JPH08192236A - 加工機におけるワーク搬送方法およびワーク搬送装置 - Google Patents

加工機におけるワーク搬送方法およびワーク搬送装置

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JPH08192236A
JPH08192236A JP438895A JP438895A JPH08192236A JP H08192236 A JPH08192236 A JP H08192236A JP 438895 A JP438895 A JP 438895A JP 438895 A JP438895 A JP 438895A JP H08192236 A JPH08192236 A JP H08192236A
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JP
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work
clamp
transfer
detector
processing machine
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JP438895A
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English (en)
Inventor
Mutsuhiro Matsumoto
睦弘 松本
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Amada Wasino Co Ltd
Original Assignee
Amada Wasino Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着ミスが発生した場合でも搬送装置を停止
させることなく自動運転を継続することのできる加工機
におけるワーク搬送方法およびワーク搬送装置を提供す
る。 【構成】 素材ストッカ7からクランプ装置9がワーク
Wを一枚づつ取出し、このワークWを搬送装置5がプレ
ス機械1に供給する。その際、クランプ装置9の空気圧
力スイッチ25がワークWをクランプしたことを検出し
ない場合には再度ワークWの一枚取りを行なうが、クラ
ンプしたことを検出した場合には搬送装置5により搬送
動作を行なう。また、搬送経路の途中位置に設けられた
センサ21が、搬送されているワークWが一枚であるこ
とを検出した場合には搬送動作を継続してプレス機械1
にワークWを供給するが、センサ21が搬送されている
ワークWが一枚以上であることを検出した場合には加工
機以外の所定場所41にワークWを搬送すると共に再び
クランプ装置9による一枚取り動作に戻るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は加工機におけるワーク
搬送方法およびワーク搬送装置に係り、さらに詳しく
は、稼働率を向上することのできる加工機におけるワー
ク搬送方法およびワーク搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、加工機としてのプレス機械1
においては、図5に示されるようなワーク搬送装置3が
用いられている。このワーク搬送装置3では、プレス機
械1と同期を取ってワークWを供給する搬送装置5と、
ワークWを積載した素材ストッカ7からワークWを取出
すクランプ装置9等によって構成されており、それぞれ
が独立に制御されている。
【0003】プレス機械1は、上下金型11,13の協
働によりワークWにプレス加工を行なうものである。ク
ランプ装置9は、ワークWを吸着する複数のバキューム
パット15を有する上下動自在なアーム17を有してお
り、また搬送装置5は前記アーム17をプレス機械1に
接近離反させる位置決め装置としての搬送コンベヤ19
から構成されている。なお、この搬送コンベヤ19の途
中にはワーク検出器としてのセンサ21が設けられてい
る。
【0004】そして、前記クランプ装置9は、複数のバ
キュームパット15を駆動する図示しないエアー装置を
備えており、また、素材ストッカ7には、積載されたワ
ークWを分離するためのマグネットセパレータ23が設
けられている。
【0005】次に、ワークWの搬送動作を説明する。ま
ず、素材ストッカ7に積載されたワークWをマグネット
セパレータ23が分離して、一番上のワークWにバキュ
