JPH07292706A - 建設機械の多段伸縮アーム - Google Patents

建設機械の多段伸縮アーム

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JPH07292706A
JPH07292706A JP11181094A JP11181094A JPH07292706A JP H07292706 A JPH07292706 A JP H07292706A JP 11181094 A JP11181094 A JP 11181094A JP 11181094 A JP11181094 A JP 11181094A JP H07292706 A JPH07292706 A JP H07292706A
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arm
tip
fixed
wire rope
base end
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Yasushi Chikaishi
康司 近石
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多段伸縮アームの長さ以上の深穴を掘削可能
とする、建設機械の多段伸縮アームを提供する。 【構成】 多段伸縮アームの基端アーム3が、建設機械
1のブーム2に装着された建設機械の多段伸縮アームに
おいて、基端アーム3の上方端3dまで、アーム下方端
4dが、摺動する駆動手段を備えたことを特徴とする建
設機械の多段伸縮ーム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の多段伸縮ア
ームに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図16に例示するように建設機械
の多段伸縮アームCは、作業装置は、基端アーム3と、
中間アーム4、先端アーム5、油圧式クラムバケット7
等にて構成され、アーム3、4が基端アーム3より下方
に伸びる構造であった。(例えば、実開昭58−632
59号公報参照)。その操作について図17で説明する
と、まず、アームを伸長させる場合は、油圧シリンダ1
16のピストンロッドを伸長させて上方側の可動シーブ
120を固定シーブ121に近づけ、一方下方側の可動
シーブ119を固定シーブ118から離す。すると、上
方側のワイヤロープ115が緩み、作用する力は、シー
ブ112を介して、中間アーム4がその自重により下方
向に落下すると共に、ワイヤロープ114が引っ張られ
る。これにより中間アーム4が下方向に引っ張られて基
端アーム3の下方から突出する。これと共に、中間アー
ム4の案内シーブ108、109を介してワイヤロープ
110、111により支持された先端アーム5が、中間
アーム4の伸びと同時に下方向に伸びる。この時、中間
アーム4は先端側のワイヤロープ114により下方向に
引っ張られているため、先端の油圧式クラムバケット7
に作用する力は、先端アーム5、ワイヤロープ111、
シーブ109、中間アーム4、ワイヤロープ114、案
内シーブ113、固定シーブ118、可動シーブ11
9、油圧シリンダ116及び基端アーム3の順で受けら
れる。次に、アームを縮める場合は、油圧シリンダ11
6のピストンロッドを縮めて上方側の可動シーブ120
を固定シーブ121より離し、一方下方側の可動シーブ
119を固定シーブ118に近づける。すると、上方側
のワイヤロープ115が引っ張られ、それに伴って中間
アーム4が上方に縮み、中間アーム4のシーブ108が
ワイヤロープ110を上方に押し上げるから、先端アー
ム5が縮む様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
図16に示した建設機械の多段伸縮アームにあっては、
次の問題がある。 (イ)深穴を掘削しようとすると、A寸法が、多段伸縮
アームの伸長長さで規制されており、該伸長長さ分の穴
しか掘削出来ない。 (ロ)バケットの上昇位置B寸法が、多段伸縮アームの
収縮長さと、建設機械のブームの揺動角とで規制されて
いた。このため、油圧式クラムバケット等のバケットよ
り、ダンプトラックの荷台に掘削した土砂を積載しょう
とすると、揺動と、旋回操作とを同時に行わねばなら
ず、それらの操作に熟練を要する。
