JPH08161563A - 運行記録計の記録紙出し入れ情報記録方法及び運行記録計 - Google Patents

運行記録計の記録紙出し入れ情報記録方法及び運行記録計

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JPH08161563A
JPH08161563A JP6302126A JP30212694A JPH08161563A JP H08161563 A JPH08161563 A JP H08161563A JP 6302126 A JP6302126 A JP 6302126A JP 30212694 A JP30212694 A JP 30212694A JP H08161563 A JPH08161563 A JP H08161563A
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JP6302126A
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Yuichi Kobayashi
裕一 小林
Yoshio Muramatsu
義夫 村松
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙への情報記録を中断した際に、その手
掛かりを記録紙の記録上から容易に見つけることができ
る運行記録計の記録紙出し入れ情報記録方法及び運行記
録計を提供すること。 【構成】 情報記録用の記録紙10を保持する保持体2
2を本体1内の情報記録箇所に出し入れし、前記情報記
録箇所における前記保持体22に保持された前記記録紙
10を回転させつつ該記録紙10の所定領域内10bに
車両の走行情報Eを記録するに当り、前記情報記録箇所
への前記保持体22の出し入れのうち少なくとも一方を
検出手段705が検出した際に、割り込み動作手段70
7が第2駆動手段703により出し入れ情報記録手段1
8Cを割り込み動作させ、前記所定領域10b外の前記
記録紙10部分に記録紙出し入れ情報Dを記録するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行情報を記録
紙に記録する運行記録計における記録紙の出し入れの痕
跡を記録紙上に残す方法及び該方法を実施した運行記録
計に関する。
【0002】
【従来の技術】トラックやバス、タクシー等の車両に搭
載される運行記録計は、時間の経過と共に回転させた円
形の記録紙に記録針を接触させ、この記録針を記録紙の
所定領域の範囲内で該記録紙の径方向に移動させること
により、車両の走行速度や走行距離等の情報が記録針の
軌跡上の記録紙箇所に記録されるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような記録形態で
あるため、運行記録計では、例えば、情報の記録を途中
で一旦中断し、記録紙の位置を現在の時刻からずれた位
置にずらして記録を再開すると、車両が運行されていな
い時間帯の記録紙部分に、あたかもその時間帯に車両が
運行されていたかのように情報が記録され、故意による
記録情報の改ざんにつながるおそれがある。そこで、上
述のような記録紙の操作が行われた場合に、記録紙上の
情報が改ざんされている可能性があることを知る手掛か
りとなるような何らかの痕跡が記録紙上に残るようにす
ることが望ましい。
【0004】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、記録紙への情報記録を中断した際に、
その手掛かりを記録紙の記録上から容易に見つけること
ができる運行記録計の記録紙出し入れ情報記録方法及び
運行記録計を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する請求
項1記載の本発明は、運行記録計の記録紙出し入れ情報
記録方法に関するもので、情報記録用の記録紙を保持す
る保持体を本体内の情報記録箇所に出し入れし、前記情
報記録箇所における前記保持体に保持された前記記録紙
を回転させつつ該記録紙の所定領域内に車両の走行情報
を記録するに当り、前記情報記録箇所への前記保持体の
出し入れのうち少なくとも一方の際に、前記所定領域外
の前記記録紙部分に記録紙出し入れ情報を記録するよう
にしたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の本発明は、前記走行
情報の記録手段を用いて前記記録紙出し入れ情報を記録
するようにした。
【0007】さらに、前記目的を達成する請求項3記載
の本発明は、図1に示すように、記録紙10を保持する
保持体22と、前記保持体22が内部の情報記録箇所に
対して出し入れされる本体1と、前記本体1に設けられ
た走行情報E記録用の走行情報記録手段18A,18
B,18Cと、前記本体1に設けられ、前記走行情報記
録手段18A,18B,18Cを前記保持体22に保持
された前記記録紙10の所定領域10b内部分で記録動
作させる第1駆動手段701とを備える運行記録計にお
いて、前記本体1に設けられた記録紙出し入れ情報D記
録用の出し入れ情報記録手段18Cと、前記本体1に設
