JPH08104026A - Ledプリントヘッド - Google Patents

Ledプリントヘッド

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Publication number
JPH08104026A
JPH08104026A JP23928094A JP23928094A JPH08104026A JP H08104026 A JPH08104026 A JP H08104026A JP 23928094 A JP23928094 A JP 23928094A JP 23928094 A JP23928094 A JP 23928094A JP H08104026 A JPH08104026 A JP H08104026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens holder
cover body
print head
circuit board
imaging lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP23928094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sawada
秀喜 澤田
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
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Publication of JPH08104026A publication Critical patent/JPH08104026A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】LEDプリントヘッドの組立てに際して接着剤
を用いる必要をなくして、一連の組立て作業の容易化を
図るとともに、各部の熱膨張などに原因する各部の反り
などの変形が生じないようにする。 【構成】結像用レンズ1の上部を押さえ込むようにレン
ズホルダ2の上面側に配置された透光性を有するカバー
体3と、放熱部材5の下面側に当接して配置される底板
部60の左右両端部に上向き状の左右一対の側板部6
1,61が連設された1または複数の止め枠6とが具備
され、この止め枠6の上記一対の側板部61,61に
は、この止め枠6の底板部60と上記カバー体3との相
互間に上記レンズホルダ2、回路基板4および放熱部材
5の各部材を挟み込むようにこの止め枠6の左右一対の
側板部61,61の各先端側を上記カバー体3に係合保
持させるための係合手段62,62が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、電子写真方式のプリ
ンタやファクシミリ装置、あるいは複写機などに組み込
まれて使用されるLEDプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のLEDプリントヘッドと
しては、たとえば図8に示すようなものがある。この従
来のものは、LEDアレイチップ40やその駆動回路4
1を実装した回路基板4eの下面側に放熱板5eをシリ
コン系などの接着剤Bを用いて接着するとともに、この
回路基板4eの上面側には、結像用レンズ1eを接着剤
Bによって接着保持させたレンズホルダ2eを接着させ
たものである。このような構成のLEDプリントヘッド
では、LEDアレイチップ40から発せられた光を結像
用レンズ1eによって集束させることができ、たとえば
電子写真方式の感光ドラム(図示略)の表面に所望の静
電画像を形成することができる。また、回路基板4eで
発生された熱は、放熱板5eから放出させることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のLEDプリントヘッドは、各部が接着剤Bを用いて
接着されたものであるから、その製造に際しては、接着
剤Bを用いて所望の部材どうしを接着させるときに、接
着剤Bが乾燥して硬化するまでの期間中は、各部の組付
け状態を仮固定しておく必要がある。したがって、この
ような各部の仮固定の作業が非常に面倒となる他、接着
剤Bが充分に硬化するまではこのLEDプリントヘッド
を次の作業工程へ送ることができず、その取扱いにも苦
慮するという難点があった。
【0004】さらに、上記のように接着剤Bを用いて各
部を固定させる手段では、たとえば金属製の放熱板5e
