JPH0796796A - 自動車用傘収納装置 - Google Patents

自動車用傘収納装置

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Publication number
JPH0796796A
JPH0796796A JP34670293A JP34670293A JPH0796796A JP H0796796 A JPH0796796 A JP H0796796A JP 34670293 A JP34670293 A JP 34670293A JP 34670293 A JP34670293 A JP 34670293A JP H0796796 A JPH0796796 A JP H0796796A
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JP
Japan
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umbrella
storage device
cam
storage case
vehicle
Prior art date
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Application number
JP34670293A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Sato
之信 佐藤
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Sato Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sato Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車内において濡れた傘を容易にかつ機能的に
おさめるようにし、更に、車内における傘の取扱いに伴
う煩わしさをなくす。 【構成】 畳まれた傘の先端が挿入されることにより傘
を収納するための有底筒状の収納ケース2と、収納ケー
ス2の有底端を支持してその一端を中心に収納ケース2
を回動させる車体本体内部に付設された支持部材1とに
より構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車内で傘を容易に
収納することができる傘収納装置に関し、特に傘を収納
する筒を回動可能にして車両本体内部に付設した自動車
用傘収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雨天時に自動車に乗車する際、通常は畳
んだ傘をそのまま車内に放り込むようにしている場合が
多い。しかし、そのような場合には傘に着いた水滴によ
って車内のシート等あるいは乗車している人の服を濡ら
してしまうこととなる。また、濡れた傘に気をつけなが
ら乗っていたのでは、乗車状態が自然でなくなり非常に
乗り心地が悪くなってしまう。そこで従来から車内での
傘の収納には以下の様なものが使用されてきた。図13
は、傘収納器具を示す斜視図である。図13(A)は、
大きさの異なるプラスチックでできたカップ状の筒が複
数個重ねられてできたものであり、傘の挿入時に筒をス
ライドさせて傘の長さに対応する一本の筒を形成するも
のである。図13(B)は、傘の長さに対応するビニー
ルの袋である。そして乗車する人は、乗車の際に畳んだ
傘を上記筒や袋に挿入して、その筒や袋を持ちあるいは
足下に置いたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のもの
により傘に着いた水滴によって濡れるという問題はなく
なったが、依然として傘は乗車する人に取っては邪魔な
存在であった。特に運転者にとっては、安全に運転する
ためのスペースを確保する必要があるため、その取扱い
には非常に不便なものがある。つまり、上記収納器具に
おさめた傘を空席に置いたり同乗者に預ける等しなけれ
ばならず、乗り降りに際して狭い車内での傘の移動を行
う必要があった。
【0004】従って、本発明は車内において濡れた傘を
容易に、かつ機能的におさめるようにし、車内における
傘の取扱いに伴う煩わしさをなくすことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車用傘収納
装置は、畳まれた傘の先端が挿入されることにより傘を
収納する有底筒状の収納筒と、車体本体内部に付設され
前記収納筒を有底端を中心にして回転可能に保持する収
納筒支持部材とを有するものである。また、本発明の自
動車用傘収納装置は、収納筒支持部材が、踏み込み用平
面とそれに垂直で長穴を有する側面とからなるフットレ
