JPH065315Y2 - 用紙を使用する装置の用紙挿入部 - Google Patents

用紙を使用する装置の用紙挿入部

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JPH065315Y2
JPH065315Y2 JP5384488U JP5384488U JPH065315Y2 JP H065315 Y2 JPH065315 Y2 JP H065315Y2 JP 5384488 U JP5384488 U JP 5384488U JP 5384488 U JP5384488 U JP 5384488U JP H065315 Y2 JPH065315 Y2 JP H065315Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、複写機、ファックス等の用紙を使用する装
置に原稿又は転写紙等の用紙を手差し挿入するために設
けられる用紙挿入部に関する。
従来技術 従来、例えば複写機の手差し挿入用として設けられてい
る用紙挿入部には、その手差しによって挿入される用紙
が所定の間隔を置かずに不用意に挿入された場合に、そ
の用紙が重なってジヤムを生じたり複写機自体が動作不
良を起こさないように、複写機が処理可能な所定の間隔
よりも短い間隔で後続の用紙が用紙挿入路に挿入された
場合には、その後続する用紙を一時的に挿入させないよ
うに阻止する機構を設けているものがある。
この用紙を一時的に阻止する方法としては、例えば用紙
挿入路の入口部分に設けた用紙給送用の一対のコロに近
接して、その給紙上流用に透過型の一対のセンサを用紙
挿入路を挾むように配置し、センサが用紙先端を検知す
るとコロが回転して用紙を給送し、その後センサが用紙
後端を検知するとコロが停止して、所定の間隔を置かず
に後続の用紙が挿入された場合には、その用紙を待機さ
せるようにするものがある。
また、上記コロとセンサとの間に、それらと別部品であ
る用紙挿入路を一時的に横切る方向に遮断する櫛形状の
ストッパ部を有する阻止部材を回動可能に設けて、それ
をソレノイドを動作させない時にはレバーを介して用紙
挿入路から退避させ、ソレノイドを動作させた時に用紙
挿入路を遮断して用紙の挿入を一時的に阻止するように
したものもある。
さらに、上記と同様のソレノイドによって回動する櫛形
状の阻止部材と、自由状態において下端が用紙挿入路内
に突出する揺動可能な検知片とを設けて、その検知片の
上部に透過型のセンサを配置し、その用紙挿入路を通過
する用紙によって検知片の下端が当接されてそれが回動
し、その検知片の揺動によってセンサが光の透過の有無
によって用紙の挿入とその通過を検知できるようにし
て、用紙が短時間のうちに連続して挿入された場合に
は、その後続の用紙を阻止部材によって一時的に挿入を
阻止するようにしたものもある。
しかしながら、上記した阻止部材を設けずコロを停止さ
せることによって用紙の挿入を一時的に阻止するように
した用紙挿入部の場合には、厚手の用紙を挿入したとき
には、それがコロの間を通過してしまうことがあるた
め、用紙の阻止を確実に行うことができないという問題
点があった。
また、コロとセンサとの間に、櫛形状のストッパ部を有
する阻止部材を用いた場合には用紙の阻止は確実に行え
るが、この場合には透過型の一対のセンサは、用紙挿入
路を形成する上下のガイド板にそれぞれ分離して取付け
られ、しかも阻止部材はセンサとは分離した別部品であ
るため、これらを組付ける際にはそれを個々に行わなけ
ればならないので組付けコストがそれだけ多くかかると
いう問題点があった。
また、これらの部品を全て取付けるためにはそれだけ大
きなスペースを必要とするため、コンパクト化を図るこ
とが難しいという問題点もあった。
さらに、検知片の上部に透過型のセンサを取付けた場合
には、やはり阻止部材と用紙の挿入を検知するための検
知片が別部品であるため、それだけスペースと組付けコ
ストを多く必要とするという問題点があった。
目的 この考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
挿入される用紙の検知と、所定の間隔を置かずに挿入さ
れた場合の用紙の用紙挿入路への挿入を一時的に阻止す
