JPH07244296A - アクティブ・マトリクス駆動型液晶表示装置 - Google Patents

アクティブ・マトリクス駆動型液晶表示装置

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Publication number
JPH07244296A
JPH07244296A JP3555294A JP3555294A JPH07244296A JP H07244296 A JPH07244296 A JP H07244296A JP 3555294 A JP3555294 A JP 3555294A JP 3555294 A JP3555294 A JP 3555294A JP H07244296 A JPH07244296 A JP H07244296A
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JP
Japan
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electrode
scanning signal
capacitance
liquid crystal
pixel electrode
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Pending
Application number
JP3555294A
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English (en)
Inventor
Makoto Tsumura
津村  誠
Masaaki Kitajima
雅明 北島
Kikuo Ono
記久雄 小野
Genshirou Kawachi
玄士朗 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的を具体的に言えば、開口率や歩留
まりが高く、かつ大画面化,高精細化が図れ、しかも表
示品質の優れたアクティブ・マトリクス駆動型液晶表示
装置を提供することにある。 【構成】アクティブ・マトリクス型液晶表示装置におい
て、画素電極EPと走査信号電極Y1,…,Ynとの間に
可変容量素子で構成された付加容量Caddを接続し、
この付加容量Caddは、それが接続された走査信号電
極が選択駆動されている期間は容量値が小さく、他の期
間は容量値が大きくなるようになっている。 【効果】本発明により書き込み時のゲート配線に接続さ
れた容量が少なくできるので表示画面の大画面化及び高
精細化が図れ、しかも薄膜トランジスタの寄生容量の影
響を低減できるため表示品質の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜トランジスタ(以下
TFTと略称する)を使用したアクティブ・マトリクス
駆動型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブ・マトリクス駆動型の液晶表
示装置は、マトリクス状に配列された複数の画素電極の
各々に対応してスイッチング素子を設けたものである。
各画素における液晶は理論的に常時駆動されているの
で、時分割駆動方式を採用している単純マトリクス型と
較べてアクティブ・マトリクス駆動型はコントラストが
良く、特にカラー液晶表示装置では欠かせない技術にな
っている。
【0003】従来のアクティブ・マトリクス駆動型の液
晶表示装置は、一方面上に所定間隔で第1の方向に延び
る複数の走査信号電極,所定間隔で走査信号電極と交叉
する第2の方向に延びる複数の映像信号電極,走査信号
電極と映像信号電極の各交差点付近に位置し、ゲート電
極が走査信号電極に、ドレイン(またはソース)電極が
映像信号電極にそれぞれ接続されたTFT、隣接する2
個の走査信号電極と隣接する2個の映像信号電極によっ
て規定される各領域に位置し、TFTのソース(または
ドレイン)電極に接続された画素電極が形成された第1
の絶縁基板と、一方面上に形成された対向電極を有し、
対向電極が画素電極に間隙を有して対向するように配置
された第2の絶縁基板と、第1の絶縁基板と第2の絶縁
基板との間に挾持された液晶層とから構成されている。
更に、TFTのゲート・ソース間の寄生容量による画質
低下を防止する目的で、画素電極と対向電極及び走査信
号電極以外の電位との間に保持容量Cstgを設けるこ
と、又は、画素電極と前段の走査信号電極との間に付加
容量Caddを設けることが一般に行われている。保持
容量Cstgを設けたアクティブ・マトリクス駆動型の
液晶表示装置は例えば特開平3−149520 号公報に、付加
容量Caddを設けたアクティブ・マトリクス駆動型の
液晶表示装置は例えば特開平5−204337 号公報に、それ
ぞれ記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】保持容量Cstgを設
けたアクティブ・マトリクス駆動型の液晶表示装置は、
走査信号電極に保持容量Cstgが接続されてないこと
から、走査信号電極を駆動するとき高速走査が可能で大
画面、高精細化に適しているが、保持容量Cstgに対
向電極及び走査信号電極以外の電位を付与するための電
極配線が必要となり、画素の開口率や配線の交差面積に
依存する歩留まの低下が生じるという問題点がある。一
方、付加容量Caddを設けたアクティブ・マトリクス
駆動型の液晶表示装置は、付加容量Caddの電位を付
与するために新たな電極配線を必要としないため開口率
や歩留まりの点で優れるが、走査信号電極に付加容量Ca
ddが接続されるため高速走査ができず、表示画面の高精
細化及び大画面化が難しいという問題点がある。
【0005】また、TFTへの負担の低減や映像信号電
極の駆動回路の低コスト化を図る目的で、対向電極を交
流駆動して映像信号電圧を低電圧化することが一般に行
われている。この駆動方法では、走査信号電極に接続さ
れる容量と電極抵抗の積、対向電極の抵抗値および容量
値等が画質に悪影響を及ぼすことから、付加容量Cad
dを採用する場合には、走査信号電極及び対向電極の低
抵抗化が必要となる。
【0006】本発明の目的は上記の問題点を解決した改
良されたアクティブ・マトリクス駆動型液晶表示装置を
