管を通して原料粉末と一緒に黒
鉛製のボールを加熱容器内に投入し、原料粉末と黒鉛製
のボールが、重力やスクリューフィーダーで加熱容器内
を供給管側の端部から排出管側の端部へ移送される際
に、原料粉末を黒鉛製のボールとともに加熱容器で加熱
して、黒鉛粉末を製造し、製造された黒鉛粉末が黒鉛ボ
ールとともに排出管から排出されると、黒鉛ボールを分
離して、分離された黒鉛ボールを再び供給管から加熱容
器内に投入するようにした。
【0009】
【作用】この発明に係る黒鉛粉末製造装置においては、
加熱容器内の原料粉末と黒鉛製のボールの混合物を加熱
容器で加熱するので、熱が黒鉛製のボールを介して原料
粉末全体によく伝わり、効果的に原料粉末を加熱処理し
て黒鉛化することができる。
加熱容器内の原料粉末と黒鉛製のボールの混合物を加熱
容器で加熱するので、熱が黒鉛製のボールを介して原料
粉末全体によく伝わり、効果的に原料粉末を加熱処理し
て黒鉛化することができる。
【0010】また、加熱容器内で熱せられた黒鉛製のボ
ールは、加熱容器から排出された後、返送手段によっ
て、高温状態で再び原料粉末と混合されて、加熱容器に
投入され、原料粉末の加熱に利用されるので、熱エネル
ギーを再利用することができる。
ールは、加熱容器から排出された後、返送手段によっ
て、高温状態で再び原料粉末と混合されて、加熱容器に
投入され、原料粉末の加熱に利用されるので、熱エネル
ギーを再利用することができる。
【0011】
【実施例】この発明に係る黒鉛粉末製造装置を添付図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0012】図1に示される黒鉛粉末製造装置1は、前
後に延びる黒鉛製で中空な円筒形の加熱容器2を、前後
方向に延びる中空の炉殻3に収容している。加熱容器2
は、炉殻3内で、前端が後端より高くなるように傾斜し
ている。
後に延びる黒鉛製で中空な円筒形の加熱容器2を、前後
方向に延びる中空の炉殻3に収容している。加熱容器2
は、炉殻3内で、前端が後端より高くなるように傾斜し
ている。
【0013】加熱容器2の前端部には、上方へ延びる供
給管4が設けられており、この供給管4の上端は、炉殻
3から外部へ突出している。
給管4が設けられており、この供給管4の上端は、炉殻
3から外部へ突出している。
【0014】また、加熱容器2の後端部には、下方へ延
びる排出管5が設けられており、この排出管5の下端
は、炉殻3から外部へ突出している。
びる排出管5が設けられており、この排出管5の下端
は、炉殻3から外部へ突出している。
【0015】供給管4の上端には、原料粉末に黒鉛製の
ボール12を添加混合するための混合槽13が、ロータ
リーバルブ13bを介して接続されている。また、混合
槽13の上端部には、ロータリーバルブ11bを介し
て、原料タンク11aに接続されている。
ボール12を添加混合するための混合槽13が、ロータ
リーバルブ13bを介して接続されている。また、混合
槽13の上端部には、ロータリーバルブ11bを介し
て、原料タンク11aに接続されている。
【0016】黒鉛製のボール12は、混合槽13で原料
粉末と混合されて、供給管4を通して加熱容器2内に投
入され、加熱容器2内で原料粉末と一緒に加熱されるの
で、黒鉛製のボール12を介して、原料粉末全体に亘っ
て熱がよく伝わる。
粉末と混合されて、供給管4を通して加熱容器2内に投
入され、加熱容器2内で原料粉末と一緒に加熱されるの
で、黒鉛製のボール12を介して、原料粉末全体に亘っ
て熱がよく伝わる。
【0017】したがって、黒鉛製のボール12の大きさ
は、熱の伝導や混合のし易さや処理量等を考慮して、原
料粉末の最大粒子径の10〜500倍で、原料粉末との
混合比が体積比で約50%になるようにするのが望まし
い。
は、熱の伝導や混合のし易さや処理量等を考慮して、原
料粉末の最大粒子径の10〜500倍で、原料粉末との
混合比が体積比で約50%になるようにするのが望まし
い。
【0018】また、加熱容器2を効率よく加熱するため
に、以下に述べるように、加熱容器2自身をヒーターと
する方式が採用されている。
に、以下に述べるように、加熱容器2自身をヒーターと
する方式が採用されている。
【0019】図1に示すように、加熱容器2の前後の両
端部は、加熱容器2の他の部分に比べて肉厚が厚くされ