けられ、前記出し入れ情報記録手段18Cを前記保持体
22に保持された前記記録紙10の前記所定領域10b
外部分で記録動作させる第2駆動手段703と、前記本
体1に設けられ、前記情報記録箇所に対する前記保持体
22の出し入れのうち少なくとも一方を検出する検出手
段705と、前記検出手段705による前記情報記録箇
所に対する前記保持体22の出し入れのうち少なくとも
一方の検出時、前記第2駆動手段703により前記出し
入れ情報記録手段18Cを割り込み動作させる割り込み
動作手段707とを設けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の本発明は、前記保持
体22が設けられ、該保持体22に保持された前記記録
紙10の延在方向と平行する方向に前記本体1に対して
出し入れされるトレー部21を有し、前記検出手段70
5は、前記トレー部21の前記本体1に対する出し入れ
のうち少なくとも一方を検出するものとした。さらに、
請求項5記載の本発明は、前記走行情報記録手段18
A,18B,18Cが前記記録紙出し入れ情報記録手段
18Cを兼ねており、前記割り込み動作手段707によ
る割り込み時、前記第2駆動手段703が前記走行情報
記録手段18A,18B,18Cを、前記保持体22に
保持された前記記録紙10の前記所定領域10b外部分
で記録動作させるものとした。
【0009】
【作用】本発明の運行記録計の記録紙出し入れ情報記録
方法によれば、車両の走行情報が記録される記録紙の所
定領域を外れる記録紙部分に、記録紙出し入れ情報が記
録されることにより、情報記録用の記録紙を保持する保
持体を本体内の情報記録箇所に対して出し入れしたこと
の痕跡が記録紙上に残る。従って、記録紙の所定領域以
外の領域部分に情報が記録されているか否かにより、走
行情報の記録中に保持体を本体内の情報記録箇所に出し
入れしたか否かを知る分かりやすい手掛かりが容易に得
られる。尚、本発明の運行記録計によっても同様の作用
が生じる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による運行記録計の記録紙出し
入れ情報記録方法を運行記録計と共に図面に基づいて説
明する。図2は本発明の第1実施例に係るトレー式の運
行記録計の外観を示す斜視図である。図2において、1
は本体を示し、前面に時計2と、この時計2の時刻をセ
ットする各種の操作ボタン3A,3B,3Cと、乗務員
の交代に合わせて記録パターンを切り換えるための切換
スイッチ5が設けられている。なお、この本体1の大き
さは、本実施例では幅が182mm、高さが52mm、
奥行きが170mmであり、カーラジオなどと同じ大き
さである。
【0011】21は、本体1の出し入れ口1aに対して
出し入れ可能、すなわち引出し式に取り付けられたトレ
ー部で、該トレー部21の前端には、前記出し入れ口1
aを丁度塞ぐ大きさの前面パネル21Eが設けられてい
る。図中ではトレー部21が本体1から引き出された記
録紙交換箇所に位置している状態を示しており、トレー
部21の上部略々中央箇所には、記録紙10を保持する
回転テーブル22(保持体に相当)が回転可能に設けら
れ、該回転テーブル22の中央箇所には、略々水滴形を
呈する係止突起22aが形成され、該係止突起22a上
に円柱状の回転軸22bがさらに突設されている。ま
た、前記トレー部21の内部には、回転テーブル22を
時間の経過と共に回転させる時計機構(図示せず)と、
該時計機構の動力を回転テーブル22に伝達する動力伝
達歯車群(図示せず)が収容されている。
【0012】図3は回転テーブル上に保持される記録紙
の要部平面図で、記録紙10は、円形を呈し、前記係止
突起22aに係合可能な略々水滴形の中心孔10aを中
央部に有している。前記中心孔10aの外側の記録紙1
0領域には、該中心孔10aから近い順に、走行距離記
録領域10c、乗務員交代記録領域10d、走行速度記
録領域10eが同心円上にそれぞれ形成され、これら走
行距離記録領域10c、乗務員交代記録領域10d、及
び、走行速度記録領域10eにより、走行情報記録領域
10b(所定領域に相当)が構成されている。尚、前記
走行速度記録領域10eには、「0km/h」から10
km/h刻みで目盛10hが記されている。
【0013】図4及び図5は前記本体内部の要部構成を
示す説明図で、図4はトレー部21が前記記録紙交換箇
所に位置している状態を示し、図5はトレー部21が本
体1内に収納された情報記録箇所に位置している状態を
示す。
【0014】前記トレー部21は、本体1の内部に該本
体1の幅方向に間隔を置いて配設された2本のラック1
A(図4及び図5中では1本のみ示している)と、該ラ
ック1Aに噛合するトレー部21底部のピニオン21A
により案内され、回転テーブル22上の円形の記録紙1
0の紙面方向に沿って水平方向に本体1から出し入れさ
れ、ピニオン21Aの枢軸21Cに巻装されたコイルス
プリング(図示せず)により、トレー部21は、本体1
内から外側に移動する方向に付勢されている。
【0015】尚、図4及び図5中21Bはトレー部21
後端の係合突起、1Bは本体1内の後部に設けられ係合
突起21Bと係脱可能なラッチ機構を示し、該ラッチ機
構1Bは、トレー部21を本体1の奥まで押し込むこと