などがLEDアレイチップ40の温度変化に伴って線膨
張(熱膨張)による歪みを生じた場合に、この歪みを適
切に逃がすことができず、たとえば回路基板4eにもこ
の歪みの影響が及ぶこととなる。したがって、従来で
は、上記放熱板5eに接着された回路基板4eに反りな
どの変形が生じて、LEDアレイチップ40と結像用レ
ンズ1eとの相互間距離が変化するなどの事態を招き、
LEDプリントヘッドによって作成される画像の質が低
下するという難点も生じていた。なお、このような難点
は、接着剤を用いて各部を固着させる場合に限らず、た
とえば回路基板4eに放熱板5eをねじ止めするような
場合も同様に生じていた。
【0005】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、LEDプリントヘッドの組立て
に際して接着剤を用いる必要をなくして、一連の組立て
作業の容易化および迅速化を図るとともに、熱膨張など
に原因する各部の反りなどの変形が生じないようにし
て、各部の変形に原因する画質の低下が生じないように
することをその課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を開設するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】すなわち、本願の請求項1に記載の発明
は、結像用レンズの下端部を嵌入させるための嵌入用凹
部を上面側に形成したレンズホルダの下面側に、上記結
像用レンズの下端面への光の照射を行うためのLEDア
レイチップが実装された回路基板とこの回路基板の下面
部に接触する放熱部材とが各々配置されているLEDプ
リントヘッドであって、上記レンズホルダの嵌入用凹部
に嵌入された結像用レンズの上部を押さえるように上記
レンズホルダの上面側に配置され、かつ少なくとも上記
結像用レンズの上端面と対面する箇所が透光性を有する
ように形成されているカバー体と、上記放熱部材の下面
側に当接される底板部の左右両端部に上向き状の左右一
対の側板部が連設された1または複数の止め枠とを具備
しており、この止め枠の左右一対の側板部には、この止
め枠の底板部と上記カバー体との相互間に上記レンズホ
ルダ、回路基板および放熱部材の各部材を挟み込むよう
にこの止め枠の左右一対の側板部の各先端側を上記カバ
ー体に係合保持させるための係合手段が設けられている
ことを特徴としている。
【0008】本願の請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のLEDプリントヘッドにおいて、上記カバー体
には、上記結像用レンズの一側面が上記レンズホルダの
嵌入用凹部の左右2つの内壁面のうち基準面となる一方
の内壁面へ当接するように、上記結像用レンズの他側面
を押圧する押圧手段が設けられていることを特徴として
いる。
【0009】本願の請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載のLEDプリントヘッドにおいて、上記
カバー体とレンズホルダとの両者には、これら両者間に
結像用レンズを挟み込んだときにこれら両者を相互に係
合保持させるための相互に係脱自在な係合手段が設けら
れていることを特徴としている。
【0010】本願の請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし3の何れかに記載のLEDプリントヘッドにおい
て、上記放熱部材は、上記回路基板の下面に接触する水
平板部の左右両端部に、レンズホルダの左右両側面に外
嵌する上向き状の左右一対の側板部が連設されたもので
あることを特徴としている。
【0011】本願の請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載のLEDプリントヘッドにおいて、上記止め枠を
具備させる手段に代えて、上記放熱部材は、上記回路基
板の下面に接触する水平板部の左右両端部に上向き状の
左右一対の側板部が連設された構成とされ、この放熱部
材の左右一対の側板部には、この放熱部材の水平板部と
上記カバー体との相互間に上記レンズホルダと回路基板
とを挟み込むようにこの放熱部材の左右一対の側板部の
各先端側を上記カバー体に係合保持させるための係合手
段が設けられていることを特徴としている。
【0012】
【発明の作用および効果】上記請求項1に記載の発明に
おいては、放熱部材の下面側に当接する止め枠の底板部
の左右両端部に連設された左右一対の側板部の先端側を
カバー体に係合させることにより、この止め枠の底板部