【0004】本発明は、多段伸縮アームの伸長長さ以上
の深穴を掘削可能とする建設機械の多段伸縮アームを提
供することを第一の目的とする。多段伸縮アームを収縮
させた時にクラムバケットの上昇位置を、ダンプトラッ
クの荷台高さ以上に確保でき、かつ建設機械のブームの
揺動角操作を行うことなく、操作が容易な旋回操作のみ
で、掘削した土砂をクラムバケット等のバケットより、
積載できる建設機械の多段伸縮アームを提供することを
第二の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、本発明では、建設機械1のブーム2に接続さ
れた、多段伸縮アームにおいて、基端アーム3の上方端
3dまで、アーム下方端4dが摺動させる駆動手段を設
けたことを特徴としている。
【0006】第1の発明を主体とする第2の発明は、多
段伸縮アームの先端に付着されたエキステンション6の
クラムバケット7を装着する下方端6dが、基端アーム
3の下方端部近傍に移動させる駆動手段を設けたことを
特徴としている。
【0007】第1と、第2の発明を主体とする第3の発
明は、エキステンション6は、アームに沿って滑動自在
に取着された移動台車8にを装着されていることを特徴
としている。
【0008】
【作用】上記のように構成された図1の建設機械1のブ
ーム2に結合された、多段伸縮アームにおいて、基端ア
ーム3の上方端3dまで、アーム下方端4dが摺動でき
る。
【0009】また、建設機械1のブーム2に接続され
た、多段伸縮アームの先端に付着されたエキステンショ
ン6のクラムバケット7を装着する下方端6dが、基端
アーム3の下方端部近傍に移動できる。
【0010】また、建設機械1のブーム2に接続され
た、多段伸縮アームの先端に付着されたエキステンショ
ン6は、アームに沿って滑動自在に取着された移動台車
8にを装着されている。
【0011】さらに、移動台車8は、アームの摺動に伴
って連動するよう取着されている。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、建設機械1のブーム2の先端に支持し
た、多段伸縮アームを構成する基端アーム3内に、基端
アーム3の両端部外側まで、中間アーム4、先端アーム
5が横切り、両方向に摺動させるように組み込まれてい
る。先端アーム5の先端には、エキステンション6を取
り付け、その先には、クラムバケット7をとりつけてい
る。これによりクラムバケット7で掘削時は、各ブーム
が下方行に伸長する。一方、III レベルで掘削した土砂
を引き上げる時には、中間アーム4、先端アーム5が基
端アーム3内を横切り、上方行に4a、5aと摺動し、
エキステンション6を中間アーム4a、基端アーム3a
の中に引き入れる事が可能となり、エキステンション6
のクラムバケット7を装着するエキステンション下方端
6dが、基端アーム3の下方端部近傍に移動する。さら
に、ブーム2を2a位置まで持ち上げると、クラムバケ
ット7の下端は、I レベルとなり、深穴で掘削した土砂
をI レベルの地上まで排出する事が出来る。G.Lは、
地上面を表している。
【0013】また、図2では、図1の内挿式アームを多
段伸縮アームを外重ねにした方式としたもので、符号
は、外重ね式基端アーム63、外重ね式中間アーム6
4、外重ね式先端アーム65とし、図1と同じものは同
一符号をつけている。その構成は、建設機械1のブーム
2の先端に支持した、多段伸縮アームを構成する基端ア
ーム63の外側に、基端アーム63の両端部外側まで、
中間アーム64、先端アーム65が横切り、両方向に摺
動させるように組み込まれている。先端アーム65の先
端には、エキステンション6を取り付け、その先には、
クラムバケット7をとりつけている。これによりクラム
バケット7で掘削時は、各ブームが下方向に伸長する。
一方、III レベルで掘削した土砂を引き上げる時には、
中間アーム64、先端アーム65が基端アーム63外側
を横切り、上方向に64a、65aと摺動し、エキステ
ンション6は先端アーム65の先端で吊り下がっている
から、6aとなり、ブーム2を2a位置まで持ち上げる
と、クラムバケット7aの下端は、I レベルとなり、深
穴で掘削した土砂をI レベルの地上まで排出する。ま
た、図14の実施例を図2に適用すると、先端アーム6
5の駆動プーリ92、遊動プーリ93の外側ガイドレー
ル67に一対の可動シーブ82、83を乗せた移動台車
