JPH07276380A - 筒状成型体,及び筒状成型体の製造方法 - Google Patents

筒状成型体,及び筒状成型体の製造方法

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JPH07276380A
JPH07276380A JP6073265A JP7326594A JPH07276380A JP H07276380 A JPH07276380 A JP H07276380A JP 6073265 A JP6073265 A JP 6073265A JP 7326594 A JP7326594 A JP 7326594A JP H07276380 A JPH07276380 A JP H07276380A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 華やかな外観を呈する筒状成型体であるにも
かかわらず、2次加工の手間等がほとんどかかることが
なく、製造コストが安価な筒状成型体,及び筒状成型体
の製造方法の提供。 【構成】 広隙間部と狭隙間部とが筒周方向に交互に設
けられた筒形状のキャビティー14を成型金型内に形成
し、このキャビティー14の総容量に満たない量の成型
原料を、キャビティー14の筒心O方向の一端側に接続
された注入孔から他端側に向けてキャビティー14内に
注入し、注入された成型原料を冷却し他端側までの間で
発泡成型させることにより、洋風シェード1が製造され
る。この洋風シェード1は、厚肉部4や薄肉部5のよう
に筒周方向について均一でない筒長に形成されるので、
開口端部形状が天然物に似た快い自然な形状を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば照明装置用シェ
ード,植木鉢,植木鉢カバー等として用いられ、華やか
な外観を呈する筒状成型体,及び筒状成型体の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の筒状成型体としては、透
光性を有する合成樹脂よりなり、例えば花びらに似た筒
形状に成型されている洋風シェードが挙げられる。この
洋風シェードは、照明装置の光源の周囲を被って配置さ
れる。
【0003】この照明装置は、洋風シェードの見栄えが
華やかであるのはもとより、光源からの光がシェード開
口から発せられたり或いは洋風シェードを透過したりす
る際に、花びら模様を映し出して周囲にお洒落で華やい
だ雰囲気を醸し出すものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに、洋風シェードは、花びらに似た筒形状に形成され
ていることから、筒心方向の周壁長が筒周について一様
でない。そこで、従来の洋風シェードを製造する場合、
花びら形状に対応した比較的複雑なキャビティー形状の
成型金型を用いて成型する方法がある。或いは、端部が
筒周について一様な釣鐘形状のキャビティーを有する成
型金型を用いて仮成型品を得た後、この仮成型品に切込
み加工等を施して花びら状に仕上げる方法もあった。
【0005】しかしながら、前者の場合、成型金型にか
かるコストが極めて高くなり、筒状成型体としての洋風
シェードを安価に製造できないという問題がある。一
方、後者の場合、成型金型にかかるコストは安価である
が、仮成型品に対し2次的な切込み加工等を施す必要が
あり、切込み加工等にかかる手間や時間を省いて生産効
率を向上させたいという要請があった。
【0006】本発明は、前記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、華やかな外観を呈する筒状成型
体であるにもかかわらず、2次加工の手間等がほとんど
かかることがなく、製造コストが安価な筒状成型体,及
び筒状成型体の製造方法の提供を目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る筒状成型体の製造方法は、成型金型内
に筒状空間であるキャビティーを形成し、このキャビテ
ィーの総容量に満たない量の成型原料を、キャビティー
の筒心方向一端側に接続された注入孔から他端側に向け
