JPH08109269A - 難燃マスターバッチ及びその製造方法 - Google Patents

難燃マスターバッチ及びその製造方法

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JPH08109269A
JPH08109269A JP24506594A JP24506594A JPH08109269A JP H08109269 A JPH08109269 A JP H08109269A JP 24506594 A JP24506594 A JP 24506594A JP 24506594 A JP24506594 A JP 24506594A JP H08109269 A JPH08109269 A JP H08109269A
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JP
Japan
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flame
retardant
flame retardant
polymer
masterbatch
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Application number
JP24506594A
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English (en)
Inventor
Akira Miyamoto
宮本  朗
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 難燃剤の分散性、難燃性、形状安定性、及び
成形加工性に優れた性能を有する高濃度難燃マスターバ
ッチを提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂10〜50重量%と難燃剤90
〜50重量部とからなる難燃マスターバッチ、及びその
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃マスターバッチと
その製造方法に関する。さらに詳しくは難燃剤の分散
性、難燃性、形状安定性及び成形加工性に優れた性能を
有する難燃マスターバッチとその製造方法に関する。本
発明の難燃マスターバッチを用いて得られる成形体は、
家電製品、OA機器のハウジング、車両部品、雑貨等の
用途に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より成形材料として使用されている
難燃樹脂、難燃ゴム(以下、これらを総称して難燃ポリ
マーという)は、液状または粉体の難燃剤をポリマーに
直接添加し、さらに溶融混練してポリマー内に練り込む
ことによって得られている。一方、別の難燃剤の添加方
法として、予め難燃剤の含有量の高いポリマー組成物
(難燃マスターバッチ)を製造し、この難燃マスターバ
ッチをポリマーに添加して難燃ポリマーを得る難燃マス
ターバッチ法がある。
【0003】このマスターバッチ法は、成形体の加工工
程において、ポリマーと難燃マスターバッチを混合する
のみで手軽に任意のポリマー組成物を得ることができる
ので、安価でかつ小量生産にも順応できるフレキシブル
な難燃ポリマーの製造方法として注目されている。難燃
マスターバッチは、熱安定性に優れ、ポリマーに添加し
た場合、分散性に優れ、その結果、優れた難燃性と成形
外観性が得られ、さらに機械的強度及び成形加工性に優
れた組成物を与えることが要求される。
【0004】さらに、経済効果を高めるためには、でき
る限り難燃剤が多く含まれる高濃度難燃マスターバッチ
が望まれる。この難燃マスターバッチは、一般的に、成
形体ポリマーと同一の熱可塑性ポリマーをバインダーポ
リマーとして使用し、該バインダーポリマーと難燃剤成
分を予備混合した後に押出機等の溶融混練機に一括して
投入し、混練、ペレタイズの工程を経て得られる。
【0005】しかしながら、一般的にバインダーポリマ
ーと難燃剤は溶融温度や溶融粘度が大きく異なるため
に、ポリマーのスリップによるフィード不良、ポリマー
の可塑化不良、溶融難燃剤のバックフロー等により生産