る働きとを同一の部材で行うようにし、しかも用紙の阻
止を確実に行い、使用する部品は小スペースで取付けら
れ、取付けコストも多くかからないようにすることを目
的とする。
構成 この考案は上記の目的を達成するために、複写機等の用
紙を使用する装置に原稿又は転写紙等の用紙を手差し挿
入するために設けられる用紙挿入部において、 用紙挿入路に挿入される用紙によって変位される検知片
を有する用紙挿入検知器と、その検知片を用紙の挿入を
阻止する位置に係止し得る係止部材とを設け、この係止
部材によって前記検知片を係止することにより用紙の挿
入を禁止し得るようにしたものである。
以下、この考案の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第1図はこの考案による用紙挿入部の一実施例を示す外
観斜視図、第2図は同じくその用紙挿入部を設けた原稿
移動型の複写機の例を示す概略構成図である。
この用紙挿入部は、例えば第2図に示すような原稿移動
型の複写機に用いられ、その複写機に原稿や転写機であ
る用紙を手差し挿入するために設けられる原稿挿入部1
や転写紙挿入部2に用いられる。
その複写機は、転写紙挿入部2の用紙挿入路3から転写
紙である用紙Paを矢示A方向へ挿入すると、その用紙
Paの挿入を用紙挿入路3の入口付近に設けられた用紙
挿入検知機4が検知し、給紙下流側の入口ローラ5が回
転して用紙Paがレジストローラ6へ送られ、それがレ
ジストセンサ7によって検知されて、その先端部がレジ
ストローラ6のニツプへくわえ込まれた状態で待機す
る。
一方、原稿挿入部1の用紙挿入路3から原稿である用紙
Pbが矢示B方向へ挿入されると、その用紙Pbの挿入
を用紙挿入路3の入口付近に設けられた用紙挿入検知機
4が検知し、給紙下流側に設けられている給紙ローラ1
1が回転して用紙Pbが送り出され、それがターン搬送
路12で反転されてコンタクトガラス13の直前でセン
サ14によって検知された後、コンタクトガラス13上
で画像がランプによって走査され、その反射光が感光体
ドラム15の表面に結像される。
このセンサ14による用紙検知により、レジストローラ
6のチップで待機していた用紙Pa(転写紙)は、正確
なタイミングで回転を始めるレジストローラ6によって
感光体ドラム15へ送り出され、そこで画像が転写され
た後に定着されて排紙センサ16を通過して装置外部へ
矢示C方向に排出される。
なお、第2図の8は転写紙を自動給紙する場合に使用す
る給紙カセットである。
転写紙挿入部2には、第1図に示すように、用紙挿入路
3に挿入される用紙Paによって変位される検知片17
を有する用紙挿入検知器4と、その検知片17を用紙の
挿入を阻止する図示の位置に係止し得るソレノイド19
によって駆動される係止部材21とを設け、その係止部
材21によって検知片17を図示の位置に係止すること
により、用紙Paの矢示D方向からの挿入を禁止し得る
ようにしている。
用紙挿入検知器4の検知片17は、第3図に明示するよ
うに下部側を略直角に折り曲げて板状の検知部17aを
形成し、上部側には遮光部17bを形成して、その上部
側を用紙挿入検知器4のセンサ本体部22に、軸23に
よって矢示E方向に揺動可能に軸支している。
その用紙挿入検知器4のセンサ本体部22は、用紙挿入
路3を形成する一方の上ガイド板3aに図示しないブラ
ケットによって固定されており、そのセンサ本体部22
には、検知片17の一部が第3図に示す上下ガイド板3
a,3bに形成した開口3c,3d内に落ち込み、用紙
の挿入を阻止する位置にある時に、光の透過が遮光され
るように配置した透過型のフオトセンサであるセンサ2
4に設けて、用紙Paが第4図に示す矢示D方向から挿
入されて検知片17が矢示E方向に回動した時に、遮
光部17bがセンサ24から退避して光の透過を検知し
てオンになるようにしている。
なお、検知片17の遮光部17bの右側縁には、第4図
に明示するようにストッパ部17cを形成して、それに
よって検知片17が自重によって矢示Eと反対の方向
に回動した時に、そのストッパ部17cがセンサ本体部
22の右端面に当接して第3図に図示の位置以上は下降
しないように回動量を規制するようにしている。
係止部材21は、第1図に示すように板材をL字状に折
り曲げて固定部21aと摺動部21bを形成し、その固
定部21aの上端の板幅を狭くした部分をソレノイド1
9の可動軸に形成した溝内に固定(ピンで回動できるよ
うにしてもよい)している。また、摺動部21bにソレ
ノイド19の可動軸の移動方向に沿う2個の長孔21
c,21dをそれぞれ形成し、そこに段付ネジ25,2
5をそれぞれ挿入して、係止部材21を矢示F方向にス
ライド可能にネジ止めしている。
その係止部材21は、第3図に示すように検知片17が
用紙の挿入を阻止する位置(下降位置)にある時に、そ
の検知片17の端部となる係止部材17dの高さよりも
若干高い位置に、摺動部21bの下側の面が位置するよ
うに、上ガイド板3aの上面に2個の摺動台27,27
を固設して、それによって高さ方向の位置を正確に位置
出ししている。
また、係止部材21の固定部21aの下部に、一端が上
ガイド板3aの固定部に係着されるスプリング26の他
端を係着し、それによって第3図で左方向への付勢力を
常に作用させている。
なお、原稿挿入部1(第2図)についても、第1図に示
す検知片17を有する用紙挿入検知器4と、ソレノイド
19によって駆動される係止部材21とを有する用紙挿
入部が、転写紙挿入部2の場合と全く同様に設けられて
いる。
次に、この用紙挿入部である原稿挿入部1と転写紙挿入
部2に用紙を挿入した場合の各部の動作を、それらは同
一の構成であるため、その一方の転写紙挿入部2側を代
表して詳細に説明する。
第2図の転写紙挿入部2から転写紙である用紙Paを矢
示A方向へ手差しで挿入すると、その1枚目の用紙Pa
は、用紙挿入路3の入口付近に設けられた用紙挿入検
知器4の位置に達する。
この時、用紙挿入検知器4は第3図に示す状態にあっ
て、その検知部17aが上下ガイド板3a,3bの各開
口3c,3dに落ち込んだ状態にあって、ソレノイド1
9が第4図に示すオフ状態にあるため、係止部材21が
スプリング26の付勢力によって左方へ移動している。
したがって、その摺動部21bの右端は、検知片17の
係止部17dの上部から待避した位置にある。
このような状態で、用紙挿入路3内から第4図の矢示D
方向に挿入された用紙Paは、用紙挿入路3内に傾斜
状態にある検知片17の検知部17aに当接して、その
挿入力によって検知片17を矢示E方向に回動させて
押し上げながら、検知部17aの下面に沿ってさらに奥
へ挿入されていき、回転する入口ローラ5(第2図)に
よってさらに下流側へ給紙されていく。
また、この用紙Paの挿入により、検知片17はその
位置が変化するので、用紙挿入検知器4のセンサ24
は、第3図の光が遮断された状態(オフ)から第4図の
光の透過を検知する位置でオンになり、用紙Paの後
端が検知片17を通過するとそれが再び第3図の位置に
戻つオフになる。
そして、続いて2枚目の転写紙である用紙Paを転写
紙挿入部2から挿入すると、その挿入時期が予め定めた
所定時間よりも長い間隔(時間)を置いた場合には、上
記1枚目の用紙Paの場合と同様にそれが装置内部へ
挿入されていき、入口ローラ5によってさらに下流側へ
給紙されていくが、挿入時期を所定時間よりも短い間隔
で不用意に挿入した場合には、その用紙Paは用紙挿
入検知器4の挿入阻止の役目を兼ねる検知片17によっ
て、その挿入が一時的に阻止される。
すなわち、1枚目の用紙Paの用紙先端を、用紙挿入
検知器4のセンサ24が検知してオンになると入口ロー
ラ5が回転し、その入口ローラ5の回転により用紙Pa
が搬送されて、それが検知片17を通過してセンサ2
4が用紙後端を検知(オフになる)すると、ソレノイド
19が図示しない制御装置に制御されてオンになる。
したがって、第3図に示すようにソレノイド19の可動
軸が右方へ移動し、係止部材21の摺動部21bの右端
が図示のように検知片17の係止部17dの上部に移動
して、用紙の挿入を阻止する位置になるので、この状態
で2枚目の用紙Paを挿入しても、その用紙Pa
検知片17の検知部17aに当接するだけで検知片17
は矢示Eと反対方向へ回動しないため、それ以上奥へ
の挿入が阻止される。
そして、センサ24が、上記1枚目の用紙Paの用紙
後端を検知してから所定時間が経過すると、ソレノイド
19は再びオフに制御されるため、係止部材21はスプ
リング26によって第4図に示すように左方へ移動さ
