JPH081058Y2 - ロータリー式射出成形機における金型交換装置 - Google Patents

ロータリー式射出成形機における金型交換装置

Info

Publication number
JPH081058Y2
JPH081058Y2 JP9443591U JP9443591U JPH081058Y2 JP H081058 Y2 JPH081058 Y2 JP H081058Y2 JP 9443591 U JP9443591 U JP 9443591U JP 9443591 U JP9443591 U JP 9443591U JP H081058 Y2 JPH081058 Y2 JP H081058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
seating surface
rotary table
exchanging
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9443591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0743613U (ja
Inventor
雅樹 柿本
喬裕 藤
Original Assignee
株式会社新潟鉄工所
株式会社土屋製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新潟鉄工所, 株式会社土屋製作所 filed Critical 株式会社新潟鉄工所
Priority to JP9443591U priority Critical patent/JPH081058Y2/ja
Publication of JPH0743613U publication Critical patent/JPH0743613U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH081058Y2 publication Critical patent/JPH081058Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロータリーテーブル上
に複数の金型を載置し、ロータリーテーブルの回転に伴
ってこれらの金型に順次射出成形を行うようにしたロー
タリー射出成形機における金型交換装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】このようなロータリー射出成形機として
は、例えば特開平2−165922号公報に記載された
ようなものが知られている。これは、所定の角度で間欠
的に割出し回転するロータリーテーブル上に設けられた
複数の着座面のそれぞれに、金型をクランプによって着
脱可能に載置するとともに、ロータリーテーブルの回転
に伴う金型の回転位置に対応して型締・射出、ステーシ
ョン金型交換ステーション、冷却ステーション、および
型開ステーションを順次設けた構成とされており、狭い
スペースを有効に利用して効率のよい射出成形作業を行
うことを目的としている。
【0003】これらの金型回転位置のうち上記金型交換
ステーションに対応する位置には、ロータリーテーブル
と同一平面をなす金型交換台とプル・プッシャー、およ
び予め複数の金型を貯蔵しているストレージボックスと
から構成される金型交換装置が設けられている。この金
型交換装置によって金型交換ステーションに位置した金
型を交換する場合には、まずクランプによる固定を解除
するとともにプル・プッシャーによって金型をロータリ
ーテーブルの着座面から金型交換台上に移送し、さらに
他のプル・プッシャーによってこの金型をストレージボ
ックス内に収納する。
【0004】次いでストレージボックスを移動して、新
たに射出成形に供される金型を金型交換台上に移送し、
これをロータリーテーブルの着座面に送り出してクラン
プで固定する。このように上記構成の金型交換装置で
は、成形品の種類の切り替え等に際して金型交換が必要
となった場合には、ロータリーテーブルの回転が停止し
ている間に金型の交換を行って、実質的に成形サイクル
内での金型の段取り替えを図ろうとしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このように
ロータリーテーブルの回転が停止している短い時間内に
金型を交換するには、ロータリーテーブルの着座面から
金型交換台への交換される金型の移送、および金型交換
台からロータリーテーブルの着座面への新たな金型の搬
入がきわめて円滑に行われなければならない。このた
め、上記金型は着座面からできるだけ動き易いように設
定されることが望ましい。
【0006】しかしながらその反面、このように着座面
から金型が動き易く設定された場合には、クランプによ
る固定にも拘らずロータリーテーブルの回転や型締・射
出ステーションにおける型締、あるいは型開ステーショ
ンにおける型開きによって金型の位置がずれてしまうと
いう問題が生じる。特に、上記型締・射出ステーション
