JPH0726702A - 幅 木 - Google Patents

幅 木

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JPH0726702A
JPH0726702A JP17284193A JP17284193A JPH0726702A JP H0726702 A JPH0726702 A JP H0726702A JP 17284193 A JP17284193 A JP 17284193A JP 17284193 A JP17284193 A JP 17284193A JP H0726702 A JPH0726702 A JP H0726702A
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JP
Japan
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floor
ventilation
skirting board
wall
recessed portion
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Pending
Application number
JP17284193A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shindo
浩司 新藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0726702A publication Critical patent/JPH0726702A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅木の付加価値を高める。 【構成】 床体1上に載置自在な載置部7を設け、床体
1から立ち上がる壁体Kの下端面に接当自在な接当部8
を、載置部7と対向配置に設け、載置部7と接当部8と
の間に、蹴込み空間を形成する凹入部10を設け、載置
部7を壁体K下方の床体1上に載置した状態で凹入部1
0を介して床体1上の気体を上方に通気自在な通気孔1
1を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁の最下端部で床に接
する箇所(床と壁との入隅部)に設置される幅木に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の幅木は、建物の寸法に合
わせて現場加工された横板によって形成されるものであ
り、足等が壁下端に当たって汚染や損傷させるのを防止
すると共に、壁と床との納まりを形成する目的のもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
幅木には、足等が壁下端に当たって汚染や損傷させるの
を防止すると共に、壁と床との納まりを形成するという
機能しか備わっていなかった。
【0004】従って、本発明の目的は、他の機能を備え
た付加価値の高い幅木を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明における幅木の特徴構成は、床体上に載置自在
な載置部を設け、前記床体から立ち上がる壁体の下端面
に接当自在な接当部を、前記載置部と間隔をあけて並設
し、前記載置部と前記接当部との間に、蹴込み空間を形
成する凹入部を設け、前記載置部を前記壁体下方の前記
床体上に載置した状態で前記凹入部を介して前記床体上
の気体を上方に通気自在な通気孔を設けてあるところに
ある。
【0006】尚、前記通気孔を前記接当部に設けてあっ
たり、又は、前記凹入部の上方で、前記接当部との間に
通気路を形成する板状部を設けると共に、その板状部
に、前記通気路に連通状態に前記通気孔を配置してあっ
てもよい。
【0007】
【作用】本発明における幅木の特徴構成によれば、床体
上に載置自在な載置部を設け、前記床体から立ち上がる
壁体の下端面に接当自在な接当部を、前記載置部と間隔
をあけて並設し、前記載置部と前記接当部との間に、蹴
込み空間を形成する凹入部を設けてあるから、壁体の下
端面に前記接当部が接当する状態にして前記載置部を床
体上に載置するだけで、壁の最下端部で床に接する箇所
(床と壁との入隅部)に、壁表面より引退した凹入部を
形成することができ、前記凹入部は、壁に近接しても爪
先をぶつけることなく床面積をより広く使用することが
できる蹴込み空間として利用することが可能となり、且
つ、この蹴込み空間が、床体に広がり感を与え、室内を
視覚的に広く感じさせることができる。
【0008】また、前記載置部を前記壁体下方の前記床
体上に載置した状態で前記凹入部を介して前記床体上の
気体を上方に通気自在な通気孔を設けてあるから、床体
