JPH0742265Y2 - 乗用田植機のエンジンフレーム構造 - Google Patents

乗用田植機のエンジンフレーム構造

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JPH0742265Y2
JPH0742265Y2 JP4292489U JP4292489U JPH0742265Y2 JP H0742265 Y2 JPH0742265 Y2 JP H0742265Y2 JP 4292489 U JP4292489 U JP 4292489U JP 4292489 U JP4292489 U JP 4292489U JP H0742265 Y2 JPH0742265 Y2 JP H0742265Y2
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JP
Japan
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engine
fertilizer
bonnet
fixed
engine frame
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周二 田中
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、乗用田植機に適応できるエンジンフレーム構
造に関し、詳しくはエンジンフレームの前部に固定した
連結部材に、肥料タンクおよびボンネツトの回動支点を
設けるようにした乗用田植機のエンジンフレーム構造に
関する。
〔従来技術〕
乗用田植機は、走行機体の後方に植付部が連結される構
造となつているが、この乗用田植機に施肥装置を搭載
し、植付部の苗植付と同時に施肥できるようになつてい
る。この施肥装置は、左右両側に配設される肥料タン
ク、走行機体から駆動される肥料ポンプ、この肥料ポン
プの肥料を植付条間に案内する複数条の施肥ノズル等か
ら構成され、肥料タンクと肥料ポンプの吸入口との間は
サクシヨンホースに連結され、また肥料ポンプの吐出口
と施肥ノズルとの間は複数本の連結パイプにより夫々連
結されており、上記肥料タンク内にはペースト肥料と呼
ばれる粘度の高い液体肥料等が供給される。
また、乗用田植機は、機体前方にエンジンが配設される
が、このエンジンは、ミツシヨンケースから前方に向け
て突出するエンジンフレーム上に固定されている。
そして、エンジンフレーム上に配設されたエンジンはボ
ンネツトにより被覆されるが、このボンネツトの左右両
側には運転席下方のフラツトデツキ板に通ずるステツプ
板が設けられ、上記施肥装置を構成する肥料タンクは、
上記エンジンの左右両外側で且つステツプ板の下方に位
置して左右一対配設されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来からエンジンフレームの前部に断面コの
字状のヒツチや機体前部を保護するガード等を固定する
構造は知られているが、ステツプ板下方に設けた左右の
肥料タンクを、前方側を支点として左右方向に回動させ
たり、或いはステツプと一体構成のボンネツトを前方側
を支点として前方側に回動する場合、これらの両回動支
点を別々に設けると構造が極めて複雑になるという問題
があつた。
また、肥料タンクは、肥料の収納容積が大きいものを1
個設けることなく、小容量のものがエンジンを挟む左右
に分割配設されており、この左右に分割された肥料タン
クは互いに接続パイプにより連結する必要があるが、肥
料タンクを回動支点を中心にして回動させる場合には、
この接続パイプが肥料タンクの回動を阻害しないように
する必要があつた。
そこで本考案は、上述した従来の実情に鑑み、その問題
点を解消すべく創案されたもので、エンジンフレームの
前部に固定した連結部材を利用した簡単な構造で以て、
ステツプ下方の肥料タンクおよびステツプを含むボンネ
ツトを前方側の支点を中心にして回動させ得る乗用田植
機のエンジンフレーム構造を提供することを目的として
実施するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案は、機体前方のエンジンを支
持するエンジンフレームの左右両側にステツプ板下方の
肥料タンクを配設し、該エンジンを覆うボンネツトと上
記ステツプとを一体的に連結した乗用田植機において、
上記フレームの前部に固定した連結部材に、前記肥料タ
ンクの前方側を回動自在に支持する上下方向の支点と、
前記ボンネツトの前方側を回動自在に支持する水平方向
の支点を設けてなるものである。
〔作用〕
したがつて、機体前方のエンジンEを支持するエンジン
フレーム2の左右両側にステツプ板5下方の肥料タンク
17を配設し、該エンジンEを覆うボンネツト4と左右の
ステツプ5とを一体的に連結した乗用田植機Jにあつて
も、上記エンジンフレーム2の前部に固定した箱型形状
の連結部材12を利用し、この連結部材12に、左右よりな
る肥料タンク17の前方側を各別に回動自在に支持する上
下方向の支点Mと、ステツプ5を含む前記ボンネツト4
の前方側を回動自在に支持する水平方向の支点Pを設け
ることにより、極めて簡単な構造で以て、ボンネツト4
と肥料タンク17を前方側の支点を中心にして回動させ得
る。