れ、用紙の挿入を阻止する位置から待避する。したがっ
て、検知片17の手前で一時的に挿入を阻止された用紙
Paを、この時点で用紙挿入路3へ挿入し直せば、1
枚目の用紙Paの時と同様にそれを入口ローラ5の位
置まで挿入することができる。
同様に、3枚目以降の用紙についても同様の動作が繰返
し行われる。
なお、このセンサ24が用紙後端を検知して、ソレノイ
ド19をオンにしてからそれを再びオフにする所定時間
は、複写機(それ以外の装置の場合も同様)内で用紙が
2枚以上重なったり、動作不良を起こしたりしない装置
の用紙処理能力時間によって決められるものである。
その時間は、具体的には第2図の感光体ドラム15と一
体で回転する図示しないエンコーダセンサによって所定
パルス数ずらしたり、レジストセンサ7が用紙後端の通
過を確認した後に、転写紙挿入部2の用紙挿入検知器4
が次の用紙の先端を検知した時にソレノイド19をオフ
にする等の方法がある。
また、ソレノイド19をオンにして、検知片17を用紙
の挿入を阻止する位置に係止するのは、上記の場合以外
に、先行して挿入された用紙が途中の搬送経路において
搬送不良を生じた場合や、給紙カセット8(第2図)に
よって自動給紙が選択されている場合などがある。
このように、この実施例による挿入部によれば、上下ガ
イド板3a,3bには検知片17の部分のみ開口3c,
3dを形成するだけで、櫛形状の阻止部材を設けた場合
のように多数の開口を設ける必要がないので、用紙に耳
折れやジヤムが生じにくくなるため信頼性が向上する。
第5図は検知片の回動を阻止する係止部材を回動レバー
とした用紙挿入部の他の実施例を示し、第3図に対応す
る部分については同一の符号を付してある。
この用紙挿入部は、前述の実施例(第3図と比較)の係
止部材21に代えて、矢示G方向に回動可能な回動レバ
ー31を設け、それを用紙挿入路3の上ガイド板3aに
固設されるブラケット32に軸33によって軸支してい
る。
そして、その回動レバー31の一端を、連結板36を介
してソレノイド19の可動軸にピン34,35によって
回動可能に連結し、その回動レバー31のピン34に近
接する部分にスプリング26の一端を係着すると共に、
その他端を上ガイド板3aに固設される係着部材37に
係着して、回動レバー31に矢示G方向の回動付勢力
を与えている。したがって、ソレノイド19がオフ状態
では、回動レバー31は仮想線図示の位置にあり、オン
状態の時に実線で図示の位置に移動して、検知片17を
用紙Pの挿入を阻止する位置に係止する。
このようにしても前述の実施例と同様の作用効果を奏す
ることができる。
第6図は用紙挿入検知器を検知部と遮光部とを距離を置
いて配置するようにした用紙挿入部のさらに異る他の実
施例を示し、第1図に対応する部分には同一の符号を付
してある。
この用紙挿入部は、例えば複写機の両側板41,42に
軸43を軸受を介してそれぞれ軸支し、その両側板4
1,42の略中間部に検知片17を固設して、その軸4
3の一端に遮光板44を固設している。そして、その遮
光板44の一端を駆動レバー45に回動可能に取付け、
他端の遮光部44aをセンサ本体部22のセンサ24を
遮光可能な位置にしている。
駆動レバー45の一端には長孔45aが形成されてお
り、その長孔45a内にソレノイド19の可動軸19a
に固設した駆動ピン46を矢示H方向に移動可能に嵌入
している。そして、その駆動ピン46にスプリング26
の一端を係着して、他端を複写機の固定部に固設される
係止ピン47に係着している。
したがって、駆動ピン46は通常状態において、第7図
に示す矢示H方向に付勢され、仮想線で示すストッパ
48に当接する図示の位置で停止し、ソレノイド19は
オフ状態にあって可動軸19aが突出した状態にあり、
検知片17はその自重により遮光板44が図示しないス
トッパによって規制される図示の位置で停止しており、
検知部17aが用紙挿入路3の開口3c,3dに落ち込
んだ状態にある。また、駆動レバー45は右方に押され
た状態にあるため、駆動ピン46は長孔45a内で左方
寄りにある。
この状態で、用紙挿入路3へ用紙Pを挿入すると、第8
図に示すようにその用紙Pに押し上げられて検知部17
aが上方へ向けて回動するため駆動レバー45が左方へ
移動し、それに伴って駆動ピン46が長孔45a内で右