で係合突起21Bに係合し、前記コイルスプリングの付
勢力に抗してトレー部21を前記情報記録箇所に保持
し、且つ、トレー部21を再度押し込むことで係合突起
21Bを解放するように構成されている。また、図4及
び図5中1H,21Dは本体1及びトレー部21にそれ
ぞれ設けられたストッパ部材を示し、これらストッパ部
材1H,21Dは、図4に示すように、トレー部21を
記録紙交換箇所に引き出した状態で係合し、それ以上の
トレー部21の引き出しを規制するように構成されてい
る。
【0016】図2において24は、前面パネル21Eに
設けられた錠前を示し、該錠前24は、シリンダ24d
の鍵穴24aに差し込んだ鍵(図示せず)により、図中
に示す閉錠位置24bと開錠位置24cに回転でき、前
記閉錠位置24bにおいてのみ前記鍵穴24aに対する
鍵の挿抜が行えるように構成されている。
【0017】さらに、図2中25は、前記シリンダ24
dの周面から突設された操作子を示し、該操作子25
は、前面パネル21Eを裏側から見た図6中に実線で示
すように、錠前24の閉錠位置24bで先端が前面パネ
ル21Eの右端から外方に突出し、同図中想像線で示す
ように、錠前24の開錠位置24cで前面パネル21E
の内側に隠れる寸法で形成されている。さらに、図2及
び図6において26は、錠前24の閉錠位置24bを検
出するスイッチを示す。
【0018】図7は前記スイッチ26の構成を示す説明
図で、スイッチ26は、本体26Aと、該本体26Aの
下面から突設された出没可能なボタン26Bと、該ボタ
ン26Bの下方に延在する可撓性のバネ板26Cにより
構成された周知のマイクロスイッチからなる。前記スイ
ッチ26は、錠前24が閉錠位置24bにある時に、前
記操作子25によりバネ板26Cを介してボタン26B
が本体26A内に押し込まれ、これにより、本体26A
内部の電気接点(図示せず)が導通して閉錠信号が出力
される一方、錠前24が開錠位置24cにある時には、
操作子25がバネ板26Cから離間しボタン26Bが復
帰して前記電気接点が開放され、前記閉錠信号の出力が
停止されるように構成されている。
【0019】図4及び図5において27は、前記トレー
部21の情報記録箇所を検出するスイッチを示す。前記
スイッチ27は、前記スイッチ26と同様に、図7に示
すように、本体27Aと、該本体27Aの前面から突設
された出没可能なボタン27Bと、該ボタン27Bの前
方に延在する可撓性のバネ板27Cにより構成された周
知のマイクロスイッチからなる。前記スイッチ27は、
前記ラッチ機構1Bと係合突起21Bの係合によりトレ
ー部21が情報記録箇所で保持された状態で、トレー部
21後端によりバネ板27Cを介してボタン27Bが本
体27A内に押し込まれ、これにより、本体27A内部
の電気接点(図示せず)が導通してトレー部収容信号が
出力される一方、トレー部21が記録紙交換箇所にある
時には、トレー部21後端がバネ板27Cから離間しボ
タン27Bが復帰して前記電気接点が開放され、前記ト
レー部収容信号の出力が停止されるように構成されてい
る。
【0020】図4及び図5において18A,18B,1
8Cは、記録紙10に走行距離や走行速度等の情報を記
録する記録針(走行情報記録手段に相当)を示す。この
うち記録針18Aは、記録紙10の走行距離記録領域1
0cに走行距離情報を記録する距離記録用、記録針18
Bは、記録紙10の乗務員交代記録領域10dに乗務員
交代情報を記録する交代記録用、記録針18Cは、記録
紙10の走行速度記録領域10eに走行速度情報を記録
する速度記録用である。これら記録針18A,18B,
18Cは、図2に概括的に示すように、記録紙10に沿
い本体1の前後方向に各記録針18A,18B,18C
を個別に移動させる第1乃至第3の記録針移動手段5
8,59,60から垂設され、これら3つの記録針移動
手段58,59,60は前記記録針18A,18B,1
8Cを記録紙10に接近離間する方向に移動させる単一
の記録針昇降手段50を介して、トレー部21の情報記
録箇所の上方の本体1側箇所で支持されている。
【0021】図8は記録針昇降手段、及び、速度記録用
の記録針を本体の前後方向に移動させる記録針移動手段
部分の一例を示す説明図で、実際とは天地を反転させて
示している。前記記録針昇降手段50は、ステッピング
モータ51と、該ステッピングモータ51の出力軸51
aに取着されたピニオン52と、該ピニオン52に噛合
するラック53が形成された昇降フレーム54と、昇降
フレーム54の位置を検出するスイッチ55からなる。
【0022】前記昇降フレーム54は、前記ステッピン
グモータ51の正逆転により昇降され、記録針18A,
18B,18Cが記録紙10の走行距離記録領域10
c、乗務員交代記録領域10d、走行速度記録領域10
eにそれぞれ接触する下限箇所と、各領域10c,10
d,10eから上方に離間する上限箇所の間を移動す
る。前記スイッチ55は、前記スイッチ26,27と同
様に、図7に示すように、本体55Aと、該本体55A
の下面から突設された出没可能なボタン55Bと、該ボ
タン55Bの下方に延在する可撓性のバネ板55Cによ
り構成された周知のマイクロスイッチからなる。前記ス