8を設け、その移動台車8のブラケット81のピン穴8
4にエキステンション6を装着したから、先端アーム6
5上を8a迄スライドさせる事により、エキステンショ
ン66aの位置となりクラムバケット7aの土砂排出レ
ベルをI からIVへと高くできる。
【0014】また、図3では、先端アーム65の移動台
車8にエキステンション6よりも長尺のエキステンショ
ン61をとりつける。作動は、図2で説明したと同様で
あり省略するが、こうすると、深穴で掘削した土砂をI
レベルの地上までの排出で良い時には、III レベルより
深い穴のV レベルまで掘削できる。
【0015】図4は、図2に使用した多段伸縮アームの
作動説明図であり、基端アーム3の上端、下端に近い所
に装着された固定シーブ12、13が配設され、その固
定シーブにはワイヤロープ9が掛けられている。ワイヤ
ロープ9の一端は、中間アーム4の下端11に固定さ
れ、他の端は、中間アーム4の上端10に固定されてい
る。また、中間アーム4の上下端に近い所に装着した固
定シーブ14、15が配設され、その固定シーブにはそ
れぞれワイヤロープ16、17が掛けられている。ワイ
ヤロープ16の一端は、基端アーム3の上端18に固定
され、他端は、先端アーム5の上端19に固定されてい
る。ワイヤロープ17の一端は、基端アーム3の下端2
0に固定され、他端は、先端アーム5の下端21に固定
されている。以上のように構成したから、ワイヤロープ
9を図5から図7の駆動手段により、矢印の上下に駆動
させる事により中間アーム4は、基端アームの上方端3
dまで、中間アームの下方端4dがスライドする。ま
た、中間アーム4がスライドすると、先端アーム上下端
19、21に固定されているワイヤロープ16、17も
固定シーブ14、15によって手繰り寄せられるので先
端アームは、基端アーム3の中を上方5aの二点鎖線の
位置と、下方5の実線の位置にスライドする。
【0016】また、ワイヤロープ9を矢印の上下に駆動
させる手段として色々有るが、代表例を図に基づき説明
する。 (イ)ウインチ22を用いる手段として図5に示す。基
端アーム3の上端、下端に近い所に装着された固定シー
ブ12、13にワイヤロープ9が掛けられている。ワイ
ヤロープ9の他端は、中間アーム4の下端11に固定さ
れ、他の端は、中間アーム4の上端10に固定されてい
る。基端アーム3上に設けたモータ22aで駆動される
ウインチ22のドラムにワイヤロープ9を巻き付けて時
計方向に回転させれば、ワイヤロープ9は、矢印の上下
に駆動して、中間アーム4は上方向に摺動し、反時計方
向に回転させれば、中間アーム4は下方向に摺動する。 (ロ)油圧シリンダ30を用いる手段として図6に示
す。2本のワイヤロープ23、24を基端アーム3の上
端27、下端28に固定し、可動シーブ25、26を経
て固定シーブ12、13に掛けられる。ワイヤロープ2
3の他端は、中間アーム4の下端11に固定され、他の
端は、中間アーム4の上端10に固定されている。可動
シーブ25、26は、ブラケット29で結ばれて、油圧
シリンダ30を収縮させると可動シーブ25が下方向に
移動し、ワイヤロープ23を下方に引き寄せるから、中
間アーム4を上方向に摺動させる。また、油圧シリンダ
30を伸長させて、可動シーブ26を上方に移動させる
と、ワイヤロープ24を上方向に引き寄せるから、中間
アーム4は下方向に摺動する。シリンダストロークを短
くするにはシーブを増すか、可動シーブを増やしても良
い。 (ハ)チェーン31を用いる手段として図7に示す。基
端アーム3の上端、下端に近い所に装着された固定シー
ブ12、13にチェーン31が掛けられている。チェー
ン31の他端は、中間アーム4の下端11に固定され、
他の端は、中間アーム4の上端10に固定されている。
基端アーム3上に設けたモータ22aで駆動されるスプ
ロケット32を巻き付けて、時計方向に回転させれば、
ワイヤロープ9は、矢印の上方向に駆動して、中間アー
ム4は下方向に摺動し、反時計方向に回転させれば、中
間アーム4は上方向に摺動する。遊動輪33、34は、
チェーン31をスプロケット32に巻き付ける時の巻き
付け角を確保する為に挿入してある。
【0017】図8は、ワイヤ掛けの他の実施例を示し、
チェーン31を用いる手段の駆動系を先端アーム5内に
内蔵したものである。図中同符号は、図4と同一のもの
は、同一符号を付けてある。先端アーム5の上端、下端
に近い所に装着された固定シーブ14、15にチェーン