安定性に問題が生じる他、混練不良による難燃剤の分散
不良、さらには難燃剤の熱的劣化等の問題が多々発生す
る。
【0006】これらの問題は、難燃剤含有量が概ね70
重量%以上の高濃度難燃マスターバッチの製造において
特に顕著となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、難燃
剤の含有率が高く、分散性が優れ、しかも難燃ポリマー
どの製造コストを大幅に削減することが可能な難燃マス
ターバッチ及びその製造方法を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題に
鑑み、高濃度の難燃マスターバッチの製造について種々
検討した結果、難燃マスターバッチに使用するバインダ
ーポリマーを加熱可塑化した後に難燃剤成分を供給して
溶融混練を行うことによって、バインダーポリマー中に
難燃剤を短時間に分散させることができ、生産性が向上
するのみならず、難燃剤の熱的劣化も低減させることが
でき、高濃度難燃マスターバッチの製造も容易に行える
ことを見いだし、本発明に至った。
【0009】すなわち、本発明は、熱可塑性ポリマー1
0〜50重量%と難燃剤90〜50重量%とからなる難
燃剤マスターバッチ、であり、熱可塑性ポリマーを加熱
溶融した後に難燃剤を配合し、次いで混練することを特
徴とする難燃マスターバッチの製造方法、である。本発
明に用いられる難燃剤は、一般にゴム、樹脂等に使用さ
れる難燃剤で、ハロゲン含有化合物、リン含有化合物等
の有機系難燃剤、及び、ポリリン酸アンモニウム、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤燐等の無機系
難燃剤が挙げられる。
【0010】ハロゲン含有化合物として、例えば、テト
ラブロモビスフェノールA、あるいはテロラブロモビス
フェノールA−ビス(2−ヒドロキシエチルエーテ
ル)、テロラブロモビスフェノールA−ビス(2,3−
ジブロモプロピルエーテル)等のテロラブロモビスフェ
ノールA誘導体、ヘキサブロモジフェニルエーテル、オ
クタブロモジフェニルエーテル、デカブロモジフェニル
エーテル、ビス(トリブロモフェノキシ)エタン、ビス
(ペンタブロモフェノキシ)エタン、ビス(ペンタブロ
モフェニル)エタン、ヘキサブロモシクロデカン等が挙
げられる。
【0011】さらに、ハロゲン含有化合物として、例え
ばモノブロモフェノール、トリブロモフェノール、ペン
タブロモフェノール、トリブロモクレゾール、ジブロモ
プロピルフェノール、テトラブロモビスフェノールS、
塩化シアヌル等の重合により、あるいはこれらと上記ハ
ロゲン化物の群から選ばれる1種以上のハロゲン化合物
との共重合により得られるオリゴマー型ハロゲン化合物
が使用できる。
【0012】さらにまた、ハロゲン含有化合物として、
テトラブロモビスフェノールAのポリカーボネイトオリ
ゴマー、テトラブロモビスフェノールAとビスフェノー
ルAのポリカーボネイトオリゴマー、テトラブロモビス
フェノールSのポリカーボネイトオリゴマー、テトラブ
ロモビスフェノールSとビスフェノールSとのポリカー
ボネイトオリゴマー等が挙げられる。
【0013】なお、さらに、ハロゲン含有化合物とし
て、下記一般式(1)で表されるハロゲン化エポキシオ
リゴマーが挙げられる。
【0014】
【化1】
【0015】また、さらに、ハロゲン含有化合物とし
て、塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン、臭素化ポ
リスチレン、エチレンビステトラブロモフタルイミドが
挙げられる。また、難燃剤のうち、リン含有化合物とし
て、下記一般式(2)で表される有機ホスフェート化合
物を挙げることができる。
【0016】
【化2】
【0017】この有機ホスフェート系化合物の具体例と
しては、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホス
フェート、トリキシレニルホスフェート、トリイソプロ
ピルホスフェート、トリペンチルホスフェート、トリヘ
キシルホスフェート、トリシクロヘキシルホスフェー
ト、トリス−(ジブロモプロピル)−ホスフェート、ト