イッチ55は、前記昇降フレーム54が上限箇所に位置
する状態で、該昇降フレーム54によりバネ板55Cを
介してボタン55Bが本体55A内に押し込まれ、これ
により、本体55A内部の電気接点(図示せず)が導通
して昇降フレーム検出信号が出力される一方、昇降フレ
ーム54が上限箇所から降下し前記下限箇所にある時に
は、昇降フレーム54がバネ板55Cから離間しボタン
55Bが復帰して前記電気接点が開放され、前記昇降フ
レーム検出信号の出力が停止されるように構成されてい
る。
【0023】記録針18Cの移動手段60は、本体1内
の上部に配設されたガイドロッド61、移動板62、ス
テッピングモータ63、及びエンコーダ64等を備えて
いる。前記ガイドロッド61は2本設けられ、互いに平
行して本体1の前後方向に延在し、昇降フレーム54の
下面で支持されている。前記移動板62は、前記2本の
ガイドロッド61により本体1の前後方向に移動可能に
支持され、該移動板62の側部にはラック62aが形成
されており、該ラック62aには、エンコーダ64の回
転軸64bに取着されたピニオン64aが噛合してい
る。
【0024】前記ステッピングモータ63は昇降フレー
ム54の下面で支持されており、該ステッピングモータ
63の出力歯車63aには中間歯車63bが噛合してお
り、該中間歯車63bの軸63cと前記エンコーダ64
の回転軸64bは、昇降フレーム54を挿通して該昇降
フレーム54の上面側に突出しており、不図示の動力伝
達歯車群により接続されている。即ち、前記移動板62
は、ステッピングモータ63の正逆転により、中間歯車
63b、動力伝達歯車群、エンコーダ64のピニオン6
4a、及び、ラック62aを介して伝わる動力で、ガイ
ドロッド61に案内されて本体1の前後方向に移動す
る。
【0025】前記エンコーダ64は、回転軸64bに取
着された円盤状の5ビットのグレーコード板(図示せ
ず)と、該グレーコード板上を摺動する5本のブラシ
(図示せず)を内蔵しており、該グレーコードに接触し
たブラシ間の導通状態のパターンに応じて、記録針18
Cの実際の位置が、情報記録箇所に位置するトレー部2
1上の記録紙10の何km/hの目盛10h位置である
かを5km/h刻みで示すエンコーダパルスを出力す
る。
【0026】尚、走行距離記録用の記録針18A、乗務
員交代記録用の記録針18B、及び、それら各記録針1
8A,18Bの移動手段58,59は、図8中では図示
を省略しているが、昇降フレーム54の下面で支持され
たステッピングモータと、該ステッピングモータの出力
軸に取着された略々ハート型のカムと、各記録針18
A,18Bを支持し前記カムのカム面に倣って本体1の
前後方向に往復移動するカムフォロワからなる従来公知
のものが用いられている。
【0027】前記ステッピングモータ63は、車両の駆
動輪(図示せず)側に取着された走行センサ80から
の、走行速度に応じた周期の走行パルスに基づいて、車
両の走行速度及び走行距離を計測するマイクロコンピュ
ータ(以下、マイコンと略記する)70の制御により、
走行速度に応じた量で正転及び逆転駆動される。また、
前記記録針18A,18Bの駆動用のステッピングモー
タは、前記マイコン70の制御により、走行距離及び前
記切換スイッチ5の切換状態に応じて回転駆動される。
【0028】図9はマイコンのハードウェアの構成を示
すブロック図であり、マイコン70は、基本的には、C
PU70a、RAM70b、及び、ROM70cからな
る。前記CPU70aには、入力インタフェース71a
を介して前記走行センサ80及びエンコーダ64が接続
され、また、入力ポート71bを介して前記切換スイッ
チ5、及びスイッチ26,27,55が接続されてい
る。さらに、CPU70aには、出力インタフェース7
1cを介して、記録針18A,18B,18C、トレー
部21の時計機構、及び、記録針昇降手段50にそれぞ
れ対応するステッピングモータドライバ72a〜72e
が接続されている。前記ドライバ72a,72bには、
前記記録針18A,18B駆動用の前記不図示のステッ
ピングモータがそれぞれ接続され、ドライバ72cには
前記ステッピングモータ63が接続され、ドライバ72
dには前記時計機構が接続され、ドライバ72eにはス
テッピングモータ51が接続されている。
【0029】前記RAM70bには、CPU70aの処
理動作時に用いるワークエリアが確保されている。前記
ROM70cには、走行センサ80からの走行パルスの
入力間隔t、エンコーダ64からのエンコーダパルス、
切換スイッチ5の切換状態、及びスイッチ26,27,
55の開閉状態を基に、ステッピングモータ63、記録
針18A,18B駆動用のステッピングモータ、及びス
テッピングモータ51の駆動ステップ数を算出するため
の演算プログラム等、CPU70aが行う各種処理のプ
ログラムが格納されている。そして、前記プログラムに
従ってCPU70aは処理動作を実行し、その結果を必
要に応じて前記各ドライバ72a〜72eに出力する。
【0030】次に、ROMの格納プログラムに従いCP
Uが行う処理について、図10及び図11のフローチャ
ートを参照して説明する。運行記録計の電源が投入さ
れ、プログラムが開始すると、図10に示すように、前
