JPH07126712A - 金属粉末射出成形品のバリ除去方法 - Google Patents
金属粉末射出成形品のバリ除去方法Info
- Publication number
- JPH07126712A JPH07126712A JP30102093A JP30102093A JPH07126712A JP H07126712 A JPH07126712 A JP H07126712A JP 30102093 A JP30102093 A JP 30102093A JP 30102093 A JP30102093 A JP 30102093A JP H07126712 A JPH07126712 A JP H07126712A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属粉末射出成形品のバリを容易に且つ成形
品を変形させることなく除去する。 【構成】 グリーンボディを通常の加熱脱脂炉にてナイ
ロン樹脂（有機バインダー）の３〜５ｗｔ％を加熱脱脂
して、半ブラウンボディ２を得る。この半ブラウンボデ
ィ２を研磨石とともに回転バレル内に挿入し、半ブラウ
ンボディバリ２ｃを除去する。
品を変形させることなく除去する。 【構成】 グリーンボディを通常の加熱脱脂炉にてナイ
ロン樹脂（有機バインダー）の３〜５ｗｔ％を加熱脱脂
して、半ブラウンボディ２を得る。この半ブラウンボデ
ィ２を研磨石とともに回転バレル内に挿入し、半ブラウ
ンボディバリ２ｃを除去する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属粉末射出成形法に
よって得られる焼結部品のバリ除去に関する。
よって得られる焼結部品のバリ除去に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、粉末冶金による焼結部品のバリを
容易に除去する方法として、例えば特公平５−２１９６
３号公報には金属粉末を圧縮成形して得られる圧粉体に
対し、焼結前にショットブラスト処理を施す発明が開示
されている。一般に、粉末冶金の圧粉体は焼結完了部品
に比べて保形力が小さいため、前記発明によれば焼結完
了部品よりも容易にバリの除去が行える。
容易に除去する方法として、例えば特公平５−２１９６
３号公報には金属粉末を圧縮成形して得られる圧粉体に
対し、焼結前にショットブラスト処理を施す発明が開示
されている。一般に、粉末冶金の圧粉体は焼結完了部品
に比べて保形力が小さいため、前記発明によれば焼結完
了部品よりも容易にバリの除去が行える。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】金属粉末射出成形法
は、金属粉末と有機バインダーとの混練体を金型に射出
成形してグリーンボディを得る射出工程と、前記グリー
ンボディから有機バインダーを除去してブラウンボディ
を得る脱脂工程と、前記ブラウンボディを焼結して焼結
部品を得る焼結工程とからなる。かかる金属粉末射出成
形品のバリの除去を行う場合、バリの保形力が最も小さ
くなるブラウンボディの状態でバリを除去すれば容易に
バリが除去できる。
は、金属粉末と有機バインダーとの混練体を金型に射出
成形してグリーンボディを得る射出工程と、前記グリー
ンボディから有機バインダーを除去してブラウンボディ
を得る脱脂工程と、前記ブラウンボディを焼結して焼結
部品を得る焼結工程とからなる。かかる金属粉末射出成
形品のバリの除去を行う場合、バリの保形力が最も小さ
くなるブラウンボディの状態でバリを除去すれば容易に
バリが除去できる。
【０００４】しかし、焼結時にブラウンボディに含有さ
れる有機バインダーの許容量が極めて小さく（一般的に
ブラウンボディに対して１ｗｔ％程度）、またブラウン
ボディに含有されている金属粉末の凝集量が粉末冶金に
おける圧粉体に比べて小さいことから、一般的にブラウ
ンボディは前記圧粉体に比べて保形力が小さい。従っ
て、前記特公平５−２１９６３号公報で開示される方法
を金属粉末射出成形品に用いて脱脂完了後のブラウンボ
