JPH0662224B2 - シ−ト体搬送機構 - Google Patents

シ−ト体搬送機構

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JPH0662224B2
JPH0662224B2 JP62093867A JP9386787A JPH0662224B2 JP H0662224 B2 JPH0662224 B2 JP H0662224B2 JP 62093867 A JP62093867 A JP 62093867A JP 9386787 A JP9386787 A JP 9386787A JP H0662224 B2 JPH0662224 B2 JP H0662224B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシート体搬送機構に関し、一層詳細には、例え
ば、放射線画像が蓄積された蓄積性蛍光体シート等の被
走査体に励起光を照射して走査読み取りする際に、前記
被走査体を搬送するべく所定間隔離間して配設された二
組の対をなすローラを伝動手段を介して連動させると共
に、特に、従動側のローラに所定の均一な回転負荷を与
えることにより、外部からの負荷変動が生じてもローラ
の回転むらを阻止して被走査体を精度よく副走査方向に
搬送するよう構成したシート体搬送機構に関する。
[発明の背景] 最近、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を用いて被写体の
放射線画像を得る放射線画像記録再生システムが注目さ
れている。ここで、蓄積性蛍光体とは放射線(X線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光
を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光す
る蛍光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性蛍光体
を利用したもので、人体等の被写体の放射線画像情報を
一旦蓄積性蛍光体からなる層を有するシート(以下「蓄
積性蛍光体シート」または単に「シート」という)に蓄
積記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起
光で走査して輝尽発光光を生じさせ、前記輝尽発光光を
光電的に読み取って電気信号を得、この電気信号に基づ
き被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料ある
いはCRT等の表示装置に可視像として出力させるもの
である。
そこで、このような放射線画像記録再生システムにおい
て、放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートか
らその放射線画像を読み取るために具体的には次のよう
な方法が採用されている。
すなわち、蓄積性蛍光体シート上をレーザビーム等の光
ビームで二次元的に走査し、これによって発光する輝尽
発光光をフォトマルチプライヤ等の光検出器で時系列的
に検出して画像情報を得る。そして、前記光ビームの二
次元的走査は、通常、一次元的に前記蓄積性蛍光体シー
トに光ビームを偏向して照射し主走査を行うと共に、前
記シートを主走査方向と略直交する方向にベルトコンベ
ア等で機械的に搬送し、これによって副走査を行い達成
している。
次いで、前記のようにして得られた画像情報は画像記録
装置に送られる。前記画像記録装置は記録材料である写
真感光材料に蓄積性蛍光体シートから得られた前記画像
情報に基づいて変調されたレーザ光を照射し、前記写真
感光材料に所定の画像を記録するように構成されてい
る。この新たに画像が記録された写真感光材料は現像処
理が施された後、所定の場所に保管され、必要に応じて
医療診断等に供されることになる。
この場合、画像読取装置では、ベルトコンベアにより搬
送される前記蓄積性蛍光体シートはこのベルトコンベア
上にしっかりと位置決め固定されなければならない。す
なわち、走査中に蓄積性蛍光体シートがベルトコンベア
上で移動すれば、この蓄積性蛍光体シート上における光
ビームの照射位置が所望の位置からずれ、この結果、前
記のように、ベルトコンベアに対し変位した蓄積性蛍光
体シートに励起光の走査を続行すると、これから得られ
る画像情報が位置ずれを起こした不正確なものとなるか
らである。換言すれば、位置ずれを惹起した蓄積性蛍光
体シートからは正確な放射線画像情報が得られなくな
り、従って、被写体が患者である場合には医療診断ミス