記スイッチ55からの昇降フレーム検出信号が入力され
ているか否かを検出し(ステップS1)、入力されてい
ない場合は(ステップS1でN)、昇降フレーム54が
下限箇所に位置しているものとして、上限箇所に昇降フ
レーム54を位置させるための所定の駆動ステップ数で
ステッピングモータ51を正転駆動した後(ステップS
3)、ステップS5に進む。また、昇降フレーム検出信
号が入力されている場合は(ステップS1でY)、ステ
ップS3をスキップしてステップS5にジャンプする。
【0031】ステップS5では、前記スイッチ27から
のトレー部収容信号が入力されているか否かを検出し、
トレー部収容信号が入力されていない場合は(ステップ
S5でN)、入力されるまでステップS5をリピート
し、入力されている場合は(ステップS5でY)、前記
スイッチ26からの閉錠信号が入力されているか否かを
検出する(ステップS7)。閉錠信号が入力されていな
い場合は(ステップS7でN)、入力されるまでステッ
プS7をリピートし、入力されている場合は(ステップ
S7でY)、前記エンコーダ64からのエンコーダパル
スを取り込み(ステップS9)、その値が、記録針18
Cの原点位置、即ち、情報記録箇所に位置するトレー部
21上の記録紙10における「0km/h」の目盛10
h位置であることを示す「00000」であるか否かを
確認する(ステップS11)。
【0032】前記エンコーダパルス値が「00000」
でなければ(ステップS11でN)、ステップS9で取
り込んだエンコーダパルス値との差分を基に、該エンコ
ーダパルス値が「00000」となる前記原点位置に記
録針18Cを復帰させるためのステッピングモータ63
の駆動ステップ数を算出し(ステップS13)、その駆
動ステップ数でステッピングモータ63を正転駆動し
(ステップS15)、ステップS9にリターンする。ま
た、エンコーダパルス値が「00000」であれば(ス
テップS11でY)、ステップS17で、昇降フレーム
54を下限箇所に降下させるため、ステップS3の前記
所定の駆動ステップ数でステッピングモータ51を逆転
駆動する。
【0033】次に、記録針18Cを記録紙10に接触さ
せたまま「0km/h」の目盛10h位置から中心孔1
0a側に所定長往復移動させるために、ステッピングモ
ータ63を所定の駆動ステップ数で正転駆動し(ステッ
プS19)、その後同じ駆動ステップ数でステッピング
モータ63を逆転駆動する(ステップS21)。続い
て、図11に示すように、前記時計機構を駆動させて回
転テーブル22を回転させ始め(ステップS23)、前
記走行センサ80からの走行パルスの入力があるか否か
を検出する(ステップS25)。
【0034】そして、走行パルスの入力がある場合は
(ステップS25でY)、情報記録処理(ステップS2
7)に移り、走行パルスを基に走行距離及び走行速度を
算出しその算出結果に応じてステッピングモータ63等
を駆動して、記録針18A,18Cを走行距離及び走行
速度に応じて移動させ、その後、ステップS29に移行
する。一方、走行パルスの入力がない場合は(ステップ
S25でN)、ステップS27をスキップし、ステップ
S29で、前記スイッチ26からの閉錠信号が入力され
ているか否かを検出する。閉錠信号が入力されている場
合は(ステップS29でY)、ステップS25にリター
ンし、入力されていない場合は(ステップS29で
Y)、ステップS31で時計機構を停止させた後、ステ
ップS3にリターンする。
【0035】以上の説明からも明らかなように、本実施
例では、図11のフローチャートにおけるステップS2
7で概括的に述べた情報記録処理中ステップが第1駆動
手段701に相当し、図10のフローチャートにおける
ステップS19及びステップS21が第2駆動手段70
3に相当し、ステップS5及びステップS7と、スイッ
チ26,27で検出手段705が構成され、さらに、ス
テップS9乃至ステップS17が割り込み動作手段70
7に相当している。
【0036】次に、動作(作用)について説明する。ま
ず、電源を投入すると、ステッピングモータ55の正転
駆動により昇降テーブル54が上限箇所に上昇され、記
録針18A,18B,18Cが、図4に示すように、情
報記録箇所のトレー部21上の記録紙10よりさらに上
方の本体1内箇所にイニシャライズされる。この状態
で、トレー部21を一旦記録紙交換箇所に引き出して回
転テーブル22上に記録紙10を取り付けた後、再びト
レー部21を本体1内に収容し情報記録箇所に移動させ
ると、トレー部21後端のバネ板27Cへの接触により
スイッチ27からトレー部収容信号が出力され、さら
に、鍵穴24aに鍵を差し込んで錠前24を開錠位置2
4cから閉錠位置24bに回転させ、トレー部21を施
錠すると、操作子25のバネ板26Aへの接触によりス
イッチ26から閉錠信号が出力される。
【0037】ここで、ステッピングモータ63の正転駆
動により記録針18Cが、回転テーブル22上の記録紙
10の「0km/h」の目盛10hの上方位置に移動さ
れ、さらに、ステッピングモータ55の逆転駆動によ
り、前記「0km/h」の目盛10h箇所に接触し、続
く、ステッピングモータ63の正逆転駆動により、記録
紙10に接触したまま「0km/h」の目盛10hから