ームパット15を押しつけると共にエアー装置がバキュ
ームパット15を吸引してワークWを吸着する。そし
て、搬送コンベヤ19がアーム17を移動させてプレス
機械1にワークWを供給する。
【0006】従って、搬送装置5はプレス機械1のスラ
イドの動きに応じてプレス機械1と素材ストッカ7間の
往復移動と、素材供給位置が変わる場合にはワーク吸
着,開放位置での上下動とを行なう。
【0007】ワークW吸着時には、クランプ検出器とし
ての例えば空気圧力スイッチ等により、ワークWが正常
に吸着されているか否かを確認しているが、ワークWは
油分等で保護されている場合が多く、マグネットセパレ
ータ23では分離しきれない場合がある。かかる場合に
はバキュームパット15で吸着した時にワークWを一度
に二枚搬送する、いわゆる二枚取りしても発見できない
ため、二枚のワークを一度に加工して金型11,13の
破損を招くおそれが生じる。
【0008】このため、搬送経路の途中においてワーク
Wが二枚搬送されていないかチェックするセンサ21が
設けられており、前述のような不都合を回避するため、
正常にワークWが吸着されたことを検出し、異常が生じ
た場合にはプレス機械1およびワーク搬送装置3を停止
させるようにしているのが普通である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、正常にワークWを吸着でき
なかった場合や二枚取りを検出した場合には、そのワー
クWの加工を行わないようにプレス機械1およびワーク
搬送装置3全体を停止させるので、金型11,13等へ
の悪影響は回避されるものの、作業者による再起動操作
が必要となる。このため省人化,無人化の妨げとなって
いると共に、システム稼働率の低下になっている。
【0010】すなわち、搬送装置5は基本的に位置や現
在の加工工程を制御しているわけではないため、再起動
には人手によりアラームを解除し、プレス機械1および
ワーク搬送装置3を初期状態に復帰させる必要があるか
らである。
【0011】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、吸着ミスが発生した
場合でも搬送装置を停止させることなく自動運転を継続
することのできる加工機におけるワーク搬送方法および
ワーク搬送装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の加
工機におけるワーク搬送方法は、上記の目的を達成する
ために、ワークを積載した素材ストッカからクランプ装
置がワークを一枚づつ取出し、この取り出されたワーク
を搬送装置が加工機に供給する加工機におけるワーク搬
送方法であって、前記クランプ装置がワークの一枚取り
を行い、その後クランプ装置に設けられたクランプ検出
器がワークをクランプしたことを検出した場合には搬送
動作を行なうが、クランプ検出器がワークをクランプし
たことを検出しない場合には再度ワークの一枚取りを行
なうことを特徴とするものである。
【0013】請求項2による発明の加工機におけるワー
ク搬送方法は、上記の目的を達成するために、ワークを
積載した素材ストッカからクランプ装置がワークを一枚
づつ取出し、この取り出されたワークを搬送装置が加工
機に供給する加工機におけるワーク搬送方法であって、
前記クランプ装置によりクランプされたワークを前記搬
送装置により搬送し、この搬送装置における搬送経路の
途中位置に設けられたワーク検出器が搬送されているワ
ークが一枚であることを検出した場合には搬送動作を継
続して加工機にワークを供給するが、ワーク検出器が搬
送されているワークが二枚以上であることを検出した場
合には加工機以外の所定場所にワークを搬送すると共に
再びクランプ装置による一枚取り動作に戻ることを特徴
とするものである。
【0014】また、請求項3による発明の加工機におけ
るワーク搬送方法は、上記の目的を達成するために、ワ
ークを積載した素材ストッカからクランプ装置がワーク
を一枚づつ取出し、この取り出されたワークを搬送装置
が加工機に供給する加工機におけるワーク搬送方法であ
って、前記クランプ装置がワークの一枚取りを行い、そ
の後クランプ装置に設けられたクランプ検出器がワーク
をクランプしたことを検出しない場合には再度ワークの
一枚取りを行なうが、クランプ検出器がワークをクラン
プしたことを検出した場合には前記搬送装置により搬送
動作を行ない、搬送装置における搬送経路の途中位置に
設けられたワーク検出器が搬送されているワークが一枚
