JPH0720977Y2 - 電話機のスイッチ構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この考案は電話機のスイッチ構造に関する。

（ロ）従来技術・考案が解決しようとする問題点 従来より電話機のスイッチ構造としては、例えば、第３
図に示すようなものが知られている。

第３図において、１はスイッチの機能または名称または
電話機の状態を表示する四角形の表示器、2a,2b,2c,2d
は表示器１の四隅近傍に設けたスイッチ、３は電話機の
ケース、４はケース３の孔3aに固定する透明板、５はス
イッチ2a,2b,2c,2dを操作するツマミである。

このように構成した電話機のスイッチ構造において、ス
イッチ2a,2b,2c,2dはそれぞれのツマミ５で操作するこ
とができ、また、それぞれのスイッチの機能または名称
等は透明板４を介して表示器１により表示される。

しかし上記した従来のものにおいては透明板４とツマミ
５とが別体となっているためコスト高になるという欠点
があった。

この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、従来の欠点を解消した電話機の
スイッチ構造を提供するところにある。

（ハ）問題を解決するための手段 この考案の電話機のスイッチ構造は、スイッチの機能ま
たは名称または電話機の状態を表示する四角形の表示器
と、この表示器の四隅近傍に設けた複数のスイッチと、
前記スイッチとスイッチとの間に設けた突起部と、前記
表示器とスイッチとを覆うように設けた透明板とで構成
したものである。

（ニ）作用 この考案によれば、スイッチの機能または名称等を表示
する四角形の表示器と、この表示器の四隅に設けた複数
のスイッチと、前記スイッチとスイッチとの間に設けた
突起部と、前記表示器とスイッチとを覆うように設けた
透明板とで構成したので、透明板はスイッチのツマミと
しての機能をも有する。

（ホ）実施例 この考案に係る電話機のスイッチ構造の実施例を第１図
及び第２図に基づいて説明する。

なお、従来例と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。

図中、６は断面形状が帽子型の透明板であり、透明板６
は表示器１とスイッチ2a,2b,2c,2dとを覆うように設け
られている。

７は透明板６の縁部6aとプリント基板８との間に設けた
弾性を有するクッション材であり、透明板６の頭部6bは
ケース３の孔3aに嵌合するようになっているから、透明
板６は位置決めされ、且つ、スイッチとスイッチとの間
には突起９が形成されていて、透明板６の縁部6aで各ス
イッチを操作するように構成している。

このように構成した電話機のスイッチ構造において、例
えば、スイッチ2aを操作する場合には、透明板６の頭部
6bのＡ部を押せば、突起９を支点にしてスイッチ2aを操
作することが可能である。

勿論、透明板６が透明であるから表示器１の表示は確実
に表示されている。

第２図はこの考案の他の実施例を示し、第２図において
は、ケース３と透明板６の縁部6aとの間にクッション材
７を設けたものである。

このように、この考案の電話機のスイッチ構造は、スイ
ッチの機能または名称または電話機の状態を表示する四
角形の表示器と、この表示器の四隅近傍に設けた複数の
スイッチと、前記スイッチとスイッチとの間に設けた突
起部と、前記表示器とスイッチとを覆うように設けた透
明板とで構成したものである。

（ヘ）考案の効果 この考案に係る電話機のスイッチ構造によれば上述のよ
うに構成したので、安価なスイッチ構造を提供すること
ができる。

しかも構造が簡単であるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの考案に係る電話機のスイッチ構
造の実施例を示し、第１図は分解斜視図、第２図はこの
考案の他の実施例を示す断面図である。 第３図は従来の実施例を示す分解斜視図である。 主な符号の説明 1:表示器 2a,2b,2c,2d:スイッチ 3:ケース 3a:孔 6:透明板 6a:縁部 6b:頭部 7:クッション材 8:プリント基板 9:突起

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】スイッチの機能または名称または電話機の
   状態を表示する四角形の表示器と、この表示器の四隅近
   傍に設けた複数のスイッチと、前記スイッチとスイッチ
   との間に設けた突起部と、前記表示器とスイッチとを覆
   うように設けた透明板とで構成したことを特徴とする電
   話機のスイッチ構造。