ており、この肉厚が厚くされた両端部の下部には、上端
が加熱容器2に外側から食い込んで加熱容器2の内壁付
近まで到達し、下端が下方に延びて炉殻3の外部へ突出
する電極9が設けられている。
端部は、加熱容器2の他の部分に比べて肉厚が厚くされ
ており、この肉厚が厚くされた両端部の下部には、上端
が加熱容器2に外側から食い込んで加熱容器2の内壁付
近まで到達し、下端が下方に延びて炉殻3の外部へ突出
する電極9が設けられている。
【0020】この電極9の間に、外部電源(図示せず)
により電圧をかけ、加熱容器2に電流を流すと、発生す
るジュール熱で加熱容器2がヒーターとなり、加熱容器
2内に原料粉末と黒鉛製のボール12を加熱して、原料
粉末を熱処理することができる。
により電圧をかけ、加熱容器2に電流を流すと、発生す
るジュール熱で加熱容器2がヒーターとなり、加熱容器
2内に原料粉末と黒鉛製のボール12を加熱して、原料
粉末を熱処理することができる。
【0021】また、加熱容器2の前後の両端部間の部分
10は、両端部に比べて肉厚が薄いため電気抵抗が高
く、ジュール熱が多く発生して、加熱帯を形成する。
10は、両端部に比べて肉厚が薄いため電気抵抗が高
く、ジュール熱が多く発生して、加熱帯を形成する。
【0022】加熱容器2の温度は、両電極9間の印加電
圧を調整することによって、容易に制御することができ
る。加熱容器2の加熱帯10の温度は、1800〜30
00℃が望ましい。
圧を調整することによって、容易に制御することができ
る。加熱容器2の加熱帯10の温度は、1800〜30
00℃が望ましい。
【0023】加熱容器2は、内部にあるボール12が、
加熱容器2内で前端から後端へ向かって転動するように
傾斜しているので、ボール12とともに投入された原料
粉末は、ボール12が後方へ転がり移動するのに伴っ
て、攪拌され後方に移送されて、加熱帯10を通過する
際に、熱処理されて黒鉛粉末となる。
加熱容器2内で前端から後端へ向かって転動するように
傾斜しているので、ボール12とともに投入された原料
粉末は、ボール12が後方へ転がり移動するのに伴っ
て、攪拌され後方に移送されて、加熱帯10を通過する
際に、熱処理されて黒鉛粉末となる。
【0024】この実施例においては、原料粉末の加熱容
器2内の移送のために、特に装置(フィーダー等)を必
要としないので、部材費を抑えてコストダウンを図るこ
とができる。
器2内の移送のために、特に装置(フィーダー等)を必
要としないので、部材費を抑えてコストダウンを図るこ
とができる。
【0025】加熱容器2の上部であって、前後方向の中
央部より前方よりの部分には、上方へ延びる排気管6が
設けられており、この排気管6の上端は、炉殻3から外
部へ突出して、排ガス処理装置7に接続されている。ま
た、炉殻3内の排気管6の周囲には、高周波コイル8が
設けられている。
央部より前方よりの部分には、上方へ延びる排気管6が
設けられており、この排気管6の上端は、炉殻3から外
部へ突出して、排ガス処理装置7に接続されている。ま
た、炉殻3内の排気管6の周囲には、高周波コイル8が
設けられている。
【0026】排出管5の下端には、排出管5を通して排
出される黒鉛粉末とボール12の混合物を篩いにかけ
て、ボール12のみを取り出す篩い分け槽14が設けら
れている。この篩い分け槽14は、下部に製品冷却タン
ク15aを備えており、篩い分けられて下方に落下した
黒鉛粉末を、製品冷却タンク15aに投入している。
出される黒鉛粉末とボール12の混合物を篩いにかけ
て、ボール12のみを取り出す篩い分け槽14が設けら
れている。この篩い分け槽14は、下部に製品冷却タン
ク15aを備えており、篩い分けられて下方に落下した
黒鉛粉末を、製品冷却タンク15aに投入している。
【0027】篩い分け槽14と混合槽13の間には、篩
い分け槽14の内部と混合槽13の内部を連通し、篩い
分け槽14で取り出されたボール12を混合槽13に供
給するための返送管17が設けられている。
い分け槽14の内部と混合槽13の内部を連通し、篩い
分け槽14で取り出されたボール12を混合槽13に供
給するための返送管17が設けられている。
【0028】返送管17と篩い分け槽14は、内部に一
連のネットコンベアを備えており、篩い分け槽14で取
出されたボール12を連続的に混合槽13まで返送して
いる。
