JPH0764163B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH0764163B2 JPH0764163B2 JP2180180A JP18018090A JPH0764163B2 JP H0764163 B2 JPH0764163 B2 JP H0764163B2 JP 2180180 A JP2180180 A JP 2180180A JP 18018090 A JP18018090 A JP 18018090A JP H0764163 B2 JPH0764163 B2 JP H0764163B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/02—Carcasses
- B60C9/023—Carcasses built up from narrow strips, individual cords or filaments, e.g. using filament winding
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
- Y10T152/10855—Characterized by the carcass, carcass material, or physical arrangement of the carcass materials
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カーカスを形成するカーカスプライの重ね合
せ部を連続させて設けることにより、タイヤの周方向に
対する均質性を高め、動的バランスを向上することによ
り、乗心地と操縦安定性とを高めうる空気入りタイヤに
関する。
せ部を連続させて設けることにより、タイヤの周方向に
対する均質性を高め、動的バランスを向上することによ
り、乗心地と操縦安定性とを高めうる空気入りタイヤに
関する。
例えば、乗用車用タイヤなどの空気入りタイヤにあって
は、カーカスaは従来、第6図に示すごとくシート状の
カーカスプライを筒状に巻回することにより形成され
る。。
は、カーカスaは従来、第6図に示すごとくシート状の
カーカスプライを筒状に巻回することにより形成され
る。。
このようなカーカスaは、プライ端の接続部に重なり部
bが生じる。
bが生じる。
この重なり部bは重なり代が通常10mm以下の小巾に形成
されているとはいえ、カーカスに剛性差が生じ、又タイ
ヤに動的アンバランスを発生させることにより、走行時
において、振動を誘起しかつ乗心地が低下するとともに
トレッド面に凹凸が生じるなど見映えも低下する。
されているとはいえ、カーカスに剛性差が生じ、又タイ
ヤに動的アンバランスを発生させることにより、走行時
において、振動を誘起しかつ乗心地が低下するとともに
トレッド面に凹凸が生じるなど見映えも低下する。
なお2枚又は3枚のカーカスプライによりカーカスを形
成する場合には各プライの接続部をずらせることによ
り、カーカスの剛性差を若干分散、緩和しうるものの、
動的アンバランスを無くすことはできず、振動の抑制、
乗心地の向上には程遠く前記問題点の解決には至ってい
ない。
成する場合には各プライの接続部をずらせることによ
り、カーカスの剛性差を若干分散、緩和しうるものの、
動的アンバランスを無くすことはできず、振動の抑制、
乗心地の向上には程遠く前記問題点の解決には至ってい
ない。
本発明者は、前記問題点を解決すべく鋭意研究の結果、
カーカスを小巾のプライ片を多数個用いてタイヤ周方向
に多数個所の接続部を形成すること、及びタイヤ周方向
の略全周に亘って前後のプライ片が重なる重ね合せ部を
連続して設けることにより、カーカスの剛性の変動差及
び動的アンバランスを無くし得ることを見出したのであ
る。
カーカスを小巾のプライ片を多数個用いてタイヤ周方向
に多数個所の接続部を形成すること、及びタイヤ周方向
の略全周に亘って前後のプライ片が重なる重ね合せ部を
連続して設けることにより、カーカスの剛性の変動差及
び動的アンバランスを無くし得ることを見出したのであ
る。
本発明は、複数のプライ片を用いかつプライ片は、その
隣り合うプライ片と互いに重なり合わせてカーカスを形
成することを基本として、乗心地と操縦安定性とを高め
かつ見映えを向上しうる空気入りタイヤの提供を目的と
している。
隣り合うプライ片と互いに重なり合わせてカーカスを形
成することを基本として、乗心地と操縦安定性とを高め
かつ見映えを向上しうる空気入りタイヤの提供を目的と
している。
前記目的を達成するため本発明は、トレッド部からサイ
ドウォール部を通りビード部のビードコアの廻りを折返
す折り返し部を有するカーカスを具え、 該カーカスは、矩形状をなす複数のプライ片をタイヤ軸
方向に平行かつ周方向に連ねて配置するとともに、 一つのプライ片のタイヤ周方向の一端部を、その一端部
