JPH08207714A - 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機 - Google Patents

超音波洗浄ノズルを備えた洗車機

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JPH08207714A
JPH08207714A JP3763995A JP3763995A JPH08207714A JP H08207714 A JPH08207714 A JP H08207714A JP 3763995 A JP3763995 A JP 3763995A JP 3763995 A JP3763995 A JP 3763995A JP H08207714 A JPH08207714 A JP H08207714A
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JP
Japan
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car
washing
nozzle
water
ultrasonic
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Pending
Application number
JP3763995A
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English (en)
Inventor
Shoichi Takeda
唱一 竹田
Kazuharu Aoyanagi
一春 青柳
Hikari Suyama
光 須山
Masahiko Hayashibe
正彦 林部
Takashi Oya
貴史 大屋
Kazuya Takazawa
和哉 高澤
Hiroyuki Kojima
弘行 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3763995A priority Critical patent/JPH08207714A/ja
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧洗浄水で予備洗浄した後、超音波洗浄水
で洗浄して効果的な洗浄を行う。また、高圧洗浄ノズル
と超音波洗浄ノズルを一つのユニットにし、洗車機の構
造を簡単にする。さらに、洗車機本体を低速で走行させ
ながら超音波洗浄水を噴射し、自動車車体をくまなく洗
浄する。また、超音波洗浄水で洗浄して強固に付着した
汚れを落とした後に、ワックスを掛け、ワックス効果を
高める。 【構成】 門型に形成された洗車機本体内に、高圧の洗
浄水を噴射する高圧洗浄ノズルと、流水に超音波振動を
与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音波洗浄ノズル
を備え、高圧洗浄水で予備洗浄した後、超音波洗浄水で
洗浄する。また、この高圧洗浄ノズルと超音波洗浄ノズ
ルとを制御するユニットを、一体に形成する。さらに、
洗車機の走行速度を可変する手段を備え、超音波洗浄水
で洗浄するときに、洗車機の走行速度を低速とする。ま
た、ワックス液を散布するワックスノズルを備え、超音
波洗浄水で洗浄した後に、ワックス液を散布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体
に対して洗浄,乾燥等の処理を順次施す洗車機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の洗車機では、洗浄ブラシを
備え、散水ノズルより水を散布すると共に洗浄ブラシに
て自動車車体を擦ることにより、洗車を行っていた。
【0003】しかしながら、洗浄ブラシを用いる洗車で
は、自動車車体にこびりついている細かい石を洗浄ブラ
シが擦ることにより、自動車車体に細かな傷を残してし
まうという問題があった。また、様々な形状の自動車を
洗浄したり、自動車車体に備えられた、例えばスポイラ
ーやキャリアなどを避けるために、洗浄ブラシが自動車
車体と接触するのを避ける必要があり、洗浄ブラシを避
けた部分は洗い残しが生じていた。
【0004】このため、洗車機に高圧の洗浄水を噴射す
る高圧洗浄ノズルを備え、洗浄ブラシによる洗車を行う
前に、高圧洗浄水により泥汚れを落とす予備洗浄を行
い、次いで洗浄ブラシによる洗車を行うことにより、洗
浄ブラシが砂粒を擦り付けることによる傷を防ぐ洗車機
が考えられている。
【0005】また、洗浄ブラシを備えた洗車機におい
て、洗浄ブラシを用いずに洗浄水を掛けるだけの洗車コ
ースを設け、作業者による手洗いで洗車を行う洗車機も
考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高圧洗
浄水による予備洗浄を行う洗車でも、予備洗浄では砂粒
などの汚れは落とせるものの、自動車車体に付着した強
固な汚れまでは落とせないので、洗浄ブラシによる洗浄
が必要となり、洗浄ブラシで洗えない部分は洗い残しと
なる。
【0007】また、手洗いによる洗車コースを設けて洗
車をする場合では、洗車による傷は防げるものの、作業