においては金型にきわめて大きな型締力が作用すること
から、ロータリーテーブルに僅かな傾きが生じた場合で
も、この型締力の分力が水平方向に大きく作用する。そ
して、これによって金型のずれが拡大してしまって円滑
な成形作業が阻害されてしまうおそれがあるため、金型
の着座安定性という観点からは、成形中の各金型は着座
面にできるだけ動き難いように設置されることが望まし
い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような互
いに相反する課題を同時に解決するためになされたもの
であって、金型交換位置に対応する位置に金型交換台を
設け、この金型交換台には、ロータリーテーブル上の金
型の着座面に連なる該金型交換台の台座面に金型を保持
する台座を形成するとともに、この台座と上記着座面と
の間で金型を移し換える移送手段を付設する一方、上記
着座面には、該着座面から出没可能とされた複数のロー
ラを該着座面から上記金型交換台の台座側に向かうよう
に配列したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このような構成の金型交換装置によれば、金型
交換時にあっては金型交換位置においてローラを着座面
から突出させることにより、金型の移送をきわめて円滑
に行うことが可能となる。他方、金型交換時以外には上
記ローラをロータリーテーブルの着座面より下方に没入
させることにより、金型を着座面に密着させて安定的に
載置することができる。これにより、ロータリーテーブ
ルの回転や型締・射出ステーションにおいて作用する型
締力等による金型のずれを防いで円滑かつ正確な成形作
業を連続的に行うことが可能となる一方、金型交換の際
には着座面から金型交換台への金型の移送を容易かつ短
時間に行うことができ、ロータリーテーブルの短い回転
停止時間内でも十分これに対応して成形サイクル内での
金型の段取り替えを行うことが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の一実施例につ
いて説明する。図1ないし図3は、本実施例に係わるロ
ータリー式射出成形機の全体構成を示すもので、このロ
ータリー式射出成形機は射出装置1と成形装置2、およ
び金型交換装置3とから概略構成されている。ただし、
図1および図2においては金型交換装置3は省略されて
いる。射出装置1は、加熱筒11内に可塑化された樹脂
原料をスクリューやプランジャ等によって加熱筒11先
端のノズル12から射出する周知のものであり、基台1
3上に設置されて上記成形装置2に対して進退自在とさ
れている。
【0010】成形装置2は、基盤G上に立設された中心
軸21に挿通されて水平に支持されたロータリーテーブ
ル22と、このロータリーテーブル22の上記射出装置
1に面する位置の上方に配置された型締装置23と、こ
の型締装置23とは上記中心軸21を挟んで反対側に配
設された型開装置24とから概ね構成されている。そし
て、ロータリーテーブル22上の盤面のうち、型締装置
23の直下に位置する部分、すなわち上記射出装置1に
面する部分が型締・射出ステーションS1とされてお
り、以下、ロータリーテーブル22の回転方向(図2に
おいて反時計回り方向)に沿って90度毎に、冷却ステ
ーションS2、型開ステーションS3、および金型交換ス
テーションS4となっている。
【0011】ロータリーテーブル22は、上記中心軸2
1にベアリング等を介して外嵌されるとともに、その下
面が上記中心軸21の周囲の基盤Gに立設された支持柱
25上のコロに接触して支承され、上記中心軸21を中
心に水平面内にて回転可能とされている。また、このロ
ータリーテーブル22の下面には、該ロータリーテーブ
ル22と同軸かつ一体に回転するとともに外周にギアが
形成された可動円盤26が設けられ、一方この可動円盤
に隣接する位置には上記ギアに噛み合う駆動ギア27を
有する駆動装置28が配設されている。この駆動装置2
8には、近接スイッチ等によってロータリーテーブル2
2の回転位置を割出す割出し機構を有する制御装置(図
示略)が接続されており、この制御装置からの信号を受
けて駆動装置が可動・停止することにより、上記ロータ
リーテーブル22は間欠的に一定の角度(本実施例では
90°)回転駆動されるとともに、所定の回転位置で位
置決めされて停止するようになっている。
【0012】このようなロータリーテーブル22に載置
される金型Kは、本実施例では上型K1と下型K2とに2
分割されるものであって、上記各ステーションS1〜S4
の位置に対応して載置され、上記下型K2がロータリー
テーブル22上面に突設されたガイドピン31…に案内
されることによって位置決めされるとともに、この下型
K2の両側に2つずつ該下型K2に向かって配置されたク
ランパ32…によって下型K2のフランジFが狭着され
て固定される。そして本実施例では、ロータリーテーブ
ル22上の盤面のこれらガイドピン31…およびクラン
パ32…によって囲まれる部分が、上記金型Kが載置さ
れる着座面33となる。なお、図中34は、各金型に冷
却水を供給し、あるいは供給された冷却水を各金型から
排水するためのカプラである。また、上記下型のロータ
リーテーブル22外周側に位置する部分にはフック35
が設けられている。
【0013】一方、上記型締・射出ステーションS1に
配設される型締装置23は、上記中心軸21とともに平
面視に略正三角形をなすように2本の支持軸41,41
が配置され、これら中心軸21と支持軸41,41とを
橋架するように設けられた基板42の中央にプレス装置
43が取り付けられて構成されている。このプレス装置
43は油圧によってラム44を昇降させる周知のもので
あって、このラム44の下端には上記ロータリーテーブ
ル22に対向するように可動板45が取り付けられてお
り、上記ラム44を降下させて金型を可動板45とロー
タリーテーブル22との間で押圧することにより、該金
型を型締するようになっている。
【0014】また、上記型開ステーションS3に配設さ
れる型開装置24は、4本の支柱51…により支持され
た天板52に昇降用油圧シリンダー53が設けられ、こ
の昇降用油圧シリンダー53の下端にロータリーテーブ
ル22に対向して支持板54が取り付けられ、さらにこ
の支持板54の下面に上記金型Kの上型K1を狭着する
クランプ55…が装着された構成となっている。ここ
で、符号56は支持板54の上面に垂設され、天板52
の挿入孔に挿通されて支持板54をガイドする棒状の案
内部材である。なお、この型開装置24には、支持板上
面に立設された棒状部材57aの長孔に、天板に水平に
設けられた挿入用油圧シリンダー57b先端の棒状片を
挿入して上記天板および上型の落下を防止する落下防止
装置57が付設されている。
【0015】そして上記ロータリーテーブル22の金型
交換ステーションS4には、図3および図4に示すよう
な金型交換装置3が配設されている。ただし、図4にお
いては他のステーションS1〜S3や射出装置1、型締装
置23、あるいは型開装置24等は省略されている。こ
の金型交換装置3は、上記金型交換ステーションS4に
臨んで配設された金型交換台61と上記ロータリーテー
ブル22の着座面33に埋設されたリフトローラ62、
および該リフトローラ62を出没させる油圧駆動系63
とから概略構成されている。
【0016】金型交換台61は、平面視でロータリーテ
ーブル22の接線方向に沿って床面に配設された一対の
平行なレール64上に設置されて、該接線方向に往復移
動可能とされている。この金型交換台61の上面は、図
3に示すようにロータリーテーブル22の上面に略面一
とされており、上記金型交換ステーションS4に位置決
めされた着座面33に連なる台座面65とされている。
この台座面65には、交換される金型Kの下型K2を案
内するガイドローラー66…と該下型K2を滑動させる
ローラ67,67とが、それぞれ2列ずつ上記着座面3
3側に向かって配設されており、これらによって、金型
交換ステーションS4に位置する着座面33から移送さ
れた金型Kを一旦保持し、あるいは新たに上記着座面3
3に載置される金型Kを保持する台座68が形成されて
いる。さらに、これらのガイドローラー66…およびロ
ーラ67の間には、上記着座面33側に向かって往復移
動可能にプル・プッシャー69が配設されていて、本実
施例において上記台座面65と着座面33との間で金型
の移し換えを行う移送手段を構成している。なお、本実
施例では上記台座68が金型交換台61の台座面65上
に2面形成されており、従って移送手段であるプル・プ
ッシャー69も該台座面65上に並列に2組配設されて
いる。
【0017】一方、ロータリーテーブル22側のリフト
ローラ62は図5ないし図7に示すように、ロータリー
テーブル22の径方向に平行な方向に沿って、上記着座
面33に形成した2列の溝33a内に上下動自在に配設
された一対のローラ支持部材71と、該ローラ支持部材
71に、その長手方向に直交する支軸71aに回転自在
に支持されて上記長手方向に沿って複数配設されたロー
ラ70…より成るものであり、各ローラ支持部材71は
それぞれ上記着座面33の溝33aに固設された複数の
油圧シリンダ72…に連結されており、これらの油圧シ
リンダ72は上記油圧駆動系63に配管Pにより接続さ
れていて、該油圧駆動系63から油圧シリンダ72に作
動油を供給して加圧することによってローラ支持部材7
1が上昇し、上記ローラ70…が着座面33から突出
し、油圧シリンダ72への作動油の供給を停止すると該
油圧シリンダ72の内部に装着されているばねにより、
ローラ支持部材71が下降し、上記ローラ70が着座面
33から没入するようになっている。なお、上記着座面
33にはそのロータリーテーブル22外周側に、上記ロ
ーラ70の突出高より低く、かつ該着座面33より高く
形成された段差部73が設けられており、当該着座面3
3に載置される金型Kは、その下型K2のフランジF外
方端縁部がこの段差部73に係合することにより、ロー
タリーテーブル22径方向の移動が拘束されるようにな
