JPH067360Y2 - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

Info

Publication number
JPH067360Y2
JPH067360Y2 JP1987019832U JP1983287U JPH067360Y2 JP H067360 Y2 JPH067360 Y2 JP H067360Y2 JP 1987019832 U JP1987019832 U JP 1987019832U JP 1983287 U JP1983287 U JP 1983287U JP H067360 Y2 JPH067360 Y2 JP H067360Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
melting point
test piece
point material
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987019832U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63128444U (ja
Inventor
正和 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP1987019832U priority Critical patent/JPH067360Y2/ja
Publication of JPS63128444U publication Critical patent/JPS63128444U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH067360Y2 publication Critical patent/JPH067360Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は調芯治具を有する材料試験機に関するもので
ある。
B.従来技術とその問題点 引張・圧縮疲労試験などにおいては、試験片の端部をつ
かみ具で把持して負荷をかけているが、試験片がファイ
ンセラミックス等のような弾性率が高く非常に脆い脆性
材料の場合、一般的な金属試験片用つかみ具でつかむ
と、つかむだけで欠けたり、折れたりする問題がある。
また、信頼性のあるデータを得るためには、つかみ具の
偏芯を少なくし、軸応力に対する曲げ応力成分を少なく
する等の配慮が必要である。
この考案の目的は、脆性材料の試験片を切損させること
なく容易に取付けることができ、さらにつかみ具の偏芯
による影響を小さくした材料試験機を提供することにあ
る。
C.問題点を解決するための手段 本考案は、負荷軸または固定軸と試験片つかみ具との間
に調芯治具を介装して成る材料試験機に適用され、次の
構成により上記問題点を解決する。
上記調芯治具は、嵌合凸部が形成される第1の部材と、
凸部が所定の間隙をあけて遊嵌される嵌合凹部を有し、
この凹部の壁面に凸部に作用する引張方向および圧縮方
向の試験荷重をそれぞれ受ける受け部が形成された第2
の部材と、間隙に充填された低融点材と、第1および第
2の部材の少なくともいずれか一方の内部に設けられ、
低融点材を溶融,凝固させるための流体を流通せしめる
加熱・冷却用通路とを具備し、第1および第2の部材は
凝固した低融点材により試験片へ荷重を伝達可能とす
る。
D.作用 加熱・冷却用通路を用いて間隙内の低融点材料を溶融さ
せ、試験片が取付られたつかみ具を調芯治具に接続す
る。第1および第2の部材は溶融した低融点材を介して
互いに自由であり、つかみ具取付け時に発生するトルク
等は低融点材で吸収されるから、試験片には作用しな
い。また、上下つかみ具間の偏芯や平行度のずれ等も低
融点材で吸収される。その後、加熱・冷却用通路を用い
て低融点材を凝固させると、上下つかみ具間に働く試験
荷重を試験片に伝達できる。
E.実施例 第1図,第2図により一実施例を説明する。
この実施例は、第2図に示すような引張・圧縮疲労試験
機に適用したものである。テーブル1の上部に一対の支
柱2を介して設けられたクロスヘッド3には、ロードセ
ル4,固定軸5,調芯治具10を介して固定側つかみ具
(上つかみ具)6が設けられている。テーブル1に設け
られたアクチュエータ7の負荷軸8には負荷側つかみ具
(下つかみ具)9が設けられている。そして、両つかみ
具6,9により試験片TPを把持する。このとき後述の
ように、試験片TP端部とつかみ具6,9との間に軟質
金属製のスリーブ11を介在させる。油圧式アクチュエ
ータ7により引張・圧縮負荷をかっけ、ロードセル4で
検出された荷重を油圧アクチュエータ7にフィードバッ
クして試験が行われる。
第1図に示すように、調芯治具10は、凹形のハウジン
グ12と凸形のロッド13とを有し、ロッド13の先端
には、径方向に突出するハウジング13Aが形成され、
この先端部13Aがハウジング12とねじリング12A
とにより間隙Gをおいて取り囲まれている。間隙Gには
低融点合金(低融点材)M、たとえば融点73℃程度の
ウッドメタルが充填される。ロッド13は固定軸5に取
付けられ、その内部に孔13Bが形成され、その孔13
Bに固定軸5から導入パイプ15が突設される。これに
より、入口ポート14から出口ポート16に連らなる蒸
気Sや水Wの通路が形成される。つかみ具6,9は二重
テーパリング式であり、内側テーパリング17,外側テ
ーパリング18,固定用ナット19,本体20からな
る。テーパリング17,18は半割り等の複数割りとさ
れ、ナット19を回転させることにより内側テーパリン
グ17を試験片中央に向かって摺動させ、くさび効果に
より試験片TPの端部を把持する。ここで、上記ロッド
13が第1の部材を、ハウジング12およびリングナッ
ト12Aが第2の部材をそれぞれ構成する。
以上のような構成において、試験片TPの端部にスリー
ブ11を介してつかみ具6,9を取付けておくととも
に、蒸気Sを入口ポート14から出口ポート16に流し
て低融点合金Mを溶融させておく。このような状態で、
つかみ具6,9をボルト21でそれぞれ固定軸5,負荷
軸8に接続する。このとき、溶融した合金Mの入ってい
る間隙G分だけハウジング12が自由に動けるので、上
下の芯ずれや平行度のずれが吸収できる。さらに、ボル
ト21を締め付けるトルクが試験片TPにかかるとそれ
だけで折れる場合があるが、本考案の方式であれば、つ
かみ具9をアクチュエータ7側に接続する際、回転に対
しても自由であるため、ボルト締め付けトルクが試験片
TPにかからない。両つかみ具6,9を上下の軸5,8
に接続した後、入口ポート14から冷却水Wを導入して
低融点合金Mを冷却して凝固させれば、試験片TPに何
らの力も作用せずに取付けが完了する。ハウジング12
とロッド13とは凝固した合金Mで一体化され、試験荷
重が伝達される。例えば引張試験時には、ロッド先端部
13Aに作用する引張方向の荷重がリングねじ12Aの
下部斜面で受けられ、一方、圧縮試験時には、圧縮方向
の荷重がハウジング12の凹部底面で受けられるので、
試験時に間隙Gに挿入されている低融点材Mに剪断荷重
が作用することがなく、低融点材Mが破断することはな
い。また、軟質金属のスリーブ11により、試験片把持
力に関するバックラッシュが防止され、均一な圧力で把
持することができ、引張・圧縮試験には特に好ましい。
なお、以上は引張・圧縮疲労試験機について説明した
が、その他の材料試験機にも適用できることはいうまで
もない。また、つかみ具も二重テーパリング式に限ら
ず、ドリルチャック方式、第3図,第4図に示すよう
に、把持具22をボルト23で締め付ける方式等でもよ
い。また加熱温度に応じて種々の融点の金属を使用する
こともできる。更にまた、加熱・冷却手段をハウジング
側に設けたり、凹部と凸部の関係が逆であってもよい
し、この調芯治具をアクチュエータ側に設けてもよい。
F.考案の効果 この考案によれば、つかみ具と負荷軸または固定軸との
間に低融点金属式の調芯治具を介在させるようにしたた
め、次のような効果を奏する。
(i)ファインセラミックス等の脆性材料でも切損させ
ることなく容易に取付けることができる。
(ii)つかみ具の偏芯、初期曲げ応力を解消することがで
き、信頼性のあるデータを得ることができる。
(iii)低融点材を加熱・冷却するための流体通路を第
1,第2の部材の少なくともいずれか一方の内部に設け
たので、低融点材を第1または第2の部材内部から加熱
・冷却して、その溶融・凝固を速やかに行うことがで
き、試験効率を向上させることができる。
(iv)第1の部材の凸部に作用する引張方向および圧縮方
向の荷重を受け部で受けるよう構成されているので、低
融点材に剪断荷重が作用することがなく、低融点材の破
断が防止される。したがって、大荷重の引張試験や圧縮
試験あるいは両振り疲労試験にも使用できる。
(v)なお、実施例のように軟質金属製のスリーブを用
いることにより、バックラッシュをなくすことができ均
一な圧力で把持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る材料試験機の把持装置を示す縦
断面図、第2図は材料試験機の一例を示す概略図、第3
図,第4図は、つかみ具の他の例を示す部分断面正面
図,部分断面側面図である。 5:固定軸、6,9:つかみ具 8:負荷軸、10:調芯治具 11:スリーブ、12:ハウジング 13:ロッド、G:間隙 M:低融点合金、S:蒸気 W:冷却水

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷軸または固定軸と試験片つかみ具との
    間に調芯治具を介装して成る材料試験機において、前記
    調芯治具は、嵌合凸部が形成される第1の部材と、前記
    凸部が所定の間隙をあけて遊嵌される嵌合凹部を有し、
    この凹部の壁面に前記凸部に作用する引張方向および圧
    縮方向の試験荷重をそれぞれ受ける受け部が形成された
    第2の部材と、前記間隙に充填された低融点材と、前記
    第1および第2の部材の少なくともいずれか一方の内部
    に設けられ、前記低融点材を溶融,凝固させるための流
    体を流通せしめる加熱・冷却用通路とを具備し、第1お
    よび第2の部材は凝固した低融点材により試験片へ荷重
    を伝達可能としたことを特徴とする材料試験機。
JP1987019832U 1987-02-13 1987-02-13 材料試験機 Expired - Lifetime JPH067360Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987019832U JPH067360Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 材料試験機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987019832U JPH067360Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 材料試験機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63128444U JPS63128444U (ja) 1988-08-23
JPH067360Y2 true JPH067360Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=30814779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987019832U Expired - Lifetime JPH067360Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 材料試験機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067360Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130036828A1 (en) * 2010-04-26 2013-02-14 Ihi Inspection & Instrumentation Co., Ltd. Fixing jig fatigue testing test piece, and fatigue testing device

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5837499B2 (ja) * 1981-02-27 1983-08-16 株式会社島津製作所 つかみ具の偏心除去方式
JPS57200836A (en) * 1981-06-04 1982-12-09 Toyota Motor Corp Securing method and device for sample piece of tensile strength

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63128444U (ja) 1988-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7401723B2 (en) Advanced friction stir welding tools
US2371399A (en) Method of making bearings
KR100700120B1 (ko) 텐션을 가하는 유압 너트
US4856944A (en) Coupling between a tool head and a tool support
JPH067360Y2 (ja) 材料試験機
US3314583A (en) Friction welding devices for joining lengths of wire
JP2010174876A5 (ja)
CN102481661A (zh) 活塞杆的制造方法
JPS5829403B2 (ja) 連接棒とプランジャをクランク側で結合する装置
JP4375559B2 (ja) 材料試験機
MXPA03002379A (es) Collar y matriz de accesorio para tubo forjado en matriz.
JP2003074286A (ja) ロッドクランプ装置
JPH0658308B2 (ja) 硬脆材料試験における試験片のチヤツキング方法
JPS5917132A (ja) 鋼管の複合試験装置
US4586558A (en) Structure of feed nozzle unit for horizontal continuous casting process
SU1375428A1 (ru) Устройство дл прижима листового материала при сварке
CN218312874U (zh) 一种船用曲轴磨削轴颈的辅具
JP2005009358A (ja) コモンレール及びその製造方法
CN110005134B (zh) 一种热轧螺纹钢筋卡套式连接器
FR2497126A1 (fr) Outil de presse avec element rapporte en materiau dur pour le formage de metaux, notamment d'alliages de cuivre et d'aluminium
JPS6025344Y2 (ja) ガス圧接用クランプ装置
JPS5824193Y2 (ja) 試験片継手
JPS5999110A (ja) 複合材料製のコネクチングロツド
JPS6232782Y2 (ja)
CN202123663U (zh) 一种球阀阀体和变径的夹紧及对中装置