をおかす可能性もある等の不都合を露呈する。
そこで、従来、走査中の蓄積性蛍光体シートがベルトコ
ンベアに対して変位しないように、例えば、サクション
用ボックスが使用されている。すなわち、複数個のサク
ション用孔部が穿設されているエンドレス状のベルトコ
ンベアの空間部分にサクション用ボックスを配設し、こ
れに接続する真空発生装置の吸引作用下に蓄積性蛍光体
シートを前記ベルトコンベア上で吸引固定して、このベ
ルトコンベアの副走査方向への変位に伴って移送するよ
う構成している。
然しながら、この種の従来技術では、前記のようにサク
ション用ボックスを用いるため、機構が複雑且つ大型な
ものとなると共に、前記サクション用ボックスを介して
シートを吸引する真空発生装置並びにこの装置を駆動制
御するための制御系を必要とする。
しかも、このような蓄積性蛍光体シートの固定搬送手段
がかなり高価なものとなり、放射線画像記録再生システ
ム全体としてのコストもまた相当に高騰してしまう不都
合が露呈する。
さらにまた、ベルトコンベアに蓄積性蛍光体シートを好
適に吸着させるために、前記蓄積性蛍光体シートをベル
トコンベアに対して平行に搬送する搬送路を設けなけれ
ばならず、このような構成からすれば、放射線画像記録
再生システム自体が大型化してしまう。このため、特
に、病院等に前記システムを配置する場合、狭小な室内
を効果的に活用することが困難となる欠点が指摘され
る。
そこで、上述のような欠点に鑑み、本出願人はシート状
の被走査体を挟持して搬送する一対のローラを前記被走
査体の搬送方向の長さより短い間隔で二組配設し、前記
ローラ対の間において偏向された光ビームを照射して主
走査を行う光ビーム走査装置を開発し、既に特許出願を
行っている(特願昭第60−232479号、同第60−234182号
参照)。
この場合、前記の光ビーム走査装置では、良好な走査作
業を達成すべく被走査体を精度よく前記主走査方向に直
交する方向(副走査方向)に搬送する必要があり、この
ため、夫々のローラ対を同期して回転駆動している。例
えば、一方のローラ対を構成する第1のローラに回転駆
動源を連結すると共に、この第1ローラと他方のローラ
対を構成する第2ローラとに伝動用ベルトを張設する。
そして、前記回転駆動源の駆動作用下に第1ローラを回
転させ、伝動用ベルトを介して夫々のローラ対を一体的
に回転駆動することにより、これらのローラ対に挟持さ
れる被走査体を円滑に副走査搬送するよう構成した搬送
機構が考えられる。
ところで、夫々のローラ対を構成するローラはベアリン
グ等を介して回転自在に支承されているため、特に、従
動側の前記第2ローラが外部からの負荷変動等に影響さ
れ易い。例えば、被走査体がローラ対の間に臨入する
際、並びに前記被走査体がこのローラ対から離脱する際
に前記ローラ対には負荷変動が生じる。この場合、駆動
側の第1ローラには回転駆動源が連結されているため、
前記負荷変動に影響されることなく常に一定の回転速度
を維持することが出来る。一方、従動側の第2ローラで
はベアリングを介して円滑に回転し得るよう構成されて
いるため、前記のように負荷変動が生ずるとこの第2ロ
ーラに回転むらが惹起する虞がある。従って、第1およ
び第2ローラを含む夫々のローラ対で副走査方向に搬送
される被走査体が前記第2ローラの回転むらにより前記
副走査方向に一定の速度で搬送されず、前記被走査体の
画像読み取りまたは走査記録作業が不正確なものとなる
懸念が指摘される。
[発明の目的] 本発明は前記に鑑みなされたものであって、蓄積性蛍光
体シートまたは写真感光材料等のシート体を挟持搬送す
る2組のローラ対を伝動用ベルトを介して同期して回転
駆動すると共に、従動側のローラを支承するベアリング
に粘性の大きなグリースを塗着し、あるいは前記ベアリ
ングにゴム部材を摺接させて前記従動側ローラの回転負
荷を均一に大きくし、これによって外部からの負荷変動
に影響されることなく夫々のローラ対を常に一定の速度
で回転させることが出来、シート体を円滑に副走査方向
に搬送して画像の読み取りまたは可視像の記録を一層正
確に行うことを可能にしたシート体搬送機構を提供する
ことを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明はシート状の被走
査体に光ビームが偏向照射される主走査方向と略直交す
る副走査方向に前記被走査体を搬送するための機構であ
って、 前記被走査体の搬送方向の長さよりも短い間隔で配設し
た二組の対をなすローラを含み、 一方の対をなすローラを構成し回転駆動源に連結される
駆動ローラと、他方の対をなすローラを構成する従動ロ