っている。また、71bは、上記着座面33の各溝33
aの内、外方端部に固定されたストッパで、上記ローラ
支持部材71の長手方向への移動を拘束している。
【0018】ここで、上記油圧駆動系63は、図8に示
すようにロータリーテーブル22内に各着座面33ごと
に設けられた配管系と成形機外に設けられた少なくとも
1組の配管系とをカプラ74によって接続することによ
り構成される。このカプラ74は、各着座面33の近傍
にロータリーテーブル22の周縁部に面して配設された
カプラ74Aと、ロータリーテーブル22外の支柱75
上に配置され、該ロータリーテーブル22の回転が停止
した際に金型交換ステーションS4に位置する着座面3
3のカプラ74Aに対向するように設けられたカプラ7
4Bとから構成されている。そして金型交換の際には、
油圧作動等によってこの支柱75上のカプラ74Bがロ
ータリーテーブル22に向かって突出し、該カプラ74
Bのソケット76…がロータリーテーブル22側のカプ
ラ75Aのプラグ77…に嵌着して上記両配管系が接続
されるようになっている。なお本実施例では、このカプ
ラ74において3組のソケット76…とプラグ77…と
が嵌着されて合計3系統の配管系を接続することが可能
となっており、これらの配管系のうち1系統は上記リフ
トローラ62の油圧シリンダ72用、他の2系統はクラ
ンパ32の狭着用および狭着解除用とされている。
【0019】このような構成のロータリー式射出成形機
では、成形の際はまずロータリーテーブル22の各着座
面33に金型Kを載置してクランパ32で固定し、次い
でロータリーテーブル22を駆動装置28によって間欠
的に回転させつつ、型締・射出ステーションS1では型
締装置23によって金型Kを型締するとともに射出装置
1によって金型内に溶融樹脂を射出し、また冷却ステー
ションS2ではこの溶融樹脂を冷却・固化して成形品を
形成する。さらに型開ステーションS3では、型開装置
24の支持板54のクランパ55で上型K1を狭着した
後、支持板54を上型K1とともに上昇させて型開き
し、上記成形品を取り出した後に支持板54および上型
K1を下降させて型閉じする。このように上記構成のロ
ータリー式射出成形機によれば、ロータリーテーブル2
2を間欠的に回転させながら、該ロータリーテーブル2
2の回転停止時間中に各ステーションS1〜S4で所定の
作業を行うことにより、一連の成形作業を連続的に行う
ことが可能である。
【0020】そして、このようなロータリー式射出成形
機において、所定の成形作業が終了した金型K(以下、
被交換金型81と称する。)を、新たな成形作業に供さ
れる金型K(以下、交換金型82と称する。)に交換す
る場合には、まず図4に示すように金型交換台61の2
面の台座68,68のうち一方の台座68に上記交換金
型82を載置するとともに、他方の台座68が上記金型
交換ステーションS4に面するように金型交換台61を
位置決めする。そして、型開ステーションS3において
上記成形品が取り出された被交換金型81が金型交換ス
テーションS4に位置決めされたところで、支柱75上
のカプラ74Bをロータリーテーブル22に向けて突出
させてカプラ74を連結し、金型交換装置3の油圧駆動
系63を接続する。
【0021】次いで、クランパ32の狭着解除用配管系
に作動油を供給して被交換金型81の下型の狭着を解除
するとともに、リフトローラ62油圧シリンダ72用の
配管系に作動油を供給してローラ支持部材71,71を
上昇させる。これによって、ローラ支持部材71に装着
されたローラ70…が着座面33から突出して被交換金
型81を浮上させ、被交換金型81は該ローラ70…の
配列された方向、すなわちロータリーテーブル22の径
方向に移動自在となる。よって、上記他方の台座68に
付設されたプル・プッシャー69をロータリーテーブル
22側に移動し、被交換金型81の下型K2のフック3
5に掛止した上でロータリーテーブル22から離間する
方向に引き込むことにより、被交換金型81はロータリ
ーテーブル22の着座面33から金型交換台61の上記
他方の台座68に移し換えられる。
【0022】こうして被交換金型81が他方の台座68
に移し換えられたなら、金型交換台61をレール64に
沿って移動させて上記一方の台座68が金型交換ステー
ションS4に面するように位置決めする。そして、この
一方の台座68に載置された交換金型82を該一方の台
座68に付設されたプル・プッシャー69によって着座
面33側に押し込むことにより、交換金型82は金型交
換台61の一方の台座68上からロータリーテーブル2
2の着座面33上に移し換えられ、着座面33周辺に配
設されたガイドピン31…に案内されて位置決めされ
る。なお、この時冷却水供給・排水用のカプラ34が接
続される。ここで、上記リフトローラ62上昇用の配管
系への作動油の供給を停止すると油圧シリンダ72のロ
ッドは内蔵のばねにより下降すると共に、交換金型82
およびローラ支持部材71は自重によって降下し、これ
に伴って各ローラ70は着座面33から没入するので、
