JPH0730965Y2 - ダイアフラムアクチュエータ - Google Patents

ダイアフラムアクチュエータ

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JPH0730965Y2
JPH0730965Y2 JP1988101356U JP10135688U JPH0730965Y2 JP H0730965 Y2 JPH0730965 Y2 JP H0730965Y2 JP 1988101356 U JP1988101356 U JP 1988101356U JP 10135688 U JP10135688 U JP 10135688U JP H0730965 Y2 JPH0730965 Y2 JP H0730965Y2
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bearing
rod
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diaphragm
diaphragm actuator
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正行 貴志
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、ダイアフラムアクチュエータに関するもので
ある。
[従来の技術] 実公昭62−46820号公報に記載されているダイアフラム
アクチュエータにおいては、ロッドを支持するベアリン
グ(ガイドブッシュ)が低摩擦材と筒状のゴム製弾性材
とにより構成されている。したがってこの従来技術によ
ると、当該ダイアフラムアクチュエータがターボチャー
ジャ等の高温装置に配設されて高温環境下で使用された
場合に、弾性材が短期間のうちに熱劣化する虞がある。
またこの種のアクチュエータには一般に、ロッドとベア
リングの噛りを防止するために、ロッドが首振りしたと
きに、ベアリングが軸受機能を喪失しない範囲でこれに
追従する作動が求められているが、上記従来技術による
と、ベアリングのこの追従作動が一重に弾性材の弾性変
形に頼ってなされるために、上記したように弾性材が熱
劣化したとき等に、的確に追従作動しなくなって、噛り
またはこれに起因する作動不良が発生する虞がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は以上の点に鑑み、ベアリング構成部材の熱劣化
を抑えるとともにロッドの首振りに対して追従し易い構
成のダイアフラムアクチュエータを提供することを目的
とする。
(2)考案の構成 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案のダイアフラムアクチ
ュエータは、ダイアフラムを架設したハウジングの内部
区画に圧力を供給して前記ダイアフラムと前記ダイアフ
ラムに接続したロッドを作動させ、前記ロッドを前記ハ
ウジングに設けたベアリングで支持し、前記ベアリング
をその外周側から抱持部で抱持してなるダイアフラムア
クチュエータにおいて、前記ベアリングが、前記抱持部
に抱持されるとともに前記ロッドを摺動自在に貫挿した
耐熱材料製のベアリングハウジングと、外レースとして
の機能する前記抱持部の内周面と内レースとして機能す
る前記ベアリングハウジングの外周面の間の間隙に挿入
された所要数の耐熱材料性のベアリング玉とを備えてい
ることにした。
[作用] 上記構成を備えた本考案のダイアフラムアクチュエータ
においては、ベアリングを構成するベアリングハウジン
グおよびベアリング玉がそれぞれ耐熱材料により成形さ
れていることにより、必要な耐熱性が確保されていると
ともに、ロッドを摺動自在に貫挿したベアリングハウジ
ングがベアリング玉を介して抱持部に支持されているた
めに、このベアリングハウジングが、ベアリング玉が転
動する範囲で、ロッドの首振りに追従する。
[実施例] 次に本考案にかかるダイアフラムアクチュエータの実施
例について、添付図面を参照しつつ具体的に説明する。
しかしながら以下に説明する実施例は、本考案の理解を
容易化しない促進化するために記載されるものであっ
て、本考案を限定するために記載されるものではない。
第1図は、本考案にかかるダイアフラムアクチュエータ
の一実施例を示す断面図であって、過給圧を調節するた
めにウェストゲートアクチュエータとしてターボチャー
ジャに載置された場合を示している。
まず第1図を参照しつつ、本考案にかかるダイアフラム
アクチュエータの一実施例について、その構成を詳細に