ディにショットブラスト処理を行った場合、ブラウンボ
ディが変形する不具合を生じる。
れる有機バインダーの許容量が極めて小さく（一般的に
ブラウンボディに対して１ｗｔ％程度）、またブラウン
ボディに含有されている金属粉末の凝集量が粉末冶金に
おける圧粉体に比べて小さいことから、一般的にブラウ
ンボディは前記圧粉体に比べて保形力が小さい。従っ
て、前記特公平５−２１９６３号公報で開示される方法
を金属粉末射出成形品に用いて脱脂完了後のブラウンボ
ディにショットブラスト処理を行った場合、ブラウンボ
ディが変形する不具合を生じる。
【０００５】因って、本発明は前記従来技術における欠
点に鑑みて開発されたもので、容易で且つ成形品の変形
が少ない金属粉末射出成形品のバリ除去方法を提供する
ことを目的とする。
点に鑑みて開発されたもので、容易で且つ成形品の変形
が少ない金属粉末射出成形品のバリ除去方法を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属粉末射出
成形品のバリ除去方法において、グリーンボディの表層
部に含有された有機バインダーのみを脱脂して半ブラン
ウンボディを得る仮脱脂工程と、前記半ブラウンボディ
のバリを除去するバリ除去工程と、前記バリが除去され
た半ブラウンボディに含有された有機バインダーを脱脂
して最終ブラウンボディを得る本脱脂工程とからなる方
法である。
成形品のバリ除去方法において、グリーンボディの表層
部に含有された有機バインダーのみを脱脂して半ブラン
ウンボディを得る仮脱脂工程と、前記半ブラウンボディ
のバリを除去するバリ除去工程と、前記バリが除去され
た半ブラウンボディに含有された有機バインダーを脱脂
して最終ブラウンボディを得る本脱脂工程とからなる方
法である。
【０００７】
【作用】本発明では、仮脱脂工程にてグリーンボディの
表層部に含有されている有機バインダーのみを脱脂する
ことにより、内部の保形力が維持された状態でバリを含
む表層部の保形力が低下した半ブラウンボディが得られ
る。次に、半ブラウンボディのバリ除去工程において、
内部の保形力によって変形が抑制された状態で保形力の
低下した表層部のバリが容易に除去される。さらに、本
脱脂工程において前記バリが除去された半ブラウンボデ
ィに残留している有機バインダーを所望の含有量まで脱
脂することによって、所望の最終ブラウンボディが得ら
れる。
表層部に含有されている有機バインダーのみを脱脂する
ことにより、内部の保形力が維持された状態でバリを含
む表層部の保形力が低下した半ブラウンボディが得られ
る。次に、半ブラウンボディのバリ除去工程において、
内部の保形力によって変形が抑制された状態で保形力の
低下した表層部のバリが容易に除去される。さらに、本
脱脂工程において前記バリが除去された半ブラウンボデ
ィに残留している有機バインダーを所望の含有量まで脱
脂することによって、所望の最終ブラウンボディが得ら
れる。
【０００８】
【実施例１】図１〜図５は本実施例を示し、図１ａおよ
びｂはグリーンボディの平面図および縦断面図、図２は
半ブラウンボディの縦断面図、図３は概略説明図、図４
は最終ブラウンボディの縦断面図である。
びｂはグリーンボディの平面図および縦断面図、図２は
半ブラウンボディの縦断面図、図３は概略説明図、図４
は最終ブラウンボディの縦断面図である。
【０００９】グリーンボディ１は、平均粒径１０μｍの
ＳＵＳ３１６Ｌの金属粉末と該金属粉末に対して３０ｗ
ｔ％のナイロン樹脂からなる有機バインダーとが混練さ
れたコンパウンドを金型（図示せず）に射出成形するこ
とによって得たものである。また、前記グリーンボディ
１のグリーンボディ製品部１ａに設けられた内径部１ｂ
には、前記金型の間隙に前記コンパウンドが流れ込んだ
ことによって発生したグリーンボディバリ１ｃが形成さ
れている。
ＳＵＳ３１６Ｌの金属粉末と該金属粉末に対して３０ｗ
ｔ％のナイロン樹脂からなる有機バインダーとが混練さ
れたコンパウンドを金型（図示せず）に射出成形するこ
とによって得たものである。また、前記グリーンボディ
１のグリーンボディ製品部１ａに設けられた内径部１ｂ