バーと、前記長穴内に摺動可能にはめ込まれた軸が係着
したカムと、前記フットレバーとカムとを支持する基台
とにより構成されているものである。また、本発明の自
動車用傘収納装置は、収納筒を装着させる装着ケースを
有するカムと、前記装着ケースに取り外し可能な収納筒
とを有するものである。さらに、本発明の自動車用傘収
納装置は、畳まれた傘の先端が挿入されることにより傘
を収納する有底形状の収納筒を所定の角度で車体本体内
部の壁面部に固設したものである。
【0006】
【作用】上記構成を有する本発明の車両用傘収納装置
は、畳まれた傘の先端が挿入されることにより傘を収納
する有底筒状の収納筒の一端を支持した支持部材が、車
内の所定箇所に取り付けられ、使用に応じて有底端を中
心にして収納筒を回動させる。また、前記支持部材は、
その構成部材であるフットレバーを踏んだ時、フットレ
バーに設けられた長穴が下がるのにともなって、長穴内
にはめ込まれカムに係着した軸が摺動してカムが回動す
る。更に、傘を挿入するための収納筒が支持部材を構成
するカムに固設された装着ケースから取り外される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した第1実施例を図面
を参照して説明する。図1は、支持部材及び収納ケース
からなる自動車用傘収納装置の斜視図である。また、図
2は支持部材の平面図及び側面図であり、(B)が上面
から見た図であり、(A),(C)が左右側面から見た
図である。更に、図3は、収納ケースが上向きになった
状態の支持部材の側面図を示した図である。先ず、平坦
な底面5bに直角な側面5aを一面持つ基台5が、支持
部材1の基礎となる。その基台5の側面5aには、スペ
ーサ6を介してカム7が、回転軸8により回動可能に平
行に軸着されている。カム7は、回転軸8を中心に回動
した際、基台5の底面5bにある角度で沿うように、図
3(B)に示すよう基台5の底面5bに接する傾斜面7
aが設けられている。また、カム7の他の位置には、カ
ム7が逆方向に回動したときに図3(A)に示すよう、
カム7全体を基台5の底面に平行を保つためにストッパ
ーとしての役割を果たす突起7bが設けられている。
【0008】更に、基台5の側面5a及びカム7に並列
して、直角な二平面からなるフットレバー9が設けられ
ている。そして基台5の側面5aには、その側面5aに
平行なフットレバー9の側面9nの端部が、スペーサ1
0を介して回転軸11によって回動可能に軸着されてい
る。また、フットレバー9の側面9nには前記回転軸1
1とは反対の位置に長穴12が設けられ、その長穴12
には、スペーサ13を介して摺接ピン14が挿入されて
いる。また、フットレバー9には蛍光表示部9aが設け
られ、蛍光テープや蛍光塗料等により縁どられている。
そして、回転軸11と摺接ピン14との両軸の間で、摺
接ピン14の上部に隣接して支持ピン15がカム7に固
着されている。そして軸11と支持ピン15を結んで、
カム7に所定の回転方向に力を加える引張バネ16が介
されている。このように構成された支持部材1のカム7
には、筒状の収納ケース2の一端が固定されている。収
納ケース2は、支持部材1に固定される一端が有底で、
他端が開口である形状を有している。そしてこの収納ケ
ース2はプラスチックからなり、固定部分には図示しな
い補強部材が一体成形あるいはインサート方式によって
形成されている。また、その収納ケース2には、その開
口部にフットレバー9と同様に蛍光表示部2aが設けら
れ、蛍光テープや蛍光塗料等により縁どられている。
【0009】次にこのような構成を有する自動車用傘収
納装置の使用状態について説明する。図4は、本発明の
自動車用傘収納装置の第1実施例の使用状態を示す斜視
図である。これは、支持部材1に収納ケース2が固定さ
れている自動車用傘収納装置が、自動車本体に取り付け
られた状態を示している。その収納ケース2は、有底の
円筒形状をしており、その有底一端が支持部材1のカム
に固設されている。そして収納ケース2が固定された支
持部材1は、図に示すように運転者の足下でアクセルの
横に並ぶように車内の床面に固設されている。そして雨
天時、運転者は、車内に乗り込むに際し以下の様な動作
により傘を収納する。
【0010】先ず、運転者は、自動車のドアを開けて傘
をさしたままの状態でシートに腰をかける。そして、体
をねじって両足をシート前方のアクセル付近に置き、ア
クセル3の横に固設した支持部材1のフットレバー9を
右足で踏み込む。するとカム7の回動に伴って、収納ケ
ース2の開口端が上方を向いて傘収納状態になる。この
カム7等を有する支持部材の動作の詳細は後述する。次
に、運転者は、さしていた傘を畳んで、その先を前記収
納ケース2に挿入し、自動車のドアを閉める。そして、
収納ケース2に挿入された傘をそのままの状態で、傘自
