JPH0736421Y2 - 自己支持型ケーブル引き裂き工具 - Google Patents

自己支持型ケーブル引き裂き工具

Info

Publication number
JPH0736421Y2
JPH0736421Y2 JP1988167482U JP16748288U JPH0736421Y2 JP H0736421 Y2 JPH0736421 Y2 JP H0736421Y2 JP 1988167482 U JP1988167482 U JP 1988167482U JP 16748288 U JP16748288 U JP 16748288U JP H0736421 Y2 JPH0736421 Y2 JP H0736421Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
self
supporting cable
jaw
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988167482U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01157521U (ja
Inventor
真一 斉藤
稔 三上
勝美 中山
泰介 伊藤
二郎 角田
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP1988167482U priority Critical patent/JPH0736421Y2/ja
Publication of JPH01157521U publication Critical patent/JPH01157521U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736421Y2 publication Critical patent/JPH0736421Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、自己支持型ケーブルの首部を切断してメッセ
ンジャワイヤ部とケーブル芯部とを切り離すために使用
する自己支持型ケーブル引き裂き工具に関する。
(従来技術)考案の技術的背景とその問題点) 自己支持型ケーブルは、第7図に示すように、メッセン
ジャワイヤ(支持線)1とケーブル芯2とをポリエチレ
ン等の絶縁シース3によって首部4を介して一体に被覆
した構成をしている。このような自己支持型ケーブルの
端末処理に際しては、首部を引き裂いてケーブル芯2の
側にコネクタ付け等が行われる。
このような首部の引き裂きのために、従来種々の工具が
開発されている。特に刃物を用いた切り裂き作業は、危
険性があること、及び不要な部分を切り取ったり切り残
したりを生じたりする等の問題があるため種々工夫がな
されている。
この切り裂きに鋭利な刃物を使用しない方法として、例
えば実開昭59-135012号公報に記載された装置がある。
この装置は、第7図に示すように、自己支持型ケーブル
の首部4を横切るようにピアノ線(ワイヤ)6を配置
し、これを矢印7方向に引くようにする。ピアノ線(ワ
イヤ)6そのものは、鋭利な刃物でないため危険性は少
なく、また実際に破線8の部分に耳が残らないように、
首部4を切り裂いて行くことが容易にできる利点があ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来技術では、ピアノ線を通すため
に、首部に本体とは別の孔明け針(別工具)を使用する
ことから、孔を空けるために時間が掛かり、口径につい
ても、ピアノ線を通す大きさとするのに熟練を要するこ
と、及びローラの湾曲部の幅の調整には限界があること
から、細径から太径に至る様々なケーブルには一つの工
具では対応できないという不都合があった。
(考案の目的) 本考案は、以上の点に着目してなされたもので、ピアノ
線等のワイヤを使用して自己支持型ケーブルの首部を引
き裂く場合に、別工具を使用することなく、容易にピア
ノ線を通す口径の孔を首部に一義的に空けることができ
るとともに、ケーブルの太さに影響されずに使用できる
自己支持型ケーブル引き裂き工具を提供することを目的
とするものである。
(問題点を解決しようとする手段) そこで本考案では、支持軸30を挟んで握り11と顎部12と
を有し、前記握り11を掴んで前記顎部12を開閉する挟状
のものであって、前記顎部12の先端部に自己支持型ケー
ブルの首部を切り裂くワイヤ14の先端を固定するための
クランプ15,16を設け、前記顎部12の先端部近傍に内側
に自己支持型ケーブルの首部4に貫通孔を空けるパンチ
40を設け、前記支持軸10の近傍の顎部12の上下面上に所
定長の板状案内板60を設けるという構成の自己支持型ケ
ーブル引き裂き工具を使用して、上記問題点を解決しよ
うとするものである。
(考案の実施例) 以下、本考案の実施例を第1図ないし第7図に基づいて
説明する。
第1図に示す自己支持型ケーブル引き裂き工具は、支持
軸30を挟んで一対の握り11と顎部12とを備えた挟状の形
状をしている。
15,16はクランプ、18はワイヤ14の先端(一方の側の先
端)に設けられたかしめ金具、33は鍵部を示す。
クランプ15は、第3図に示すようにピアノ線等のワイヤ
14を挿通するための挿入孔57とワイヤ14の先端に固定さ
れたかしめ金具18を収容するためのかしめ金具収容部19
とを備えた構成となっている。
このワイヤ14の先端をクランプ15に固定する場合には、
ワイヤ14の先端(他方の先端)にかしめ金具18が取り付
けられていない側の先端を矢印20の方向より挿入孔57に
挿入し、これをクランプ15の先端部から引き出してい
く。そうすれば、最終的にかしめ金具18がかしめ金具収
容部19に収容され、その端部が固定されることになる。
クランプ16は、第4図に示すように、ピアノ線等のワイ
ヤ14を挿通するための挿入孔51が設けられている。使用
に際しては、この挿入孔51に、ワイヤ14の先端を矢印22
の方向から挿入し、図中52の箇所まで挿入して、ワイヤ
14の先端を押さ板50aを備えたネジ機構50にて圧接固定
する。
40は顎部12の先端部内側に設けられたパンチを示し、一
方の顎部12に植設された針41と、他方の顎部12に設けら
れた、針41の先端を受け入れるめくら穴42を備えてお
り、これによって自己支持型ケーブルの首部4にワイヤ
14を挿通するための貫通孔を設けるようになっている。
この場合、口径はワイヤ14を貫通できる口径となる。
33は鍵部を示し握り棒11と一体に形成されている。
60,60は前記顎部12の支持軸30近傍の上面及び下面に設
けられた矩形状の板状案内板(以下、「案内板」とい
う)を示し、第5図及び第6図に示すように、首部4を
切り裂く際、支持線1の絶縁体3の上部または、ケーブ
ル芯2の絶縁シース3の下部に案内板60の先端を沿わ
せ、ワイヤ14がケーブル芯2の長手方向に対し、角度
(θ)=5度〜30度となるように設定するのに便利な構
成となっている。
ここで、このように構成された自己支持型ケーブル引き
裂き工具の使い方について説明する。
クランプ15の挿入孔57に前述したようにワイヤ14の他方
の先端部を通してかしめ金具収容部19にワイヤ14のかし
め金具18を固定する。次に顎部12を開きパンチ40にて首
部4にワイヤ14を通す貫通孔を設けて、ここにワイヤ14
を通す。そして、ワイヤ14の他方の端部を顎部12のクラ
ンプ16の挿通孔51に通し、前述したようにワイヤ14の先
端部を押え板50aを備えたネジ機構50にて、圧接固定す
る。その後、案内板60の先端を支持線1の絶縁シース3
の上部または、ケーブル2の絶縁シース3の下部に沿わ
せて、例えば第5図及び第6図に示すように矢印34の方
向に引く。この場合、前述したように案内板60の長さが
ワイヤ14が支持線1またはケーブル芯2の長手方向に対
して約5度〜30度の角度でスライドするように調整され
るので、特に、第7図に示すように、支持線2の絶縁シ
ース3の下部に案内板60を沿わせた場合には、ワイヤ14
がケーブル芯2の絶縁シース3と首部4との付け根部分
に引かれることから、首部4をケーブル芯芯2の絶縁シ
ース3より耳を残すことなく容易に切り離すことが出来
る。
なお、案内板60は伸縮自在の構成としてもよく、特に矩
形状に限るものではない。また、クランプ15,16の構成
は、ワイヤ14の両端を固定できるものであればどのよう
な構成でもよく、更にまた、握り11の両側に設けた鍵部
33はリング状又は棒状等、種々の形状であってもよい。
(考案の効果) 以上説明した本考案の自己支持型ケーブル引き裂き工具
によれば、パンチを用いて首部に所定の口径のワイヤ貫
通孔を空け、その貫通孔にワイヤを挿通し、首部を引き
裂く一連の作業を極めて容易に円滑に行うことができ。
また、この工具は刃物を使わないため危険性が少なく、
ケーブル芯の絶縁シース下部に案内板を沿わすようにス
ライドさせればケーブル芯の絶縁シースより首部を耳を
残すことなく良好に切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る自己支持型ケーブル引き
裂き工具の正面図、第2図は第1図の左側面図、第3図
及び第4図は第1図のクランプの要部断面図、第5図及
び第6図は第1図の使用状態説明図、第7図は従来方法
による自己支持型ケーブル引き裂き工程説明図である。 10……支持軸 11……握り 12……顎部 14…ワイヤ 15,16……クランプ 40……パンチ 33……鍵部 60……案内板
フロントページの続き (72)考案者 伊藤 泰介 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)考案者 角田 二郎 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−135012(JP,U) 実開 昭63−164313(JP,U) 実公 昭58−47786(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持軸(10)を挟んで握り(11)と顎部
    (12)とを有し、前記握り(11)を掴んで前記顎部(1
    2)を開閉する挟状のものであって、前記顎部(12)の
    先端部に自己支持型ケーブルの首部(4)を切り裂くワ
    イヤ(14)の先端を固定するためのクランプ(15),
    (16)を設け、前記顎部(12)の先端部近傍に内側に自
    己支持型ケーブルの首部(4)に貫通孔を空けるパンチ
    (40)を設け、前記支持軸(10)の近傍の顎部(12)の
    上下面の上部に所定長の板状案内板(60)を設けたこと
    を特徴とする自己支持型ケーブル引き裂き工具。
  2. 【請求項2】前記板状案内板(60)は、伸縮自在の構成
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の自己支持型ケーブル引き裂き工具。
JP1988167482U 1987-12-23 1988-12-23 自己支持型ケーブル引き裂き工具 Expired - Lifetime JPH0736421Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988167482U JPH0736421Y2 (ja) 1987-12-23 1988-12-23 自己支持型ケーブル引き裂き工具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-195624 1987-12-23
JP19562487 1987-12-23
JP1988167482U JPH0736421Y2 (ja) 1987-12-23 1988-12-23 自己支持型ケーブル引き裂き工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01157521U JPH01157521U (ja) 1989-10-31
JPH0736421Y2 true JPH0736421Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31719084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988167482U Expired - Lifetime JPH0736421Y2 (ja) 1987-12-23 1988-12-23 自己支持型ケーブル引き裂き工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736421Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584786U (ja) * 1981-07-01 1983-01-12 株式会社日立製作所 水中ポンプ
JPS5847786U (ja) * 1981-09-28 1983-03-31 株式会社島津製作所 電離箱式放射線強度測定装置
JPS59135012U (ja) * 1983-02-28 1984-09-10 昭和電線電纜株式会社 自己支持型ケ−ブルの首部切裂き装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01157521U (ja) 1989-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5323502A (en) Wire stripping tool
US5269206A (en) Cable stripping apparatus
JPH0775450B2 (ja) 被覆電線の中間皮剥き方法
US20020004984A1 (en) Stripper tool for sheathed cable
JPH0626794B2 (ja) プライア
DE69608033D1 (de) Flachkabel und Entmantelungszange
EP0307110A3 (en) Optical fiber stripping and breaking apparatus
US5535519A (en) Stripper tool for non-metallic sheathed cable
JPH0736421Y2 (ja) 自己支持型ケーブル引き裂き工具
US7814662B2 (en) Cutting tool, method of making the same and method of using the same
US3763722A (en) Gripping and pulling tool for retracting guide tapes from conduit while pulling electrical wires into the conduit
US1692030A (en) Wire-insulation stripper
US4787144A (en) Cutting tool for stripping cables
GB2433048A (en) Hand tool with wedge-shaped recesses
EP0274240A3 (en) Wire processing system
US4480509A (en) Automatic wire stripper
US6502310B1 (en) Cable insulation slitting tool
GB2147462A (en) Process and tool for baring cables
US3893199A (en) Combination tool for wire cutting and stripping
US2978934A (en) Wire stripping device
JPS5812497Y2 (ja) ケ−ブル外被切断工具
JPH0729692Y2 (ja) 絶縁電線用針電極痕カバー
JPH076665Y2 (ja) 自己支持型ケーブルの首部切り裂き工具
JPH0635627Y2 (ja) ケーブル用シースカットナイフ
JPH05144539A (ja) ケーブル挿抜工具