31が掛けられている。チェーン31の一端は、中間ア
ーム4の下端11に固定され、他の端は、中間アーム4
の上端10に固定されている。また、中間アーム4の上
下端に近い所に装着した固定シーブ12、13にはそれ
ぞれワイヤロープ16、17が掛けられている。ワイヤ
ロープ16の一端は、基端アーム3の上端18に固定さ
れ、他端は、先端アーム5の上端19に固定されてい
る。ワイヤロープ17の一端は、基端アーム3の下端2
0に固定され、他端は、先端アーム5の下端21に固定
されている。以上のように構成したから、先端アーム5
上に設けたモータ22aで駆動されるスプロケット32
を巻き付けて、時計方向に回転させれば、チェーン31
は、矢印の下方向に駆動して、先端アーム5は下方向に
摺動し、反時計方向に回転させれば、先端アーム5は上
方向に摺動する。遊動輪33、34は、チェーン31を
スプロケット32に巻き付ける時の巻き付け角を確保す
る為に挿入してある。また、先端アーム5がスライドす
ると、基端アーム3アーム上下端18、20に固定され
ているワイヤロープ16、17も固定シーブ12、13
によって手繰り寄せられるので中間アームは、基端アー
ム3の中を上方位置と、下方位置にスライドする。同様
に図示しないが、図5、図6で示した、ウインチを用い
る手段、油圧シリンダを用いる手段を先端アーム5内に
内蔵できる。
【0018】また、図9は、図2の外重ね式多段伸縮ア
ームの駆動手段を、図6の油圧シリンダ30を基端アー
ム63の中に設置したもので、2本のワイヤロープ2
3、24を基端アーム63の上端27と、下端28に固
定し、可動シーブ25、26を経て固定シーブ12、1
3に掛けられる。さらに、ワイヤロープ23は、中間ア
ーム下端11に固定される。一方のワイヤロープ24は
中間アーム上端10に固定される。可動シーブ25、2
6は、ブラケット29で結ばれて、油圧シリンダ30に
て上下に駆動される。 先端アーム65を動かす2本の
ワイヤロープ16、17を基端アーム63の上端18
と、下端20に固定し、中間アーム上、下端の固定シー
ブ14、15に掛け、先端アーム上端19と、先端アー
ム下端21に固定される。以上の様に構成したから油圧
シリンダ30を縮めると可動シーブ25が下方向に動く
のでワイヤロープ23は、手繰り寄せられて、中間アー
ム64は上方向へ動く。中間アーム64が上方向へ動く
と、先端アーム65もワイヤロープ17により上方向へ
動く。同様に、油圧シリンダ30を伸ばすと、可動シー
ブ26が上方向に動くのでワイヤロープ24は、手繰り
寄せられて、中間アーム64は下方向へ動く。中間アー
ム64が下方向へ動くと、先端アーム65もワイヤロー
プ16により下方向へ動く。また、油圧シリンダ30を
用いる駆動手段の代わりにチェーン31を用いる手段、
ウインチを用いる手段も同様に利用出来る。
【0019】また、図10は、図2の外重ね式多段伸縮
アームの駆動手段を中間アーム64に設置したものであ
る。中間アーム64には、スプロケット52、53を装
着し、少なくとも一つはモータ22aで駆動する。チェ
ーン50を基端アーム63の上端18に固定し、スプロ
ケット53に掛け、先端アーム65の上端19に固定す
る。さらに、チェーン51を基端アーム63の下端20
に固定し、スプロケット52に掛け、先端アーム65の
下端21に固定する。スプロケット52を時計方向に駆
動させると、中間アーム64と、先端アーム65は上方
向に移動し、外重ね式多段伸縮アームは収縮すると共
に、上方向に伸長する。同様に、スプロケット52を反
時計方向に駆動させると、中間アーム64と、先端アー
ム65は下方向に移動し、外重ね式多段伸縮アームは下
方向に伸びる。また同様に、ウインチ22を用いる手段
として、図11のチェーン50、51をワイヤロープ5
0a、51aにし、スプロケット52、53の内一つを
ウインチとすれば良い。
【0020】また、図11は、図9の油圧シリンダ30
を中間アーム64の中に設置したもので、2本のワイヤ
ロープ23、24を基端アーム63の下端20と、中間
アーム64の下端11に固定し、可動シーブ25、26
を経て固定シーブ12、13に掛けられる。さらに、ワ
イヤロープ23は、中間アーム上端の固定シーブ14に
掛けられて先端アーム下端21に固定される。一方のワ
イヤロープ24は中間アーム上端10に固定される。さ
らに、破線で示したワイヤロープ54を基端アーム63