交換金型82はその下型K2のフランジF下面が着座面
33に密着して移動が抑えられる。次いでクランパ32
…の狭着用配管に作動油を供給して下型K2を狭着する
ことにより、交換金型82は着座面33に強固に保持さ
れて金型交換が終了する。この終了は上記狭着用配管に
設けた圧力スイッチPSにより検知されるので、この検
知信号により支柱75上のカプラ74Bが後退されて取
り外され、ロータリーテーブル22が回転して交換金型
82が型締・射出ステーションS1に位置決めされるこ
とにより、次工程の成形が行われる。
【0023】このように上記構成の金型交換装置3によ
れば、射出成形時には金型Kが着座面33に密着してそ
の移動が抑えられるとともに、金型交換時にはローラ7
0…を着座面33から突出させることによって金型Kの
移動をきわめて容易に行うことができる。そしてこれに
より、金型Kの搬出・搬入を一層短時間のうちに行うこ
とが可能となり、短いロータリーテーブル22の回転停
止時間にも十分に対応して、成形作業を中断することな
く、実質的に成形サイクル内での金型交換を可能として
作業効率の向上を図ることができる。また、その一方、
成形時には金型Kの移動が拘束されるため、金型Kを安
定的に着座面33に載置し得てロータリーテーブル22
の回転や型締装置23による型締力等による金型Kのず
れを効果的に防止することができ、正確かつ確実な成形
作業を行うことが可能となる。
【0024】また本実施例では、上述のように着座面3
3のロータリーテーブル22外周側に段差部73が形成
され、これが金型Kの下型K2外方端縁部に係合するこ
とによって該金型Kの移動が防がれるため、上記成形時
の金型Kのずれをより一層確実に防止することが可能と
なる。なお、この段差部73はリフトローラ62突出時
の高さより低く設定されているため、これによって金型
交換時の金型Kの移動が阻害されるようなことはない。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は金型交換
位置に対応する位置に金型交換台を設け、ロータリーテ
ーブルの着座面に連なる該金型交換台の台座面に金型を
保持する台座を形成するとともに、この台座と上記着座
面との間で金型を移し換える移送手段を設ける一方、上
記着座面には、該着座面から出没可能とされた複数のロ
ーラを、該着座面から上記金型交換台の台座側に向かう
ように配列したものであるから、金型交換時には上記ロ
ーラを着座面から突出させることにより、金型をきわめ
て円滑に移動し得て短時間に金型交換を行うことが可能
となる。また、射出成形作業時には上記ローラが着座面
内に没入することにより、金型は着座面に密着して安定
的に載置され、その移動やずれが抑えられるために正確
かつ確実な成形作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるロータリー式射出成形機の構成
を示す側面図である。
【図2】図1に示すロータリー式射出成形機の平面図で
ある。
【図3】図1に示すロータリー式射出成形機の、型開装
置24側からの正面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す金型交換ステーション
S4部分の平面図である。
【図5】図4に示す実施例の着座面部分の拡大平面図で
ある。
【図6】図5におけるX方向視の図である。
【図7】図5におけるYY断面図である。
【図8】図4に示す実施例の油圧駆動系63の油圧系統
図である。
【符号の説明】
1 射出装置 2 成形装置 3 金型交換装置 22 ロータリーテーブル 23 型締装置 24 型開装置 28 駆動装置 31 ガイドピン 32 クランパ 33 着座面 61 金型交換台 62 リフトローラ 63 油圧駆動系 65 台座面 68 台座 69 プル・プッシャー(移送手段) 70 ローラ 71 ローラ支持部材 73 段差部 74 カプラ K,81,82 金型 S1 型締・射出ステーション S2 冷却ステーション S3 型開ステーション S4 金型交換ステーション

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の角度で間欠的に回転するロータリ
    ーテーブル上に設けられた着座面に着脱可能に載置され
    た金型を、上記ロータリーテーブルの間欠的回転に伴う
    該金型の回転位置のうち所定の金型交換位置にて交換す
    るロータリー式射出成形機における金型交換装置であっ
    て、 上記金型交換位置に対応する位置には金型交換台が設け
    られ、この金型交換台には、上記着座面に連なる当該金
    型交換台の台座面に上記金型を保持する台座が形成され
    るとともに、この台座と上記着座面との間で上記金型を
    移し換える移送手段が付設される一方、 上記着座面には、該着座面から出没可能とされた複数の
    ローラが該着座面から上記金型交換台の台座側に向かう
    ように配列されていることを特徴とするロータリー射出
    成形機における金型交換装置。