と上記カバー体との相互間に、レンズホルダ、回路基板
および放熱部材の各部材を挟み込むことができ、これら
各部の固定保持を図ることができる。また、このように
して各部の固定が図られ、レンズホルダに対するカバー
体の固定保持が図られると、結像用レンズの上部はカバ
ー体によって押さえられるため、この結像用レンズがレ
ンズホルダから不当に脱落するようなこともなくなる。
なお、上記カバー体は、少なくとも結像用レンズの上端
面と対面する箇所が透光性を有するように形成されてい
るから、結像用レンズから外部へ出射される光が上記カ
バー体によって遮られるようなこともなく、LEDプリ
ントヘッドとしての機能が損なわれるといった不具合は
ない。
【0013】上記した構造では、一連の組立てに際して
接着剤を用いる必要がない。したがって、従来とは異な
り、接着剤を塗布してから硬化するまでの期間中に各部
を仮固定するなどの煩雑な作業を行う必要がない他、止
め枠をカバー体に係止させて組立てが終了した後にはこ
のLEDプリントヘッドを直ちに次の作業工程へ送るこ
とができ、組立作業能率を高めることができるという効
果が得られる。
【0014】また、レンズホルダ、回路基板、および放
熱部材などの各部は、止め枠とカバー体との間に挟み込
まれた状態に組み立てられているために、たとえば放熱
部材がLEDアレイチップの温度上昇などに原因して線
膨張を生じても、この線膨張による放熱部材の歪みを適
切に逃がすことができる。すなわち、放熱部材が線膨張
を生じても、この線膨張による応力が回路基板に直接作
用するようなことはなく、各部材に反りなどの変形を生
じることを適切に解消することができる。したがって、
各部の変形に原因して回路基板上のLEDアレイチップ
と結像用レンズとの位置関係に狂いを生じるようなこと
が極力回避でき、結像用レンズを透過する光によって作
成される画像の質を良好に維持できるという優れた効果
も得られる。
【0015】請求項2に記載の発明においては、カバー
体に設けられている押圧手段によってレンズホルダの嵌
入用凹部に嵌入されている結像用レンズを押圧させるこ
とにより、この結像用レンズの一側面をレンズホルダに
形成された所定の基準面に当接させて沿わせることがで
きる。したがって、上記結像用レンズの左右水平方向の
の位置決めを正確に行うことかでき、回路基板のLED
アレイチップに対する結像用レンズの中心合わせを正確
に、かつ簡単に行うことができるという効果が得られ
る。
【0016】請求項3に記載の発明においては、カバー
体とレンズホルダとの両者間に結像用レンズを挟み込む
ときに、これらカバー体とレンズホルダとを係合手段を
介して相互に係合させておくことができる。すなわち、
カバー体、レンズホルダ、および結像用レンズの三者に
ついてはこれら相互を仮止め固定させておくことができ
る。したがって、LEDプリントヘッドの組立てに際し
ては、上記三者を予め仮止めしておくことにより、これ
ら三者を一体として取り扱うことができ、その組立て作
業に際して便宜が図れ、組立て作業の一層の容易化が図
れるという利点が得られる。
【0017】請求項4に記載の発明においては、放熱部
材の水平板部の左右両端部に形成された上向き状の左右
一対の側板部をレンズホルダの左右両側面部に外嵌させ
ることにより、この放熱部材が左右方向に大きく位置ず
れするようなことを解消できることは勿論のこと、上記
左右一対の側板部がレンズホルダの外部に大きく嵩張ら
ないようにして放熱面積を大きくすることができ、優れ
た放熱作用が期待できるという効果が得られる。また、
放熱部材の左右一対の側板部をレンズホルダに外嵌させ
れば、この放熱部材を安定させることができるため、組
立て作業時における放熱部材の組付け作業の容易化が図
れるという効果も得られる。
【0018】請求項5に記載の発明においては、上記請
求項1ないし4に記載の発明とは異なり、上記した止め
枠は具備されていないものの、放熱部材に形成された左
右一対の側板部の各先端側をカバー体に係合させること
により、この放熱部材の水平板部とカバー体との相互間
に、レンズホルダと回路基板を挟み込むことができる。
すなわち、放熱部材が上記止め枠と同様な役割を果たす
こととなる。したがって、請求項1に記載の発明と同様
に、接着剤を用いることなくLEDプリントヘッドの組
立てが行え、組立作業の容易化、ならびに各部の変形に
原因する画質の低下の防止が図れるという効果が得られ
る。また、請求項1に記載の発明と比較すると、止め枠
が不要となる分だけ全体の部品点数の削減が図れ、製作
