JPH07299103A - 医療用寝台 - Google Patents

医療用寝台

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JPH07299103A
JPH07299103A JP6114713A JP11471394A JPH07299103A JP H07299103 A JPH07299103 A JP H07299103A JP 6114713 A JP6114713 A JP 6114713A JP 11471394 A JP11471394 A JP 11471394A JP H07299103 A JPH07299103 A JP H07299103A
Authority
JP
Japan
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supporting column
chain
bed
support column
sprocket
Prior art date
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Pending
Application number
JP6114713A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinobu Horikiri
幸伸 堀切
Masanori Nakamura
昌典 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮支柱に改良を加えることで、安価に製作
できる構造で大きい昇降ストロークを確保できる医療用
寝台を得る。 【構成】 寝台本体1を伸縮支柱2で支持して昇降可能
に構成してある医療用寝台において、伸縮支柱2に、ベ
ース4に立設固定された第1支柱5と、第1支柱5に対
して昇降可能な第2支柱6とを備え、第1支柱5の上下
部位にそれぞれスプロケット9,10を軸支するととも
に、これらスプロケット9,10に亘ってS字状にチェ
ーン11を巻き掛け、上位のスプロケット9から巻き下
げられたチェーン部分11aの下端aを第2支柱6に固
定連結するとともに、下位のスプロケット10から巻き
上げられたチェーン部分11bの上端bを第2支柱6の
上位に固定連結し、下位のスプロケット10を正逆に回
転駆動することで、チェーン11を巻き掛け回動して第
2支柱6を昇降させるよう構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体が載置される
寝台本体を伸縮支柱に支持して昇降可能に構成してある
医療用寝台に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の医療用寝台は、寝台への被検体
の乗り降りや、手術の容易性を配慮して、下降時にはで
きるだけ低い位置にあり、しかも、大きいストロークの
昇降が望まれている。従来、このような寝台における伸
縮支柱を伸縮駆動する手段としては、多段式の油圧シリ
ンダを利用したものや、電動モータで駆動されるネジ送
り機構を組合せたもの、等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、油圧シリンダ
式で大きい昇降ストロークを確保するためには、複数の
油圧シリンダ、油圧ポンプ、作動油タンク、制御弁、等
を必要とするために、部品点数が多く高価になるととも
に、油洩れの問題も発生することがあった。また、ネジ
送り式のものにあっては、大きい昇降ストロークを確保
するためには複数段のネジ送り機構を要し、加工精度の
高いネジ送り機構は高価であるとともに、駆動時に騒音
が発生しやすい問題があった。
【0004】この発明は、このような実情に着目してな
されたものであって、伸縮支柱に改良を加えることで、
安価に製作できる構造で大きい昇降ストロークを確保で
きるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のような構成を採る。すなわち、こ
の発明は、寝台本体を伸縮支柱で支持して昇降可能に構
成してある医療用寝台において、前記伸縮支柱に、ベー
スに立設固定された第1支柱と、少なくとも第1支柱に
対して昇降可能な第2支柱とを備え、第1支柱の上下部
位にそれぞれ滑車を軸支するとともに、これら滑車に亘
ってS字状に伝導ベルトを巻き掛け、上位の滑車から巻
き下げられた伝導ベルト部分の下端を前記第2支柱の下
位に固定連結するとともに、下位の滑車から巻き上げら
れた伝導ベルト部分の上端を前記第2支柱に固定連結
し、下位の滑車を駆動機構で正逆に回転駆動すること
で、伝導ベルトを巻き掛け回動して第2支柱を昇降させ
るよう構成してあることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によると、第1支柱における下位の滑
車を駆動機構で回転駆動(正転)して、上位の滑車から
巻き下げられて第2支柱の下位に連結されている伝導ベ
ルト部分を巻き上げることで、第2支柱を上昇させるこ
とができ、滑車の駆動を停止すると第2支柱はその位置
に停止される。この際、下位の滑車から巻き上げられて
第2支柱に連結された伝導ベルト部分が第2支柱の上昇
に伴って引き上げられることで、伝導ベルト全体は常に
初期の緊張状態に維持される。また、第1支柱における
下位の滑車を逆方向に回転駆動すると、第2支柱が自重
で下降する。
【0007】
【実施例】以下、この発明に一実施例を図面に基づいて
説明する。図1に、この発明に係る医療用寝台が示され
ている。この寝台は、被検体Mが載置される水平姿勢の
寝台本体1と、これを支持した伸縮支柱2と、伸縮支柱
2を覆う蛇腹状のカバー3とからなり、伸縮支柱2のベ
ース4が床面に固定設置されている。
【0008】前記伸縮支柱2の概略構成が図2〜図4に
示されている。この伸縮支柱2は、前記ベース4に立設
固定された偏平縦板状の第1支柱5と、これと平行に並
列配備された同様な第2支柱6、および、第3支柱7と
からなり、これらは互いにスライド案内機構8を介して
上下に相対スライド移動可能に支持されている。
【0009】前記第1支柱5の上下部位にそれぞれスプ
ロケット9,10が水平に軸支されるとともに、これら
スプロケット9,10に亘ってチェーン11がS字状の
巻き掛けられ、上位のスプロケット9から巻き下げられ
たチェーン部分11aの下端aが、前記第2支柱6の下
端近くに固定連結され、また、下位のスプロケット10
から巻き上げられたチェーン部分11bの上端bが、第
2支柱6の上端近くに固定連結され、チェーン全体とし
て緩みの無い状態に巻き掛け調節されている。そして、
下位のスプロケット10は、電動モータ12と減速機1
3とからなる駆動機構14に連動連結されている。な
お、チェーン部分11bの上端bは、必ずしも第2支柱
6の上端近くに固定連結される必要はなく、第2支柱6
の何れかの個所に固定連結されていればよい。
【0010】また、前記第2支柱4bの上部にもスプロ
ケット15が水平に軸支され、これに上方から逆U字状
に巻き掛けたチェーン16の一端cがベース4に固定連
結されるとともに、他端dが前記第3支柱4cの下端近
くに連結固定されている。
【0011】前記伸縮支柱2は、以上にように構成され
ており、次にその伸縮作動について説明する。
【0012】図2および図3は、伸縮支柱2が最も短縮
した状態を示しており、この状態から下位のスプロケッ
ト10を正転駆動すると、図5に示すように、上位のス
プロケット9から巻き下げられて第2支柱6の下位に連
結されているチェーン部分11aが巻き上げられ、これ
によって第2支柱6が上昇する。この際、下位のスプロ
ケット10から巻き上げられて第2支柱6に連結された
チェーン部分11bが第2支柱6の上昇に伴って引き上
げられることで、チェーン11全体は常に初期の緊張状
態に維持される。
【0013】また、この第2支柱6の上昇に伴ってスプ
ロケット15が上昇することで、これに巻き掛けたチェ
ーン16の他端dが第2支柱6の上昇量の2倍の長さで
上昇する。すなわち、第2支柱7はチェーン11の回動
長さの2倍のストロークで上昇することになる。
【0014】任意の位置でスプロケット10の駆動回転
を停止して固定すると、上位のスプロケット9から巻き
下げられたチェーン部分11aが第2支柱6を支持して
固定し、この第2支柱6に対して第3支柱7がチェーン
16を介して吊り下げ支持されることになる。
【0015】伸縮支柱2が伸長された状態から下位のス
プロケット10を逆転駆動すると、上位のスプロケット
9から巻き下げられているチェーン部分11aが巻き下
げられ、これによって第2支柱6が下降するとともに、
第3支柱7がチェーン16の弛みに応じて下降する。
【0016】〔別実施例〕実施例では3段伸縮構造を例
示したが、第1支柱5と第2支柱6とを組み合わせただ
けの構造、あるいは、第2支柱6と第3支柱7との関係
をさらに上段に展開して4段伸縮構造にすることも可能
である。4段伸縮構造の場合は、第3支柱の上位にスプ
ロケットを軸支し、このスプロケットに逆U字状にチェ
ーンを巻き架け、このチェーンの一端を第2支柱の下位
に固定連結するとともに、このチェーンの他端を第4支
柱の下位に固定連結すればよい。
【0017】また、上述の実施例では滑車としてスプロ
ケットを、伝導ベルトとしてチェーンをそれぞれ例示し
たが、この発明はこれに限定されず、歯付きベルトとプ
ーリーとの組合せで実現することも可能である。
【0018】〔比較例〕なお、チェーンを利用しての伸
縮構造としては、例えば、図6(a)に示すように、第
1支柱5の上下に軸支した一対のスプロケット9,10
に無端チェーン17を巻き掛けるとともに、この無端チ
ェーン17に第2支柱6を連結点eで連結する構造が考
えられるが、この場合、第2支柱6の最大昇降ストロー
クLは、上下スプロケット9,10の軸心間距離とな
る。これに対して、図6(b)に示すこの発明の基本構
造では、第2支柱6の最大昇降ストロークLを、上位の
スプロケット9から巻き下げられたチェーン部分11a
の下端aと、上位のスプロケット9の軸心までの距離に
することができる。つまり、第1支柱5に設けた上下ス
プロケット9,10の軸心間距離を一定とすると、理論
上ではこの発明構造の場合の方が、下位スプロケット1
0の半径分程度だけ大きい昇降ストロークを得ることが
できるのである。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、滑車と伝導ベルトを利用した伸縮支柱にす
ることで、部品点数少なく、かつ、安価に製作できる構
成でありながら、大きいストロークの昇降が可能で、か
つ騒音の少ない医療用寝台を提供することができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る医療用寝台の実施例の全体側面
図である。
【図2】最短縮状態の伸縮支柱を示す概略正面図であ
る。
【図3】最短縮状態の伸縮支柱を示す概略側面図であ
る。
【図4】伸縮支柱の概略平面図である。
【図5】伸長状態の伸縮支柱を示す概略正面図である。
【図6】伸縮支柱の比較例とこの発明構造とを対比した
概略正面図である。
【符号の説明】
1 寝台本体 2 伸縮支柱 4 ベース 5 第1支柱 6 第2支柱 9 上位のスプロケット 10 下位のスプロケット 11 チェーン 11a チェーン部分 11b チェーン部分 14 駆動機構 a チェーンの下端 b チェーンの上端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寝台本体を伸縮支柱で支持して昇降可能
    に構成してある医療用寝台において、前記伸縮支柱に、
    ベースに立設固定された第1支柱と、少なくとも第1支
    柱に対して昇降可能な第2支柱とを備え、第1支柱の上
    下部位にそれぞれ滑車を軸支するとともに、これら滑車
    に亘ってS字状に伝導ベルトを巻き掛け、上位の滑車か
    ら巻き下げられた伝導ベルト部分の下端を前記第2支柱
    の下位に固定連結するとともに、下位の滑車から巻き上
    げられた伝導ベルト部分の上端を前記第2支柱に固定連
    結し、下位の滑車を駆動機構で正逆に回転駆動すること
    で、伝導ベルトを巻き掛け回動して第2支柱を昇降させ
    るよう構成してあることを特徴とする医療用寝台。
JP6114713A 1994-04-28 1994-04-28 医療用寝台 Pending JPH07299103A (ja)

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JP6114713A JPH07299103A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 医療用寝台

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114366305A (zh) * 2022-01-11 2022-04-19 上海市胸科医院 伸缩装置及医疗机器人
WO2023155293A1 (zh) * 2022-02-15 2023-08-24 杨建成 牙科治疗椅升降结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114366305A (zh) * 2022-01-11 2022-04-19 上海市胸科医院 伸缩装置及医疗机器人
CN114366305B (zh) * 2022-01-11 2023-07-21 上海市胸科医院 伸缩装置及医疗机器人
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