JPH07112244A - 連続鋳造用鋳型の内部冷却水路洗浄方法 - Google Patents
連続鋳造用鋳型の内部冷却水路洗浄方法Info
- Publication number
- JPH07112244A JPH07112244A JP5259911A JP25991193A JPH07112244A JP H07112244 A JPH07112244 A JP H07112244A JP 5259911 A JP5259911 A JP 5259911A JP 25991193 A JP25991193 A JP 25991193A JP H07112244 A JPH07112244 A JP H07112244A
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- cooling water
- mold
- continuous casting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】鋳型を連続鋳造装置から取出さずに鋳型の冷却
水路を洗浄し、鋳造時間のロスタイムを少なくする。 【構成】冷却水循環装置６に洗浄装置９を並列に結合し
ておき、鋳込中は給水管１６の切換弁１２と排水管１７
の切換弁１３を解放し、洗浄液の給液管１８の切換弁１
４と排液管１９の切換弁１５を閉鎖し、冷却水を循環す
る。非鋳造時間中に、冷却水循環装置６の運転を停止し
て切換弁１２、１３を閉鎖し、切換弁１４、１５を開
き、洗浄装置９を運転し、給液ポンプ１１により洗浄液
タンク１０内の洗浄液を循環して、冷却水路を洗浄す
る。
水路を洗浄し、鋳造時間のロスタイムを少なくする。 【構成】冷却水循環装置６に洗浄装置９を並列に結合し
ておき、鋳込中は給水管１６の切換弁１２と排水管１７
の切換弁１３を解放し、洗浄液の給液管１８の切換弁１
４と排液管１９の切換弁１５を閉鎖し、冷却水を循環す
る。非鋳造時間中に、冷却水循環装置６の運転を停止し
て切換弁１２、１３を閉鎖し、切換弁１４、１５を開
き、洗浄装置９を運転し、給液ポンプ１１により洗浄液
タンク１０内の洗浄液を循環して、冷却水路を洗浄す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は連続鋳造用鋳型の内部冷
却水路の洗浄方法に関する。
却水路の洗浄方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２、３に連続鋳造用鋳型の冷却水路の
縦断面図及び横断面図を示した。鋳型４は鋳型銅板１の
背面に冷却箱３が装着され、冷却水路２に冷却水として
循環水２１が供給され、鋳型銅板１が冷却される。一般
に図２、３に示すような、内部冷却水として循環水を使
用している連続鋳造用鋳型４の冷却水路２には、鋳造時
の熱負荷によってスケールが付着する。本発明において
スケールとは、循環水（冷却水）から析出する湯あか、
缶石等、及び錆、各種酸化物等、冷却水路の内壁に堆積
する固形物を総称する。このようなスケールが冷却水路
の内壁に付着すると、鋳型の冷却性能が低下するため、
定期的に鋳型の冷却水路の洗浄が行われている。
縦断面図及び横断面図を示した。鋳型４は鋳型銅板１の
背面に冷却箱３が装着され、冷却水路２に冷却水として
循環水２１が供給され、鋳型銅板１が冷却される。一般
に図２、３に示すような、内部冷却水として循環水を使
用している連続鋳造用鋳型４の冷却水路２には、鋳造時
の熱負荷によってスケールが付着する。本発明において
スケールとは、循環水（冷却水）から析出する湯あか、
缶石等、及び錆、各種酸化物等、冷却水路の内壁に堆積
する固形物を総称する。このようなスケールが冷却水路
の内壁に付着すると、鋳型の冷却性能が低下するため、
定期的に鋳型の冷却水路の洗浄が行われている。
【０００３】このとき、洗浄方法としては特開昭５４−
１５３７３１号公報に開示されているように、鋳型４を
その都度連続鋳造装置から取り出して、鋳型整備場へ運
搬し、洗浄を行うような方法が一般に行われている。
１５３７３１号公報に開示されているように、鋳型４を
その都度連続鋳造装置から取り出して、鋳型整備場へ運