者が手洗い作業を行わなければならないので、手間がか
かってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、
散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本
体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥
等の処理を行う洗車機において、高圧の洗浄水を噴射す
る高圧洗浄ノズルと、流水に超音波振動を与えて超音波
洗浄水を生成し噴射する超音波洗浄ノズルを備え、高圧
洗浄水で予備洗浄した後、超音波洗浄水で洗浄すること
を特徴とする洗高圧洗浄水で予備洗浄した後、超音波洗
浄水で洗浄を行う。
【0009】また、この高圧洗浄ノズルと超音波洗浄ノ
ズルとを制御するユニットを、一体に形成する。
【0010】さらに、本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体
の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機において、流水に超
音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音波
洗浄ノズルと、洗車機の走行速度を可変する手段とを備
え、超音波洗浄水で洗浄するときに、洗車機の走行速度
を低速とする。
【0011】また、本発明は、門型に形成された洗車機
本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体
の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機において、流水に超
音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音波
洗浄ノズルと、ワックス液を散布するワックス散布ノズ
ルとを備え、超音波洗浄水で洗浄した後に、ワックス液
を散布する。
【0012】
【作用】これにより、高圧洗浄水で予備洗浄して泥汚れ
等の比較的落ち易い汚れを落とした後、超音波洗浄水で
洗浄して強固に付着した汚れを落とすことにより、効果
的な洗浄をすることができる。
【0013】また、この高圧洗浄ノズルと超音波洗浄ノ
ズルを一つのユニットで制御できるので、洗車機の構造
を簡単にできる。
【0014】さらに、洗車機本体を低速で走行させなが
ら超音波洗浄水を噴射するので、自動車車体をくまなく
超音波洗浄水で効果的に洗浄できる。
【0015】また、超音波洗浄水で洗浄して強固に付着
した汚れを落とし、かつ、自動車車体に付着している老
化したワックスも落とした後に、ワックスを掛けること
ができるので、ワックス効果を高めることができる。
【0016】したがって、洗浄ブラシを用いなくても、
自動車車体に強固に付着した汚れを落とすことができ、
洗浄ブラシによる洗車のように自動車車体に傷を残す恐
れがなくなる。また、洗浄ブラシを回避させたときのよ
うに、洗い残し部分が残るようなこともなくなる。
【0017】さらに、手洗い洗車コースを設けたときの
ように、作業者が手作業で洗車を行うような必要もな
く、自動的に効率よく洗車を行うことができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は本発
明の実施例の、走行系と車形検出手段を説明する正面図
である。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型
状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能な電動機4,
4により、車輪2,2を回転駆動して、レール3,3に
沿って往復走行する。
【0019】5は、洗車機走行位置を検出するロータリ
ーエンコーダーで、電動機4の出力軸に連結し、電動機
4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信
号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0020】6は、洗車機位置を検出する位置センサ−
で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固
定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチング
し、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車
機本体の走行開始位置を与える。
【0021】8は車高を検出する車高検出手段で、洗車
機本体1の前部に備えている。9,9は台車で、洗車機
本体1両側に立設したガイドレール10,10に案内さ
れて昇降移動できるように形成されている。11は正転
逆転可能な電動機で、チェーン12を介して回転軸13
を回転駆動し、回転軸13の回転により台車9,9に固
着されたチェーン14,14が回転駆動されて、台車
9,9が昇降移動される。15はロータリーエンコーダ
ーで、回転軸13に連結され、回転軸の回転方向を検出
しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車
9,9の位置を与えている。
【0022】対向する位置に配設された投光器16a,
17aと受光器16b,17bは、台車9,9に備えら
れた光電スイッチで、洗車機本体1に対して前方に位置
する光電スイッチ16a,16bの取付位置が、後方に
位置する光電スイッチ17a,17bの取付位置より高
くなっている。洗車機本体1に対して前方に位置する光
電スイッチ16a,16bが車体を検知したら電動機1
1を正転駆動して台車9,9を上昇させ、逆に車体を非
検知したら電動機11を逆転駆動して台車9,9を下降
させ、一方後方に位置する光電スイッチ17a,17b
が車体を検知したら電動機11の駆動を停止して台車
9,9を保持させ、相対的に台車9,9を車体形状に沿
って昇降動作させている。
【0023】18,18は車幅測定手段を構成する超音
波センサーで、それぞれ横方向に向けて超音波信号を送
信し、自動車車体からの反射波を受信するまでに要する
時間から自動車との距離を測定する。
【0024】図3は、本発明の実施例の車体乾燥装置を
示す説明図である。19は車体上面を乾燥するトップノ
ズル20を車体形状に沿って昇降動作させるトップノズ
ル昇降駆動手段で、車高検出手段8の隣に配設してい
る。前記トップノズル20はその両側面より外方に向け
て延出したアーム21,21の両端に台車22,22を
備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール23,
23上を昇降移動できるように形成している。24は正
転逆転可能な電動機で、チェーン25を介して回転軸2
6を回転駆動する。回転軸26の回転により、台車2
2,22、およびトップノズル20の荷重と平衡するウ
エイト27,27に固着されたチェーン28,28が回
転駆動されて、台車22,22が昇降移動される。29
はロータリーエンコーダーで、回転軸26に連結され、
回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパル
ス信号を出力して、台車22,22の位置を与えてい
る。
【0025】30,30は高圧風を生成する送風機、3
1,31は洗車機本体1両側に配設したサイドノズル、
32,32,33,33は送風機30,30と各ノズル
20,31,31を連通するダクトで、トップノズル2
0およびサイドノズル31,31は送風機30,30よ
り供給された高圧風を車体上面および側面に向けて吹き
付けて車体面に付着した水滴を除去している。
【0026】図4は、本発明の実施例の上面超音波洗浄
ノズルおよび上面高圧洗浄ノズルを示す説明図である。
図4(a)において、34は車体上面を洗浄する上面洗
浄ノズル35を車体形状に沿って昇降動作させる上面洗
浄ノズル昇降駆動手段で、トップノズル昇降手段19の
隣に配設している。前記上面洗浄ノズル35には高圧の
洗浄水を噴射する上面高圧洗浄ノズル36が固着されて
いる。上面洗浄ノズル35はその両側面より外方に向け
て延出したアーム37,37の両端に台車38,38を
備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール39,
39上を昇降移動できるように形成している。40は正
転逆転可能な電動機で、チェーン41を介して回転軸4
2を回転駆動する。回転軸42の回転により、台車3
8,38、および上面洗浄ノズル35の荷重と平衡する
ウエイト43,43に固着されたチェーン44,44が
回転駆動されて、台車38,38が昇降移動される。4
5はロータリーエンコーダーで、回転軸42に連結さ
れ、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎に
パルス信号を出力して、台車38,38の位置を与えて
いる。
【0027】上面洗浄ノズル35は、図4(b)のよう
に構成されている。46は超音波洗浄ノズルで、台車4
7に固着され、ガイドレール48に沿って移動できるよ
うに形成されている。49は正転逆転可能な電動機で、
チェーン50を介して台車47を往復駆動する。51は
ロータリーエンコーダーで、電動機49の出力軸に連結
され、出力軸の回転方向を検出しながら単位回転毎にパ
ルス信号を出力して、超音波洗浄ノズルの位置を与えて
いる。
【0028】図5は、本発明の実施例の側面超音波洗浄
ノズルおよび側面高圧洗浄ノズルを示す説明図である。
図5(a)において、52は車体側面を洗浄する側面洗
浄ノズル53,53を車体形状に沿って昇降動作させる
側面洗浄ノズル昇降駆動手段で、上面洗浄ノズル昇降手
段34の隣に配設している。前記側面洗浄ノズル53,
53には、側面高圧洗浄ノズル54,54が固着されて
いる。側面洗浄ノズル53,53はその側面より外方に
向けて延出したアーム55,55の端に台車56,56
を備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール5
7,57上を昇降移動できるように形成している。58
は正転逆転可能な電動機で、チェーン59を介して回転
軸60を回転駆動する。回転軸60の回転により、台車
56,56、および側面洗浄ノズル56,56の荷重と
平衡するウエイト61,61に固着されたチェーン62
が回転駆動されて、台車56,56が昇降移動される。
63はロータリーエンコーダーで、回転軸60に連結さ
れ、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎に
パルス信号を出力して、台車56,56の位置を与えて
いる。図5(b)に示すように、側面洗浄ノズル53に
は、超音波洗浄ノズル46が備えられている。
【0029】68,68はアーム55,55内に備えら
れたエアシリンダーで、通常はアーム55,55を短縮
させて側面洗浄ノズル53,53を洗車機本体1側面に
位置させ、アーム55,55を伸長させると、側面洗浄
ノズル53,53を洗車機本体1の内方に移動させる。
【0030】図6は実施例の超音波洗浄ノズルの構造を
示す説明図である。69はノズルケーシングで、内部を
空洞とし、一側面に水源からの入水口70を、底面に洗
浄水の吐出口71をそれぞれ開口している。また、ケー
シング69の吐出口71と対向する位置すなわちケーシ
ング69上部には、超音波振動子72が取り付けられ、
ケーシング69内に供給された洗浄水に超音波信号を伝
搬し、超音波洗浄水を生成できるようになっている。
【0031】図1の73は上面ワックスノズル、74は
側面ワックスノズルで、自動車車体に向けてワックス水
を噴射する。
【0032】図7は実施例の制御系を示すブロック図で
ある。75はマイクロコンピューターで、演算処理を行
うCPU76、プログラム及び各種データを記憶するメ
モリ77、及び入出力インターフェース78より成り、
入出力インターフェース78には、本体走行位置検出用
エンコーダー5、本***置センサー6、車高検出手段昇
降用電動機11、車高検出手段位置検出用エンコーダー
15、車高検出用光電スイッチの投光器16a,17
a、受光器16b,17b、車幅検出用超音波センサー
18、トップノズル昇降用電動機24、トップノズル位
置検出用エンコーダー29、送風機30、上面洗浄ノズ
ル昇降用電動機40、上面洗浄ノズル位置検出用エンコ
ーダー45、超音波洗浄ノズル46、上面超音波洗浄ノ
ズル移動用電動機49、上面超音波洗浄ノズル位置検出
用エンコーダー51、側面洗浄ノズル昇降用電動機5
8、側面洗浄ノズル位置検出用エンコーダー63、側面
洗浄ノズル移動用エアシリンダー68、上面ワックス散
布ノズル73、側面ワックス散布ノズル74が接続され
ている。
【0033】64は洗車機走行速度可変手段を構成する
インバーターで、入出力インターフェース78に接続さ
れ、洗車機本体走行用電動機4に供給する電源の周波数
を変更して電動機4の回転数を変え、洗車機の走行速度
を適宜変更する。
【0034】次に、実施例の動作について説明する。図
8は、1往工程である高圧洗浄水による洗車工程を示
す。洗車機は、図8(a)に示す洗車開始位置より洗車
を開始し、図8(b)に示すように、標準速で走行し、
光電スイッチ16a,16b,17a,17bで自動車
車体を検出しながら、矢印に示すように自動車車体に沿
って台車9を昇降させる。マイクロコンピューター75
は、洗車機の走行位置を検出するエンコーダー5と、台
車9の位置を検出するエンコーダー15のパルスを検出
してメモリ77に記憶し、自動車車体の高さ方向の形状
を測定する。また、車幅測定用超音波センサー18の検
出により、幅方向の形状を測定する。洗車機は台車9か
ら距離X離れた位置にある上面洗浄ノズル35を、記憶
した車高データに基づいて自動車車体に沿うように昇降
制御すると共に、上面洗浄ノズル35に備えられた上面
高圧洗浄ノズルより高圧の洗浄水を自動車車体に向けて
噴射し、洗車を行う。
【0035】上面洗浄ノズルによる洗浄と同時に、側面
洗浄ノズルによる洗浄も行う。洗車機は、台車9から距
離Y離れた位置にある側面洗浄ノズル53を、記憶した
車高データに基づいて、自動車車体側面をカバーできる
ように往復昇降制御すると共に、超音波センサー18に
より測定した車幅に応じて、アーム55を伸長させるエ
アシリンダー68を適宜作動させて、側面洗浄ノズルが
自動車車体にできるだけ接近できるように制御する。同
時に側面洗浄ノズル53に備えられた側面高圧洗浄ノズ
ル54より高圧の洗浄水を自動車車体に向けて噴射し、
洗車を行う。
【0036】このようにして上面高圧洗浄ノズルおよび
側面高圧洗浄ノズルによる洗浄を行いながら洗車機を走
行させ、図8(c)に示すように自動車車体の後方まで
達したら、1往工程である高圧洗浄水による洗車工程を
終了する。
【0037】図9は、1復工程である超音波洗浄水によ
る洗浄工程を示す。洗車機は、図9(a)にしめす自動
車後方位置から1復工程の洗車を開始し、図9(b)に
示すように、超音波洗浄水による洗浄が万遍なく行える
ように低速で走行し、台車9から距離Y離れた位置にあ
る側面洗浄ノズル53を、記憶した車形データに基づい
て、自動車車体側面をカバーできるように往復昇降制御
すると共に、超音波センサー18により測定した車幅に
応じて、アーム55を伸長させるエアシリンダー68を
適宜動作させて、側面洗浄ノズルが自動車車体にできる
だけ接近できるように制御する。同時に側面洗浄ノズル