また、左右の肥料タンク17を接続する横方向の接続ホー
ス21は、上下方向の支点M近傍の下方で連結部材12内に
設けられ且つ伸縮自在なホースで形成されているので、
肥料タンク17の回動を阻害することがない。
これにより、エンジンフレーム2の前部に固定した箱型
形状の連結部材12を利用した簡単な構造で以て、左右の
肥料タンク17およびステツプ5を含むボンネツト4を前
方側の支点を中心にして回動させ得る。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明す
る。
第7図〜第8図に示す如く、乗用田植機Jは走行機体K
の後方に図示しない植付部が連結される構造となつてい
るが、この走行機体Kにはミツシヨンケース1が固定さ
れ、このミツシヨンケース1には前方に延びるエンジン
フレーム2の基端が固定されている。このエンジンフレ
ーム2の上方には、走行機体Kの前方に位置するエンジ
ンEが搭載され、このエンジンEの出力軸3に固定の出
力プーリ(図外)と、上記ミツシヨンケースに支架され
た入力軸(図外)に固定の入力軸プーリ(図外)との間
には、図示しないVベルトが巻掛けられ、ミツシヨンケ
ース1はエンジンEから駆動される。
上記エンジンEはボンネツト4により被覆されるが、こ
のボンネツト4には、該ボンネツト4の左右両側に設け
た左右一対のステツプ板5が一体的に連結固定されてお
り、この左右一対のステツプ板5は、ステアリングホイ
ル6の後方に配設した運転席7の下方に構成されるフラ
ツトデツキ部9に接続されている。
第1図〜第2図の如く、上記エンジンフレーム2は、ミ
ツシヨンケース1の左右両側面に固定される左右側板2
a、この左右側板2aの上部を互いに連結固定する上板2
b、および左右側板2aの下部を互いに連結固定する下板2
cとで箱型形状に構成されており、このエンジンフレー
ム2の上方には、後端はエンジンフレーム2に固定され
ているが前端のみが左右一対の防振ゴム10を介してエン
ジンフレーム2に固定されるエンジン台11が設けられ、
このエンジン台11に上記エンジンEが固定されている。
上記エンジンフレーム2の前部には、前面壁12a、上面
壁12b、下面壁12cからなり内部に空間部Nを有する連結
部材12が固定されるが、この連結部材12は、その上面壁
12bがエンジンフレーム2側の上板2b先端に固着される
と共に、その下面壁12Cがエンジンフレーム2側の下壁2
c先端に固着されることで、箱型形状に構成されてお
り、この連結部材12の幅員Bはエンジンフレーム2の幅
員よりも幅広に構成されている。
この連結部材12の上壁12b上方には、後述する肥料タン
ク17の上下方向の回動支点Mと、上記ボンネツト4の水
平方向の回動支点Pとを有する左右一対のブラケツト13
が固着されている。つまり、上記ブラケツト13は正面視
でコの字状に形成され、このブラケツト13は連結部材12
の左右両側に固着されると共に外側後方に位置するスト
ツパー14が一体形成されており、このブラケツト13の外
側面には外側に向けて突出されボンネツト4の水平方向
の回動支点Pを構成する支点軸15が固着されている。さ
らに、ブラケツト13の上壁と連結部材12の上壁12Bとに
貫通する上下方向の取付孔16が設けられ、この取付孔16
に後述する肥料タンク17の支点軸20が嵌挿され上下方向
の支点Mに構成されている。
第5図に示す如く、合成樹脂等で形成された各肥料タン
ク17の前方側には前面から左右両側面を通つて後方に延
びる固定杆19が夫々固定され、この各固定杆19の前方内
側には下向きの支点軸20が夫々固定されている。この各
支点軸20が各ブラケツト13の取付孔16に回動のみ自在に
位置決め嵌入されることで、エンジンEの左右両側に夫
々配設された肥料タンク17は、通常は図示しない係止部
材によりエンジンEに近接する位置でステツプ板5より
も下方に係止されている。また、左右一対の肥料タンク
17は、互いに対向する前方内側の底部が接続パイプ21に
より互いに接続され、両肥料タンク17内に貯溜される肥
料の収納量が増大されるが、この接続パイプ21は、伸縮
自在に構成される共に、上記連結部材12内の空間部Nに
配設されるので、連結部材12により前面、上下面が夫々
囲繞され、正面から露出することがないよう保護され
る。一方のエンジンフレーム2を構成する両側板2aの先
端には接続パイプ21を貫通させるための円形凹部22が設
けられている。
したがつて、左右の肥料タンク17を互いに接続する横方
向の接続パイプ21を、エンジンフレーム2よりも前方に
配設し、左右の肥料タンク17を前方側に設けた上下方向
の回動支点Mを中心にして回動させる構造にあつても、
この両肥料タンク16の前部下方に設けた接続パイプ21を
連結部材12の空間部N内に配設できる。
また、第3図に示す如く、ボンネツト4の前下端には、
前記支点軸15を中心にして回動する左右一対の揺動アー
ム23がブラケツト13の外側幅員の対向幅で固定されてお
り、この互いに対向する左右一対の揺動アーム23は、そ
の前面が前面板23aにより連結固定されている。このボ
ンネツト4は、常時は図示しない係止部材により実線状
態の閉位置に固定されているが、係止部材の係止を解除
し水平方向の支点軸15を中心にして鎖線状態の開位置に
ステツプ板5と一体で開くことができる。
このボンネツト4の開位置で、左右の肥料タンクを前方
側の支点軸30を中心して外側に略90度開くことができる
ので、この肥料タンクおよびボンネツト4の開状態で、
エンジンE、エンジンEとミツシヨンケース1との間に
巻掛けたVベルト、または左右の肥料タンク17の点検・
整備を能率的に行うことができる。この場合、接続ホー
ス21が伸縮するので各肥料タンク17の開閉動作を円滑に
行うことができる。また、ボンネツト4は、両揺動アー
ム23の支点軸15位置よりも下方に突設させた停止杆24が
ブラケツト13のストツパ14に接当するので開位置に保持
できる。
第7図〜第8図に示す如く、右側の肥料タンク17の底部
に設けた排出口25と、デツキ9下方の機体に装備された
肥料ポンプ26の吸入口との間はサクシヨンホース27で接
続されている。この肥料ポンプ26の吐出側は複数個のね
じポンプから構成され、この複数の吐出側は夫々の連結
パイプ29を介して図示しないノズルに連結されている。
この各ノズルから夫々吐出されるペースト状肥料は、植
付部において植付けられた苗植付条間に苗植付けと同時
に土中施肥される。
また、第5図〜第6図に示す如く、上述した連結部材12
を構成する前面壁12aおよび下面壁12cを利用して、平面
視で左右の肥料タンク17の外側方を保護する夫々のガー
ト30の前方側が横方向に夫々固定されている。つまり、
連結部材12の前面壁12aおよび下面壁12cに、取付ボルト
等の固定手段によりらガート30の前方側が横方向に固定
されており、このガート30は側面視で肥料タンク17の下
方を通過する形状の段差状に形成され、肥料タンク17の
底板形状に略沿う形状で後方に延びている。
そして、各肥料タンク17の外側方を保護する左右のガー
ト30を利用して複数段の補助苗載台34をステツプ板5の
左右外側に支持するこができる。
つまり、開閉するステツプ板5位置よりも後方の機体に
は外側に向けて突出するブラケツト31が固定され、この
ブラケツト31には立設する後部支柱32の下端が固着され
ており、この後部支柱32に上記ガート30の後端が接続固
定されている。この後部支柱32よりも前方に立設される
前部支柱33は、その下部がガート30の前方側に固定さ
れ、この両支柱32,33の外側には複数段の補助苗載台34
が夫々固定されている。
したがつて、左右両側の肥料タンク17の外側方を保護す
るガード30を利用して設けた補助苗載台34上には、植付
部の苗載台に供給されるマツト状苗が夫々載置収納でき
る。
〔考案の効果〕
以上に説明してきたように本考案は、機体前方のエンジ
ンを支持するエンジンフレームの左右両側にステツプ板
下方の肥料タンクを配設し、エンジンを覆うボンネツト
と左右のステツプとを一体的に連結した乗用田植機にあ
つても、上記エンジンフレームの前部に固定した連結部
材を利用し、この連結部材に、肥料タンクの前方側を回
動自在に支持する上下方向の支点と、ステツプを含む上
記ボンネツトの前方側を回動自在に支持する水平方向の
支点を設けることにより、極めて簡単な構造で以てボン
ネツトおよび肥料タンクを前方側の支点を中心にして回
動できる。
したがつて、エンジンフレームの前部に固定した連結部
材を利用した簡単な構造で以て、左右の肥料タンクおよ
びステツプを含むボンネツトを前方側を支点として回動
できるので、エンジンや伝動機構および肥料タンクの点
検・整備を能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はエンジンフレ
ームの側面図、第2図はエンジンフレームの平面図、第
3図はボンネツトの側面図、第4図はボンネツトの正面
図、第5図は連結部材の正面図、第6図はガードに支持
した補助苗載台の側面図、第7図は乗用田植機の前部平
面部、第8図は乗用田植機の前部側面図である。 E……エンジン、2……エンジンフレーム、4……ボン
ネツト、5……ステツプ板、12……連結部材、12a……
前壁。12b……上壁、12c……下壁、13……空間部、17…
…肥料タンク、21……接続ホース、30……ガード、J…
…乗用田植機、K……走行機体、P……水平方向の回動
支点、M……上下方向の回動支点、N……空間部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体前方のエンジンを支持するエンジンフ
    レームの左右両側に、ステツプ板下方の肥料タンクを夫
    々配設し、該エンジンを覆うボンネツトと上記ステツプ
    とを一体的に連結した乗用田植機において、上記フレー
    ムの前部に固定した連結部材に、前記肥料タンクの前方
    側を回動自在に支持する上下方向の支点と、前記ボンネ
    ツトの前方側を回動自在に支持する水平方向の支点を設
    けてなる乗用田植機のエンジンフレーム構造。
JP4292489U 1989-04-14 1989-04-14 乗用田植機のエンジンフレーム構造 Expired - Lifetime JPH0742265Y2 (ja)

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JPH02137814U JPH02137814U (ja) 1990-11-16
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