提供することにある。
【0007】本発明の目的を具体的に言えば、開口率や
歩留まりが高く、かつ大画面化,高精細化が図れ、しか
も表示品質の優れたアクティブ・マトリクス駆動型液晶
表示装置を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、以下の実施例の説明
から明らかになろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明液晶表示装置の特徴とするところは、付加容量Ca
ddを有し、付加容量Caddはそれが接続された走査
信号電極が駆動されている期間は実質的に容量値が小さ
く、他の期間は実質的に容量値が大きくなるように構成
した点にある。
【0010】具体的には、付加容量Caddをそれが接
続された走査信号電極と画素電極間に印加した電圧に応
じて容量値の変化する可変容量素子で構成されているこ
と、即ち、付加容量Caddはそれが接続された走査信
号電極が駆動されている期間には容量値が小さくなり、
他の期間は実質的に容量値が大きくなるような可変容量
素子で構成すること、又は、付加容量Caddとそれが
接続された走査信号電極との間にスイッチを配置し、該
走査信号電極が駆動されている期間は付加容量Cadd
を走査信号電極から切離し、他の期間は付加容量Cad
dを走査信号電極に接続するように構成することであ
る。
【0011】付加容量Caddとして用いる可変容量素
子は、画素電極の一部上に形成した絶縁膜と,絶縁膜上
に形成された半導体層と,半導体層上に延びて形成され
画素電極上に投影したとき画素電極と一部が重なる走査
信号電極とから構成したものが好ましい。この場合、半
導体層は積極的に不純物をドープしないi型半導体層部
分と、走査信号電極の下にのみでi型半導体層部分に隣
接しi型半導体層部分より高不純物濃度を有するn+ 型
半導体層部分とを具備するのが望ましい。
【0012】
【作用】本発明液晶表示装置は、付加容量Caddを有
し、付加容量Caddはそれが接続された走査信号電極
が駆動されている期間は実質的に容量値が小さく、他の
期間は実質的に容量値が大きくなるように構成されてい
るため、走査信号電極の駆動中はゲート波形の遅延が極
めて少なく高速走査が可能となり、他の期間は付加容量
Caddの容量値が大きくTFTの寄生容量の悪影響を
除去することが可能となる。換言すれば、付加容量Ca
ddを設けたアクティブ・マトリクス駆動型の液晶表示
装置の長所はそのままで、その問題点を解決した液晶表
示装置が実現できる。従って、本発明によれば、走査信
号電極の配線容量と抵抗の積で表現されるゲート電圧波
形の遅延が少なくなり、1ラインの走査信号電極の選択
期間の短い高精細液晶表示装置や、1ラインの走査信号
電極の配線抵抗の大きい大画面液晶表示装置においても
良好な書き込み特性が得られる。更に、書き込み動作が
終了し、走査信号電極の非選択期間に移行すると、付加
容量Caddの容量値が大きくなって保持に必要な所望
の容量値に達することから、時間や表示部の場所依存に
よる電圧変動を抑制し、輝度傾斜やフリッカの無い良好
な表示特性が得られる。
【0013】また、走査信号電極の選択期間における容
量値が小さくなるため、走査信号電極を低抵抗化しなく
とも、走査信号電極に接続される容量と電極抵抗の積を
小さくでき、その結果、対向電極を交流駆動して映像信
号電圧を低電圧化する駆動方法を採用することができ
る。
【0014】また、TFTの寄生容量と挿入した補助容
量からなる合成容量の容量特性が白表示時に極小値を取
ることから、同様に白表示時に極小値を取る液晶容量と
この合成容量の比で決定されるゲートの選択期間から非
選択期間移行時の電圧変動(フィードスルー電圧)を画
像信号に依らず一定に保つことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明アクティブ・マトリクス駆動型
液晶表示装置を実施例として示した図面を用いて詳細に
説明する。
【0016】図1は本発明アクティブ・マトリクス駆動
型液晶表示装置の代表的な実施例を示す概略回路図であ
る。
【0017】図1において、1はアクティブ・マトリク
ス・アレイで、所定間隔で第1の方向(図で横方向)に
延びる複数の走査信号電極Y1,Y2,…,Yn 、走査信
号電極Y1の前段に走査信号電極Y1から所定間隔を有し
て平行に配置された付加容量Cadd用電極Y0、所定
間隔で走査信号電極Y1,Y2,…,Yn及び付加容量C
add用電極Y0 と交叉する第2の方向(図で縦方向)
に延びる複数の映像信号電極X1,X2,…,Xn 、走査
信号電極と映像信号電極の各交差点付近に位置し、ゲー
ト電極が走査信号電極に、ドレイン電極が映像信号電極
にそれぞれ接続された薄膜トランジスタTFT、隣接す
る2個の走査信号電極と隣接する2個の映像信号電極に
よって規定される各領域に配置され、各薄膜トランジス
タのソース電極に接続された画素電極EP、各画素電極
と該画素電極が薄膜トランジスタを介して接続される走
査信号電極の前段の走査信号電極との間に接続された可
変容量素子からなる付加容量Cadd、付加容量Cad
d用電極Y0 と走査信号電極Y1との間に位置する画素
電極EPと付加容量Cadd用電極Y0との間に接続さ
れた固定容量素子からなる付加容量Cadd0 から構成
されている。ECは液晶層を介してマトリクス・アレイ
1の各画素電極に対向配置された対向電極、2は走査信
号電極Y1,Y2,…,Yn を駆動する垂直走査回路、3
及び4はマトリクス・アレイ1の第2の方向の両側に配
置されて映像信号電極X1,X2,…,Xn を駆動する映
像信号駆動回路、5は対向電極ECに所定の電位を付与
する対向電極電圧制御回路、6はホストからの信号から
各回路の駆動信号を作る回路である。画素電極EPに付
与されたR,G,Bは赤,緑,青の各色用の画素電極を
示す。
【0018】図1の動作をアクティブ・マトリクス・ア
レイ1を1部拡大して示した図2により説明する。付加
容量Caddは、それが接続された走査信号電極Y1 が
選択駆動されている期間には容量値が小さくなり、他の
期間例えば走査信号電極Y2が選択駆動されている期間
には容量値が大きくなる可変容量素子である。走査信号
電極Y1 が選択され駆動されている期間は、付加容量
