JPH07257432A - 自動車のフロントボデー構造 - Google Patents

自動車のフロントボデー構造

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JPH07257432A
JPH07257432A JP5569494A JP5569494A JPH07257432A JP H07257432 A JPH07257432 A JP H07257432A JP 5569494 A JP5569494 A JP 5569494A JP 5569494 A JP5569494 A JP 5569494A JP H07257432 A JPH07257432 A JP H07257432A
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JP
Japan
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vehicle
front side
side member
body structure
dash panel
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JP5569494A
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Inventor
Akira Akiyama
晃 秋山
Katsuhiro Okumura
勝廣 奥村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のフロントボデー構造において、フロ
ントサイドメンバの振動に対してダッシュパネルの振動
を抑制する。 【構成】 ダッシュパネル16の車幅方向両端部域に
は、左右一対のフロントサイドメンバ20の後端部が溶
着されており、左右のフロントサイドメンバインナ24
の側壁24Cは下広がりのハの字状となっている。ま
た、フロントサイドメンバアウタ22の車幅方向外側端
部22Bとエプロンアッパメンバ26とで車両前後方向
に伸びる閉断面構造28が形成されており、閉断面構造
28及びフロントサイドメンバ20を含むフロントボデ
ーの左右のサイド断面主軸30は、車両前方視で下広が
りのハの字状となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車幅方向両端部域に左右
のフロントサイドメンバを有する自動車のフロントボデ
ー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロントサイドメンバとダッシュ
パネルとの結合剛性を高め走行時のボデー振動を低減す
るための自動車のフロントボデー構造の一例が、実開昭
60−13866号公報に示されている。
【0003】図8に示される如く、この自動車のフロン
トボデー構造では、ダッシュパネル70の前面部70A
に溶接されているフロントサイドメンバ72の車幅方向
内側面72Aと、ダッシュパネル70のトンネル部74
の縦側壁部74Aとの間に、車両前方から後方に向かっ
て末広がりに拡幅された補強板76を配置し、少なくと
も補強板76の幅の狭い前端76Aをフロントサイドメ
ンバ72の内側面72Aに溶接し、幅の広い後端76B
をダッシュパネル70のトンネル部74の縦側壁部74
Aに溶接する構成となっている。
【0004】このため、この自動車のフロントボデー構
造では、フロントサイドメンバ72から伝達される応力
及び振動をダッシュパネル70のうち比較的剛性の大き
いトンネル部74の縦側壁部74Aに幅広く分散、伝達
できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動車のフロントボデー構造では、図9に示される如く、
フロントサイドメンバ72の車両前方視での断面形状
が、上下方向に伸びる矩形状とされており、その断面主
軸は車両前方視で略垂線となっている。従って、フロン
トサイドメンバ72の車幅方向外側上方に車両前後方向
に沿って配設されたエプロンアッパメンバ78等の影響
を考慮すると、フロントボデー全体では、左右のサイド
断面主軸80(図9では車両右側のサイド断面主軸80
のみを示している)が、車両前方視で上広がりの逆ハの
字状になる。
【0006】このため、フロントボデー全体の固有振動
モードとしては、断面の弱い方向、即ち、断面主軸80
と垂直方向(図9の矢印V方向)に振動することにな
り、フロントサイドメンバ72は図9に想像線で示す位
置に移動する。
【0007】フロントサイドメンバ72が図9に想像線
で示す車幅方向外側下方の位置に変位した状態での、ダ
ッシュパネル70を励振させる振動モードは、図10に
示される如く、主軸80まわりのモーメントM1であ