コストを安価にできるという利点も得られる。
【0019】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0020】図1は、本願発明に係るLEDプリントヘ
ッドの要部構造の一例を示す断面図であり、図3のX1
−X1線断面図である。図2は図3のX2−X2線断面
図、図3は本願発明に係るLEDプリントヘッドの全体
構成の一例を示す側面図である。
【0021】図1において、このLEDプリントヘッド
は、結像用レンズ1の下端部側を保持するためのレンズ
ホルダ2、このレンズホルダ2の上面側に配置されるカ
バー体3、上記レンズホルダ2の下面側に配置される回
路基板4、この回路基板4の下面部に当接して配置され
る放熱部材5、および上記した各部材を固定させるため
の複数個の止め枠6を具備して構成されている。
【0022】上記レンズホルダ2は、不透明な非透光性
の合成樹脂製であり、その上面側には上向き状の起立部
22,22aがこのレンズホルダ2の長手方向に沿って
一連に形成されており、これら一対の起立部22,22
a間に結像用レンズ1の下端部側を嵌入させるための嵌
入用凹部20が一連に形成されている。この嵌入用凹部
20の底部側には、回路基板4のLEDアレイチップ4
0から発せられる光を結像用レンズ1の下端面へ照射可
能とする貫通孔21が形成されている。
【0023】上記結像用レンズ1は、図4に示すよう
に、多数の単位レンズ体10を非透光性の樹脂モールド
11内に鋳込み、全体を細長なブロック状に形成したも
のである。
【0024】上記カバー体3は、その全体が透光性を有
する透明樹脂で形成されたものであり、その全体の長さ
は上記結像用レンズ1と略同様な寸法に形成されてい
る。このカバー体3の下面側には、結像用レンズ1の上
端部側を嵌入させるための凹部30とレンズホルダ2の
起立部22,22aを嵌入させるための凹部31とが形
成されており、このうち一方の凹部30の一側縁部に
は、舌片状の押圧片32が下向きに突設されている。こ
の押圧片32は、本願発明にいう押圧手段の一例に相当
するものであり、カバー体3をレンズホルダ2の上面側
に嵌合させたときには、この押圧片32に形成された膨
出部32aが結像用レンズ1の一側面10aを矢印aに
示す水平方向へ押圧するように考慮されている。なお、
レンズホルダ2の嵌入用凹部20の一側部には、上記押
圧片32を嵌入させるための凹状段部23が適宜設けら
れている。上記押圧片32は、本実施例においては図4
および図5に示すように、このカバー体3の長手方向に
沿って所定ピッチで複数箇所設けられている。ただし、
本願発明はこれに限定されず、この押圧片32をカバー
体3の長手方向に沿って一連に形成してもよい。
【0025】また、このカバー体3の下面側には、断面
略L字状に形成された左右一組の係合用突起33,33
が複数組突設されている。これらの係合用突起33,3
3は、レンズホルダ2の起立部22,22aの外側面に
形成された凸状部24,24に係脱自在であり、これら
凸状部24や係合用突起33は、本願発明にいうカバー
体3とレンズホルダ2とに設けられた係合手段の一例に
相当するものである。すなわち、図4に示すように、レ
ンズホルダ2の凸状部24の下方には切欠状凹部25が
形成されており、上記カバー体3の係合用突起33は、
矢印bに沿ってレンズホルダ2の凸状部24の側方の隙
間Hから切欠状凹部25内へ挿入された後に、カバー体
3が矢印c方向に沿って水平方向にスライドされると、
この係合用突起33の内向きの突出部33aが上記凸状
部24の下面に当接して係合するようになっている。こ
のようなカバー体3の係合用突起33,33は、図5に
示すようにカバー体3の長手方向に沿って所定間隔で複
数箇所設けられおり、これに対応してレンズホルダ2の
凸状部24や切欠状凹部25も同様に複数箇所設けられ
ている。
【0026】図1において、上記回路基板4は、その上
面にLEDアレイチップ40とこのLEDアレイチップ
40を駆動するための駆動回路41などを実装したもの
である。この回路基板4は、レンズホルダ2の下面側に
形成された凹部26内に嵌入されて配置される。なお、
結像用レンズ1に対する回路基板4の高さ設定は、レン
ズホルダ2の下面27aへの回路基板4の当接によって
なされ、また左右水平方向の位置設定は、レンズホルダ
2の左右の内側面27b,27bに回路基板4の左右両
端部を嵌合させることによりなされるように配慮されて
いる。
【0027】上記放熱部材5は、熱伝導率が高い金属製