Caddに書き込むための薄膜トランジスタTFTは非
書き込み期間で寄生容量の影響がない期間であり、付加
容量Caddの容量は小さくても問題はない。むしろ、
走査信号電極Y1に接続されている容量値が小さくなる
ことによって、走査信号電圧波形の遅延を小さくして走
査の高速化を図るという効果を奏する。次に走査信号電
極Y2 が選択駆動されている期間には、付加容量Cad
dの容量値が大きくなるため寄生容量の影響を低減する
という効果を奏することができる。このように、付加容
量Caddを設けたアクティブ・マトリクス駆動型の液
晶表示装置でありながら、付加容量Caddをそれが接
続された走査信号電極Y1 が選択駆動されている期間に
は容量値が小さくなり、他の走査信号電極が選択駆動さ
れている期間には容量値が大きくなる可変容量素子で構
成することにより、走査信号電圧波形の遅延が大きくて
大画面または微細化された画面の表示装置に適用出来な
いという付加容量Cadd特有の欠点を一掃することが
できるのである。
【0019】尚、付加容量Cadd用電極Y0に接続さ
れている付加容量Cadd0は、電極Y0 が走査され
ず、画素電極EPより低い一定電位たとえば接地電位に
保持されているため、走査信号電極に接続されている付
加容量Caddの大容量時と略同一容量にしておけばよ
い。これによって、走査信号電極Y1 に接続されている
薄膜トランジスタTFTの寄生容量の影響の低減するこ
とができる。
【0020】また、TFTへの負担の低減や映像信号電
極ドライバの低コスト化を図る目的で、対向電極を交流
駆動して映像信号電圧を低電圧化することが一般に行わ
れている。この駆動方法では、走査信号電極に接続され
る容量と電極抵抗の積、対向電極の抵抗値および容量値
等が画質に悪影響を及ぼすことから、保持容量Cstg及び
付加容量Caddのいずれを採用する場合においても、
走査信号電極及び対向電極の低抵抗化が必要であると考
えられていた。しかしながら、本願発明によれば、走査
信号電極を駆動するときには付加容量Caddが小さく
なるため、走査信号電極に接続される容量と電極抵抗の
積が小さくなり、走査信号電極の低抵抗化をしなくとも
映像信号電圧を低電圧化が図れる効果がある。
【0021】図3はアクティブ・マトリクス・アレイ1
の一画素とその周辺の具体的構成を示す平面図、図4は
図3のIV−IV線に沿う断面図、図5は図3のV−V線に
沿う断面図、図6は図3のVI−VI線に沿う断面図、図7
は図3のVII−VII線に沿う断面図、図8は図3のVIII−
VIII線に沿う断面図である。
【0022】図3から図8において、100は透明ガラ
ス板からなる第1の絶縁基板、101及び102は第1の
絶縁基板100の両面に形成された酸化シリコン膜であ
る。Y1及びY2は一方の酸化シリコン膜101上に一方
向に延び一方向と直角方向に所定間隔で並設されたアル
ミニウム,クロム,タンタル,モリブデン等から選ばれ
た金属からなる走査信号電極で、その映像信号電極X
1,X2と交叉することになる箇所に開口103が形成さ
れている。EP21は酸化シリコン膜101上の走査信号
電極Y1,Y2及び映像信号電極X1,X2で包囲された領
域に形成されたネサ膜のような透明導電膜からなる画素
電極、104は酸化シリコン膜101上に形成され、一
部が走査信号電極Y1,Y2及び画素電極EP21上に延び
る例えば窒化シリコンからなる絶縁膜、105は絶縁膜
104上に絶縁膜104と略同一パターンを有して形成
された積極的に不純物をドープしていない非晶質シリコ
ンからなるi型半導体層、106はi型半導体層105
の選択された表面に形成された例えば燐をドープした非
晶質シリコンからなるn+ 型半導体層である。絶縁膜1
04,i型半導体層105及びn+ 型半導体層106の
積層体は、映像信号電極X1,X2が形成される個所即ち
隣接する画素電極の間を走査信号電極Y1,Y2と直交す
る方向に延び、その一部が走査信号電極Y1,Y2上に延
びている部分、及び他から離れて島状に走査信号電極Y
1,Y2から画素電極EP21上に延びている部分を有して
いる。107及び108は隣接する画素電極の間を走査
信号電極Y1,Y2と直交する方向に延び、その一部が走
査信号電極Y1,Y2上に延びて形成されたn+ 型半導体
層106上に順次積層された略同一パターンのクロム膜
及びアルミニウム膜で、映像信号電極X1,X2となる。
109及び110は島状をなし走査信号電極Y1,Y2か
ら画素電極EP21上に延びて形成されたn+ 型半導体層
106上から画素電極EP21上に延び、又は走査信号電
極Y2 上に延びて順次積層されたクロム膜及びアルミニ
ウム膜で、それぞれ付加容量Cadd21の一方の電極及
び薄膜トランジスタTFT21のソース電極になる。11
1は第1の絶縁基板100上に形成された酸化シリコン
膜101からアルミニウム膜108,110までの露出
部分を被覆する保護膜で、例えば透明性と耐湿性の優れ
た酸化シリコン膜や窒化シリコン膜で形成される。11
2は保護膜111上に形成された第1の配向膜、113
は第1の絶縁基板100の他方の酸化シリコン膜102
上に形成された第1の偏光板である。これらによって液
晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板が構成され
る。
【0023】200は第1の絶縁基板100上に所定間
隔を隔てて対向配置された透明ガラス板からなる第2の
絶縁基板、201及び202は第2の絶縁基板200の
両面に形成された酸化シリコン膜である。203は一方
の酸化シリコン膜201上形成された遮光性の高い例え
ばクロム膜またはアルミニウム膜からなる遮光膜で、画
素電極EP21に対向する個所に開口203aが設けら
れ、これによって画素部と他の個所とのコントラストの
向上を図ると共に、薄膜トランジスタを構成するi型半
導体層105へ遮光機能を果たしている。204は遮光
膜203の開口203aに形成され、一部が遮光膜20
3上に延びるカラーフィルタ、205は遮光膜203及
びカラーフィルタ204上に形成された例えばエポキシ
樹脂又はアクリル樹脂からなる保護膜、ECは保護膜2
05上に形成されたネサ膜のような透明導電膜からなる
対向電極、206は対向電極EC上に形成された第2の