であることを検出した場合には搬送動作を継続して加工
機にワークを供給するが、ワーク検出器が搬送されてい
るワークが二枚以上であることを検出した場合には加工
機以外の所定場所にワークを搬送すると共に再びクラン
プ装置による一枚取り動作に戻ることを特徴とするもの
である。
【0015】請求項4による発明の加工機におけるワー
ク搬送装置は、上記の目的を達成するために、ワークを
積載した素材ストッカからワークを取り出すクランプ装
置と、このクランプ装置により取り出されたワークを搬
送する搬送装置と、前記クランプ装置および搬送装置を
制御する制御装置とを備えた加工機におけるワーク搬送
装置であって、前記クランプ装置がクランプされたワー
クを検出するクランプ検出器を有し、前記制御装置が、
前記クランプ検出器からの信号によりワークをクランプ
したか否かを判断すると共に、ワークをクランプしたと
判断した場合には前記搬送装置によりワークを搬送すべ
く指令するがワークをクランプしていないと判断した場
合には再度ワーククランプ動作を行なうべく指令する第
1判断部を有することを特徴とするものである。
【0016】請求項5による発明の加工機におけるワー
ク搬送装置は、上記の目的を達成するために、ワークを
積載した素材ストッカからワークを取り出すクランプ装
置と、このクランプ装置により取り出されたワークを搬
送する搬送装置と、前記クランプ装置および搬送装置を
制御する制御装置とを備えた加工機におけるワーク搬送
装置であって、前記搬送装置が搬送されているワークが
一枚であるか否かを検出するワーク検出器をその搬送経
路の途中位置に有し、前記制御装置が、前記ワーク検出
器からの信号により搬送されているワークが一枚である
か否かを判断すると共に、搬送されているワークが一枚
であると検出した場合には前記搬送装置による搬送を継
続すべく指令するが搬送されているワークが一枚である
と検出しない場合には当該ワークを別の所定位置に搬送
すべく指令する第2判断部を有することを特徴とするも
のである。
【0017】また、請求項6による発明の加工機におけ
るワーク搬送装置は、上記の目的を達成するために、ワ
ークを積載した素材ストッカからワークを取り出すクラ
ンプ装置と、このクランプ装置により取り出されたワー
クを搬送する搬送装置と、前記クランプ装置および搬送
装置を制御する制御装置とを備えた加工機におけるワー
ク搬送装置であって、前記クランプ装置がクランプされ
たワークを検出するクランプ検出器を有し、前記搬送装
置が搬送されているワークが一枚であるか否かを検出す
るワーク検出器をその搬送経路の途中位置に有し、前記
制御装置が、前記クランプ検出器からの信号によりワー
クをクランプしたか否かを判断すると共に、ワークをク
ランプしたと判断した場合には前記搬送装置によりワー
クを搬送すべく指令するがワークをクランプしていない
と判断した場合には再度ワーククランプ動作を行なうべ
く指令する第2判断部を有すると共に、前記ワーク検出
器からの信号により搬送されているワークが一枚である
か否かを判断すると共に、搬送されているワークが一枚
であると検出した場合には前記搬送装置による搬送を継
続すべく指令するが搬送されているワークが一枚である
と検出しない場合には当該ワークを別の所定位置に搬送
した後にワーククランプ動作に戻るべく指令する第2判
断指令部を有することを特徴とするものである。
【0018】
【作用】請求項1による加工機におけるワーク搬送方法
では、ワークを積載した素材ストッカからクランプ装置
がワークを一枚づつ取出し、この取り出されたワークを
搬送装置が加工機に供給する。この際、クランプ装置に
設けられたクランプ検出器がワークをクランプしたか否
かを検出し、ワークをクランプしたことを検出した場合
には搬送動作を行なうが、クランプ検出器がワークをク
ランプしたことを検出しない場合には再度ワークの一枚
取りをやり直すものである。
【0019】請求項2による加工機におけるワーク搬送
方法では、ワークを積載した素材ストッカからクランプ
装置がワークを一枚づつ取出し、この取り出されたワー
クを搬送装置が加工機に供給する。この際、搬送装置に
おける搬送経路の途中位置に設けられたワーク検出器
が、搬送されているワークが一枚であることを検出した
場合には搬送動作を継続して加工機にワークを供給する
が、ワーク検出器が搬送されているワークが二枚以上で
あることを検出した場合には加工機以外の所定場所にワ
ークを搬送すると共に再びクランプ装置による一枚取り