り、このモーメントM1を分解すると車幅方向内側へ伸
びる水平軸まわりのモーメントM1W と車両下方へ伸び
る垂直軸まわりのモーメントM1H となる。これらのモ
ーメントM1W 、M1Hは両者とも、ダッシュパネル7
0の中央上部70Bを車両前方へ押し出そうと助長し合
う。
【0008】一方、フロントサイドメンバ72が図9に
想像線で示す車幅方向内側上方の位置に変位した状態で
の、ダッシュパネル70を励振させる振動モードは、主
軸80まわりのモーメントM2であり、このモーメント
M2を分解すると車幅方向外側へ伸びる水平軸まわりの
モーメントM2W と車両上方へ伸びる垂直軸まわりのモ
ーメントM2H となる。これらのモーメントM2W 、M
H は両者とも、ダッシュパネル70の中央上部70B
を車両後方へ押し出そうと助長し合う。
【0009】従って、この自動車のフロントボデー構造
では、ダッシュパネル70の中央上部70Bが車両前後
方向に大きく振動する変形モードを示す。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、フロントサイ
ドメンバの振動に対してダッシュパネルの振動を抑制す
ることができる自動車のフロントボデー構造を得ること
が目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
自動車のフロントボデー構造は、車幅方向両端部域に左
右のフロントサイドメンバの後端部が結合されたダッシ
ュパネルを有する自動車のフロントボデー構造であっ
て、前記フロントサイドメンバを含むフロントボデーの
左右のサイド断面主軸を車両前方視で下広がりのハの字
状に形成したことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の本発明の自動車のフロント
ボデー構造は、請求項1記載の本発明の自動車のフロン
トボデー構造において、少なくともフロントサイドメン
バの側壁を車両前方視で下広がりのハの字状に形成した
ことを特徴としている。
【0013】請求項3記載の本発明の自動車のフロント
ボデー構造は、請求項1記載の本発明の自動車のフロン
トボデー構造において、フロントサイドメンバに補強部
材を設けたことを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の本発明の自動車のフロントボデ
ー構造では、左右のフロントサイドメンバを含むフロン
トボデーの左右のサイド断面主軸を車両前方視で下広が
りのハの字状に形成したため、フロントボデー全体の固
有振動モードとしては、断面の弱い方向、即ち、サイド
断面主軸と垂直方向となる上広がりの逆ハ字状方向に振
動することになり、ダッシュパネルを励振する振動モー
ドは、サイド断面主軸まわりのモーメントである。
【0015】ここで、フロントサイドメンバが車幅方向
内側下方に変位した状態での、サイド断面主軸まわりの
モーメントを分解すると、車幅方向内側へ伸びる水平軸
まわりのモーメントと、車両上方へ伸びる垂直軸まわり
のモーメントとなる。この時、水平軸まわりのモーメン
トは、ダッシュパネルの中央上部を車両前方へ押し出そ
うとし、垂直軸まわりのモーメントは、ダッシュパネル
の中央上部を車両後方へ押し出そうとして、互いに相殺
する。
【0016】また、フロントサイドメンバが車幅方向外
側上方に変位した状態での、主軸まわりのモーメントを
分解すると車幅方向外側へ伸びる水平軸まわりのモーメ
ントと、車両下方へ伸びる垂直軸まわりのモーメントと
なる。この時、水平軸まわりのモーメントは、ダッシュ
パネルの中央上部を車両後方へ押し出そうとし、垂直軸
まわりのモーメントは、ダッシュパネルの中央上部を車
両前方へ押し出そうとして、互いに相殺する。
【0017】従って、フロントサイドメンバの振動に対
してダッシュパネルの振動を抑制することができる。
【0018】請求項2記載の本発明の自動車のフロント
ボデー構造では、少なくともフロントサイドメンバの側
壁を車両前方視で下広がりのハの字状に形成し、これに
よって、フロントサイドメンバを含むフロントボデーの
左右のサイド断面主軸を車両前方視で下広がりのハの字
状とした。
【0019】従って、請求項1記載の本発明の自動車の
フロントボデー構造と同様に、フロントサイドメンバの
振動に対してダッシュパネルの振動を抑制することがで
きる。
【0020】請求項3記載の本発明の自動車のフロント
ボデー構造では、フロントサイドメンバに補強部材を設
け、これによって、フロントサイドメンバを含むフロン
トボデーの左右のサイド断面主軸を車両前方視で下広が
りのハの字状とした。
【0021】従って、請求項1記載の本発明の自動車の
フロントボデー構造と同様に、フロントサイドメンバの
振動に対してダッシュパネルの振動を抑制することがで