方寄りに変わる。したがって、用紙Pはその挿入が阻止
されることなく奥まで挿入でき、それが給紙用のコロに
よって給紙されて通過すれば、検知片17は自重によっ
て再び第7図の元の状態に戻る。
そして、用紙Pの挿入を阻止したい場合には、第7図の
ソレノイド19をオンにして可動軸19aを右方へ移動
させると、その可動軸19aと一体の駆動ピン46も長
孔45a内を右方へ移動して、第9図に示すように長孔
45aの右端で停止する。したがって、この状態では検
知片17は上昇方向へ回動できないため、用紙挿入路3
へ用紙を挿入してもその用紙は検知部17aに当接する
だけで、その奥への挿入が阻止される。
ソレノイド19をオフにすれば、駆動ピン46がスプリ
ング26の付勢力によって再び第7図の状態に戻るの
で、用紙を挿入可能な状態になる。
この実施例によれは、センサ本体部22とソレノイド1
9等を両側板41,42の外側に配置するので、用紙の
挿入検知と挿入を阻止するための機構の高さを低くする
ことができる。
なお、上記各実施例では転写紙挿入部と原稿挿入部の用
紙挿入検知と挿入を阻止する部分の部品構成が同一であ
るため、転写紙挿入部側についてのみ詳しく説明した
が、原稿挿入部側では、第2図に示す原稿挿入部1の場
合において、原稿である用紙Pbが用紙挿入路3からタ
ーン搬送路12を通ってコンタクトガラス13を通過し
た後に、装置外部へ排出されずに再び給紙ローラ11に
よって繰返しループを描いて複数回搬送される場合に
は、排紙センサ10で用紙Pbの排出を確認するまで
は、用紙の挿入を阻止(ソレノイド19をオン)するよ
うに制御される。
また、上記各実施例では、上下のガイド板に検知片17
に対応する1個所のみ開口3c,3dを形成しているだ
けなので、特にこの用紙挿入部を原稿挿入部に適用した
場合には、原稿には貼り合せの用紙等がある場合もある
ため、その効果(耳折れ、ジヤムの減少)は大きい。
さらに、センサ24は光学式に限るものではなく、機械
式を用いるようにしてもよい。
効果 以上説明したように、この考案によれば、用紙の挿入路
への挿入を阻止するための専用の櫛形状の阻止部材等を
必要とすることなしに、挿入される用紙の検知と、所定
の間隔を置かずに挿入された場合の用紙の挿入を一時的
に阻止する働きとを同一の用紙挿入検知器で行うことが
できるので、小スペースで取付けることができると共
に、組付けも容易になるため低コスト化できる。
しかも用紙の阻止は確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による用紙挿入部の一実施例を示す外
観斜視図、 第2図は同じくその用紙挿入部を設けた原稿移動型の複
写機の例を示す概略構成図、 第3図及び第4図は第1図の用紙挿入検知器4の検知片
17がそれぞれ異なる位置にある状態を示す断面図、 第5図は係止部材を回動レバーとした用紙挿入部の他の
実施例を示す第3図及び第4図と同様な断面図、 第6図は用紙挿入検知器を検知部と遮光部とを距離を置
いて配置するようにした用紙挿入部のさらに異る他の実
施例を示す斜視図、 第7図乃至第9図は第6図の実施例の動作を説明するた
めのそれぞれ異なる状態を示す正面図である。 1……原稿挿入部、2……転写紙挿入部 3……用紙挿入路、4……用紙挿入検知器 17……検知片、19……ソレノイド 21……係止部材 P,Pa,Pb……用紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機等の用紙を使用する装置に原稿又は
    転写紙等の用紙を手差し挿入するために設けられる用紙
    挿入部において、 用紙挿入路に挿入される用紙によって変位される検知片
    を有する用紙挿入検知器と、その検知片を用紙の挿入を
    阻止する位置に係止し得る係止部材とを設け、この係止
    部材によって前記検知片を係止することにより用紙の挿
    入を禁止し得るようにしたことを特徴とする用紙挿入
    部。
JP5384488U 1988-04-21 1988-04-21 用紙を使用する装置の用紙挿入部 Expired - Lifetime JPH065315Y2 (ja)

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