JPH07229524A - 両方向トルクリミッタ - Google Patents
両方向トルクリミッタInfo
- Publication number
- JPH07229524A JPH07229524A JP1954394A JP1954394A JPH07229524A JP H07229524 A JPH07229524 A JP H07229524A JP 1954394 A JP1954394 A JP 1954394A JP 1954394 A JP1954394 A JP 1954394A JP H07229524 A JPH07229524 A JP H07229524A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- torque
- coil portion
- outer cylinder
- coil
- Prior art date
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- Pending
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 両方向のトルクを負荷の大きさに応じて伝達
または遮断する、低コストの両方向トルクリミッタを提
供することである。 【構成】 内筒1の外側に回動自在に外筒2を設け、上
記両筒間にコイルばね3を設ける。コイルばね3には、
右巻きコイル部3aと左巻きコイル部3bとを設ける。
右巻きコイル部3aを内筒1の外側に形成されたばね収
納筒8の内径面8aに圧接し、左巻きコイル部3bを外
筒2の小径孔部7の内径面7aに圧接する。内筒1また
は外筒2を任意の一方向に回転させると、右巻きコイル
部3aと左巻きコイル部3bのうちの一方が拡径し、他
方が縮径する。負荷が設定トルク値より小さければ、ト
ルクはコイルばね3を介して伝達される。負荷が設定ト
ルク値よりも大きくなると、トルクは遮断され、伝達さ
れない。
または遮断する、低コストの両方向トルクリミッタを提
供することである。 【構成】 内筒1の外側に回動自在に外筒2を設け、上
記両筒間にコイルばね3を設ける。コイルばね3には、
右巻きコイル部3aと左巻きコイル部3bとを設ける。
右巻きコイル部3aを内筒1の外側に形成されたばね収
納筒8の内径面8aに圧接し、左巻きコイル部3bを外
筒2の小径孔部7の内径面7aに圧接する。内筒1また
は外筒2を任意の一方向に回転させると、右巻きコイル
部3aと左巻きコイル部3bのうちの一方が拡径し、他
方が縮径する。負荷が設定トルク値より小さければ、ト
ルクはコイルばね3を介して伝達される。負荷が設定ト
ルク値よりも大きくなると、トルクは遮断され、伝達さ
れない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トルクの伝達及び遮
断に用いられる両方向トルクリミッタに関する。
断に用いられる両方向トルクリミッタに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ、ファックス等の電子
情報機器の給紙装置として、図3及び図4に示したもの
が従来から知られている。
情報機器の給紙装置として、図3及び図4に示したもの
が従来から知られている。
【0003】上記給紙装置は、積み重ねられた用紙Pを
支持するテーブル20上にピックアップローラ21を設
け、そのピックアップローラ21との接触によって送り
出される用紙Pの移送路に給紙ローラ22と、その下方
にリバースローラ23とを設けている。また、リバース
ローラ23と、そのリバースローラ23を支持する回転
軸24との間に一方向トルクリミッタTを組み込んでい
る。
支持するテーブル20上にピックアップローラ21を設
け、そのピックアップローラ21との接触によって送り
出される用紙Pの移送路に給紙ローラ22と、その下方
にリバースローラ23とを設けている。また、リバース
ローラ23と、そのリバースローラ23を支持する回転
軸24との間に一方向トルクリミッタTを組み込んでい
る。
【0004】ここで、一方向トルクリミッタTは、回転
軸24の回転をリバースローラ23に伝え、そのリバー
スローラ23にかかる負荷が一方向トルクリミッタTの
設定トルク値を越えると、リバースローラ23への回転
伝達を遮断する。
軸24の回転をリバースローラ23に伝え、そのリバー
スローラ23にかかる負荷が一方向トルクリミッタTの
設定トルク値を越えると、リバースローラ23への回転
伝達を遮断する。
【0005】上記給紙装置においては、ピックアップロ
ーラ21、給紙ローラ22、及び回転軸24をそれぞれ