搬し、洗浄を行うような方法が一般に行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし洗浄の都度、鋳
型を連続鋳造装置から取り出して鋳型整備場へ持って行
くような方法では、鋳型の交換作業時間中は鋳造作業を
行うことができず、さらに増産のために鋳造速度を速く
すると、鋳型の熱負荷が大きくなって、洗浄頻度が増
え、かえって増産の阻害になっていた。
型を連続鋳造装置から取り出して鋳型整備場へ持って行
くような方法では、鋳型の交換作業時間中は鋳造作業を
行うことができず、さらに増産のために鋳造速度を速く
すると、鋳型の熱負荷が大きくなって、洗浄頻度が増
え、かえって増産の阻害になっていた。
【０００５】また洗浄の直前では、スケールの付着厚み
が相当に厚くなっているため、銅板あるいは銅板表面の
めっきの温度が上昇し、寿命が低下するばかりでなく、
さらにはブレークアウトの原因にもなっていた。本発明
は前記問題点を解決した連続鋳造用鋳型の内部冷却水路
の洗浄方法を提供することを課題とする。
が相当に厚くなっているため、銅板あるいは銅板表面の
めっきの温度が上昇し、寿命が低下するばかりでなく、
さらにはブレークアウトの原因にもなっていた。本発明
は前記問題点を解決した連続鋳造用鋳型の内部冷却水路
の洗浄方法を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するためになされたもので、連続鋳造用鋳型の内部
冷却水路に付着したスケールを除去するに当たり、鋳型
内部冷却水循環装置に鋳型内部冷却水路洗浄装置を切換
弁を介して並列に結合しておき、非鋳造時間中に前記切
換弁を切換えて冷却水路の洗浄を行うことを特徴とする
連続鋳造用鋳型の内部冷却水路の洗浄方法である。
解決するためになされたもので、連続鋳造用鋳型の内部
冷却水路に付着したスケールを除去するに当たり、鋳型
内部冷却水循環装置に鋳型内部冷却水路洗浄装置を切換
弁を介して並列に結合しておき、非鋳造時間中に前記切
換弁を切換えて冷却水路の洗浄を行うことを特徴とする
連続鋳造用鋳型の内部冷却水路の洗浄方法である。
【０００７】本発明では、鋳型を連続鋳造装置に取付け
たまま、ダミーバー挿入時等の鋳込準備時間あるいは鋳
込間時間等の非鋳造時間を利用して、鋳型内部冷却水循
環装置と並列に設けた鋳型内部冷却水路洗浄装置に切換
え、鋳型を連続鋳造装置から取出さずに洗浄するように
したものである。
たまま、ダミーバー挿入時等の鋳込準備時間あるいは鋳
込間時間等の非鋳造時間を利用して、鋳型内部冷却水循
環装置と並列に設けた鋳型内部冷却水路洗浄装置に切換
え、鋳型を連続鋳造装置から取出さずに洗浄するように
したものである。
【０００８】
【作用】本発明は、操業時間帯の中で、非鋳造時間を利
用して、鋳型内部冷却水循環装置に並列に設けられた鋳
型内部冷却水路洗浄系統に切換弁によって切り換えて、
鋳型を連続鋳造装置からいちいち取り出さずに洗浄する
ようにした。従って、鋳造時間のロスを少なくすること
ができる。また、増産のため鋳造速度が速くなって洗浄
必要頻度が増しても、鋳造時間を阻害することなく洗浄
できる。これによって、常に鋳型内部冷却水路を清浄に
保つことができ、銅板温度上昇による鋳型寿命の低下や
ブレークアウト等のトラブルの増加を防止することがで
きる。
用して、鋳型内部冷却水循環装置に並列に設けられた鋳
型内部冷却水路洗浄系統に切換弁によって切り換えて、
鋳型を連続鋳造装置からいちいち取り出さずに洗浄する
ようにした。従って、鋳造時間のロスを少なくすること
ができる。また、増産のため鋳造速度が速くなって洗浄
必要頻度が増しても、鋳造時間を阻害することなく洗浄
できる。これによって、常に鋳型内部冷却水路を清浄に
保つことができ、銅板温度上昇による鋳型寿命の低下や
ブレークアウト等のトラブルの増加を防止することがで
きる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明方法を実施するために好適な装
置の１実施例を示す全体系統図である。通常鋳込中は、
鋳型４の冷却水循環装置６側の給水管１６の切換弁１２
と排水管１７の切換弁１３を解放し、鋳型内部冷却水路
洗浄装置９側の洗浄液の給液管１８の切換弁１４と排液