リス−(クロロフェニル)−ホスフェート、4−クロロ
フェニルジフェニルホスフェート等の他、ビスフェノー
ルAホスフェートポリマー、クレジルジフェニルホスフ
ェートの二量体等が挙げられる。
【0018】また、リン含有化合物としては、下記一般
式(3)で表される有機ホスフェート系化合物を挙げる
ことができる。
【0019】
【化3】
【0020】前記一般式(3)で表される有機ホスフェ
ート系化合物の具体例としては、フェニルホスホニック
酸の、ジメチルエステル、ジエチルエステル、ジブチル
エステル、ジ−n−アミルエステル、ジフェニルエステ
ル、あるいは、ジ−p−ブチルフェニルエステル;4−
メチルフェニルホスホニック酸の、ジエチルエステル、
ジフェニルエステルあるいは、ジ−p−トリルエステ
ル;メチルホスホニック酸の、ジメチルエステル、ジエ
チルエステル、ジプロピルエステル、ジイソプロピルエ
ステル、ジフェニルエステル、ジ−m−トリルエステ
ル、あるいはジ−p−トリルエステル;エチルホスホニ
ック酸の、ジエチルエステルあるいはジブチルエステ
ル;プロピルホスホニック酸の、ジエチルエステルある
いはジプロピルエステル;ブチルホスホニック酸の、ジ
メチルエステルあるいはジブチルエステル;イソブチル
ホスホニック酸の、ジエチルエステルあるいはジブチル
エステル;イソアミルホスホニック酸の、ジエチルエス
テルあるいはジフェニルエステル;n−ヘキシルホスホ
ニック酸の、ジエチルエステルあるいはジブチルエステ
ル;n−ヘプチルホスホニック酸の、ジエチルエステル
あるいはジブチルエステル;n−オクチルホスホニック
酸の、ジエチルエステルあるいはジブチルエステル;n
−ノニルホスホニック酸の、ジエチルエステルあるいは
ジブチルエステル;n−デシルホスホニック酸の、ジエ
チルエステルあるいはジブチルエステル;n−ドデシル
ホスホニック酸の、ジエチルエステルあるいはジブチル
エステル;n−テトラデシルホスホニック酸の、ジエチ
ルエステルあるいはジブチルエステル;n−オクタデシ
ルホスホニック酸の、ジエチルエステルあるいはジブチ
ルエステルなどを挙げることができる。
【0021】本発明の難燃マスターバッチは、上記の難
燃剤が、単独でも、また2種以上を混合して使用されて
いてもよい。また、本発明の難燃剤マスターバッチは、
必要に応じて難燃助剤が併用されていてもよい。難燃助
剤としては、酸化鉄、ホウ砂、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸
バリウム、酸化ジルコニウム、酸化モリブデンのほか、
三酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、アンチモン酸ナトリウム、リン酸アンチモンなどの
アンチモン化合物が挙げられ、これらは1種または2種
以上が使用されていてもよい。
【0022】これらの難燃助剤のうち、好ましくは三酸
化アンチモン、アンチモン酸ナトリウムである。これら
の難燃助剤が併用されたものは、一段と優れた難燃性が
得られる。なお、難燃助剤の使用量は、難燃剤100重
量部に対して、通常、5〜40重量部であることが好ま
しい。さらに好ましくは10〜30重量部である。
【0023】本発明の難燃マスターバッチは、熱可塑性
のバインダーポリマーと難燃剤とを主成分とする組成物
であり、その組成割合は、熱可塑性のバインダーポリマ
ーが10〜50重量部、難燃剤が90〜50重量部であ
り、好ましくは熱可塑性のバインダーポリマー15〜4
0重量部、難燃剤85〜60重量部、更に好ましくは熱
可塑性のバインダーポリマー20〜35重量部、難燃剤
80〜65重量%である。
【0024】熱可塑性のバインダーポリマーが10重量
部未満(難燃剤が90重量部を超える場合)であると、
安定してマスターバッチを生産することができず、また
マスターバッチの機械的強度が充分でなく好ましくな
い。一方、熱可塑性のバインダーポリマーが50重量部
を超えると(難燃剤が50重量部未満の場合)、本難燃
マスターバッチを用いて所定の難燃剤含有量の難燃ポリ
マーを得るためには、多量の難燃剤マスターバッチの添
加が必要となり、マスターバッチ特有の経済効果が低下
するので好ましくない。
【0025】また、本発明の難燃マスターバッチは、必
要に応じて各種の添加剤が添加されていてもよい。この
添加剤としては、難燃剤分散剤、例えば、金属せっけん
等の界面活性剤、各種のワックス、鉱油、植物油など;
滑剤、例えばパラフィンワックス、ステアリン酸、n−
ブチルステアレート、ケトンワックス、オクチルアルコ
ール、ポリシロキサン、エチレンビスステアロアミド;
酸化防止剤、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェノール、2−(1−メチルシクロヘキシル)−
4,6−ジメチルフェノール、2,2−メチレン−ビス
−(4−エチル−t−ブチルフェノール)、トリス(ジ
ノニルフェニル)ホスフェート;紫外線吸収剤、例えば
p−t−ブチルフェニルサリシレート、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2’−
ヒドロキシ−4’−m−オクトキシフェニル)ベンゾト
リアゾール、;帯電防止剤、例えばステアロアミドプロ
ピルジメチル−β−ヒドロキシエチル、アンモニウムト
レート;安定剤、例えばホスファイト類、エポキシ化合
物、有機スズ化合物、など;着色剤、例えば酸化チタ
ン、カーボンブラック;顔料などを挙げることができ
る。また、公知の可塑剤などが配合されていてもよい。
【0026】特に、本発明の難燃マスターバッチに前記
の難燃剤分散剤、及び/または、滑剤が配合されている
と、熱可塑性のバインダーポリマー中における難燃剤の
分散性が向上するのみならず、熱可塑性のバインダーポ
リマーと難燃剤の溶融混練時の混練温度を下げることが
できるので、難燃剤の熱的劣化を低減できるので好まし
い。
【0027】難燃剤と難燃剤分散剤及び/または滑剤の
好ましい配合割合は、難燃剤が90〜99.5重量部に
対し、難燃剤分散剤及び/または滑剤が10〜0.5重
量部である。本発明の難燃マスターバッチは、バインダ
ーとなるポリマーを予め加熱溶融し、次いで、難燃剤、
難燃助剤、更に必要に応じて前記添加剤を加えて溶融混
練することによって得られる。
【0028】一般に、難燃剤含有量が70重量%以上の
高濃度難燃マスターバッチを製造する場合において、難
燃剤が以下の〜に示すごとき性状を有する場合、す
なわち、 液状、または、融点が概ね100℃以下の低軟化温度
難燃剤、 融点が概ね300℃以上である高軟化温度難燃剤、 熱安定性に乏しく容易に熱分解が生じる難燃剤、 においては、バインダーポリマーと難燃剤成分を一括し
て押出機などの加工機に投入する製造方法では、次のよ
うな理由からその製造が極めて困難になる。
【0029】すなわち、上記液状または低軟化温度難
燃剤を使用する場合においては、液状の難燃剤の熱伝導
率が小さいためにバインダーポリマーに効率よく熱が伝
導せずにバインダーポリマーの可塑化不良が生じ、混練
不足や溶融難燃剤のバックフロー等が生じ、難燃マスタ
ーバッチを安定に製造することができない。また、の
ごとき融点が概ね300℃以上である高軟化温度難燃剤
を使用する場合においては、加工機内部で粉体が流動不
良を生じるため、加工機が過負荷(トルクオーバー)を
生じたり、ダイ詰まりを生じるなどして、その生産安定
性は極めて悪い。
【0030】さらに、のごとき、熱安定性に乏しい難
燃剤を使用する場合においては、溶融混練を短時間に行
わなわなけれは難燃剤の分解が顕著となる。しかしなが
ら、本発明の難燃マスターバッチの製造方法、すなわ
ち、熱可塑性ポリマーを加熱溶融した後に難燃剤を配合
し、次いで溶融混練を行う難燃マスターバッチの製造方
法によれば、上記〜の性状を示す難燃剤を使用する
場合においても、それぞれ、(a)溶融ポリマーと液状
または低軟化温度難燃剤を混練するために混練が容易に
なる、(b)溶融ポリマーが粉体状の難燃剤に浸透する
ことが可能となるために加工機内部の流動不良を防ぐこ
とができ、加工機の過負荷、ダイ詰まり等が生じにく
い、(c)難燃剤の加熱混練時間を短縮できるので難燃
剤の熱的劣化を最小限に抑えることができる、等の理由
により、高濃度難燃マスターバッチを生産安定性良く、
容易に得ることができる。
【0031】本発明の難燃マスターバッチの製造方法
は、難燃剤、難燃助剤、および各種の添加剤を溶融した
バインダーポリマーに配合する場合に、予めミキシング