説明する。10 は、本考案にかかるダイアフラムアクチュエータであ
って、過給圧を調整するためにウェストゲートアクチュ
エータとしてウェストゲート(すなわち被作動体)を制
御するようターボチャージャ20に載置された場合を示し
ている。
ダイアフラムアクチュエータ10は、ターボチャージャ20
に外表面に対して載置されたハウジング半体11Aとハウ
ジング半体11Aに対して冠着されたハウジング半体11Bと
からなるハウジング11と、ハウジング11内に配設されて
おりハウジング11内の空間を第1の区画12と第2の区画
13とに分割するダイアフラム14と、ダイアフラム14に対
して配設されたスプリング保持体15と、スプリング保持
体15とハウジング11の内壁面との間に保持されるよう第
2の区画13内に配設されたスプリング16と、一端部がス
プリング保持体15に対して固着されており他端部が第2
の区画13を横断したのちターボチャージャ20に隣接した
ハウジング半体11Aの開口部(すなわちロッド貫通部)1
7からターボチャージャ20に向けてハウジング11の外部
へ延長されたロッド18とを備えている。30 は、ロッド18を支承しかつロッド18の横方向(すなわ
ちその延長方向に直交する方向)への揺動を抑制するた
めにハウジング半体11Aの開口部(すなわちロッド貫通
部)17に配設されたベアリングで、ハウジング半体11A
の開口部(すなわちロッド貫通部)17の内側近傍でロッ
ド18の周面に対して取付けられたベアリングハウジング
半体31aと、ロッド18の周面に対して取付けられており
ベアリングハウジング半体31aの端面凹部に対しロッド1
8の延長方向から端面凸部を陥入して結合された他のベ
アリングハウジング半体31bと、ベアリングハウジング
半体31a,31bを結合することによって形成されたベアリ
ングハウジング半体31Aの周面(すなわち“内レース”
として機能する部分)に対し配置されたベアリング玉31
cと、ハウジング11Aの内面に対して配置されかつ内周面
(すなわち“外レース”として機能する部分)がベアリ
ングハウジング31Aの周面との間でベアリング玉31cを保
持するベアリング抱持部材31dとを包有している。
ベアリングハウジング31A(すなわちベアリングハウジ
ング半体31a,31b)とベアリング玉31cとは、ターボチャ
ージャ20から与えられる熱の影響を削減しないし抑制す
るために、適宜の耐熱材料によって形成されている。こ
の耐熱材料が特にフッ素系樹脂であれば、ベアリング30
は、摩擦抵抗を大幅に削減できるので、ロッド18の横方
向の揺動を一層良好に抑制できる。
更に第1図を参照しつつ、本考案にかかるダイアフラム
アクチュエータの一実施例について、その作用を詳細に
説明する。
連通管19を介して圧力源(図示せず)から第1の区画12
に対し与えられた圧力Pが、所定の圧力値P1未満である
ときは、スプリング16が十分に伸張された状態にある。
結果的に、ロッド18が、ベアリング30に支承されつつハ
ウジング11内へ十分に引込まれ、そのハウジング11内へ
の引込量が大きい第1の安定状態にある。このためター
ボチャージャ20では、ウェストゲートが、たとえば、大
きく開口された状態にある。
連通管19を介して圧力源(図示せず)から第1の区画12
に対し与えられた圧力Pが、所定の圧力値P1を超えて増
大すると、スプリング16が徐々に収縮され始め、所定の
圧力値P2以上となったとき、スプリング16が十分に収縮
された状態となる。したがってロッド18は、第1図に比
べ、ベアリング30に支承されつつ矢印A1方向に向けて徐
々に突出され、その引込量が小さい第2の安定状態とな
る。このためターボチャージャ20では、ウェストゲート
が、たとえば小さく開口された状態となる。
以上に対し、連通管19を介して圧力源(図示せず)から
第1の区画12に対し与えられた圧力Pが、所定の圧力値
P2を超えて減少するときは、ダイアフラム14がスプリン
グ16のバネ力によって上方(すなわち矢印A2方向)に向
けて押圧され移動される。圧力Pが所定の圧力値P1未満
となると、スプリング16が十分に伸張された状態へ復帰
する。これによってロッド18は、ベアリング30に支承さ
れつつその引込量が大きくなり、第1の安定状態にもど
る。このためターボチャージャ20では、ウェストゲート
が、再び大きく開口された状態となる。
上述において、ベアリングハウジング31A(すなわちベ
アリングハウジング半体31a,31b)およびベアリング玉3
1cがともに耐熱材料によって形成されているので、ベア
リング30は、ターボチャージャ20から与えられる熱にさ
らされても、耐熱特性が長期間にわたり劣化せず、ロッ
ド18の横方向への揺動を抑制できる。この耐熱材料が特
にフッ素系樹脂であれば、ベアリング30は、摩擦抵抗を
大幅に削減できるので、ロッド18の横方向の揺動を一層
良好に抑制できる。
またベアリング30は、ベアリングハウジング半体31bを
ロッド18に対しその他端部から取付けたのちベアリング
抱持部材31d内に収容し、次いでベアリング抱持部材31d
の内周面とベアリングハウジング半体31bの周面との間
にベアリング玉31cを挿入し、最後にベアリングハウジ
ング半体31aをロッド18に対しその他端部から取付けた
のち端面凹部をベアリングハウジング半体31bの端面凸
部に対し嵌着してに結合するまでの延長方向へ移動する
ことによって組み立てる。これによって本考案にかかる
ダイアフラムアクチュエータ10は、組立容易とされてい
る。またロッド18を摺動自在に貫挿したベアリングハウ
ジング31Aがベアリング玉31cを介してベアリング抱持部
材31dに支持されているため、このベアリングハウジン
グ31Aが、ベアリング玉31cが転動する範囲で、ロッド18
の首振りに追従する。したがってこのベアリングハウジ
ング31Aとロッド18とが噛りにくく、またこの噛りを起
因とする作動不良が発生しにくい特徴を備えている。
なお上述においては、ダイアフラム14によって区画され
た第1の区画12および第2の区画13のうち第1の区画12
の圧力を圧力源によって調節しているが、本考案は、こ
れに限定されるものではなく、第1の区画12および第2
の区画13のうちの少なくとも一方の圧力を適宜の手段に
よって適宜に変化せしめるものであればよい。
またスプリング16が第2の区画13内に配設されている
が、本考案は、これに限定されるものではなく、所望に
より第1の区画12内に配設されてもよく、更に所望によ
り第1の区画12および第2の区画13の双方に配設されて
もよい。
(3)考案の効果 本考案は、以下の効果を奏する。すなわち、ベアリング
を構成するベアリングハウジングおよびベアリング玉を
それぞれ耐熱材料製としたことにより、必要な耐熱性を
確保し、これらが熱劣化するのを防止することができ
る。したがって、耐熱性に優れた製品を提供することが
できる。またロッドを摺動自在に貫挿したベアリングハ
ウジングがベアリング玉を介して抱持部に支持されてい
るために、このベアリングハウジングが、ベアリング玉
が転動する範囲で、ロッドの首振りに追従する。したが
ってこの形状構成の点だけをとっても、ロッドとベアリ
ングが噛りにくく、この噛りを起因とする作動不良が発
生しにくい製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のかかるダイアフラムアクチュエータの
一実施例を示す断面図である。10 ……ダイアフラムアクチュエータ 11……ハウジング 11A,11B……ハウジング半体 11a……通気孔 12……第1の区画 13……第2の区画 14……ダイアフラム 15……スプリング保持体 16……スプリング 17……ロッド貫通部 18……ロッド 19……連通管20 ……ターボチャージャ30 ……ベアリング 31A……ベアリングハウジング 31a,31b……ベアリングハウジング半体 31c……ベアリング玉 31d……ベアリング抱持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイアフラム(14)を架設したハウジング
    (11)の内部区画(12)(13)に圧力を供給して前記ダ
    イアフラム(14)と前記ダイアフラム(14)に接続した
    ロッド(18)を作動させ、前記ロッド(18)を前記ハウ
    ジング(11)に設けたベアリング(30)で支持し、前記
    ベアリング(30)をその外周側から抱持部(31d)で抱
    持してなるダイアフラムアクチュエータ(10)におい
    て、 前記ベアリング(30)が、前記抱持部(31d)に抱持さ
    れるとともに前記ロッド(18)を摺動自在に貫挿した耐
    熱材料製のベアリングハウジング(31A)と、外レース
    として機能する前記抱持部(31d)の内周面と内レース
    として機能する前記ベアリングハウジング(31A)の外
    周面の間の間隙に挿入された所要数の耐熱材料製のベア
    リング玉(31c)とを備えていることを特徴とするダイ
    アフラムアクチュエータ。
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