JPH07101117A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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Publication number
JPH07101117A
JPH07101117A JP24690893A JP24690893A JPH07101117A JP H07101117 A JPH07101117 A JP H07101117A JP 24690893 A JP24690893 A JP 24690893A JP 24690893 A JP24690893 A JP 24690893A JP H07101117 A JPH07101117 A JP H07101117A
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JP
Japan
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cassette
roller
platen
cassette cover
thermal head
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Pending
Application number
JP24690893A
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English (en)
Inventor
Susumu Midori
進 翠
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットの着脱操作が容易で、しかも、サー
マルヘッドとプラテンの接離をより確実に行うことがで
きる印字装置を提供すること。 【構成】 ローラリリースロッド86は連結ギヤ88を
介して、カセットカバーの開閉に伴って摺動する連動レ
バー94と連結されており、カセットカバーを閉じるの
に伴って連動レバー94が摺動すると、その摺動に伴っ
てローラリリースロッド86が左方向に移動し、移動部
材70の背面側を押圧する。常には、プラテンローラ6
8をサーマルヘッド62から離れる方向へ支持する移動
部材70は、ローラリリースロッド86により押圧され
て揺動し、プラテンローラ68をサーマルヘッド62に
接触させる。カセットカバーを開くとローラリリースロ
ッド86が右方向へ移動し、それに伴って移動部材70
が移動してプラテンローラ68がサーマルヘッド62か
ら離れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともインクリボ
ンを収容したカセットを着脱自在に装着するように構成
した印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平5−92650号公報
にあるように、ローラリリースツマミの回転により、そ
れぞれ移動するローラリリースロッドとカセットリリー
スノッチが設けられ、ローラリリースロッドが移動する
と、その角部がローラ支持部材のカム部を押上げ、ロー
ラ支持部材に支持されたテープ送りローラとプラテンが
テープ駆動ローラとサーマルヘッドに圧接される。同時
に、カセットリリースノッチのカム部からローラリリー
スツマミのボスが離間してカセットリリースノッチが移
動して、その係止部がカセットカバーのフック部に係合
して、カセットカバーが閉位置にロックされる構成のも
のが提案されている。
【0003】これにより、サーマルヘッドとプラテンと
が完全に圧接されないと、カセットカバーが閉位置に係
止されないことから、サーマルヘッドとプラテンが不完
全に圧接した状態で印字動作させることを防止するよう
にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、カセットを着脱させる際、例えば、
右手でローラリリースツマミを回転させてサーマルヘッ
ドとプラテンを接離させると共に、左手でカセットカバ
ーを開かなければならず、操作が繁雑で、しかもローラ
リリースツマミを回転させるための操作荷重が大きいた
めに使用者に不安やとまどいを与えてしまっていた。
【0005】また、ローラリリースツマミの操作が不完
全でサーマルヘッドとプラテンが圧接されていない状態
でも印字動作されてしまうため、印字不良が発生する場
合があるという問題があった。そこで本発明は上記の課
題を解決することを目的とし、カセットの着脱操作が容
易で、しかも、サーマルヘッドとプラテンの接離をより
確実に行うことができる印字装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、少なくともインクリボンを収容したカ
セットを着脱自在に装着するように構成した印字装置に
おいて、複数の発熱素子を印字方向と直交する方向に列
設してなるサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドに相
対するプラテンと、前記プラテンが配置されて前記サー
マルヘッドに対して前記プラテンを接離可能に移動する