の上端18に固定し、中間アーム下端の固定シーブ15
に掛け、先端アーム上端19に固定される。以上の様に
構成したから油圧シリンダ30を縮めると可動シーブ2
5が下方向に動くのでワイヤロープ24は、手繰り寄せ
られて、中間アーム64は下方向へ動く。中間アーム6
4が下方向へ動くと、先端アーム65もワイヤロープ5
4により下方向へ動く。同様に、油圧シリンダ30を伸
ばすと、可動シーブ26が上方向に動くのでワイヤロー
プ23は、手繰り寄せられて、先端アーム65は上方向
へ動く。先端アーム65が上方向へ動くと、中間アーム
64もワイヤロープ54により上方向へ動く。同様に、
油圧シリンダ30を用いる手段の代わりにチェーン31
を用いる手段、ウインチを用いる手段も利用出来る。
【0021】また、図12は、ピンギヤ方式を用いる駆
動手段であり、駆動手段を中間アーム64に設置したも
のである。基端アーム63および、先端アーム65に
は、ピンギヤ74、75が装着されており、スプロケッ
ト71と図13に示す様に噛み合っている。中間アーム
64には、スプロケット71、72を装着し、少なくと
も一つはモータ22aで駆動する。スプロケット71、
72は同期して回転する様チェーン73が掛けられてい
る。スプロケット71を時計方向に駆動させると、中間
アーム64と、先端アーム65は上方向に移動し、外重
ね式多段伸縮アームは収縮する。同様に、スプロケット
71を反時計方向に駆動させると、中間アーム64と、
先端アーム65は下方向に移動し、外重ね式多段伸縮ア
ームは伸びる。
【0022】また、図14は、先端アーム65に沿って
滑動自在に取着された移動台車8を取り付けた外重ね式
多段伸縮アームであり、移動台車8には、可動シーブ8
2、83が装着してある。先端アーム65の上下端に
は、駆動プーリ92、遊動プーリ93が装着してある。
先端アーム65の上方端19にワイヤロープ16を固定
し、可動シーブ83に掛け、駆動プーリ92を介し、中
間アーム64の下端11に固定する。一方のワイヤロー
プ17を先端アーム65の下端21に固定し、可動シー
ブ82に掛け、遊動プーリ93を介し、中間アーム64
の上端10に固定する。駆動プーリ92は、モータ22
aで駆動する。また、駆動プーリと、遊動プーリを上下
入替えてもよい。以上の様に構成したから駆動プーリ9
2が時計方向に回転し、先端アーム65が上方に最下点
から、65aの位置である最上点迄のフルストローク滑
動すると、移動台車8は、先端アーム65上を8aの位
置まで連動して滑動する。これは、先端アーム65のほ
ぼ上端から、下端までの距離に相当する。
【0023】さらに、図15は、先端アーム65に取り
付けられた移動台車8の状況を示した斜視図である。移
動台車8は、ブラケット81にて先端アーム65のレー
ル67に嵌入摺動する。また、ブラケット81内には可
動シーブ82、83が装着してあり、ワイヤロープ1
6、17が掛けられている。ピン穴84はエキステンシ
ョン6、61取り付け用である。
【0024】さらに、本実施例の多段伸縮アームの駆動
方法の中に、次の構成手段が含まれる事は明らかであ
る。 (イ)多段伸縮アームのワイヤロープを上下にウインチ
にて駆動させる手段。 (ロ)多段伸縮アームのワイヤロープを上下に油圧シリ
ンダにて駆動させる手段。 (ハ)多段伸縮アームのワイヤロープを上下にチェーン
にて駆動させる手段。 (ニ)多段伸縮アームを外重ねにして、中間アームにピ
ンギヤとスプロケットにて上下に駆動させ、チェンにて
上下のスプロケットを同期させる手段。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏し深穴掘
削機の多段伸縮アームとして、汎用性の広い作業装置を
提供している。
【0026】両方向にスライドが可能になる事により、
先端アームのストロークは、従来の片側スライド型に比
較してほぼ2倍にできる。
【0027】また、先端アームの先にエキステンション
を接続しても中間アーム、基端アーム内にエキステンシ
ョンを引き入れる事が可能となり、この結果、深穴の掘
削土を地上に搬出する事ができると共に、掘削穴の深さ
を、IIレベルよりもわらに深いIII レベルまでの掘削が
可能である。
【0028】また、建設機械の多段伸縮アームの先端ア
ームに上昇用と下降用の2個の可動シーブを移動台車上
に設けたから、多段伸縮アームを引き上げ時、クラムバ