53に備えられた超音波洗浄ノズル46より超音波洗浄
水を自動車車体に向けて噴射して、洗車を行う。
【0038】側面洗浄ノズルによる洗浄と同時に、上面
洗浄ノズルによる洗浄も行う。洗車機は、台車9から距
離X離れた位置にある上面洗浄ノズル35を、記憶した
車高データに基づいて、自動車車体に沿って昇降制御す
ると共に、上面洗浄ノズル35に備えられた超音波洗浄
ノズル46より超音波洗浄水を自動車車体に向けて噴射
し、洗車を行う。
【0039】図12は超音洗浄水による洗浄工程の動作
を説明する正面図である。上面洗浄ノズル35は、記憶
された車形データに基づいて、ガイドレール39,39
に沿って昇降すると共に、超音波洗浄ノズル46を、車
幅データに基づいて、車幅に応じて往復移動させなが
ら、超音波洗浄水を自動車Aに向けて噴射する。側面洗
浄ノズル53,53は、記憶された車高データに応じて
ガイドレール57,57に沿って反復昇降すると共に、
車幅データに応じてエアシリンダー68,68を伸長さ
せてアーム55,55を自動車Aに向けて伸ばし、超音
波洗浄水を自動車Aに向けて噴射する。
【0040】このようにして側面超音波洗浄ノズルおよ
び上面超音波洗浄ノズルによる洗浄を行いながら洗車機
を走行させ、図9(c)に示すように洗車開始位置に達
したら、1復工程である超音波洗浄水による洗車工程を
終了する。
【0041】図10は、2往工程であるワックス散布工
程を示す。洗車機は、図10(a)に示す洗車開始位置
より洗車を開始し、図10(b)に示すように、標準速
で走行し、上面ワックス散布ノズル73および側面ワッ
クス散布ノズル74よりワックス液を自動車車体に向け
て散布しながら走行し、図10(c)に示すように自動
車後方に達したら走行を停止して、ワックス散布工程を
終了する。
【0042】図11は、2復工程である乾燥工程を示
す。洗車機は、図11(a)に示す自動車後方位置より
乾燥工程を開始し、図11(b)に示すように、自動車
車体に付着した水滴を充分吹き飛ばせるように低速で走
行し、台車9より距離Z離れたトップノズル20を、記
憶した車高データに基づいて自動車車体に沿わせて昇降
制御しながら走行すると共に、トップノズル20および
サイドノズル31より、送風機30から送られるエアー
を自動車車体に吹き付けて、付着した水を吹き飛ばすこ
とにより乾燥させ、図11(c)に示す洗車開始位置に
達したら停止して乾燥工程を終了し、洗車を終了する。
【0043】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、種
々の設計変更を行うことができる。例えば、実施例では
2往復洗車の洗車工程を示したが、洗車工程は適宜変更
できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、門型に形成され
た洗車機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装
置を備え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動
車車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機において、高
圧の洗浄水を噴出する高圧洗浄ノズルと、超音波洗浄水
を生成する超音波洗浄ノズルを備え、高圧洗浄水で予備
洗浄した後、超音波洗浄水で洗浄を行うので、高圧洗浄
水で予備洗浄して泥汚れ等の比較的落ち易い汚れを落と
した後、超音波洗浄水で洗浄して強固に付着した汚れを
落とすことにより、効果的な洗浄をすることができる。
【0045】また、この高圧洗浄ノズルと超音波洗浄ノ
ズルとを制御するユニットを、一体に形成するので、洗
車機の構造を簡単にでき、かつ、自動車車体の形状に合
わせたきめの細かい効果的な洗浄が行える。
【0046】さらに、本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体
の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機において、流水に超
音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音波
洗浄ノズルと、洗車機の走行速度を可変する手段とを備
え、超音波洗浄水で洗浄するときに、洗車機の走行速度
を低速とするので、自動車車体をくまなく超音波洗浄水
で効果的に洗浄できる。
【0047】また、本発明は、門型に形成された洗車機
本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体
の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機において、流水に超
音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音波
洗浄ノズルと、ワックス液を散布するワックス散布ノズ
ルとを備え、超音波洗浄水で洗浄した後に、ワックス液
を散布するので、超音波洗浄水で洗浄して強固に付着し
た汚れを落とし、かつ、自動車車体に付着している老化
したワックスも落とした後に、ワックスを掛けることが
