JPH07241679A - 異種金属部品の接合方法 - Google Patents
異種金属部品の接合方法Info
- Publication number
- JPH07241679A JPH07241679A JP3568894A JP3568894A JPH07241679A JP H07241679 A JPH07241679 A JP H07241679A JP 3568894 A JP3568894 A JP 3568894A JP 3568894 A JP3568894 A JP 3568894A JP H07241679 A JPH07241679 A JP H07241679A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bridge
- joining
- metal
- joined
- different kind
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 眼鏡フレームの異種金属部品を容易に、かつ
美しく接合できる異種金属部品の接合方法を提供する。 【構成】 ニッケルチタン合金から成るブリッジ素材１
０の両端面にそれぞれニッケル合金から成る接合片１１
を突き合わせ溶接する。ブリッジ素材１０と接合片１１
との溶接部に生じる盛り上がり部１２を除去し、外周面
を平滑に仕上げた後、成形し、ブリッジ１とする。ブリ
ッジ１の両端面をニッケル合金から成るレンズ枠２にロ
ウ付けする。ロウ付け部分は滑らかであり、特に仕上げ
作業を必要としない。
美しく接合できる異種金属部品の接合方法を提供する。 【構成】 ニッケルチタン合金から成るブリッジ素材１
０の両端面にそれぞれニッケル合金から成る接合片１１
を突き合わせ溶接する。ブリッジ素材１０と接合片１１
との溶接部に生じる盛り上がり部１２を除去し、外周面
を平滑に仕上げた後、成形し、ブリッジ１とする。ブリ
ッジ１の両端面をニッケル合金から成るレンズ枠２にロ
ウ付けする。ロウ付け部分は滑らかであり、特に仕上げ
作業を必要としない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、眼鏡フレームのブリ
ッジとレンズ枠、或いはテンプルと蝶番のような異種金
属部品の接合方法に関する。
ッジとレンズ枠、或いはテンプルと蝶番のような異種金
属部品の接合方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】眼鏡フレームおいては、一対のレンズ枠
を連結するブリッジや、レンズ枠の側方から耳掛け部に
至るテンプルにニッケルチタン合金等の形状記憶合金を
使用することがある。形状記憶合金は外力を加え変形し
ても復元する性質を有するので、スポーツ時に着用する
眼鏡などに適している。
を連結するブリッジや、レンズ枠の側方から耳掛け部に
至るテンプルにニッケルチタン合金等の形状記憶合金を
使用することがある。形状記憶合金は外力を加え変形し
ても復元する性質を有するので、スポーツ時に着用する
眼鏡などに適している。
【０００３】しかし、レンズ枠には従来どおりニッケル
合金が使用されることから、ニッケルチタン合金等の形
状記憶合金とニッケル合金という異種の金属を接合する
必要がある。これらの金属は互いに直接ロウ付けできな
いので、溶接により接合している。
合金が使用されることから、ニッケルチタン合金等の形
状記憶合金とニッケル合金という異種の金属を接合する
必要がある。これらの金属は互いに直接ロウ付けできな
いので、溶接により接合している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶接に
より接合すると、接合部分に不純物などによる盛り上が
り部が生じる。仕上がりを美しくするためには、この盛
り上がり部を除去する必要があるが、接合部位によって
は、除去作業が非常に困難であった。
より接合すると、接合部分に不純物などによる盛り上が
り部が生じる。仕上がりを美しくするためには、この盛
り上がり部を除去する必要があるが、接合部位によって
は、除去作業が非常に困難であった。
【０００５】そこで、この発明の課題は、眼鏡フレーム
のブリッジとレンズ枠、或いはテンプルと蝶番のような
異種金属部品を容易に、かつ美しく接合できる異種金属
部品の接合方法を提供することである。
のブリッジとレンズ枠、或いはテンプルと蝶番のような
異種金属部品を容易に、かつ美しく接合できる異種金属
部品の接合方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、接合すべき異種金属部品の一方の端面
に他方の金属部品と同種の金属から成る接合片を突き合
わせ溶接により固着し、その接合片に他方の金属部品を
ロウ付けする異種金属部品の接合方法を採用したのであ
る。
め、この発明は、接合すべき異種金属部品の一方の端面
