JPH0742322U - ピストン鋳造用中子 - Google Patents

ピストン鋳造用中子

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JPH0742322U
JPH0742322U JP7446393U JP7446393U JPH0742322U JP H0742322 U JPH0742322 U JP H0742322U JP 7446393 U JP7446393 U JP 7446393U JP 7446393 U JP7446393 U JP 7446393U JP H0742322 U JPH0742322 U JP H0742322U
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piston
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peripheral surface
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壽一 牟田
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株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排油孔を形成するための凸部の他、スカート
部を薄肉にするためのリブや凹部等を成形することがで
きるピストン鋳造用中子を提供する。 【構成】 鋳造するピストン粗成形体2の裏側周面2a
を成形する中子本体3の成形面3aに凸部3bを突設
し、該凸部3bにより裏側周面2aに凹部2bを成形す
るようにした中子1において、中子本体3を、ピストン
粗成形体2の直径方向の中心線に平行な二つの切断面
A,Bで3分割して、一対の側部分割中子片31 と該側
部分割中子片31 間でピストン粗成形体2の直径方向に
移動可能な中央分割中子片32 とで構成し、該中央分割
中子片32 に凸部3bを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ピストン粗成形体を鋳造するピストン鋳造用中子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ピストン粗成形体には、実開昭60−183253号公報に記載された ものがある。このピストン粗成形体では、オイルリング溝形成部の裏側周面に凹 部を周方向に間隔をおいて複数形成し、前記オイルリング溝形成部にオイルリン グ溝を形成したときに該オイルリング溝の一部が前記凹部と連通して排油孔を形 成するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のピストン粗成形体にあっては、前記各凹部が、前記 オイルリング溝形成部の裏側周面におけるクラウン部とスカート部との傾斜連設 面部に放射状に形成されている。このため、ピストン鋳造用中子として、前記裏 側周面を成形する成形面に一体に凸部を突設し、該凸部により前記裏側周面に凹 部を成形するようにしたものを使用し、前記凹部と裏側周面とを同時に成形する ことが必要となる。この場合には、ピストン粗成形体の鋳造後、該ピストン粗成 形体の凹部から中子の凸部を外すとき、前記中子とピストン粗成形体を該ピスト ン粗成形体の中心線方向に相対的に移動させてピストン粗成形体の離型を行うこ ととなる。
【0004】 ところで、オイルリング溝形成部の裏側周面に前記凹部を形成する他、ピスト ンの軽量化等を目的として、前記スカート部の全体を薄肉にして該スカート部の 裏側周面に補強部となるリブを突設したり、また前記スカート部の前記裏側周面 に更に凹部を形成したりすることがある。このように、スカート部の裏側周面に リブや凹部を形成した場合には、上記中子とピストン粗成形体を該ピストン粗成 形体の中心線方向に相対的に移動させることができなくなるので、スカート部に リブや凹部を形成できず、どうしても形成するときには、ピストン粗成形体を鋳 造した後に機械加工により形成する等を考えなければならない。
【0005】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、その目的は、排油孔を形 成するための凸部の他、スカート部を薄肉にするためのリブや凹部等を更に成形 することができるピストン鋳造用中子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、鋳造するピストン粗成形体の裏側周 面を成形する中子本体の成形面に凸部を突設し、該凸部により前記裏側周面に凹 部を成形するようにした中子において、前記中子本体を、ピストン粗成形体の直 径方向の中心線に平行な二つの切断面で3分割して、一対の側部分割中子片と該 側部分割中子片間でピストン粗成形体の直径方向に移動可能な中央分割中子片と で構成し、該中央分割中子片に前記凸部を設けたものである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、ピストン粗成形体を鋳造した後、側部分割中子片間で中央 分割中子片をピストン粗成形体の直径方向に移動させ更に中心線方向に移動させ て、前記中央分割中子片に設けた凸部をピストン粗成形体の裏側周面から抜いて から前記側部分割中子片間から外す。しかる後、側部分割中子片を中央分割中子 片の抜き跡に向けて移動させ更にピストン粗成形体の中心線方向に移動させて該 ピストン粗成形体の裏側から外し、中子本体の離型を完了する。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図面により説明する。