であり、たとえば薄肉の鉄板を溝形状に板金加工するこ
とによって形成されている。この放熱部材5は、水平板
部50の左右両端部に上向き状の左右一対の側板部5
1,51を連設したものであり、上記水平板部50は回
路基板4の下面に当接する面積ができる限り大きくなる
ように折曲加工が適宜施されている。上記側板部51,
51は、レンズホルダ2の左右の外側面28,28に外
嵌可能なサイズに形成されている。この放熱部材5は、
図5に示すようにレンズホルダ2と略同様な長さに形成
されており、この放熱部材5をレンズホルダ2にその下
方から外嵌させたときには、この放熱部材5の長手方向
の両端面52,52aがレンズホルダ2の長手方向の両
端部に形成されたフランジ部29,29aに当接し、こ
れによりこの放熱部材5がレンズホルダ2の長手方向へ
位置ずれすることが防止されるようになっている。
【0028】上記止め枠6は、薄肉の金属板を折曲加工
するなどして形成されたものであり、弾性変形がなされ
た際には大きな弾性復元力を発揮するものである。この
止め枠6は、上記放熱部材5の水平板部50の下面に当
接する逆V字状に折曲げ形成された底板部60と、この
底板部60の左右両端部に連設された上向き状の左右一
対の側板部61,61とを有するものであり、これら一
対の側板部61,61は矢印dに示すように左右方向へ
開脚するように弾性変形自在である。また、これら一対
の側板部61,61は、放熱部材5の下部の左右両側の
箇所からカバー体3の左右両側面の外面部にわたる領域
に対して外嵌可能なサイズに形成されており、それらの
先端部には、カバー体3の外面部に形成された係合用凹
部34,34に係合可能な係合用爪62,62が形成さ
れている。この止め枠6は、図5に示すように、放熱部
材5やカバー体3などの他の部材と比較すると、その長
さLは短く形成されており、カバー体3に複数箇所形成
された係合用凹部34の数と同一個数だけ準備されてい
る。ただし、本願発明はこれに限定されず、たとえば止
め枠6の長さを放熱部材5などと略同様な長さに設定
し、1個の止め枠6のみを用いるようにしてもかまわな
い。
【0029】上記構成のLEDプリントヘッドを組立て
る場合には、まず図6に示すように、レンズホルダ2の
嵌入用凹部20内に結像用レンズ1を嵌入し、その後カ
バー体3の凹部30を結像用レンズ1の上部に嵌合させ
るようにこのカバー体3を上記レンズホルダ2に嵌合さ
せればよい。この嵌合作業に際しては、図4において説
明した通り、カバー体3の係合用突起33を隙間Hから
切欠状凹部25内に挿入し、その後カバー体3をスライ
ドさせてこのカバー体3の係合用突起33をレンズホル
ダ2の凸状部24の下面に係合させればよい。
【0030】上記のようにしてカバー体3をレンズホル
ダ2の上面側に嵌合させれば、図1に示すように、結像
用レンズ1をカバー体3とレンズホルダ2との両者間に
適切に保持させることができる。また、カバー体3の押
圧片32によって結像用レンズ1の一側面10aを矢印
a方向に押圧させることもできる。これにより結像用レ
ンズ1の他側面10bを、レンズホルダ2の嵌入用凹部
20内の一方の内壁面20aに押しつけて当接させるこ
とが可能である。したがって、上記レンズホルダ2の内
壁面20aを位置決め用の基準面とした上で、上記結像
用レンズ1の水平方向の位置決めを図ることが可能であ
る。
【0031】さらに、上記した嵌合状態においては、カ
バー体3の係合用突起33,33がレンズホルダ2の凸
状部24,24に係合していることにより、カバー体3
とレンズホルダ2との上下方向の抜け止めが図られた仮
止め状態となっている。したがって、その後これらカバ
ー体3やレンズホルダ2を取扱う際に、これら両者が容
易に分離するようなことを防止でき、これら両者の内部
に結像用レンズ1を適切に保持させておくこともでき
る。
【0032】次いで、上記レンズホルダ2に対するカバ
ー体3の嵌合が終了した後には、図1に示すように、レ
ンズホルダ2の下面側の凹部26内に回路基板4を嵌入
させてから、レンズホルダ2にその下方から放熱部材5
を外嵌させる。そして、その後は複数個の止め枠6を放
熱部材5の下方から外嵌し、その上部先端部の係止用爪
62,62をカバー体3の係合用凹部34,34に係合
させればよい。
【0033】このような組立てによれば、レンズホルダ
2の下面側に配置された回路基板4および放熱部材5に
ついては、止め枠6の底板部60によって適切に支持す
ることができる。また、止め枠6の先端部の係止用爪6
2,62がカバー体3に係合しているために、このカバ