図示の矢印方向に回転させている。
ーラ21、給紙ローラ22、及び回転軸24をそれぞれ
図示の矢印方向に回転させている。
【0006】いま、ピックアップローラ21によって用
紙Pが一枚送り出されると、給紙ローラ22の回転は用
紙Pを介してリバースローラ23に伝達される。その伝
達トルクは、一方向トルクリミッタTの設定トルク値よ
り大きいため、回転軸24のトルクは遮断され、リバー
スローラ23は、図3の矢印で示すように、給紙ローラ
22に対して逆方向に回転し、用紙Pは前方へ搬送され
る。
紙Pが一枚送り出されると、給紙ローラ22の回転は用
紙Pを介してリバースローラ23に伝達される。その伝
達トルクは、一方向トルクリミッタTの設定トルク値よ
り大きいため、回転軸24のトルクは遮断され、リバー
スローラ23は、図3の矢印で示すように、給紙ローラ
22に対して逆方向に回転し、用紙Pは前方へ搬送され
る。
【0007】給紙ローラ22とリバースローラ23との
間に用紙Pが重なる状態で送り込まれると、給紙ローラ
22及びリバースローラ23と用紙Pとの間の摩擦より
も重なり合う用紙P間の摩擦が小さいため、重なり合う
用紙Pの間で滑りが生じ、給紙ローラ22からリバース
ローラ23に伝達されるトルクは、一方向トルクリミッ
タTの設定トルク値よりも小さくなる。このためリバー
スローラ23は、図4に示すように、回転軸24と同方
向に回転して、重なり合う下側の用紙Pをテーブル20
側に送り戻し、一枚のみを前方に搬送する。
間に用紙Pが重なる状態で送り込まれると、給紙ローラ
22及びリバースローラ23と用紙Pとの間の摩擦より
も重なり合う用紙P間の摩擦が小さいため、重なり合う
用紙Pの間で滑りが生じ、給紙ローラ22からリバース
ローラ23に伝達されるトルクは、一方向トルクリミッ
タTの設定トルク値よりも小さくなる。このためリバー
スローラ23は、図4に示すように、回転軸24と同方
向に回転して、重なり合う下側の用紙Pをテーブル20
側に送り戻し、一枚のみを前方に搬送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記給紙装置において
は、リバースローラ23と回転軸24との間に組み込ま
れるトルクリミッタが一方向トルクリミッタであるた
め、リバースローラ23に用紙を送り戻す方向のトルク
が作用した場合、リバースローラ23は回転軸24より
も速く回転することはできない。
は、リバースローラ23と回転軸24との間に組み込ま
れるトルクリミッタが一方向トルクリミッタであるた
め、リバースローラ23に用紙を送り戻す方向のトルク
が作用した場合、リバースローラ23は回転軸24より
も速く回転することはできない。
【0009】従って、給紙ローラ22とリバースローラ
23との間に用紙Pを噛みこむ状態で紙詰まりなどが発
生した場合、給紙ローラ22とリバースローラ23に挟
まれた用紙Pをテーブル20の方向へ引き出そうとして
も、引き出すことができないという問題があった。
23との間に用紙Pを噛みこむ状態で紙詰まりなどが発
生した場合、給紙ローラ22とリバースローラ23に挟
まれた用紙Pをテーブル20の方向へ引き出そうとして
も、引き出すことができないという問題があった。
【0010】上記の問題は、一方向トルクリミッタに代
えて、両方向のトルクを伝達・遮断する両方向トルクリ
ミッタを使用すれば解消されるが、従来知られているト
ルクリミッタは構成が複雑で、部品点数が多く、コスト
が高かった。
えて、両方向のトルクを伝達・遮断する両方向トルクリ
ミッタを使用すれば解消されるが、従来知られているト
ルクリミッタは構成が複雑で、部品点数が多く、コスト
が高かった。
【0011】そこで、この発明の課題は、両方向のトル
クを負荷の大きさに応じて伝達または遮断する、低コス
トの両方向トルクリミッタを提供することである。
クを負荷の大きさに応じて伝達または遮断する、低コス
トの両方向トルクリミッタを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のトルクリミッタは、内筒と、その内筒の
外側に回動自在に設けた外筒と、上記両筒間に設けられ
たコイルばねとから成り、前記コイルばねに右巻きコイ
ル部と左巻きコイル部とを設け、一方のコイル部を内筒
の外側に形成されたばね収納筒の内径面に圧接し、他方
のコイル部を外筒の内径面に圧接する構成を採用したの
である。
め、この発明のトルクリミッタは、内筒と、その内筒の
外側に回動自在に設けた外筒と、上記両筒間に設けられ
たコイルばねとから成り、前記コイルばねに右巻きコイ
ル部と左巻きコイル部とを設け、一方のコイル部を内筒