移動部材と、前記カセットを収容する収容部を開閉自在
に覆うカセットカバーと、前記カセットカバーが閉位置
に移動されたときに前記移動部材を移動して前記サーマ
ルヘッドに前記プラテンを接触させるべく前記カセット
カバーと前記移動部材を連結する連動機構と、前記カセ
ットカバーを閉位置に係止する係止機構と、を備えたこ
とを特徴とする印字装置の構成がそれである。
【0007】
【作用】前記構成を有する印字装置は、カセットカバー
が閉位置に移動操作されると、連動機構がカセットカバ
ーの移動に連動して移動部材を移動しサーマルヘッドに
プラテンを接触させ、係止機構がカセットカバーを閉位
置に係止する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。本実施例は、印字媒体としてのテープを送り
出しながらサーマルヘッドで印字するように構成したテ
ープ編集装置に本発明の印字装置を適用した場合の実施
例である。
【0009】図1に示すように、テープ編集装置は、本
体ケース1の前部に設けられた文字や編集指示等を入力
するためのキーボード2、その後方近くに設けられた文
字や図形を表示する液晶ディスプレイ4、本体ケース1
内に組み込まれた文字や図形を印刷する印字装置6、及
びこれらに接続され各種制御処理を実行する図示しない
電子制御回路等から構成されている。
【0010】印字装置6は、図2、図7に示すように、
支点ピン7により本体ケース1に揺動可能に支承された
カセットカバー8を備え、カセットカバー8は、本体ケ
ース1内に形成されたカセット10を収納できるカセッ
ト収納部12を開閉自在に覆うことができるように構成
されている。尚、カセットカバーの中央部には、カセッ
ト収納部12内のカセット10の有無や、カセット10
の種類等を確認するための窓部8aが設けられている。
この窓部8aは、透明な樹脂で長細い長方形に形成さ
れ、その弾性を利用してカセットカバー8に形成された
長穴に嵌め込まれている。
【0011】カセット10内には、図3に示すように、
透明テープ14が巻かれた透明テープリール16と、両
面接着テープ18が巻かれた両面テープリール20と、
インクリボン22が巻かれたインクリボンリール24
と、リボン巻取りリール26とが回転可能に収納されて
いる。
【0012】また、カセット10内には、テープ駆動ロ
ーラ28が回転自在に支持されており、両面接着テープ
18がテープ駆動ローラ28に沿って屈曲されると共
に、その外側に透明テープ14の裏側が当てられて、透
明テープ14の先端がカセット10の側面から外部に飛
び出すように構成されている。また、インクリボン22
の一端はリボン巻取りリール26に巻取られると共に、
カセット10の印字開口部30で透明テープ14の裏側
に沿って、透明テープ14と共に送給されるように配置
されている。
【0013】本体ケース1内に設けられたフレーム11
には、リボン巻取りリール26に対応して、図4から図
6に示すように、リボン巻取りリール26に嵌入されて
回転を伝達可能なリボン駆動カム軸32が、回転自在に
立設されている。リボン駆動カム軸32には、ギヤ部3
4が形成されており、フレーム11に回転自在に支承さ
れたアイドルギヤ36の小ギヤ部38に噛合されてい
る。
【0014】アイドルギヤ36の大ギヤ部40は、フレ
ーム11に回転自在に支承されたギヤ42に噛合されて
おり、ギヤ42と共に一体的に回転するギヤ44は、フ
レーム11に固定されたステッピングモータ46の回転
軸に固着されたピニオンギヤ48に噛合されている。
【0015】また、ギヤ42は、フレーム11に回転自
在に支承されたアイドルギヤ50の大ギヤ部52に噛合
されており、アイドルギヤ50の小ギヤ部54が、フレ
ーム11に回転自在に支承されたギヤ56に噛合されて
いる。ギヤ56は、フレーム11に立設された支持軸5
8に回転可能に嵌装されたテープ駆動ギヤ60に噛合さ
れている。そして、カセット10をカセット収納部12
に収納した際に、テープ駆動ローラ28がテープ駆動ギ
ヤ60に嵌装されてテープ駆動ギヤ60の回転が伝達さ
れるように構成されている。尚、図2に示すように、本
体ケース1には、テープ駆動ローラ28に対応してテー
プ出口61が形成されている。
【0016】更に、カセット10をカセット収納部12
に収納した際に、図5、図6に示すように、印字開口部
30には、サーマルヘッド62が挿入されてインクリボ
ン22の裏側になるように、サーマルヘッド62がフレ
ーム11上に配置されており、サーマルヘッド62は、
フレーム11に固定されたL字状の取付部材64の垂直
壁面に取り付けられ、透明テープ14と直交するように
配置された縦1列128ドットの発熱素子66を備えて
いる。
【0017】透明テープ14、インクリボン22を間
に、サーマルヘッド62に相対してプラテンローラ68
が移動部材70に回転自在に支承されて配置されてお
り、移動部材70はフレーム11に支点ピン72により
揺動自在に支承されて、揺動によりプラテンローラ68
をサーマルヘッド62に接触させることができるように
構成されている。また、移動部材70は、ばね74によ