体を下方に押えるよう力を加える。すると傘は支持部材
1を中心に収納ケース2と一体となって回動し、運転者
が座っているシートの右手横に沿うように収納される。
【0011】また、収納ケース2に傘が挿入されている
場合は、フットレバー9を踏んだとしても傘の重さで踏
みこめず、収納ケース2及び傘は持ち上がらない。その
ため傘を取り外す場合には傘自体を持ち上げ、収納ケー
ス2を斜め上方へ回動させた状態で傘を取り外す。
【0012】次に、このように使用される自動車用傘収
納装置自体の作用について説明する。先ず、傘を収納さ
せるときはフットレバー9を踏むと、フットレバー9は
回転軸11を中心にして下向きに回動する。そうする
と、フットレバー9の側面9nに設けた長穴12に挿入
された摺接ピン14が下向きに力を受けることになる。
また摺接ピン14も回動可能なカム7に固定されている
ため、フットレバー9が下向きに回動すると長穴12に
よって摺接ピン14に下向きの力が作用し、摺接ピン1
4が長穴12に沿うように移動する。即ち、摺接ピン1
4が長穴12に沿って移動すると同時に摺接ピン14が
固着されたカム7が回転軸8を中心に回動する。
【0013】そしてカム7に固定された収納ケース2
は、カム7の回転中心である回転軸8に対して摺接ピン
14と反対の位置に設けられているので、摺接ピン14
の下がる動作にともなって上方へ上がることになる。ま
たカム7は、所定の角度を持った傾斜部7aを有してい
るので、図3(B)に示すように、フットレバー9の側
面9nが基台5の底面5bに当たると同時に、その傾斜
面7aが基台5の底面5bに接して止まる。また、この
ような状態で引張バネ16が、カム7の回転軸8より下
の位置で斜め下方に引っ張るので、カム7はこの所定の
角度を保つことになる。このような状態になったとき、
カム7に固設された収納ケース2の開口部が斜め上方を
向き、傘の収納を可能にする。
【0014】そして傘を収納した後、傘を収納したまま
の状態で傘を下方に向けて押える。そうするとカム7は
回動軸8を中心に回動し、下がっていた摺接ピン14は
上方に移動することになる。しかし、カム7には、突起
7bが設けられているので、図3(A)に示すようにカ
ム7全体が平行になる位置でその突起7bが基台5の低
面に当り回動が制限される。このとき引張バネ16が、
カム7の回転軸8より上の位置で引っ張るので、図の左
方向に力を加えてカム7をこの所定位置に保つことにな
る。
【0015】以上本実施例では、傘を収納するための収
納ケース2と、収納ケース2の一端を支持してその一端
を中心に傘収納ケース2を回動させる支持部材1とを車
内に設けたので、傘の収納が容易に行うことができ、ま
た濡れた傘を適切に収納することできる。そして、フッ
トレバー9や収納ケース2に蛍光表示部9a,2aを設
けたことにより、夜間暗い状態でもフットレバー9及び
収納ケース2を確認でき、上述した一連の動作を確実に
行うことができる。更に、折り畳み傘にも対応し、その
ような場合には、常時収納ケースに傘を備え付けるよう
にしておくことができる。
【0016】次に本発明の第2実施例を示す。図5は、
第2実施例の支持部材の上面図及び左右側面図である。
本実施例で上記第1実施例で示した支持部材と同様の符
号を付したものは、同様の構成及び作用を有する。本実
施例は、上記実施例においてカム7に所定回転方向に力
を加えて、所定位置に維持するため引張バネ16を使用
したが、本実施例の支持部材にはボールプランジャ17
を設け、更に収納ケースを取り付けるためのソケット1
9をカム7に設けた。ボールプランジャ17は、基台5
の側面部にナット18によって固定され、圧力が作用す
る片側がカム7をその先端が押えるように調節されてい
る。そして、プランジャ17の先端のボール17aが、
カム7が回動するときにそのカム7に摺接するが、カム
7の平面には摺接する際の軌跡17b上に窪み17Cが
形成されている。
【0017】また、カム7には、一方の端に収納ケース
を取り付けるためのソケット19が形成されている。そ
のソケット19は、図に示すようにカム7の一端に筒状
のものが取り付けられている。そして、ソケット19に
は収納ケース20が装着される。図6は傘収納ケースを
示す断面図である。さらに図7は、支持部材に収納ケー
ス20を取り付けた状態を示した平面図である。収納ケ
ース20は円筒形状をなしており、収納ケース20全体
はプラスチックからなっている。そして収納ケース20
は、一方を有底で他方が開口である形状を有している。
ソケット19への装着部であるその有底端部は、一定距
離同一直径の円筒であり、装着部以降は一定の傾斜を有
しており、他端は広く開口されている。この傾斜は傘の
太さに合わせたものである。また、ケース20には装着
部の内面に所定の厚さでスポンジ20aが設けられてい