連のネットコンベアを備えており、篩い分け槽14で取
出されたボール12を連続的に混合槽13まで返送して
いる。
【0029】したがって、加熱容器2内で加熱されて熱
くなったボール12は、加熱容器2から排出管5を通っ
て排出されても、篩い分け槽14と返送管17を経由し
て、混合槽13に供給され、高温の状態で原料粉末と混
合されて、加熱容器2内での原料粉末の加熱に利用され
るので、熱エネルギーの再利用をすることができる。
くなったボール12は、加熱容器2から排出管5を通っ
て排出されても、篩い分け槽14と返送管17を経由し
て、混合槽13に供給され、高温の状態で原料粉末と混
合されて、加熱容器2内での原料粉末の加熱に利用され
るので、熱エネルギーの再利用をすることができる。
【0030】加熱容器2の加熱効率とボール12の循環
による熱エネルギーの利用効率を高めるために、炉殻
3、排出管5、篩い分け槽14、返送管17及び混合槽
13の夫々の内壁には、断熱材18が敷き詰められてお
り、加熱容器2とボール12の熱が外部に逃げ難くして
いる。
による熱エネルギーの利用効率を高めるために、炉殻
3、排出管5、篩い分け槽14、返送管17及び混合槽
13の夫々の内壁には、断熱材18が敷き詰められてお
り、加熱容器2とボール12の熱が外部に逃げ難くして
いる。
【0031】また、炉殻3には、断熱材18等が、加熱
容器2の発する熱で酸化しないようにするために、ガス
供給口19aとガス排出口19bが設けられており、こ
れらにより、炉殻3と加熱容器2との間の空間に、不活
性ガスを流して、炉殻3内から炭素と反応する不純物ガ
ス及び絶縁不良を引き起こす不純物ガスを排除してい
る。
容器2の発する熱で酸化しないようにするために、ガス
供給口19aとガス排出口19bが設けられており、こ
れらにより、炉殻3と加熱容器2との間の空間に、不活
性ガスを流して、炉殻3内から炭素と反応する不純物ガ
ス及び絶縁不良を引き起こす不純物ガスを排除してい
る。
【0032】このとき、不活性ガスを炉殻3に流すこと
によって、炉殻3内の圧力を加熱容器2内の圧力より高
くすると、加熱容器2が多孔質のものであっても、加熱
容器2内で発生した不純物ガスが気孔より漏れ出すこと
がない。
によって、炉殻3内の圧力を加熱容器2内の圧力より高
くすると、加熱容器2が多孔質のものであっても、加熱
容器2内で発生した不純物ガスが気孔より漏れ出すこと
がない。
【0033】さらに、炉殻3には、冷却水供給口20a
と冷却水排出口20bが設けられており、炉殻3と炉殻
3の内壁の断熱材18の間を、冷却水が循環するように
して、炉殻3の表面温度の上昇を抑えている。
と冷却水排出口20bが設けられており、炉殻3と炉殻
3の内壁の断熱材18の間を、冷却水が循環するように
して、炉殻3の表面温度の上昇を抑えている。
【0034】製品冷却タンク15aの下端部は、ロータ
リーバルブ15bを介して、製品取出タンク16aに接
続されている。また、製品取出タンク16aの下端部に
は、ロータリーバルブ16bを介して、製品取出口21
が設けられている。
リーバルブ15bを介して、製品取出タンク16aに接
続されている。また、製品取出タンク16aの下端部に
は、ロータリーバルブ16bを介して、製品取出口21
が設けられている。
【0035】一方、原料タンク11aの上部には、原料
粉末を原料タンク11a内に投入するための原料投入口
22が設けられている。
粉末を原料タンク11a内に投入するための原料投入口
22が設けられている。
【0036】原料タンク11aと製品取出タンク16a
には、不活性ガスを各タンク11a、16aの内部に供
給するためのガス供給口11c、16cが設けられてお
り、また、供給管4の炉殻3から突出した部分と製品冷
却タンク15aには、加熱容器2の内部へ、不活性ガス
あるいはハロゲンガスを送り込むためのガス供給口2
3、15cが夫々設けられている。
には、不活性ガスを各タンク11a、16aの内部に供
給するためのガス供給口11c、16cが設けられてお
り、また、供給管4の炉殻3から突出した部分と製品冷
却タンク15aには、加熱容器2の内部へ、不活性ガス
あるいはハロゲンガスを送り込むためのガス供給口2
3、15cが夫々設けられている。
【0037】加熱容器2内にハロゲンガスを供給する場
合は、加熱容器2用のガス供給口23、15cにハロゲ