中心孔10a側に所定長往復移動される。これにより、
「0km/h」の目盛10hを下回る、本来情報が記録
されない記録紙10箇所に、図3に示すように、トレー
部21を記録紙交換箇所から本体1内の情報記録箇所に
動かしたことを示すトレー部収容情報Dが記録される。
【0038】続いて、回転テーブル22が回転され始
め、その後、走行センサ80からの走行パルスが入力さ
れると、ステッピングモータ63の逆転或は正転駆動に
より記録針18Cが、記録紙10に接触したまま走行速
度に応じて移動され、図3に示すように、走行速度の情
報Eが走行速度記録領域10eに記録され、同様に、記
録針18A,18Bによる走行距離記録領域10c及び
乗務員交代記録領域10dに走行距離及び乗務員交代の
各情報(図示せず)が記録される。
【0039】次に、記録紙10の取り出しに伴い、鍵穴
24aに鍵を差し込んで錠前24を閉錠位置24bから
開錠位置24cに回転させ、操作子25が図6中想像線
で示すようにバネ板26Cから離れると、スイッチ26
からの閉錠信号の出力が停止されて、時計機構による回
転テーブル22の回転が停止されると共に、ステッピン
グモータ55の正転駆動により昇降フレーム54が上限
箇所に上昇して、記録針18A,18B,18Cが記録
紙10から離間する。ここでトレー部21を押し込む
と、前記ラッチ部材1Dによる係合突起21Bの係合が
解除され、これにより、トレー部21底部の前記コイル
スプリングの弾発力でピニオン21Aが回転し始め、ラ
ック1Aとの噛合によりトレー部21が記録紙交換箇所
に向けて移動する。
【0040】トレー部21が図4に示すように記録紙交
換箇所に達したならば、回転テーブル22から記録紙1
0を外し、或は、新しい記録紙10と交換して、トレー
部21を再び記録紙交換箇所から情報記録箇所側に移動
させ、係合突起21Bとラッチ機構1Bの係合により情
報記録箇所で保持させた後、鍵で錠前24を開錠位置2
4cから閉錠位置24bに回転させ、鍵穴24aから鍵
を引く抜く。このとき、スイッチ26,27の出力によ
り先述の通り記録針18A,18B,18Cがトレー部
21側に移動するが、回転テーブル22に新しい記録紙
10が取り付けられていない場合、記録針18A,18
B,18Cの先端はトレー部21から僅かに離間した箇
所で停止され、トレー部21に接触することはない。
【0041】尚、万一に備え、トレー部21上の記録紙
10の有無を検出する手段を設け、トレー部21が情報
記録箇所に保持され、その後、錠前24が閉錠位置24
bに回転された状態で、トレー部21上に記録紙10が
ない場合、スイッチ26,27の出力に基づくステップ
S17のステッピングモータ55の逆転駆動をキャンセ
ルし、記録針18A,18B,18Cをトレー部21側
に移動させないようにしてもよい。また、トレー部収容
情報Dの記録時に記録針18Cが、記録針18Bと干渉
する可能性がある場合には、トレー部収容情報Dの記録
時に記録針18Bを記録針18Cと干渉しない箇所に退
避させるロジックをマイコン70のプログラム中に設け
ればよい。
【0042】このように本実施例によれば、トレー部2
1が記録紙交換箇所から情報記録箇所に移動したことを
スイッチ27で検出し、さらに、錠前24を開錠位置2
4cから閉錠位置24bに回転して施錠したことをスイ
ッチ26で検出し、この検出後に、走行速度記録用の記
録針18Cにより、記録紙10の走行速度記録領域10
eにおける「0km/h」の目盛10h箇所よりも中心
孔10a側の、本来情報が記録されない記録紙10箇所
に、トレー部収容情報Dを記録するようにした。このた
め、トレー部21を記録紙交換箇所から本体1内の情報
記録箇所に動かしたことが一目で簡単にわかるトレー部
収容情報Dを、通常の走行情報の記録が行われない記録
紙10箇所上に記録することができ、従って、記録紙1
0上の情報が改ざんされている可能性があることを知る
手掛かりにすることができる。
【0043】尚、本実施例では、錠前24の開閉状態に
連動して記録針18Cによるトレー部収容情報Dの記録
を行う構成としたが、単純にスイッチ27からのトレー
部収容信号の出力状態、即ち、トレー部21の情報記録
箇所にあるか否かの状態に連動して、記録針18Cによ
るトレー部収容情報Dの記録を行う構成としてもよい。
また、本実施例では、記録紙10を載せたトレー部21
を本体1内の情報記録箇所に収容した際に、記録針18
Cによるトレー部収容情報Dの記録を行うように構成し
たが、例えば、錠前24の解錠後、トレー部21を情報
記録箇所から本体1外の記録紙交換箇所に引き出す前
に、トレー部収容情報Dと同様の、トレー部21を本体
1内の情報記録箇所から本体1外の記録紙交換箇所に動
かしたことを示す情報を行うように構成してもよい。
【0044】さらに、本実施例では、走行速度記録用の
記録針18Cを用い、通常とは異なる動作をさせて記録
紙10上にトレー部収容情報Dを記録させる構成とした
が、走行距離記録用の記録針18Aや乗務員交代記録用
の記録針18Bの移動手段58,59を、記録針18C
の移動手段60と同様にラックピニオン式とし、これら
の記録針18B,18Cに通常とは異なる動作をさせ
て、走行距離記録領域10cや乗務員交代記録領域10