に他方の金属部品と同種の金属から成る接合片を突き合
わせ溶接により固着し、その接合片に他方の金属部品を
ロウ付けする異種金属部品の接合方法を採用したのであ
る。
【０００７】
【作用】接合すべき異種金属部品の一方と他方とを、他
方の金属部品と同種の接合片を介して接合するので、他
方の金属部品と接合片とはロウ付けにより接合すること
ができる。ロウ付け部分は滑らかであり、特に仕上げ作
業を必要としない。
方の金属部品と同種の接合片を介して接合するので、他
方の金属部品と接合片とはロウ付けにより接合すること
ができる。ロウ付け部分は滑らかであり、特に仕上げ作
業を必要としない。
【０００８】また、一方の金属部品と接合片とを突き合
わせて溶接し、溶接部に生じた盛り上がり部を除去した
後に用途に応じて成形することが可能である。
わせて溶接し、溶接部に生じた盛り上がり部を除去した
後に用途に応じて成形することが可能である。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【００１０】いま例えば、図３に示す眼鏡フレームのブ
リッジ１とレンズ枠２との接合及びテンプル３と蝶番４
との接合について述べる。
リッジ１とレンズ枠２との接合及びテンプル３と蝶番４
との接合について述べる。
【００１１】図１はブリッジ１の製作工程を示す。図１
（Ｉ）はブリッジ１の形成材料を示し、ブリッジ素材１
０と二つの接合片１１、１１とから構成される。ブリッ
ジ素材１０はニッケルチタン合金から成り、接合片１１
はニッケル合金から成る。また、レンズ枠２はニッケル
合金から成る。
（Ｉ）はブリッジ１の形成材料を示し、ブリッジ素材１
０と二つの接合片１１、１１とから構成される。ブリッ
ジ素材１０はニッケルチタン合金から成り、接合片１１
はニッケル合金から成る。また、レンズ枠２はニッケル
合金から成る。
【００１２】上記ブリッジ素材１０の両端面にそれぞれ
接合片１１を図１（II）に示すように突き合わせ溶接
し、溶接部に生じる盛り上がり部１２を除去して、図１
(III)に示すように外周面を平滑に仕上げる。そして、
図１（IV）及び（Ｖ）に示すように成形し、ブリッジ１
とする。このブリッジ１の両端面を図１（VI）に示すよ
うにレンズ枠２にロウ付けする。
接合片１１を図１（II）に示すように突き合わせ溶接
し、溶接部に生じる盛り上がり部１２を除去して、図１
(III)に示すように外周面を平滑に仕上げる。そして、
図１（IV）及び（Ｖ）に示すように成形し、ブリッジ１
とする。このブリッジ１の両端面を図１（VI）に示すよ
うにレンズ枠２にロウ付けする。
【００１３】図２はテンプル３の製作工程を示す。図２
（Ｉ）はテンプル３の形成材料を示し、テンプル素材２
０と接合片２１とから構成される。テンプル素材２０は
ニッケルチタン合金から成り、接合片２１はニッケル合
金から成る。また、蝶番４はニッケル合金から成る。
（Ｉ）はテンプル３の形成材料を示し、テンプル素材２
０と接合片２１とから構成される。テンプル素材２０は
ニッケルチタン合金から成り、接合片２１はニッケル合
金から成る。また、蝶番４はニッケル合金から成る。
【００１４】上記テンプル素材２０の一端面に接合片２
１を図２（II）に示すように突き合わせ溶接し、溶接部
に生じる盛り上がり部２２を除去して、図２(III) に示
すように外周面を平滑に仕上げる。そして、図２（IV）
に示すように成形し、テンプル３とする。このテンプル
３の一端部に図２（Ｖ）に示すように蝶番４をロウ付け
する。
１を図２（II）に示すように突き合わせ溶接し、溶接部
に生じる盛り上がり部２２を除去して、図２(III) に示
すように外周面を平滑に仕上げる。そして、図２（IV）
に示すように成形し、テンプル３とする。このテンプル
３の一端部に図２（Ｖ）に示すように蝶番４をロウ付け
する。
【００１５】上記のように、ニッケルチタン合金から成
る部品１０、２０とニッケル合金から成る部品２、４と
を、ニッケル合金の接合片１１、２１を介して接合する
ので、部品２、４と接合片１１、２１とはロウ付けによ
り接合することができる。ロウ付け部分は滑らかであ
り、特に仕上げ作業を必要としない。
る部品１０、２０とニッケル合金から成る部品２、４と
を、ニッケル合金の接合片１１、２１を介して接合する
ので、部品２、４と接合片１１、２１とはロウ付けによ
り接合することができる。ロウ付け部分は滑らかであ
り、特に仕上げ作業を必要としない。
【００１６】また、ニッケルチタン合金の部品１０、２
０と接合片１１、２１とを突き合わせ溶接し、溶接部に
生じた盛り上がり部１２、２２を除去した後に用途に応
じて成形するので、盛り上がり部１２、２２の除去作業
を容易に行うことができる。
０と接合片１１、２１とを突き合わせ溶接し、溶接部に
生じた盛り上がり部１２、２２を除去した後に用途に応
じて成形するので、盛り上がり部１２、２２の除去作業
を容易に行うことができる。
【００１７】