配向膜、207は第2の絶縁基板200の他方の酸化シ
リコン膜202上に形成された第2の偏光板である。
【0024】300は第1の絶縁基板100と第2の絶
縁基板200との間の間隙に充填された液晶層、400
は第2の絶縁基板200の他方の酸化シリコン膜202
側に配置されたバックライトである。以上によって、ア
クティブ・マトリクス駆動型液晶表示装置に使用する液
晶パネルが出来上がる。
【0025】かかる構成の液晶パネルにおいて、薄膜ト
ランジスタTFTは図3,図4及び図5に示すように、
走査信号電極と映像信号電極との交叉部近傍に、走査信
号電極をゲート電極,絶縁膜104をゲート酸化膜,i
型半導体層105をチャネル領域,n+ 型半導体層10
6をソース・ドレイン領域,n+ 型半導体層106上の
クロム膜107及びアルミニウム膜108がドレイン電
極、n+ 型半導体層106上のクロム膜109及びアル
ミニウム膜110がソース電極となって構成されてい
る。
【0026】また、付加容量Caddは、図3及び図6
に示すように、画素電極EP21、画素電極EP21上に絶
縁膜104を介して島状に形成されたi型半導体層10
5,i型半導体層105上に一部が画素電極EP21と重
なるように形成されたn+ 型半導体層106,n+ 型半
導体層106及び走査信号電極に接続されたクロム膜1
09及びアルミニウム膜110、によって構成されてい
る。即ち、i型半導体層105及び絶縁膜104を誘電
体、n+ 型半導体層106を一方の電極、画素電極EP
21を他方の電極とする容量素子が構成されている。この
容量素子は、n+ 型半導体層106側が画素電極EP21
より正電位のときは、n+ 型半導体層106と画素電極
EP21との重なり面積とi型半導体層105及び絶縁膜
104の厚さ並びに誘電率とによって決められる容量値
を示す。逆に、画素電極EP21側がn+ 型半導体層10
6より正電位のときは、画素電極EP21に沿ってi型半
導体層105の絶縁膜104側の表面付近にチャネルが
形成され、これがn+ 型半導体層106に代わって一方
の電極として機能し、その結果、絶縁膜104を誘電体
とする容量素子が形成される。容量素子は誘電体が薄く
なること、及び画素電極EP21とチャネルとの重なり面
積が増大することから、容量値は大幅に増加する。n+
型半導体層106と画素電極EP21との重なり面積を小
さくし、i型半導体層105と画素電極EP21との重な
り面積を大きくすることで容量値の変化幅は自由に決め
ることができる。
【0027】図9は、n+ 型半導体層106と画素電極
EP21との重なり面積をS、i型半導体層105と画素
電極EP21との重なり面積を1.5S ,3S,4S及び
6Sとした時の、n+ 型半導体層106側と画素電極E
P21との間の電圧Vgと付加容量Caddの容量値との
関係を示している。図から明らかなように、i型半導体
層105と画素電極EP21との重なり面積が大きくなる
に従って、画素電極EP21側がn+ 型半導体層106よ
り正電位のときの容量値が大きくなることが理解でき
る。従って、i型半導体層105と画素電極EP21との
重なり面積は、薄膜トランジスタTFTの寄生容量の影
響の程度と画素の開口率との点から任意に決定すればよ
い。
【0028】付加容量Caddをこのように構成すれ
ば、外光によって容量が変化せず安定な容量特性を示す
という効果がある。即ち、付加容量Caddが書き込ま
れた情報を保持している間は、付加容量Caddは容量
値が大きい状態にあり、i型半導体層105にチャネル
が形成されて一方の電極として機能している。外光が液
晶パネルに入射し内部で反射を繰返してi型半導体層1
05に到達しても、i型半導体層105の部分は容量素
子の誘電体として機能していないから、光によって励起
されるフォトコンダクティブ電流は発生しない。従っ
て、付加容量Caddの保持動作時の電荷のリークを原因と
する電位の変動がなく、安定な表示特性を得ることがで
きる。
【0029】図3から図8に示す液晶表示装置用薄膜ト
ランジスタアレイ基板は次のような工程で製造される。
【0030】(1) 両面に酸化シリコン膜101,102
を形成した透明ガラス板からなる第1の絶縁基板100
を準備する。
【0031】(2) 第1の絶縁基板100の一方の酸化シ
リコン膜101上に選択的に走査信号電極Y1,…,Yn
及び付加容量Cadd用電極Y0を形成する。その方法
は、マスクを使用した選択スパッタリングによって一挙
に形成するか、酸化シリコン膜101上全面に金属膜を
形成した後選択エッチングするかの二通りである。
【0032】(3) 酸化シリコン膜101上の選ばれた個
所に画素電極EPを形成する。この場合も、走査信号電
極Y1,…,Yn 及び付加容量Cadd用電極Y0と同様
に選択スパッタリングによって一挙に形成するか、金属
膜を形成した後選択エッチングするかの二通りの方法で
形成できる。
【0033】(4) 酸化シリコン膜101,走査信号電極
Y1,…,Yn及び付加容量Cadd用電極Y0 ,画素電
極EP上の選ばれた個所に絶縁膜104およびi型半導
体層105を形成する。この場合も、選択スパッタリン
グによって所定パターンの絶縁膜及び半導体層を順次形
成するか、絶縁膜及び半導体層を形成した後両者を同時
に選択エッチングするかの二通りの方法で形成できる
が、後者の方が位置合わせの正確さ及び工程数が少ない
点から好ましい。
【0034】(5) i型半導体層105上の選ばれた個所
にn+ 型半導体層106を形成する。
【0035】この場合、i型半導体層105と同時に形
成してもよいが、i型半導体層105とパターンの異な
る個所があるため、追加のエッチングが必要となり、工
程的にはどちらを用いても同じである。
【0036】(6) n+ 型半導体層106,走査信号電極
Y1,…,Yn及び付加容量Cadd用電極Y0 ,画素電
極EP及び絶縁膜104上の選ばれた個所にクロム膜1
07,109及びアルミニウム膜108,110を形成
する。この場合も選択スパッタリングによって所定パタ
ーンのクロム膜及びアルミニウム膜を順次一挙に形成す
るか、クロム膜及びアルミニウム膜を形成した後両者を
同時に選択エッチングするかの二通りの方法で形成でき
るが、後者の方が位置合わせの正確さ及び工程数が少な
