JPH0687447U - 振動爪付きバケット装置 - Google Patents

振動爪付きバケット装置

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JPH0687447U
JPH0687447U JP2997693U JP2997693U JPH0687447U JP H0687447 U JPH0687447 U JP H0687447U JP 2997693 U JP2997693 U JP 2997693U JP 2997693 U JP2997693 U JP 2997693U JP H0687447 U JPH0687447 U JP H0687447U
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JP
Japan
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bucket
tooth tip
bottom wall
tooth
vibrating
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Withdrawn
Application number
JP2997693U
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English (en)
Inventor
頼道 久保田
活雄 長尾
正男 河内
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯先部を振動させて掘削を行うことにより、
大きな振動等伴うことなく良好な振動掘削作業を行う。 【構成】 バケット1は底壁11の前縁に歯先部4を上
下方向に回動可能に軸支すると共に、側壁10及び底壁
11に空間部7を設け、且つ、該空間部7内に回動シリ
ンダ2a及びカム2b等よりなる揺動機構を内装して前
記歯先部4に連繋せしめ、揺動機構の作動により歯先部
4を支軸4bを中心として振動させるように構成してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油圧ショベルの掘削用バケットに関し、詳しくは掘削爪を振動自在に 設けたバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ショベル等のバケットを用いた掘削作業に振動を利用するものとし ては、図8に示すように、バケット操作シリンダ52と同軸に振動シリンダー5 3を直列に併設し、バケット本体51全体を上下に首振り振動させるものが知ら れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のものは、バケット操作シリンダ52と振動シリンダ53とを同軸上 に配置するから力の伝達上は好ましいが、振動駆動力がバケット本体51及びこ れに関連するリンク55、ロッド54等に直接伝わり大きく振動させるため、大 きな駆動力を必要としてエネルギー効率を悪くする。また、大きな振動力が反力 としてアーム56、ブーム57を介し上部旋回体59に伝播し、加振エネルギー が車体の振動に費されるために、車輌各部の損傷を早め、また、キャビン58の 居住性が悪くなりオペレータが運転を行い難い問題がある。 本考案は上記従来の実情に鑑み、大きな振動等伴うことなく振動掘削作業を良 好に行うことのできる振動爪付きバケット装置の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の振動爪付きバケット装置は、底壁の前縁に歯 先部を上下方向に回動可能に軸支すると共に、側壁及び底壁に空間部を設けたバ ケットにおいて、該空間部内に回動シリンダ及びカム等よりなる揺動機構を内装 して前記歯先部に連繋せしめ、揺動機構の作動により歯先部を支軸を中心として 振動させる構成としている。 また、歯先部に係合自在な係合機構を設け、該係合機構の作動により歯先部を 回動状態と固定状態とに切換自在となしている。
【0005】
【作 用】
本考案は上記構成したので、回動シリンダ2aを伸縮操作すると、回動シリン ダ2aは伸縮往復動をなし歯先部4は支軸4bを支点に上下往復振動を行う。 歯先部4を振動させながら掘削すると、掘削時に歯先部4で掘削物をほぐしな がらバケット1で掬い上げることができるので、掘削掬い上げ作業を格段に向上 することができる。
【0006】 回動シリンダ2aの停止状態でロックシリンダ3aを伸長操作すると、係合機 構(ロック片3f)が歯先部4を固定する。 また、上記の揺動機構並びに係合機構は空間部内に収納設置してあるから、被 掘削物から具合よく保護される。
【0007】
【実 施 例】
本考案の実施例を図面に基づき説明する。本考案のバケット1は歯先回動部2 及び歯先ロック部3を備えて、バケット用爪としての歯先部4を強制的に振動さ せて掘削する振動掘削作業、並びに、歯先部4を固定して掘削する通常掘削作業 を任意に選択実施可能に構成され、図8に示すような油圧ショベルのアーム及び アームシリンダに取付孔1a,1bを介して取り付けられる。
【0008】 先ず、歯先回動部2の揺動機構の構成を図1,2,4において説明する。バケ ット1の左右には外壁9と内壁10で形成される空間部7,7が設けてあり、左 側の空間部7内には、内壁10に回動シリンダ2aを取付台2e及びピン2fを 介して枢支すると共に、ロッド端部を円板状のカム2bにピン2gを介して回動 可能に連結している。
【0009】 上記カム2bは図2に示すように、左右の内壁10,10で軸支されるシャフ ト2cの左端部に取り付けられ、該シャフト2cには歯先部4と同数の偏心した 変形カム2dが硬質な突起部2h(図5)を有して所定間隔をおいて固着してあ る。尚、上記先端突起部2hは、この実施例においては側面視において交互に位 相をずらして取り付けられているが、同位相としてもよくこの場合には同じタイ ミングで歯先部4を作動できるものである。
【0010】 次に,歯先ロック部3の係合機構の構成について図1,2,4において説明す る。左右の空間部7,7内にはロックシリンダ3a,3aが内壁10,10に取 付台3gを介して固着され、ロックシリンダ3a,3aの連結ロッド3d端部に はシャフト3eを支持させ、該シャフト3eには断面コ字状の溝部3cを形成し たロック片3fを前記歯先部4に対応させて同数所定間隔をおいて取り付けてい る。このロック片3fは底壁11の裏面に固着したロックガイド3bの溝部3c 内に前後可動自在に嵌合される。また、バケット1の底壁11裏面には底壁板1 1aで囲繞した下面空間部8を形成している。
【0011】 次に,図1,2,3において歯先部4の構成について説明する。それぞれの歯 先部4はバケット1の底壁11の開口部前縁において前方に向けて固着した複数 個のサポート4c,4c間にピン4bにより上下方向に回動自在に取り付けてい る。また、歯先部4はバケット1の前方に向けて歯先4aを有し、その180度 反対側位置には下面空間部8内で後方に伸びる板状の作動板4dが一体構成され ている。
【0012】 従って、歯先4aと作動板4dとはピン4bを支点として上下反対方向に回動 する。また、作動板4dはスプリング5(図3)で張圧し前記変形カム2dに押 接されている。なお、6はシールであり、底壁11と上記作動板4d間に形成さ れる作動用の間隙を封鎖して、ダスト及び水,土等が空間部7内へ侵入しないよ うにしている。
【0013】 本考案は上記構成したので、歯先回動部2及び歯先ロック部3の使用及び動作 態様は以下の通りとなる。 図1において回動シリンダ2aを伸長操作すると、カム2bは反時計方向へ回 動し、カム2bに対しシャフト2cで同軸に固定された変形カム2dは、図3の A方向位置より図6のB方向位置へ反時計方向に図7に示すθ角だけ回動する。 また、縮み操作をすると前述とは逆動作でカム2bは時計方向に回動する。従っ て運転席よりオペレータが操作レバー(不図示)を操作すると、回動シリンダ2 aは伸縮往復動をなし作動板4dは往復揺動すると共に、歯先部4は逆向きの上 下往復振動を行うことになる。そして回動シリンダ2aが停止されると作動板4 dは上面を変形カム2dとの接触で、また、下面をスプリング5の押圧力で押接 され、作動板4dがバケット1の底壁11と平行になるよう姿勢を保持される。
【0014】 このように、歯先部4を振動させながら掘削すると、掘削時に歯先部4で掘削 物をほぐしながらバケット1で掬い上げることができるので、土砂,岩石等の掘 削掬い上げ作業を格段に向上することができる。尚、実施例のように複数の歯先 部4を交互に位相を異ならせて振動させる場合には、相隣合う歯先部4は互いに 時間差を有して掘削するので、掘削作業が良好で機体に与える振動を抑制するこ とができる。また、振動量及びその速度等は揺動機構並びに油圧量を適宜変更す ることにより、各種作業に対応することができるものである。
【0015】 次に、歯先ロック部3の作用について説明する。特に岩盤等の固い掘削物を掘 削する場合等、本考案の歯先回動部2の機能を必要としない場合、以下の操作を 行うことにより、歯先4aに加わる過大な外力から本考案装置の損傷を受けない ように保護するすることができる。 即ち、図3に示す回動シリンダ2aの停止状態でロックシリンダ3aを伸長操 作すると、ロックシリンダ3aの連結ロッド3dを介して直結された断面コ字状 の溝部3cを形成したロック片3fが、ロックガイド3bに沿って歯先4aに向 かって前進し、図7に示すように作動板4dの端部をロック片3fの溝部3cへ 挟み込んで歯先部4を停止固定する。このときロックガイド3bはバケット1の 底壁11に固定されているので、歯先部4は完全にバケット1に固定され外部か らの外力をバケット1で強固に安定した状態で受けることができ、前記揺動機構 並びに歯先部4を保護することができる。また、上記の歯先部4のロック機構は 油圧シリンダ等の動力によることなく、ロック片3fを人為的に操作できる機構 としてもよい。
【0016】 本実施例は以上のような構成よりなるので、歯先部4のみを振動して良好な掘 削作業が遂行し得るから、バケットの掘削、掬い込み機能を向上させることがで きると共に、必要以外の時は歯先部4の動きをロックする機能を付与したので、 各種掘削作業を安全、且つ、広範囲に行うことができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように構成したから、バケット全体を加振させることな く歯先部のみを回動させるので、比較的小さな作動力で振動掘削ができエネルギ ー効率がよいばかりでなく、機体の振動を可及的に抑制できて機体部品の早期摩 損を回避できるとともに、良好な掘削作業を快適に能率よく行うことができる。 また、歯先部はロック機構によりバケットに固定できるので、広範な掘削作業 を長期間安定した状態で遂行することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例に係わるバケットを一部破断して
示す側面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面を一部破断して示す平面
図である。
【図3】図2のB−B矢視断面図である。
【図4】図2のC−C矢視断面図である。
【図5】図2のD−D矢視断面図である。
【図6】図3の刃先回動部が作動した状態を示す側断面
図である。
【図7】図3の刃先ロック部が作動した状態を示す側断
面図である。
【図8】従来の振動掘削バケットを備えた油圧ショベル
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 バケット 2 歯先回動部 2a 回動シリンダ 2b カム 3 歯先ロック部 4 歯先部 4a 歯先 4b ピン(支
軸) 7 空間部 10 側壁 11 底壁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁の前縁に歯先部を上下方向に回動可
    能に軸支すると共に、側壁及び底壁に空間部を設けたバ
    ケットにおいて、該空間部内に回動シリンダ及びカム等
    よりなる揺動機構を内装して前記歯先部に連繋せしめ、
    揺動機構の作動により歯先部を支軸を中心として振動さ
    せることを特徴とする振動爪付きバケット装置。
  2. 【請求項2】歯先部に係合自在な係合機構を設け、該係
    合機構の作動により歯先部を回動状態と固定状態とに切
    換自在となした請求項1の振動爪付きバケット装置。
JP2997693U 1993-06-04 1993-06-04 振動爪付きバケット装置 Withdrawn JPH0687447U (ja)

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JP2997693U JPH0687447U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 振動爪付きバケット装置

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JPH0687447U true JPH0687447U (ja) 1994-12-22

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ID=12290997

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JP2997693U Withdrawn JPH0687447U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 振動爪付きバケット装置

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JP (1) JPH0687447U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110468894A (zh) * 2019-08-29 2019-11-19 三一重机有限公司 变频振动铲斗和操控***
WO2023114534A1 (en) * 2021-12-17 2023-06-22 Cashman Dredging And Marine Contracting, Co., Llc Excavator bucket with vibrating teeth

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106