JPH0813615B2 - 自動車のフロアカーペット組付方法 - Google Patents

自動車のフロアカーペット組付方法

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JPH0813615B2
JPH0813615B2 JP4331314A JP33131492A JPH0813615B2 JP H0813615 B2 JPH0813615 B2 JP H0813615B2 JP 4331314 A JP4331314 A JP 4331314A JP 33131492 A JP33131492 A JP 33131492A JP H0813615 B2 JPH0813615 B2 JP H0813615B2
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carpet
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floor carpet
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幸治 高尾
洋 栗山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体フロアからサイド
シルの車室内面に渡って敷設されるフロアカーペットの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のフロアカーペットは、図
3に示した構造にて車体に取り付けられている(昭和5
5年4月20日、(株)山海堂発行「自動車工学全書1
3巻乗用車の車体」第181頁参照)。すなわちフロア
パネル1の両側縁には、シルインナ2とシルアウタ3か
らなる閉断面状のサイドシル4が結合されており、又フ
ロアパネル1の中央部には車体前後方向にトンネル部5
が形成されている。このフロアパネル1上には、フエル
ト6を介してフロアカーペット7が敷設されており、該
フロアカーペット7の端末部7aは、ビス8により前記
サイドシル4のフランジを覆うキッキングプレート9と
ともにシルインナ2に固持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造において、前記トンネル部5はフロアパ
ネル1の一般面1aに対して鈍角状に起立成形されてい
るものの、シルインナ2は前記一般面1aに対して略直
角状に結合されている。したがって、フロアカーペット
7は、前記一般面1aからトンネル部5に渡るコーナー
部C1においては、その形状に追従して敷設し得るが、
前記一般面1aからシルインナ2に渡るコーナー部C2
においては、これに追従させることが困難であり、よっ
て図示したように、あえて前記コーナー部C2に追従さ
せることなく、適度の屈曲部10を成形して敷設してい
るのが実情であった。したがって前記屈曲部10におい
ては、フロアカーペット7が前記コーナー部C2から離
間した状態となっており、その結果乗員の踏圧等の部分
的な応力集中によって屈曲部10に伸びや歪みが生じ、
外観品質の低下を招くおそれがあった。
【0004】本発明はこのような従来の実情に鑑みてな
されたものであり、フロアパネルからサイドシルに渡っ
て精度よく追従させつつ敷設することを可能にした自動
車のフロアカーペット構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、それぞれ組立・艤装工程を経たフ
ロントフロアパネルを有するロアボディと、ピラーの下
端部に接合されたサイドシルを有するサイドボディと
を、最終工程にて突き合わせ結合する車体からなる自動
車のフロアカーペット組付方法であって、前記サイドシ
ルの下部に下部フランジを形成し、サイドシルの車室内
面を隠蔽するサイドカーペットをキッキングプレートに
予め一体に結合しておき、該キッキングプレートを前記
サイドシルの上面に結合してサイドボディ側に一体化す
一方で、前記フロントフロアパネルの両側縁に段部を
介してフランジを垂設し、メインフロアカーペットを前
記フロントフロアパネルの上面に敷設してロアボディ側
に一体化し、その後前記ロアボディと前記サイドボディ
とを突き合わせ結合して、その際に、前記フロントフロ
アパネルのフランジを前記サイドシルの下部フランジに
結合することにより該結合部に沿って凹溝を成形すると
共に、該凹溝内に、前記ロアボディ側に一体化されてい
るメインフロアカーペットの端末部と、前記サイドボデ
ィ側に一体化されているサイドカーペットの端末部とを
収容挾持してある。
【0006】
【作用】前記構成において、サイドシルに一体結合され
たサイドカーペットとフロントフロアパネル上に敷設さ
れたメインフロアカーペットとは、ロアボディとサイド
ボディとを突き合わせ結合することによりサイドシルの
車室内面及びフロアパネルの形状に追従して離間なく敷
設し得るとともに、サイドカーペットとメインフロアカ
ーペットの各端末部は、前記凹溝内に収容挾持されて位
置ずれを阻止される。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面に従って
説明する。すなわち本実施例に係る車体は、図2に示し
たように各ラインにおいて組立、艤装工程を経たロアボ
ディ11,サイドボディ12,エンジンコンパートメン
ト13及びルーフアッセンブリ14,リヤエンドアッセ
ンブリ15等を最終工程にて他の周辺部品とともに突き
合わせ結合するように構成されている。前記ロアボディ
11は、フロントフロアパネル16とリヤフロアパネル
17とを結合した構造であって、前記フロントフロアパ
ネル16の両側縁には、図1に示したように段部18を
介してフランジ19が垂設されている。又フロントフロ
アパネル16上にはメインフロアカーペット20が敷設
されており、該メインフロアカーペット20上には、フ
ロントシート21,22及びリヤシート23が配設され
ているとともに前記リヤフロアパネル17の下面にはリ
ヤアクスルユニット24が配設されている。
【0008】前記サイドボディ12は、フロントピラー
25,センタピラー26,リヤピラー27と、この各ピ
ラー25,26,27の上下各端部に接合されたルーフ
サイドレール28及びサイドシル29,さらにはリヤフ
ェンダパネル30,フロントドア31が組み付けられた
構成であって、前記サイドシル29は、シルアウタ32
とシルインナ33とを上部,下部フランジ34,35に
て接合した閉断面状に成形されている。このサイドシル
32の上面にはキッキングプレート36がビス37によ
り取り付けられており、該キッキングプレート36に
は、サイドシル29の車室内面すなわちシルインナ33
を隠蔽する前記メインフロアカーペット20と同素材で
成形されたサイドカーペット37が一体に結合されてい
る。
【0009】前記エンジンコンパートメント13には、
エンジンルーム38内に収容配置されるべきパワーユニ
ット39,ラジエータ40等全ての必要部品及びフロン
トアクスルユニット41が組み込まれており、又ラジエ
ータコアサポートパネル42,フロントフェンダパネル
43,フロントバンパ44,フロントランプユニット4
5,45、ラジエータグリル46,エンジンフード47
等が組み付けられている。
【0010】前記ルーフアッセンブリ14は、ルーフパ
ネル48にフロントルーフレール49,リヤルーフレー
ル50とともに図示しない天井トリムの構成であり、前
記リヤエンドアッセンブリ15はリヤエンドパネル51
にリヤランプユニット52,52を組み付けた構成より
なる。なお、図中53はフロントウィンドゥ、54はバ
ックドア、56はリヤバンパを各々示している。
【0011】かかる構成において、最終工程ではサイド
シル29の下部フランジ35とフロントフロアパネル1
6のフランジ19とをボルト57及びナット58により
固定して、サイドボディ12をロアボディ11の両側に
組み付ける。すると前記段部18とシルインナ33間に
は、図1に明示したように凹溝59が形成され、該凹溝
59内にメインフロアカーペット20とサイドカーペッ
ト37の各端末部20a,37aを押し込んで収容挾持
する。これによってサイドシル29とフロントフロアパ
ネル16の結合部のように略直角状をなすコーナー部C
2においても、離間を生じさせることなく、メインフロ
アカーペット20とサイドカーペット37を前記コーナ
ー部C2の形状に追従させて敷設することができ、しか
も各端末部20a,37aが凹溝59内に収容挾持され
ることによって乗員の踏圧等に起因する位置ずれ変形を
確実防止することができる。
【0012】前述のようにロアボディ11にはメインフ
ロアカーペット20を敷設し、又サイドボディ12には
サイドカーペット37が一体に結合されたキッキングプ
レート36を艤装工程で取り付けることによって狭い車
室内でのフロアカーペット敷設作業が解消され、フロア
カーペットの敷設作業を含む全ての車体組付、艤装工程
をロボットを用いて自動化することが容易となるのであ
る。
【0013】そして前記サイドボディ12とロアボディ
11との結合完了後、これに順次エンジンコンパートメ
ント13,ルーフアッセンブリ14,リヤエンドアッセ
ンブリ15をボルトアンドナットにより結合するととも
に、フロントウィンドゥ53,バックドア54等組み付
