JPH07103810B2 - 蒸気弁制御装置 - Google Patents

蒸気弁制御装置

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JPH07103810B2
JPH07103810B2 JP11555986A JP11555986A JPH07103810B2 JP H07103810 B2 JPH07103810 B2 JP H07103810B2 JP 11555986 A JP11555986 A JP 11555986A JP 11555986 A JP11555986 A JP 11555986A JP H07103810 B2 JPH07103810 B2 JP H07103810B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、火力や原子力発電プラント等の蒸気タービン
において用いられる蒸気弁の制御装置に関する。
(従来の技術) 蒸気タービンには蒸気流量を負荷に応じて制御するため
に蒸気弁が設けられている。この蒸気弁は通常、複数弁
が並設され、3弁ないしは4弁がほぼ同じ開度で制御さ
れることが多い。各弁は位置検出器によって弁実開度を
検出され、これらの位置検出信号と、開度要求信号との
信号差によって制御されている。
(発明が解決しようとする問題点) 位置検出器が、それ自体の異常や脱落等によって弁実開
度を正常に反映しない場合には、開度要求信号に対する
フィードバック信号がバランスしないため、蒸気弁は開
方向または閉方向に暴走し、正常な制御が不可能とな
る。このような場合には、タービン前圧の急変により、
プラントが停止に至るという不都合が生じる。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の蒸気弁制御装置は蒸気弁を駆動する変化率演算
器と、この変化率演算器を制御するサーボ弁と、前記蒸
気弁を駆動する変化率演算器に連結されて前記蒸気弁の
位置検出信号を出力する位置検出器と、この位置検出器
からの位置検出信号、開度要求信号、手動閉動作信号お
よび手動開動作信号を入力し、前記サーボ弁に制御信号
を出力する蒸気弁制御装置において、前記制御装置には
蒸気弁を低速で開動作させる偏差信号を発生する信号発
生器と、蒸気弁を低速で閉動作させる偏差信号を発生す
る信号発生器と、微開または微閉信号を発生する信号発
生器と、開度要求信号および位置検出信号を入力して偏
差信号を出力する加算器とが設けられていことを特徴と
する。
(作用) 本発明においては、運転中の弁位置検出器のなんらかの
異常による弁開度制御不能という事態を回避し、プラン
トの停止という事態を可及的に回避することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明による蒸気弁制御装置の一実施例を示す
もので、蒸気タービン(図示せず)への蒸気流量を制御
するために蒸気弁1が設けられている。この蒸気弁は油
圧シリンダ2によって開閉駆動される。油圧シリンダ2
は制御装置3からの信号4によって制御されるサーボ弁
5の開閉動作によって駆動される。また蒸気弁1の開度
は油圧シリンダ2に取付けられた位置検出器6によって
検出され、位置検出信号7aとして制御装置3に送られ
る。
なお、上記蒸気弁1、油圧シリンダ2、サーボ弁5、位
置検出器6は3台ずつ並設されており、制御装置3には
位置検出信号7aと共に、同時開閉動作を行う他の蒸気弁
(図示せず)の開度を示す位置検出信号7b,7cも同様に
入力し、また手動閉動作信号9および手動開動作信号10
も入力しサーボ弁5へ制御信号4を送る。
第2図は制御装置3の詳細構造を示すものである。弁の
開度要求信号8と当該弁の位置検出信号7aは加算器11で
比較演算され、偏差信号12が出力される。この偏差信号
は接点13,14を通して増幅器15に導かれ、そこで増幅さ
れてサーボ弁5への制御信号4となる。
他方、中間値選択器16は位置検出信号7a,7b,7cを入力し
て比較し、その中間信号17を出力する。すなわち、例え
ば7b<7a<7cの条件が入力された場合には、出力信号は