ンガス供給装置(図示せず)を接続して、両方のガス供
給口23、15cから加熱容器2内に常にハロゲンガス
を送りこみ、あわせて、他のガス供給口11c、16
c、19aに不活性ガス供給装置(図示せず)を接続し
て、夫々のガス供給口11c、16c、19aに対応す
るタンク11a、16a及び炉殻3内に適宜不活性ガス
を送り込む。
合は、加熱容器2用のガス供給口23、15cにハロゲ
ンガス供給装置(図示せず)を接続して、両方のガス供
給口23、15cから加熱容器2内に常にハロゲンガス
を送りこみ、あわせて、他のガス供給口11c、16
c、19aに不活性ガス供給装置(図示せず)を接続し
て、夫々のガス供給口11c、16c、19aに対応す
るタンク11a、16a及び炉殻3内に適宜不活性ガス
を送り込む。
【0038】このように、不活性ガスとハロゲンガスを
併用する場合は、両ガスが混ざらないように、原料タン
ク11aと製品冷却タンク15aの夫々の下端のロータ
リーバルブ11b、15bを、ある程度の気密性とガス
置換の可能な機構を保持しつつ、原料粉末等を下方に流
出させることができるタイプのものにするのが望まし
い。
併用する場合は、両ガスが混ざらないように、原料タン
ク11aと製品冷却タンク15aの夫々の下端のロータ
リーバルブ11b、15bを、ある程度の気密性とガス
置換の可能な機構を保持しつつ、原料粉末等を下方に流
出させることができるタイプのものにするのが望まし
い。
【0039】加熱容器2内に不活性ガスを供給する場合
は、各ガス供給口に、不活性ガス供給装置(図示せず)
を接続して、各タンク11a、15a、16a内と加熱
容器2内に常に不活性ガスを送りこむ。
は、各ガス供給口に、不活性ガス供給装置(図示せず)
を接続して、各タンク11a、15a、16a内と加熱
容器2内に常に不活性ガスを送りこむ。
【0040】上記のように、各タンク11a、15a、
16a内と加熱容器2内には、適宜ガスが送りこまれて
いるので、炭素と反応する不純物ガス及び絶縁不良を引
き起こす不純物ガスが排除される。
16a内と加熱容器2内には、適宜ガスが送りこまれて
いるので、炭素と反応する不純物ガス及び絶縁不良を引
き起こす不純物ガスが排除される。
【0041】また、製品冷却タンク15aと製品取出タ
ンク16aには、製造された黒鉛粉末を冷却するための
冷却装置(図示せず)が設けられている。
ンク16aには、製造された黒鉛粉末を冷却するための
冷却装置(図示せず)が設けられている。
【0042】さらに、原料タンク11aには、真空排気
口24が設けられており、この真空排気口24は、真空
排気装置(図示せず)に接続されている。また、この真
空排気装置は、炉殻用ガス排出口19bとも接続でき
る。
口24が設けられており、この真空排気口24は、真空
排気装置(図示せず)に接続されている。また、この真
空排気装置は、炉殻用ガス排出口19bとも接続でき
る。
【0043】以下、この黒鉛粉末製造装置1の運転方法
を説明する。
を説明する。
【0044】原料タンク11aの上端部の原料投入口2
2より、所定量のフェノール、コークス又は天然黒鉛等
の原料粉末を原料タンク11a内に投入して、原料投入
口22を閉じ、原料タンク11aを密閉する。
2より、所定量のフェノール、コークス又は天然黒鉛等
の原料粉末を原料タンク11a内に投入して、原料投入
口22を閉じ、原料タンク11aを密閉する。
【0045】次に、真空排気口24を通して真空排気を
行い、原料粉末から空気や水分を脱気させた後、ガス供
給口11cより原料タンク11a内に不活性ガスを供給
して、原料タンク11a内の空気を不活性ガスに置換す
る。
行い、原料粉末から空気や水分を脱気させた後、ガス供
給口11cより原料タンク11a内に不活性ガスを供給
して、原料タンク11a内の空気を不活性ガスに置換す
る。
【0046】その後、原料タンク11aの下端のロータ
リーバルブ11bを開いて、脱気した原料粉末を混合槽
13内に移す。原料粉末を移し終った後に、ロータリー
バルブ11bを閉めると、原料投入口22を開放して
も、空気が混合槽13に流入しないので、続けて原料タ
ンク11aに原料粉末を投入して、原料粉末を脱気する
ことができる。
リーバルブ11bを開いて、脱気した原料粉末を混合槽
13内に移す。原料粉末を移し終った後に、ロータリー
バルブ11bを閉めると、原料投入口22を開放して