る。
【0018】このような構成による傘収納装置は、上記
第1実施例と同様に作用する。即ち、フットレバー9を
踏んでカム7を回動させて収納ケース20の開口端を所
定角度上方へ向ける。このとき本実施例ではフットレバ
ー9を踏むと、ボールプランジャ17のボール17aが
カム7の平面を滑り、所定の角度でカム7に形成した窪
み17cにボールが嵌入する。そしてカム7は、当該所
定角を保つことになる。収納ケース20に傘を入れた後
は、傘を下に押えるようにすればカム7も下に下がる。
そのとき、ボールプランジャ17のボール17aはカム
7の窪み17cからはずされカム7の平面を滑ることに
なる。また、本実施例の収納ケース20は、取り外しが
可能であり、必要な時にソケット19に差し込んで使用
する。
【0019】従って、通常の運転時ある程度の長さを持
った収納ケース20が邪魔になると感じる運転手は、そ
の収納ケース20を取り外しておくことができ運転の快
適性を維持したまま第1実施例同様、傘の収納を容易に
行うことが可能となった。また、スポンジを入れたこと
により、従来の傘の収納器具の様に傘に着いた水滴がそ
の収納ケース内に落ちて溜った後、開口側が下になって
しまっても、水分がスポンジに吸収された状態で流れ出
ることはない。
【0020】次に、図8は、本発明の第3実施例である
自動車用傘収納装置の各構成部品を示した図である。こ
れは、傘収納ケースが取り外し可能な場合を示してい
る。図8(A)は支持部材、そして(B)は収納ケース
を挿入するソケット21の側面図であり、(C)は収納
ケースの断面図である。図8(A)の支持部材は、収納
ケースを挿入するソケット21を除き上記第2実施例で
示したものと同様の構成を有している。そして図8
(B)の支持部材に取り付けるソケット21は、筒状部
分21aと支持部材との連結部21bからなっている。
筒状部分21aは、曲面部分と平面部分とからなってお
り、その平面部分は平面からなっている連結部21bの
延長上にある。ソケット21には、支持部材にボルトと
ナットによって固定されるが、そのための穴が2箇所設
けられている。また、曲面部分21aには縦方向に切欠
が設けられている。更に、図8(C)の収納ケース22
はソケット21との結合部分は同径な筒からなり、それ
以外の部分は、開口部に向かって直径が大きくなるよう
に傾斜を有する。また、閉口部であるソケット21との
結合部先端には、上記ソケット21の切欠の幅に対応す
る突起22aが設けられている。
【0021】このような構成部品からなる自動車用傘収
納装置は、先ず、ソケット21の連結部21bが支持部
材のカム7にボルト及びナットにより固設される。そし
て、収納ケースのソケット21への挿入に際し、収納ケ
ースの突起22aがソケット21の切欠21cを通り抜
ける。そして収納ケースの突起22aが切欠21cをぬ
けた時点で収納ケースは傾斜部分となり、突起22aが
切欠21cを抜けた後収納ケースを回転させれば、収納
ケースは突起22aのひっかかりによりソケット21か
ら抜けることはなく、収納ケースの傾斜によって更にソ
ケット21にはまり込むこともない。このようにして自
動車用収納装置を完成させる。
【0022】このような構成により、収納ケースが容易
に取り外しできることから、傘についた水滴やほこりが
入る等して汚れが溜った場合に清掃が容易に行うことが
できる。また、梅雨時は常時取り付けるようにしてお
き、そうでない時は取り外して足元を広く取るようにし
て、雨天時にのみ取り付けることもできる。
【0023】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図9は、本実施例の自動車用傘収納装置の断面を示
す図である。本実施例の収納ケース25は、第2実施例
の収納ケース20と同様に、円筒形状をなしており、一
方が開口し、他端が有底で装着部の内面に所定厚さのス
ポンジ25aが設けられている。そして、収納ケース2
5はブラケット27によって回転可能に支持されるソケ
ット26に挿着される。 このブラケット27は球状の
凹面が形成された軸受部27aが突出した形状を有し、
その軸受部27aに隣接して突起部27bが、軸受部2
7aより更に突出して形成されている。一方、ソケット
26には、前記軸受部27aの球面を摺接して回転する
ように球状の軸部26aが形成されている。
【0024】そして、このような本実施例の自動車用傘
収納装置は、車両内部の側面に固設して使用する。図1
0は、使用状態を示した図である。このように、本実施
例の自動車用傘収納装置は、ソケット26の軸部26a
が軸受部27aに係合されたブラケット27が、運転席
側の車両側面低部に固設される。そしてソケット26に
は収納ケース25が挿着される。
【0025】このように固設された傘収納装置は、上下