い点から好ましい。
【0037】以上の方法によって液晶表示装置用薄膜ト
ランジスタアレイ基板が実現できる。この製法によれ
ば、走査信号電極Y1,…,Yn及び付加容量Cadd用
電極Y0 をパターニングするマスク,画素電極EPをパ
ターニングするマスク,絶縁膜104およびi型半導体
層105をパターニングするマスク,n+ 型半導体層1
06をパターニングするマスク,クロム膜及びアルミニ
ウム膜をパターニングするマスクの合計5個のマスクに
よって製造することが出来る。
【0038】図10はアクティブ・マトリクス・アレイ
1の他の実施例の一画素とその周辺の具体的構成を示す
平面図、図11は図10のXI−XI線に沿う断面図、図1
2は図10のXII−XIIV線に沿う断面図である。図3か
ら図8に示された液晶表示装置用薄膜トランジスタアレ
イ基板とは、走査信号電極Y1,…,Yn及び付加容量C
add用電極Y0と映像信号電極X1,…,Xn との交叉
部に開口103が存在しないこと、絶縁膜104および
i型半導体層105が映像信号電極X1,…,Xn の下
側全体に形成されていないこと、映像信号電極X1,
…,Xnが透明導電膜114で形成されていること、薄
膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極が透明導
電膜で形成されていること、において相違している。こ
の構成にすれば、製造工程が削減できる利点がある。即
ち、図10から図12に示す液晶表示装置用薄膜トラン
ジスタアレイ基板は次の工程で製造される。
【0039】(1) 両面に酸化シリコン膜101,102
を形成した透明ガラス板からなる第1の絶縁基板100
を準備する。
【0040】(2) 第1の絶縁基板100の一方の酸化シ
リコン膜101上に選択的に走査信号電極Y1,…,Yn
及び付加容量Cadd用電極Y0を形成する。その方法
は、マスクを使用した選択スパッタリングによって一挙
に形成するか、酸化シリコン膜101上全面に金属膜を
形成した後選択エッチングするかの二通りである。
【0041】(3) 酸化シリコン膜101,走査信号電極
Y1,…,Yn及び付加容量Cadd用電極Y0 上の選ば
れた個所に絶縁膜104およびi型半導体層105を形
成する。この場合も、選択スパッタリングによって所定
パターンの絶縁膜及び半導体層を順次形成するか、絶縁
膜及び半導体層を形成した後両者を同時に選択エッチン
グするかの二通りの方法で形成できるが、後者の方が位
置合わせの正確さ及び工程数が少ない点から好ましい。
【0042】(4) i型半導体層105上の選ばれた個所
にn+ 型半導体層106を形成する。
【0043】この場合、i型半導体層105と同時に形
成してもよいが、i型半導体層105とパターンの異な
る個所があるため、追加のエッチングが必要となり、工
程的にはどちらを用いても同じである。
【0044】(5) n+ 型半導体層106,走査信号電極
Y1,…,Yn及び付加容量Cadd用電極Y0 及び絶縁
膜104上の選ばれた個所に透明導電膜114で所定パ
ターンの画素電極EP,映像信号電極X1,…,Xn,薄
膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極,付加容
量Caddの電極を形成する。この場合も選択スパッタ
リングによって所定パターンの透明導電膜を形成する
か、透明導電膜を形成した後エッチングするかの二通り
の方法で形成できる。
【0045】以上の方法によって図10から図13に示
す液晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板が実現で
きる。この製法によれば、走査信号電極Y1,…,Yn及
び付加容量Cadd用電極Y0 をパターニングするマス
ク,絶縁膜104およびi型半導体層105をパターニ
ングするマスク,n+ 型半導体層106をパターニング
するマスク,画素電極EP,映像信号電極X1,…,X
n,薄膜トランジスタのソース電極及びドレイン電極,
付加容量Caddの電極を形成するために透明導電膜1
14をパターニングするマスクの合計4個のマスクによ
って製造することが出来る。
【0046】図13は本発明アクティブ・マトリクス駆
動型液晶表示装置の異なる実施例を示す概略回路図であ
る。図1及び図2に示す実施例とは、付加容量Cadd
とそれが接続された走査信号電極Y1 との間にスイッチ
SWを介在した点、及び付加容量Caddが固定容量素
子である点において相違している。そして、スイッチS
Wは付加容量Caddが接続された走査信号電極Y1 が
選択駆動されている期間はオフ状態となり、他の期間例
えば走査信号電極Y2 が選択駆動されている期間はオン
状態となるようにオンオフ動作する。これによって、選
択された走査信号電極が駆動されている期間は、付加容
量Caddがその走査信号電極Y1 から切り離されてい
るため容量が略0となり、他の期間には走査信号電極に
付加容量Caddが接続される。よって、走査信号電極
の走査時には付加容量Caddによる走査信号電圧波形
の遅延がなくなり、かつ、薄膜トランジスタTFTの寄
生容量の影響を除去することが出来る。この効果、特に
走査信号電圧波形の遅延が小さく出来る点は、選択され
た走査信号電極が駆動されている期間の容量が0に近い
ことから、図1及び図2に示す実施例に比較してより顕
著になる。
【0047】この実施例においては、液晶パネル全体を
示していないが、図1の構成とする場合には、付加容量
Cadd用電極に接続される付加容量Caddはスイッ
チSWを介在することなく直接接続するか、スイッチS
Wを介在して接続する場合にはそのスイッチSWはオン
オフ制御しない構成とすることは当業者に容易に理解さ
れる。
【0048】この実施例では、付加容量Caddが固定
容量素子であるため、誘電体として半導体層を使用する
必要がなく、絶縁膜のみでよい。このため、外光の入射
に原因するフォトコンダクティブ電流の発生がなくな
り、安定な表示特性を実現できる効果がある。
【0049】図14は本発明アクティブ・マトリクス駆
動型液晶表示装置の他の実施例を示す概略回路図であ
る。図1及び図2に示す実施例とは、画素電極EPとそ
れが薄膜トランジスタTFTを介して接続された走査信