も、空気が混合槽13に流入しないので、続けて原料タ
ンク11aに原料粉末を投入して、原料粉末を脱気する
ことができる。
【0047】混合槽13内の原料粉末は、混合槽13内
で黒鉛製のボール12と混合され、その後、混合槽13
と供給管4の間のロータリーバルブ13bを開放するこ
とによって、供給管4を通して加熱容器2内の前端部
に、黒鉛製のボール12とともに投入される。
で黒鉛製のボール12と混合され、その後、混合槽13
と供給管4の間のロータリーバルブ13bを開放するこ
とによって、供給管4を通して加熱容器2内の前端部
に、黒鉛製のボール12とともに投入される。
【0048】加熱容器2は、電極9間に電圧印加され
て、あらかじめ所定の温度に保たれている。
て、あらかじめ所定の温度に保たれている。
【0049】原料粉末と黒鉛製のボール12を、加熱容
器2内に投入する場合に、加熱容器2の容量の半分程度
になるように、ロータリーバルブ13bで調整すると、
加熱容器2内で、上記のガスの流路が確保されて、ガス
が排気管6に到達し易くなるとともに、加熱容器2の傾
斜によるボール12の後方への転動と、この転動による
原料粉末の後方への移動がスムーズになる。
器2内に投入する場合に、加熱容器2の容量の半分程度
になるように、ロータリーバルブ13bで調整すると、
加熱容器2内で、上記のガスの流路が確保されて、ガス
が排気管6に到達し易くなるとともに、加熱容器2の傾
斜によるボール12の後方への転動と、この転動による
原料粉末の後方への移動がスムーズになる。
【0050】原料粉末は、ボール12によって攪拌さ
れ、後方に移動して、加熱帯10を通過する際に熱処理
される。
れ、後方に移動して、加熱帯10を通過する際に熱処理
される。
【0051】この熱処理を施す時間は、加熱容器2の傾
斜角度と加熱帯10の長さを調整することによって、調
節することができる。
斜角度と加熱帯10の長さを調整することによって、調
節することができる。
【0052】黒鉛製のボール12は、原料粉末への熱の
伝導性を高めるとともに、ボール12自身が通電するこ
とによって発熱して、原料粉末を加熱することができ
る。
伝導性を高めるとともに、ボール12自身が通電するこ
とによって発熱して、原料粉末を加熱することができ
る。
【0053】また、熱処理の際に気化した原料粉末内の
不純物は、原料粉末から遊離して、加熱容器2内のガス
に混じって移動し、排気管6を通って排ガス処理装置7
に到達し、処理されるので、不純物が黒鉛粉末に付着せ
ず、純度の高い黒鉛粉末が製造される。
不純物は、原料粉末から遊離して、加熱容器2内のガス
に混じって移動し、排気管6を通って排ガス処理装置7
に到達し、処理されるので、不純物が黒鉛粉末に付着せ
ず、純度の高い黒鉛粉末が製造される。
【0054】このとき、高周波コイル8は、誘導発熱に
より排気管6を加熱して、排気管6内に、上記の気化し
た不純物が付着し難くしている。
より排気管6を加熱して、排気管6内に、上記の気化し
た不純物が付着し難くしている。
【0055】また、排気管13は加熱容器2の前方寄り
に位置しているので、たとえ排気管6内に不純物が付着
して、その後落下しても、この落下した不純物は、加熱
帯10の前方の原料粉末に付着することになり、加熱帯
10で再度加熱され気化されて原料粉末から遊離するの
で、黒鉛粉末の純度が低下しない。
に位置しているので、たとえ排気管6内に不純物が付着
して、その後落下しても、この落下した不純物は、加熱
帯10の前方の原料粉末に付着することになり、加熱帯
10で再度加熱され気化されて原料粉末から遊離するの
で、黒鉛粉末の純度が低下しない。
【0056】製造された黒鉛粉末は、ボール12が後方
に転がるのに伴って後方へ移動し、加熱容器2内の後端
部に到達して、排出管5を通って、ボール12ととも
に、篩い分け槽14に投入される。
に転がるのに伴って後方へ移動し、加熱容器2内の後端
部に到達して、排出管5を通って、ボール12ととも
に、篩い分け槽14に投入される。
【0057】この投入されたボール12と黒鉛粉末の混
合物は、篩い分け槽14でネットコンベアにより篩いに
かけられて、ボール12が取り出され、黒鉛粉末が下方
に落ちて、篩い分け槽14の下部の製品冷却タンク15
aに収納される。
合物は、篩い分け槽14でネットコンベアにより篩いに