【0009】 図1はピストン鋳造用中子の左半分だけを示す横断面図、図2は同中子で成形 されたピストン粗成形体の左半分だけを示す縦断面図である。
【0010】 ピストン鋳造用中子1は、鋳造するピストン粗成形体2の裏側周面2aを成形 する中子本体3の成形面3aに凸部3bを突設し、該凸部3bにより前記裏側周 面2aに凹部2bを成形するようにしたものである。
【0011】 前記中子本体3は、ピストン粗成形体2の直径方向の中心線に平行な二つの切 断面A,Bで3分割されて、一対の側部分割中子片31 と該側部分割中子片31 間に嵌合した中央分割中子片32 とで構成されている。
【0012】 前記中央分割中子片32 は、ピストン粗成形体2の直径方向で相対する成形面 3aを有するもので、該中央分割中子片32 間には、中央分割中子片32 を後側 から支持する支持ブロック4がピストン粗成形体2の中心線方向に移動可能に嵌 合されている。このような中央分割中子片32 に前記凸部3bが設けられている 。
【0013】 次に、上記中子1を使用してピストン粗成形体2を鋳造した後、まず、支持ブ ロック5をピストン粗成形体2の中心線方向に移動させて中央分割中子片32 間 から抜き出す。次いで、側部分割中子片31 間で中央分割中子片32 をピストン 粗成形体2の直径方向に移動させ更に中心線方向に移動させて、前記中央分割中 子片32 に設けた凸部3bをピストン粗成形体2の裏側周面2aから抜いてから 前記側部分割中子片31 間から外す。しかる後、側部分割中子片31 を中央分割 中子片32 の抜き跡に向けて移動させ更にピストン粗成形体2の中心線方向に移 動させて該ピストン粗成形体2の裏側から外し、中子本体3の離型を完了する。
【0014】 上記したように側部分割中子片31 と中央分割中子片32 を中子本体3の成形 面3aの位置から引込めて、該中子本体3をピストン粗成形体2の中心線方向に 移動可能としている。このため、側部分割中子片31 と中央分割中子片32 によ って、ピストン粗成形体2の裏側周面2aにおけるスカート部2dの裏側周面に リブ2eや凹部2f等を成形し、また中央分割中子片32 に設けた凸部3bによ って、前記裏側周面2aにおけるクラウン部2cとスカート部2dとの傾斜連設 面部2gに凹部2bを成形する。この凹部2bは、前記ピストン粗成形体2の外 周面にオイルリング溝2hを形成したとき、該オイルリング溝2hの一部と連通 して排油孔を構成する。
【0015】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、鋳造するピストン粗成形体の裏側周面を成形する中 子本体の成形面に凸部を突設し、該凸部により前記裏側周面に凹部を成形するよ うにした中子において、前記中子本体を、ピストン粗成形体の直径方向の中心線 に平行な二つの切断面で3分割して、一対の側部分割中子片と該側部分割中子片 間でピストン粗成形体の直径方向に移動可能な中央分割中子片とで構成し、該中 央分割中子片に前記凸部を設けたため、ピストン粗成形体を鋳造した後、中央分 割中子片と側部分割中子片を成形面位置から引込めてピストン粗成形体の中心線 方向に抜くことができるので、排油孔を形成するための凹部の他、スカート部を 薄肉にするためのリブや凹部等をピストン粗成形体の裏側周面に確実に成形する ことができると共に、ピストン粗成形体の離型が確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるピストン鋳造用中子
の左半分だけを示す横断面図である。
【図2】図1に示すピストン鋳造用中子で成形されたピ
ストン粗成形体の左半分だけを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ピストン鋳造用中子 2 ピストン粗成形体 2a 裏側周面 2b 凹部 3 中子本体 3a 成形面 3b 凸部 A,B 切断面 31 側部分割中子片 32 中央分割中子片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造するピストン粗成形体の裏側周面を
    成形する中子本体の成形面に凸部を突設し、該凸部によ
    り前記裏側周面に凹部を成形するようにした中子におい
    て、前記中子本体を、ピストン粗成形体の直径方向の中
    心線に平行な二つの切断面で3分割して、一対の側部分
    割中子片と該側部分割中子片間でピストン粗成形体の直
    径方向に移動可能な中央分割中子片とで構成し、該中央
    分割中子片に前記凸部を設けたことを特徴とするピスト
    ン鋳造用中子。
JP1993074463U 1993-12-28 1993-12-28 ピストン鋳造用中子 Expired - Fee Related JP2601113Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109622891A (zh) * 2019-01-29 2019-04-16 佛山市南海力格模具五金有限公司 铝合金t型接头铸造模芯

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