きる。
【0022】
【実施例】本発明の自動車のフロントボデー構造の第1
実施例を図1〜図3にしたがって説明する。
【0023】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
【0024】図2に示される如く、自動車車体10に
は、フロントボデー10Aに設けられたエンジンルーム
12と車室14とを区画するダッシュパネル16が配設
されている。ダッシュパネル16の車幅方向両端部域1
6Aには、左右一対のフロントサイドメンバ20の後端
部20Aが溶着されている。これらのフロントサイドメ
ンバ20には、図示を省略したフロントサブフレーム等
が取付けられている。また、ダッシュパネル16の車幅
方向中央下部には、トンネル部21が形成されている。
このトンネル部21は、車両前方視で下方が開口した台
形状とされており、図示を省略したフロアパネルのトン
ネル部に連結されている。
【0025】図1に示される如く、フロントサイドメン
バ20は、フロントサイドメンバ20の車幅方向外側部
を構成するフロントサイドメンバアウタ22と、フロン
トサイドメンバ20の車幅方向内側部を構成するフロン
トサイドメンバインナ24とから成り、フロントサイド
メンバアウタ22は、車両上下方向へ伸びる側壁22A
を有しており、この側壁22Aの車幅方向内側面の下部
にフロントサイドメンバインナ24が溶着されている。
【0026】フロントサイドメンバインナ24は、車両
前方視で車幅方向外側に開口部を向けたハット状とされ
ており、開口縁部に形成された上フランジ24Aと下フ
ランジ24Bが、それぞれフロントサイドメンバアウタ
22の側壁22Aに溶着されている。
【0027】フロントサイドメンバインナ24の側壁2
4Cは、車両前方視で上方から下方へ向けて車幅方向外
側へ傾斜しており、左右のフロントサイドメンバインナ
24の側壁24C(図1では車両右側の側壁24Cのみ
を示している)は、下広がりのハの字状となっている。
【0028】フロントサイドメンバアウタ22の上端部
は車幅方向外側へ屈曲され、その車幅方向外側端部22
Bの下面にはエプロンアッパメンバ26が溶着されてお
り、フロントサイドメンバアウタ22の車幅方向外側端
部22Bとエプロンアッパメンバ26とで車両前後方向
に伸びる閉断面構造28が形成されている。
【0029】従って、左右の閉断面構造28及び左右の
フロントサイドメンバ20を含むフロントボデーの左右
のサイド断面主軸30(図1では車両右側のサイド断面
主軸30のみを示している)は、車両前方視で下広がり
のハの字状となっている。
【0030】次に、本第1実施例の作用を説明する。本
第1実施例では、少なくとも左右のフロントサイドメン
バインナ24の側壁24Cを車両前方視で下広がりのハ
の字状に形成したため、左右のフロントサイドメンバ2
0を含むフロントボデー10Aの左右のサイド断面主軸
30が車両前方視で下広がりのハの字状となる。
【0031】従って、図1に示される如く、フロントボ
デー全体の固有振動モードとしては、断面の弱い方向、
即ち、サイド断面主軸30と垂直方向(図1の矢印W方
向)となる上広がりの逆ハ字状方向に振動する。このた
め、図3に示される如く、ダッシュパネル16を励振す
る振動モードは、サイド断面主軸30まわりのモーメン
トM1、M2である。
【0032】ここで、フロントサイドメンバ20が図1
に想像線で示される車幅方向内側下方の位置に変位した
状態での、サイド断面主軸30まわりのモーメントM1
を分解すると、車幅方向内側へ伸びる水平軸まわりのモ
ーメントM1W と、車両上方へ伸びる垂直軸まわりのモ
ーメントM1H となる。この時水平軸まわりのモーメン
トM1W は、ダッシュパネル16の中央上部16Bを車
両前方へ押し出そうとし、垂直軸まわりのモーメントM
H は、ダッシュパネル16の中央上部16Bを車両後
方へ押し出そうとして、互いに相殺する。
【0033】また、フロントサイドメンバ20が図1に
想像線で示される車幅方向外側上方の位置に変位した状
態での、主軸まわりのモーメントM2を分解すると、車
幅方向外側へ伸びる水平軸まわりのモーメントM2
W と、車両下方へ伸びる垂直軸まわりのモーメントM2
H となる。この時、水平軸まわりのモーメントM2
W は、ダッシュパネル16の中央上部16Bを車両後方
へ押し出そうとし、垂直軸まわりのモーメントM2
H は、ダッシュパネル16の中央上部16Bを車両前方
へ押し出そうとして、互いに相殺する。
【0034】従って、フロントサイドメンバ20の振動
に対してダッシュパネル16の振動を抑制することがで
きる。
【0035】次に、本発明の自動車のフロントボデー構
造の第2実施例を図4にしたがって説明する。