管１９の切換弁１５を閉鎖し、給水ポンプ８により水処
理装置７で処理された冷却水が循環されている。一方洗
浄液タンク１０と給液ポンプ１１及びストレーナ２０で
構成する鋳型内部冷却水路洗浄装置９は、鋳型４の近く
に設置し、給液管１８と排液管１９は各々給水管１６、
排水管１７に常時接続されている。
置の１実施例を示す全体系統図である。通常鋳込中は、
鋳型４の冷却水循環装置６側の給水管１６の切換弁１２
と排水管１７の切換弁１３を解放し、鋳型内部冷却水路
洗浄装置９側の洗浄液の給液管１８の切換弁１４と排液
管１９の切換弁１５を閉鎖し、給水ポンプ８により水処
理装置７で処理された冷却水が循環されている。一方洗
浄液タンク１０と給液ポンプ１１及びストレーナ２０で
構成する鋳型内部冷却水路洗浄装置９は、鋳型４の近く
に設置し、給液管１８と排液管１９は各々給水管１６、
排水管１７に常時接続されている。
【００１０】鋳型４が所定の使用回数に到達したら、ダ
ミーバー挿入時等鋳込準備あるいは鋳込間時間等の非鋳
造時間中に、冷却水循環装置６の運転を停止して切換弁
１２、１３を閉鎖し、切換弁１４、１５を開く。次に洗
浄装置９を運転し、給液ポンプ１１により洗浄液タンク
１０内の洗浄液を鋳型４に循環して、鋳型４即ち鋳型銅
板１の冷却水路２に付着したスケール、缶石等を洗浄す
る。なお、洗い落とされたスケール、缶石等は、排液管
１９に設置したストレーナ２０により捕集する。
ミーバー挿入時等鋳込準備あるいは鋳込間時間等の非鋳
造時間中に、冷却水循環装置６の運転を停止して切換弁
１２、１３を閉鎖し、切換弁１４、１５を開く。次に洗
浄装置９を運転し、給液ポンプ１１により洗浄液タンク
１０内の洗浄液を鋳型４に循環して、鋳型４即ち鋳型銅
板１の冷却水路２に付着したスケール、缶石等を洗浄す
る。なお、洗い落とされたスケール、缶石等は、排液管
１９に設置したストレーナ２０により捕集する。
【００１１】洗浄が終了したら洗浄装置９を停止し、切
換弁１４、１５を閉じ、切換弁１２、１３を開いて冷却
水循環装置６を運転し、鋳型冷却水を循環させつつ通常
の鋳造作業に入る。このようにして鋳型４を連続鋳造装
置本体５から取り出さずに、冷却水路２に付着したスケ
ール等を洗浄することができる。
換弁１４、１５を閉じ、切換弁１２、１３を開いて冷却
水循環装置６を運転し、鋳型冷却水を循環させつつ通常
の鋳造作業に入る。このようにして鋳型４を連続鋳造装
置本体５から取り出さずに、冷却水路２に付着したスケ
ール等を洗浄することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、鋳型の冷却水路に付着
したスケール等を鋳型を連続鋳造装置から取り出さず、
ダミーバー挿入時等の鋳込準備時間あるいは鋳込間時間
を利用し、鋳型内部冷却水循環装置と並列に設けた鋳型
内部冷却水路洗浄装置によって洗浄するようにしたか
ら、鋳型の連続鋳造装置からの取出し、取込みが不要と
なり、鋳造時間のロスタイムを少なくすることができる
ようになった。また鋳込準備あるいは鋳込間時間中に随
時洗浄を行うことができるので、常にスケール付着を最
小限に抑えることが可能で、銅板あるいは銅板表面のめ
っき温度の上昇を防止することができ、銅板あるいはめ
っきの寿命向上に寄与し、さらにはブレークアウト発生
を防止するという効果もある。
したスケール等を鋳型を連続鋳造装置から取り出さず、
ダミーバー挿入時等の鋳込準備時間あるいは鋳込間時間
を利用し、鋳型内部冷却水循環装置と並列に設けた鋳型
内部冷却水路洗浄装置によって洗浄するようにしたか
ら、鋳型の連続鋳造装置からの取出し、取込みが不要と
なり、鋳造時間のロスタイムを少なくすることができる
ようになった。また鋳込準備あるいは鋳込間時間中に随
時洗浄を行うことができるので、常にスケール付着を最
小限に抑えることが可能で、銅板あるいは銅板表面のめ
っき温度の上昇を防止することができ、銅板あるいはめ
っきの寿命向上に寄与し、さらにはブレークアウト発生
を防止するという効果もある。
【図１】本発明の実施例を示す全体系統図である。
【図２】鋳型の冷却構造を示す縦断面図である。
【図３】鋳型の冷却構造を示す横断面図である。
１ 鋳型銅板 ２ 冷却水路 ３ 冷却箱 ４ 鋳型 ５ 連続鋳造装置本体 ６ 冷却水循環装置 ７ 水処理装置 ８ 給水ポンプ ９ 鋳型内部冷却水路洗浄装置 １０ 洗浄液タンク １１ 給液ポンプ １２、１３、１４、１５ 切換弁 １６ 給水管 １７ 排水管 １８ 給液管 １９ 排液管 ２０ ストレーナ
Claims (1)
- 【請求項１】 連続鋳造用鋳型の内部冷却水路に付着し
たスケールを除去するに当たり、鋳型内部冷却水循環装
置に鋳型内部冷却水路洗浄装置を切換弁を介して並列に
結合しておき、非鋳造時間に前記切換弁を切換えて冷却
水路の洗浄を行うことを特徴とする連続鋳造用鋳型の内
部冷却水路の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259911A JPH07112244A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 連続鋳造用鋳型の内部冷却水路洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259911A JPH07112244A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 連続鋳造用鋳型の内部冷却水路洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112244A true JPH07112244A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17340646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259911A Withdrawn JPH07112244A (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 連続鋳造用鋳型の内部冷却水路洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112244A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009536133A (ja) * | 2006-05-05 | 2009-10-08 | ムルティファク ゼップ ハクゲンミュラー ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 梱包機、具体的には、深絞り装置を含む梱包機 |
| CN109014132A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-18 | 大亚车轮制造有限公司 | 一种铸造水冷模具的清洗装置 |
| CN111604490A (zh) * | 2020-06-01 | 2020-09-01 | 孙庆峰 | 一种汽车油路管件制造加工工艺 |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP5259911A patent/JPH07112244A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009536133A (ja) * | 2006-05-05 | 2009-10-08 | ムルティファク ゼップ ハクゲンミュラー ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 梱包機、具体的には、深絞り装置を含む梱包機 |
| CN109014132A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-18 | 大亚车轮制造有限公司 | 一种铸造水冷模具的清洗装置 |
| CN111604490A (zh) * | 2020-06-01 | 2020-09-01 | 孙庆峰 | 一种汽车油路管件制造加工工艺 |
| CN111604490B (zh) * | 2020-06-01 | 2021-10-19 | 湖南省纽世达科技发展有限公司 | 一种汽车油路管件制造加工工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |