JPH0688874A - 汚染検査装置 - Google Patents

汚染検査装置

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JPH0688874A
JPH0688874A JP23813692A JP23813692A JPH0688874A JP H0688874 A JPH0688874 A JP H0688874A JP 23813692 A JP23813692 A JP 23813692A JP 23813692 A JP23813692 A JP 23813692A JP H0688874 A JPH0688874 A JP H0688874A
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JP
Japan
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contamination
radiation detector
detector
wiping
decontamination
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Pending
Application number
JP23813692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Tateyama
茂雄 舘山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0688874A publication Critical patent/JPH0688874A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、検査時間及び除染時間の短縮と、ク
ロスコンタミ等、汚染拡大の防止を目的とする。 【構成】本発明の汚染検査装置は、検査対象となる物体
20の表面に沿って放射線検出器10を移動させ、その
時の放射線検出器出力をモニタして前記物体表面の汚染
有無を検査する装置であり、少なくとも前記放射線検出
器10の移動時には当該放射線検出器10が移動した後
の物体表面上を追従して移動する除染用拭取機構13を
備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再処理廃棄物を取扱う
施設において、返還廃棄物等の放射性廃棄物を輸送する
のに用いられる輸送容器の検査及び除染を行うための汚
染検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海外等から再処理施設等へ運ばれる放射
性廃棄物は、専用の廃棄物輸送容器に収納されることに
なる。図5(a)には廃棄物輸送容器の一例が示されて
いる。廃棄物輸送容器1は、それぞれ廃棄物が封入され
た複数個の密閉容器2a〜2dを収納するように構成さ
れている。
【0003】この廃棄物輸送容器1を再使用するために
は、廃棄物輸送容器1が放射能汚染されていないことを
確認し、万一汚染されていた場合には汚染箇所を除染す
る必要がある。
【0004】そこで従来は、使用後の廃棄物輸送容器1
に対して、当該廃棄物輸送容器内面を放射線検出器で走
査して放射能汚染検査を行い、規定以上の放射能濃度が
検出された廃棄物輸送容器に関しては、その廃棄物輸送
容器を別の場所へ移し別工程にて廃棄物輸送容器内面の
全体を拭き取るなどの除染作業を実施していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の汚染検査装置は、汚染検査と除染作業とが別工
程となっており、規定以上の放射能濃度が検出された廃
棄物輸送容器に関しては改めて除染作業を実施していた
ので、汚染が検出された場合には長い作業時間が必要に
なるといった欠点がある。
【0006】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、汚染検査と除染作業とを同一工程にて実施し
て検査時間を短縮でき、しかも除染作業を選択的に行う
ことにより除染時間の短縮と非汚染部分に対するクロス
コンタミ等、汚染拡大を防止することのできる汚染検査
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の汚染検査装置は、検査対象となる物体の表面
に沿って放射線検出器を移動させ、その時の放射線検出
器出力をモニタして前記物体表面の汚染有無を検査する
装置において、少なくとも前記放射線検出器の移動時に
は当該放射線検出器が移動した後の物体表面上を追従し
て移動する除染用拭取機構を具備してなるものとした。
【0008】
【作用】本発明の汚染検査装置では、検査対象物体の表
面に沿って放射線検出器が移動すると、除染用拭取機構
が当該放射線検出器が移動した後の物体表面上を追従し
て移動する。従って、例えば放射線検出器の出力から汚
染が検出された場合には、放射線検出器に追従して汚染
箇所を通過する除染用拭取機構を、汚染箇所通過時に駆
動することにより、汚染箇所のみを選択的に除染できる
ことになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0010】図1には、本発明の一実施例に係る汚染検
査装置の機能ブロックが示されている。本実施例の汚染
検査装置は、プラスチック又はZnS等のシンチレーシ
ョン検出器からなる放射線検出器10を備えており、そ
の放射線検出器10は検出器駆動部11によって廃棄物
輸送容器(図1には不図示)の表面上を移動することが
できるようになっている。
【0011】上記放射線検出器10には、ろ紙による拭
取り作業を実施可能な拭取り機構12が取付けられてい
る。この拭取り機構12は、放射線検出器10に対して
当該放射線検出器10の追従位置に取付けられている。
従って、拭取り機構12は放射線検出器10が移動した
廃棄物輸送容器表面上を、その後から追従して同一位置
を移動することができる。
【0012】拭取り機構12は拭取り駆動部13によっ
て拭取り駆動及び位置制御が行われている。この拭取り
駆動部13は、放射線濃度測定中は拭取り機構12を容
器内面に接触しない位置まで退避させておき、後述する
シーケンサから除染命令を受けたときに拭取り機構12
のろ紙面を容器内面に接触させて除染動作させる機能を
備えている。
【0013】上記放射線検出器10で検出される放射線
検出信号は測定部本体14に入力している。測定部本体
14はシーケンサ15と共に装置本体の制御中枢を形成
している。測定部本体14及びシーケンサ15は、図3
の動作フローに基づく動作を示すものとする。
【0014】測定部本体14は、装置全体の動作を管理
しており、外部から測定開始信号を受信するとシーケン
サ15に対して測定開始命令を与える。また放射線検出
器10からの放射線検出信号に基づいて放射能濃度の測
定を行い、測定された放射能濃度が規定値を超えている
ときにはシーケンサ15に対して除染命令を出力するも
のである。
【0015】またシーケンサ15は、検出器駆動部11
及び拭取り駆動部13の動作に関するシーケンスプログ
ラムが格納されており、測定部本体14から入力される
測定開始命令,除染命令により各プログラムが起動され
るようになっている。
【0016】本実施例の汚染検査装置は、放射線検出器
10,検出器駆動部11,拭取り機構12,拭取り駆動
部13で1つのユニットを構成し、そのユニットが廃棄
物輸送容器20内を移動するようになっている。図2に
は、ユニット部分の機械的な位置関係が示されている。
【0017】上記検出器駆動部11は、回転軸21を中
心にした回転体22の回転、回転体22の軸方向への移
動、及び回転軸21の垂直状態及び水平状態への状態制
御の各機能を備えている。検出器駆動部11の回転体2
2に放射線検出器10が回転軸21に対して垂直な状態
で固定されている。
【0018】また放射線検出器10の側面には拭取り駆
動部13が、長手方向を検出器駆動部11の軸方向に向
けた支持アーム23を介して保持されている。そして、
ろ紙が装着される拭取り機構12が拭取り駆動部13に
回転軸21と直交する方向へ伸縮自在に保持されてい
る。
【0019】放射線検出器10と拭取り機構12とは、
支持アーム23の長さだけ離間して配置されることにな
るが、廃棄物輸送容器20の表面を走査する場合には、
必ず放射線検出器10が拭取り機構12よりも先に検査
箇所を通過するようにする。例えば、図2に示す場合で
あれば、上へ向けて移動させる。これにより、拭取り機
構12が放射線検出器10よりも支持アーム23の長さ
に応じた時間だけ遅れて、放射線検出器10の後を追従
するように移動することになる。次に、以上のように構
成された本実施例の動作について図3のフローチャート
を参照して説明する。
【0020】外部から測定開始信号が入力すると検出器
駆動部11を制御して、放射線検出器10を廃棄物輸送
容器20内面における測定開始点へ移動させ、その位置
での放射能濃度を測定する。そして測定した放射能濃度
(計数値)と予め設定されている規定値とを比較する。
容器内面が汚染されている場合には、図4に示すように
汚染箇所の汚染密度が著しく高くなる。
【0021】その比較の結果、計数値が規定値よりも小
さければ、汚染されていないので、放射線検出器10を
次の測定点へ移動させる。また比較の結果、計数値が規
定値よりも大きく汚染有りと判定された場合には、測定
部本体14からシーケンサ15へ除染命令が出力され
る。
【0022】ここで、放射線検出10による測定点の移
動方向はシーケンスプログラムに記憶されており、上述
したように必ず放射線検出器10が拭取り機構12より
も先行し、拭取り機構12が放射線検出器10を追従し
所定時間経過してから拭取り機構12が測定位置を通過
するものとなる。
【0023】従って、除染命令によって駆動されたシー
ケンスプログラムは、拭取り機構12が上記検出された
汚染箇所に来るまで待って拭取り駆動部13を駆動させ
る。拭取り機構12が汚染箇所に対向したところで、拭
取り駆動部13が退避していた拭取り機構12を容器内
面の汚染箇所に接触させて、ろ紙による拭取り作業を実
施する。
【0024】そして放射線検出器10が全測定範囲を走
査し終えたところで、除染作業も終了することになる。
なお、廃棄物輸送容器20の場合、表面汚染はほとんど
無いので、最終測定点が汚染されている可能性は極めて
低いので、走査終了時点で除染作業も終了することにな
る。
【0025】この様に本実施例によれば、放射線検出器
10が容器表面に沿って移動するのに連動して、放射線
検出器10の後から測定位置を追従する拭取り機構12
を設けたので、汚染検査と除染作業とを同一工程にて実
施することができ、検査時間を大幅に短縮することがで
きる。また除染作業は汚染密度の高い部分のみを選択し
て実施するので、除染時間の短縮が可能であり、しかも
汚染密度の高い部分を拭いたろ紙で汚染密度の低い部分
を拭くことにより発生するクロスコンタミを避けること
ができる。なお、本発明は廃棄物輸送容器20の外面の
検査に適用することもでき、さらに廃棄物輸送容器20
以外のものであっても適用することができる。
【0026】また上記実施例では、放射線検出器10と
拭取り駆動部13とを、支持アーム23にて離間させて
いるが、その他の構造、例えば伸縮アームに置き換える
こともできる。本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実
施可能である。
【0027】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、汚
染検査と除染作業とを同一工程にて実施して検査時間を
短縮でき、しかも除染作業を選択的に行うことにより除
染時間の短縮と非汚染部分に対するクロスコンタミ等、
汚染拡大を防止することのできる汚染検査装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る汚染検査装置の機能ブ
ロック図。
【図2】図1に示す汚染検査装置の容器内に入れられる
ユニット部分の構成図。
【図3】図1に示す汚染検査装置の動作説明図。
【図4】図1に示す汚染検査装置における汚染箇所と汚
染密度との関係を示す図。
【図5】廃棄物輸送容器の斜視図。
【符号の説明】
10…放射線検出器、11…検出器駆動部、12…拭取
り機構、13…拭取り駆動部、14…測定部本体、15
…シーケンサ、20…廃棄物輸送容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象となる物体の表面に沿って放射
    線検出器を移動させ、その時の放射線検出器出力をモニ
    タして前記物体表面の汚染有無を検査する汚染検査装置
    において、少なくとも前記放射線検出器の移動時には当
    該放射線検出器が移動した後の物体表面上を追従して移
    動する除染用拭取機構を具備したことを特徴とする汚染
    検査装置。
JP23813692A 1992-09-07 1992-09-07 汚染検査装置 Pending JPH0688874A (ja)

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JP23813692A JPH0688874A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 汚染検査装置

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JP23813692A JPH0688874A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 汚染検査装置

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JPH0688874A true JPH0688874A (ja) 1994-03-29

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ID=17025731

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JP23813692A Pending JPH0688874A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 汚染検査装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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