JPH0656128B2 - 点火プラグのくすぶり防止方法 - Google Patents

点火プラグのくすぶり防止方法

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JPH0656128B2
JPH0656128B2 JP19763086A JP19763086A JPH0656128B2 JP H0656128 B2 JPH0656128 B2 JP H0656128B2 JP 19763086 A JP19763086 A JP 19763086A JP 19763086 A JP19763086 A JP 19763086A JP H0656128 B2 JPH0656128 B2 JP H0656128B2
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JP
Japan
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fuel injection
cylinder
engine
injection timing
injector
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JP19763086A
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JPS6355348A (ja
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洋一 岩倉
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主として自動車のエンジンに適用される点火
プラグのくすぶり防止方法に関するものである。
[従来の技術] 近時の自動車用エンジンには、吸気通路にインジェクタ
を配置するとともに、このインジェクタからの燃料噴射
量をマイクロコンピュータシステムにより制御するよう
にした電子制御燃料噴射装置を装備するものも少なくな
い。電子制御燃料噴射装置を備えた多気筒エンジンにあ
っては、例えば、特開昭58−27846号公報に示さ
れるように、各気筒毎に設けたインジェクタからの燃料
噴射を常に一定の気筒に対応させて同時に実行するよう
にしたものがある。第4図は、このような燃料の同時噴
射方式を採用する3気筒エンジンにおける各気筒の吸気
バルブの開弁時期と、インジェクタからの燃料噴射時期
を概略的に示したものである。
[発明が解決しようとする問題点] このような燃料の同時噴射方式を採用するものにあって
は、次のような不具合が生じる。すなわち、この方式の
ものでは、エンジンの起動とともに、各気筒の吸入から
排気行程にかかわりなくインジェクタの作動時期(燃料
噴射時期)が確定されるため、特定の気筒においての
み、常に吸気バルブの開弁時期に燃料噴射が実行される
ことになる。その結果、該気筒における点火プラグに
は、その配置位置にもよるが、噴射による燃料が直接に
かかってしまうことがあり、点火プラグの急激なくすぶ
りの原因となってしまう。そして、このような不具合が
エンジンの始動時から停止時まで断続的に行われてしま
うことになる。例えば、第4図に例をとって示すと、第
1気筒の点火プラグはエンジンの運転中、常時、前述の
ような不具合にさらされて、くすぶることになる。
本発明は、一定周期毎に燃料の噴射時期を変化させてい
くことにより、特定の点火プラグの急激なくすぶりを防
止することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、各気筒に供給
すべき燃料を同時に噴射する電子制御燃料噴射装置を具
備したエンジンにおいて、あらかじめ定めた一定周期の
経過毎に燃料の噴射時期を変化させるようにしたことを
特徴とする。
[作用] 本発明では、あらかじめ定めた一定周期の経過毎に燃料
の噴射時期を変化させるようにしているため、エンジン
運転中に、特定の点火プラグのみに燃料がかかり続ける
ような不具合が回避される。したがって、このような構
成からなる本発明を、各気筒に供給すべき燃料を同時に
噴射する電子制御燃料噴射装置を具備したエンジンに採
用すれば、点火プラグのくすぶりが効果的に防止でき
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図から第3図を参照して
説明する。
第1図は、3気筒エンジン中の1気筒部分と、該エンジ
ンに設けられた電子制御燃料噴射装置の概略図である。
図に示すエンジン1は、4サイクルエンジンで、その内
部には通常と変りなく、シリンダ内を往復動するピスト
ン2と、ピストン2上部の燃焼室3に通じる吸気通路4
側および排気通路5側に設けられた吸気バルブ6および
排気バルブ7と、燃焼室3の頂部に臨ませて装着された
点火プラグ8等を配設してなる。点火プラグ8には、デ
ィストリビュータ9を介してイグニッションコイルの電
流が流れるようになっている。
電子制御燃料噴射装置11は、吸気系の吸気通路4に燃
料タンクからの燃料を噴射するインジェクタ12と、こ
のインジェクタ12の作動時期を制御することにより、
燃焼室3へ供給される燃料の噴射量を調節するマイクロ
コンピュータシステム13とを具備して構成されてい
る。
インジェクタ12は、各気筒に通じる吸気管14毎に設
けられており、その内部には、電磁コイル等を有してい
る。そして、該電磁コイルに前記マイクロコンピュータ
システム13からの駆動信号Fが流れると、先端のノズ
ルから燃料を霧状にして吸気ポート近傍の吸気通路4内
に噴射するようになっている。
前記、マイクロコンピュータシステム13は、各種のセ
ンサ等からの信号に基づいて、各気筒毎に設けられた前
記インジェクタ12からの燃料噴射量を調整しつつ、全
てのインジェクタ13を同時に作動させるように設定さ
れており、中央演算処理装置15と、メモリ16と、イ
ンターフェース17、18とを具備している。そして、
前記インターフェース17に、少なくともクランク角度
センサ19からの信号Gが入力されるとともに、前記イ
ンターフェース18から各インジェクタ12に向けて、
同時に駆動信号Fが出力されうようになっている。
クランク角度センサ19は、ディストリビュータ9に導
入されるイグニッションコイルのパルス電流に基づい
て、クランク軸の一定回転角度(240゜CA)毎にク
ランク角度信号Gを出力し、前記インターフェース17
に入力するようになっている。
そして、前記マイクロコンピュータシステム13には、
第2図、第3図に示すようなプログラムが内蔵させてあ
り、これらのプログラムに基づいて、あらかじめ定めた
一定周期の経過毎に、前記インジェクタ12からの燃料
噴射時期を変化させるという機能が発揮される。
まず、エンジンを始動させると、ステップ51において
エンジン1始動時からのインクリメントカウンタCIN
JGの値があらかじめ定めた燃料噴射時期の変更インタ
ーバルx(分)以上か否かを判断し、変更インターバル
x未満であるとされた場合は、それまでの燃料噴射時期
毎に燃料噴射を実行すべきと判定してステップ56へ進
み、一方、変更インターバルx以上であると判断された
場合は、それまでの燃料噴射時期を変えるべき旨の判定
をしてステップ52へ進む。ステップ52では、第1の
カウンタINJGの値が2に達したか否かを判断し、2
未満であればステップ53へ進み前記第1のカウンタI
NJGを1だけカウントアップしてステップ55へ進
み、一方、前記値が2以上であると判定された場合はス
ッテプ54へ進み第1カウンタCINJGの値を0にセ
ットしてステップ55へ進む。ステップ55では、前記
インクリメントカウンタCINJGの値を0にセットし
てステップ56へ進む。
ステップ56では、クランク角度センサ19からの信号
Gが入力されたか否かを判断し、入力されていなければ
燃料噴射を実行すべきでないと判定してステップ51へ
戻り、入力したと判断されるとステップ57へ進む。ス
テップ57では、第2のカウンタCNTGの値が2以上
か否かを判断し、2未満であると判断された場合はステ
ップ58へ進み前記値を1だけカウントアップしてステ
ップ61へ移行する。他方、前記第2のカウンタCNT
Gの値が2以上と判定されればステップ59へ進み、そ
の値を0にセットしてステップ61へ進む。ステップ6
1では、第1のカウンタINJGと第2のカウンタCN
TGの値が一致しているか否かを判断し、一致していな
いと判断すれば燃料噴射を実行すべきでないと判定して
ステップ51へ戻り、一致していると判断すれば燃料噴
射を実行すべきと判定してステップ62へ進み、燃料噴
射を実行する。
次いで、本実施例の作動を説明する。
まず、エンジンの始動とともにインクリメントカウンタ
CINJGの計時が開始される。そして、計測開始から
の時間が燃料噴射時期の変更インターバルxに達してい
なければ、従前の燃料噴射時期に燃料噴射が実行される
ことになる。すなわち、この場合は、クランク角度セン
サ19からの信号Gが入力されたことを条件とし、か
つ、第1のカウンタINJGと第2のカウンタCNTG
の値が一致している場合には、マイクロコピュータシス
テム13から各インジェクタ12に向けて駆動信号Fが
同時に出力され、燃料噴射が実行される(ステップ51
→56→57〜61→62)。
一方、インクリメントカウンタCINJGの値が燃料噴
射時期の変更インターバルxに達した場合は、従前の燃
料噴射時期(第2図a位置参照)に変えて一定のクラン
ク角度(240゜)ずらした位置bで燃料噴射が実行さ
れることになる。すなわち、この場合は、クランク角度
センサ19からの信号Gが入力されたことを条件とし、
かつ、第1のカウンタINJGと第2のカウンタCNT
Gの値が一致した場合には、マイクロコンピュータシス
テム13から各インジェクタ12に向けて駆動信号Fが
同時に出力され、燃料噴射が実行されることになる。
(ステップ51→52〜55→56〜61→62)。
そして、エンジン運転中は燃料噴射時期の変更インター
バルxの経過毎に、順次、燃料噴射時期が一定のクラン
ク角度(240゜CA)づつずれて燃料噴射が行われる
ことになる。
このような構成・作動を有するものであれば、インクリ
メントカウンタCINJGの値が、あらかじめ定めた燃
料噴射時期の変更インターバルxに達する毎に、燃料の
噴射時期が一定のクランク角度(240゜)ずつ、順
次、ずれていくことになる。その結果、多気筒エンジン
1における特定の点火プラグ8にのみ、噴射燃料が直接
にかかるような不具合が回避されることになり、特定
の、点火プラグ8がくすぶりを起こすという不都合が防
止できる。
なお、上記実施例では、一定時間の経過を目安として、
燃料の噴射時期を変更するようにしているが、例えばク
ランク軸の回転量が一定の値に達するごとに燃料の噴射
時期を変更するようにしてもよい。
また、前記実施例では、3気筒エンジンのため、燃料の
噴射時期を一定クランク角度(240゜)ずらすように
しているが、上記以外の多気筒エンジンにおいては、ク
ランク角度をそれぞれの気筒数に応じて設定するのが望
ましい。
[発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明は、各気筒に
供給すべき燃料を同時に噴射する燃料噴射装置を具備し
たエンジンにおいて、あらかじめ定めた一定周期の経過
毎に燃料の噴射時期を変化させるようにしているため、
点火プラグのくすぶりを効果的に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は
概略構成説明図、第2図は燃料噴射時期を示すタイミン
グチャート図、第3図は制御手順を示すフローチャート
図、第4図は従来例を示すタイミングチャート図であ
る。 1……エンジン 4……吸気通路 5……排気通路 8……点火プラグ 11……電子制御燃料噴射装置 12……インジェクタ 13……マイクロコンピュータシステム 14……吸気管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各気筒に供給すべき燃料を同時に噴射する
    電子制御燃料噴射装置を具備したエンジンにおいて、あ
    らかじめ定めた一定周期の経過毎に燃料の噴射時期を変
    化させるようにしたことを特徴とする点火プラグのくす
    ぶり防止方法。
JP19763086A 1986-08-23 1986-08-23 点火プラグのくすぶり防止方法 Expired - Lifetime JPH0656128B2 (ja)

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JP19763086A JPH0656128B2 (ja) 1986-08-23 1986-08-23 点火プラグのくすぶり防止方法

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JPS6355348A JPS6355348A (ja) 1988-03-09
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DE4007208C2 (de) * 1989-03-13 1997-10-02 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Freilaufkupplung mit Drehmomentbegrenzungsfunktion
JP5450548B2 (ja) * 2011-09-21 2014-03-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の燃料噴射制御装置

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