の外側に形成されたばね収納筒の内径面に圧接し、他方
のコイル部を外筒の内径面に圧接する構成を採用したの
である。
【0013】
【作用】内筒または外筒の一方を駆動筒とし、他方を被
駆動筒として駆動筒を任意の一方向に回転させると、右
巻きコイル部と左巻きコイル部のうちの一方が拡径しよ
うとし、他方が縮径しようとする。
駆動筒として駆動筒を任意の一方向に回転させると、右
巻きコイル部と左巻きコイル部のうちの一方が拡径しよ
うとし、他方が縮径しようとする。
【0014】各コイル部はそれぞれ対応する内径面に圧
接しているので、被駆動筒に作用する負荷が設定トルク
値より小さければ、縮径しようとするコイル部と内径面
との接触が保たれ、駆動筒のトルクは被駆動筒に伝達さ
れる。
接しているので、被駆動筒に作用する負荷が設定トルク
値より小さければ、縮径しようとするコイル部と内径面
との接触が保たれ、駆動筒のトルクは被駆動筒に伝達さ
れる。
【0015】被駆動筒に作用する負荷が設定トルク値よ
り大きければ、コイル部の縮径が大きくなり、コイル部
と内径面との間に滑りが生じ、トルクは遮断される。
り大きければ、コイル部の縮径が大きくなり、コイル部
と内径面との間に滑りが生じ、トルクは遮断される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1及び図2に示すように、内筒1の外側
には外筒2が設けられ、その両筒間にはコイルばね3が
設けられている。
て説明する。図1及び図2に示すように、内筒1の外側
には外筒2が設けられ、その両筒間にはコイルばね3が
設けられている。
【0017】コイルばね3は、右巻きコイル部3aと左
巻きコイル部3bとを有し、両コイル部は屈曲部3cを
介して連結されている。
巻きコイル部3bとを有し、両コイル部は屈曲部3cを
介して連結されている。
【0018】外筒2は一端に端板4を有し、その端板4
には、内筒挿入孔4aが形成されている。外筒2の他端
には、蓋板5が嵌合されており、その蓋板5に挿通孔5
aが設けられている。内筒1の一端部は内筒挿入孔4a
に挿入され、他端部は挿通孔5aに挿通されて、内筒1
と外筒2は相対的に回転自在に支持されている。
には、内筒挿入孔4aが形成されている。外筒2の他端
には、蓋板5が嵌合されており、その蓋板5に挿通孔5
aが設けられている。内筒1の一端部は内筒挿入孔4a
に挿入され、他端部は挿通孔5aに挿通されて、内筒1
と外筒2は相対的に回転自在に支持されている。
【0019】外筒2の内径は段付きになっており、大径
孔部6及び小径孔部7が形成されている。内筒1の外側
には、大径孔部6に対応する位置にばね収納筒8が設け
られており、このばね収納筒8には、コイルばね3の右
巻きコイル部3aが挿入されている。右巻きコイル部3
aは、ばね収納筒8の内径面8aに圧接しており、左巻
きコイル部3bは、外筒2の小径孔部7の内径面7aに
圧接している。
孔部6及び小径孔部7が形成されている。内筒1の外側
には、大径孔部6に対応する位置にばね収納筒8が設け
られており、このばね収納筒8には、コイルばね3の右
巻きコイル部3aが挿入されている。右巻きコイル部3
aは、ばね収納筒8の内径面8aに圧接しており、左巻
きコイル部3bは、外筒2の小径孔部7の内径面7aに
圧接している。
【0020】内筒1と外筒2との間で伝達可能な最大の
トルク値は、コイルばね3の各コイル部と、そのコイル
部に対応するばね収納筒8または外筒2の小径孔部7の
内径面7aとの接触圧により決定される。従って、各コ
イル部の外径及びそのコイル部に対応する内径の大きさ
を変えることにより、様々なトルク値を設定することが
できる。
トルク値は、コイルばね3の各コイル部と、そのコイル
部に対応するばね収納筒8または外筒2の小径孔部7の
内径面7aとの接触圧により決定される。従って、各コ
イル部の外径及びそのコイル部に対応する内径の大きさ
を変えることにより、様々なトルク値を設定することが
できる。
【0021】いま、内筒1を図1の矢印方向から見て時
計回りに回転させると、コイルばね3の右巻きコイル部
3aは拡径しようとし、右巻きコイル部3aと内径面8
aとの接触圧が高まり、コイルばね3は内筒1と共に回
転する。左巻きコイル部3bは内径面7aに圧接してい
るので、外筒2に作用する負荷が設定トルク値より小さ
ければ、左巻きコイル部3bと内径面7aとの接触が保
たれ、外筒2もまたコイルばね3と共に回転し、内筒1
に作用するトルクは外筒2に伝達される。
計回りに回転させると、コイルばね3の右巻きコイル部
3aは拡径しようとし、右巻きコイル部3aと内径面8
aとの接触圧が高まり、コイルばね3は内筒1と共に回
転する。左巻きコイル部3bは内径面7aに圧接してい
るので、外筒2に作用する負荷が設定トルク値より小さ
ければ、左巻きコイル部3bと内径面7aとの接触が保
たれ、外筒2もまたコイルばね3と共に回転し、内筒1
に作用するトルクは外筒2に伝達される。
【0022】外筒2に作用する負荷が設定トルク値より
大きくなると、左巻きコイル部3bの縮径が大きくな
り、左巻きコイル部3bと内径面7aとの間に滑りが生
じ、トルクは遮断される。
大きくなると、左巻きコイル部3bの縮径が大きくな
り、左巻きコイル部3bと内径面7aとの間に滑りが生
じ、トルクは遮断される。
【0023】一方、内筒1を図1の矢印方向から見て反
時計回りに回転させると、コイルばね3の右巻きコイル
部3aは縮径しようとし、右巻きコイル部3aと内径面
8aとの接触圧が低くなる。右巻きコイル部3aは内径
面8aに圧接しているので、外筒2に作用する負荷が設
定トルク値よりも小さければ、右巻きコイル部3aと内
径面8aとの接触は保たれ、コイルばね3は内筒1と共
に回転する。内径面7aに圧接している左巻きコイル部
3bは拡径しようし、接触圧が高くなるので、トルクは
外筒2に伝達される。
時計回りに回転させると、コイルばね3の右巻きコイル
部3aは縮径しようとし、右巻きコイル部3aと内径面
8aとの接触圧が低くなる。右巻きコイル部3aは内径
面8aに圧接しているので、外筒2に作用する負荷が設
定トルク値よりも小さければ、右巻きコイル部3aと内
径面8aとの接触は保たれ、コイルばね3は内筒1と共
に回転する。内径面7aに圧接している左巻きコイル部
3bは拡径しようし、接触圧が高くなるので、トルクは
外筒2に伝達される。
【0024】外筒2に作用する負荷が設定トルク値より
大きくなると、右巻きコイル部3aの縮径が大きくな
り、右巻きコイル部3aと内径面8aとの間に滑りが生
じ、トルクは遮断される。
大きくなると、右巻きコイル部3aの縮径が大きくな
り、右巻きコイル部3aと内径面8aとの間に滑りが生
じ、トルクは遮断される。
【0025】なお、内筒1から外筒2へのトルクの伝達
・遮断だけでなく、外筒2から内筒1へのトルクの伝達
・遮断も上記と同様の作用により行われる。
・遮断だけでなく、外筒2から内筒1へのトルクの伝達
・遮断も上記と同様の作用により行われる。
【0026】上記の実施例では、右巻きコイル部3aと
左巻きコイル部3bの外径が同一であり、それに対応す
る内径の大きさも同一であるので、設定トルク値は両方
向の回転に対して等しいが、回転方向により設定トルク
値を変えてもよい。
左巻きコイル部3bの外径が同一であり、それに対応す
る内径の大きさも同一であるので、設定トルク値は両方
向の回転に対して等しいが、回転方向により設定トルク
値を変えてもよい。
【0027】また、コイルばね3は、右巻きコイル部3
aと左巻きコイル部3bとを屈曲部3cに相当する部分
で溶接して構成してもよい。
aと左巻きコイル部3bとを屈曲部3cに相当する部分
で溶接して構成してもよい。
【0028】上記のような両方向トルクリミッタを給紙
部に用いる際には、図3及び図4に示すように、リバー
スローラ23と軸24との間に組み込む。紙詰まりなど
が発生した場合、給紙ローラ22とリバースローラ23
に挟まれた用紙をテーブル20の方向へ引き出そうとす
ると、リバースローラ23に設定トルク値を越える強い
トルクが作用し、リバースローラ23が軸24と相対回
転して、用紙を引き出すことができる。
部に用いる際には、図3及び図4に示すように、リバー
スローラ23と軸24との間に組み込む。紙詰まりなど
が発生した場合、給紙ローラ22とリバースローラ23
に挟まれた用紙をテーブル20の方向へ引き出そうとす
ると、リバースローラ23に設定トルク値を越える強い
トルクが作用し、リバースローラ23が軸24と相対回
転して、用紙を引き出すことができる。
【0029】
【効果】この発明によれば、以上のように、内筒と外筒
の間に設けられたコイルばねに右巻きコイル部と左巻き
コイル部とを設けたので、内筒または外筒を任意の一方
向に回転させ、他方に負荷を作用させると、右巻きコイ
ル部と左巻きコイル部のうちの一方が拡径しようとし、
他方が縮径しようとする。従って、各コイル部とそれに
対応する内径面との接触圧が変化し、両方向のトルクを
負荷の大きさに応じて伝達または遮断することができ
る。
の間に設けられたコイルばねに右巻きコイル部と左巻き
コイル部とを設けたので、内筒または外筒を任意の一方
向に回転させ、他方に負荷を作用させると、右巻きコイ
ル部と左巻きコイル部のうちの一方が拡径しようとし、