【0036】なお、第1実施例と同一部材については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0037】図4に示される如く、本第2実施例では、
フロントサイドメンバインナ24の側壁24Cは垂直面
とされているが、フロントサイドメンバアウタ22の側
壁22Aが車両前方視で上方から下方へ向けて車幅方向
外側へ傾斜しており、左右のフロントサイドメンバアウ
タ22の側壁22A(図4では車両右側の側壁22Aの
みを示している)は、下広がりのハの字状となってい
る。
【0038】従って、左右の閉断面構造28及び左右の
フロントサイドメンバ20を含むフロントボデーの左右
のサイド断面主軸30(図4では車両右側のサイド断面
主軸30のみを示している。)は車両前方視で下広がり
のハの字状となっている。
【0039】従って、第1実施例と同様にフロントサイ
ドメンバ20の振動に対してダッシュパネル16の振動
を抑制することができる。
【0040】次に、本発明の自動車のフロントボデー構
造の第3実施例を図5にしたがって説明する。
【0041】なお、第1実施例と同一部材については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0042】図5に示される如く、本第3実施例では、
フロントサイドメンバインナ24の側壁24Cは垂直面
とされているが、フロントサイドメンバアウタ22とフ
ロントサイドメンバインナ24とで形成される閉断面構
造32内に車両前後方向に伸びる補強部材としてのリイ
ンフォース34が配設されている。このリインフォース
34は車両前方視で上方から下方へ向けて車幅方向外側
へ傾斜しており、左右のリインフォース34(図5では
車両右側のリインフォース34のみを示している)は、
下広がりのハの字状となっている。
【0043】なお、リインフォース34の上端縁部34
Aは、フロントサイドメンバインナ24の側壁24Cの
車幅方向外側面に溶着されており、リインフォース34
の下端縁部34Bは、フロントサイドメンバアウタ22
の側壁22Aとフロントサイドメンバインナ24の下フ
ランジ24Bとの間に溶着されている。
【0044】従って、左右の閉断面構造28及び左右の
フロントサイドメンバ20を含むフロントボデーの左右
のサイド断面主軸30(図5では車両右側のサイド断面
主軸30のみを示している。)は車両前方視で下広がり
のハの字状となっている。
【0045】このため、第1実施例と同様にフロントサ
イドメンバ20の振動に対してダッシュパネル16の振
動を抑制することができる。
【0046】次に、本発明の自動車のフロントボデー構
造の第4実施例を図6〜図8にしたがって説明する。
【0047】なお、第1実施例と同一部材については同
一符号を付してその説明を省略する。
【0048】図6に示される如く、本第4実施例では、
フロントサイドメンバインナ24の側壁24Cは垂直面
とされているが、側壁24Cの車幅方向内側面の後端部
には、補強部材としてのインナガセット36が配設され
ており、フロントサイドメンバアウタ22の側壁22A
の車幅方向外側面の後端部には、補強部材としてのアウ
タガセット38が配設されている。
【0049】インナガセット36及びアウタガセット3
8は、それぞれ平面視で車両後方を底部とする三角形状
とされている。
【0050】図7に示される如く、インナガセット36
は、車両前方視での断面形状が開口部を車幅方向外側へ
向けたハット状とされており、開口部の周囲に形成され
たフランジ36Aが、側壁24Cの上部に溶着されてい
る。また、インナガセット36の後端部には、開口部を
車幅方向外側へ向けたコ字状のフランジ36Bが形成さ
れており、このフランジ36Bがダッシュパネル16に
溶着されている。
【0051】一方、アウタガセット38は、車両前方視
での断面形状が開口部を車幅方向内側へ向けたハット状
とされており、開口部の周囲に形成されたフランジ38
Aが、インナガセット36の車幅方向外側下方の部位と
なるフロントサイドメンバアウタ22の側壁22Aの下
部に溶着されている。また、アウタガセット38の後端
部には、開口部を車幅方向内側へ向けたコ字状のフラン
ジ38Bが形成されており、このフランジ38Bがダッ
シュパネル16に溶着されている。
【0052】従って、インナガセット36、アウタガセ
ット38、閉断面構造28及びフロントサイドメンバ2
0を含むフロントボデーの左右のサイド断面主軸30
(図7では車両右側のサイド断面主軸30のみを示して
いる)は車両前方視で下広がりのハの字状となってい
る。
【0053】このため、第1実施例と同様にフロントサ
イドメンバ20の振動に対してダッシュパネル16の振
動を抑制することができる。
【0054】以上に於いては、本発明を特定の実施例に
