JPH07169663A - 半導体処理装置 - Google Patents

半導体処理装置

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JPH07169663A
JPH07169663A JP31219293A JP31219293A JPH07169663A JP H07169663 A JPH07169663 A JP H07169663A JP 31219293 A JP31219293 A JP 31219293A JP 31219293 A JP31219293 A JP 31219293A JP H07169663 A JPH07169663 A JP H07169663A
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vacuum chamber
vacuum
vapor
chamber
semiconductor processing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体処理装置の真空槽内に浮遊する0.5
μm以下の微小パーティクルを効率的に除去し、超高集
積化した半導体装置の製造歩留り,信頼性の低下を防
ぐ。 【構成】 真空槽1に通常の真空排気バルブ6以外に急
激に真空排気するバルブ5を設け、蒸気供給部8から蒸
気を導入するバルブ7を設けている。真空槽1内に蒸気
供給部8の蒸気を導入した後に急激に真空排気を行い、
断熱膨張状態を生成し、微小なパーティクルを核として
蒸気を凝結させ直径を大きくし、排気の気流による除去
効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板へのパーテ
ィクルの付着を抑制して半導体装置の製造を可能とする
半導体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において、半導体基板
は種々の真空槽を有する設備で処理される。前記真空槽
内にパーティクルがあると、パーティクルが半導体基板
へ付着し、基板の汚染が発生する。この基板の汚染は、
半導体装置の製造歩留りの低下及び、製造した半導体装
置の信頼性の低下を引き起す。
【0003】このため、従来は槽を真空排気する前に槽
内を真空掃除機により清掃したり、アルコール等を含浸
させた綿布等による拭き掃除を行ったりしている。しか
し、以上の清掃方法だけでは、パーティクルを十分に除
去することはできず、槽内を真空排気する動作と大気圧
に戻す動作との繰り返しを行い、微小なパーティクルを
真空排気機構側へ吸入する清掃方法も一般に行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のパーティク
ル除去方法は、パーティクルの直径が1μm程度、ある
いはそれ以上のものに対しては有効であった。しかし、
直径が0.5μm以下となると、真空排気側への吸入が
行えず、超高集積度の半導体装置に対しては、製造歩留
りの低下防止の効果,信頼性の低下防止の効果がなくな
ってしまう。
【0005】このような0.5μm以下のパーティクル
を除去する方法として、特開平2−233417号公報
に記載のものがある。この除去方法は、目的の処理を施
す箇所への搬送経路に予備室を設け、その予備室内へ蒸
気を導入し、冷却機構によりパーティクルを核として蒸
気を凝固させ、1μm程度以上にパーティクルを拡大し
排出効率を高めるものである。
【0006】しかし、前述した蒸気を凝固させる方法
は、冷却機構を使用しているため、蒸気が凝固するまで
に槽内を冷却するのに相当な時間を要する。特に槽の容
積が大きいと、その時間はさらに長くなり、実際の生産
に使用するためには槽容積に制限が生ずる。また槽壁の
一面以上を冷却壁とするため、常温以上の温度で処理を
行う処理槽への適用は困難であり、予備室への適用に限
られる。
【0007】本発明の目的は、真空槽内に浮遊する0.
5μm以下の微小パーティクルを効率的に除去し、超高
集積化した半導体装置の製造歩留りの向上,信頼性の低
下を防止する半導体処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体処理装置は、真空槽と、蒸気供
給部と、断熱膨張部と、パーティクル除去部とを有する
半導体処理装置であって、真空槽は、真空排気された雰
囲気中にて所望の処理を行うものであり、蒸気供給部
は、真空槽内での処理に先立って該真空槽内に形成され
た真空雰囲気中に蒸気を供給するものであり、断熱膨張
部は、真空槽内での処理に先立って該真空槽内に真空雰
囲気を形成し、該真空雰囲気中に前記蒸気が供給された
後に真空槽内を一旦大気圧に戻し、その後真空槽内を再
び急激に真空排気することにより、断熱膨張状態を生成
するものであり、パーティクル除去部は、真空槽内に生
成された断熱膨張状態の下に真空槽内のパーティクルを
核として蒸気が凝結した水分を槽外に除去するものであ
る。
【0009】また、トラップ室を有し、トラップ室は、
真空槽外に設けられ、コールドトラップを備えており、
コールドトラップは、パーティクルを核として蒸気が凝
縮して真空槽外に排気された水分を吸着するものであ
る。
【0010】
【作用】所望の処理が行われる真空槽内の雰囲気に断熱
膨張状態を生成し、その断熱膨張状態の下に、真空槽内
のパーティクルを核として蒸気を凝縮させ、これを気流
に乗せて槽外に除去することにより、槽内を清掃する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0012】(実施例1)図1は、本発明の実施例1を
示す構成図である。
【0013】図1において、本発明に係る半導体処理装
置は、真空槽1と、蒸気供給部8と、断熱膨張部と、パ
ーティクル除去部とを有している。
【0014】真空槽1は、主バルブ4を介して接続され
たプロセス用主ポンプ2を備えており、主バルブ4で制
御された主ポンプ2による真空排気の雰囲気中にて所望
の処理を行うものである。
【0015】蒸気供給部8は、真空槽1内での処理に先
立って真空槽1内に形成された真空雰囲気中にバルブ7
を開いて蒸気を供給するものである。
【0016】断熱膨張部は、真空槽1内での処理に先立
って真空槽1内に真空雰囲気を形成し、該真空雰囲気中
に前記蒸気が供給された後に真空槽1内を一旦大気圧に
戻し、その後真空槽1内を再び急激に真空排気すること
により、断熱膨張状態を生成するものであり、実施例で
は、ロータリーポンプ3とバルブ5,6と、バルブ7等
から構成している。また、バルブ5を含む通路の口径
は、バルブ6を含む通路の口径より大きくし、ロータリ
ーポンプ3によりバルブ5を介して真空槽1内を急激に
真空排気可能としている。
【0017】パーティクル除去部は、真空槽1内に生成
された断熱膨張状態の下に真空槽1内のパーティクルを
核として蒸気が凝結した水分を槽外に除去するものであ
り、実施例では、ロータリーポンプ3により代用してい
る。
【0018】尚、図1においては、本発明に関連する真
空排気系とパーティクル除去機構を示し、実際の半導体
基板に処理を施す箇所は省略してある。
【0019】実施例において、半導体基板の処理は、プ
ロセス用主ポンプ2により真空槽1を真空排気し、主バ
ルブ4で圧力を制御しながら行われる。半導体基板の処
理を行うまでのパーティクル除去手順を次に説明する。
【0020】まず、大気圧状態の真空槽1をロータリー
ポンプ3によりバルブ6を通し10-2Torr台まで真
空排気し、バルブ6を閉じる。次に蒸気供給部8で生成
したエチルアルコール50〜100ppmの蒸気をバル
ブ7から真空槽1内の真空雰囲気中に導入し、バルブ7
を開いたままにして真空槽1内を一旦大気圧とする。そ
の後、バルブ7を閉じ、バルブ5を開いて真空槽1内を
ロータリーポンプ3により急激に真空排気する。この
際、真空槽1内部の圧力は急激に変化し、真空槽1内の
雰囲気は断熱膨張状態となり、蒸発供給部8から供給さ
れた蒸気は、真空槽1内に浮遊しているパーティクルを
核に凝結し、その凝縮した水分は、ロータリーポンプ3
による真空排気の気流に乗って真空槽1外に排出され
る。前記凝縮水分が排出された時点で真空槽1の圧力が
10-3Torr台となった後にバルブ5を閉じ、主バル
ブ4を開いて主ポンプ2による真空槽1内の圧力を半導
体基板を処理する圧力に保ち、真空槽1の真空雰囲気中