でき、ワックス効果を高めることができる。
【0048】従って、洗浄ブラシを用いなくても、自動
車車体に強固に付着した汚れを落とすことができ、洗浄
ブラシによる洗車のように自動車車体に傷を残す恐れが
なくなる。また、洗浄ブラシを回避させたときのよう
に、洗い残し部分が残るようなこともなくなる。
【0049】さらに、手洗い洗車コースを設けたときの
ように、作業者が手作業で洗車を行うような必要もな
く、自動的に効率よく洗車を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面説明図である。
【図2】本発明の実施例の走行系と車形検出手段の正面
説明図である。
【図3】本発明の実施例の車体乾燥装置の正面説明図で
ある。
【図4】本発明の実施例の上面洗浄ノズルの正面説明図
である。
【図5】本発明の実施例の側面洗浄ノズルの正面説明図
である。
【 【図6】本発明の実施例の超音波洗浄ノズルの説明図で
ある。
【図7】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例の動作説明図である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 4 洗車機走行用電動機 8 車高検出手段 18 車幅測定手段たる超音波センサー 19 トップノズル昇降駆動手段 30 送風機 31 サイドノズル 34 上面洗浄ノズル昇降手段 49 上面超音波洗浄ノズル移動用電動機 46 超音波洗浄ノズル 52 側面洗浄ノズル昇降手段 64 走行速度変更手段たるインバーター 68 側面洗浄ノズル移動用エアシリンダー 73 上面ワックスノズル 74 側面ワックスノズル 75 制御手段たるマイクロコンピューター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須山 光 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 林部 正彦 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 大屋 貴史 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 高澤 和哉 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 小島 弘行 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本体ま
    たは自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の
    処理を行う洗車機において、高圧の洗浄水を噴射する高
    圧洗浄ノズルと、流水に超音波振動を与えて超音波洗浄
    水を生成し噴射する超音波洗浄ノズルを備え、高圧洗浄
    水で予備洗浄した後、超音波洗浄水で洗浄することを特
    徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本体ま
    たは自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の
    処理を行う洗車機において、高圧の洗浄水を噴射する高
    圧洗浄ノズルと、流水に超音波振動を与えて超音波洗浄
    水を生成し噴射する超音波洗浄ノズルを備えた洗車機に
    おいて、高圧洗浄ノズルと超音波洗浄ノズルとを制御す
    るユニットを一体に形成したことを特徴とする洗車機。
  3. 【請求項3】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本体ま
    たは自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の
    処理を行う洗車機において、流水に超音波振動を与えて
    超音波洗浄水を生成し噴射する超音波洗浄ノズルと、洗
    車機の走行速度を可変する手段とを備え、超音波洗浄水
    で洗浄するときに、洗車機の走行速度を低速とすること
    を特徴とする洗車機。
  4. 【請求項4】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本体ま
    たは自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の
    処理を行う洗車機において、流水に超音波振動を与えて
    超音波洗浄水を生成し噴射する超音波洗浄ノズルと、ワ
    ックス液を散布するワックス散布ノズルとを備え、超音
    波洗浄水で洗浄した後に、ワックス液を散布することを
    特徴とする洗車機。
JP3763995A 1995-02-01 1995-02-01 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機 Pending JPH08207714A (ja)

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