JPH0683818B2 - 粉体分級機 - Google Patents

粉体分級機

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JPH0683818B2
JPH0683818B2 JP61254705A JP25470586A JPH0683818B2 JP H0683818 B2 JPH0683818 B2 JP H0683818B2 JP 61254705 A JP61254705 A JP 61254705A JP 25470586 A JP25470586 A JP 25470586A JP H0683818 B2 JPH0683818 B2 JP H0683818B2
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JP
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powder
guide vanes
air
guide
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▲真▼ 土井
正之 安口
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Nisshin Seifun Group Inc
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Nisshin Seifun Group Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は旋回空気流により粉体に与えられる遠心力と抗
力とのバランスを利用して粉体を分級する粉体分級機に
関する。
(従来の技術) たとえば小麦の製粉工程においては、ロールによる粉粋
後の処理として平面ふるいが使用されているが、粒度が
細かくなり皮分の多い小麦粉のふるい分けは平面ふるい
ではうまくいかないことが多い。
このような粒度の比較的大きい粉体の分級には、従来、
回転体の回転により生ずる遠心力を利用せずに流入する
空気の旋回流を利用して粒子を加速し、遠心力と空気の
粘性との作業差により粉体粒子を分級する空気分級機が
利用されている。この種の空気分級機においては、分級
空気を外側から分級室へ導き、分級室内で渦流を生ぜし
め、この渦流中に粉体を投入し遠心力と空気流による抗
力とのバランスを利用して粉体を分級している。空気流
は外側から流れ込み中心部の排気管を通じて機外へ排気
させられるが、この排気中に分離された微粉成分が含ま
れ、粗粉成分は分級室の外側壁側に移動するので、この
粗粉成分を収集すればよい。
このような目的で用いられる従来の空気分級機は機器が
比較的廉価で運転も経済的であるが、処理能力が低く、
その上処理能力を増すと分級精度が低下するという問題
がある。
(発明の目的および構成) 本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、処理能
力と分級精度を向上することを目的とし、この目的を達
成するために、上面中央の粒体注入口の直下に円錐体の
頂部を配置し、この頂部から広がる円錐面に沿って粉体
通路を形成し、この粉体通路の下端を、周縁部から軸心
方向に向って所定の角度で伸びるように配置された該角
度が可変の複数のガイドベーンのほぼ中央に位置せし
め、円錐体下方の軸心部に排気管に接続された中央開口
を設けるとともにガイドベーンの外側周縁部に空気導入
口を設け、排気管による排気により前記空気導入口から
導入される空気が前記ガイドベーン間を通過する際旋回
流となり、該旋回流により粉体通路からガイドベーン間
に落下する粉体に与えられる遠心力と抗力とのバランス
により粉体を分級するように構成した。
(実施例) 以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による粉体分級機の一実施例の縦断面
図、第2図が同分級機の部分切欠き平面図である。
図において、1はロート状の粉体投入口で、そのすぐ下
に頂部2aが位置するように粉体分散用の円錐体2が設け
られている。この円錐体2を覆うように円錐面からわず
か離間して円錐状のカバー3が設けられ、このカバー3
と円錐面との間隙4が粉体の分散通路4となっている。
分散通路4は下端でくの字状に内側に曲げてある。
円錐体2の下端外周部にはリング状のケーシング5が取
り付けられている。このケーシング5は上下2段のリン
グ5a、5b、から成り、上段リング5aはカバー3の下端に
固定され、周縁には空気導入口6を形成するつば7がね
じ止めされている。
ケーシング5の上下段リング5aと5bとの間にはアーム81
のついたリング状仕切板8が設けられており、この仕切
板8で上下2段に分割された多数の上段ガイドベーン9
a、9b、9c、…および下段ガイドベーン9a′9b′9c′…
が円周方向に沿ってほぼ平行に配置されている。仕切板
8により分割された上下の間隙は1:1程度とするのがよ
い。分散通路4のくの字状下端が上段ガイドベーン9a、
9b、9c、…のほぼ中央に開口している。仕切板8の外周
近くには円周方向に沿って等間隔に半径方向に伸びる長
孔8a、8b、8c、…が形成されたガイドベーン9a、9a′;9
b、9b′;9c、9c′;…の外側端部に設けられたピン10
a、10b、10c、…がそれぞれ長孔8a、8b、8c、…に係合
している。一方、上下ガイドベーン9a、9a′;9b、9b′;
9c、9c′;…の内側端部に設けられたピン11a、11b、11
c、…はケーシング5の上下段リング5aおよび5bに枢着
されている。
ケーシング5の下段リング5bの中央開口部には別の円板
12が取付けられ、その中央開口12aに排気管13が接続さ
れている。排気管13の後段にはファンおよびバッグフィ
ルタが接続されている。
仕切板8のアーム81の先端は外部からハンドル14を操作
することにより移動する雌ネジ付リング17に固定されて
いる。このハンドル14および雄ネジ付棒15はガイドベー
ンの角度を調整する角度調整器20の一部を構成し、金具
16によってケーシング5の下段リング5bの下面に固定さ
れている。
ケーシング5の下側には分級された粗粉を収集するホッ
パー21が設けられており、このホッパー21の下端はロー
タリーバルブ22に結合されている。
次に粉体の分級について説明する。
粉体投入口1から投入された粉体は円錐体2の頂部2aに
当って八方に分散され分散通路4を通って下方に落下す
る。
一方、排気管13に接続されたファンを回転させて排気管
13内を負圧にすると、空気導入口6から外部の空気が導
入される。導入された空気はガイドベーン9a、9b、9c、
…の外周方向から流入するとともに、粉体とともに分散
通路4を通って導入された空気はくの字状の分散通路下
端からガイドベーン9a、9b、9c、…のほぼ中央に流入す
る。ガイドベーン間を流れる空気流はベーンの向きとリ
ング12の中央開口12aの位置との関係により第2図に矢
印Aで示すような旋回流となり、渦流状となって中央開
口12aに向かい排気管13に流れ込む。
ところで円錐体2の底面2bとガイドベーン9a、9b、9c、
…の内周側空気通路との間の領域は分級ゾーンBを形成
しており、分散通路4を通ってガイドベーン間に落下し
た粉体は空気流に乗って一様に加速され分級ゾーンBに
運ばれここで遠心力を与えられる。この分級ゾーンBに
おいて、粉体は遠心力と空気流による抗力とのバランス
で粒径の比較的小さい微粉は中心近くまで運ばれてリン
グ12の中央開口12aから排気管13に吸収され、粒径の比
較的大きい粗粉はケーシング5の下段リング5bンとリン
グ12との間の開口部Cからホッパー21内に落下する。こ
うして微粉と粗粉とが分級される。
この場合、分級点は粉体に与えられる遠心力の大きさす
なわちガイドベーンの角度と排気管13に接続したファン
の空気吸収力とによって決まる。しかしながら、ファン
の回転数は変えずに一定にしておけば、ガイドベーンの
角度だけを調整するだけで分級点を変えることができ
る。
ガイドベーンの角度調整は次のように行う。
角度調整器20のハンドル14を回すと、雄ネジ付棒15が回
転し、それに噛合する雌ネジ付リング17が一方向に移動
して、仕切板8のアーム81が揺動し、それにともなって
仕切板8が回動する。仕切板8が回動すると、その長孔
8a、8b、8c、…にピン係合したガイドベーン9a、9a′;9
b、9b′;9c、9c′;…がピン11a、11b、11c、…を中心
に回動するので、ガイドベーンの角度を変えることがで
きる。
ガイドベーン9a、9b、9c、…が放射方向となす角度が大
きくなると、粉体粒子の受ける加速度が増すので一層細
かい粒子を分級することができるようになる。
本発明の効果を確認するために、小麦粉について分級点
確認の実験を行った。
第3図は仮設定値Sを変化させたときの目開きに対する
部分分級効率の変化を示しており、この図から分級点を
100〜190μmの範囲で変化できることが確認できる。
第4図はガイドベーンが従来のように1段の場合と本発
明のように2段の場合の目開きに対する部分分級効率の
変化を示している。この場合1段ガイドベーンは2段ガ
イドベーンの厚みの合計である。
この図からわかるように、ガイドベーンを2段とした場
合の方が1段の場合よりも曲線の傾きが急になり分級精
度が向上することがわかる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明においては、上面中央の粒
体注入口の直下に円錐体の頂部を配置し、この頂部から
広がる円錐面に沿って粉体通路わ形成し、この粉体通路
の下端を周縁部から軸心方向に向って所定の角度で伸び
るように配置された該角度が可変の複数のガイドベーン
のほぼ中央に開口せしめ、円錐体下方の軸心部に排気管
に接続された中央開口を設けるとともにガイドベーンの
外側周縁部に空気導入口を設け、排気管による排気によ
り前記空気導入口から導入される空気が前記ガイドベー
ン間を通過する際旋回流となり、更にガイドベーンを上
下2段に仕切板によって区分し、該旋回流により粉体通
路から上段ガイドベーンの各ガイドベーン間に落下する
粉体に与えられる遠心力と抗力とのバランスにより粉体
を分級するように構成したので、粉体の処理能力が増大
するとともに、旋回空気流により粉体に確実に旋回運動
が与えられるので粉体の加速が一様となり分級精度が向
上する。また、ガイドベーンへはガイドベーンの周囲か
ら中心に向って、すなわち半径方向に沿って空気が流入
され、その後、ガイドベーンによって曲げられるので、
空気の向きをガイドベーンによって確実に変更し、分級
点を変更できる。更に、ガイドベーンを上下2段とする
ことによりガイドベーン間に投入された粉体が沈殿する
ことなく空気流と一体となって分級ゾーンに導かれるの
で均一な混合状態で分級され、分級精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による粉体分級機の一実施例の縦断面
図、第2図は同粉体分級機の部分切欠き平面図、第3図
および第4図は本発明の効果を確認するための実験結果
を示すグラフである 1……粉体投入口、2……円錐体、2a……頂部、3……
カバー、5……ケーシング、6……空気導入口、8……
仕切板、9a、9b、9c、…9a′、9b′、9c′……ガイドベ
ーン、12a……中央開口、13……排気管、20……角度調
整器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面中央に粉体投入口を有し、該粉体投入
    口の直下に設けられた円錐体の頂部から広がる円錐面に
    沿って粉体通路を形成し、該粉体通路の下端が、周縁部
    から軸心方向に向って所定の角度で伸びるように配置さ
    れた複数のガイドベーンのほぼ中央に位置し、前記円錐
    体下方軸心部に排気管に接続された中央開口を有すると
    ともに前記ガイドベーンの外側周縁部に空気導入口を有
    し、前記ガイドベーンが仕切板により上下2段に分割さ
    れ、前記粉体通路が上段ガイドベーン間に開口し、前記
    排気管による排気により前記空気導入口から導入される
    空気が前記ガイドベーン間を通過する際旋回流となり、
    該旋回流により粉体通路からガイドベーン間に落下する
    粉体に与えられる遠心力と抗力とのバランスにより粉体
    を分級することを特徴とする粉体分級機。
  2. 【請求項2】前記ガイドベーンの向きが可変である特許
    請求の範囲第1項に記載の粉体分級機。
JP61254705A 1986-10-28 1986-10-28 粉体分級機 Expired - Lifetime JPH0683818B2 (ja)

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