及びドア28側方向に3次元的に回動する。従って、本
実施例の自動車用傘収納装置によれば、折り畳み傘等の
ように短いものであれば、上方に回動させて収納ケース
25に容易に出し入れする。一方、比較的長い傘にあっ
ては、車内で出し入れするのが困難な場合には、収納ケ
ース25の開放端をドアを開けた車外に向けて回動し、
収納した傘を車外に向けて取り出す。また、傘を収納す
る時も車外に向いた収納ケース25に挿入し、外側に向
いた収納ケース25を車内方向に回転させる。そうする
とソケット26が突起部27bに当たって軸部26aの
回転を制限し、傘がシート4と平行に位置する状態で停
止する。
【0026】従って、本実施例の自動車用傘収納装置に
よれば、収納ケース25を3次元的に回動させることが
できるので、障害物のない方向に傘の出し入れ方向を選
択することにより容易に傘の出し入れすることが可能と
なった。また、突起部27bを設けたことにより、運転
者側への回動が制限されるので、濡れた傘が収納されて
いる場合に、運転者側に回動してしまい運転者自身ある
いはシートを濡らしてしまうおそれはない。
【0027】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。本実施例は、助手席に取り付ける自動車用傘収納装
置についての実施例である。そして図11は、実際に車
内に取り付けた自動車用傘収納装置の斜視図である。ま
た図12は、自動車用傘収納装置の断面図であり、
(A)は上面断面図であり、(B)は側面断面図であ
る。本実施例の自動車用傘収納装置30は、以下のよう
な構成を有する。先ず、トンネル型の筒形状をした傘収
納部材31を形成し、一端が開口で他端は有底をなして
いる。また、その傘収納部材31は、有底端から開口端
にかけて一定角度の広がりを持って形成されている。そ
して、傘収納部材31の平面を形成する部分には、その
中間部に車体本体に固設するための固設部材32が設け
られている。固設部材は、左右に張り出た板をなし、こ
の部分で、車体室内の特に側面部にボルト等によって、
所定の角度を持って取り付けられる。本実施例では中央
部側面に取り付けた。このような構成により、助手席に
乗ろうとする人は、乗車する際に傘を畳み、その傘を持
った状態で乗り込む。そして、乗車後畳んだ傘を傘収納
部材に差し込む。
【0028】このような構成にすれば、走行時に、一定
箇所に設置する事により傘に着いた水滴によって車内や
同乗車の衣服を濡らすことがない。また、傘を固定して
おくことができ、乗車する人が持つ必要はなく車内にお
ける傘の取扱いに伴う煩わしさをなくすことができた。
また、傘収納部材31を取り外し可能にすれば、傘を傘
収納部材31に収納した後固定部材に取り付けるように
して、傘の先から水滴が落ちることなく車内で取り扱う
ことができる。
【0029】以上、本発明の実施例について詳細に説明
したが、これらのものに限定される訳ではなく様々な変
更が可能である。例えば、上記実施例では収納ケースを
一本の傘に対応するようにしたが、2本以上の複数の傘
を収納できるようにしてもよい。また、上記実施例では
足元の特にアクセルの横に設置したが、例えば車内の車
体側面に取り付けるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の自動車用傘収納装置は、傘を収
納するための収納筒と、前記収納筒の一端を支持してそ
の一端を中心に収納筒を回動させる支持部材とを車両内
に設けたので、濡れた傘を容易に収納して、更に、車内
において機能的におさめるようにし、車内における傘の
取扱いに伴う煩わしさをなくすことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である車両用傘収納装置を
装着した様態を示した斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例である車両用傘収納装置の
支持部材を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例である車両用傘収納装置の
支持部材の異なる使用状態を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例である車両用傘収納装置の
取付状態の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例である車両用傘収納装置の
支持部材を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例である車両用傘収納装置の
収納ケースの断面図である。
【図7】本発明の第2実施例である車両用傘収納装置の
平面図である。
【図8】本願発明第3実施例である車両用傘収納装置の
構成物品を示す図である。
【図9】本発明の第4実施例である車両用傘収納装置の
断面図である。
【図10】本発明の第4実施例である車両用傘収納装置
の取付状態の斜視図である。
【図11】本発明の第5実施例である車両用傘収納装置
の取付状態の斜視図である。
【図12】本発明の第5実施例である車両用傘収納装置
の断面図である。
【図13】従来の傘収納具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支持部材 2 収納ケース 5 基材 6 スペーサ 7 カム 8 回転軸 9 フットレバー 10 スペーサ 11 回転軸 12 長穴 13 スペーサ 14 摺接ピン 15 支持ピン 16 引張バネ 17 ボールプランジャ 18 ナット 19 ソケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳まれた傘の先端が挿入されることによ
    り傘を収納する有底筒状の収納筒と、 車体本体内部に付設され前記収納筒を前記有底端を中心
    にして回転可能に保持する収納筒支持部材とを有するこ
    とを特徴とする自動車用傘収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものにおいて、収納
    筒支持部材が踏み込み用平面とそれに垂直で長穴を有す
    る側面とからなるフットレバーと、 前記長穴内に摺動可能にはめ込まれた軸が係着し、両方
    向の回転を一定角度で止める係止部を有するカムと、 前記フットレバーとカムとを支持する基台とを有するこ
    とを特徴とする自動車用傘収納装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するもの
    において、前記収納筒支持部材が前記収納筒を着脱自在
    に保持する装着ケースを有することを特徴とする自動車
    用収納装置。
  4. 【請求項4】 畳まれた傘が挿入されることにより傘を
    収納する有底筒状の収納筒と、 前記収納筒を所定の角度で車体本体内部の壁面部に固設
    する収納筒から張り出た固設部材とにより構成されたこ
    とを特徴とする自動車用傘収納装置。
JP34670293A 1993-08-06 1993-12-22 自動車用傘収納装置 Pending JPH0796796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34670293A JPH0796796A (ja) 1993-08-06 1993-12-22 自動車用傘収納装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21501893 1993-08-06
JP5-215018 1993-08-06
JP34670293A JPH0796796A (ja) 1993-08-06 1993-12-22 自動車用傘収納装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0796796A true JPH0796796A (ja) 1995-04-11

Family

ID=26520637

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JP34670293A Pending JPH0796796A (ja) 1993-08-06 1993-12-22 自動車用傘収納装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718154A1 (de) * 1994-12-23 1996-06-26 Fischerwerke Arthur Fischer GmbH & Co. KG Aufbewahrungsvorrichtung für Regenschirme zum Einbau in Kraftfahrzeugen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718154A1 (de) * 1994-12-23 1996-06-26 Fischerwerke Arthur Fischer GmbH & Co. KG Aufbewahrungsvorrichtung für Regenschirme zum Einbau in Kraftfahrzeugen
JPH08216795A (ja) * 1994-12-23 1996-08-27 Artur Fischer Gmbh 自動車内に組み付けるための、雨傘用の収納装置

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