かけられて、ボール12が取り出され、黒鉛粉末が下方
に落ちて、篩い分け槽14の下部の製品冷却タンク15
aに収納される。
【0058】取り出されたボール12は、篩い分け槽1
4内と返送管17内に設けられている一連のネットコン
ベアによって、篩い分け槽14内と返送管17内を移動
して、熱せられた状態で混合槽13に投入されて、原料
粉末の加熱に再度利用される。
4内と返送管17内に設けられている一連のネットコン
ベアによって、篩い分け槽14内と返送管17内を移動
して、熱せられた状態で混合槽13に投入されて、原料
粉末の加熱に再度利用される。
【0059】製品冷却タンク15aに流入した黒鉛粉末
は、かなり高温なため、ガス供給口15cからの不活性
ガスあるいはハロゲンガスを予熱するとともに、製品冷
却タンク15aに設けられている冷却装置によって冷却
される。
は、かなり高温なため、ガス供給口15cからの不活性
ガスあるいはハロゲンガスを予熱するとともに、製品冷
却タンク15aに設けられている冷却装置によって冷却
される。
【0060】その後、製品冷却タンク15a内の黒鉛粉
末は、タンク15a下端のロータリーバルブ15bが開
放されることによって、製品取出タンク16aに移され
る。
末は、タンク15a下端のロータリーバルブ15bが開
放されることによって、製品取出タンク16aに移され
る。
【0061】製品取出タンク16a内に移された黒鉛粉
末は、製品取出タンク16aに設けられている冷却装置
によって再度冷却された後、製品取出タンク16aの下
端のロータリーバルブ16bが開放されることによっ
て、製品取出口21から取り出される。
末は、製品取出タンク16aに設けられている冷却装置
によって再度冷却された後、製品取出タンク16aの下
端のロータリーバルブ16bが開放されることによっ
て、製品取出口21から取り出される。
【0062】この際に、製品取出タンク15aの下端の
ロータリーバルブ15bを閉めると、製品取出タンク1
6aの下端のロータリーバルブ16cを開放したときに
製品取出口21から空気が製品取出タンク16a内に流
入しても、加熱容器2内に到達しないので、黒鉛粉末製
造装置1の運転中であっても、製品取出タンク16a内
の黒鉛粉末を製品取出口21より取出すことができる。
ロータリーバルブ15bを閉めると、製品取出タンク1
6aの下端のロータリーバルブ16cを開放したときに
製品取出口21から空気が製品取出タンク16a内に流
入しても、加熱容器2内に到達しないので、黒鉛粉末製
造装置1の運転中であっても、製品取出タンク16a内
の黒鉛粉末を製品取出口21より取出すことができる。
【0063】図2に示される黒鉛粉末製造装置31は、
加熱容器2内にスクリューフィーダー32を備えてお
り、このスクリューフィーダー32の回転軸は、その後
端が加熱容器2内の後端から後方向へ伸び、炉殻3の外
部へ突出して、外部のスクリューフィーダー駆動装置3
3に接続されている。
加熱容器2内にスクリューフィーダー32を備えてお
り、このスクリューフィーダー32の回転軸は、その後
端が加熱容器2内の後端から後方向へ伸び、炉殻3の外
部へ突出して、外部のスクリューフィーダー駆動装置3
3に接続されている。
【0064】この黒鉛粉末製造装置31は、強制的に加
熱容器2内の原料粉末と黒鉛製のボール12を前端から
後端へ移送するので、加熱容器2を前端が後端より高く
なるように傾斜させる必要がなく、また、スクリューフ
ィーダー32の回転数を調整すると、加熱時間を様々に
変化させることができる。
熱容器2内の原料粉末と黒鉛製のボール12を前端から
後端へ移送するので、加熱容器2を前端が後端より高く
なるように傾斜させる必要がなく、また、スクリューフ
ィーダー32の回転数を調整すると、加熱時間を様々に
変化させることができる。
【0065】
【効果】この発明に係る黒鉛粉末製造装置は、上記のよ
うに構成されていることにより、加熱容器内で黒鉛製の
ボールが原料粉末を攪拌し、熱がボールを介して原料粉
末全体によく伝わり、原料粉末が効果的に加熱処理され
るので、熱処理時間を短縮することができる。
うに構成されていることにより、加熱容器内で黒鉛製の
ボールが原料粉末を攪拌し、熱がボールを介して原料粉
末全体によく伝わり、原料粉末が効果的に加熱処理され
るので、熱処理時間を短縮することができる。