動作に戻るものである。
【0020】また、請求項3による加工機におけるワー
ク搬送方法では、ワークを積載した素材ストッカからク
ランプ装置がワークを一枚づつ取出し、この取り出され
たワークを搬送装置が加工機に供給する。その際、クラ
ンプ装置に設けられたクランプ検出器がワークをクラン
プしたことを検出しない場合には再度ワークの一枚取り
を行なうが、クランプ検出器がワークをクランプしたこ
とを検出した場合には前記搬送装置により搬送動作を行
なう。また、搬送装置における搬送経路の途中位置に設
けられたワーク検出器が、搬送されているワークが一枚
であることを検出した場合には搬送動作を継続して加工
機にワークを供給するが、ワーク検出器が搬送されてい
るワークが二枚以上であることを検出した場合には加工
機以外の所定場所にワークを搬送すると共に再びクラン
プ装置による一枚取り動作に戻るものである。
【0021】請求項4による加工機におけるワーク搬送
装置では、制御装置の制御に従って、クランプ装置がワ
ークを積載した素材ストッカからワークを取り出し、こ
の取り出されたワークを搬送装置が加工機へ搬送する。
この際、前記クランプ装置に設けられているクランプ検
出器からの信号により、制御装置の第1判断部がワーク
をクランプしたと判断した場合には前記搬送装置により
ワークを搬送すべく指令するがワークをクランプしてい
ないと判断した場合には再度ワーククランプ動作を行な
うべく指令するものである。
【0022】請求項5による加工機におけるワーク搬送
装置では、制御装置の制御に従って、クランプ装置がワ
ークを積載した素材ストッカからワークを取り出し、こ
の取り出されたワークを搬送装置が加工機へ搬送する。
この際、搬送経路の途中位置に設けられているワーク検
出器からの信号により、制御装置の第2判断部が搬送さ
れているワークが一枚であると判断した場合には前記搬
送装置による搬送を継続すべく指令するが搬送されてい
るワークが二枚以上であると検出した場合には当該ワー
クを別の所定位置に搬送すべく指令するものである。
【0023】また、請求項6による加工機におけるワー
ク搬送装置では、制御装置の制御に従って、クランプ装
置がワークを積載した素材ストッカからワークを取り出
し、この取り出されたワークを搬送装置が加工機へ搬送
する。この際、前記クランプ装置に設けられているクラ
ンプ検出器からの信号により、制御装置の第1判断部が
ワークをクランプしていないと判断した場合には再度ワ
ーククランプ動作を行なうべく指令する。一方、ワーク
をクランプしたと判断した場合には前記搬送装置による
搬送動作を継続すべく指令し、搬送経路の途中位置に設
けられているワーク検出器からの信号により、制御装置
の第2判断部が搬送されているワークが一枚であると判
断した場合には前記搬送装置による搬送を継続すべく指
令するが搬送されているワークが二枚以上であると検出
した場合には当該ワークを別の所定位置に搬送すべく指
令するものである。
【0024】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。なお、先の従来技術の項においてプレ
ス機械1およびワーク搬送装置3の説明を行ったので、
ここでは同じ部位には同じ符号を使用することとして重
複する説明は省略する。
【0025】図2に基づいて、この発明に係る加工機に
おけるワーク搬送装置3の構成を説明する。このワーク
搬送装置3は、ワークWを取出すクランプ装置9と、取
り出されたワークWを搬送する搬送装置5と、搬送され
たワークWを加工するプレス機械1と、このクランプ装
置9,搬送装置5およびプレス機械1を制御する制御装
置27を備えている。
【0026】この制御装置27は、中央処理装置である
CPU29と、外部機器としてデータを入力するキーボ
ード31等の入力手段と、必要に応じてデータや警告等
を表示するCRT33のような出力手段を有している。
また、内部機器として加工プログラムや加工条件等を記
憶しておくメモリ35と、第1判断部37および第2判
断部39を有している。
【0027】また、クランプ装置9およびこのクランプ
装置9に設けられている空気圧力スイッチ25がCPU
29に接続されている。さらに、搬送装置5およびセン
サ21もCPU29に接続されている。
【0028】次に、図1に示されるフローチャートおよ
び図3,図4に基づいて、ワーク搬送装置3におけるワ
ークWの一枚取り動作について説明する。この発明に係
るワークWの一枚取り動作は、大きく分けて二つの工程
からなる。
【0029】すなわち、まず、ワークWの吸着(または
クランプ)動作を正常に行なうための工程(ステップS
A)、およびワークWを一枚だけプレス機械1に搬送す
る工程(ステップSB)からなる。
【0030】図1および図3において、先ず、バキュー
ムパット15を原点へ移動させる(ステップSA1,図
3(A))。続いて、バキュームパット15を吸着位置
へ移動して最上段のワークWに押しつけ(ステップSA
2)、ワークWを吸着する(ステップSA3,図3
(B))。
【0031】空気圧力スイッチ25からの信号により第
1判断部37がワークWの吸着ミスが生じたか否かを判
断し(ステップSA4)、吸着ミスが生じた場合にはミ
スの回数を判断して(ステップSA5)、所定の回数
(ここでは3回)以下の場合にはステップSA1に戻っ
て前述のステップを繰り返す(図3(C)(D))。一
方、吸着ミスが所定の回数以上となった場合には、異常
が発生したとして停止等の処置を採る(ステップSA
6)。
【0032】第1判断部37が吸着ミスが無いと判断し
た場合には、正常な吸着が行われたとして(図3
(E))、ワークWの搬入動作(ステップSB)に移
る。
【0033】図1および図4において、前述のようにワ
ークWを吸着した状態でプレス金型11,13への位置
決めをスタートし(ステップSB1,図4(A))、搬
送経路の途中に設けられているセンサ21からの信号に
より第2判断部39が一枚取りとなっているか否かを判
断する(ステップSB2,図4(B))。
【0034】ワークWを一枚取りしている場合にはその
まま搬送を続けてプレス金型11,13位置へワークW
を搬送し(ステップSB3)、ワークWの供給を完了し
て(ステップSB4)、ワーククランプ位置へ戻り(ス
テップSB7,図4(D))、再びステップSA1から
上述のステップを繰り返す。
【0035】一方、センサ21からの信号により第2判
断部39がワークWの二枚取りをしていると判断した場
合には、プレス金型11,13への位置決めをキャンセ
ルして(ステップSB5,図4(B))、ワークWを供
給せずに別の所定場所41へ搬送する(ステップSB
6,図4(C))。その後、ワーククランプ位置へ戻り
(ステップSB7,図4(D))、再びステップSA1
から上述のステップをやり直す。
【0036】このような加工機におけるワーク搬送方法
およびワーク搬送装置によれば、吸着ミスが発生しても
自動的にワーク吸着動作を繰り返して行ない、正常に吸
着するとワークWをプレス機械1へ搬送するため、搬送
装置3の停止の回数を減少させることができ、稼働率が
向上する。但し、ワーク吸着動作を自動的に繰り返す回
数に制限を設け、機械上の異常が発生した場合にはそれ
を検知できるようにしておく。
【0037】また、ワークWの二枚取りをした場合に、
プレス機械1に搬送せずに別の所定位置に搬送するの
で、プレス機械1が二枚のワークWを一度に加工して金
型11,13等を破損することがない。
【0038】さらに、ワークWの二枚取りをした場合に
は、前述のように別の所定位置に搬送するとともに再び
ワークWの一枚取りを行なうので、搬送装置3が停止す
ることなく、搬送装置3の稼働率を向上させることがで
きる。
【0039】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宣な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。すなわち、上記実施
例においては、加工機としてプレス機械1を用いた場合
について説明したが、その他の加工機にも適用できる。
【0040】また、前述した実施例においては、クラン
プ装置9としてバキュームパット15によりワークWを
吸着する場合について述べたが、その他、マグネット等
を用いても同様の作用効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】請求項1によるこの発明の加工機におけ
るワーク搬送方法では、素材ストッカからクランプ装置
がワークを一枚づつ取出し、このワークを搬送装置が加
工機に供給する際に、クランプ装置に設けられたクラン
プ検出器がワークをクランプしたか否かを検出する。そ
して、クランプ検出器がワークをクランプしたことを検
出した場合には搬送動作を行なうが、ワークをクランプ
したことを検出しない場合には再度ワークの一枚取りを
やり直すので、吸着ミスが発生しても自動的にワーク吸
着動作を繰り返して行ない、正常に吸着するとワークを
プレス機械へ搬送するため、搬送装置3の停止の回数を
減少させることができ、稼働率を向上させることができ
る。
【0042】請求項2の発明による加工機におけるワー
ク搬送方法は以上説明したようなものであり、素材スト
ッカからクランプ装置がワークを一枚づつ取出し、この
ワークを搬送装置が加工機に供給する際に、搬送経路の
途中位置に設けられたワーク検出器が、搬送されている
ワークが一枚であるか否かを検出する。そして、ワーク
検出器が一枚のワークであることを検出した場合には搬
送動作を継続して加工機にワークを供給するが、ワーク
検出器が搬送されているワークが二枚以上であることを
検出した場合には加工機以外の所定場所にワークを搬送
すると共に再びクランプ装置による一枚取り動作に戻
る。このため、ワークの二枚取りをした場合に、加工機
に搬送せずに別の所定位置に搬送するので、二枚のワー
クを一度に加工して金型等を破損することがない。ま
た、システムを停止せずに最初のクランプ動作に戻るた
め、搬送装置の停止の回数を減少させることができ、稼
働率を向上させることができる。
【0043】また、請求項3によるこの発明の加工機に
おけるワーク搬送方法によれば、素材ストッカからクラ
ンプ装置がワークを一枚づつ取出し、このワークを搬送
装置が加工機に供給する際に、クランプ装置に設けられ
たクランプ検出器がワークをクランプしたことを検出し
ない場合には再度ワークの一枚取りを行なう。このた
め、吸着ミスが発生しても自動的にワーク吸着動作を繰
り返して行ない、正常に吸着するとワークをプレス機械
へ搬送するので、搬送装置の停止の回数を減少させるこ
とができ、稼働率を向上させることができる。また、搬
送経路の途中位置に設けられたワーク検出器が、搬送さ
れているワークが一枚であることを検出した場合には搬
送動作を継続して加工機にワークを供給するが、ワーク
検出器が搬送されているワークが二枚以上であることを
検出した場合には加工機以外の所定場所にワークを搬送
すると共に再びクランプ装置による一枚取り動作に戻る
ので、さらに稼働率を向上させることができる。
【0044】請求項4によるこの発明の加工機における
ワーク搬送装置では、制御装置の制御に従って、クラン
プ装置がワークを積載した素材ストッカからワークを取
り出し、この取り出されたワークを搬送装置が加工機へ
搬送する際に、前記クランプ装置に設けられているクラ
ンプ検出器からの信号により、制御装置の第1判断部が
ワークをクランプしたと判断した場合には前記搬送装置
によりワークを搬送すべく指令するがワークをクランプ
していないと判断した場合には再度ワーククランプ動作
を行なうべく指令するので、搬送装置の停止の回数を減
少させることができ、稼働率を向上させることができ
る。
【0045】請求項5によるこの発明の加工機における
ワーク搬送装置では、制御装置の制御に従って、クラン
プ装置がワークを積載した素材ストッカからワークを取
り出し、この取り出されたワークを搬送装置が加工機へ
搬送する際に、搬送経路の途中位置に設けられているワ
ーク検出器からの信号により、制御装置の第2判断部が
搬送されているワークが一枚であると判断した場合には
前記搬送装置による搬送を継続すべく指令するが、搬送
されているワークが二枚以上であると判断した場合には
当該ワークを別の所定位置に搬送すべく指令するので、
二枚のワークを一度に加工して金型等を破損することが
ない。また、搬送装置を停止せずに最初のクランプ動作
に戻るため、搬送装置停止の回数を減少させることがで
き、稼働率を向上させることができる。
【0046】また、請求項6によるこの発明の加工機に
おけるワーク搬送装置では、制御装置の制御に従って、
クランプ装置がワークを積載した素材ストッカからワー
クを取り出し、この取り出されたワークを搬送装置が加
工機へ搬送する際に、前記クランプ装置に設けられてい
るクランプ検出器からの信号により、制御装置の第1判
断部がワークをクランプしていないと判断した場合には
再度ワーククランプ動作を行なうべく指令するので、吸
着ミスが発生しても自動的にワーク吸着動作を繰り返し
て行ない、正常に吸着するとワークをプレス機械へ搬送
するので、システム停止の回数を減少させることがで
き、稼働率を向上させることができる。また、ワークを
クランプしたと判断した場合には前記搬送装置による搬
送動作を継続すべく指令し、搬送経路の途中位置に設け