りプラテンローラ68がサーマルヘッド62から離れる
方向に向かって移動するように付勢されている。
【0018】移動部材70には、テープ駆動ローラ28
に対向して、テープ送りローラ76が回転自在に支承さ
れており、プラテンローラ68がサーマルヘッド62に
接触した際に、テープ駆動ローラ28とテープ送りロー
ラ76とにより両面接着テープ18と透明テープ14と
を挟持できるように配置されている。
【0019】また、テープ送りローラ76には、図4に
示すように、移動部材70が揺動された際に、テープ駆
動ギヤ60に噛合する送りギヤ78が一体的に設けられ
ており、更に、図5に示すように、テープ送りローラ7
6の回転をプラテンローラ68に伝達するアイドルロー
ラ80が移動部材70に回転自在に支承されている。
【0020】移動部材70の背面側には、リフトカム部
82が形成されており、このリフトカム部82に接触す
る凸部84がローラリリースロッド86に形成されてい
る。ローラリリースロッド86には、2個のローラ87
が回転自在に支承されており、このローラ87がフレー
ム11に形成された垂直壁11aに接触して、垂直壁1
1aに沿ってローラリリースロッド86が、図5の左右
方向に、直線的に移動できるように構成されている。
【0021】そして、ローラリリースロッド86が、図
5の左方向に移動されたときには、凸部84がリフトカ
ム部82を押して、移動部材70を支点ピン72の廻り
に揺動させ、プラテンローラ68がサーマルヘッド62
に接触されるように、リフトカム部82と凸部84との
形状が定められている。
【0022】また、ローラリリースロッド86が、図5
の右方向に移動されたときには、ばね74の付勢力によ
り移動部材70が揺動されて、プラテンローラ68がサ
ーマルヘッド62から離間するように、リフトカム部8
2と凸部84との形状が定められている。
【0023】ローラリリースロッド86の一端は、フレ
ーム11に立設された支点ピン85に回転自在に嵌装さ
れた連結ギヤ88にピン90により回転自在に連結され
ている。この連結ギヤ88には、多数の歯89が突設さ
れており、この歯89が、フレーム11に固定された案
内部材92に摺動可能にガイドされた連動レバー94に
摺動方向に沿って形成された多数の角孔96に嵌入され
て、連結ギヤ88の回転と連動レバー94の摺動とが連
動するように構成されている。
【0024】連動レバー94には、その中程に凸部98
が形成されており、この凸部98に応じて案内部材92
から弾性を有するブレーキ部100が、連動レバー94
の摺動方向に延出されており、その先端には、図6に示
すように、連動レバー94が摺動された際に、凸部98
に接触する接触部102が形成されている。
【0025】連動レバー94の先端には、ピン104が
立設されており、このピン104は、図7に示すよう
に、カセットカバー8に形成されたカム部106,10
8に接触するように形成されている。カム部106,1
08は、カセットカバー8を開位置Aから閉位置Bに向
かって約45度倒した位置Cのときに、カム部108が
ピン104に接触し、更に閉位置Bにまで倒したとき
に、ピン104を介して連動レバー94を図7の左方向
に摺動させるように構成されている。
【0026】また、カセットカバー8を開方向に付勢す
るコイルばね107が設けられており、コイルばね10
7の付勢力によりカセットカバー8を約5度起こすこと
ができるように構成されている。カセットカバー8を閉
位置Bから開位置Aに向かって約15度起こした位置D
のときに、カム部106がピン104に接触し、更に開
位置Aに向かって約55度起こす位置Eまでピン104
を介して連動レバー94を図7の右方向に摺動させるよ
うに構成されている。カセットカバー8がこの位置Eま
で開かれたときには、連動レバー94と連動して回転す
る連結ギヤ88が本体ケース1に形成されたストッパ部
105に当接し、それ以上の連結ギヤ88の回転を規制
する。
【0027】55度以上揺動させると、カム部106は
ピン104との接触を解除されて、カセットカバー8の
みが開位置Aにまで揺動するように構成されている。約
60度以上揺動させると、カセットカバー8の自重が開
方向に作用し、約70度にまで開いた開位置Aまで揺動
すると、図示しないストッパーにカセットカバー8が当
接して揺動が規制される。
【0028】カセットカバー8には、連動レバー94を
挟むようにして、その両側に遮弊壁111が設けられて
おり、カセットカバー8が開位置Aにあるときに連動レ
バー94を外部から操作できないように遮断している。
尚、本実施例では、ローラリリースロッド86、連結ギ
ヤ88、案内部材92、連動レバー94により連動機構
109が構成されている。
【0029】更に、カセットカバー8の内側には、図2
に示すように、鈎部110が形成されており、本体ケー
ス1とフレーム11との間には、リリースボタン112
が摺動可能に配置されている。リリースボタン112は
板ばね部114を備え、リリースボタン112が、図2
の右方向に摺動された際には、板ばね部114がたわ
み、リリースボタン112を図左方向に付勢するように
構成されている。
【0030】リリースボタン112は、更に、爪部11
6を備え、カセットカバー8が閉位置Bに揺動された際
に、鈎部110の傾斜部118が爪部116の傾斜部1
19に当接して、リリースボタン112を図右方向に押
した後、爪部116が鈎部110に係合して、カセット
カバー8を閉位置Bに係止するように構成されている。
尚、本実施例では、鈎部110、リリースボタン112
により係止機構120を構成している。
【0031】次に、本実施例の印字装置の作動について
説明する。まず、カセット10の装着は、カセットカバ
ー8が図2に示すように、開位置Aにある状態のとき
に、リボン巻取りリール26にリボン駆動カム軸32を
嵌入すると共に、テープ駆動ローラ28に支持軸58を
嵌入して、カセット10をカセット収納部12に収納す
る。その際、サーマルヘッド62は、印字開口部30内
に挿入される。
【0032】そして、カセットカバー8を開位置Aから
閉位置Bに向かって揺動させると、図7に示すように、
まず、開位置A(開度が約70度)から約45度の位置
Cまでは、カセットカバー8のみが単独で揺動し、それ
以上閉じられると、連動レバー94のピン104に、カ
ム部108が当接し、カム部108、ピン104を介し
て連動レバー94を図左方向に押す。
【0033】これにより、図6に示すように、連結ギヤ
88が図時計方向に回転されて、ローラリリースロッド
86が垂直壁11aに沿って図左方向に摺動される。よ
って、凸部84が移動部材70のリフトカム部82に圧
接されて、移動部材70をばね74の付勢力に抗して、
サーマルヘッド62に向かって揺動させる。
【0034】更に、カセットカバー8が閉位置Bに向か
って揺動されると、移動部材70は、ローラリリースロ
ッド86の凸部84により、リフトカム部82を介して
揺動されて、プラテンローラ68が透明テープ14、イ
ンクリボン22を挟持した状態でサーマルヘッド62に
押し付けられる。また、テープ送りローラ76はテープ
駆動ローラ28に、透明テープ14、両面接着テープ1
8を挟持した状態で押し付けられる。
【0035】カセットカバー8が約5度の位置にまで閉
じられると、コイルばね107にカセットカバー8が当
接し、コイルばね107をたわませる。閉位置Bにまで
揺動されると、カセットカバー8の鈎部110が、リリ
ースボタン112の爪部116に当接して、リリースボ
タン112を板ばね部114の付勢力に抗して摺動させ
て、鈎部110に爪部116が係合して、カセットカバ
ー8が閉位置Bに係止される。また、閉位置Bに閉じら
れた際には、カセットカバー8に設けられた図示しない
カセット押えばねがカセット10に押圧して、カセット
10を動かないようにする。
【0036】そして、キーボード2から文字や記号が入
力され、印字が開始されると、ステッピングモータ46
が回転して、ピニオンギヤ48、ギヤ42,44、アイ
ドルギヤ50、ギヤ56、テープ駆動ギヤ60、送りギ
ヤ78を介して、テープ駆動ローラ28とテープ送りロ
ーラ76とが回転駆動される。また、アイドルローラ8
0を介して、プラテンローラ68も回転駆動され、透明
テープ14、インクリボン22、両面接着テープ18が
送給される。その間に、サーマルヘッド62により、透
明テープ14には文字や記号が印字される。
【0037】また、ピニオンギヤ48、ギヤ42,4
4、アイドルギヤ36、ギヤ部34、リボン駆動カム軸
32を介して、リボン巻取りリール26が回転されて、
インクリボン22が巻取られる。裏面に両面接着テープ
18が張り付けられた透明テープ14は、テープ出口6
1から外部に排出され、カッターボタン122を操作し
て、透明テープ14が切断される。
【0038】透明テープ14に印字を行って、各テープ
14,18,22が消費されると、カセット10が新た
なカセット10に交換される。カセット10を交換する
際には、リリースボタン112が、板ばね部114の付
勢力に抗して使用者により摺動されて、爪部116と鈎
部110との係合が解除される。これにより、カセット
カバー8は、ばね107の付勢力により図7に示すよう
に揺動されて、閉位置Bから約5度の位置にまでわずか
に開かれる。
【0039】そして、使用者がカセットカバー8を開位
置Aにまで揺動させると、まず、約15度の位置Dにま
で開かれたときに、カム部106がピン104に当接し
て、連動レバー94を図7の右方向に摺動させる。連動
レバー94の摺動により、図5に示すように、連結ギヤ
88が図反時計方向に回転し、ローラリリースロッド8
6が図右方向に摺動される。
【0040】これにより、移動部材70は、ばね74の
付勢力により支点ピン72の廻りに揺動されて、リフト
カム部82が凸部84に接触しながら、プラテンローラ
68がサーマルヘッド62から離間すると共に、テープ
駆動ローラ28からテープ送りローラ76が離間する。
凸部84がリフトカム部82の平坦部から傾斜部に移る
と、ばね74の付勢力により移動部材70が揺動され、
ローラリリースロッド86を介して連結ギヤ88が回転
されると共に、連動レバー94が摺動される。このと
き、ピン104はカム部106から離れ、カセットカバ
ー8より先行して動く。そして、連結ギヤ88がストッ
パ部105に当接して連結ギヤ88の回転が規制され
る。
【0041】また、そのときに、凸部98にブレーキ部
100の接触部102が接触して、連動レバー94の摺
動に対して摺動抵抗となるように作用する。これによ
り、ばね74の付勢力により、移動部材70、ローラリ
リースロッド86、連結ギヤ88を介して連動レバー9
4が急激に摺動され、連動レバー94がカセットカバー
8に突き当り、大きな衝突音がでるのを防止する。カセ
ットカバー8が開位置Aにあるときに連動レバー94の
ガタツキによる振動音の発生も防止する。
【0042】プラテンローラ68がサーマルヘッド62
から離間すると、カセットカバー8は軽く開くことがで
きるようになり、開位置Aにまで開かれると、カセット
10を取り出すことができるようになる。その後、カセ
ット10を新たなカセット10と交換して、前述したと
同様に、カセットカバー8を開位置Aから閉位置Bに揺
動させ、リリースボタン112がカセットカバー8を閉
位置Bに係止するので、新たな印字を開始できるように
なる。
【0043】このように、本実施例の印字装置による
と、カセットカバー8を揺動させることにより、連動機
構109を介して移動部材70を揺動させて、サーマル
ヘッド62とプラテンローラ68との接離が行われ、ま
た、係止機構120がカセットカバー8を閉位置Bに係
止するので、片手でもカセットカバー8の開閉と、サー
マルヘッド62とプラテンローラ68との接離を行うこ
とができ、操作が簡単である。
【0044】また、カセットカバー8が完全に閉位置B
になったときに、プラテンローラ68がサーマルヘッド
62に接触し、そのときに係止機構120により閉位置
Bに係止されるので、プラテンローラ68がサーマルヘ
ッド62に接触していない状態での誤った使用による印
字不良を防止できる。
【0045】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の印字装置
は、カセットカバーの移動操作により、連動機構がカセ
ットカバーの移動に連動してサーマルヘッドにプラテン
を接触させ、係止機構がカセットカバーを閉位置に係止
するので、カセット交換の操作が簡単に行えると共に、
誤った使用による印字不良を防止できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例としての印字装置を適用し
たテープ編集装置の斜視図である。
【図2】 本実施例の印字装置のカセットカバーを開い
た状態の拡大平面図である。
【図3】 本実施例のカセットの拡大断面図である。
【図4】 本実施例の歯車配列の拡大展開側面図であ
る。
【図5】 本実施例のカセットカバーが閉位置にあると
きの連動機構の拡大平面図である。
【図6】 本実施例のカセットカバーが開位置にあると
きの連動機構の拡大平面図である。
【図7】 本実施例のカセットカバーが閉位置にあると
きの連動機構の拡大側面図である。
【符号の説明】
1…本体ケース 6…印字装置 8
…カセットカバー 10…カセット 11…フレーム 1
2…カセット収納部 28…テープ駆動ローラ 32…リボン駆動カム軸 62…サーマルヘッド 68…プラテンローラ 7
0…移動部材 76…テープ送りローラ 86…ローラリリースロッ
ド 88…連結ギヤ 92…案内部材 9
4…連動レバー 109…連動機構 110…鈎部 1
12…リリースボタン 120…係止機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともインクリボンを収容したカセ
    ットを着脱自在に装着するように構成した印字装置にお
    いて、 複数の発熱素子を印字方向と直交する方向に列設してな
    るサーマルヘッドと、 前記サーマルヘッドに相対するプラテンと、 前記プラテンが配置されて前記サーマルヘッドに対して
    前記プラテンを接離可能に移動する移動部材と、 前記カセットを収容する収容部を開閉自在に覆うカセッ
    トカバーと、 前記カセットカバーが閉位置に移動されたときに前記移
    動部材を移動して前記サーマルヘッドに前記プラテンを
    接触させるべく前記カセットカバーと前記移動部材を連
    結する連動機構と、 前記カセットカバーを閉位置に係止する係止機構と、 を備えたことを特徴とする印字装置。
JP24690893A 1993-10-01 1993-10-01 印字装置 Pending JPH07101117A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1504912A1 (en) 2003-08-07 2005-02-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape printing apparatus and tape printing system
JP2009513389A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 ダイモ テープ印刷装置

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