【0066】さらに、加熱容器内で加熱され熱せられた
黒鉛製のボールは、加熱容器から排出された後に、高温
状態で再び原料粉末と混合され、加熱容器内に投入され
るので、熱エネルギーを再利用することができ、原料粉
末の熱処理に要する電力を抑えて、ランニングコストを
抑えることができる。
黒鉛製のボールは、加熱容器から排出された後に、高温
状態で再び原料粉末と混合され、加熱容器内に投入され
るので、熱エネルギーを再利用することができ、原料粉
末の熱処理に要する電力を抑えて、ランニングコストを
抑えることができる。
【図1】この発明に係る黒鉛粉末製造装置の第1実施例
の縦断面図
の縦断面図
【図2】この発明に係る黒鉛粉末製造装置の第2実施例
の縦断面図
の縦断面図
1、31 黒鉛粉末製造装置 2 黒鉛製加熱容器 3 炉殻 4 供給管 5 排出管 6 排気管 7 排ガス処理装置 8 高周波コイル 9 電極 10 加熱帯 11a 原料タンク 12 黒鉛製のボール 13 混合槽 14 篩い分け槽 15a 製品冷却タンク 16a 製品取出タンク 11b、13b、15b、16b ロータリーバルブ 11c、15c、16c タンク用ガス供給口 17 返送管 18 断熱材 19a 炉殻用ガス供給口 19b 炉殻用ガス排出口 20a 冷却水供給口 20b 冷却水排出口 21 製品取出口 22 原料投入口 23 加熱容器用ガス供給口 32 スクリューフィーダー 33 スクリューフィーダー駆動装置
Claims (4)
- 【請求項1】 一端に供給管と他端に排出管を備えた黒
鉛製で中空な円筒形の加熱容器を、中空の炉殻に収容
し、供給管と排出管を炉殻の外部へ引き出して、供給管
の炉殻外の端部に原料タンクを設け、排出管の炉殻外の
端部に製品タンクを設け、原料タンクから供給管を通し
て加熱容器内に投入された原料粉末を、加熱容器で加熱
処理して黒鉛化し、この黒鉛化した粉末を排出管を通し
て製品タンクに収容する黒鉛粉末製造装置において、原
料タンクと供給管の間に、原料粉末に黒鉛製のボールを
添加混合する混合手段を設け、加熱容器内に投入された
ボールが供給管側の端部から排出管側の端部に向かって
転動する傾斜角度を、加熱容器に付与し、製品タンクの
手前に、ボールを分離する篩い分け手段を設け、篩い分
け手段により分離したボールを混合手段に返送する返送
手段を設けたことを特徴とする黒鉛粉末製造装置。 - 【請求項2】 一端に供給管と他端に排出管とを備えた
黒鉛製で中空な円筒形の加熱容器を、中空の炉殻に収容
し、供給管と排出管を炉殻の外部に引き出して、供給管
の炉殻外の端部に原料タンクを設け、排出管の炉殻外の
端部に製品タンクを設け、原料タンクから供給管を通し
て加熱容器内に投入された原料粉末を加熱容器内の一端
から他端に移送するスクリューフィーダーを設け、この
原料粉末の移送の際に、原料粉末を加熱容器で加熱処理
して黒鉛化し、この黒鉛化した粉末を排出管を通して製
品タンクに収容する黒鉛粉末製造装置において、原料タ
ンクと供給管の間に、原料粉末に黒鉛製のボールを添加
混合する混合手段を設け、製品タンクの手前にボールを
分離する篩い分け手段を設け、篩い分け手段により分離
したボールを混合手段に返送する返送手段を設けたこと
を特徴とする黒鉛粉末製造装置。 - 【請求項3】 上記の加熱容器に、給電手段を接続し、
加熱容器の上部に、一端が炉殻の外部に突出して加熱容
器の内部と炉殻の外部とを連通する排気管を設け、この
排気管の一端に、排ガス処理装置を接続し、加熱容器に
不活性ガスあるいはハロゲンガスの供給手段を接続した
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の黒鉛粉末製造
装置。 - 【請求項4】 一端に供給管と他端に排出管とを備えた
黒鉛製で中空な円筒形状の加熱容器を、中空の炉殻に収
容し、供給管と排出管を炉殻の外部へ引き出して、供給
管の炉殻外の端部に原料タンクを設け、排出管の炉殻外
の端部に製品タンクを設け、原料タンクから供給管を通
して加熱容器内に投入された原料粉末を、加熱容器で加
熱処理して黒鉛化し、その後、黒鉛化した粉末を排出管
を通して製品タンクに収容する黒鉛粉末の製造方法にお
いて、原料タンクと供給管の間に、原料粉末に黒鉛製の
ボールを添加混合する混合手段を設けて、加熱容器内に
ボールを投入し、このボールを原料粉末と一緒に加熱容