られているワーク検出器からの信号により、制御装置の
第2判断部が搬送されているワークが一枚であると判断
した場合には前記搬送装置による搬送を継続すべく指令
するが搬送されているワークが二枚以上であると判断し
た場合には当該ワークを別の所定位置に搬送すべく指令
するので、二枚のワークを一度に加工して金型等を破損
することがない。また、搬送装置を停止せずに最初のク
ランプ動作に戻るため、搬送装置の停止の回数を減少さ
せることができ、さらに稼働率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る加工機におけるワーク搬送方法
を示すフローチャートである。
【図2】この発明に係る加工機におけるワーク搬送装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】ワークの一枚取りの手順を示す一連の説明図で
ある。
【図4】ワークの搬送の手順を示す一連の説明図であ
る。
【図5】従来の加工機におけるワーク搬送装置を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 プレス機械(加工機) 3 ワーク搬送装置 5 搬送装置 7 素材ストッカ 9 クランプ装置 21 センサ(ワーク検出器) 25 空気圧力スイッチ(クランプ検出器) 27 制御装置 37 第1判断部 39 第2判断部 41 所定場所 W ワーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを積載した素材ストッカからクラ
    ンプ装置がワークを一枚づつ取出し、この取り出された
    ワークを搬送装置が加工機に供給する加工機におけるワ
    ーク搬送方法であって、前記クランプ装置がワークの一
    枚取りを行い、その後クランプ装置に設けられたクラン
    プ検出器がワークをクランプしたことを検出した場合に
    は搬送動作を行なうが、クランプ検出器がワークをクラ
    ンプしたことを検出しない場合には再度ワークの一枚取
    りを行なうことを特徴とする加工機におけるワーク搬送
    方法。
  2. 【請求項2】 ワークを積載した素材ストッカからクラ
    ンプ装置がワークを一枚づつ取出し、この取り出された
    ワークを搬送装置が加工機に供給する加工機におけるワ
    ーク搬送方法であって、前記クランプ装置によりクラン
    プされたワークを前記搬送装置により搬送し、この搬送
    装置における搬送経路の途中位置に設けられたワーク検
    出器が搬送されているワークが一枚であることを検出し
    た場合には搬送動作を継続して加工機にワークを供給す
    るが、ワーク検出器が搬送されているワークが二枚以上
    であることを検出した場合には加工機以外の所定場所に
    ワークを搬送すると共に再びクランプ装置による一枚取
    り動作に戻ることを特徴とする加工機におけるワーク搬
    送方法。
  3. 【請求項3】 ワークを積載した素材ストッカからクラ
    ンプ装置がワークを一枚づつ取出し、この取り出された
    ワークを搬送装置が加工機に供給する加工機におけるワ
    ーク搬送方法であって、前記クランプ装置がワークの一
    枚取りを行い、その後クランプ装置に設けられたクラン
    プ検出器がワークをクランプしたことを検出しない場合
    には再度ワークの一枚取りを行なうが、クランプ検出器
    がワークをクランプしたことを検出した場合には前記搬
    送装置により搬送動作を行ない、搬送装置における搬送
    経路の途中位置に設けられたワーク検出器が搬送されて
    いるワークが一枚であることを検出した場合には搬送動
    作を継続して加工機にワークを供給するが、ワーク検出
    器が搬送されているワークが二枚以上であることを検出
    した場合には加工機以外の所定場所にワークを搬送する
    と共に再びクランプ装置による一枚取り動作に戻ること
    を特徴とする加工機におけるワーク搬送方法。
  4. 【請求項4】 ワークを積載した素材ストッカからワー
    クを取り出すクランプ装置と、このクランプ装置により
    取り出されたワークを搬送する搬送装置と、前記クラン
    プ装置および搬送装置を制御する制御装置とを備えた加
    工機におけるワーク搬送装置であって、前記クランプ装
    置がクランプされたワークを検出するクランプ検出器を