ー体3はその下方に位置するレンズホルダ2に対して固
定が図られることとなる。したがって、結局は、上記止
め枠6によってカバー体3、結像用レンズ1、レンズホ
ルダ2、回路基板4、およびカバー体3の各部材が一連
に固定保持されることとなる。
【0034】上記したLEDプリントヘッドの組立構造
では、接着剤は勿論のこと、ボルトなども使用されてい
ないために、その組立作業は非常に容易にかつ迅速に行
えることとなる。また、回路基板4のLEDアレイチッ
プ40の温度上昇によって放熱部材5が熱膨張を来た
し、その長手方向の寸法に変化を生じても、この放熱部
材5に対して回路基板4などが一体的に接着されている
訳ではないから、放熱部材5の寸法変化に伴って回路基
板4に歪みを生じるようなこともない。したがって、回
路基板4と結像用レンズ1との相互間距離に狂いを生じ
るようなことはない。その結果、LEDプリントヘッド
40から発せられた光を結像用レンズ1によって適切に
所望位置へ集束させることができる。なお、この場合に
おいて、カバー体3は透光性を有する樹脂製であるか
ら、結像用レンズ1の上端面から外部へ出射される光が
このカバー体3によって遮られるといった不具合はな
い。
【0035】図7は、本願発明に係るLEDプリントヘ
ッドの第2実施例を示す要部断面図である。(なお、図
1ないし図6に示す第1実施例と同一部位は同一符号で
示している)。
【0036】図7に示すLEDプリントヘッドは、結像
用レンズ1をレンズホルダ2と透光性を有するカバー体
3との両者間に保持させるとともに、上記レンズホルダ
2の下面側に回路基板4を配置させている点において、
上述した第1実施例のLEDプリントヘッドとその構成
が共通している。ところが、この図7に示すLEDプリ
ントヘッドでは、回路基板4の下面部に当接する放熱部
材5Aが止め枠としての機能を兼備しており、第1実施
例で説明した止め枠6は用いられていない。
【0037】すなわち、上記放熱部材5Aは、回路基板
4の下面に接触する水平板部50aの左右両端部に、レ
ンズホルダ2の下部の左右両側の箇所からカバー体3の
左右両側面の外面部にわたる領域に対して外嵌する上向
き状の左右一対の側板部51a,51aが連設されたも
のである。そして、これら一対の側板部51a,51a
の先端部には、カバー体3に形成された係合用凹部3
4,34に係合可能な係合用爪52,52が設けられて
いる。なお、この放熱部材5Aは、回路基板4などと略
同様な長さ寸法に設定されたものであってもよいし、あ
るいはたとえば第1実施例で説明した止め枠6と同様
に、その長さが短く、複数個の放熱部材5Aをカバー体
3の複数箇所に係合させるように構成されたものであっ
てもよく、いずれであってもよい。
【0038】このような構成のLEDプリントヘッドに
おいても、上記放熱部材5Aの係合用爪52,52をカ
バー体3の係合用凹部34,34に係合させることによ
り、この放熱部材5Aの水平板部50aとカバー体3と
の相互間に、レンズホルダ2や回路基板4などを挟み込
むことができる。したがって、やはり第1実施例の場合
と同様に、接着剤などを用いることなく、LEDプリン
トヘッドを簡易かつ迅速に組立てることが可能である。
また、各部の不当な熱変形なども適切に防止することが
可能である。さらに、このLEDプリントヘッドでは、
第1実施例で示した止め枠6を必要としないため、全体
の部品点数を少なくでき、製作コストを廉価にできると
いう利点も得られる。
【0039】なお、上記した各実施例では、カバー体3
の全体が透光性を有するように構成されているが、本願
発明はこれに限定されない。本願発明では、要は、光の
照射を行う結像用レンズ1の上端面と対面する箇所が少
なくとも透光性を備えていればよい。したがって、結像
用レンズ1の上端面と対面する箇所のみが透明であった
り、あるいは光を透過させるための孔部が部分的に形成
されたものであってもよい。
【0040】その他、本願発明は、止め枠6または放熱
部材5Aをカバー体3に係合させるための係合手段の具
体的な構成が上記したような係合用爪62や係合用爪5
2に限定されないことは勿論のこと、それ以外の各部の
具体的な構成も種々に設計変更自在である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るLEDプリントヘッドの要部構
造を示す断面図であって、図3のX1−X1線断面図。
【図2】図3のX2−X2線断面図。
【図3】本願発明に係るLEDプリントヘッドの全体構
成の一例を示す側面図。