器内の一端から他端へ移送し、製品タンクの手前にボー
ルを分離する篩い分け手段を設けて、加熱容器から黒鉛
粉末とボールが排出された後にボールを分離し、このボ
ールを混合手段に返送する返送手段を設けて、分離後
に、ボールを混合手段に投入することを特徴とする黒鉛
粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7018020A JPH08208210A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 黒鉛粉末製造装置及び黒鉛粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7018020A JPH08208210A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 黒鉛粉末製造装置及び黒鉛粉末の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08208210A true JPH08208210A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11959993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7018020A Pending JPH08208210A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 黒鉛粉末製造装置及び黒鉛粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08208210A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002029721A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Sec Corp | 黒鉛製造装置および黒鉛製造方法 |
JP2011173745A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Nippon Zeon Co Ltd | カーボンナノチューブ配向集合体の製造装置 |
CN102464316A (zh) * | 2010-10-29 | 2012-05-23 | 中外炉工业株式会社 | 粉体加热处理装置 |
CN105883784A (zh) * | 2016-04-06 | 2016-08-24 | 东莞市凯金新能源科技股份有限公司 | 一种人造石墨前驱体的热釜投料方法 |
CN111471828A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-07-31 | 浙江神风风电科技有限公司 | 一种全自动增碳剂生产线 |
CN113234459A (zh) * | 2021-05-08 | 2021-08-10 | 朱宝珠 | 一种有机固废裂解处理的分离装置 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP7018020A patent/JPH08208210A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002029721A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-29 | Sec Corp | 黒鉛製造装置および黒鉛製造方法 |
JP2011173745A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Nippon Zeon Co Ltd | カーボンナノチューブ配向集合体の製造装置 |
CN102464316A (zh) * | 2010-10-29 | 2012-05-23 | 中外炉工业株式会社 | 粉体加热处理装置 |
CN105883784A (zh) * | 2016-04-06 | 2016-08-24 | 东莞市凯金新能源科技股份有限公司 | 一种人造石墨前驱体的热釜投料方法 |
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