を行って添加することもできるが、必要に応じてこれら
を別々に供給して配合することもできる。本発明の難燃
マスターバッチの製造は、一軸押出機、多軸押出機、バ
ンバリーミキサー、ニーダーなどの加工機を使用するこ
とができるが、これらのうち、一軸押出機あるいは多軸
押出機を好ましく使用することができる。
【0032】一軸押出機あるいは多軸押出機において
は、押出機の前段(スクリュー根元側)でバインダーと
なる熱可塑性ポリマーを供給し、加熱可塑化し、溶融
し、次いで、押出機の中段または後段(ダイ側)で難燃
剤成分の供給を行うと、安定して連続的に高濃度の難燃
マスターバッチを生産がる行えるので好ましい。特に、
混練機能が優れた多軸押出機を用いることにより、一段
と性能が優れた難燃マスターバッチが得られるので好ま
しい。
【0033】なお、本発明の難燃マスターバッチを配合
して難燃性を与えるポリマーとして、樹脂としては、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンのご
ときポリオレフィン樹脂、ポリスチレン、ハイインパク
トポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、AAS樹脂、
ACS樹脂、AES樹脂のごときスチレン系樹脂、ポリ
カーボネイト樹脂、ナイロン6、ナイロン6,6のごと
きポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレートのごときポリエステル樹脂、ポ
リフェニレンエーテル樹脂、含フッ素樹脂、含珪素樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂
等が挙げられ、また、ゴムとしては、天然ゴム、スチレ
ン・ブタジエンゴム、合成天然ゴム、ブタジエンゴム、
クロロピレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、エチレ
ンプロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ア
クリルゴム、エピクロロヒドリンゴム等のほか、スチレ
ン・ブタジエンブロック共重合体、水添スチレン・ブタ
ジエンブロック共重合体、スチレン・イソプレンブロッ
ク共重合体、水添スチレン・イソプレンブロック共重合
体等の各種の熱可塑性エラストマーが挙げられる。
【0034】また、本発明で使用されるポリマーとし
て、2種以上のポリマーからなるポリマーアロイも使用
することができる。本発明の難燃マスターバッチは、難
燃ポリマーとは異なる熱可塑性ポリマーをバインダーポ
リマーとして使用することもできるが、成形品の物性の
低下を抑制するために難燃ポリマーと同一のポリマー、
もしくは難燃ポリマーと混和性に優れるポリマーをバイ
ンダーポリマーとして使用するのが好ましい。
【0035】また、バインダーポリマーとして2種類以
上の熱可塑性ポリマーをブレンドして使用することもで
きる。本発明の難燃マスターバッチを各種成形加工機に
供給する方法としては、予めポリマーパウダー、あるい
はポリマーペレットと混合して一括して供給することも
可能であり、難燃マスターバッチとポリマーを別々のフ
ィーダーを用いて各種成形機に供給することも可能であ
る。また、難燃マスターバッチを成形機の途中からサイ
ドフィードする方法も適用することができる。本発明の
難燃マスターバッチは輸送性、定量性に優れるので、こ
のようにポリマーと難燃マスターバッチを別途に供給し
ても、得られる製品の組成比を均一にすることができ
る。
【0036】本発明の難燃マスターバッチのポリマーへ
の配合比は、ポリマーの種類、難燃マスターバッチに用
いるポリマーや難燃剤、難燃剤含有率によっても異なる
が、通常、ポリマー95〜70重量部に対して難燃剤マ
スターバッチが5〜30重量部であることが好ましい。
より好ましくは、熱可塑性ポリマー90〜50重量部に
対して10〜50重量部である。
【0037】難燃マスターバッチの添加量が5重量部以
下であると、目的とする難燃効果が得られず、一方、難
燃マスターバッチの添加量が70重量部を超えると得ら
れる難燃ポリマーの機械的物性が損なわれることが多