号電極Y2 との間に可変容量素子CgspとCgsnを
逆並列接続した点で相違している。可変容量素子Cgsp及
びCgsnとは、共にチャネル領域をi型半導体層,ソ
ース領域及びドレイン領域をn+ 型半導体層で形成した
もので構成は同一であるが、逆並列接続しているため使
用状態においてバイアス状態が互いに逆になる点で相違
しているものを言い、一方の可変容量素子CgspをP
型の可変容量素子、他方の可変容量素子CgspをN型
の可変容量素子と称す。P型の可変容量素子Cgspと
N型の可変容量素子Cgsnの並列接続により図15に
示す合成容量特性(Cgsp+Cgsn)が得られる。
この特性は、2つの可変容量素子の特性を絶縁膜の厚さ
や種類を制御することにより、液晶容量CLCと比例した
特性とすることができる。これによって、次のような効
果を奏する。即ち、ゲート電圧Vgのオフ動作により発
生する画素電極の電圧降下(フィードスルー電圧)が、
画素電極EPに書き込む電圧VEPと通常一定値をとる対
向電極ECの電位との差電圧により変化することから、
画像情報により画素電極の電圧が異なると各画素の液晶
に直流電圧が印加されることがあった。このため、画像
書替え後に前の画像が消えない残像現象が発生する場合
がある。これは、フィードスルー電圧dVsが次式
【0050】
【数1】
【0051】で示す如く薄膜トランジスタTFTの寄生
容量Cgsoと液晶容量CLCとの比で決定されること
と、液晶容量CLCが液晶に印加される電圧によって図1
5の如き特性を示すことに起因している。本実施例によ
れば、フィードスルー電圧を決定する合成容量特性Cg
sp+Cgsnが図15に示すようにCLCの特性に略比
例した特性を得ることができるので、画像情報に拘らず
フィードスルー電圧を一定にすることができ、残像など
の表示画像の劣化が発生しなくなるのである。
【0052】特に、合成容量特性Cgsp+Cgsnが
次式
【0053】
【数2】
【0054】を満足するように設定すると、フィードス
ルー電圧dVsは常に次式で示す一定値となり、残像を
発生することがなくなる。
【0055】
【数3】
【0056】図16は図14に示すアクティブ・マトリ
クス・アレイの一例を示す平面図、図17は図16のXV
II−XVII線に沿う断面図である。図16は図3に示すも
のにN型の可変容量素子CgsnとP型の可変容量素子
Cgspを追加したものである。これら可変容量素子の
内のP型の可変容量素子Cgspは図17に示すよう
に、絶縁膜104とi型半導体層105を誘電体、画素
電極EP21に接続されたn+ 型半導体層106及び走査
信号電極Y1 を一対の電極とする容量素子であり、N型
の可変容量素子Cgsnは絶縁膜104とi型半導体層
105を誘電体、走査信号電極Y1 に接続されたn+ 型
半導体層106及び画素電極EP21を一対の電極とする
Caddと同じ構成の容量素子である。このように、両
素子を構成することによって図15に示す特性を持たせ
ることができる。これら2つの可変容量素子の特性は、
図17に示す絶縁膜104の厚さや誘電率を制御する
か、i型半導体層105と絶縁膜104をはさむ上下の
電極のオーバーラップ面積を制御することによって調整
することが出来る。
【0057】以上は本発明を代表的な実施例により説明
したが、本発明はこれに限定されず種々の変形が可能で
ある。
【0058】
【発明の効果】本発明により書き込み時のゲート配線に
接続された容量が少なくできるので表示画面の大画面化
及び高精細化が図れ、しかも薄膜トランジスタの寄生容
量の影響を低減できるため表示品質の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明アクティブ・マトリクス駆動型のカラー
液晶表示装置の代表的な実施例を示す概略回路図であ
る。
【図2】図1の一部を拡大して示す概略回路図である。
【図3】本発明液晶表示装置に使用するアクティブ・マ
トリクス・アレイの一例を示す概略平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う概略断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う概略断面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿う概略断面図である。
【図7】図3のVII−VII線に沿う概略断面図である。
【図8】図3のVIII−VIII線に沿う概略断面図である。
【図9】本発明に使用する付加容量の印加電圧と容量値
との関係を示す図である。
【図10】液晶表示装置に使用するアクティブ・マトリ
クス・アレイの他の例を示す概略平面図である。
【図11】図10のXI−XI線に沿う概略断面図である。
【図12】図10のXII−XII線に沿う概略断面図であ
る。
【図13】本発明アクティブ・マトリクス駆動型のカラ
ー液晶表示装置の異なる実施例を示す概略回路図であ
る。
【図14】本発明アクティブ・マトリクス駆動型のカラ
ー液晶表示装置の他の実施例を示す概略回路図である。
【図15】P型可変容量素子とN型可変容量素子との合
成容量特性を示す図である。
【図16】図14に示す液晶表示装置に使用するアクテ
ィブ・マトリクス・アレイの概略平面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線に沿う概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1…マトリクス・アレイ、2…垂直走査回路、3,4…
映像信号駆動回路、5…対向電極電圧制御回路、6…各
回路の駆動信号を作る回路、Y1,…,Yn…走査信号電
極、Y0…Cadd用電極、X1,…,Xn …映像信号電
極、EP…画素電極、EC…対向電極、Cadd,Ca
ddn…付加容量、TFT…薄膜トランジスタ、100
…第1の絶縁基板、104…絶縁膜、105…i型半導
体層、106…n+ 半導体層、107,109…クロム
層、108,110…アルミニウム層、112…第1の
配向膜、113…第1の偏光板、200…第2の絶縁基
板、203…遮光膜、204…カラーフィルタ、206
…第2の配向膜、207 …第2の偏光板、300…液晶