    有し、前記制御装置が、前記クランプ検出器からの信号
    によりワークをクランプしたか否かを判断すると共に、
    ワークをクランプしたと判断した場合には前記搬送装置
    によりワークを搬送すべく指令するがワークをクランプ
    していないと判断した場合には再度ワーククランプ動作
    を行なうべく指令する第1判断部を有することを特徴と
    する加工機におけるワーク搬送装置。
  5. 【請求項5】 ワークを積載した素材ストッカからワー
    クを取り出すクランプ装置と、このクランプ装置により
    取り出されたワークを搬送する搬送装置と、前記クラン
    プ装置および搬送装置を制御する制御装置とを備えた加
    工機におけるワーク搬送装置であって、前記搬送装置が
    その搬送経路の途中位置に搬送されているワークが一枚
    であるか否かを検出するワーク検出器を有し、前記制御
    装置が、前記ワーク検出器からの信号により搬送されて
    いるワークが一枚であるか否かを判断すると共に、搬送
    されているワークが一枚であると検出した場合には前記
    搬送装置による搬送を継続すべく指令するが搬送されて
    いるワークが二枚以上であると検出した場合には当該ワ
    ークを別の所定位置に搬送すべく指令する第2判断部を
    有することを特徴とする加工機におけるワーク搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 ワークを積載した素材ストッカからワー
    クを取り出すクランプ装置と、このクランプ装置により
    取り出されたワークを搬送する搬送装置と、前記クラン
    プ装置および搬送装置を制御する制御装置とを備えた加
    工機におけるワーク搬送装置であって、前記クランプ装
    置がクランプされたワークを検出するクランプ検出器を
    有し、前記搬送装置がその搬送経路の途中位置に搬送さ
    れているワークが一枚であるか否かを検出するワーク検
    出器を有し、前記制御装置が、前記クランプ検出器から
    の信号によりワークをクランプしたか否かを判断すると
    共に、ワークをクランプしたと判断した場合には前記搬
    送装置によりワークを搬送すべく指令するがワークをク
    ランプしていないと判断した場合には再度ワーククラン
    プ動作を行なうべく指令する第1判断部を有すると共
    に、前記ワーク検出器からの信号により搬送されている
    ワークが一枚であるか否かを判断すると共に、搬送され
    ているワークが一枚であると検出した場合には前記搬送
    装置による搬送を継続すべく指令するが搬送されている
    ワークが二枚以上であると検出した場合には当該ワーク
    を別の所定位置に搬送した後にワーククランプ動作に戻
    るべく指令する第2判断部を有することを特徴とする加
    工機におけるワーク搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998013171A1 (fr) * 1996-09-24 1998-04-02 Amada Company, Limited Systeme de commande de machine-outil
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EP3685934A1 (en) * 2019-01-24 2020-07-29 Aida Engineering Ltd. Workpiece conveying system, conveyed workpiece number detector, and control method for the workpiece conveying system

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US11554492B2 (en) 2019-01-24 2023-01-17 Aida Engineering, Ltd. Workpiece conveying system, conveyed workpiece number detector, and control method for the workpiece conveying system

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