ついて詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施例が可能であることは当業者にとって明らかであり、
例えば、上記各実施例を互いに組み合わせた構成として
も良い。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の自動車のフロントボデー
構造は、車幅方向両端部域に左右のフロントサイドメン
バの後端部が結合されたダッシュパネルを有する自動車
のフロントボデー構造であって、フロントサイドメンバ
を含むフロントボデーの左右のサイド断面主軸を車両前
方視で下広がりのハの字状に形成したので、フロントサ
イドメンバの振動に対してダッシュパネルの振動を抑制
することができるという優れた効果を有する。
【0056】請求項2記載の自動車のフロントボデー構
造は、請求項1記載の自動車のフロントボデー構造にお
いて、少なくともフロントサイドメンバの側壁を車両前
方視で下広がりのハの字状に形成したので、フロントサ
イドメンバの振動に対してダッシュパネルの振動を抑制
することができるという優れた効果を有する。
【0057】請求項3記載の自動車のフロントボデー構
造は、請求項1記載の自動車のフロントボデー構造にお
いて、フロントサイドメンバに補強部材を設けたので、
フロントサイドメンバの振動に対してダッシュパネルの
振動を抑制することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の自動車のフロントボデー
構造で適用された車体前部を示す車両斜め前方から見た
斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の自動車のフロントボデー
構造の作用説明図である。
【図4】本発明の第2実施例の自動車のフロントボデー
構造を示す図1に対応する断面図である。
【図5】本発明の第3実施例の自動車のフロントボデー
構造を示す車両内側斜め前方から見た斜視図である。
【図6】本発明の第4実施例の自動車のフロントボデー
構造を示す車両内側斜め前方から見た斜視図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】従来例の自動車のフロントボデー構造を示す車
両内側斜め前方から見た斜視図である。
【図9】従来例の自動車のフロントボデー構造を示す車
両前方視での断面図である。
【図10】従来例の自動車のフロントボデー構造の作用
説明図である。
【符号の説明】
10 自動車車体 10A フロントボデー 16 ダッシュパネル 20 フロントサイドメンバ 22 フロントサイドメンバアウタ 22A 側壁 24 フロントサイドメンバインナ 24C 側壁 26 エプロンアッパメンバ 30 サイド断面主軸 34 リインフォース(補強部材) 36 インナガセット(補強部材) 38 アウタガセット(補強部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向両端部域に左右のフロントサイ
    ドメンバの後端部が結合されたダッシュパネルを有する
    自動車のフロントボデー構造であって、前記フロントサ
    イドメンバを含むフロントボデーの左右のサイド断面主
    軸を車両前方視で下広がりのハの字状に形成したことを
    特徴とする自動車のフロントボデー構造。
  2. 【請求項2】 少なくともフロントサイドメンバの側壁
    を車両前方視で下広がりのハの字状に形成したことを特
    徴とする請求項1記載の自動車のフロントボデー構造。
  3. 【請求項3】 フロントサイドメンバに補強部材を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の自動車のフロントボ
    デー構造。
JP5569494A 1994-03-25 1994-03-25 自動車のフロントボデー構造 Pending JPH07257432A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001071945A (ja) * 1999-09-08 2001-03-21 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体前部構造
JP2008307919A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Press Kogyo Co Ltd 建設機械キャブ
JP2019151133A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 マツダ株式会社 車両の前部車体構造

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