他方が縮径しようとする。従って、各コイル部とそれに
対応する内径面との接触圧が変化し、両方向のトルクを
負荷の大きさに応じて伝達または遮断することができ
る。
【0030】また、前記各コイル部の外径及びそのコイ
ル部に対応する内径の大きさを変えることにより、様々
なトルク値を設定することができる。
ル部に対応する内径の大きさを変えることにより、様々
なトルク値を設定することができる。
【0031】さらに、給紙部のリバースローラと軸との
間に組み込めば、紙詰まりが発生した場合、リバースロ
ーラが軸と相対回転できるので、用紙を引き出すことが
できる。
間に組み込めば、紙詰まりが発生した場合、リバースロ
ーラが軸と相対回転できるので、用紙を引き出すことが
できる。
【0032】そのほか、部品点数の少ない簡単な構成で
あるため、組み立てが容易であると共に、コストも安
く、小型の両方向トルクリミッタを提供することができ
る。
あるため、組み立てが容易であると共に、コストも安
く、小型の両方向トルクリミッタを提供することができ
る。
【図1】この発明に係る両方向トルクリミッタの実施例
の断面図
の断面図
【図2】同上のコイルばねの斜視図
【図3】給紙部の正常な搬送状態を示す概略図
【図4】給紙部の重送状態を示す概略図
1 内筒 2 外筒 3 コイルばね 3a 右巻きコイル部 3b 左巻きコイル部 8 ばね収納筒
Claims (1)
- 【請求項1】 内筒と、その内筒の外側に回動自在に設
けた外筒と、上記両筒間に設けられたコイルばねとから
成り、前記コイルばねに右巻きコイル部と左巻きコイル
部とを設け、一方のコイル部を内筒の外側に形成された
ばね収納筒の内径面に圧接し、他方のコイル部を外筒の
内径面に圧接した両方向トルクリミッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1954394A JPH07229524A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 両方向トルクリミッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1954394A JPH07229524A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 両方向トルクリミッタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07229524A true JPH07229524A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12002235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1954394A Pending JPH07229524A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 両方向トルクリミッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07229524A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7762494B2 (en) | 2007-01-12 | 2010-07-27 | Funai Electric Co., Ltd. | Image generating apparatus |
JP2013202674A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Toyota Motor Corp | 動力伝達機構及び圧延ロール機 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP1954394A patent/JPH07229524A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7762494B2 (en) | 2007-01-12 | 2010-07-27 | Funai Electric Co., Ltd. | Image generating apparatus |
JP2013202674A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Toyota Motor Corp | 動力伝達機構及び圧延ロール機 |
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