7aとなる。この中間信号17は加算器18で比較演算され、
その偏差信号19が出力される。信号発生器20は偏差信号
19を入力して信号21を発する。この信号21はタイマー22
を介して接点13,23に伝達され、これらを制御する。
一方、手動開動作信号10は接点23を介して14を制御す
る。また手動閉動作信号9は接点24を制御する。
信号発生器25は蒸気弁1を微小開閉動作させる信号26を
発生する。この信号は接点24,13,14および増幅器15を介
してサーボ弁5への制御信号4となる。
信号発生器27は蒸気弁1を低速で閉める信号28を発生
し、この信号は接点24,13,14および増幅器15を介してサ
ーボ弁5への制御信号4となる。また、信号発生器29は
蒸気弁1を低速で開ける信号30を発生する。この信号30
は接点14、増幅器15を介してサーボ弁5への制御信号4
となる。
次ぎに、上述のように構成した本発明装置の動作を説明
する。
蒸気タービンの通常運転時には3台の蒸気弁1はほぼ同
じ開度にあるため、位置検出信号7a,7b,7cの中間信号17
と位置検出信号7aとの偏差信号19は微小である。この
時、信号発生器20は接点13を信号12側に保持し、かつ、
接点23を開にする信号を発している。この場合は安定状
態にあるため、タイマー22の影響は受けない。また、こ
の時、蒸気弁1は開度要求信号8によって制御されてお
り、開度要求信号8と、弁位置検出信号7aとが加算器11
で比較演算されているが、両信号8と7aはほぼバランス
しており,偏差信号12は非常に小さな値となっている。
この偏差信号12は接点13,14を経て増幅器15に入力し、
そこで増幅された後、サーボ弁5へ制御信号4として出
力されるが、偏差信号12が微小であるからサーボ弁5は
蒸気弁1を一定開度に保つよう制御する。
なお、蒸気タービンが過渡状態にある時、各蒸気弁の動
きは機械差により多少バラツクことがあり、その場合に
は位置検出信号7a,7b,7cにもバラツキを生ずるが、この
時には、中間信号17と位置検出信号7aの偏差信号19が大
きくなり、規定値を一時的に越えることがある。この場
合、信号発生器20からの信号も変化するが、タイマー22
によって偏差信号19が所定の時間以上、規定値を越える
状態が続かない限り、接点13,23は切換わらない。この
様な過渡状態は正常なものであるため、この動作は妥当
である。
次に位置検出器6が脱落や、故障等によって誤った位置
検出信号7aを発生させた場合には、開度要求信号8に対
して位置検出信号7aはバランスせず偏差信号12は+また
は−の大きな偏差値となる。これによって、蒸気弁1は
弁開方向、または弁閉方向にノンコントロールの状態で
動き出すことになる。
この時、位置検出信号7b,7cは正常なため、中間信号17
は前の状態とほとんど変らず、一定であるが、位置検出
信号7aが大きく異なる。このため、偏差信号19は大きな
値を示し、規定値をこえると、信号発生器20は接点13を
信号26側に切換え、かつ接点23を閉とする信号21を発生
する。
このとき、位置検出器6の故障が軽微で瞬時に復帰すれ
ば、タイマー22の働きで接点13,23は切換わらないが、
所定時間以上、復帰しない場合には接点13,23は切換え
られる。この接点13,23の切換えにより信号発生器25の
信号26が接点24,13,14、増幅器15を介してサーボ弁5に
おくられる。信号発生器25の特性は第3図に示す通りで
あり、サーボ弁5に対して、微開信号と微閉信号を交互
に短時間ずつ繰り返し入力する。従って、蒸気弁1はほ
ぼ一定の開度に抑制される。
故障が軽微であって短時間に復帰するような場合は、位
置検出器6が正常に復帰すると、偏差信号19も小とな
り、信号発生器20の働きによって接点13は、信号12側に
切換えられ、全て正常状態に復帰する。
故障が生じて位置検出器6の交換等が必要な場合には、
蒸気弁1を一時全閉させる必要がある。この場合には、
外部より手動閉動作信号9を入力する。この信号9によ
り接点24は信号26側から信号28側へ切換えられる。この
ため、信号発生器27の信号28が接点24,13,14を経て増幅
器15で増幅され、信号4となってサーボ弁5に送られ
る。信号発生器27の特性は第4図に示す通りであり、サ
ーボ弁5に対して微閉信号を送る。
従って、蒸気弁1は、弁前圧力に大きな変動を与えない
ように極めて低速度で閉じる。このようにして蒸気弁が
全閉したら、位置検出器6等の変換やその他の点検処置
を行い、正常に復帰したことを確認した後、手動開動作
信号10を入力する。
この信号は接点23を経由して接点14に入力し、接点14を
信号30側に切換える。その結果、信号発生器29の信号30
が接点14を経て増幅器15に入り、ここで増幅され、信号
4となってサーボ弁5に送られる。信号発生器29の特性
は第5図に示す通りであり、サーボ弁5に対して微開信
号を送る。
そのため、蒸気弁1は弁前圧力に大きな変動を与えない
ように極めて低速度で開く。この開弁動作中に中間信号
17と、その弁の位置検出信号7aとの偏差信号19が規定値
以下になると、信号発生器20は接点13を正常信号12側に
切換え、かつ接点23をOFFにする信号21をタイマー22を
介して送る。この信号21によって接点13は切替わり、ま
た接点23がOFFとなるため接点14も信号12側に切換えら
れる。この動作によって制御系は正常状態に復帰する。
なお、第2図に示した実施例では、信号発生器20は同時
に開する3弁の位置検出信号7a,7b,7cの中間信号17とそ
の弁の位置検出信号7aとの偏差信号19を信号発生器20に
入力する例につき述べたが、本発明はこれに限定される
みのではなく、第6図に示すように、単にその弁の開度
要求信号8と位置検出信号7aとの偏差信号31を信号発生
器20の入力信号とするようにしてもよい。
〔発明の効果〕
上述のように、本発明によれば、位置検出器に異常を生
じたとしても、抑制不能な状態とはならず、まずその開
度を保持し、しかる後に必要に応じて全閉、補修するこ
とによって運転を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蒸気弁制御装置の実施例を示す系統
図、第2図は本発明における制御装置の実施例を示す接
続図、第3図ないし第5図は本発明装置における信号発
生器25,27,29の作動を示す特性図、第6図は本発明にお
ける制御装置の他の実施例を示す接続図である。 1…蒸気弁、2…油圧シリンダ、3…制御装置、4…制
御信号、5…サーボ弁、6…位置検出器、7…手動閉動
作信号、8…開度要求信号、9…手動閉動作信号、10…
手動開動作信号、11,18…加算器、12,19,31…偏差信
号、15…増幅器、16…中間値選択器、17…中間信号、2
0,25,27,29…信号発生器、22…タイマー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気弁を駆動する変化率演算器と、この変
    化率演算器を制御するサーボ弁と、前記蒸気弁を駆動す
    る変化率演算器に連結されて前記蒸気弁の位置検出信号
    を出力する位置検出器と、この位置検出器からの位置検
    出信号、開度要求信号、手動閉動作信号および手動開動
    作信号を入力し、前記サーボ弁に制御信号を出力する蒸
    気弁制御装置において、前記制御装置には蒸気弁を低速
    で開動作させる偏差信号を発生する信号発生器と、蒸気
    弁を低速で閉動作させる偏差信号を発生する信号発生器
    と、微開または微閉信号を発生する信号発生器と、開度
    要求信号および位置検出信号を入力して偏差信号を出力
    する加算器とが設けられていことを特徴とする蒸気弁制
    御装置。
JP11555986A 1986-05-20 1986-05-20 蒸気弁制御装置 Expired - Lifetime JPH07103810B2 (ja)

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JPS62271909A JPS62271909A (ja) 1987-11-26
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