には、前記金型の間隙に前記コンパウンドが流れ込んだ
ことによって発生したグリーンボディバリ１ｃが形成さ
れている。
【００１０】まず、グリーンボディ１を通常の加熱脱脂
炉（図示せず）にて前記ナイロン樹脂の３〜５ｗｔ％を
加熱脱脂して、半ブラウンボディ２を得る（仮脱脂工程
−図２参照）。次に、前記半ブラウンボディ２を研磨石
３とともに回転バレル４内に挿入し、研磨石３を半ブラ
ウンボディバリ２ｃに衝突させることによって、半ブラ
ウンボディバリ２ｃを半ブラウンボディ製品部２ａより
離脱する（バリ除去工程−図３参照）。
炉（図示せず）にて前記ナイロン樹脂の３〜５ｗｔ％を
加熱脱脂して、半ブラウンボディ２を得る（仮脱脂工程
−図２参照）。次に、前記半ブラウンボディ２を研磨石
３とともに回転バレル４内に挿入し、研磨石３を半ブラ
ウンボディバリ２ｃに衝突させることによって、半ブラ
ウンボディバリ２ｃを半ブラウンボディ製品部２ａより
離脱する（バリ除去工程−図３参照）。
【００１１】この後、半ブラウンボディ２を加熱脱脂炉
（図示せず）に挿入して、ナイロン樹脂を最終ブラウン
ボディ５に対して０．５ｗｔ％の含有量になるまで加熱
脱脂することによって最終ブラウンボディ５を得る（本
脱脂工程−図４参照）。さらに、前記最終ブラウンボデ
ィ５を通常の焼結炉（図示せず）によって焼結し、焼結
完了部品（図示せず）を得る。
（図示せず）に挿入して、ナイロン樹脂を最終ブラウン
ボディ５に対して０．５ｗｔ％の含有量になるまで加熱
脱脂することによって最終ブラウンボディ５を得る（本
脱脂工程−図４参照）。さらに、前記最終ブラウンボデ
ィ５を通常の焼結炉（図示せず）によって焼結し、焼結
完了部品（図示せず）を得る。
【００１２】以下、本実施例の作用を説明する。仮脱脂
工程において、加熱がグリーンボディ１のグリーンボデ
ィ表層部１ｄから内側のグリーンボディ製品部１ａの順
に行われること、および加熱分解温度に加熱されたナイ
ロン樹脂がガス化してグリーンボディ表層部１ｄより飛
散することから、加熱脱脂がグリーンボディ表層部１ｄ
からグリーンボディ製品部１ａに向かって順に行われ
る。
工程において、加熱がグリーンボディ１のグリーンボデ
ィ表層部１ｄから内側のグリーンボディ製品部１ａの順
に行われること、および加熱分解温度に加熱されたナイ
ロン樹脂がガス化してグリーンボディ表層部１ｄより飛
散することから、加熱脱脂がグリーンボディ表層部１ｄ
からグリーンボディ製品部１ａに向かって順に行われ
る。
【００１３】従って、半ブラウンボディ２では半ブラウ
ンボディ製品部２ａのナイロン樹脂の含有量が維持され
たまま半ブラウンボディ表層部２ｄのナイロン樹脂の含
有率が低下する。すなわち、半ブラウンボディ製品部２
ａの保形力が維持された状態で半ブラウンボディバリ２
ｃを含む半ブラウンボディ表層部２ｄの保形力のみが低
下している。
ンボディ製品部２ａのナイロン樹脂の含有量が維持され
たまま半ブラウンボディ表層部２ｄのナイロン樹脂の含
有率が低下する。すなわち、半ブラウンボディ製品部２
ａの保形力が維持された状態で半ブラウンボディバリ２
ｃを含む半ブラウンボディ表層部２ｄの保形力のみが低
下している。
【００１４】次に、バリ除去工程において前記保形力が
低下している半ブラウンボディバリ２ｃに研磨石３が衝
突し、その時の衝撃力によって半ブラウンボディバリ２
ｃが半ブラウンボディ製品部２ａより離脱する。この
後、本脱脂工程にて半ブラウンボディ２の半ブラウンボ
ディ製品部２ａのナイロン樹脂が所望の含有量になるま
で加熱脱脂され、最終ブラウンボディ５が得られる。
低下している半ブラウンボディバリ２ｃに研磨石３が衝
突し、その時の衝撃力によって半ブラウンボディバリ２
ｃが半ブラウンボディ製品部２ａより離脱する。この
後、本脱脂工程にて半ブラウンボディ２の半ブラウンボ
ディ製品部２ａのナイロン樹脂が所望の含有量になるま
で加熱脱脂され、最終ブラウンボディ５が得られる。
【００１５】本実施例によれば、半ブラウンボディ２の
半ブラウンボディ製品部２ａの保形力が維持された状態
で保形力が低下した半ブラウンボディバリ２ｃの除去を
行うため、半ブラウンボディ製品部２ａが変形すること
なく半ブラウンボディバリ２ｃを半ブラウンボディ製品
部２ａより除去できる。
半ブラウンボディ製品部２ａの保形力が維持された状態
で保形力が低下した半ブラウンボディバリ２ｃの除去を
行うため、半ブラウンボディ製品部２ａが変形すること
なく半ブラウンボディバリ２ｃを半ブラウンボディ製品
部２ａより除去できる。
【００１６】
【実施例２】図５は本実施例を示す概略説明図である。
本実施例は、前記実施例１におけるバリ除去工程が異な
るもので、他の構成は同一な構成部分から成り、同一構
成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
本実施例は、前記実施例１におけるバリ除去工程が異な
るもので、他の構成は同一な構成部分から成り、同一構
成部分には同一番号を付してその説明を省略する。
【００１７】半ブラウンボディ２をショットブラスト装
置（図示せず）のノズル６上下間に挿入した状態で、ノ
ズル６上下より半ブラウンボディ表層部２ｄおよび半ブ
ラウンボディバリ２ｃに研磨粉７を吹きつける。この
際、半ブラウンボディ表層部２ｄ全体へ均等に研磨粉７
が衝突する様に、ノズル６上下間で半ブラウンボディ２
の移動，反転および持ち替えを繰り返し行う。また、前
記半ブラウンボディ２の移動および反転はロボット（図
示せず）や回転バレル（図示せず）等の自動機で行って
も良い。
置（図示せず）のノズル６上下間に挿入した状態で、ノ
ズル６上下より半ブラウンボディ表層部２ｄおよび半ブ
ラウンボディバリ２ｃに研磨粉７を吹きつける。この
際、半ブラウンボディ表層部２ｄ全体へ均等に研磨粉７
が衝突する様に、ノズル６上下間で半ブラウンボディ２
の移動，反転および持ち替えを繰り返し行う。また、前
記半ブラウンボディ２の移動および反転はロボット（図
示せず）や回転バレル（図示せず）等の自動機で行って
も良い。
【００１８】以下、本実施例の作用を説明する。半ブラ
ウンボディ表層部２ｄおよび半ブラウンボディバリ２ｃ
に研磨粉７が衝突した時の衝撃力で、半ブラウンボディ
バリ２ｃが半ブラウンボディ製品部１ａから離脱する。
他は前記実施例１と同様な作用であり、作用の説明を省
略する。
ウンボディ表層部２ｄおよび半ブラウンボディバリ２ｃ
に研磨粉７が衝突した時の衝撃力で、半ブラウンボディ
バリ２ｃが半ブラウンボディ製品部１ａから離脱する。
他は前記実施例１と同様な作用であり、作用の説明を省
略する。
【００１９】本実施例によれば、前記実施例１の効果に
加えて以下の効果がある。前記実施例１における研磨石
３の衝撃力よりもノズル６より噴出する研磨粉７の衝撃
力の調整が容易であるため、半ブラウンボディ製品部２
ａを損傷させる危険が前記実施例１よりも小さい。
加えて以下の効果がある。前記実施例１における研磨石
３の衝撃力よりもノズル６より噴出する研磨粉７の衝撃
力の調整が容易であるため、半ブラウンボディ製品部２
ａを損傷させる危険が前記実施例１よりも小さい。
【００２０】
【実施例３】図６は本実施例を示す概略説明図である。
本実施例は、前記実施例１における仮脱脂工程が異なる
もので、他の構成は同一な構成部分から成り、同一構成
部分には同一番号を付してその説明を省略する。
本実施例は、前記実施例１における仮脱脂工程が異なる
もので、他の構成は同一な構成部分から成り、同一構成
部分には同一番号を付してその説明を省略する。
【００２１】仮脱脂工程においてグリーンボディ１をＮ
ａＯＨ水溶液８が注入されたパレット９内に挿入し、グ
リーンボディ１をＮａＯＨ水溶液８に液浸させることに
よってグリーンボディ１に含有されたナイロン樹脂を溶
解する。前記ナイロン樹脂の３〜５ｗｔ％を溶解脱脂し
た後、グリーンボディ１をパレット９より取り出して、
半ブラウンボディ２を得る。
ａＯＨ水溶液８が注入されたパレット９内に挿入し、グ
リーンボディ１をＮａＯＨ水溶液８に液浸させることに
よってグリーンボディ１に含有されたナイロン樹脂を溶
解する。前記ナイロン樹脂の３〜５ｗｔ％を溶解脱脂し