側で隣り合うプライ片の上面かつ周方向中央位置に前記
一端部縁を位置させて重ね、かつ 他端部を、この他端部側で隣り合うプライ片の下面かつ
周方向中央位置に前記他端部縁を位置させて重ねること
により、 タイヤ周方向に前記各プライ片の重ね合せ部を連続させ
て該プライ片を接続した実質的に2層のカーカスプライ
を用いて形成し、 かつ前記カーカスの折り返し部は、前記全てのプライ片
のタイヤ軸方向縁を前記ビードコアの廻りで折り返し、
しかもその折り返し高さがカーカスプライの各層で異な
る空気入りタイヤとしている。
ドウォール部を通りビード部のビードコアの廻りを折返
す折り返し部を有するカーカスを具え、 該カーカスは、矩形状をなす複数のプライ片をタイヤ軸
方向に平行かつ周方向に連ねて配置するとともに、 一つのプライ片のタイヤ周方向の一端部を、その一端部
側で隣り合うプライ片の上面かつ周方向中央位置に前記
一端部縁を位置させて重ね、かつ 他端部を、この他端部側で隣り合うプライ片の下面かつ
周方向中央位置に前記他端部縁を位置させて重ねること
により、 タイヤ周方向に前記各プライ片の重ね合せ部を連続させ
て該プライ片を接続した実質的に2層のカーカスプライ
を用いて形成し、 かつ前記カーカスの折り返し部は、前記全てのプライ片
のタイヤ軸方向縁を前記ビードコアの廻りで折り返し、
しかもその折り返し高さがカーカスプライの各層で異な
る空気入りタイヤとしている。
カーカスは複数のプライ片を順次タイヤ周方向に各プラ
イ片の重ね合せ部を連続させて接続することにより実質
的に2層のカーカスプライを用いて形成されているた
め、タイヤ周方向に1ケ所のみ接続部を有した従来の構
造のもののように、カーカスに局部的に剛性差が生じる
ことがなく、動的バランスが向上され、操縦安定性と乗
心地とを高めるとともに、周面の局部的な凹凸が無くな
り見映えを向上する。
イ片の重ね合せ部を連続させて接続することにより実質
的に2層のカーカスプライを用いて形成されているた
め、タイヤ周方向に1ケ所のみ接続部を有した従来の構
造のもののように、カーカスに局部的に剛性差が生じる
ことがなく、動的バランスが向上され、操縦安定性と乗
心地とを高めるとともに、周面の局部的な凹凸が無くな
り見映えを向上する。
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図において空気入りタイヤ1は、トレッド部2両端から
タイヤ半径方向内方へのびるサイドウオール部3、3
と、該サイドウオール部3の半径方向内端に位置するビ
ード部4、4を有し、各ビード部4、4に設けるビード
コア5、5間には前記サイドウオール部3、3、トレッ
ド部2を通るトロイダル状のカーカス6が両端を折り返
して架け渡されるとともに、その半径方向外側かつトレ
ッド部2内にベルト層11を配している。
タイヤ半径方向内方へのびるサイドウオール部3、3
と、該サイドウオール部3の半径方向内端に位置するビ
ード部4、4を有し、各ビード部4、4に設けるビード
コア5、5間には前記サイドウオール部3、3、トレッ
ド部2を通るトロイダル状のカーカス6が両端を折り返
して架け渡されるとともに、その半径方向外側かつトレ
ッド部2内にベルト層11を配している。
前記カーカス6は、複数のプライ片9…を用いて形成さ
れる。
れる。
各プライ片9は、カーカスコードをタイヤ赤道に対して
30〜90度の範囲傾けて位置したラジアル又はセミラジア
ルの配列体をトッピングゴムにより被覆した矩形板状の
シート体からなる。
30〜90度の範囲傾けて位置したラジアル又はセミラジア
ルの配列体をトッピングゴムにより被覆した矩形板状の
シート体からなる。
前記カーカスコードは、ナイロン、ポリエステル、レー
ヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードが用いられ
る。
ヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードが用いられ
る。
前記プライ片9…をタイヤ周方向に順次重ね合わせるこ
とによりカーカスプライ7が形成される。即ち基準とな
るプライ片9aの一端部E1を該一端部E1側で隣り合うプラ
イ片9bの上面かつ周方向中央位置に前記一端部E1の端縁
を位置させて重ね、他端部E2を該他端部E2側で隣り合う
プライ片9cの下面かつ周方向中央位置に前記他端部E2の
端縁を位置させて重ねる。このような手順により隣り合
うプライ片9、9が重なる重ね合せ部を連続させて環状
に連結することにより実質的に2層のカーカスプライが
形成される。又このカーカスプライを構成する全てのプ
ライ片9は、ビードコア5の廻りを折り返され、かつそ
の折り返し高さを図2に示すようにカーカスプライの各
層で異ならせている。
とによりカーカスプライ7が形成される。即ち基準とな
るプライ片9aの一端部E1を該一端部E1側で隣り合うプラ