てキャビティー内に注入し、注入された成型原料を冷却
して他端側までの間で固化させるようにしてある。
【0008】また、前記の製造方法において、キャビテ
ィーが、筒心方向に沿ってそれぞれ形成される広隙間部
と狭隙間部とを筒周方向に交互に設けて構成されている
ものとすることもできる。
【0009】更に、前記した各製造方法において、成型
原料を、透光性を有する熱可塑性樹脂とこの熱可塑性樹
脂とは別個独立の発泡剤とより構成するとともに、これ
らの熱可塑性樹脂と発泡剤とをキャビティー内で発泡成
型するようにしたものとしてもよい。ここで、「別個独
立の」としたのは、熱可塑性樹脂が例えばペレット状で
あってその中に予め発泡剤を含んでいるようなものを除
く趣旨である。
【0010】そして、本発明に係る筒状成型体は、前記
した各製造方法により得られるものであり、筒周方向に
ついて不均一な筒長に形成されたものである。
【0011】
【作用】本発明に係る筒状成型体の製造方法において
は、成型金型内に形成されたキャビティーの総容量に満
たない量の成型原料を、キャビティー内に筒心方向一端
側から注入し冷却しつつ他端側までの間で固化させるよ
うにしたので、得られた筒状成型体は、キャビティーの
他端側形状とは関係なく、溶融状の成型原料自重や注入
孔接続位置等による影響で、筒周方向について不均一な
筒長に形成される。従って、例えキャビティーの他端側
が筒周方向に沿って均一な面に形成された比較的安価な
成型金型でも、それを用いることができる。
【0012】また、キャビティーを、筒心方向に沿って
それぞれ形成される広隙間部と狭隙間部とを筒周方向に
交互に設けて構成するようにしたので、注入された成型
原料は、広隙間部では冷却されにくく他端側に向けて突
出した状態で固化する。一方、狭隙間部では比較的冷却
されやすく一端側に向けて窪んだ状態で固化する。従っ
て、筒状成型体の他端側形状は、キャビティーの広隙間
部と狭隙間部の位置に対応した凹凸形状、例えば花びら
状を呈する。
【0013】更に、透光性を有する熱可塑性樹脂とこれ
とは別個独立の発泡剤とを成型原料として、キャビティ
ー内に注入し発泡成型させるようにしたので、筒状成型
体内に微細な気泡が比較的均一な状態に分散される。従
って、筒状成型体内の微細な気泡により光が散乱して、
筒状成型体は恰も擦りガラス調の質感を呈する。
【0014】そして、前記したように、本発明の製造方
法により得られた筒状成型体は、筒周方向について不均
一な筒長に形成されるので、他端側形状が天然物に似た
快い自然な形状を呈する。
【0015】
【実施例】以下に、本発明に係る本発明の一実施例とな
る照明装置用の洋風シェードにつき、添付図面を参照し
つつ以下に説明する。ここに、図1は本発明の一実施例
に係る洋風シェードを示す外観図、図2は図1における
A−A矢視断面図である。
【0016】これらの図において、1は透光性を有する
シェード部2と本体取付部3とより一体的に構成され、
後述する成型金型のキャビティー14内で略円筒形状に
発泡成型される洋風シェードである。また、6は後述の
光源をシェード部2内に挿入するための光源取付開口、
7a,7b,7c,7dは成型後に残存したゲートバリ
である。
【0017】そして、シェード部2は、厚さt1 に形成
された厚肉部4と、厚さt1 よりも小さな厚さt2 に形
成された薄肉部5とよりなっており、これらの厚肉部4
と薄肉部5とが筒周方向に交互に形成されてなってい
る。尚、厚肉部4は、薄肉部5と比べて筒心Oの方向
(矢印I方向)に突出して形成されている。
【0018】図3は、前記洋風シェード1が配備された
照明装置20を示している。同図において、21は光源
となる電球、22は電球21を取り付けるための例えば
取付機構等を備えた装置本体、23は装置本体22と図
外の壁に固定される壁取付板24とを連結して設けられ
た飾り柄である。前記洋風シェード1はその本体取付部
3で装置本体22に取り付けられるようになっている。
これらの各構成要素から前記照明装置20が構成され
る。
【0019】この照明装置20の電源を入にして、電球
21を点灯させると、電球21から発せられた光の一部
は洋風シェード1のシェード部2を透過する。このと
き、シェード部2内の微細な気泡により光が散乱して、
あたかも擦りガラス透過調の光を周囲に発する。また、
厚肉部4と薄肉部5の配置が透かし模様となって周囲に
投影する。更に、シェード部2の先端開口から発せられ
た光により花びら模様を映し出して、例えば室内にお洒
落で華やいだ雰囲気を醸し出す。
【0020】引続き、前記したように構成されている洋
風シェード1の製造方法につき、図4を主として用いつ
つ説明する。
【0021】これらの図において、10は洋風シェード
1を成型するための成型金型であって、固定金型11と
この固定金型11に対して開閉可能に移動する移動金型
12とを備えてなっている。また、13は移動金型12
の外側面に固設され移動金型12を固定金型11に対し
て遠近自在に移動駆動させる移動軸、14は閉じられた
固定金型11と移動金型12との間に形成され洋風シェ
ード1の形状に対応した空間形状をなすキャビティー、
15a,15b,15c,15dはキャビティー14と
固定金型11の一端側外面とを連通して穿設された成型
原料注入用の4つの注入孔である。
【0022】このように複数の注入孔15a,15b,
15c,15dが筒周方向に間隔をおいて設けられてい
るのは、キャビティー14内へ注入された成型原料量の
極端な偏りを防止するためである。
【0023】この成型金型10によると、先ず、移動金
型12を固定金型11に向けて移動させて、成型金型1
0を閉じる。これにより、キャビティー14が成型金型
10内に密封状に形成される。このキャビティー14に
は、厚肉部4及び薄肉部5を成型するべく、これらの位
置に対応して広隙間部4aと狭隙間部5aとが筒周方向
に交互に設けられている。これらの広隙間部4aと狭隙
間部5aはそれぞれ筒心方向に沿って直線状に長く形成
されている。但し、キャビティー14は、移動金型12
との合わせ面に相当する開口端面に筒心方向の凹凸がな
く筒周に沿って一様であるので、移動金型12及び固定
金型11を比較的容易に製作できる。従って、安価な成
型金型10を使用することができる。
【0024】一方、例えば分解性の発泡剤と、この発泡
剤とは別個独立に添加されるペレット状のポリスチレン
樹脂とを、射出成型装置のスクリューシリンダ内(いず
れも図示せず)に供給し、これらを成型に先立って混合
し、更に加熱溶融して、成型原料とする。尚、前記のス
クリューシリンダ内は、ポリスチレン樹脂が溶融する1
80℃以上に保持されている。
【0025】スクリューシリンダ内及び成型金型10内
の温度は、厳密には射出圧力に左右され、そのときの射
出圧力において、キャビティー14内に注入された成型
原料が即座に固化するような温度を超えるとともに、柔
らかすぎて移動金型12との合わせ面にまで達するよう
な温度を下回る範囲に設定されている。
【0026】この場合、ポリスチレン樹脂としては、ペ
レット内に発泡剤を含んでいないポリスチレン樹脂ペレ
ットを使用し、あくまでもスクリューシリンダ内で発泡
剤と混合させるようにしてある。これは、ペレット内に
予め発泡剤を含んでいるポリスチレン樹脂ペレットを使
用すると、筒状成型体が発泡粒の集合体、いわゆる断熱
用として汎用される発泡スチロールとして得られる。し
かしながら、筒状成型体が前記発泡スチロールより構成
されるのでは、見た目の豪華さ,高級な質感,透光性,
脆さ等の点で極めて劣るからである。
【0027】そこで、スクリューシリンダからの溶融状
の成型原料を、固定金型11の各注入孔15a,15
b,15c,15dを通してキャビティー14内に注入
すると、注入された成型原料は成型金型10との接触面
で冷却・固化されてキャビティー14の空間形状に合っ
た洋風シェード1に成型される。尚、成型原料の1回分
の注入量は、発泡成型後の容量がキャビティー14の占
める総容量に満たない量に設定されている。
【0028】このとき、厚肉部4の位置に対応するキャ
ビティー14の広隙間部4aにおいて、成型原料は冷却
・固化されにくいため、キャビティー14内で移動金型
12に向けて長い距離を流動する。そうして、先端がほ
ぼ半円形の厚肉部4として固化する。一方、薄肉部5の
位置に対応するキャビティー14の狭隙間部5aにおい