い。本発明の難燃マスターバッチは、従来公知の任意の
ポリマーの成形加工方法に適用することができ、例え
ば、射出成形、圧縮成形、押出し成形(シート成形、ブ
ロー成形)等により、各種形状の成形物に容易に成形す
ることができ、極めて多種多様にわたる実用上有用な難
燃ポリマー成形品を作ることができる。
【0038】特に近年、高混練機能をもった可塑化スク
リュー(例えば、ハイメルタ(日本製鋼所(株)製、商
品名)、UBスクリュー(三菱重工業(株)製、商品
名)、DBスクリュー(東芝機械(株)製、商品名)、
SFスクリュー(住友重機械工業(株)製、商品名)、
あるいは、ピン型、フィン型(ダルメージ等)の特殊ミ
キシングエレメント、さらにはミキシングノズル(東レ
(株)製、商品名)等の混練機能を有した各種の成形機
が開発されており、本発明の難燃マスターバッチはこれ
らの高混練機能を有する成形機を用いて成形加工を行う
ことにより、一層優れた難燃ポリマー製品を得ることが
できる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、実施例中の部は重量基準である。物性測定
は以下の通りに行った。 (1)難燃マスターバッチの製造安定性 難燃マスターバッチ製造におけるペレットの製造状況を
目視により評価した。
【0040】すなわち、液状の難燃剤が投入口にあふ
れる、加工機がトルクオーバーで停止する、難燃剤
がダイ詰まりする、などが生じるか、生じないかによ
り、×と○、に生産安定性を評価した。 (2)アイゾット衝撃強さ ポリマーペレットと難燃マスターバッチの混合物を射出
成形機(日本製鋼(株)製、商品名 J50E−C3、
L/D=20、HPスクリュー付き)に直接供給し、シ
リンダー設定温度230℃、金型温度60℃にて試験片
を作製し、ASTM D256に準じ評価した。 (3)難燃性 アンダー.ライト.ラボラトリー(UL)が定めるサブ
ジェクト94に準じ、1/8インチ厚さの試験片の難燃
性を評価した。 (4)引張強伸度 アイゾット衝撃強さの試験片に用いた試験片の作製と同
様の条件で試験片を作製し、ASTM D638に準じ
評価した。 (5)成形体の表面外観性 100mm×100mm×2mmの平板プレートを射出
成形により作製し、表面外観を目視により評価した。
【0041】○;平滑な面を有し、光沢むら、フローマ
ークなどの不良が認められない。 ×;光沢むら、フローマークなどの不良現象がみられ
る。
【0042】
【実施例1〜5】二軸押出機(W&P社製、内径25m
m、L/D=42(10バレル構成)、商品名 ZSK
−25)を用いて難燃マスターバッチを製造した。表1
の配合でスクリュー根元側からバインダーポリマーを供
給し、加熱可塑化を行い、押出機の第6バレル(押出機
の,根元側を第1バレル、ダイ側を 第10バレルと称
す)から下記の成分からなる難燃剤成分(FR−1、F
R−2、FR−3)を供給し、溶融混練を行った。
【0043】難燃剤成分は予めヘンシェルミキサーを用
いて予備混練をおこなった後、サイドフィーダーを用い
て第6バレルより供給した。押出機の設定温度はバイン
ダーポリマーの可塑化ゾーン(第2〜第5バレル)を2
30〜250℃とした。混練物をダイから吐出させた
後、ペレタイズを行い、難燃マスターバッチ(以下、難
燃MBと略す)を得た。なお、バインダーポリマー以外
の難燃剤成分は予めヘンシェルミキサーで混合を行っ
た。
【0044】得られた難燃MBを下記の熱可塑性ポリマ
ーと表2に示す割合でペレット混合し、射出成形機によ
り試験片を作製し、各物性評価を行った。以下に難燃剤
成分の成分を示す。 (1)難燃剤成分FR−1 難燃剤;臭素化エポキシ樹脂(大日本インキ化学工
業(株)製、商品名プラサームEC−14、mp.10
0℃、臭素含有量58%)75部 難燃助剤;三酸化アンチモン粉末(同和工業(株)
製、商品名 アンチモニブルーニ100A)18部 滑剤;ステアリン酸亜鉛(大日化学(株)製、商品
名 ダイワックスZP )2部 分散剤;パラフィンオイル(エッソ石油(株)製、
商品名 クリストール352)5部 (2)難燃剤成分FR−2 難燃剤;エチレンビステトラブロモフタルイミド
(浅野ケミカル(株)製商品名 サイテックBT−9