dの通常では情報が記録されない領域部分にトレー部収
容情報Dを記録させるように構成してもよい。また、ト
レー部収容情報Dの記録に用いる記録針以外の記録針が
一部或は全部省略された運行記録計にも本発明は適用可
能である。
【0045】さらに、本実施例では、記録紙10を乗せ
たトレー部21を本体1に対して出し入れするトレー式
の運行記録計を例に取って説明したが、本発明は、記録
紙を収容したカートリッジを本体に対して出し入れする
カートリッジ式の運行記録計にも適用可能である。
【0046】図12は本発明の第2実施例に係るカート
リッジ式の運行記録計の外観を示す斜視図である。カー
トリッジ式の運行記録計は、情報記録用の記録針18
A,18B,18Cが内部に配設された本体101と、
該本体101のカートリッジ挿脱口107から本体10
1内に対して出し入れされる箱形のカートリッジ111
とを備え、カートリッジ111の筐体112の上部に
は、開閉蓋113により開閉される記録紙収容部112
bが形成され、該記録紙収容部112bには、記録紙1
0を保持する回転テーブル114が回転可能に設けられ
ている。
【0047】本実施例の運行記録計では、カートリッジ
111の本体101内への収容時、本体101内の記録
針18A,18B,18Cが昇降手段50の降下動作に
よりカートリッジ111の窓部113aを介して内部の
前記記録紙10に接触し、移動手段58,59,60の
動作により、走行距離記録領域10c、乗務員交代記録
領域10d、及び走行速度記録領域10eの各領域に、
走行距離、乗務員交代、及び走行速度の各情報がそれぞ
れ記録されるように構成されている。このような構成の
カートリッジ式運行記録計では、カートリッジ111を
本体101内に収容した状態を本体101内のスイッチ
等で検出し、その出力信号の変化に応じ、前記記録針1
8A,18B,18Cのうち1つの記録針を、第1実施
例のマイコン70と同様のプログラムで作動するマイコ
ン(図示せず)により駆動させることで、第1実施例と
同様の作用を得ることができる。
【0048】上述した第1及び第2実施例では、既存の
記録針18Cを利用してトレー部収容情報Dを記録紙1
0上に記録する構成としたが、例えば、トレー部収容情
報D(或はカートリッジ収容情報)の記録専用の押印手
段を設け、トレー部21やカートリッジ111の本体
1,101内への収容に伴って、マイコン70によりソ
レノイドを駆動させ、そのロッドの先端の前記押印手段
を、記録紙10上の通常では記録が行われない、例えば
中心孔10aと走行距離記録領域10cの間の記録紙1
0部分や、走行速度記録領域10eの外側の記録紙10
部分に接触させ、トレー部収容情報Dに相当する押印を
施す構成としてもよい。この場合には、インストルメン
トパネルに取着される本体に対して記録紙を裏面に保持
したケースを開閉させ、ケースを閉じた状態で本体の記
録針が記録紙に接触して情報を記録する従来の丸型の運
行記録計にも本発明を適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の運行記録計
の記録紙出し入れ情報記録方法によれば、情報記録用の
記録紙を保持する保持体を本体内の情報記録箇所に出し
入れし、前記情報記録箇所における前記保持体に保持さ
れた前記記録紙を回転させつつ該記録紙の所定領域内に
車両の走行情報を記録するに当り、前記情報記録箇所へ
の前記保持体の出し入れのうち少なくとも一方の際に、
前記所定領域外の前記記録紙部分に記録紙出し入れ情報
を記録するようにした。
【0050】また、本発明の運行記録計によれば、記録
紙を保持する保持体と、前記保持体が内部の情報記録箇
所に対して出し入れされる本体と、前記本体に設けられ
た走行情報記録用の走行情報記録手段と、前記本体に設
けられ、前記走行情報記録手段を前記保持体に保持され
た前記記録紙の所定領域内部分で記録動作させる第1駆
動手段とを備える運行記録計において、前記本体に設け
られた出し入れ情報記録用の出し入れ情報記録手段と、
前記本体に設けられ、前記出し入れ情報記録手段を前記
保持体に保持された前記記録紙の前記所定領域外部分で
記録動作させる第2駆動手段と、前記本体に設けられ、
前記情報記録箇所に対する前記保持体の出し入れのうち
少なくとも一方を検出する検出手段と、前記検出手段に
よる前記情報記録箇所に対する前記保持体の出し入れの
うち少なくとも一方の検出時、前記第2駆動手段により
前記出し入れ情報記録手段を割り込み動作させる割り込
み動作とを設ける構成とした。
【0051】このため、記録紙の所定領域外部分に、情
報記録用の記録紙を保持する保持体を本体内の情報記録
箇所に対して出し入れしたことの痕跡となる記録紙出し
入れ情報が記録されて残り、この所定領域外部分の記録
紙出し入れの有無により、走行情報の記録中における保
持体の出し入れの有無を知る手掛かりを、記録紙の記録
上から容易に見つけることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を一部ブロックで示す説明図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例に係るトレー式の運行記録