ーラとに、前記駆動ローラと従動ローラとを同期して回
転させる伝動手段を配設すると共に、 前記従動ローラ側には、その回転負荷を均一に増大させ
て該従動ローラの回転速度を一定に維持するための負荷
増加手段を設けることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るシート体搬送機構について好適な実
施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第1図において、参照符号10は本発明に係るシート体搬
送機構を組み込む画像読取装置を示す。前記画像読取装
置10内の室12にはサプライマガジン14が装填されてお
り、このサプライマガジン14内には放射線画像を蓄積記
録済みの蓄積性蛍光体シートAが積層して収納されてい
る。前記サプライマガジン14に近接して吸着盤16を含む
枚葉機構が室12内に設けられ、この吸着盤16の下方には
蓄積性蛍光体シートAを搬送するエンドレス状の第1の
搬送ベルト18が設けられる。この第1搬送ベルト18は鉛
直方向下方に延在して画像読取装置10の内部隅角部で水
平方向に指向するように屈曲しており、その終端部から
若干離間して本発明に係るシート体搬送機構20が設けら
れる。
前記シート体搬送機構20は第1のローラ対22と第2のロ
ーラ対24とを含み、前記ローラ対22と24とは搬送されて
くる蓄積性蛍光体シートAの搬送方向の長さより短い間
隔で配設される。
第2図に示すように、前記第1ローラ対22は駆動ローラ
26と前記駆動ローラ26に摺接して回転するローラ28とか
らなる。この場合、駆動ローラ26とローラ28の回転軸26
a、28aはベアリング30、32を介して室12内に立設され
た壁板34に回転自在に支承される。さらに、回転軸26a
には連結部材36を介して回転駆動源38の回転駆動軸38a
が連結されると共に、前記回転軸26aに第1のプーリ40
が軸着される。また、回転軸26aと回転軸28aとにスプ
リング42が張架され、このスプリング42の引張力を介し
てローラ28を駆動ローラ26に対し圧接している。
一方、第2ローラ対24は従動ローラ44とこの従動ローラ
44に摺接して回転するローラ46とからなる。前記従動ロ
ーラ44の回転軸44aはベアリング48を介して壁板34に回
転自在に支承されると共に、その端部に第2のプーリ50
を軸着し、この第2プーリ50と駆動ローラ26の第1プー
リ40とにベルト52を張設する。
この場合、本実施態様では、特に、前記ベアリング48に
特別な工夫を施している。
すなわち、通常、ベアリングは回転体に作用する負荷を
可及的に小さくしてこの回転体を円滑に回転させるべく
設けられるものであるが、本実施態様では、ベアリング
48に負荷手段として粘性の大きな、例えば、半固体状の
グリース54を固着する。従って、従動ローラ44が回転す
る際に、この回転軸44aには比較的大きな回転負荷が作
用することになる。
また、ローラ46の回転軸46aはベアリング56を介して壁
板34に回転自在に支承されており、この回転軸46aと回
転軸44aとにスプリング58が張設されている。
次いで、第2ローラ対24に近接して第2の搬送ベルト60
が設けられる(第1図参照)。前記第2搬送ベルト60は
一旦水平方向に延在した後、図において大きく垂直方向
上方に延在し、その終端部で水平方向に屈曲し、さらに
先端部は若干下方に指向させておく。なお、この第2搬
送ベルト60の先端部には蓄積性蛍光体シートAを収納す
るレシーブマガジン62が近接して配置される。
一方、本実施態様のシート体搬送機構20の上部には読取
部64が配置される。前記読取部64はレーザ光源66を含
み、このレーザ光源66のレーザ光導出側にはレーザ光68
をシートA上に走査させるためのミラー70およびガルバ
ノメータミラー72と集光用反射ミラー74が設けられてい
る。さらに、レーザ光68のシートA上の走査位置には主
走査線に沿って光ガイド76が配設され、前記光ガイド76
の上部にフォトマルチプライヤ78が装着される。
さらにまた、室12内には、例えば、第2搬送ベルト60の
中間部に消去部80を配置する。なお、前記消去部80の内
部には図示しない複数個の消去用光源を配設しておく。
本実施態様のシート体搬送機構を組み込む画像読取装置
は基本的には以上のように構成されるものであり、次に
その作用並びに効果について説明する。
先ず、画像読取装置10にサプライマガジン14が装着され
る。この場合、前記サプライマガジン14内には、例え
ば、人体等の被写体の放射線画像が蓄積記録された蓄積
性蛍光体シートAを複数枚積層して収納している。
そこで、前記蓄積性蛍光体シートAは吸着盤16を含む枚
葉機構の作用下に前記サプライマガジン14から1枚ずつ
取り出され、この吸着盤16の下方に設けられる第1搬送
ベルト18を介して当該シート体搬送機構20側に搬送され
る。
その際、回転駆動源38の駆動作用下に回転駆動軸38aを
回転させると、連結部材36を介してこの回転駆動軸38a
に連結されている回転軸26aが矢印方向に回転する。こ
のため、前記回転軸26aを設けた駆動ローラ26とこの駆
動ローラ26にスプリング42を介して圧接するローラ28と
に挟持される蓄積性蛍光体シートAは矢印B方向(副走
査方向)に搬送される。また、回転軸26aには第1プー
リ40が軸着されており、前記回転軸26aが回転すれば、
この第1プーリ40と第2プーリ50とに張設されるベルト
52を介して前記第2プーリ50を軸着する回転軸44aが回
転する。従って、第2ローラ対24が第1ローラ対22と同
様に回転駆動されるに至る。
このように、第1ローラ対22と第2ローラ対24とが同期
して回転駆動されるため、蓄積性蛍光体シートAは前記
第1ローラ対22および第2ローラ対24に挟持されて矢印
B方向に移送されると共に、読取部64の駆動作用下に走
査読取作業が行われる。
すなわち、前記読取部64を駆動してレーザ光源66から導
出されるレーザ光68をミラー70で反射させてガルバノメ
ータミラー72に到達せしめ、このガルバノメータミラー
72の揺動作用下にレーザ光68を前記シートA上で主走査
方向にスキャンさせる。それによってシートAから放出
される輝尽発光光を直接、あるいは反射ミラー74で反射
させて光ガイド76に入射させ、これをフォトマルチプラ
イヤ78によって電気信号に変換して、例えば、画像記録
装置等に送給する。このように、蓄積性蛍光体シートA
はレーザ光68により二次元的に走査されることになる。
次に、前記蓄積性蛍光体シートAは第2搬送ベルト60を
介して消去部80に至る。消去部80では図示しない複数個
の消去光源が点灯されており、その照射光は蓄積性蛍光
体シートAに残存する放射線画像を完全に消去する。放
射線画像の消去された蓄積性蛍光体シートAは前記第2
搬送ベルト60によって画像読取装置10の上部に搬送され
た後、レシーブマガジン62内に収納される。
この場合、本実施態様では、特に、第2ローラ対24に蓄
積性蛍光体シートAの先端部が臨入する際のように、従
動ローラ44に負荷変動が生じても前記従動ローラ44を常
に一定の回転速度で回転させることが出来、前記蓄積性
蛍光体シートAを正確に且つ円滑に副走査方向に搬送す
ることが可能となる。
すなわち、従動ローラ44の回転軸44aを回転自在に支承
するベアリング48には、前述したように、粘性の大きな
半固体状のグリース54を塗着している。このため、回転
駆動源38の駆動作用下に回転駆動軸38aを回転させて夫
々のプーリ40、50とベルト52とを介して回転軸44aを回
転させる際、この回転軸44aには前記グリース54により
比較的大きな回転負荷が作用することになる。従って、
例えば、蓄積性蛍光体シートAが第2ローラ対24に臨入
する際に、従動ローラ44に負荷変動が生じてもこの従動
ローラ44の回転速度に影響を与えることはない。
この結果、外部からの種々の負荷変動に影響されること
なく従動ローラ44を常時所定の速度で回転させることが
出来、当該シート体搬送機構20により蓄積性蛍光体シー
トAを正確に且つ円滑に副走査方向に搬送することが可
能となる。結局、読取部64を介して良好な画像読取作業
が達成され、図示しない画像装置等において品質に優れ
た可視像を記録することが出来るという効果が得られ
る。
さらにまた、他の実施態様に係るシート体搬送機構を第
3図に示す。なお、第1の実施態様と同一の構成要素に
は同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
この場合、第2の実施態様に係るシート体搬送機構82で
は、特に、従動ローラ44の回転軸44aに負荷手段として
円板状のゴム部材84を軸着し、このゴム部材84をベアリ
ング48に摺接している。
従って、このような構成において、第2図に示す回転駆
動源38の駆動作用下にベルト52を介して第2プーリ50を
回転させれば、この第2プーリ50を軸着した回転軸44a
が所定方向に回転する。その際、第3図に示すように、
回転軸44aと一体的に回転するゴム部材84がベアリング
48に摺接しているため、前記回転軸44aには所定の回転
負荷が付与されることになる。
結果的に、ゴム部材84が第1の実施態様で採用したグリ
ース54と同様の効果を営み、従動ローラ44は外部からの
負荷変動に影響されることなく常に一定の回転速度で回
転することが出来る。結局、このシート体搬送機構82を
介して蓄積性蛍光体シートAを極めて円滑に副走査方向
に搬送することが可能となるという利点が得られる。
なお、この第2の実施態様では、ゴム部材84を採用して
いるが、従動ローラ44に所定の回転負荷を付与するもの
であればよく、例えば、樹脂部材等を用いることも可能
であることは容易に諒解されよう。また、上述した実施
態様では駆動源に連結された駆動ローラ26から従動ロー
ラ44への動力の伝達はプーリ40、50およびベルト52によ
り行うよう構成しているが、特願昭第61−19497号に示
すような駆動ローラから従動ローラへ中間プーリを介し
て動力を伝達するようにしてもよく、この場合にも全く
同様の効果を得ることが出来る。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、蓄積性蛍光体シート等
のシート体を2組の対をなすローラで挟持して搬送する
と共に、従動側のローラ対を構成するローラに所定の回
転負荷を与えている。このため、前記従動側のローラ対
にシート体が臨入する際のように、当該従動側ローラ対
に負荷変動が生じてもローラに所定の回転負荷が付与さ
れているため、前記負荷変動に影響されることなく常に
一定の回転速度を維持することが出来る。従って、2組
のローラ対を円滑に且つ確実に同期して回転駆動するこ
とが可能となり、シート体を精度よく搬送し得るという
効果が得られる。結局、当該シート体搬送機構を介して
蓄積性蛍光体シートまたは写真感光材料等を副走査方向
に対し搬送むらを生ずることなく正確に搬送することが
出来、鮮明且つ高精度な画像情報または可視像の取得が
可能となるという利点が挙げられる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
画像記録装置にも適用出来る等、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能な
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシート体搬送機構を組み込む画像
読取装置の概略説明図、 第2図は本発明に係るシート体搬送機構の概略斜視図、 第3図は本発明の他の実施態様に係るシート体搬送機構
の一部省略縦断面図である。 10…画像読取装置、20…シート体搬送機構 22、24…ローラ対、26…駆動ローラ 28…ローラ、38…回転駆動源 40…プーリ、44…従動ローラ 46…ローラ、48…ベアリング 50…プーリ、52…ベルト 54…グリース、64…読取部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の被走査体に光ビームが偏向照射
    される主走査方向と略直交する副走査方向に前記被走査
    体を搬送するための機構であって、 前記被走査体の搬送方向の長さよりも短い間隔で配設し
    た二組の対をなすローラを含み、 一方の対をなすローラを構成し回転駆動源に連結される
    駆動ローラと、他方の対をなすローラを構成する従動ロ
    ーラとに、前記駆動ローラと従動ローラとを同期して回
    転させる伝動手段を配設すると共に、 前記従動ローラ側には、その回転負荷を均一に増大させ
    て該従動ローラの回転速度を一定に維持するための負荷
    増加手段を設けることを特徴とするシート体搬送機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、負荷増加手段は、半固体状のグリースからなり、従
    動ローラを支承するベアリングに前記グリースを塗着し
    てなるシート体搬送機構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、負荷増加手段は、ゴム部材あるいは樹脂部材からな
    り、前記ゴム部材あるいは樹脂部材を従動ローラの回転
    軸に軸着すると共に、前記回転軸を支承するベアリング
    に前記ゴム部材あるいは樹脂部材を摺接してなるシート
    体搬送機構。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、伝動手段は、駆動ローラと従動ローラとに軸着され
    る第1および第2のプーリと、前記第1および第2プー
    リに張設されるエンドレスベルトとからなるシート体搬
    送機構。
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