にて基板の処理を行う。
【0021】以上の一連の動作により真空槽1内の微小
パーティクルを効率よく除去できる。また蒸発供給部8
による蒸気の導入とロータリーポンプ3による急激な真
空排気とを複数回繰り返すことにより、パーティクル除
去の効率はさらに高くなる。
【0022】清浄な半導体基板を真空槽1内に搬入し、
これを真空槽1から搬出した場合に、その基板表面に付
着したパーティクル数を測定する方法を用いることによ
り、実際のパーティクル除去の効果を評価した。パーテ
ィクル除去処理を全く行わない場合のパーティクル数を
100とした除去率は、蒸気を導入しない方法では、1
回の除去処理当り1.0μm以上のパーティクルは70
〜80%除去されるが、0.3μm〜0.8μmのパー
ティクルは10〜20%の除去しかできない。これに対
し蒸気を導入する本発明によれば、0.3μm〜0.8
μmのパーティクルにおいても、〜80%の除去が確認
された。
【0023】(実施例2)図2は本発明の実施例2を示
す構成図である。本発明は、実施例1の構成に加えて、
コールドトラップ11を備えたトラップ室10を設けて
いる。実施例1と同様な手順で真空槽1へ蒸気を導入し
た後、バルブ5と、トラップ室バルブ9を開けて、真空
槽1を急激に真空排気し断熱膨張状態を生成する。この
とき、コールドトラップ11は200Kの温度に保って
いる。
【0024】このようにすることにより、パーティクル
を核に凝結した蒸気の水分はコールドトラップ11に吸
着され、パーティクル除去効率をさらに向上できるとい
う利点を有する。本実施例において、実施例1と同様な
評価を行ったところ、0.3〜0.8μmのパーティク
ルの除去率は90%に達した。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通常の真
空排気では除去できない0.5μm〜のパーティクルに
断熱膨張により蒸気を凝結させて粒径を大きくし、真空
排気による除去を可能としたので、超高集積の半導体装
置を処理する真空槽に有効に利用でき、半導体装置の製
造歩留りの向上,信頼性の向上を図ることができる。
【0026】また、特開昭2−233417号に示され
た従来例のように槽全体を冷却するための機構は不要と
なり、実際に半導体装置を処理する真空槽にも適用で
き、パーティクル除去に要する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例2を示す構成図である。
【符号の説明】
1 真空槽 2 プロセス用主ポンプ 3 ロータリーポンプ 4 主バルブ 5 バルブ 6 バルブ 7 バルブ 8 蒸気供給部 9 トラップ室バルブ 10 トラップ室 11 コールドトラップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空槽と、蒸気供給部と、断熱膨張部
    と、パーティクル除去部とを有する半導体処理装置であ
    って、 真空槽は、真空排気された雰囲気中にて所望の処理を行
    うものであり、 蒸気供給部は、真空槽内での処理に先立って該真空槽内
    に形成された真空雰囲気中に蒸気を供給するものであ
    り、 断熱膨張部は、真空槽内での処理に先立って該真空槽内
    に真空雰囲気を形成し、該真空雰囲気中に前記蒸気が供
    給された後に真空槽内を一旦大気圧に戻し、その後真空
    槽内を再び急激に真空排気することにより、断熱膨張状
    態を生成するものであり、 パーティクル除去部は、真空槽内に生成された断熱膨張
    状態の下に真空槽内のパーティクルを核として蒸気が凝
    結した水分を槽外に除去するものであることを特徴とす
    る半導体処理装置。
  2. 【請求項2】 トラップ室を有する半導体処理装置であ
    って、 トラップ室は、真空槽外に設けられ、コールドトラップ
    を備えており、 コールドトラップは、パーティクルを核として蒸気が凝
    縮して真空槽外に排気された水分を吸着するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005000440A1 (ja) * 2003-06-25 2005-01-06 Tokyo Electron Limited トラップ装置、処理システム及び不純物除去方法
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