ケットの位置を先端アームの長さ分高所の位置IVレベル
に移動出来るのでダンプトラックの荷台に直接掘削土を
積み込む事ができる。さらに、移動台車にエキステンシ
ョンを装着したから、エキステンションからの荷重の変
動に係わらず、移動台車を安定して先端アーム上を動か
せる事ができる。
【0029】また、先端アームに可動シーブの移動台車
を設け、移動台車にエキステンションを装着した事によ
り、基端アームの長さを短く出来、コンパクトな作業装
置を提供する事ができる。さらに、掘削土を地上(G.L)
に搬出するだけで良い時には、先端アーム分長くした長
尺エキステンション61を装着出来る。この結果、V レ
ベルまでの深い穴を掘削可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多段伸縮アームを油圧ショベルに装着
した状態の側面図である。
【図2】本発明の他の実施例で有る外重ね式多段伸縮ア
ームの先端アームに移動台車を装着した時のクラムバケ
ット位置を比較説明の為の合成状態の側面図である。
【図3】本発明の他の実施例で有る多段伸縮アームに、
移動台車と、長尺エキステンションを装着した状態の側
面図である。
【図4】本発明の多段伸縮アームの実施例を示す部分縦
断面図である。
【図5】本発明の多段伸縮アームのワイヤロープを上下
にウインチにて駆動させる実施例を示す部分縦断面図で
ある。
【図6】本発明の多段伸縮アームのワイヤロープを上下
に油圧シリンダにて駆動させる実施例を示す部分縦断面
図である。
【図7】本発明の多段伸縮アームのワイヤロープを上下
にチェーンにて駆動させる実施例を示す部分縦断面図で
ある。
【図8】本発明の多段伸縮アームのワイヤロープを上下
にチェーンにて駆動させる装置を先端アーム内に内蔵し
た実施例を示す部分縦断面図である。
【図9】本発明の多段伸縮アームを外重ねにして、ワイ
ヤロープを上下に油圧シリンダにて駆動させる実施例を
示す部分縦断面図である。
【図10】本発明の多段伸縮アームを外重ねにして、ワ
イヤロープを上下に駆動させる他の実施例を示す部分縦
断面図である。
【図11】本発明の多段伸縮アームを外重ねにして、中
間アームに油圧シリンダにてワイヤロープを上下に駆動
させる他の実施例を示す部分縦断面図である。
【図12】本発明の多段伸縮アームを外重ねにして、中
間アームにピンギヤとスプロケットにて上下に駆動さ
せ、チェンにて上下のスプロケットを同期させた他の実
施例を示す部分縦断面図である。
【図13】図13のピンギヤとスプロケットの噛み合い
部詳細図である。
【図14】本発明の多段伸縮アームを外重ねにして、先
端アームに移動台車を取り付けた他の実施例を示す部分
縦断面図である。
【図15】本発明の先端アームに移動台車を取り付けた
斜視図である。
【図16】従来技術の多段伸縮アームを油圧ショベルに
装着した状態の側面図である。
【図17】従来技術の多段伸縮アームの側面図である。
【符号の説明】
1…建設機械、2…ブーム、3…基端アーム、3a…基
端アームの上方端、4d…アームの下方端、6…エキス
テンション、6d…エキステンションの下方端、7…ク
ラムバケット、8…移動台車。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段伸縮アームの基端アーム(3) が建設
    機械(1) のブーム(2)に装着された建設機械の多段伸縮
    アームにおいて、基端アーム(3) の上方端(3d)まで、ア
    ーム下方端(4d)が摺動させる駆動手段を設けたことを特
    徴とする建設機械の多段伸縮アーム。
  2. 【請求項2】 多段伸縮アームの先端に、クラムバケッ
    ト(7) 付きエキステンション(6) を装着してなる請求項
    1の建設機械の多段伸縮アームにおいて、前記エキステ
    ンション下方端(6d)が、基端アーム(3) の下方端部近傍
    に移動させる駆動手段を設けたことを特徴とする建設機
    械の多段伸縮アーム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、エキステンション
    (6) は、アームに沿って滑動自在に取着された移動台車
    (8) に装着されていることを特徴とする建設機械の多段
    伸縮アーム。
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