【効果】この発明によれば、以上のように、接合すべき
異種金属部品の一方と他方とを、他方の金属部品と同種
の接合片を介して接合するので、他方の金属部品と接合
片とはロウ付けにより接合することができる。ロウ付け
部分は滑らかであり、特に仕上げ作業を必要としない。
異種金属部品の一方と他方とを、他方の金属部品と同種
の接合片を介して接合するので、他方の金属部品と接合
片とはロウ付けにより接合することができる。ロウ付け
部分は滑らかであり、特に仕上げ作業を必要としない。
【００１８】また、一方の金属部品と接合片とを突き合
わせて溶接し、溶接部に生じた盛り上がり部を除去した
後に用途に応じて成形すると、盛り上がり部の除去作業
を容易に行うことができ、良好な仕上がり面を得ること
ができる。
わせて溶接し、溶接部に生じた盛り上がり部を除去した
後に用途に応じて成形すると、盛り上がり部の除去作業
を容易に行うことができ、良好な仕上がり面を得ること
ができる。
【００１９】従って、眼鏡フレームのブリッジとレンズ
枠、或いはテンプルと蝶番のような異種金属部品を容易
に、かつ美しく接合できる。
枠、或いはテンプルと蝶番のような異種金属部品を容易
に、かつ美しく接合できる。
【図１】この発明の異種金属部品の接合方法を実施する
眼鏡フレームのブリッジの製作工程を示す図
眼鏡フレームのブリッジの製作工程を示す図
【図２】同上のテンプルの製作工程を示す図
【図３】同上の眼鏡フレームの概略図
１ ブリッジ ２ レンズ枠 ３ テンプル ４ 蝶番 １０ ブリッジ素材 １１、２１ 接合片 １２、２２ 盛り上がり部 ２０ テンプル素材
Claims (1)
- 【請求項１】 接合すべき異種金属部品の一方の端面に
他方の金属部品と同種の金属から成る接合片を突き合わ
せ溶接により固着し、その接合片に他方の金属部品をロ
ウ付けする異種金属部品の接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3568894A JPH07241679A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 異種金属部品の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3568894A JPH07241679A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 異種金属部品の接合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07241679A true JPH07241679A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12448845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3568894A Pending JPH07241679A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 異種金属部品の接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07241679A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003021811A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Horikawa Inc | 難接合性金属部品接合方法、及びその方法により製造した眼鏡フレーム |
| CN102078992A (zh) * | 2010-11-14 | 2011-06-01 | 深圳市欧帝光学有限公司 | 一种钛镍形状记忆合金眼镜架的制造工艺及设备 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP3568894A patent/JPH07241679A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003021811A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Horikawa Inc | 難接合性金属部品接合方法、及びその方法により製造した眼鏡フレーム |
| JP4657508B2 (ja) * | 2001-07-06 | 2011-03-23 | 株式会社シャルマン | 難接合性金属部品接合方法、及びその方法により製造した眼鏡フレーム |
| CN102078992A (zh) * | 2010-11-14 | 2011-06-01 | 深圳市欧帝光学有限公司 | 一种钛镍形状记忆合金眼镜架的制造工艺及设备 |
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