計の外観を示す斜視図である。
【図3】図2の回転テーブル上に保持されるの記録紙の
要部平面図である。
【図4】図2のトレー部が記録紙交換箇所に位置してい
る状態における本体の内部の要部構成を示す説明図であ
る。
【図5】図2のトレー部が本体内に収納された情報記録
箇所に位置している状態における本体の内部の要部構成
を示す説明図である。
【図6】図2の前面パネルを裏側から見た場合の錠前、
操作子、及びスイッチの配置を示す説明図である。
【図7】図6のスイッチの構成を示す説明図である。
【図8】走行情報記録用の記録針に関する移動手段と昇
降手段の概略構成を示す説明図である。
【図9】図8のマイコンのハードウェアの構成を示すブ
ロック図である。
【図10】マイコンのROMの格納プログラムに従いC
PUが行う処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】マイコンのROMの格納プログラムに従いC
PUが行う処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施例に係るカートリッジ式の
運行記録計の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,101 本体 10 記録紙 10b 走行情報記録領域(所定領域) 18A,18B 記録針(走行情報記録手段) 18C 記録針(走行情報記録手段、出し入れ情報記録
手段) 21 トレー部 22,114 回転テーブル(保持体) 26,27 スイッチ(検出手段) 70 マイクロコンピュータ 70a CPU 70b RAM 70c ROM 701 第1駆動手段 703 第2駆動手段 705 検出手段 707 割り込み動作手段 D 記録紙出し入れ情報 E 走行情報

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録用の記録紙を保持する保持体を
    本体内の情報記録箇所に出し入れし、 前記情報記録箇所における前記保持体に保持された前記
    記録紙を回転させつつ該記録紙の所定領域内に車両の走
    行情報を記録するに当り、 前記情報記録箇所への前記保持体の出し入れのうち少な
    くとも一方の際に、前記所定領域外の前記記録紙部分に
    記録紙出し入れ情報を記録するようにした、 ことを特徴とする運行記録計の記録紙出し入れ情報記録
    方法。
  2. 【請求項2】 前記走行情報の記録手段を用いて前記記
    録紙出し入れ情報を記録するようにした請求項1記載の
    運行記録計の記録紙出し入れ情報記録方法。
  3. 【請求項3】 記録紙を保持する保持体と、 前記保持体が内部の情報記録箇所に対して出し入れされ
    る本体と、 前記本体に設けられた走行情報記録用の走行情報記録手
    段と、 前記本体に設けられ、前記走行情報記録手段を前記保持
    体に保持された前記記録紙の所定領域内部分で記録動作
    させる第1駆動手段と、 を備える運行記録計において、 前記本体に設けられた記録紙出し入れ情報記録用の出し
    入れ情報記録手段と、 前記本体に設けられ、前記出し入れ情報記録手段を前記
    保持体に保持された前記記録紙の前記所定領域外部分で
    記録動作させる第2駆動手段と、 前記本体に設けられ、前記情報記録箇所に対する前記保
    持体の出し入れのうち少なくとも一方を検出する検出手
    段と、 前記検出手段による前記情報記録箇所に対する前記保持
    体の出し入れのうち少なくとも一方の検出時、前記第2
    駆動手段により前記出し入れ情報記録手段を割り込み動
    作させる割り込み動作手段とを設けた、 ことを特徴とする運行記録計。
  4. 【請求項4】 前記保持体が設けられ、該保持体に保持
    された前記記録紙の延在方向と平行する方向に前記本体
    に対して出し入れされるトレー部を有し、前記検出手段
    は、前記トレー部の前記本体に対する出し入れのうち少
    なくとも一方を検出する請求項3記載の運行記録計。
  5. 【請求項5】 前記走行情報記録手段は前記記録紙出し
    入れ情報記録手段を兼ねており、前記割り込み動作手段
    による割り込み時、前記第2駆動手段は前記走行情報記
    録手段を、前記保持体に保持された前記記録紙の前記所
    定領域外部分で記録動作させる請求項3又は4記載の運
    行記録計。
JP6302126A 1994-12-06 1994-12-06 運行記録計の記録紙出し入れ情報記録方法及び運行記録計 Pending JPH08161563A (ja)

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DE19545354A DE19545354C2 (de) 1994-12-06 1995-12-05 Fahrtenschreiber
KR1019950047003A KR0159839B1 (ko) 1994-12-06 1995-12-06 차량운행 기록기 및 그 기록방법

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