【図4】図3に示すLEDプリントヘッドの要部分解断
面斜視図。
【図5】図3に示すLEDプリントヘッドの分解側面
図。
【図6】図3に示すLEDプリントヘッドを構成するレ
ンズホルダ、結像用レンズ、およびカバー体を示す分解
断面図。
【図7】本願発明に係るLEDプリントヘッドの他の例
を示す断面図。
【図8】従来のLEDプリントヘッドの一例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 結像用レンズ 2 レンズホルダ 3 カバー体 4 回路基板 5,5A 放熱部材 6 止め枠 20 嵌入用凹部 22a 基準面となる内壁面 24 凸状部(レンズホルダの係合手段) 32 押圧面(押圧手段) 33 係合用突起(カバー体の係合手段) 34 係合用凹部(カバー体の係合手段) 40 LEDアレイチップ 50,50a 水平板部 51,51a 側板部 52 係合用爪 60 底板部 61 側板部 62 係合用爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/036 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像用レンズの下端部を嵌入させるため
    の嵌入用凹部を上面側に形成したレンズホルダの下面側
    に、上記結像用レンズの下端面への光の照射を行うため
    のLEDアレイチップが実装された回路基板とこの回路
    基板の下面部に接触する放熱部材とが各々配置されてい
    るLEDプリントヘッドであって、 上記レンズホルダの嵌入用凹部に嵌入された結像用レン
    ズの上部を押さえるように上記レンズホルダの上面側に
    配置され、かつ少なくとも上記結像用レンズの上端面と
    対面する箇所が透光性を有するように形成されているカ
    バー体と、 上記放熱部材の下面側に当接される底板部の左右両端部
    に上向き状の左右一対の側板部が連設された1または複
    数の止め枠とを具備しており、 この止め枠の左右一対の側板部には、この止め枠の底板
    部と上記カバー体との相互間に上記レンズホルダ、回路
    基板および放熱部材の各部材を挟み込むようにこの止め
    枠の左右一対の側板部の各先端側を上記カバー体に係合
    保持させるための係合手段が設けられていることを特徴
    とする、LEDプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 上記カバー体には、上記結像用レンズの
    一側面が上記レンズホルダの嵌入用凹部の左右2つの内
    壁面のうち基準面となる一方の内壁面へ当接するよう
    に、上記結像用レンズの他側面を押圧する押圧手段が設
    けられていることを特徴とする、請求項1に記載のLE
    Dプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 上記カバー体とレンズホルダとの両者に
    は、これら両者間に結像用レンズを挟み込んだときにこ
    れら両者を相互に係合保持させるための相互に係脱自在
    な係合手段が設けられていることを特徴とする、請求項
    1または請求項2に記載のLEDプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 上記放熱部材は、上記回路基板の下面に
    接触する水平板部の左右両端部に、レンズホルダの左右
    両側面に外嵌する上向き状の左右一対の側板部が連設さ
    れたものであることを特徴とする、請求項1ないし3の
    何れかに記載のLEDプリントヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のLEDプリントヘッド
    において、上記止め枠を具備させる手段に代えて、上記
    放熱部材は、上記回路基板の下面に接触する水平板部の
    左右両端部に上向き状の左右一対の側板部が連設された
    構成とされ、 この放熱部材の左右一対の側板部には、この放熱部材の
    水平板部と上記カバー体との相互間に上記レンズホルダ
    と回路基板とを挟み込むようにこの放熱部材の左右一対
    の側板部の各先端側を上記カバー体に係合保持させるた
    めの係合手段が設けられていることを特徴とする、LE
    Dプリントヘッド。
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