3、mp.446℃)65部 難燃助剤;三酸化アンチモン粉末(同和工業(株)
製、商品名 アンチモニブルーニ100A)25部 酸化防止剤;(住友化学工業(株)製、商品名 ス
ミライザーGS)0.5部 滑剤;ステアリン酸カルシウム(大日化学(株)
製、商品名 ダイワックスC)0.5部 分散剤;パラフィンオイル(エッソ石油(株)製、
商品名 クリストール352)9部 (3)難燃剤成分FR−3 難燃剤;ポリリン酸アンモニウム系難燃剤(ヘキス
ト社製、商品名 ホスタフラム AP745)95部 滑剤;ステアリン酸亜鉛(大日化学(株)製、商品
名 ダイワックスZP)2部 分散剤;パラフィンオイル(エッソ石油(株)製、
商品名 クリストール352)3部 以下に使用した熱可塑性ポリマーを示す。
【0045】ハイインパクトポリスチレン:HIPS
(旭化成工業(株)製、商品名 H8117) ポリスチレン:PS (旭化成工業(株)製、商品名
GP685) スチレン・ブタジエンブロック共重合体:SBS(旭化
成工業(株)製、商品名 タフプレンA) 水添スチレン・ブタジエンブロック共重合体:SEBS
(旭化成工業(株)製、商品名 タフテックH105
1) ブロックポリプロピレン:PP(旭化成工業(株)製、
商品名 M8600) 結果を表2に示す。表2に示す実施例1〜5は、本発明
の難燃MBを使用したものであり、本発明の目的とする
ものが得られている。
【0046】
【比較例1〜4】比較例1は、熱可塑性ポリマーの割合
が本発明の範囲未満の5%である以外は実施例1と同様
に難燃MBを製造した例であり、押出機のダイに詰まり
が生じて難燃MBを製造することが出来なかった。比較
例2は、難燃剤組成物FR−1とバインダーポリマーの
ペレットとを実施例1と同様の配合比でミキシングした
後、一括して押出機に供給し、押出機の設定温度を25
0℃に設定して溶融混練を行い、ペレタイズを行った。
【0047】結果は、溶融した難燃剤(100℃)がス
クリュー根元側へバックフローするために、バインダー
ポリマーのペレットがスリップしてフィード不良が起こ
り、難燃MBペレットを安定して製造することが出来な
かった。比較例3は、難燃剤組成物FR−2とバインダ
ーポリマーのペレットとを実施例2と同様の配合比でミ
キシングした後、一括して押出機に供給し、押出機の設
定温度を250℃に設定して溶融混練を行い、ペレタイ
ズを行った。
【0048】結果は、押出機内の難燃剤の流動性が極め
て悪く、機械に過負荷が生じ、難燃MBペレットを製造
することが出来なかった。比較例4は、難燃剤組成物F
R−3とバインダーポリマーのペレットとを実施例5と
同様の配合比でミキシングした後、一括して押出機に供
給し、押出機の設定温度を250℃に設定して溶融混練
を行い、ペレタイズを行った。
【0049】結果は、押出機内において難燃剤成分が分
解し、難燃MBペレットを安定に製造することができな
かった。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【発明の効果】本発明の難燃MBは、樹脂、ゴムなどに
添加した場合、難燃MBの分散性が優れていることか
ら、優れた難燃性と表面外観性、さらには優れた機械的
強度及び成形加工性を有する難燃組成物が得られる。ま
た、本発明の難燃MBは、難燃剤の含有率が高いので、
難燃ポリマーの製造コストの大幅な削減が可能となる。
【0054】本発明の難燃剤MBを用いて得られる成形
品は、家電製品、OA機器のハウジング、車両部品、雑
貨等の用途に使用することができる。さらに、本発明の
難燃MBの製造方法により、高濃度難燃MBの製造を容
易に行うことができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリマー10〜50重量%と難
    燃剤90〜50重量部とからなることを特徴とする難燃
    マスターバッチ。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリマーを加熱溶融した後に難
    燃剤を配合し、次いで、混練することを特徴とする難燃
    マスターバッチの製造方法。
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