上の気体を、前記凹入部を介して通気孔から上方に通気
することが可能となり、前記凹入部を蹴込み空間として
だけではなく、通気用空間としても機能させることが可
能となる。更には、前記通気孔を、前記凹入部に連通状
態に設けてあることによって、例えば、前記通気孔を吸
引孔とすれば、床体面上に沈降している気体を前記通気
孔から吸引することが可能となり、冬場の浴室等に見ら
れる床体面に位置する冷たい空気を吸引し、上方の暖か
い空気を下方へ下げて、上下位置での温度差を緩和する
ことができ、また、前記通気孔を吹出孔とすれば、床体
面上に気体を吹き出すことが可能となり、暖気を吹き出
すことによって空気の対流を発生させて、室内の暖房効
果を上げることが可能となる。
【0009】更には、前記通気孔は、凹入部を介して前
記床体上の気体を上方に通気自在に形成、即ち、前記凹
入部に下向きに開口する状態に設けてあるから、室内側
から目につき難く、しかも、ゴミやホコリが詰まりにく
い。また、例えば、浴室や、室内プール等の水周りに設
置する場合においても、前記通気孔に水が直接かかるこ
とが防げるので、通気孔から水が浸入して、前記通気孔
に連通する通気路を腐食させたりすることがない。
【0010】尚、前記通気孔を前記接当部に設けてあれ
ば、例えば、間隔をあけて並設した壁板部どうしの間を
通気路としてあるような壁体に対して本発明に係わる幅
木を設置した場合、前記凹入部及び前記通気孔及び前記
壁体の通気路とを連通接続することが可能となり、例え
ば、壁体を通して室内空間の換気を実施したりすること
ができるようになる。又、前記凹入部の上方で、前記接
当部との間に通気路を形成する板状部を設けると共に、
その板状部に、前記通気路に連通状態に前記通気孔を配
置してあれば、壁体内に上述のような通気路が形成して
ない場合においても、前記通気路を通した室内空間の換
気等を実施することが可能となる。
【0011】
【発明の効果】従って、本発明の幅木によれば、足等が
壁下端に当たって汚染や損傷させるのを防止すると共
に、壁と床との納まりを形成するという幅木本来の機能
に加えて、室内を広く感じさせると同時に広く使用する
こともできる蹴込み空間形成機能、及び、室内の通気を
可能とする通気機能を付加することが可能となり、幅木
の付加価値を向上させることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は、本発明に係わる幅木の一実施例H
を設置してある便所Wを示すもので、前記便所Wは、床
体の一例である床板1を設け、前記床板1に立設状態配
置してある複数の壁体Kを設け、前記各壁体Kの上端部
間にわたって配置された天井板2を設け、出入口となる
ドアTを設け、前記床板1上に設置された便器Bを設け
て構成してある。
【0014】前記壁体Kは、二枚の壁板3を、厚み方向
に間隔をあけて並設した状態に構成してあり、上端部に
は、便所室内側に開口する吸気口4を設けてあり、下端
部は下方に開口させた開口部5を設けてある。また、前
記二枚の壁板3間の隙間には、前記吸気口4と前記開口
部5とを通気自在に連通させる通気路6を形成してあ
り、前記通気路6には、粒状の脱臭剤Dを充填してあ
る。前記吸気孔4には、便所室内側の空気を通気路6内
に取り入れて開口部5から送り出すことができるファン
Fを取り付けてある。
【0015】また、前記壁体Kと床板1との入隅には、
入隅の長手方向に沿った幅木Hを設けてある。前記幅木
Hは、図2に示すように、床板1上に載置自在な載置部
7、及び、前記壁体Kの下端面に接当自在な接当部8、
及び、前記載置部7と前記接当部8とを間隔をあけて縦
方向に対向させた状態に連結する連結部9を一体的に備
え、前記載置部7と前記接当部8との間に蹴込み空間を
形成する凹入部10を設けて構成してある。前記接当部
8には、前記凹入部10と前記通気路6とを連通自在な
複数の通気孔11を設けてあると共に、室内側の端部に
は、前記壁板4の下端部の室内側表面に接当してカバー
する押え部8aを設けてある。
【0016】本実施例の幅木Hによれば、前記凹入部1
0が床板1面に広がりを与える空間となることによっ
て、床板面積の拡大を図ると共に、前記凹入部10が、
床板1上に立つ人の爪先を受入自在な蹴込み部Vとな
り、便所内をより広く使うことができる他、前記ファン
Fによって前記吸気口4から便所室内上部に溜った暖か
い空気を通気路6内に吸い込むことによって、その空気
を通気路6の脱臭剤Dによって脱臭した状態で前記通気
孔11から凹入部10を介して前記床板1上に吐出する
ことができ、前記便所室内下部に、暖かく且つ脱臭され
た空気を供給することが可能となり、冬場において、頭
部のみが高温で足元が冷えたりすることを防止し、便所
内を温度差少なく暖かく保つことができる。尚、吸気口
4・通気路6・通気孔11・凹入部10・室内からなる
循環経路に、加熱手段を設ければ、短時間の間に便所室
内を満遍なく暖めることが可能となる。
【0017】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
【0018】〈1〉 本発明に係わる幅木Hは、先の実
施例で説明した便所Wに設けるものに限定されるもので
はなく、例えば、居室や、浴室や、貯蔵庫等、通気を行
う必要のある箇所に設けることによって多機能に使用す
ることができる。
【0019】〈2〉 前記通気孔11は、先の実施例で
説明したように、通気路6から凹入部10を通して床体
1上に空気を吐出するためのものに限定されるものでは
なく、例えば、前記凹入部10から室内の空気を吸気す
るための吸気孔であってもよく、先の実施例の構成によ
って、前記ファンFの駆動方向を切替操作することによ
って、前記通気孔11から室内下部の空気を吸い込ん
で、通気路6を通して室内上部へ吐出することも可能
で、この場合は、上部に溜った暖かい空気を下方へ導く
ことが可能となる。更には、室外に通じる通気路に連通
させた換気孔とすることも可能である。それらを含め
て、通気孔11と称する。
【0020】〈3〉 前記幅木Hは、壁体Kに設けた通
気路6に連通する通気孔11を設けてあるものに限定さ
れるものではなく、例えば、図3に示すように、前記凹
入部10の上方で、前記接当部8との間に通気路6を形
成する板状部12を設け、その板状部12に、前記通気
路6に連通状態に前記通気孔11を配置して構成してあ
るものであってもよく、この場合は、前記壁体Kに通気
路6を設けてなくても、通気機能を発揮することが可能
となる。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の幅木を設置してある便所の断面図
【図2】実施例の幅木を表す斜視図
【図3】別実施例の幅木を表す斜視図
【符号の説明】
1 床体 6 通気路 7 載置部 8 接当部 10 凹入部 11 通気孔 12 板状部 K 壁体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床体(1)上に載置自在な載置部(7)
    を設け、前記床体(1)から立ち上がる壁体(K)の下
    端面に接当自在な接当部(8)を、前記載置部(7)と
    間隔をあけて並設し、前記載置部(7)と前記接当部
    (8)との間に、蹴込み空間を形成する凹入部(10)
    を設け、前記載置部(7)を前記壁体(K)下方の前記
    床体(1)上に載置した状態で前記凹入部(10)を介
    して前記床体(1)上の気体を上方に通気自在な通気孔
    (11)を設けてある幅木。
  2. 【請求項2】 前記通気孔(11)を前記接当部(8)
    に設けてある請求項1に記載の幅木。
  3. 【請求項3】 前記凹入部(10)の上方で、前記接当
    部(8)との間に通気路(6)を形成する板状部(1
    2)を設け、その板状部(12)に、前記通気路(6)
    に連通状態に前記通気孔(11)を配置してある請求項
    1に記載の幅木。
JP17284193A 1993-07-13 1993-07-13 幅 木 Pending JPH0726702A (ja)

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JP17284193A JPH0726702A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 幅 木

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JP (1) JPH0726702A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012021350A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 入巾木及びこれを用いた床壁境界部納め構造
US20140305028A1 (en) * 2013-04-11 2014-10-16 Bio Hitech Energy Co. Apparatus and method for manufacturing a reformed fuel

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JP2012021350A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 入巾木及びこれを用いた床壁境界部納め構造
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