ては、成型原料が冷却・固化されやすいため、成型原料
の流動距離は厚肉部4の場合と比べて短くなる。また、
固化後の薄肉部5の先端形状はV字溝状になる。これに
より、シェード部2の開口端部が花びら状に形成され
る。
【0029】続いて、移動金型12を固定金型11から
離すと、この移動金型12に随伴して、固化後の洋風シ
ェード1が固定金型11のキャビティー14から取り出
される。以上のようにして、筒心方向に筒長の異なる厚
肉部4と薄肉部5とが筒周方向に交互に設けられ透光性
を有するシェード部2を備えた洋風シェード1が製造さ
れるのである。
【0030】従って、本実施例の洋風シェード1であれ
ば、安価な成型金型10を用いて成型できるので、華や
かな外観を呈するものが得られるにもかかわらず、製造
コストを抑えることができる。また、従来技術のよう
に、仮成型品への切込み加工等を必要としないので、工
業的に効率よく生産できる。加えて、数回成型を行って
射出成型装置の運転状態が落ちついた後は、ほぼ同じ形
状の洋風シェード1を得ることができ、再現性も優れて
いる。
【0031】前記した実施例では、シェード部に厚肉部
と薄肉部とを形成するとともに、成型原料の流動特性を
利用して厚肉部と薄肉部とにより筒心方向の筒長を変え
るようにしたが、本発明に係る筒状成型体は、図5に示
すように、ほぼ均一な厚さのシェード部2aを備えた洋
風シェード1aであってもよい。この洋風シェード1a
も、筒周方向について不均一な筒長に形成されるので、
その開口端部形状は天然物に似た快い自然な形状を呈す
る。
【0032】この洋風シェード1aの場合、図外の成型
金型内に形成された略釣鐘状のキャビティー14aに、
当該キャビティー14aの総容量に満たない量の成型原
料を注入することにより得られる。このとき、4つの注
入孔15a,15b,15c,15dからの各注入量を
個別に調整することにより、シェード部2aの筒心方向
の筒長を所望のように決めることができる。
【0033】各注入量の調整は、例えば注入孔15a,
15b,15c,15dとキャビティー14aとの境界
部となるそれぞれのゲートの孔径により決めることがで
きる。因に、シェード1aについていえば、注入孔15
b,15cからの注入量を多くするように、注入孔15
b,15cとを連通する各ゲートの孔径を大きくすると
ともに、注入孔15a,15dからの注入量を少なくす
るように、注入孔15a,15dとを連通する各ゲート
の孔径を小さく設定してある。
【0034】尚、前記した各実施例では、成型金型に4
つの注入孔を設けたが、注入口の穿設数は4つに限られ
ない。例えば、注入口の穿設数を1つにしてもよい。こ
の場合、その注入口を筒心から偏ったキャビティーの位
置に接続すれば、筒心方向の筒長が筒周方向について不
均一な形状の筒状成型体が得られる。
【0035】また、前記した各実施例では、本発明の筒
状成型体として照明装置用の洋風シェードに適用した例
を示したが、これらに限らず、本発明の筒状成型体は、
上下にひっくり返した状態にし、例えば植木鉢として用
いても美観を呈して具合がよい。
【0036】更に、この筒状成型体は、例えば市販の植
木鉢を収容してその外周を装飾する植木鉢カバーとして
用いることもできる。
【0037】また、成型原料を構成する熱可塑性樹脂と
しては、前記したポリスチレン樹脂の他に例えば、メタ
クリル樹脂,硬質塩化ビニル樹脂等のように、透光性の
よいものを用いるのが好ましい。
【0038】そして、前記の各実施例においては、本発
明の成型原料として発泡剤を含むものを例示したが、発
泡剤を用いない成型原料についても本発明を適用できる
のはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る製造
方法によれば、成型金型内に形成されたキャビティーの
総容量に満たない量の成型原料を、キャビティー内に筒
心方向一端側から注入し冷却しつつ他端側までの間で固
化させるようにしたので、筒状成型体は、キャビティー
の他端側形状とは関係なく、溶融状の成型原料自重や注
入孔の接続位置等による影響で、筒周方向について不均
一な筒長に形成される。従って、シンプルなキャビティ
ーを有する比較的安価な成型金型を用いることができ
る。その結果、快い自然的な外観を呈する筒状成型体が
得られるにもかかわらず、製造コストを抑えることがで
きる。そして、従来技術のように、仮成型後の筒状成型
体への切込み加工等を必要としないので、工業的に効率
よく生産できる。
【0040】また、請求項2に係る製造方法によれば、
キャビティーが、筒心方向に沿ってそれぞれ形成される
広隙間部と狭隙間部とを筒周方向に交互に設けて構成さ
れるので、キャビティーに注入された成型原料は、広隙
間部では他端側に向けて突出して固化し、狭隙間部では
一端側に向けて窪んで固化する。これにより、筒状成型
体の他端側形状は、例えば花びら状を呈する。従って、
見た目に華やかな筒状成型体を製造できる。
【0041】更に、請求項3に係る筒状成型体の製造方
法によれば、透光性を有する熱可塑性樹脂とこれとは別
個独立の発泡剤とを成型原料として、キャビティー内に
注入し発泡成型するようにしたので、筒状成型体内に分
散している微細な気泡により光が散乱して、筒状成型体
があたかも擦りガラス調の質感を呈し、その形状とも相
まってより豪華な外観を呈するのである。
【0042】そして、請求項4に係る筒状成型体は、筒
周方向について不均一な筒長に形成されるので、天然物
に似て見た目に快い筒状成型体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る洋風シェードを示す外
観図である。
【図2】図1におけるA−A矢視断面図である。
【図3】前記洋風シェードを配備した照明装置の外観図
である。
【図4】前記洋風シェードを成型する成型金型の要部構
成を示す概略構成図である。
【図5】本発明の別の実施例に係る洋風シェードを示す
外観図である。
【符号の説明】
1,1a 洋風シェード(それぞれ筒状成型体の一
例) 2,2a シェード部 3 本体取付部 4a 広隙間部 5a 薄隙間部 10 成型金型 11 固定金型 12 移動金型 14,14a キャビティー 15a,15b,15c,15d 注入孔 O 筒心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:32 B29L 22:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成型金型内に筒状空間であるキャビティ
    ーを形成し、このキャビティーの総容量に満たない量の
    成型原料を、キャビティーの筒心方向一端側に接続され
    た注入孔から他端側に向けてキャビティー内に注入し、
    注入された成型原料を冷却して他端側までの間で固化さ
    せることを特徴とする筒状成型体の製造方法。
  2. 【請求項2】 キャビティーが、筒心方向に沿ってそれ
    ぞれ形成される広隙間部と狭隙間部とを筒周方向に交互
    に設けて構成されている請求項1に記載の筒状成型体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 成型原料を、透光性を有する熱可塑性樹
    脂とこの熱可塑性樹脂とは別個独立の発泡剤とより構成
    するとともに、これらの熱可塑性樹脂と発泡剤とをキャ
    ビティー内で発泡成型するようにした請求項1又は請求
    項2のいずれかに記載の筒状成型体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の製造方法により得られる筒状成型体であって、筒周方
    向について不均一な筒長に形成されていることを特徴と
    する筒状成型体。
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CN103568202A (zh) * 2013-10-28 2014-02-12 刘英东 一种成型过程中形成纹理图案的塑料花盆制造方法
CN103568202B (zh) * 2013-10-28 2016-06-29 佛山市绿茵田园艺制品有限公司 一种成型过程中形成纹理图案的塑料花盆制造方法

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