た後、グリーンボディ１をパレット９より取り出して、
半ブラウンボディ２を得る。
【００２２】以下、本実施例の作用を説明する。グリー
ンボディ１をＮａＯＨ水溶液８内に液浸させることによ
ってＮａＯＨがナイロン樹脂を溶解しながらグリーンボ
ディ１内に浸透していくことにより、ナイロン樹脂の溶
解脱脂がグリーンボディ表層部１ｄよりグリーンボディ
製品部１ａに向かって順に行われる。
ンボディ１をＮａＯＨ水溶液８内に液浸させることによ
ってＮａＯＨがナイロン樹脂を溶解しながらグリーンボ
ディ１内に浸透していくことにより、ナイロン樹脂の溶
解脱脂がグリーンボディ表層部１ｄよりグリーンボディ
製品部１ａに向かって順に行われる。
【００２３】従って、半ブラウンボディ２では半ブラウ
ンボディ製品部２ａのナイロン樹脂の含有量が維持され
たま半ブラウンボディ表層部２ｄのナイロン樹脂の含有
率が低下する。すなわち、半ブラウンボディ製品部２ａ
の保形力が維持された状態で半ブラウンボディバリ２ｃ
を含む半ブラウンボディ表層部２ｄの保形力のみが低下
する。他は前記実施例１と同様な作用であり、作用の説
明を省略する。
ンボディ製品部２ａのナイロン樹脂の含有量が維持され
たま半ブラウンボディ表層部２ｄのナイロン樹脂の含有
率が低下する。すなわち、半ブラウンボディ製品部２ａ
の保形力が維持された状態で半ブラウンボディバリ２ｃ
を含む半ブラウンボディ表層部２ｄの保形力のみが低下
する。他は前記実施例１と同様な作用であり、作用の説
明を省略する。
【００２４】本実施例によれば、前記実施例１の効果に
加えて以下の効果がある。前記実施例１における加熱脱
脂よりもＮａＯＨ水溶液８による溶解脱脂の方が、グリ
ーンボディ表層部１ｄのナイロン樹脂を早く脱脂するた
め、前記実施例１よりも加工時間を短くできる。
加えて以下の効果がある。前記実施例１における加熱脱
脂よりもＮａＯＨ水溶液８による溶解脱脂の方が、グリ
ーンボディ表層部１ｄのナイロン樹脂を早く脱脂するた
め、前記実施例１よりも加工時間を短くできる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る金属粉
末射出成形品のバリ除去方法によれば、半ブラウンボデ
ィのバリ除去工程において、内部の保形力によって変形
が抑制された状態で保形力の低下した表層部のバリが容
易に除去されるため、金属粉末射出成形品のバリを容易
に且つ成形品を変形させることなく除去できる。
末射出成形品のバリ除去方法によれば、半ブラウンボデ
ィのバリ除去工程において、内部の保形力によって変形
が抑制された状態で保形力の低下した表層部のバリが容
易に除去されるため、金属粉末射出成形品のバリを容易
に且つ成形品を変形させることなく除去できる。
【図１】実施例１を示し、ａは平面図、ｂは縦断面図で
ある。
ある。
【図２】実施例１を示す縦断面図である。
【図３】実施例１を示す概略説明図である。
【図４】実施例１を示す縦断面図である。
【図５】実施例２を示す概略説明図である。
【図６】実施例３を示す概略説明図である。
１ グリーンボディ ２ 半ブラウンボディ ３ 研磨石 ４ 回転バレル ５ 最終ブラウンボディ
Claims (1)
- 【請求項１】 金属粉末射出成形品のバリ除去方法にお
いて、グリーンボディの表層部に含有された有機バイン
ダーのみを脱脂して半ブラウンボディを得る仮脱脂工程
と、前記半ブラウンボディのバリを除去するバリ除去工
程と、前記バリが除去された半ブラウンボディに含有さ
れた有機バインダーを脱脂して最終ブラウンボディを得
る本脱脂工程とからなることを特徴とする金属粉末射出
成形品のバリ除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30102093A JPH07126712A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 金属粉末射出成形品のバリ除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30102093A JPH07126712A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 金属粉末射出成形品のバリ除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07126712A true JPH07126712A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17891882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30102093A Withdrawn JPH07126712A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 金属粉末射出成形品のバリ除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07126712A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008531841A (ja) * | 2005-01-25 | 2008-08-14 | アベルズ ノルベルト | 未焼結体を成形する方法及び当該方法により製造された物 |
| US8931171B2 (en) | 2005-01-25 | 2015-01-13 | Ormco Corporation | Method of manufacturing an orthodontic bracket having a laser shaped green body |
| US9539064B2 (en) | 2005-01-25 | 2017-01-10 | Ormco Corporation | Methods for shaping green bodies and articles made by such methods |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP30102093A patent/JPH07126712A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008531841A (ja) * | 2005-01-25 | 2008-08-14 | アベルズ ノルベルト | 未焼結体を成形する方法及び当該方法により製造された物 |
| KR101362575B1 (ko) * | 2005-01-25 | 2014-02-13 | 오름코 코포레이션 | 그린 바디의 성형 방법 및 상기 방법에 의하여 생성된 물품 |
| US8931171B2 (en) | 2005-01-25 | 2015-01-13 | Ormco Corporation | Method of manufacturing an orthodontic bracket having a laser shaped green body |
| US9107725B2 (en) | 2005-01-25 | 2015-08-18 | Ormco Corporation | Method of manufacturing an orthodontic bracket having a laser shaped green body |
| US9539064B2 (en) | 2005-01-25 | 2017-01-10 | Ormco Corporation | Methods for shaping green bodies and articles made by such methods |
| US10058400B2 (en) | 2005-01-25 | 2018-08-28 | Ormco Corporation | Method of manufacturing an orthodontic bracket having a laser shaped green body |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |