JPH07314161A - 超音波接合方法 - Google Patents

超音波接合方法

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JPH07314161A
JPH07314161A JP14212094A JP14212094A JPH07314161A JP H07314161 A JPH07314161 A JP H07314161A JP 14212094 A JP14212094 A JP 14212094A JP 14212094 A JP14212094 A JP 14212094A JP H07314161 A JPH07314161 A JP H07314161A
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JP
Japan
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joined
joining
vibrator
ultrasonic
chip
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Application number
JP14212094A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tamaki
茂 玉木
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HINO KOGYO KK
Original Assignee
HINO KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 T形及び突合せ接合を超音波接合で行う。 【構成】 テーパー付き振動子チップとテーパー付きカ
ーラ間に被接合部材を入れ、テーパー付きカーラで締め
付け固定し、他の被接合部材と超音波接合を行うことに
よってT形及び突合せ接合が行え、バスバーを分割成形
し製作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波振動を利用して金
属材料を接合する超音波接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波振動を利用して2枚の金属板を溶
接接合する超音波接合技術は、現在かなり広く工業界に
用いられている。この方法は第4図に示すようにアンビ
ル1上に積層載置された2枚の金属板のうち下部金属板
2をアンピル1に固定し、上部金属板3を超音波振動子
4により矢印A−A方向に振動させ、摩擦熱により発熱
させて接合するものである。このとき上部金属板3は荷
重5が付加された横振動棒6により、チップ7を介して
下部金属板2に押圧されており、横振動棒6は超音波発
信器8により超音波振動子4を介して超音波振動されて
いる。同じように、T形接合の場合も被接合部材をL形
状にしたり鍔を設け、重ね合わせ接合で行っている。
一方、バスバー製作ではバー部とタブ部とを一体成形
し、タブ部を曲げ加工し製作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち超
音波接合では、平坦な金属板同士の重ね合わせ接合は可
能であるが、T形接合で長い被接合部材をL形状や鍔を
設けずに接合することは加圧力や超音波振動を正確に伝
えることが出来ないので不可能である。一方、バスバー
製作においては丈夫で、信頼性が高く、安価で高密度の
バー部とタブ部の接合方法がなかったため、バー部とタ
ブ部とを一体成形し、タブ部を曲げ加工し製作していた
ため、設計の複雑さ、金型の非汎用性と高額化、材料の
歩留まりの悪さ等でコスト高になるという問題があっ
た。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、T
形接合で長い被接合部材をL形状や鍔を設けずに超音波
接合を行うことができる簡単で低コストの超音波接合方
法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、振動方向の垂直方向かつ外面にテーパーが
成形された振動子チップに被接合部材を嵌入し、上記振
動子チップと接合部材の外周に、内面にテーパーが成形
されたカーラを設け、上記振動子チップと被接合部材を
上記カーラで締め付け固定し、上記振動子チップを超音
波振動させて被接合部材と被接合部材を接合することを
特徴としたものである。
【0005】
【作用】上記の方法によると、振動子チップには振動方
向の垂直方向かつ外面にテーパーが成形されているの
で、振動子チップに嵌入された被接合部材らの外周を、
内面にテーパーが成形されたカーラにより締め付け固定
することにより、被接合部材に接合時の加圧と振動を効
率良く伝えることができ、振動子チップを超音波振動さ
せることにより、超音波接合が可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係わる超音波接合法の一実施
例を図面を参照して説明する。第1図に本実施例の装
置、第2図に第1図の部分断面を示す。符号28は超音
波溶接機の振動子を示し、振動子30の先端には横振動
棒15が固着されていて、横振動棒15の先端には振動
子チップ29が嵌合されている。振動子チップ29には
溝A33が成形されており、その溝A33に非接触の状
態でレバーA20が配設されており、そのレバーA20
は両ロットシリンダー21の一端に固定されている。振
動子チップ29には被接合部材A26が振動子チップ2
9の先端面より1ミリ突き出た状態で嵌入されており、
振動子チップ29と被接合部材A26の外周に、内面に
テーパー35が成形されたカーラ28が設けられてい
る。カーラ28には溝B34が成形されており、その溝
B34に非接触の状態でレバーB24が配設されてお
り、そのレバーB24は両ロッドシリンダー21のロッ
ドB23に固定され且つロッドB23の外周にバネB2
2が配設されている。両ロッドシリンダー21のロッド
A18の外周にバネA19を配設して、ロッドA18は
取付台17に固定されている。振動子チップ29と被接
合部材A26を両ロッドシリンダー21によってカーラ
28で締め付け、被接合部材A26を加圧し固定する。
両ロッドシリンダー21で締め付け後、両ロッドシリン
ダー21の両端の動作圧力解放時にバネA19、バネB
22によりレバーA20、レバーB24が溝A33、溝
B34に対し非接触の状態になるよう設定されている。
被接合部材B25はアンビル27に固定されている。次
に、上記のように構成された装置を用いて長い被接合部
材をL形状や鍔を設けずに被接合部材とT形超音波接合
する方法について説明する。例えば被接合部材が板厚
0.8mm、幅5mm、長さ20mmのタフピッチ銅板
と被接合部材が板厚0.8mm、幅5mmのタフピッチ
銅板をT形超音波接合してバスバーを製造する場合に、
先ず、被接合部材B25をアンビル27に固定する。次
に振動子チップ29に被接合部材A26を嵌入し、振動
子チップ29と被接合部材A26を両ロッドシリンダー
21によってカーラ28で締め付け、被接合部材A26
を加圧し振動子チップ29と固定する。締め付け固定
後、両ロッドシリンダー21の両端の動作圧力を解放し
てレバーA20、レバーB24が溝A33、溝B34に
対して非接触状態にする。次に、加圧シリンダー11で
被接合部材A26、被接合部材B25を接触加圧状態に
する。そして超音波発振器32により振動子30を約2
2KHzの周波数で超音波振動させると、横振動棒1
5、振動子チップ29、カラー28、被接合部材A26
へと超音波振動が伝えられ被接合部材A26と被接合部
材B25の接触部に摩擦熱により発熱し、被接合部材A
26、被接合部材B25が接合される。接合が完了した
後、加圧シリンダー11の両端の動作圧力を解放して、
被接合部材への加圧状態を解放する。そして両ロッドシ
リンダー21によってカーラ28を緩め、振動子チップ
29と被接合部材A26の固定を解放する。次に、加圧
シリンダー11を縮め、振動子チップ29とアンビル2
7の間隔距離を大きくとり、一体化されたバスバーをア
ンビル27より取り外す。本実施例によれば、テーパー
が成形された振動子チップ29に被接合部材A26をテ
ーパーが成形されたカーラ28によって締め付け固定す
ることにより長い被接合部材A26のT形接合が可能と
なる。従って、従来のようにバスバーをバー部とタブ部
を一体成形することなく分割製造が可能になり、製造の
立ち上げ及びコストを低減することができる。上記実施
例ではバスバーの製造する場合について説明したが、他
の長い接合部材の丸形、三角、管材等をT形や突き合わ
せ形状で超音波接合する場合にも応用でき、同様の効果
を得ることができる。
【0007】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、テーパー
が成形された振動子チップに被接合部材をテーパーが成
形されたカーラによって締め付け固定することにより長
い被接合部材と被接合部材を強固に超音波接合すること
が可能となり、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる装置を示す図。
【図2】本発明の図1の一部の断面図である。
【図3】本発明の一実施例の斜視図。
【図4】従来例の装置の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 アンビル 2 下部金属板 3 上部金属板 4 超音波振動子 5 荷重 6 横振動棒 7 チップ 8 超音波振動子 10 基台 11 加圧シリンダー 12 支持部材 13 ロッド棒 14 取付台 15 横振動棒 16 テーブル 17 取付台 18 ロッドA 19 バネA 20 レバーA 21 両ロッドシリンダー 22 バネB 23 ロッドB 24 レバーB 25 被接合部材B 26 被接合部材A 27 アンビル 28 カーラ 29 振動子チップ 30 振動子 31 支持部材 32 超音波発振器 33 溝A 34 溝B 35 テーパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動方向の垂直方向かつ外面にテーパー
    が成形された外面テーパー付き振動子チップに被接合部
    材を嵌入し、上記振動子チップと被接合部材の外周に内
    面テーパー付きカーラを設け、上記振動子チップと被接
    合部材を上記カーラで締め付け固定し、上記振動子チッ
    プを超音波振動させて被接合部材と被接合部材を接合す
    ることを特徴とする超音波接合方法。
JP14212094A 1994-05-23 1994-05-23 超音波接合方法 Pending JPH07314161A (ja)

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JP14212094A JPH07314161A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 超音波接合方法

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JPH07314161A true JPH07314161A (ja) 1995-12-05

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JP14212094A Pending JPH07314161A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 超音波接合方法

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