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河内 玄士朗 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方面上に所定間隔で第1の方向に延びる
    複数の走査信号電極,所定間隔で走査信号電極と交叉す
    る第2の方向に延びる複数の映像信号電極,走査信号電
    極と映像信号電極の各交差点付近に位置し、制御電極が
    走査信号電極に、一方の主電極が映像信号電極にそれぞ
    れ接続された薄膜トランジスタ、隣接する2個の走査信
    号電極と隣接する2個の映像信号電極によって規定され
    る各領域に位置し、薄膜トランジスタの他方の主電極に
    接続された画素電極,各画素電極とその両側に位置する
    2個の走査信号電極のうち該画素電極が薄膜トランジス
    タを介して接続されるとは別の走査信号電極との間に接
    続された付加容量が形成された第1の絶縁基板と、 一方面上に形成された対向電極を有し、対向電極が画素
    電極に間隙を有して対向するように配置された第2の絶
    縁基板と、 第1の絶縁基板と第2の絶縁基板との間に挾持された液
    晶層とを具備するものにおいて、 上記付加容量がそれが接続された上記走査信号電極と上
    記画素電極間に印加された電圧に応じて容量値が変化す
    る可変容量素子で構成されていることを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記可変容量素子は上
    記走査信号電極の電位が上記画素電極のそれより高いと
    きの容量値が、上記走査信号電極の電位が上記画素電極
    のそれより低いときの容量値より小さくなるものである
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、上記可変容量
    素子は上記画素電極の一部上に絶縁膜,半導体層,上記
    走査信号電極の一部が順次積層した構成を有し、上記半
    導体層の上記走査信号電極に接する部分に高濃度領域を
    有することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、半導体層として非晶質
    シリコン,絶縁膜としてシリコンナイトライドを用いた
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、上記
    画素電極と上記薄膜トランジスタの制御電極が接続され
    た上記走査信号電極との間に、該走査信号電極と上記画
    素電極間に印加される電圧に応じて容量値が互いに逆方
    向に変化する2個の補助容量素子を並列接続したことを
    特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】一方面上に所定間隔で第1の方向に延びる
    複数の走査信号電極,所定間隔で走査信号電極と交叉す
    る第2の方向に延びる複数の映像信号電極,走査信号電
    極と映像信号電極の各交差点付近に位置し、制御電極が
    走査信号電極に、一方の主電極が映像信号電極にそれぞ
    れ接続された薄膜トランジスタ、隣接する2個の走査信
    号電極と隣接する2個の映像信号電極によって規定され
    る各領域に位置し、薄膜トランジスタの他方の主電極に
    接続された画素電極、各画素電極とその両側に位置する
    2個の走査信号電極のうち該画素電極が薄膜トランジス
    タを介して接続されるとは別の走査信号電極との間に接
    続された付加容量が形成された第1の絶縁基板と、 一方面上に形成された対向電極を有し、対向電極が画素
    電極に間隙を有して対向するように配置された第2の絶
    縁基板と、 第1の絶縁基板と第2の絶縁基板との間に挾持された液
    晶層とを具備し、各走査信号電極が一方側から順次駆動
    されるものにおいて、 上記付加容量が、それが接続された上記走査信号電極が
    駆動されている期間は容量値が小さく、他の期間は容量
    値が大きくなる容量素子で構成されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、上記容量素子は上記画
    素電極の一部上に絶縁膜,半導体層、上記走査信号電極
    の一部が順次積層した構成を有し、上記半導体層の上記
    走査信号電極に接する部分に高濃度領域を有することを
    特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7において、上記画素電極
    と上記薄膜トランジスタの制御電極が接続された上記走
    査信号電極との間に、該走査信号電極と上記画素電極間
    に印加される電圧に応じて容量値が互いに逆方向に変化
    する2個の補助容量素子を並列接続したことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  9. 【請求項9】絶縁基板と,該絶縁基板の一方面上に、所
    定間隔で第1の方向に延びる複数の走査信号電極と,所
    定間隔で走査信号電極と交叉する第2の方向に延びる複
    数の映像信号電極と,走査信号電極と映像信号電極の各
    交差点付近に位置し、制御電極が走査信号電極に、一方
    の主電極が映像信号電極にそれぞれ接続された薄膜トラ
    ンジスタと,隣接する2個の走査信号電極と隣接する2
    個の映像信号電極によって規定される各領域に位置し、
    薄膜トランジスタの他方の主電極に接続された画素電極
    と,各画素電極とその両側に位置する2個の走査信号電
    極のうち該画素電極が薄膜トランジスタを介して接続さ
    れるとは別の走査信号電極との間に接続された付加容量
    が形成され、上記付加容量はそれが接続された上記走査
    信号電極と上記画素電極間に印加した電圧に応じて容量
    値の変化する可変容量素子で構成されていることを特徴
    とする液晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板。