JP9443591U 1991-11-18 1991-11-18 ロータリー式射出成形機における金型交換装置 Expired - Fee Related JPH081058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9443591U JPH081058Y2 (ja) 1991-11-18 1991-11-18 ロータリー式射出成形機における金型交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9443591U JPH081058Y2 (ja) 1991-11-18 1991-11-18 ロータリー式射出成形機における金型交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0743613U JPH0743613U (ja) 1995-09-05
JPH081058Y2 true JPH081058Y2 (ja) 1996-01-17

Family

ID=14110177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9443591U Expired - Fee Related JPH081058Y2 (ja) 1991-11-18 1991-11-18 ロータリー式射出成形機における金型交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081058Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347015A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Toyo Mach & Metal Co Ltd 射出成形機
JP6441271B2 (ja) * 2016-08-23 2018-12-19 株式会社名機製作所 金型回転式射出成形機および金型回転式射出成形機の金型交換方法
JP6448094B2 (ja) * 2016-08-23 2019-01-09 株式会社名機製作所 金型回転式射出成形機および金型回転式射出成形機の型部材交換方法
JP7089950B2 (ja) * 2018-06-11 2022-06-23 東洋機械金属株式会社 竪型射出成形機、及び射出成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0743613U (ja) 1995-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8470228B2 (en) Method and a device for injection moulding and assembling plastic parts
EP0370328B1 (en) Support for quick mold changing
JPS641264B2 (ja)
CN204867072U (zh) 一种锁扣热铆压模具
JP6448094B2 (ja) 金型回転式射出成形機および金型回転式射出成形機の型部材交換方法
KR900001900B1 (ko) 사출 성형기용 금형 자동 교환기
AU594590B2 (en) Die casting apparatus
JPH081058Y2 (ja) ロータリー式射出成形機における金型交換装置
JP3312827B2 (ja) ロータリー式射出成形機
JPH05138683A (ja) ロータリー式射出成形機
JP4780795B2 (ja) 複数の型締機構による竪型型締装置
JPS582537Y2 (ja) 横型成形機の金型交換装置
JPS6130832Y2 (ja)
JPH031096B2 (ja)
CN215148274U (zh) 一种零件加工用自动调偏机构
JP2948929B2 (ja) 射出成形品取出機
CN213291116U (zh) 用于注塑***的斜轨道摆放工作台
JPS6235548Y2 (ja)
JP4280389B2 (ja) タイヤ加硫装置における金型昇降装置及び金型移動装置
JPH0723232Y2 (ja) ロータリー式射出成形機における金型の温調配管連結装置
US6213279B1 (en) Machine for selectively positioning a work member at a work station
JPS5840489B2 (ja) 合成樹脂製品の溶着方法及び溶着装置
JPH0628251Y2 (ja) 射出成形機の金型取付装置
JP3817651B2 (ja) 成型用金型の段替え装置
JP2001026039A (ja) 射出成形機の金型交換装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960702

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees