JPH075869U - 走行作業機におけるエンジン等の配置機構 - Google Patents

走行作業機におけるエンジン等の配置機構

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JPH075869U
JPH075869U JP3359893U JP3359893U JPH075869U JP H075869 U JPH075869 U JP H075869U JP 3359893 U JP3359893 U JP 3359893U JP 3359893 U JP3359893 U JP 3359893U JP H075869 U JPH075869 U JP H075869U
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JP
Japan
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engine
machine
cooling
hydraulic
traveling
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Pending
Application number
JP3359893U
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English (en)
Inventor
富雄 水野
吉則 山岸
成年 辻
啓治 沼田
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 エンジンカバーを低くして後方視界を良く
するとともに、騒音を低減して作業を行い易くし、また
エンジン及び油圧駆動部分のメンテナンス作業を容易に
した走行作業機を提供する。 【構 成】 走行作業機1は走行装置2を有する機台3
の央部に複数の縦桁4を前後方向に突設し、上記機台3
上にはエンジン7及び油圧ポンプ8等の油圧機器を前記
縦桁4の一側に沿わせて前後方向に設け、該縦桁4の他
側には運転席15を設置するとともに、縦桁4の内側で
機台3の後部にはエンジン7冷却用ラジエータ10a及
び油圧機器冷却用クーラ10b等で構成される冷却装置
10を設けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油圧ショベル等の走行作業機におけるエンジン及び油圧機器並びに冷 却装置等の機台上への配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ショベル等のフロント作業部を備え重掘削作業を行う走行作業機は 図6,7,8に示すように、走行装置2を有する機台3の央部にフロント作業部 5を装着する複数の縦桁4(補助リブ)を前後方向に所定の高さに突設して、機 台3が充分な強度を有するように構成されている。
【0003】 このような走行作業機1に搭載されるエンジン7は機台3の後部において、上 記縦桁4の上方を跨ぐように、且つ、エンジン7の底部が縦桁4に接しないよう に間隙を設けて横設され、その後部にカウンターウエイト6が設けられている。 従って、上記エンジン7を覆うエンジンフード9a等の高さは、他の機器を覆 うカバー9より高く形成されている。また、ラジエータ10a及び油圧作動油冷 却用のクーラ10bはエンジン7のクランク軸からベルト駆動されるファン10 cで冷却されるように設置されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のエンジン7及び油圧ポンプ8並びにその関連機器の配置構 成では、前記エンジン7を覆うエンジンフード9aはエンジン7が縦桁4の上方 に設置されているので、運転席15の後方において高く突出した状態となるため 、オペレータの後方視界を妨げ、作業が行い難くなり危険を伴う問題がある。
【0005】 また、冷却装置10のファン10cはエンジン7より直接的にベルト伝導され るので、冷却効率を上げるためファン10cを高回転させて冷却風量を増やそう とするとエンジン7の回転を高速回転にする必要があり、これに伴うヒートバラ ンス性能に不具合を生じ効率的な冷却が困難となること、また、騒音レベルが増 大し快適な作業を遂行し難い欠点がある。
【0006】 そこで本考案は上記従来の問題を解消すべく、エンジンカバーを低くして後方 視界を良くするとともに、騒音を低減できて作業を行い易くしながらエンジン、 及び油圧駆動部分のメンテナンス作業が容易にできる走行作業機におけるエンジ ン等の配置機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の走行作業機におけるエンジン等の配置機構 は、走行装置を有する機台の央部に複数の縦桁を前後方向に突設した走行作業機 において、機台上にはエンジン及び油圧ポンプ等を前記縦桁の一側に沿わせて前 後方向に設け、該縦桁の他側には運転席を設置するとともに、縦桁の内側で機台 の後部にはエンジン冷却用ラジエータ及び作動油冷却用クーラ等で構成される冷 却装置を設けている。
【0008】
【作 用】
上記構成に基づき、エンジン7及び油圧ポンプ8等の油圧装置8aが縦桁4の 一側方で前後方向に設けられ、これらを覆うカバー9を運転席15の後方で可及 的に低く設置される。 また、上記エンジン7,油圧装置8a等は機台3のより低位部に設置可能とな り、また、これらは機体の一側方で一連のカバー9を開放することによってメン テナンス作業が行うことができるので、機体後部に立設したカウンターウエイト 6の支障を受けることなく保守点検等の作業が容易となる。また、エンジンとは 別途位置でラジエータ並びに作動油クーラ等を的確に冷却でき、冷却効率を向上 させながら騒音を抑制することができる。
【0009】
【実 施 例】
本考案の実施例を図面に基づき説明する。 本考案の実施例に係わる走行作業機、即ち油圧ショベル1は、図5に示すよう にクローラ式走行装置2に旋回軸受装置2aを介してスイングフレームとしての 機台3を水平回動自在に設け、この機台3の央部には間隔Hをおいた縦桁4,4 を前後方向に突設するとともに、この縦桁4,4には前方を高くし後方を低くし た前端部にバケット5aを有するフロント作業部5を取り付け、後部にはバンパ ーを兼ねて形成したカウンターウエイト6を機巾に立設している。
【0010】 そして図1,図2に示すように、機台3上でエンジン7と連結具7aを介して 直結される油圧ポンプ8とを前記縦桁4の右側に沿わせ前後方向に搭載し、これ らを適宜な排風口を有するカバー9で密閉状に覆っている。7bはエンジン7の 吸気管であり、排気管7cは前記カウンターウエイト6に開設した穴6aに挿入 し騒音を抑制しながら排気をしている。9cは導風管9bを介して前記カバー9 内に送風する送風機である。