けることによって自動車を完成することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、車体サイ
ドシルの上面に配設されたキッキングプレートに、サイ
ドシルの車室内面を隠蔽するサイドカーペットを一体結
合するとともに、サイドシルとフロアパネルの結合部に
形成した凹溝内に前記サイドカーペットとフロアパネル
上に敷設したメインフロアカーペットの各端末部を、ロ
アボディとサイドボディを最終工程にて突き合わせ結合
する際に、前記凹溝内に収容挾持するようにした。よっ
てサイドカーペットとメインフロアカーペットはサイド
シルの車室内面とフロアパネルとに自在に追従し得ると
ともに、前記結合部においては凹溝によって確実に固持
される。したがって単一のフロアカーペットを用いた場
合のように、サイドシルとフロアパネルの結合部に、該
結合部と離間した屈曲部が生ずるようなことはなく、該
屈曲部の位置ずれ変形に起因する品質感の低下を解消す
ることができる。
【0015】又キッキングプレートにサイドカーペット
予め一体に結合しておき、該キッキングプレートをサ
イドシルの上面に結合してサイドボディ側に一体化する
一方で、メインフロアカーペットをフロントフロアパネ
ルの上面に敷設してロアボディ側に一体化し、その後
アボディとサイドボディとを突き合わせ結合して、その
際に、フロントフロアパネルとサイドシルの間に形成さ
れる凹溝内に、各ボディに一体化されているメイン,サ
イド両カーペットの端末部を収容挾持するようにしたた
め、狭い車室内にフロアカーペットを敷設する工程が不
要となり、ロボットを用いた自動組付の実用を可能にす
るものである。さらに又、サイドシルに対するサイドカ
ーペットの組付は、キッキングプレートにサイドカーペ
ットを予め結合してあることから、キッキングプレート
をサイドシルに結合するだけで容易に行うことができ、
しかも、このサイドシルに対するキッキングプレートの
組付作業もサイドボディとロアボディが一体化される前
の状態であることから極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す組付状態における図2
I−I線に相当する断面図。
【図2】同実施例の全体分解斜視図。
【図3】従来の自動車用フロアカーペット構造を示す断
面図。
【符号の説明】
4,29…サイドシル 9,36…キッキングプレート 16…フロントパネル 20…メインフロアカーペット 20a…端末部 33…シルインナ(車室内面) 37…サイドカーペット 37a…端末部 59…凹溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ組立・艤装工程を経たフロント
    フロアパネルを有するロアボディと、ピラーの下端部に
    接合されたサイドシルを有するサイドボディとを、最終
    工程にて突き合わせ結合する車体からなる自動車のフロ
    アカーペット組付方法であって、前記サイドシルの下部
    に下部フランジを形成し、サイドシルの車室内面を隠蔽
    するサイドカーペットをキッキングプレートに予め一体
    に結合しておき、該キッキングプレートを前記サイドシ
    ルの上面に結合してサイドボディ側に一体化する一方
    で、前記フロントフロアパネルの両側縁に段部を介し
    ランジを垂設し、メインフロアカーペットを前記フロ
    ントフロアパネルの上面に敷設してロアボディ側に一体
    化し、その後前記ロアボディと前記サイドボディとを突
    き合わせ結合して、その際に、前記フロントフロアパネ
    ルのフランジを前記サイドシルの下部フランジに結合す
    ることにより該結合部に沿って凹溝を成形すると共に、
    該凹溝内に、前記ロアボディ側に一体化されているメイ
    ンフロアカーペットの端末部と、前記サイドボディ側に
    一体化されているサイドカーペットの端末部とを収容挾
    持したことを特徴とする自動車のフロアカーペット組付
    方法。
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JPS57172286A (en) * 1981-04-17 1982-10-23 Tokyo Shibaura Electric Co Power control device of bwr type reactor
JPS5839260U (ja) * 1981-09-03 1983-03-15 野口 和康 筋力鍛練具

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