イ片9bの上面かつ周方向中央位置に前記一端部E1の端縁
を位置させて重ね、他端部E2を該他端部E2側で隣り合う
プライ片9cの下面かつ周方向中央位置に前記他端部E2の
端縁を位置させて重ねる。このような手順により隣り合
うプライ片9、9が重なる重ね合せ部を連続させて環状
に連結することにより実質的に2層のカーカスプライが
形成される。又このカーカスプライを構成する全てのプ
ライ片9は、ビードコア5の廻りを折り返され、かつそ
の折り返し高さを図2に示すようにカーカスプライの各
層で異ならせている。
なおプライ片9…は第3図に示すごとく平面上で逐次連
結することにより帯状のカーカスプライ7を形成し、し
かる後、タイヤ成形時においてそのカーカスプライ7の
一端、他端を重ね合わせ接合することによりタイヤ周方
向に巻回されるカーカス6が形成される。
結することにより帯状のカーカスプライ7を形成し、し
かる後、タイヤ成形時においてそのカーカスプライ7の
一端、他端を重ね合わせ接合することによりタイヤ周方
向に巻回されるカーカス6が形成される。
なお一端部E1に重なるプライ片9bと他端部E2に重なるプ
ライ片9cとの向き合う端縁F1、F2間に介在する間隙Gは
プライ片9の厚みTの3倍以下とするのが好ましい。
ライ片9cとの向き合う端縁F1、F2間に介在する間隙Gは
プライ片9の厚みTの3倍以下とするのが好ましい。
前記間隙G寸度をプライ片9の厚みTの3倍以下とする
ことによってカーカスプライ7は、略全域に亘って2つ
のプライ片9、9が重なる重なり部が連続することにな
り、その結果、本実施例によるカーカスプライ7の1枚
によって実質的に2層のプライ層を一挙に形成すること
ができる。
ことによってカーカスプライ7は、略全域に亘って2つ
のプライ片9、9が重なる重なり部が連続することにな
り、その結果、本実施例によるカーカスプライ7の1枚
によって実質的に2層のプライ層を一挙に形成すること
ができる。
プライ片9は、一端部E1と他端部E2の間で第1、3図に
示すごとく段差を有して折曲げることにより隣り合うプ
ライ片9a、9bの間で外周面を連続させている。なお第4
図に示すごとくプライ片9を折まげることなく鱗状に重
ね合わせてもよい。
示すごとく段差を有して折曲げることにより隣り合うプ
ライ片9a、9bの間で外周面を連続させている。なお第4
図に示すごとくプライ片9を折まげることなく鱗状に重
ね合わせてもよい。
プライ片9は、その周方向の長さLは10mm以上かつ600m
m以下、好ましくは400mm以下とするのが望ましい。
m以下、好ましくは400mm以下とするのが望ましい。
長さLが600mmをこえると接続部における剛性差が顕著
となりタイヤの動的アンバランスが生じ操縦安定性と乗
心地が低下する。又一端部、他端部において隣り合うプ
ライ片9a、9bとの接続長さが長くなる結果、その重なり
部において剛性が大となり巻回した際にカーカス6は、
多角形状になる傾向が生じ易く、見映えを低下させるこ
とがある。なお長さLを400mm以下にすることによって
前記問題点を略完全に除去することができる。
となりタイヤの動的アンバランスが生じ操縦安定性と乗
心地が低下する。又一端部、他端部において隣り合うプ
ライ片9a、9bとの接続長さが長くなる結果、その重なり
部において剛性が大となり巻回した際にカーカス6は、
多角形状になる傾向が生じ易く、見映えを低下させるこ
とがある。なお長さLを400mm以下にすることによって
前記問題点を略完全に除去することができる。
なおカーカス6は、タイヤ1本当たり10枚以上かつ50枚
以下のプライ片9…で形成されるのが前記長さの制約と
同じ理由により好ましい。
以下のプライ片9…で形成されるのが前記長さの制約と
同じ理由により好ましい。
他方、10mm如何では隣り合うプライ片9a、9bの重なり代
が少ないため、接合強度が低下しかつコスト高となる。
が少ないため、接合強度が低下しかつコスト高となる。
本実施例でカーカスプライ7は、広巾のプライ片9Aと、
該広巾のプライ片9Aに比べて小巾の狭巾のプライ片9Bと
をタイヤ周方向に交互にかつプライ巾中心を略一致させ
て配して形成している。
該広巾のプライ片9Aに比べて小巾の狭巾のプライ片9Bと
をタイヤ周方向に交互にかつプライ巾中心を略一致させ
て配して形成している。
従って、前記狭巾プライ片のプライ巾を小さく設定した
場合にはタイヤ軸方向中央部Mの厚みが両側部Nの厚み
の略2倍となるカーカスプライ7が、従来のように巾寸
度の異なる2枚のプライを重ね合わせることなく一挙に
形成することができ、このカーカスプライをビードコア
で折り返すことにより、その折り返し高さを異ならしめ
る。
場合にはタイヤ軸方向中央部Mの厚みが両側部Nの厚み
の略2倍となるカーカスプライ7が、従来のように巾寸
度の異なる2枚のプライを重ね合わせることなく一挙に
形成することができ、このカーカスプライをビードコア
で折り返すことにより、その折り返し高さを異ならしめ
る。
このような中央部Mと側部Nとにおいて厚みの異なるカ
ーカスプライ7Bは第5図に示すごとく、同巾のプライ片
9Cを互いに隣り合うプライ片の巾中心をタイヤ軸方向に
1つ置きにずらして重ね合わせることによっても形成す
ることができる。なお、この場合、プライ片1枚おきに
タイヤ周方向に連続する2組のプライ片群G1、G2の巾中
心を夫々整列させて形成することにより第3図に示した
のと同様、カーカスの折り返し高さを異なるものとす
る。
ーカスプライ7Bは第5図に示すごとく、同巾のプライ片
9Cを互いに隣り合うプライ片の巾中心をタイヤ軸方向に
1つ置きにずらして重ね合わせることによっても形成す
ることができる。なお、この場合、プライ片1枚おきに
タイヤ周方向に連続する2組のプライ片群G1、G2の巾中
心を夫々整列させて形成することにより第3図に示した
のと同様、カーカスの折り返し高さを異なるものとす
る。
ベルト層11は本実施例では、スチール及びポリエステ
ル、ナイロン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードか
らなるベルトコードを前記カーカス6のカーカスコード
と交差する向きに並置したベルトプライを、本例では2
枚重ね合わせて形成される。
ル、ナイロン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードか
らなるベルトコードを前記カーカス6のカーカスコード
と交差する向きに並置したベルトプライを、本例では2
枚重ね合わせて形成される。
叙上のごとく本発明の空気入りタイヤは、カーカスを、
一つのプライ片のタイヤ周方向の一端部を、その一端部
側で隣り合うプライ片の上面かつ周方向中央位置に前記
一端部端縁を位置させて重ね、かつ他端部を、この他端
部側で隣り合うプライ片の下面かつ周方向中央位置に前
記他端部端縁を位置させて重ねることにより、タイヤ周
方向に前記各プライ片の重ね合せ部を連続させて該プラ
イ片を接続した実質的に2層のカーカスプライを用いて
計形成しているため、1ケ所のみ接続部を有した従来構
造に比し局部的な剛性差が生じることなく動的バランス
が向上し、操縦安定性と乗心地とを高めかつトレッド周
面に局部的な凹凸が発生するのを抑制し見映えを向上し
うる。
一つのプライ片のタイヤ周方向の一端部を、その一端部
側で隣り合うプライ片の上面かつ周方向中央位置に前記
一端部端縁を位置させて重ね、かつ他端部を、この他端
部側で隣り合うプライ片の下面かつ周方向中央位置に前
記他端部端縁を位置させて重ねることにより、タイヤ周
方向に前記各プライ片の重ね合せ部を連続させて該プラ
イ片を接続した実質的に2層のカーカスプライを用いて
計形成しているため、1ケ所のみ接続部を有した従来構
造に比し局部的な剛性差が生じることなく動的バランス
が向上し、操縦安定性と乗心地とを高めかつトレッド周
面に局部的な凹凸が発生するのを抑制し見映えを向上し
うる。
第1図は本発明の一実施例を示すタイヤ赤道面の断面
図、第2図はそのタイヤ軸方向断面図、第3図はそのカ
ーカスプライを示す斜視図、第4図はカーカスの他の例
を示す断面図、第5図はカーカスプライの他の例を示す
平面図、第6図はカーカスの従来技術を示す斜視図であ
る。 2……トレッド部、3……サイドウオール部、 4……ビード部、5……ビードコア、 6……カーカス、7、7B……カーカスプライ、 9、9A、9B、9C……プライ片、 E1……一端部、E2……他端部。
図、第2図はそのタイヤ軸方向断面図、第3図はそのカ
ーカスプライを示す斜視図、第4図はカーカスの他の例
を示す断面図、第5図はカーカスプライの他の例を示す
平面図、第6図はカーカスの従来技術を示す斜視図であ
る。 2……トレッド部、3……サイドウオール部、 4……ビード部、5……ビードコア、 6……カーカス、7、7B……カーカスプライ、 9、9A、9B、9C……プライ片、 E1……一端部、E2……他端部。
Claims (3)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を通りビ
ード部のビードコアの廻りを折返す折り返し部を有する
カーカスを具え、 該カーカスは、矩形状をなす複数のプライ片をタイヤ軸
方向に平行かつ周方向に連ねて配置するとともに、 一つのプライ片のタイヤ周方向の一端部を、その一端部
側で隣り合うプライ片の上面かつ周方向中央位置に前記
一端部周縁を位置させて重ね、かつ 他端部を、この他端部側で隣り合うプライ片の下面かつ
周方向中央位置に前記他端部縁を位置させて重ねること
により、 タイヤ周方向に前記各プライ片の重ね合せ部を連続させ
て該プライ片を接続した実質的に2層のカーカスプライ
を用いて形成し、 かつ前記カーカスの折り返し部は、前記全てのプライ片
のタイヤ軸方向縁を前記ビードコアの廻りで折り返し、
しかもその折り返し高さがカーカスプライの各層で異な
る空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記複数のプライ片はタイヤ軸方向の巾が
夫々異なる広巾プライ片と、狭巾プライ片とを含み、か
つ、前記カーカスプライは、この広巾プライ片と、狭巾
プライ片とをタイヤ周方向に交互かつプライ片の前記巾
中心を略一致させて配列形成することにより、前記折り
返し部の折り返し高さがカーカスプライの各層で異なる
請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】前記複数のプライ片はタイヤ軸方向の巾が
略同巾のプライ片からなり、かつ、前記カーカスプライ
は、互いに隣り合うプライ片の前記中心をタイヤ軸方向
に位置ずれさせて配列し、かつプライ片1枚おきにタイ
ヤ周方向に連続する2組のプライ片群の前記巾中心を夫
々整列させて形成することにより、前記折り返し部の折
り返し高さがカーカスプライの各層で異なる請求項1記
載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2180180A JPH0764163B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 空気入りタイヤ |
DE69107256T DE69107256T2 (de) | 1990-07-06 | 1991-07-01 | Luftreifen. |
EP91305932A EP0465187B1 (en) | 1990-07-06 | 1991-07-01 | Pneumatic tyre |
US08/197,461 US5372172A (en) | 1990-07-06 | 1994-02-16 | Pneumatic tire including a carcass ply composed of a plurality of ply strips |
US08/248,152 US5419384A (en) | 1990-07-06 | 1994-05-24 | Pneumatic tire including a carcass ply composed of a plurality of ply strips |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2180180A JPH0764163B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466302A JPH0466302A (ja) | 1992-03-02 |
JPH0764163B2 true JPH0764163B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=16078788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2180180A Expired - Fee Related JPH0764163B2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 空気入りタイヤ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5372172A (ja) |
EP (1) | EP0465187B1 (ja) |
JP (1) | JPH0764163B2 (ja) |
DE (1) | DE69107256T2 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2718390A1 (fr) * | 1994-04-11 | 1995-10-13 | Michelin & Cie | Pneumatique avec flancs renforcés. |
FR2721553A1 (fr) * | 1994-06-28 | 1995-12-29 | Sedepro | Pneumatique dont le renfort de carcasse est constitué à partir de bandelettes. |
FR2779993A1 (fr) * | 1998-06-23 | 1999-12-24 | Roger Dintzer | Pneumatique a carcasse renforcee et segmentee |
US6763868B1 (en) * | 1998-07-31 | 2004-07-20 | Pirelli Pneumatici S.P.A. | Tire for a two-wheeled vehicle and carcass structure for the tire |
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