  10. 【請求項10】一方面上に所定間隔で第1の方向に延び
    る複数の走査信号電極,所定間隔で走査信号電極と交叉
    する第2の方向に延びる複数の映像信号電極,走査信号
    電極と映像信号電極の各交差点付近に位置し、制御電極
    が走査信号電極に、一方の主電極が映像信号電極にそれ
    ぞれ接続された薄膜トランジスタ、隣接する2個の走査
    信号電極と隣接する2個の映像信号電極によって規定さ
    れる各領域に位置し、薄膜トランジスタの他方の主電極
    に接続された画素電極,各画素電極とその両側に位置す
    る2個の走査信号電極のうち該画素電極が薄膜トランジ
    スタを介して接続されるとは別の走査信号電極との間に
    接続された付加容量が形成された第1の絶縁基板と、 一方面上に形成された対向電極を有し、対向電極が画素
    電極に間隙を有して対向するように配置された第2の絶
    縁基板と、 第1の絶縁基板と第2の絶縁基板との間に挾持された液
    晶層とを具備し、各走査信号電極が一方側から順次駆動
    されるものにおいて、 上記付加容量は、それが接続された上記走査信号電極に
    駆動されている期間は上記走査信号電極から実質的に切
    り離され、他の期間は上記走査信号電極に接続された状
    態になる容量素子で構成されていることを特徴とする液
    晶表示装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、上記容量素子は上
    記画素電極の一部上に絶縁膜,半導体層、上記走査信号
    電極の一部が順次積層した構成を有し、上記半導体層の
    上記走査信号電極に接する部分に高濃度領域を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  12. 【請求項12】一方面上に所定間隔で第1の方向に延び
    る複数の走査信号電極,所定間隔で走査信号電極と交叉
    する第2の方向に延びる複数の映像信号電極,走査信号
    電極と映像信号電極の各交差点付近に位置し、制御電極
    が走査信号電極に、一方の主電極が映像信号電極にそれ
    ぞれ接続された薄膜トランジスタ、隣接する2個の走査
    信号電極と隣接する2個の映像信号電極によって規定さ
    れる各領域に位置し、薄膜トランジスタの他方の主電極
    に接続された画素電極、各画素電極とその両側に位置す
    る2個の走査信号電極のうち該画素電極が薄膜トランジ
    スタを介して接続されるとは別の各走査信号電極との間
    にスイッチを介して接続された付加容量が形成された第
    1の絶縁基板と、 一方面上に形成された対向電極を有し、対向電極が画素
    電極に間隙を有して対向するように配置された第2の絶
    縁基板と、 第1の絶縁基板と第2の絶縁基板との間に挾持された液
    晶層とを具備し、各走査信号電極が一方側から順次駆動
    されるものにおいて、 上記スイッチは上記走査信号電極が駆動されている期間
    はオフ状態となり、他の期間はオン状態となることを特
    徴とする液晶表示装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、上記容量素子は上
    記画素電極の一部上に絶縁膜,半導体層、上記走査信号
    電極の一部が順次積層した構成を有し、上記半導体層の
    上記走査信号電極に接する部分に高濃度領域を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  14. 【請求項14】請求項12において、上記画素電極と上
    記薄膜トランジスタの制御電極が接続された上記走査信
    号電極との間に、該走査信号電極と上記画素電極間に印
    加される電圧に応じて容量値が互いに逆方向に変化する
    2個の可変容量素子を並列接続したことを特徴とする液
    晶表示装置。
  15. 【請求項15】絶縁層表面上に形成された第1の電極膜
    と,第1の電極膜上に形成された絶縁膜と,絶縁膜上に
    形成された半導体層と,半導体層上に形成され第1の電
    極膜上に投影したとき第1の電極膜と一部が重なる第2
    の電極とを具備することを特徴とする容量素子。
  16. 【請求項16】請求項15において、上記半導体層の上
    記第2の電極に接触する個所に高不純物領域が形成され
    ていることを特徴とする容量素子。
  17. 【請求項17】一方面上に所定間隔で第1の方向に延び
    る複数の走査信号電極,所定間隔で走査信号電極と交叉
    する第2の方向に延びる複数の映像信号電極,走査信号
    電極と映像信号電極の各交差点付近に位置し、制御電極
    が走査信号電極に、一方の主電極が映像信号電極にそれ
    ぞれ接続された薄膜トランジスタ、隣接する2個の走査
    信号電極と隣接する2個の映像信号電極によって規定さ
    れる各領域に位置し、薄膜トランジスタの他方の主電極
    に接続された画素電極,各画素電極とその両側に位置す
    る2個の走査信号電極のうち該画素電極が薄膜トランジ
    スタを介して接続されるとは別の走査信号電極との間に
    接続された付加容量が形成された第1の絶縁基板と、 一方面上に形成された対向電極を有し、対向電極が画素
    電極に間隙を有して対向するように配置された第2の絶
    縁基板と、 第1の絶縁基板と第2の絶縁基板との間に挾持された液
    晶層とを具備し、各走査信号電極が一方側から最初の走
    査信号電極を除いて順次駆動されるものにおいて、 上記付加容量のうち最初の走査信号電極に接続されるも
    のを除いて、それが接続された上記走査信号電極が駆動
    されている期間は容量値が小さく、他の期間は容量値が
    大きくなる可変容量素子で構成されていることを特徴と
    する液晶表示装置。
JP3555294A 1993-03-07 1994-03-07 アクティブ・マトリクス駆動型液晶表示装置 Pending JPH07244296A (ja)

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