【0011】 また、左右の縦桁4,4間で後部のカウンターウエイト6との間には冷却装置 10が設置されている。この冷却装置10はエンジン7用ラジエータ10aの上 面を側面視(図3)においてカバー9の上面と同じ高さに設けた吐出開口10e を形成するとともに、その下部に油圧作動油冷却用のクーラ10b並びにファン 10cを順次設けて構成している。
【0012】 前記ファン10cはモータ10dで冷却調整自在に設けられ、その下方に油圧 駆動モータが設置されていて、これらは上記冷却装置10に連通する仕切壁13 内に設けられている。また、該仕切壁13の下方及び前方には吸気口13a,1 3bが開設され、その前方には油圧バルブ12が設けてある。 15は各種操作装置を有する運転席であり、実施例ではキャビン型として機台 3上で前記縦桁4の左側前方に設置するとともに、その後方でカウンターウエイ ト6との間に電装機器装置16、及び燃料タンク17,油圧タンク18等を順次 配置している。
【0013】 本考案は上記構成したので、エンジン7を起動して機体を運転すると、送風機 9cの駆動による送風はカバー9内壁に沿って一方向に流れ、エンジン7及び油 圧ポンプ8回りに滞留する熱気を掃き出して冷却する。 また、冷却装置10用のファン10c(図3)の駆動により冷却風は吸気口1 3a,13bから冷気を具合よく吸われて、クーラ10b及びラジエータ10a を順次的確に冷却したのち、吐出開口10eから排風される。従って、熱気を有 した排風がエンジンカバー室内に回り込んで冷却効率を損なうことを的確に阻止 されるとともに、前記ファン10cの回転はエンジン7の回転に制約を受けるこ となく、エンジン7の各種作業回転に適応したヒートバランスを維持するように モータ10dで良好に行われるものであり、エンジン7の冷却のためにエンジン 7の回転を不必要に上げることが無いから、騒音を抑制した状態で快適な掘削等 の作業を遂行することができる。
【0014】 そして、オペレータはエンジン7及び油圧ポンプ8等の油圧装置8aが間隔を おいて平行に配置された縦桁4の一側方で前後方向に設けられることにより、こ れらを覆うカバー9が運転席15の後方で可及的に低く設置されるので、後方視 界が良くなって作業を的確且つ安全に行うことが容易となる。 また、上記エンジン7,油圧装置8a等のメンテナンス作業は上記構成により 該機器が機台3のより低位部に設置可能であること、及び、これらは機体の一側 方で一連のカバー9を開放することにより行われるから、機体後部に立設したカ ウンターウエイト6の支障を受けることなく極めて容易に保守点検等の作業を行 うことができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように構成したから、エンジン及び油圧装置は運転席と 対向した縦桁の機体一側に前後方向に設置できるとともに、上記エンジンとは別 途位置でラジエータ並びに作動油クーラ等を的確に冷却できるので、冷却効率を 向上させながら騒音を抑制した状態で快適な作業を遂行することができる。
【0016】 また、エンジン等を覆うカバーが運転席の後方で可及的に低く設置されて後方 視界が良くなるので、運転席に座乗するオペレータは機体の運転操作を極めて居 住性よく快適且つ安全で能率よく作業することができる。 さらに、上記エンジン,油圧装置等のメンテナンス作業は機体のより低位置で 行なうことが可能であること、及び、機体の一側方から集中的に行われるから、 極めて容易に遂行できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に係わる油圧ショベルの機台
構成を示す平面説明図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図1のB−B線矢視図である。
【図4】図1の右側面図を一部破断して示す図である。
【図5】本考案構成を備えた油圧ショベルの左側面図で
ある。
【図6】従来の油圧ショベルの機台構成を示す平面説明
図である。
【図7】図6のC−C線矢視図である。
【図8】図6を一部破断して示す左側面図である。
【符号の説明】
1 走行作業機(油圧ショベル) 2 走行装置
3 機台 4 縦桁 5 フロント作業部 6 カウンタウエ
イト 7 エンジン 7a 連結具 7b 吸気管 7
c 排気管 8 油圧ポンプ 8a 油圧装置 9 カバー
9a エンジンフード 9b 導風管 9c 送風機 10 冷却装置
10a ラジエータ 10b クーラ 10c フアン 10d モータ 10e 吐出開口 12 油圧バルブ 13 仕切
弁 13a 吸気口 13b 吸気口 15 運転席 16 電気機器装
置 17 燃料タンク 18 油圧タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 沼田 啓治 東京都港区北青山一丁目2番3号 新キャ タピラー三菱株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置を有する機台の央部に複数の縦
    桁を前後方向に突設した走行作業機において、機台上に
    はエンジン及び油圧ポンプ等を前記縦桁の一側に沿わせ
    て前後方向に設け、この縦桁の他側には運転席を設置す
    るとともに、縦桁の内側で機台の後部にはエンジン冷却
    用ラジエータ及び作動油冷却用クーラ等で構成される冷
    却装置を設けたことを特徴とする走行作業機におけるエ
    ンジン等の配置機構。
JP3359893U 1993-06-22 1993-06-22 走行作業機におけるエンジン等の配置機構 Pending JPH075869U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3359893U JPH075869U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 走行作業機におけるエンジン等の配置機構

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JP3359893U JPH075869U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 走行作業機におけるエンジン等の配置機構

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JPH075869U true JPH075869U (ja) 1995-01-27

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ID=12390931

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