JPH06505558A - 試験片の保持及び読み取りメータ - Google Patents

試験片の保持及び読み取りメータ

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JPH06505558A JP4508261A JP50826192A JPH06505558A JP H06505558 A JPH06505558 A JP H06505558A JP 4508261 A JP4508261 A JP 4508261A JP 50826192 A JP50826192 A JP 50826192A JP H06505558 A JPH06505558 A JP H06505558A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 試験片の保持及び読み取りメータ 技術分野 この発明は、試験片から得られる生物学的流体の医学的に重要な成分の濃度を読 み取る装置及び方法に関するものである。
産業上の利用可能性 本発明は、帯片を予め処理した薬品により試験片上で反応した血液中のグルコー スの濃度を読み取る装置及び方法の内容を開示17ている。
背景技術 血液及び尿等の体液を薬品によって処理して試験片を作成する場合に、多くの人 々が体験する困難は既知である。こうした試験片の多くのユーザーは、糖尿病、 年齢又は他の原因により視力が衰えている。また、多くのユーザーは、年齢又は その他の原因で手が不自由であったり、弱っている。しばしば、こうした原因が あるために、ユーザーは、例えば最初のグルコース濃度等に関する体液の検査を 受けるものである。
こうした試験片における問題は、分析する体液及び複数の分析する体液に試験片 を用いる場合にのみ発生する。薬品は、体液中の医学的に重要な成分の反応剤で ある。これらの反応剤は、医学的に重要な成分に反応して、一般的には体液中の 医学的に重要な成分の濃度を色によって表示する。しかしながら、これらの反応 は、全ての反応剤が反応するまで、長時間継続して行われる。従って、一般に、 試験片の薬品と、医学的に重要な成分の反応時間を計測して、試験片に体液を付 着させてから所定の時間を経過した時に、反応した試験片上の薬品の色をカラー チャートの基準色と比較出来るようにすることが必要となる。さもなくば、反応 剤が十分な時間にわたって反応を進行させないかもしくは、反応の進行時間が長 すぎて、反応時間に応じた色が、チャートの正確な基準色に一致しないものとな る。
さらに、試験片上の薬品と体液の医学的に重要な成分のどのくらいの時間反応さ せるかに関して生じる可能性のある問題に加えて、こうした薬品系の多くにおい ては、不正確な反応剤の量は、反応時間の誤差と同様に検査の結果に影響するの で、どれ(らいの量の体液を試験片に付着させるべきかが問題となる。いずれの 場合においても、読み取りの誤りが、重大な結果を招く可能性がある。
本発明は、アメリカ特許第4,929.545号に開始されたタイプのエンドポ イント薬品系を使用するものである。アメリカ特許第4,929.545号の開 示は、本明細書の開示の一部として、援用する。こうしたエンドポイント薬品の 利点は明らかである。
しばしば、視力が衰えていたり又は手が不自由なユーザーのために、どのくらい の時間反応を進行させるかに注意を払う必要がない。反応が、比較的短時間に終 端に到達すると、その後は試験片上の反応生成物の色は大きく変化しないものと なる。さらに、マツクロスキー(MeCroske7) 、フレイタグ(F+e ilag) 、スミス(S+eilh) 、ディージ(Due)、 シークレッ ト(See+e+l)及びボーズ(Bouss)により1991年2月27日に 出願され、ベーリンガー・マンハイム・コーポレイションに譲渡された「改良さ れた試験片」に関するアメリカ特許出願節07/661.788号に示された試 験片のアーキテクチャは、試験片上の薬品と反応する生物学的に重要な成分を含 む体液を、反応を行うために常に適正に付着させることを可能とする。余剰の体 液は、試験片のアーキテクチャにより、反応部位から排除される。従って、ユー ザーが必要なことは、試験片を処理した薬品と反応させるために、十分な量の体 液を反応部位に与えることのみである。このアメリカ特許出願節07・661, 788号の開示は、本明細書の開示の一部として援用する。
発明の開示 本発明の一つの構成によれば、装置は1、帯片を収容し、該帯片が体液の成分の 濃窄を表示するために、体液中の医学的に重要な成分と薬品が反応したときにも どりが変化する薬品を支持する。帯片は、両側に主面を有している。装置は、帯 片が適切に装置に挿入されたときに光源から前記薬品への光を案内するとどもに 、帯片が適切に装置に挿入されたときに前記薬品から光検出器にもどりを案内す る通路を有している。タイルは、標準のもどりを発生する。前記タイルを、光源 がらの光を受けて、装置に帯片が挿入されていないときに通路にそって光検出器 に案内される標準もどりを生成する位置から、装置に帯片が挿入されているとき に、帯片によって光源から構成される装置に移動可能に支持する手段が設けられ る。
タイルを移動可能に支持する手段は、タイルに接合する面を有するキャリア本体 を含む帯片キャリアと該キャリアが移動可能に係合するリフトで構成され、前記 キャリア及びリフトの一方が細長いスロットの対を形成し、該スロットの長手側 寸法が、装置に対する帯片の抜き差し時の帯片の移動方向に対して略垂直で、か つ帯片が装置に挿入されているときに、帯片の主面に対して略垂直に延長されて いる。キャリア及びリフトの他方はスロットに係合する両側に延びたトラニオン を有している。リフトはさらに装置に帯片が挿入されたときに帯片が係合してト ラニオンをスロットに係合することにより許容される範囲においてリフトをキャ リアから離間するように移動させて帯片をキャリアとリフト間に挿入することを 可能とする傾斜手段を有している。傾斜手段は、キャリアとリフトの入口側端部 に設けられる。装置に帯片が挿入されていない時に、リフトがキャリアも面に接 合するように、リフトをキャリアの対向面に向かって追随的に付勢する手段が設 けられる。
なお、例示的には、上記の構成において、リフトとタイルの一方は、装置に対す る帯片の抜き差し時の移動方向に略垂直に延びる、対向し、整列された一対の孔 を有している。鎖孔の軸線は、帯片が装置に挿入されたときに、帯片の主面と略 平行に延びている。リフトとタイルの他方は、タイルとリフトに回動可能に取り 付けるために両側より延びる一対の第二のトラニオンを有している。
さらに、例示的には、]−記の構成(:おいて1.前記対向面とタイルは、タイ ルの面が、装置に帯片が挿入され−こいない時はキャリアの対向面に対して所定 の距離を保持17、装置に帯片が挿入されているときには、帯片に対して所定の 距離を保持するように構成されている。
またさらに、この構成において、装置は、帯片キャリア、リフト及びタイルを含 む組立体を収容するハウジングを有している。該ハウジングは、ハウジング内に キャリア、リフト及びタイルを含む組立体が位置された時に前記対向面から離間 し、これと平行の第二の面を有し、リフト及びタイルは前記対向面と前記第二の 面間に位置するように構成されている。前記リフトを対向面に向がって追随的に 付勢する手段は、圧縮スプリングで構成され、該スプリングは第二の面及びリフ トとタイルの少なくとも一方を支持する。
例示的には、上記の構成において、ハウジングは、さらに、光源を支持する手段 を有している。装置に帯片が適正に挿入されているときに、光源からの光を薬品 に案内する通路は、前記対向面に形成され、装置に帯片が挿入されていないとき に、前記タイルに対向し、装置に帯片が適正に挿入されているときに薬品に対向 する第一のスロットを有している。該第−のスロットは、装置に帯片が挿入され ていない時に、タイルに向かって照射し、装置に適正に帯片が挿入されていると きに薬品に向かって照射する光源の支持手段に隣接して配置される。
さらに例示的には、上記の構成において、装置に適正に帯片が挿入されている時 に、薬品から光検出器に向かってもどりが案内される通路にも第一のスロットを 設ける。
またさらに例示的には、上記の構成において、ハウジングは、キャリア、リフト 及びタイルを含む組立体がハウジング内に挿入されているときに、前記対向面に 隣接して配置される第三の面を有している。該第三の面は、キャリア本体に隣接 して位置するとともに対向面にほぼ平行に延びている。装置に適正に帯片が挿入 されている時に、薬品から光検出器に向かってもどりが案内される通路には、第 一のスロットに隣接する第三の面に形成される第二のスロット有している。
さらに例示的には、上記の構成において、ハウジングは、第三の面に対して、微 少な角度を持って配置される第四の面を有している。装置に適正に帯片が挿入さ れている時に、光源から薬品に向かう光が案内される通路は、第四の面に第三の スロットを有している。例示的には、第三のスロットは、装置に適正に帯片が挿 入されている時に、光源と薬品の間に位置する。さらに、例示的には、第一のス ロットは、装置に適正に帯片が挿入されている時に、第三のスロットと薬品の間 に位置する。またさらに例示的には、第一のスロットは、装置に適正に帯片が挿 入されている時に、薬品と検出器の間に位置する。また、例示的には、第二のス ロットは、第一のスロットと検出器間に位置する。
さらに例示的には、上記の構成において、第二の面は、キャリア、リフト及びタ イルを含む組立体がハウジング内に挿入されているときに、対向面に隣接して位 置する。第二の面は、キャリア本体に隣接して位置すし、対向面と略弔行に延び る。装置に帯片が挿入されている時に、第二の光源からの光は帯片に向かって第 二の通路によって案内される。装置に適正に帯片が挿入されているときに帯片か らのもどりは、第二の通路によって第二の光検出器に案内される。
またさらに例示的には、装置は、体液中の医学的に重要な成分の濃度を検出し、 そのユーザーに検出された医学的に重要な成分の濃度を表示する器械に含まれる 。
前記医学的に重要な成分の濃度を表示する器械は、装置を含む器械の構成部材を 収容する器械ケースを有している。器械の構成部材の一つは、プリント回路基板 である。ハウジングと、第−及び第二の光検出器の全ては、プリント回路基板に 取り付けられている。
さらに例示的には、上記の構成において、ハウジングは、キャリア本体に隣接し て位置するとともに対向面にほぼ平行に延びている第三の面を有している。第三 の面とキャリア本体の一方には位置決め突子が設けられ、第三の面とキャリア本 体の他方にはキャリア、リフト及びタイル組み立てられ、その上に支持されるホ ルダがキャリア、リフト及びタイルの組立体を摺動挿入することによりケースに 組み付けられたときに、キャリア、リフト及びタイルをハウジング内に正確に位 置決めするために前記突子を収容する凹部とを有している。例示的には、突子及 び凹部は、はぼ円錐台形である。また、例示的には、突子が第三の面に設けられ ている。
さらに例示的には、上記の構成において、ケースは、外側面及び内側面を持つ離 脱可能なケース部分を有している。外側面は器械内の向きが使用時の向きと成っ ているときに外側に向かって位置し、内側面が器械内の向きが使用時の向きと成 っているときに内側に向かって位置する離脱可能なケース部分を有するケースを 有している。内側面と帯片キャリアの一方には、内側面より離間する方向に延び 、内側面から遠い側の端部近傍で略三角形状に開口するスロットを規定し、該ス ロットの後側で閉じる一対の略歯状の部材が設けられている。内側面と帯片キャ リアの他方はウェブ部を有し、該ウェブ部の両側から二つの略平行なガイドリブ と、ウェブ部がスロットに挿入された時に、歯状の部材の遠端間に規定された三 角形の領域の係合する6対のガイドリブ間に設ける突出部が突出している。
本発明のもう一つの構成によれば、装置は、帯片を収容し、該帯片が体液の成分 の濃度を表示するために、体液中の医学的に重要な成分と反応する薬品を支持す る。装置は、帯片が装置に挿入されたときに光源から前記帯片の光を案内すると ともに、帯片が装置に挿入されたときに前記帯片から光検出器にもどりを案内す る通路と、第一のもどりを与えるハウジングで構成され、該ハウジングは、光源 からの光を受けるとともに、帯片が装置に挿入されていないときに、通路にそっ て光検出器に案内される第一のもどりを発生する。ハウジングは、帯片が装置に 挿入された時に、光源から分離され、第一のもどりおよび帯片からのもどりがそ れぞれ装置内に帯片が有るか否かを示す。
例示的には、上記の構成によれば、帯片は、両側に主面を有し、帯片からのもど りは、主面のうちの第一の主面のもどりであり、主面のうちの第二の主面は、第 二の帯片からのもどりが第一の帯片のもどりと異なることによって特徴付けられ る。、光検出器は、第一の帯片からのもどりに応じて第一の出力を発生し、第二 の帯片からのもどりに応じて異なる出力を発生する。
さらに、例示的には、上記の構成によれば、第二の光源と、第二の光検出器と、 帯片が適切に装置に挿入されたときに第二の光源から薬品への光を案内するとと もに、帯片が適切に装置に挿入されたときに前記帯片がら第二の光検出器にもど りを案内する通路とを有している。第二の光検出器は、体液中の医学的に重要な 成分の濃度の違いに応じて異なる薬品のもどりに基づいて異なる出力を発生する 。
図面の簡単な説明 本発明は、以下の詳細な説明及び本発明を示す添イ=j図面を参照することによ って、よりよく理解されるものとなろう。図中、第1図乃至第8図は、本発明に よって構成された装置の種々の構成部材を種々の異なる角度から見た分解斜視図 、 第9図は、第1図乃至第8図に示す装置の電気回路を一部をブロック図と17、 また一部を概略回路図として示す図、 第10図は、第1図乃至第8図の装置の動作の理解に供するフロー図、第11図 は、第1図乃至第9図の装置のソフトウェア動作を説明するための対時間の減少 率5曲線を示す図、及び 第12図は、第1図乃至第9図の装置のソフトウェア動作を説明するための他の 対時間の減少率5曲線を示す図である。
発明を実施するための態様 第1図乃至第8図に関して説明すれば、本発明の装置10は、前側部14、後側 部16、t−ハウジング部18及び試験片キャリアホルダ部2oを持つケース1 2をa[2ている。第9図の説明においてより詳細に説明するプリント回路基板 22は、それぞれ前側部14及び後側部16の間に挟まれている。前側部14は 、中央にほぼ円形の開口26を有する略台形形状の逃げ部24を有している。略 真円筒形状のステム28は、前側部14の下面から開口26の下側まで延びてい る。
このステム28には、逃げ部24と同一形状の0N10FFボタン32のステム 30が摺動可能に嵌合する。ステム30の下端は、軸線方向に分割され、円錐台 形状に形成され、ステム30が開口26から分割部まで押し込まれ、ステム30 の円錐台形端部36がステム28の下端を通過したときに、ボタン32を逃げ部 24内に捕捉する。ステム30の端部36の上側の部分は、ステム28よりも幾 分長く、ボタン32が逃げ部24内でいくらか変位することが出来るように構成 される。
ケースの前側部14は、さらに、端部壁の部分42の、内側に、これと平行して 配置される壁40を有している。壁40は、上下方向に延びる溝44を有してお り、この溝の底部46は開放され、上端部48は半円形状となっている。メモリ ボタン50は、その背面に、溝44の幅よりも若干狭い間隔で離間したリブ52 を有している。ボタン50の、リブを除く部分は、壁40及び部分42間の間隔 よりも僅かに厚(形成されている。前側部14が可撓性樹脂で構成され、部分4 2に形成した円形孔54の径をボタン50より僅かに大きくすることにより、ボ タン50が両者間の空隙に押し込まれ、円形孔54から突出する位置に弾性係合 された時に、壁40の部分42に対して離間する方向の変形を許容する。ボタン 50のフランジ56は、ボタン全体が円形孔54を通って変位して、前側部14 より抜は落ちるのを防止する。
前側部14及び後側部16はそれぞれ、キー収容部18を構成する、円弧状の切 欠部60.62を有している(第1.6.8図〕。キー収容部18は、アメリカ 特許第5,053,199号に開示されているような形式の電子的に読み取り可 能な情報媒体又はキー64を収容するように設計されている(第2図)。アメリ カ特許第5,053,199号の開示内容は、本明細書の開示の一部として援用 する。前側部14及び後側部16は、また、試験片キャリアホルダ部20を収容 する、相互に連関作用する切欠部68.70を有している(第1.6.8図)。
前側部14には、さらに、液晶ディスプレイ76の支持縁78が、前側部14の 内側に装着される(第3図及び第7図)、窓孔74(第1図及び第8図)が設け られる。支持縁78は、LCD76を、窓孔74を通して外視出来るように取り 付けるとともに、LCD76の所用の電気的接続を与える。
ケース12の後側部16は、圧電ビーバ変換器80(第6図)を取り付けるとと もに電気的な接触子81を設ける手段と、6■電池の装脱を容易とする回動可能 に取り付けられたドア84を持つバッテリ収容用切欠部82とを有している。
前側部14及び後側部16のリップ88.90は、それぞれ相補形状に形成され ており、相互に弾性嵌合する。これらが不用意に分離することをさらに確実に防 止するために、タップネジ92(第1図)が、後側部16に挿通し、前側部14 の内側に取り付けたステム94にねじ込まれて、前側部14及び後側部16を接 合状態に保持する。ネジ92は、前側部14及び後側部の内側形状に沿うプリン ト回路基板22に形成した孔96を挿通して、基板22を所定の位置に保持する 。
試験片キャリアホルダ部20は、上面及び上面にその把持を補助するとともに前 側部I4及び後側部16に弾性的に係脱する溝102(第4図)を設けた外側ケ ース部1.00を何している。ケース部100には、もどり(「emissio n)を読み取る繋品片】06を装置10内に挿入する開口104が設けられてい る。開口1()4の縁部108は、幾分じょうご状に形成され、薬品片106を 装置10内に正しい向きで挿入することを補助する。一対の歯状部材110は、 開口104のF側で、ケース部100の後側に延びている。部材110は、その 間にスロット112を規定しており、このスロット112は、部材110の後端 116近傍の二等辺三角形状部114に開きし5、次いて閉じてスロット形状に 戻り、しかる後に部材110の後端116近傍で、じょうご形状118に開口し ている。薬品片キャリア本体120は、下側ウェブ部122を有しており、この 下側ウェブの両側にそって二つのリブ124が延びている。ウェブ部122は、 そのほぼ全長にオフたりスロット112よりも若干薄く形成されている。ガイド リブ124は、各部材110の上下方向の厚さよりも若干大きい間隙を存して離 間されている。これらの寸法によって、薬品片キャリア本体120の部材110 によって規定されるスロット1−12内への摺動を可能としている。三角形状断 面の水平方向突出部126は、ガイドリブ124間のウェブ部122に沿って適 当な距離離間しており、ケース部100とともに薬品片キャリア本体120を部 材110間にロックする。
薬品片キャリア本体120は、そのケース部100より遠い側の端部近傍に、一 対の水平方向に突出した耳片130を有しており、各耳片には、細長いスロット 132が設けられている。スロット132は、薬品片が開口104及び薬品片キ ャリア本体20に挿入するか、もしくは離脱する時の運動方向に対17てこれを 横断する方向に延びている。リフト134は、一対の上下方向に対向して延びる 抽筒子軸136を有しており、この抽筒子軸はスロット132にそれぞれ係合し て、読み取られる薬品片106をリフト】34と薬品片キャリア本体120間に 挿入する際に、リフト134の薬品片キャリア本体120から離間する方向への 移動を可能とする。一方、リフト134は、抽筒子軸を設けた端部と反対側の前 側端部に一対の水平に延びる耳片138を有している。各耳片138には、上下 方向に延びる円形断面孔140が形成される。高反射性(もどり性)の白色タイ ル142には、一対の抽筒子軸144が設けられ、この抽筒子軸によって、この 抽筒子軸144をそれぞれの孔140に挿入することにより回動可能にリフト1 34に取り付けられる。リフト134に設けた孔150を通って白色タイル14 2が突出する点146から横断して、スロット152が薬品片キャリア本体12 0に設けられる。薬品キャリア本体120には、さらに、スロット152とケー ス部100間にもう一つのスロット154が、円錐形状の逃げ部156(第1図 にのみ示す)とともにリフト134が取り付けられた側と反対側の端部に設けら れる。
プリント回路基板22に搭載された光学装置160(第1.3.5図)は、薬品 片キャリアホルダ部20とともに動作する。これら二つの構成要素の協働動作に より、光学装置及び薬品片106間の整列誤差を生じる可能性が解消される。
この協働動作は、薬品片キャリアホルダ部20及び光学装置の多くの部分の多く を構成する成形プラスチック部品のいくつかのデザイン及び許容誤差によって補 助される。これらのデザイン及び許容誤差は、反応した薬品片106sのもどり を正確に読ろ取るために適切に整列させる必要がある薬品片キャリアホルダ部2 0及び光学装置の構成要素の、薬品片キャリアホルダ部20が装置のケース12 に組み付けられる際に、これらの適切な整列を可能とする。
光学装fi!160は、光学ハウジング162を有している。ハウジング162 は、リーフスプリング168及びこのスプリング168に対向する壁170を収 容しており、この壁170に対してスプリング168が薬品片キャリア本体12 0及びこれに関連する構成要素134.142を押しつけて位置決めして、これ によりこれらに保持された薬品片160を装置10の光学系に対して適切に位置 決めする。円錐台形の突起(図示せず)は、ハウジング162の内側端部171 近傍の壁170からスプリング168に向かって突出し、薬品片キャリア本体1 20が光学ハウジング162内で正確に位置決めされた時に、薬品片キャリア本 体120の逃げ部156に係合する。一体の部材177として成形された一対の 透明プラスチック製プリズム174.176 (第3図)は、ハウジング162 の分離された内部領域178.180のそれぞれ内に入るよう、プリント回路基 板22上に取り付けられる(第5図)。発光ダイオード182は、基板22上に 取り付けられるとともに、LEDアダプタ184に接合される。他方、LEDア ダプタは、ハウジング162に設けるLEDソケット186内に接合される。L ED182は、グルコースM1定チャンネル164の始端又は「上流側」端であ る。
壁170には、上下方向のスリット開口190がハウジング162に通じるLE Dソケット186の開口に対向している。組立状態の光学装置160において、 このスリット開口190は、部材177に設ける二つのプリズムのうちの小さい 方のプリズム174に直接隣接する。薬品片106上の反応した試薬からの反射 光が直接入射することを防止するために、プリズム174は、薬品片106の面 に対して、LED182からの光の入射角又は薬品片106のLED182から の光の反射角とは異なる角度となる向きに配置される。例示的に、プリズム17 4は、薬品片]06の面に対して約77″の角度となる向きで配置される。これ によって、プリズム174に入射する光が直接反射光ではなく、薬品片106上 の反応した試薬から周囲に発せられたもどり光である可能性が高くなる。この拡 散光は、薬品片106に塗布された血液中のグルコースと薬品片106を処理し た試薬の間の反応の発生点からの直接反射光よりも良いゲージである。従って、 この大気からのもどり光は、血液中のグルコース成分の濃度のより良いゲージで ある。
プリズム176は、組立状態の光学装@160の壁170に貫通形成されたスリ ット開口191に直接隣接して配置される。薬品片106から反射された光のう ち拡散反射光またはもどり光を得る問題は、プリズム176に入る光については 、プリズム174に入る光について程重大ではない。なぜなら、プリズム176 に入る光は、薬品片キャリア本体120に薬品片が存するかどうか、及び存する 場合にはその薬品片が適正な向きになっており試薬を直接開口190及びプリズ ム174に対向するように配置させているか、を判断するためだけに用いられる のだから。プリズム176は、試薬の読み取りチャンネル164内ではないので 、もどりの読み取りは、さほどきわどい問題を有しない。
両プリズム174.176は、薬品片106に対向する曲面を有している。これ らの曲面は、もどり光を検出する装置上のプリズムに入射するもどり光の焦点調 整を行うレンズとして機能する。プリズム174.176に含まれるレンズは、 他方、レンズと薬品片106の各検出領域間の距離に等しく、かつレンズからそ れぞれの検出装置までの距離に等しい焦点距離を有している。
第9図について説明すれば、装置10の動作は、NECのμPD75P308μ C型等のマイクロコンピュータ(μc)200によって制御される。ここで、ビ ン及び端子番号及び名称に関する一連の参照符号は、ここで例示的に特定する特 定の集積回路及び他の装置のピン及び端子番号及び名称である。しかしながら、 同様に装置10において必要とされる機能を行うのに適した他の集積回路が存在 することは理解されなければならない。μc200のクロックは、4.19MH 2水晶発振器202であり、このクロックは端子xi−x2を通して結合される 。
水晶発振器202の端子は、さらに、それぞれ33pFのコンデンサを介して接 地されている。μc200に対するVDDは、BC858C等のNPN型トラン ジスタ204によって供給される。このPNP型トランジスタのベースは62に Ωの抵抗器206を介して、μC200の端子P4.1に接続されている。トラ ンジスタ204のコレクタは、正のバッテリー電圧(+6VDC) 、以下VB ATと称す、に接続されている。VDDは、トランジスタ204のエミッタに現 れる。
トランジスタ204のコレクタは、二つの200Ωの抵抗器の並列な組み合わせ により、エミッタに接続される。ダイオード208のカソードは、トランジスタ 204のエミッタに接続される。ダイオード208のアノードは、接地されてい る。ダイオード208は、例えばlN4148型ダイオードである。μc200 のリセット端子は、トランジスタ210のコレクタに接続されるとともに、10 にΩの抵抗器を介してVDDに接続される。トランジスタ210のエミッタは、 接地されている。トランジスタ210のベースは、22にΩの抵抗器212を介 して1.1μFのコンデンサ214及びIMΩの抵抗器216の接続点に接続さ れている。コンデンサ214の他の端子は、VBATに接続されている。抵抗器 216の他の端子は接地されている。
電子業務日誌モード(E L B)コネクタ220は、三つの端子を有している 。
これらのうちの第一の端子222は、IOKΩの抵抗器を介してμc200のP 3.0/LCDCL及びPO,O/INT4に接続されている。端子222も、 680pFのコンデンサと220にΩの抵抗器の並列な組み合わせを介して接地 されている。端子226は、接地されている。
キー収容部18の八つの端子231−238は、それぞれμC200の端子P7 .3/KR71,czc200の端子P7.2/KR6、μc200の端子P7 ゜0/KR4、μc200の端子P6.3/KR3、接地、他方の端子が端子2 34に接続された220にΩの抵抗器の一つの端子、無接続(ブランク)、及び 端子236にそれぞれ接続されている。
薬品片106上の反応した試薬の読み取りに影響する多数の変数が存在する。
装置10によって、誤差を生じることなく読み取りを行うためには、反応した試 薬の反応点からのもどりを算出する処理において、これらの変数は、装置1oに おいて生じる可能性のある範囲において考慮する必要がある。これらの変数の一 つは、湿度であり、接地とμc200の入力端子P0.3/Sl/SBI間に接 続された標準的な形式の湿度センサ242によって考慮される。湿度センサ24 2は、さらに、IMΩの抵抗器244及び、01μFのコンデンサ246を介し て接地される。VBATは、例えばBC858C型等のPNP型トランジスタ2 48のエミッタに供給される。トランジスタ248のコレクタは、キー収容部1 8のコネクタ236.238に接続されるとともに、抵抗器244とコンデンサ 246の接続点に接続される。
内部EEPROM250は、それぞれ、czc200の端子P7.1/KR5、 P7.2/KR6、P7.0/KR4及びP6.3/KR3にそれぞれ接続され た端子C3,SK、DI及びDOを有しテイル。内部EEPROM250(7) 端子VCC及びORGは、トランジスタ248のコレクタに接続される。内部E EPROM250(7)端子GRDは、接地される。内部EEPROM250+ 1、コードROMキー64の集積回路と同様に例えば触媒半導体型CAT93C 46集積回路である。
8.2KQ(7)抵抗器252.10にΩの抵抗器254.10KQc7)抵抗 器256及びIOKΩの抵抗器258の直列回路は、μc200の端子P6.1 /KR2及び接地間に接続される。抵抗器252及び254の接続点は、μc2 00の端子VLCO及びBIASに接続される。抵抗器254及び256の接続 点は、μc200の端子VLC1に接続される。抵抗器256と258の接続点 はμC200の端子VLC2に接続される。
変換器80は、μc200の端子P2.3/BUZ及び接地を通って接続される 。ダイオード260は、変換器80を介してそのアノード20が接地され、カソ ードが端子P2.3/BUZに接続される。他のダイオード262は、P2゜3 /BUZに接続されたアノードとVDDに接続されたカソードを有している。
μc200(7)端子COMO−COM2及びDSIO−DSOは、それツレ同 名の端子、LCD76のPL−14に接続される。
赤外線薬品片106センサチヤンネル166は、共通ハウジング(図示せず)の 隔壁によって分離されたLED264及び受光トランジスタ(LST)266を 有している。大きいプリズム176は、LED264及びLST266が収容さ れたハウジングの上面にその底面が直接接触するように、プリント回路基板22 に取り付けられる。LED264及びLST266は、例えば東芝製のTLP9 08型集積回路である。LED264からの光は、大きなプリズム176の底部 から上向きに照射され、プリズム176のレンズを通して薬品片106上に入射 する。反射された光は、レンズを通ってもどり、プリズム176内で下向きに偏 向され、底部を通ってLSTによって受光される。この結果によるLST266 の導通度は、LED264からの光のあるもどり率に対応する。このもどり率は 薬品片キャリア本体120中に薬品片106が存在しているが否が、及び存在し ている場合には、薬品片106が正規な向きとなっているが否がを示す。
薬品片106及び薬品片106の向きの検出方法は、以下の通りである。チャン ネル166内で、LST266のベースに戻った光によって、LsTが導通する 。NPN型トランジスタ268及び270を含む従来の電流ミラ(cu++en l mi+「ar)構成の電流ミラは、LST266のエミッタに流れる電流に 応じて、これら二つのトランジスタのコレクタを通して等しい電流を流す。、4 7μFのコンデンサ272はトランジスタ270のコレクタ及びエミッタ間に接 続され、LsT266が検出するLST266のベースに入射する光の量によっ て決まる割合で放電する。この構成により、コンデンサ272の初期電圧がら、 LST266のベースに入射する光の積算量が減算される。電流は、所定の設定 された期間の間、LED264に供給される、薬品片106からLST266の ベースへのもどりによって、コンデンサ272の放電量が決定される。コンデン サ272は、次いで定電流源から供給される電流によって、コンデンサ272が 所定の基準電圧まで再充電されるまで充電され、その期間が装置のクロックによ って計測される。
コンデンサ272を基準電圧まで再充電するのに要した時間は、装置のクロック のストローク数であり、チャンネル166の戻り率をディジタル値に変換する。
これは、薬品片キャリア本体120中の薬品片106の存否及び薬品キャリア本 体120内の姿勢を表す。装置10は、薬品片キャリア本体120中に薬品片1 06が存在していることを検出すると、次に薬品片106が、試薬パッドととも にスロット190及びプリズム174の前で適切な向きとなっているか薬品片が 後ろ向きまたは天地が逆転していないかを判定する。勿論、薬品片のアーキテク チャは、薬品片の向きの違いによりもどり率の読み取りが異なる範囲となるもの でなければならず、この場合には、そうなっている。アメリカ特許出願第07/ 661.788号参照。
これらの目的を達成するために、LED264のアノードは、VBATに接続さ れ、カソードは例えばBC848C型NPN)ランジスタで構成するトランジス タ276のコレクタに接続されている。トランジスタ276のエミッタは、82 Ωのフィードバック抵抗を介して接地されている。トランジスタ276のベース には、μc200の端子P5,1から周期的LED駆動信号が与えられている。
トランジスタ276のベースは、ダイオードにより接続された直列の二つの温度 補償用トランジスタ280.282を介して接地されている。トランジスタ26 8.270.280.282は、例えばMC3346D型クアド(quid)  トランジスタ集積回路である。LST266のエミッタは、電流ミラートランジ スタ268のコレクタ及びベースに接続されるとともに電流ミラートランジスタ 270のベースに接続される。トランジスタ268のコレクタ及びベースとトラ ンジスタ270のベースは、さらにμc200のP5.0端子にも接続されてい る。トランジスタ268及び270のエミッタは、接地されている。トランジス タ270のコレクタは、コンデンサ272に接続されるとともに、差動増幅器2 86の反転(−)入力端子と、BC858C型トランジスタ等のPNP)ランジ スタ288のコレクタに接続されている。差動増幅器286の出力端子は、μc 200もP3.1/5YNC端子に接続されている。トランジスタ288もエミ ッタは、μc 200のp5.3端子に接続されている。トランジスタ288の ベースは、差動増幅器290の出力端子に接続されている。
差動増幅器290の反転(−)及び非反転(+)入力端子は、20にΩの抵抗及 び150Ωの抵抗を介してそれぞれLST266のコレクタに接続されている。
5.1にΩの抵抗は、トランジスタ276のベースからLST266のコレクタ にも接続されている。LST266のコレクタは、差動増幅器294の十入力端 子に接続され、差動増幅器294の一入力端子は、150にΩの抵抗を介してμ C200のP6.O/KPO端子に接続される。差動増幅器294の出力端子は 、μc200のP3.3端子に接続される。差動増幅器294の一入力端子も、 0゜01μFのコンデンサを介して接地されている。
次に薬品片106の試薬パッド部のもどりを読み取るために機構及び電気回路に 関して説明すれば、薬品片106が薬品片キャリア本体120に適切に挿入され ると、LED182が読み取りチャンネル164の始端となる。LED182の アノードは、VBATに接続され、カソードはNPN)ランジスタ298のコレ クタに接続される。トランジスタ298は、例えばBC848C型トランジスタ で構成される。トランジスタ298のエミッタは、120Ωのフィードバック抵 抗を介して接地されている。トランジスタ198のベースは、tt c 200 のP5.2端子に接続されるとともに、20にΩの抵抗を介して差動増幅器29 4の十入力端子に接続されている。薬品片106の試薬パッドのもどりは、例え ばシーメンス社製TFA100IW型一体型光学センサ等の光学センサ300に 供給される。光学センサ300は、小さい方のプリズム174の底部に僅かに離 間して、プリズム174のレンズ面に入射する薬品片の化学試薬からのもどりが 、プリズムを介して下向きに偏向されその底部から光学センサ300に入射する ように取り付けられる。
光学センサ300のための電力は、例えばBC858C型トランジスタ等のPN P型トランジスタ302を介して供給される。トランジスタ302のエミ・ツタ は、VBATに接続され、ベースは62にΩの抵抗を介して、μc200のP4 ゜2端子に接続され、コレクタは、22μFのタンタルコンデンサ304を介し て接地される。コンデンサ304の両端の電圧VDIは、光学センサ300の+ VS及び−vS端子に接続される。光学センサ300のVSTAB及びF CO MP端子は、IMΩの抵抗を介して接続されている。VSTAB端子は、さらに 差動増幅器308の十入力端子と接続されている。差動増幅器308の一端子は 、その出力端子と接続され、この差動増幅器を反転増幅器としている。差動増幅 器308の出力端子は、さらに差動増幅器294の十入力端子にも接続されてい る。
差動増幅器286.290,294.308は、例えば、LM324A型クアド 差動増幅器集積回路で構成される。
P6.2/KR2端子は、22にΩの抵抗を介して、例えばlN4148型ダイ オード等のダイオード310のアノードに接続されている。ダイオード310の カソードは、光学センサ300もINHIBIT端子に接続されている。ダイオ ード310のカソードと光学センサ300のINHIBIT端子間の導体容量的 に680Ωの抵抗を介して接地されており、且つ360Ωの抵抗を介して差動増 幅器286の十入力端子に接続されている。差動増幅器286の十入力端子は、 200Ωの抵抗を介して差動増幅器290の十入力端子に接続されている。光学 センサ300の0UTPUT端子は、差動増幅器286の一入力端子に接続され ている。
0N10FFボタン32によって操作される0N10FFスイツチ312の一つ の端子は、接地されている。0N10FFスイツチ312の他の端子は、μC2 00のPl、1/lNTl端子に接続されている。μc200のPi、2/IN T2端子は、メモリボタン50で操作されるメモリスイッチ314の一つの端子 316に接続されている。メモリスイッチ314の一端子316は、220にΩ の抵抗を介して接地されている。メモリスイッチ314の他端子は、μc200 のPl、1/lNTl端子に220にΩの抵抗を介して接続されている。
LCD76上に示されたシンボルは、00.0〜99.9の数と、mg/dL( ミリグラム/デシリットル) 、mmo l/L (ミリモル/リットル) 、 mem(メモリを意味する)、バッテリーアイコン、薬品片に付着された血滴の アイコン、ワードコード、エラーアイコンの表示及び”X#が表示されるボック スを有しており、各ボックスの各コードラントは各別に励起することが可能であ る。
次に第10図に関して説明すれば、装置10は、0N10FFボタン32の押圧 によってONされる。装置10は、0N10FFボタン32の解除にされる前に 、起動する。装置10がONするとすぐに、起動時の(パワーオン時の)システ ムの完全性試験及びバッテリー電圧試験が行われる。バッテリー86の電圧が4 .5V以下である場合には、バッテリーの電圧不足の警告(LCD76のバッテ リアイコン)が発せられる。バッテリー86の電圧が4.2vを下回る場合には 、装置10はONLない。装置のONに続いて、ディスプレイ76の全てのアイ コンを含む全てのセグメントが2秒間表示される。これが許可されると、変換器 80は、2秒のディスプレイ期間の最初の1/2秒の開音を発生する。
2秒経過後に、全てのセグメント及びアイコンが画面より消去され、キー64か らのROMコード番号及びコードアイコンが2秒の間LCD76上に表示され、 次いで画面より消去される。この期間中に、装置10は、白色タイル142を使 用して、それ自体を目盛り付けする。目盛り付けに続いて、薬品片アイコン、左 向き矢印アイコンが点灯するとともに、血滴アイコンが点滅する。このアイコン の表示は、ユーザーに薬品片106への血液の塗布、塗布した薬品片106の装 置10に設けた開口110への挿入を要求する。
ユーザーは、試薬片106に血液を塗布し、完全に吸収されるまで、薬品片のメ ツシュ中に浸透させる。薬品片106を適切に挿入してから2秒の期間内に、装 置10が、薬品片アイコン、血滴アイコン及び右向き矢印アイコンがディスプレ イ76から消去され、塗布された血液の医学的に重要な成分、本例においてはグ ルコース、に対する薬品片106の試薬パッドにおける反応が期間が開始される 。薬品片106を挿入してから2秒間の期間で、ディスプレイ76は連続的に( 時計回りに)エラー又は”X”表示欄を1/2秒に一つのセグメン(・の割合で 、連続的に表示する。エンドポイント反応を採用しているので、装flloのL CD76に時間を表示する必要はない。薬品片106゛の反応が装置10によっ てエンドポインI・に達したと判断されると、装置10は、一度ビープ音を発生 し、次いで血液中のグルコースの値及びmm/dLアイコンを表示する。さらに 、装置10は、薬品片アイコン及び左向き矢印アイコンを表示してユーザーに反 応の終了した薬品片106の取り出しを要求する。グルコースの測定結果は、最 新(第一の)メモリ位置に格納し、先に格納されているグルコースの測定結果の 格納位置を一つづつ送る。
薬品片106が取り出されると、装置10は、白色タイル142からそれ自体の 目盛り付けを行い、次の薬品片の受け入れ準備状態とする。装置10は、この状 態で、塗布された薬品片106の挿入を要求する。
装置10は、未反応の薬品片の使用が可能であることを確認することが出来る。
これは、未反応の薬品片106を読み取ることにより、その試薬パッドのもどり 値が、コードROMキー64に格納された特定の割合のもどり限界内にあること が確認出来るようにする。このチェックを行うことは、ユーザーの裁量である。
装置10は、血液を塗布した薬品片の挿入を要求している時またはメモリの呼び 出し表示する時にこのチェックを行うことが出来る。
この薬品片の完全性のチェックを行うために、ユーザーは未反応の薬品片を収容 した容器より未反応の薬品片を取り出し、試薬パッドを光学系にむけた状態で、 装置10のスロット104に挿入する。薬品片106挿入後2秒間の期間に、装 置10は、薬品片106の存在を検出し、時間の表示を開始する。この時間の表 示の間、ユーザーは、メモリボタン50を一回押圧しなければならない。このメ モリボタン50の操作により装置10は、薬品片106の完全性のチェックを行 う。メモリボタン50が押圧された後、装置10は、薬品片のもどりを読み取り 、薬品片のもどりをロット専用ROMキー64によって与えられるプログラムさ れた限界値と比較される。
薬品片106の完全性の確認は、薬品片取り出しプロンプトと単独のビーブ音に より報知される。薬品片の完全性が確認されると、ユーザーは、未反応の薬品片 106を取り出した後に、塗布済み薬品片の要求により反応済み薬品片106の 試験を行うことが出来る。
薬品片106の完全性に問題がある場合には、ディスプレイ上のエラー(”X” )アイコンを点滅させ、薬品片アイコンを点滅させるとともにビーブ音を3回発 生して、これを報知する。装置1oは、不良の薬品片106が除去されるまで、 このディスプレイの状態を継続する。薬品片106′が排除されると、装置は、 塗布済みの薬品片を要求する。
グルコースの試験値は、「最初の(最も古い)ものを最初に消去する」及び「最 後の(最新の)ものが最初に読み出される」プロトコルを用いて、各試験毎に自 動的に格納される。メモリがフルの状態となると、メモリの30の読み出し容量 が試験値によるフルとなり、各新規な試験値を加入することにより最も古い試験 値がメモリより消去される。
メモリの読み出しモードは、塗布された薬品片の要求を介してアクセス可能とな る。メモリの読み出し機能は、メモリボタン50を一回押圧することにより開始 される。すると第一のメモリ位置(1)が表示される。
1秒後に、ディスプレイが変化して、選択されたメモリ位置の内容(グルコース の読み)が表示される。ディスプレイは、4秒後にメモリ位置の表示(本例にお いては1)に戻る。ボタンが押圧されない場合、メモリ位置とメモリ内容サイク ルが、装置自体が装置10をOFFする前5分間反復される。メモリ表示すイク ルは、また装置10に試験する薬品片106を挿入することによっても終了する 。メモリからの残りの試験値の読み出しは、メモリボタン5oを30の記憶され た値及びそのメモリ位置が表示されるまで反復して押圧することによって行われ る。メモリボタン50を押圧するたびごとに、次のメモリ位置が表示される。
メモリ位置と結果は、ユーザーが最も古い記憶値を越えてメモリ位置を進めた場 合、最初の位置に戻る。メモリ中に30未満の試験値のみが格納されている場合 には、格納されている最後の結果を越えてメモリ位置が進められた場合、最後の 結果に続いて最初の位置(位置1)が表示される。メモリ呼び出し中の全ての期 間において、メモリアイコンが表示される。
いずれかの時点で、薬品片106が挿入されると、装置1oは、試験/計時モー ドに戻る。薬品片(未反応若しくは既反応)1o6の挿入は、装置1oを自動的 にこのモードに復帰させ、第一(最新の)位置のためにメモリを再設定する。
装置10は、コードROMキー64を次のように使用する:装置1oのOFFに より、ユーザーは、装置1oから古いROMキー64を取り外して、これを廃棄 する。新しいROMキー64は、各薬品片106と一緒に包装される。ユーザー は、装置10をONする前に、新たに用いる薬品片106に関する情報を含む新 しいROMキー64を、装置1oのキー収容部18に挿入する。装置1oはON されるときに、装置10はROMキー64に含まれるデータの完全性をチェック サム法によりチェックする。ROMキー64のデータに問題が発見された場合に は、コードエラーが表示される。試験の実行中に、装置1oは、グルコースに関 する試験結果を計算する前に、ROMキー64が変化したが否かをチェックする 。装置10のON以降にROMキー64が変化している場合には、コードエラー が表示される。装置10は、装置自体によりOFFする時間(5分間)またはO FFされるまで、この表示を維持する。
試験結果がROMキー64に格納されている上限を越えている場合には、数値に よる結果表示に変えてHlが表示される。試験結果が、ROMキー64に格納さ れた下限を越えない場合には、LOが表示される。双方の場合、mg/dLアイ コンが表示される。
装置10は、その白色タイルのもどりを確認し、タイル142が汚れている場合 には、ディスプレイ上にCLE(r清掃」)を表示する。装置1oは、この表示 の状態からユーザーによる試験又はメモリ読み出しの開始を不能とする。これに 対する対応は、装置10をOFFすることのみである。このエラーは、白色タイ ル142からのもどりから計算される傾斜が、一般に目標値の+5%〜−10% の装置10内部の傾斜限界内にない場合に生じる。このエラーは、また、薬品片 106を挿入した状態で、装置10をONしたときに生じる。
装置10は、最後にボタン操作が行われてがら又は薬品片が挿入されてから5分 後に装置自体により自動的に遮断される。自動的な遮断は、装置1oのモードま たは最後に操作されたボタンに関係なく行われる。装置1oがONの状態で、0 N10FFボタンを押圧することにより、装置1oはOFFとなる。
変換器80は、装置10がONされた時(0,5秒);薬品片106が開口10 4に挿入された時(0,25秒);エラーメツセージが表示されたとき(各0゜ 1秒で3回);試験の終了時に、試験結果を表示する時または未反応薬品片1゜ 6が使用可能な時(0,25秒):及びボタン32又はボタン5oが押圧された 時の「キークリック」音として(2サイクル期間)に可聴ビーブ音を発生する。
変換器80の動作は、装置t10がONされるときに、0N10FFボタン32 とメモリボタン50を同時に操作することにより動作可能/動作不能に切り替え ることが出来る。
装置10は、rxJアイコンとエラーメツセージ又は他のアイコンと組み合わせ て表示することにより、エラーを報知する。エラーには回復可能なものと回復不 能なものの二つのタイプがある。薬品片のエラーは、装置10より薬品片1゜6 を取り出すことにより修正可能である。他の全てのエラーは回復不能であり、エ ラーを排除するために、装置10をOFFすることが必要となる。
以下のエラーは、回復可能な薬品片によるエラーである。薬品片の取り出しによ り装置は、塗布lまた薬品片の要求に戻る;不良薬品片のエラーは、反応が不適 切な薬品片106または状態判定を不能とするような劣化が生じた薬品片106 によって生じる;薬品片が逆向きのエラーは、薬品片106が血液塗布面を装置 10のに学系に向けて挿入されている時に生じる。
以下のエラーは、装置の7!11定の問題であるため、回復不能なエラーである :光学系の汚れによるエラーは、装置10の白色タイル142が汚れているまた は劣化している場合に生じる;電子装置の故障によるエラーは、装置10の電源 投入時における自己試験または診断チェックにおいて故障が検出されることによ って生じる;試験中の薬品片が取り出されたことによるエラーは、試験の実行中 に薬品片106が取り出されて、装置10が試験サイクルを完了出来なくなった 時に生じる;コーディングエラーは、コードROMキー64の読み取りエラーや 装置10のON時に読み取られたロットコードとグルコースの測定結果計算直前 に読み取られたロットコードが一致しない場合に生じる。これらに対する唯一の 対策は、装置をOFFすることである。
装置10は、装置10が薬品片アイコンと左矢印(<)アイコンを表示してユー ザーに薬品片106の取り出しを要求する薬品片取り出し要求、及び装置10が 薬品片アイコンと右矢印(〉)アイコンを表示するとともに血滴アイコンを点滅 させて塗布済みの薬品片106の挿入を要求する塗布済み薬品片要求を含むいく つかの要求メソセージをユーザーに対して発する。全ての動作モードにおいて、 点滅するセグメント又はアイコンは、0.5秒表示され、0.5秒消灯される。
反応済みの試験する薬品片からのもどりを判定する通常の動作モードに加えて、 装置10は、特別の診断用ROMコードキー64をインストールすることによる アクセスされる診断用ソフトウェアパッケージを持っている。診断用ROMコー ドキー64は、装置10をONする前に、キー収容部18に装着される。診断用 ROMコードキー64がインストールされた状態で装置10がONされると。通 常の動作モードではなく、以下の機能がアクセス可能となる。
診断モードで装置10が立ち上がると、装置10は、チェック片診断を行う。
装置10は、グルコース値フィールドにdlを1秒間表示する。1秒経過後に、 装置10は薬品片アイコンと右矢印アイコンを表示して、診断用ROMコードキ ー64に添付されたチェック片106の挿入をオペレータに要求する。ユーザー がこのディスプレイ表示中にメモリボタン50を押圧すると、装置10は次の診 断試験に移る。
チェック片の挿入が挿入されると、装置10は、チェック片からのもどりを測定 (7、このもどりを診断用ROMコードキーに格納された目標もどり値と比較す る。測定されたもどりが、目標値に一致する場合には、ディスプレイの結果のフ ィールドはブランクとなり、ビーブ音が一回発せられ、薬品片アイコンの表示を 継続しながら右矢印アイコンを0FFL、左矢印アイコンをONすることによる チェック片の取り出しがユーザーに要求される。
チェック正常終了後にチェック片が装置10から取り出されると、装置10は、 チ、r−’IIIり片診断ルーチンの先頭に戻り、装f!]−0がOFFされ又 はメモリキー50を押圧することにより次の診断ルーチンに進められるまで、こ のルーチンを実行を維持する。
チェック片のもどりの測定結果が、診断用ROMコードキー64の目標値に一致 t7ない場合には、装rft10は、3回ビーブ音を発生し、CLEが結果フィ ールドで点滅され、エラー”X”アイコンが表示される。このディスプレイ状態 から脱するためには、装置10をOFFするしかない。
ユーザーがメモリボタン50の押圧により、第一の診断試験から次の試験に移行 させると、d2を結果フィールドに表示することによりIR(赤外線)センサチ ェックが要求される。1秒経過後に、装置10は、試薬パッド検出器を用いて薬 品片の存在をチェックする。装置10が、装置10内にに薬品片があると判断す ると、薬品片が除去されるまで薬品片アイコンと左矢印アイコンと表示して、薬 品片の取り出しをユーザーに要求する。
装@loが、薬品片を検出しなかった場合は、装置10はIR検出器266を読 み取る。IR検出器266の読みが空の薬品片キャリア120.134のもどり 値と一致しない場合には、装置10は、ディスプレイ76の結果フィールドにO FFを表示して、薬品片が存在していないにかかわらずIR検出器266が薬品 片を検知していることを報知する。このディスプレイは、装置10がOFFされ るまで継続される。
装置10が、薬品片106が存在していないと判定し、IR検出器266が薬品 片106を検出しない場合には、試薬パッド検出器300が薬品片106を検出 するまで、薬品片アイコン及び右矢印アイコンを表示して薬品片106の挿入を ユーザーに要求する。試薬パッド検出器300により薬品片106が検出される と、薬品片検出器266が測定される。このM1定結果が、装置10内に薬品片 106がある場合の値と一致しない場合には、装置10は、装置10がOFFさ れるまで、3回ビーブ音を発生し、表示フィールドにOFFを表示し、エラー” X”アイコンを点滅させる。
IR検出器266が装置10内に薬品片106が存することを感知した場合、デ ィスプレイ76の結果フィールドはブランクとなり、ユーザーは、薬品片106 を除去することを、薬品片アイコンと左矢印アイコンにより要求される。薬品片 106が除去されると、ディスプレイ76はd2表示にもどる。この状態は、メ モリーボタン50の押圧によりユーザーが次の診断チェックに進むまでか、装M 10がOFFされるまで続く。
ユーザーが、メモリボタン50を用いてユーザーにより制御される薬品片チェッ ク及びIRセンサ266のチェック次に移行した場合、結果フィールドにd3を 1秒間表示することによりディスプレイチェックが要求される。1秒経過後に、 ディスプレイ76の全てのセグメントが5秒間点灯される。次いで、メモリボタ ン50の押圧により次の試験に移行するか、若しくは装置10がOFFされるま で、ディスプレイ76には、d3と全てのセグメントが交互に表示する。
ユーザーがメモリボタン50を用いて最初の三つの診断から次の診断に移行する と、変換器80チエツクのためのd4プロンプトが結果フィールドに表示される 。1秒後に、変換器80は、ユーザーが変換器80をOFFしたか否かとは無関 係に、2秒間ビープ音を発生する。変換器80が2秒間ビーブ音が発せられ、次 いで1秒間OFFされ、次いで2秒間ONとされ、これがユーザーがメモリボタ ン50により次の診断チェックに移行するかまたは装置10がOFFされるまで 、反復される。
ユーザーが、メモリボタン50を用いて最初の四つの診断チェックから移行する と、装置10は、バッテリチェックに入り、結果フィールドのd5を表示し、バ ッテリアイコンを表示してユーザーにバッテリチェックを要求する。1秒の期間 の最後で、装置10は、電源投入時のバッテリチェックを繰り替えず。
装置は、以下の計算に基づく数値を表示する。
現在のバッテリ電圧 勿論、バッテリアイコンがd5の診断以前より表示されていた場合には、100 未満の数が表示される。
このディスプレイに状態は、ユーザーがメモリボタン50を押圧して最初の診断 d1に戻るか、または装置10がOFFされるまで継続される。
図示の装置10のいくつかのソフトウェア機能の動作は、添付のμC200のソ ースリスト及び代表的キー64のEEPROMに格納された例示的なデータを参 照してよりよく理解されるであろう。ソースリストにおいて、CRDまたは薬品 もどり差は、もどりの差の量であり、Δは反応終端(EOR)に到達するのに不 十分な量を示す。CHDは、バンク1のRAMの12ビツトの数であり、「反応 」機能の人力である。CRDのフォーマットは、40倍された12ビツトのもど りのバイナリ−値である。
IWMIは、バンク1のRAMの8ビツトの数であり、「反応」機能の入力であ り、最初のもどりを計f#Iする前の1/2秒の増分数の遅れを決定する。IW MIは、Oから255までの数とする事が出来る。IWMIが0の場合、遅れは 生しない。また、例えば1の場合には、1/2秒の遅れを生じる。
TINCは、バンクlRAMの8ビツトの数である。TINCは、「反応」機能 の人力であり、連続するもどりの読み取り間の経過時間を示す1/2秒の増分数 を決定する。TINCは、0から255までの数とする事が出来る。TINCが Oの場合、1つの1/2秒の増分が経過する。例えば、1場合には、二つの1/ 2秒の増分が経過する。
NFSは、「反応」機能の入力であり、バンクlRAMの4ビツトの数である。
NFSは、比較と比較間におけるもどりの読みの数を示す。このNFSは、1か ら6の数とすることが出来る。NFSが1の場合、もどりの読みの比較と比較の 間にもどりの読み取りが一回行われる。
NPSAは、バンクlRAMの8ビツトの数であり、「反応」機能の入力である 。NPSAは、NPSの機能である。NPSAは、NPSと実質的に同一の情報 を有しているが、その情報は、プロセッサによりより容易に使用可能な形式とな っている。このNPSAは: NPSA −(NFS+1) * 8 IWMAは、バンクlRAMの8ビツトの数である。IWMAは「反応」機能の 人力機能である。IWMAは、終了前にアルゴリズムのEOR部分が行う比較の 数を制御する。IWMAは、0から255までの数とすることが可能である。
IWMAが1の場合、ただ−回のみの比較が行われる。また、例えばIWMAが 2の場合には、最大二回の比較が行われる。
ER3は、バンクlRAMの1ビツトの数であり、「反応」機能の入力である。
ER3は、IWMAに達することにより「反応」機能がFORに達した場合に、 MAX Fフラグをセットさせる。
E ORRE Fvl 1は、バンクlRAM中の32ビツトのフローティング 点数であり「反応」機能により最後に計測されたもどりを格納する。EORRE MIは、「反応」機能の出力である。
EORCOUNTは、バンクlRAMの8ビツトの数であり、EORまでの間に 行われた比較の数を格納する。EORCOUNTは、「反応」機能の出力である 。
MAX Fは、「反応」機能の出力である。MAX Fは、バンクlRAMの1 ビツトの数である。、MAXFは、比較の数がIWMAと等しくなり、ER8が 1となってEORに到達したときに、1にセットされる。これらの条件が、満足 されない場合には、MAX Fはゼロにクリアされる。
TRACE Fは、バンク0(ゼロ)のRAMの1ビツトの反応モジュールに対 する入力であり、メータがトレースモードであることを示す。TRACE Fに おいて、全てのもどりの読みは、I10ボートに送出される。
SE Pは、バンクlRAMの1ビツトの数であり、出力である。SE Pがセ ットされた場合、薬品片エラーが発生したことが示される。これは、二つの条件 、(1−)EORREMIがCOLよりも小さいかまたはCOHよりも大きい場 合: (2)CRDよりも小さいΔを検出することによりFORに到達したが、 最後に測定された二つのもどりが、CRDよりも小さなもどりを持っていない場 合に、生じる。
COLは、バンクlRAMの位置である。そのフォーマットは、40倍された1 2ビツトのバリナリもどり値である。この機能により検出された全てのEORR EMIの値は、この数と比較される。EORREMIがCOLよりも小さい場合 には、SE Pがセットされる。
COHは、バンクlRAMの位置である。そのフォーマットは、40倍された1 2ピントのバリナリもどり値である。この機能により検出された全てのFORR E M 1の値は、この数と比較される。EORREMIがCOHよりも大きい 場合には、SE Pがセットされる。
反応の判定は、薬品片アダプタの観察及びいつ薬品片アダプタ中の対象からのも どりがEORに達したかの判定をする。これは、周期的にフルパワー状態での試 薬パッドのもとりをM1定し、外部ROMに格納されたパラメータに対してこれ らを分析することにより行われる。最終のもとりは、RAMの所定の位置に格納 される。さらに、反応の判定によって、EORのサーチ中に何回の比較が行われ たかが検出される。このモジュールの動作中において、回転矢印がLCDディス プレイ上に表示され、このモジュールが動作中であることを示す。このモジュー ルは、さらに、TRACE Fがセットされている場合には、測定された各もど りをシリアルボートより送出する。このモジュールの実行中にMEMボタンが押 圧されると、制御は薬品片エラーモジュールに移り、反応判定は中止される。
より詳細な説明 この機能は、薬品片アダプタを観察し、いつEORに達したか又はMEMボタン が押圧されたかを判定する。さらに、反応判定は、回転矢印をLCD上に表示し て、メータが使用中であることを視覚的に表示する。また、TRACE Fがセ ットされている場合には、測定された各もどりが出力される。
反応判定は、LCDをクリアし、単一の矢印を暗色表示することにより開始され る。最初に暗色表示される矢印は、特定されず、不確定に変化する。この機能が 実行されている間、LCDは、1/2秒毎にディスプレイを変化させる。ディス プレイは、現在暗色の矢印を明るくし、時計回り方向に隣接する矢印を暗くして 、ディスプレイを変化させる。この機能の完了時点において、LCDディスプレ イが変化してからの時間は、約200〜300m5ecである。一般的な時間は 、約100m5ecである。この期間は、もどりを測定するために要する時間及 びTRACE Fがセットされているか否かによって変化する。この機能の完了 時に回転矢印の表示の継続が望まれる場合には、LCDディスプレイが変化する 前に、もう1/2秒待たなければならない。さらに、この時SE Pはクリアさ れる。
反応判定は、パワー節約モジュールを使用してもどりを積極的に読み取っていな い時又は計算を行っているときに、メータをパワー節約モードとして、省電力状 態を終了させる事象が生じた場合に、メータがこれに即座に対応できる状態で、 電力消費を最小限とすることを可能とする。
この機能が行う第二の機能は、RAM位置のIWMIを調べて、最初のもどりの 読み取り前の初期遅れの量を決定することである。IWMIは、8ビ・ソトのバ イナリ整数である。IWMIの各カウントは、1/2秒の遅れを示す。IWMI は、0から255までの数とすることが可能である。0は、遅れなしの状態を示 し、255は、255の1/2秒の遅れがある状態を示す。IWMIの例は、第 11図に示されている。ここで、IWMIは、3の値を有している。これにより 、この機能の開始から最初のもどりの測定までに1.5秒の遅れが生じる。
IWMIの要求が満足されると、試薬チャンネルのフルパワー状態のもどりが測 定される。このもどりは、最初のもどりの読みと呼ばれる。
「反応」機能が行う次の機能は、rTRAcEJチェックである。これは、1ビ ツトのRAM位置のTRACE Fのチェックを含む。aが1に保持された場合 、測定されたばかりのもどりは、4バイトのフローティング数(最下位バイトが 最初)として、PCの通信フォーマットでシリアルポートより送出される。
この機能のFOR部分は、このときに伝達される。EORに到達するために、二 つの事象のうちのいずれか一つが発生することが必要となる。即ち、二つのもど りの比較により変化又はΔがCRDよりも小さくなったとき又はIWMAに等し い数の比較が行われた後にタイムアウトが発生したとき、のいずれかである。
Δ<CHDの達成による反応の終端 CRDは、RAMに格納された数であり、EORを達成するためにΔをどれだけ 小さくしなければならないかの限界である。Δは、最新のもどりを、ROMコー ドキー64のパラメータNFSで定められた前のもどりより減算した減算結果で ある。CRDとΔの比較は以下の容量で行われる。
1 Δ l < IcRDI か? この問いに対する答えが肯定である場合には、FORに到達し、たと判定される 。
また否定の場合は、他の比較を行わなければならない。
これらの事象のタイミングは、第11図に関して最もよく示されている。最初の もどりの読みは、すてにfII定されている(時間−1゜5秒)。次のもどりの 読み取りまでの遅れは、TINCによって制御される。TINCが0である場合 には、遅れの増分は、一つの1/2秒である。TINCが1−の場合、1/2秒 の増分は二つとなる。TINCは、0から255までの数とすることができ、従 って遅れは0.5秒から128秒となる。第11図の例においてTINCは1で あり、もどりの読み取りの間に二つの1/2秒分の遅れが生じる。
Δは、二つのもどりの読みの比較によって得られる。比較される二つのもどりは 、RAM(7)NPS及びNPSA位置によッテ決定される。NPSA−(NF S+1)$8゜NFSは、Δを得るために用いるもどりまでにいくつの過去に計 測されたもどりをスキップするかを示している。第11図の例のように、NFS が1の場合、一つのもどりがスキップされる。この例に関して、最初のΔは、三 番目のもどりの読み取りが行われた時に計算される。Δは、最初のもどりの読み を三番目のもどりの読みから減算することで計算される。NFSは、0がら6ま での値とすること力咄来、比較と比較の間で0〜6のもどりの読みをスキップす ることが出来るものとなっている。例えば、NFS−6の場合、六つのもどりの 読みがスキップされ、七っまえののもどりの読みが、Δの計算に使用されるもど りの読みとなる。
EORCOUNTのRAM位置は、この機能中に何回比較が行われたかを記憶す るために用いられる。この機能の開始時点において、EORCOUNTは、ゼロ にセットされる。EORCOUNTのRAM位置は、CRDよりも小さいΔが検 出されるまで比較が行われる毎に1ずっ増分される。ΔがCRDよりも小さいこ とが検出されると、ソフトウェアによりEORに到達したとの判断がなされる。
第11図に示す例では、第四番目の読みが行われた時に、CHDよりも小さなΔ となっている。従って、この例における最終のEORCOUNT値は2である。
CHDよりも小さいΔの検出によりFORに到達すると、TINCによって制御 された時間間隔後に−乃至複数のもどりの読みが行われる。このもどりに続いて 、TRACEチェックのもどりの読み取りが行われる。このTRACEチェック のもどりも、NPSAによって制御されるまえのもどりと比較される。このもと りが読み取られそれに対応するΔが計算されるときには、EORCOUNTは増 分されない。ΔがCRDよりも小さい場合、読み取られたばかりのもどりは、E ORREMIのRAM位置に格納される。その後、ソフトウェアは、次のバラグ ラフで説明する動作を継続する。ΔがCRDよりも小さくない場合には、メータ は、次のバラグラフで説明する動作を継続して行う。第五番目の読みは非常に小 さく、これによるΔ(第三のΔ)はCHDよりも大きいので、第11図には、こ の状態は示されていない。しかし、なから、第三のΔがCHDよりも小さい場合 には、第五番目の読みが最終の読みとなり、この状態が示される。
メータは、TINCの期間を待一つことなく、すぐに他のもどりの読み取りを行 う。このもどりは、ΔがCRDよりも小さくなった後のもどりとおなしもどりと 比較される。第11図の例においては、Δは、第三番目の読めと第六番目の読み の間で生成されている。ΔがCRDよりも小さくない場合、SE Pの1ビツト のRAM位置がセットされる。このもどりが読み取られ、それに対応するΔが計 算されるときには、EORCOUNTは増分されない。このもどりは、EORR EMIのRAM位置に格納される。TRACEチェックが行われる。機能は、以 下に説明するように行われる。
比較が行われる各時点で、EORCOUNTのRAM位置は、1ずつ増分される 。この機能の開始時に、EORCOUNTはゼロとされる。EORCOUNTが IWMAと等しくなるまで、たくさんの比較が行われると、FORに到達する。
こうした状態が生し、及びER3のRAM位置が1であると、MAX Fの1ビ ツトのRAM位置がセットされる。さもなくば、MAX Fは、この機能がどの ように終了されるかにかかわらず、この機能によりクリアされる。このタイプの  ′EORの例は、第12図に示されている。ここでは、IWMAは5である。
五つの比較(Δ)が計算された後で、いずれのΔもCRDより小さくない場合に は。
EORに到達する。
IWMAに達することでFORが検出されると、TINCが経過した後に、もう 一つのもどりが読み取られる。このもどりに続いて、TRACEチェックのもど りが、すぐに読み取られる。このもどりは、EORREMIのRAM位置に書き 込まれる。
どのようにしてFORに到達したかには関わりなく、この機能は、TRACE− Fがセットされている場合には、4ビツトのEEHを出力することにより続行さ れる。これは、PCに対して、反応機能が完了したことを示すものである。
反応機能が行う最後の機能は、EORREMIの値がRAMの数COLよりも大 きく、RAMの数COHよりも小さいかどうかのチェックである。EORREM lがCOLとCOHの間にない場合には、RAMのSE Pビットがセットされ る。EORREMIがCOLとCOHの間にある場合には、SE Pビットは変 更されない。CRDよりも小さいΔを検出することによりFORに到達し、最後 の二つのもどりがCHDの要求を満足せず、しかし最後のもどりがCOLとCO Hの間にある場合が生じる可能性がある。この場合、薬品片によるエラーが生じ ていると考えることが出来、SEPはセット状態に保持される。
この機能の全体を通じて、メータは、MEMボタンの押圧のための警報を発する 。MEMボタンが押圧されると、薬品片の完全性の機能が実行される。これによ り反応の判定機能は終了する。
EORCOUNT=2 MAX F=Q FIθjJ 補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)1.特許出願の表示 PCT/US92101734 2、発明の名称 試験片の保持及び読み取りメータ 3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国拳インディアナ州 46250−0528φインデイア ナポリス・ビー、オー、ボックス 50528 ・ハーグ ロード 9155名  称 ベーリンガー・マンハイム・コーポレーション代表者 オールドハム、ス テイープ、ニー。
国 籍 アメリカ合衆国 4、代理人 住 所 〒105東京都港区新橋2丁目12番7号明細書 試験片の保持及び読み取りメータ 技術分野 この発明は、試験片から得られる生物学的流体の医学的に重要な成分の濃度を読 み取る装置及び方法に関するものである。
産業上の利用可能性 本発明は、帯片を予め処理した薬品により試験片上で反応した血液中のグルコー スの濃度を読み取る装置及び方法の内容を開示している。
背景技術 血液及び尿等の体液を薬品によって処理して試験片を作成する場合に、多くの人 々が体験する困難は既知である。こうした試験片の多くのユーザーは、糖尿病、 年齢又は他の原因により視力が衰えている。また、多くのユーザーは、年齢又は その他の原因で手が不自由であったり、弱っている。しばしば、こうした原因が あるために、ユーザーは、例えば最初のグルコース濃度等に関する体液の検査を 受けるものである。
こうした試験片における問題は、分析する体液及び複数の分析する体液に試験片 を用いる場合にのみ発生する。薬品は、体液中の医学的に重要な成分の反応剤で ある。これらの反応剤は、医学的に重要な成分に反応して、一般的には体液中の 医学的に重要な成分の濃度を色によって表示する。しかしながら、これらの反応 は、全ての反応剤が反応するまで、長時間継続して行われる。従って、一般に、 試験片の薬品と、医学的に重要な成分の反応時間を計測して、試験片に体液を付 着させてから所定の時間を経過した時に、反応した試験片上の薬品の色をカラー チャートの基準色と比較出来るようにすることが必要となる。さもなくば、反応 剤が十分な時間にわたって反応を進行させないかもしくは、反応の進行時間が長 すぎて、反応時間に応じた色が、チャートの正確な基準色に一致しないものとな る。
さらに、試験片上の薬品と体液の医学的に重要な成分のどのくらいの時間反応さ せるかに関して生じる可能性のある問題に加えて、こうした薬品系の多(におい ては、不正確な反応剤の量は、反応時間の誤差と同様に検査の結果に影響するの で、どれくらいの量の体液を試験片に付着させるべきかが問題となる。いずれの 場合においても、読み取りの誤りが、重大な結果を招く可能性がある。
本発明は、アメリカ特許第4,929.545号に開始されたタイプのエンドポ イント薬品系を使用するものである。アメリカ特許第4.929,545号の開 示は、本明細書の開示の一部として、援用する。こうしたエンドポイント薬品の 利点は明らかである。
しばしば、視力が衰えていたり又は手が不自由なユーザーのために、どのくらい の時間反応を進行させるかに注意を払う必要がない。反応が、比較的短時間に終 端に到達すると、その後は試験片上の反応生成物の色は大きく変化しないものと なる。さらに、マツクロスキー(llIcc+o+ke7) 、フレイタグ(F +ei1mg) 、スミス(SLIiTo) 、ディーラ(Dean)、シーク レット(Ssuull及びポーズ(Bouu)により1991年2月27日に出 願され、ベーリンガー・マンノ\イム・コーポレイションに譲渡された「改良さ れた試験片」に関するアメリカ特許出願第07/661゜788号に示された試 験片のアーキテクチャは、試験片上の薬品と反応する生物学的に重要な成分を含 む体液を、反応を行うために常に適正に付着させることを可能とする。余剰の体 液は、試験片のアーキテクチャにより、反応部位から排除される。従って、ユー ザーが必要なことは、試験片を処理した薬品と反応させるために、十分な墓の体 液を反応部位に与えることのみである。このアメリカ特許出願第07・661, 788号の開示は、本明細書の開示の一部として援用する。
本発明の一つの構成によれば、装置は、帯片を収容し、該帯片が体液の成分の濃 度を表示するために、体液中の医学的に重要な成分と薬品が反応したときにもど りが変化する薬品を支持する。帯片は、両側に主面を有している。装置は、帯片 が適切に装置に挿入されたときに光源から前記薬品への光を案内するとともに、 帯片が適切に装置に挿入されたときに前記薬品から光検出器にもどりを案内する 通路を有している。タイルは、標準のもどりを発生する。前記タイルを、光源か らの光を受けて、装置に帯片が挿入されていないときに通路にそって光検出器に 案内される標準もどりを生成する位置から、装置に帯片が挿入されているときに 、帯片によって光源から構成される装置に移動可能に支持する手段が設けられる 。
タイルを移動号能に支持する手段は、タイルに接合する面を有するキャリア本体 を含む帯片キャリアと該キャリアが移動可能に係合するリフトで構成され、前記 キャリア及びリフトの一方が細長いスロットの対を形成し、該スロットの長手側 寸法が、装置に対する帯片の抜き差し時の帯片の移動方向に対して略垂直で、か つ帯片が装置に挿入されているときに、帯片の主面に対して略垂直に延長されて いる。キャリア及びリフトの他方はスロットに係合する両側に延びたトラニオン を有している。リフトはさらに装置に帯片が挿入されたときに帯片が係合してト ラニオンをスロットに係合することにより許容される範囲においてリフトをキャ リアから離間するように移動させて帯片をキャリアとリフト間に挿入することを 可能とする傾斜手段を有している。傾斜手段は、キャリアとリフトの人口側端部 に設けられる。装置に帯片が挿入されていない時に、リフトがキャリアも面に接 合するように、リフトをキャリアの対向面に向かって追随的に付勢する手段が設 けられる。
なお、例示的には、上記の構成において、リフトとタイルの一方は、装置に対す る帯片の抜き差し時の移動方向に略垂直に延びる、対向し、整列された一対の孔 を有している。鎖孔の軸線は、帯片が装置に挿入されたときに、帯片の主面と略 平行に延びている。リフトとタイルの他方は、タイルとリフトに回動可能に取り 付けるために両側より延びる一対の第二のトラニオンを有している。 ゛さらに 、例示的には、上記の構成において、前記対向面とタイルは、タイルの面が、装 置に帯片が挿入されていない時はキャリアの対向面に対して所定の距離を保持し 、装置に帯片が挿入されているときには、帯片に対して所定の距離を保持するよ うに構成されている。
またさらに、この構成において、装置は、帯片キャリア、リフト及びタイルを含 む組立体を収容するハウジングを有している。該ハウジングは、ハウジング内に キャリア、リフト及びタイルを含む組立体が位置された時に前記対向面から離間 し、これと平行の第二の面を有しリフト及びタイルは前記対向面と前記第二の面 間に位置するように構成されている。前記リフトを対向面に向がって追随的に付 勢する手段は、圧縮スプリングで構成され、該スプリングは第二の面及びり7ト とタイルの少なくとも一方を支持する。
例示的には、上記の構成において、ハウジングは、さらに、光源を支持する手段 を有している。装置に帯片が適正に挿入されているときに、光源からの光を薬品 に案内する通路は、前記対向面に形成され、装置に帯片が挿入されていないとき に、前記タイルに対向し、装置に帯片が適正に挿入されているときに薬品に対向 する第一のスロットを有している。該第−のスロットは、装置に帯片が挿入され ていない時に、タイルに向かって照射し、装置に適正に帯片が挿入されていると きに薬品に向かって照射する光源の支持手段に隣接して配置される。
さらに例示的には、上記の構成において、装置に適正に帯片が挿入されている時 に、薬品から光検出器に向かってもどりが案内される通路にも第一のスロットを 設ける。
またさらに例示的には、上記の構成において、ハウジングは、キャリア、リフト 及びタイルを含む組立体がハウジング内に挿入されでいるときに、前記対向面に 隣接して配置される第三の面を有している。該第二の面は、キャリア本体に隣接 して位置するとともに対向面にほぼ平行に延びている。装置に適正に帯片が挿入 されている時に、薬品から光検出器に向かってもとりが案内される通路には、第 一のスロットに隣接する第三の面に形成される第二のスロット有している。
さらに例示的には、上記の構成において、ハウジングは、第三の面に対して、微 少な角度を持って配置される第四の面を有している。装置に適正に帯片が挿入さ れている時に、光源から薬品に向かう光が案内される通路は、第四の面に第三の スロットを有している。例示的には、第三のスロットは、装置に適正に帯片が挿 入されている時に、光源と薬品の間に位置する。さらに、例示的には、第一のス ロットは、装置に適正に帯片が挿入されている時に、第三のスロットと薬品の間 に位置する。またさらに例示的には、第一のスロットは、装置に適正に帯片が挿 入されている時に、薬品と検出器の間に位置する。また、例示的には、第二のス ロットは、第一のスロットと検出器間に位置する。
さらに例示的には、上記の構成において、第二の面は、キャリア、リフト及びタ イルを含む組立体がハウジング内に挿入されているときに、対向面に隣接して位 置する。第二の面は、キャリア本体に隣接して位置すし、対向面と略平行に延び る。装置に帯片が挿入されている時に、第二の光源からの光は帯片に向がって第 二の通路によって案内される。装置に適正に帯片が挿入されているときに帯片か らのもどりは、第二の通路によって第二の光検出器に案内される。
またさらに例示的には、装置は、体液中の医学的に重要な成分の濃度を検出し、 そのユーザーに検出された医学的に重要な成分の濃度を表示する器械に含ま第1 る。
前記医学的に重要な成分の濃度を表示する器械は、装置を含む器械の構成部材を 収容する器械ケースを有している。器械の構成部材の一つは、プリント回路基板 である。ハウジングと、第−及び第二の光検出器の全ては、プリント回路基板に 取り付けられている。
さらに例示的には、上記の構成において、ハウジングは、キャリア本体に隣接し て位置するとともに対向面にほぼ平行に延びている第三の面を有している。第二 の面とキャリア本体の一方には位置決め突子が設けられ、第三の面とキャリア本 体の他方にはキャリア、リフト及びタイル組み立てられ、その上に支持されるホ ルダがキャリア、リフト及びタイルの組立体を摺動挿入することによりケ・−ス に組み付けられたときに、キャリア、リフト及びタイルをハウジング内に正確に 位置決めするために前記突子を収容する四部とを有している。例示的には、突子 及び凹部は、はぼ円錐台形である。また、例示的には、突子が第三の面に設けら れている。
さらに例示的には、上記の構成において、ケースは、外側面及び内側面を持つ離 脱可能なケース部分を有している。外側面は器械内の向きが使用時の向きと成っ ているときに外側に向かって位置し、内側面が器械内の向きが使用時の向きと成 っているときに内側に向かって位置する離脱可能なケース部分を有するケースを 有している。内側面と帯片キャリアの一方には、内側面より離間する方向に延び 、内側面から遠い側の端部近傍て略三角形状に開口するスロットを規定し、該ス ロットの後側で閉じる一対の略歯状の部材が設けられている。内側面と帯片キャ リアの他方はウェブ部を有し、該ウェブ部の両側から二つの略平行なガイドリブ と、ウェブ部がスロットに挿入された時に、歯状の部材の遠端間に規定された三 角形の領域の係合する6対のガイドリブ間に設ける突出部が突出している。
本発明のもう一つの構成によれば、装置は、帯片を収容し、該帯片が体液の成分 の濃度を表示するために、体液中の医学的に重要な成分と反応する薬品を支持す る。装置は、帯片が装置に挿入されたときに光源から前記帯片の光を案内すると ともに、帯片が装置に挿入されたときに前記帯片から光検出器にもどりを案内す る通路と、第一のもどりを与えるハウジングで構成され、該ハウジングは、光源 からの光を受けるとともに、帯片が装置に挿入されていないときに、通路にそっ て光検出器に案内される第一のもどりを発生する。ハウジングは、帯片が装置に 挿入された時に、光源から分離され、第一のもどりおよび帯片からのもどりがそ れぞれ装置内に帯片が有るか否かを示す。
例示的には、上記の構成によれば、帯片は、両側に主面を有し、帯片からのもど りは、主面のうちの第一の主面のもどりであり、主面のうちの第二の主面は、第 二の帯片からのもどりが第一の帯片のもどりと異なることによって特徴付けられ る。、光検出器は、第一の帯片からのもどりに応じて第一の出力を発生し、第二 の帯片からのもどりに応して異なる出力を発生する。
さらに、例示的には、上記の構成によれば、第二の光源と、第二の光検出器と、 帯片が適切に装置に挿入されたときに第二の光源がら薬品への光を案内するとと もに、帯片が適切に装置に挿入されたときに前記帯片がら第二の光検出器にもど りを案内する通路とを有している。第二の光検出器は、体液中の医学的に重要な 成分の濃度の違いに応じて異なる薬品のもどりに基づいて異なる出力を発生する 。
図面の簡単な説明 本発明は、以下の詳細な説明及び本発明を示す添付図面を参照することによって 、よりよく理解されるものとなろう。図中、第1図乃至第8図は、本発明によっ て構成された装置の種々の構成部材を種々の異なる角度から見た分解斜視図、 第9図は、第1図乃至第8図に示す装置の電気回路を一部をブロック図どし、ま た一部を概略回路図として示す図、 第10図は、第1図乃至第8図の装置の動作の理解に供するフロー図、第11図 は、第1図乃至第9図の装置のソフトウェア動作を説明するための対時間の減少 率5曲線を示す図、及び 第12図は、第1図乃至第9図の装置のソフトウェア動作を説明するための他の 対時間の減少率5曲線を示す図である。
発明を実施するための態様 第1図乃至第8図に関して説明すれば、本発明の装置1oは、前側部14、後側 部16、キーハウジング部18及び試験片キャリアホルダ部2oを持つケース1 2を有している。第9図の説明においてより詳細に説明するプリント回路基板2 2は、それぞれ前側部14及び後側部16の間に挟まれている。前側部14は、 中央にほぼ円形の開口26を有する略台形形状の逃げ部24を有している。略真 円筒形状のステム28は、前側部14の下面から開口26の下側まで延びている 。
このステム28には、逃げ部24と同一形状の0N10FFボタン32のステム 30が摺動可能に嵌合する。ステム30の下端は、軸線方向に分割され、円錐台 形状に形成され、ステム30が開[126から分割部まで押し込まれ、ステム3 ゜の円錐台形端部36がステム28の下端を通過したときに、ボタン32を逃げ 部24内に捕捉する。ステム30の端部36の上側の部分は、ステム28よりも 幾分長く、ボタン32が逃げ部24内でいくらか変位することが出来るように構 成される。
ケースの前側部14は、さらに、端部壁の部分42の、内側に、これと平行して 配置される璧40を有している。壁40は、上下方向に延びる満44を有してお り、この溝の底部46は開放され、上端部48は半円形状となっている。メモリ ボタン50は、その背面に、溝44の幅よりも若干狭い間隔で離間したリブ52 を有している。ボタン50の、リブを除く部分は、壁40及び部分42間の間隔 よりも僅かに厚く形成されている。前側部14が可撓性樹脂で構成され、部分4 2に形成した円形孔54の径をボタン50より僅かに大きくすることにより、ボ タン50が両者間の空隙に押し込まれ、円形孔54から突出する位置に弾性係合 された時に、壁40の部分42に対して離間する方向の変形を許容する。ボタン 50のフランジ56は、ボタン全体が円形孔54を通って変位して、前側部14 より抜は落ちるのを防止する。
前側部14及び後側部16はそれぞれ、キー収容部18を構成する、円弧状の切 欠部60.62を有している(第1.6.8図)。キー収容部18は、アメリカ 特許第5,053,199号に開示されているような形式の電子的に読み取り可 能な情報媒体又はキー64を収容するように設計されている(第2図)。アメリ カ特許第5,053,199号の開示内容は、本明細書の開示の一部として援用 する。前側部14及び後側部16は、また、試験片キャリアホルダ部20を収容 する、相互に連関作用する切欠部68.70を有している(第1.6.8図)。
前側部14には、さらに、液晶ディスプレイ76の支持縁78が、前側部14の 内側に装着される(第3図及び第7図)、窓孔74(第1図及び第8図)が設け られる。支持縁78は、LCD76を、窓孔74を通して外視出来るように取り 付けるとともに、LCD76の所用の電気的接続を与える。
ケース12の後側部16は、圧電ビーバ変換器80(第6図)を取り付けるとと もに電気的な接触子81を設ける手段と、6v電池の装脱を容易とする回動可能 に取り付けられたドア84を持つバッテリ収容用切欠部82とを有している。
前側部14及び後側部16のリップ88.9oは、それぞれ相補形状に形成され ており、相互に弾性嵌合する。これらが不用意に分離することをさらに確実に防 止するために、タップネジ92(第1図)が、後側部16に挿通し、前側部14 の内側に取り付けたステム94にねじ込まれて、前側部14及び後側部16を接 合状態に保持する。ネジ92は、前側部14及び後側部の内側形状に沿うプリン ト回路基板22に形成した孔96を挿通して、基板22を所定の位置に保持する 。
試験片キャリアホルダ部20は、上面及び下面にその把持を補助するとともに前 側部14及び後側部16に弾性的に係脱する溝102(第4図)を設けた外側ケ ース部100を有し、ている。ケース部100には、もどり(+emis+1o n)を読み取る薬品片106を装置10内に挿入する開口104が設けられてい る。開口104の縁部108は、幾分じょうご状に形成され、薬品片106を装 置1o内に正しい向きて挿入することを補助する。一対の歯状部材110は、開 口104の下側で、ケース部1.00の後側に延びている。部材110は、その 間にスロット112を規定しており、このスロット112は、部材110の後端 116近傍の二等辺三角形状部114に開きし、次いて閉じてスロット形状に戻 り、しかる後に部材110の後端116近傍で、じょうご形状118に開口して いる。薬品片キャリア本体120は、下側ウェブ部122を有しており、この下 側ウェブの両側にそって二つのリブ124が延びている。ウェブ部122は、そ のほぼ全長にわたりスロット112よりも若干薄く形成されている。ガイドリブ 124は、各部材110の上下方向の厚さよりも若干大きい間隙を存して離間さ れている。これらの寸法によって、薬品片キャリア本体120の部材110によ って規定されるスロット112内への摺動を可能としている。三角形状断面の水 平方向突出部126は、ガイドリブ124間のウェブ部122に沿って適当な距 離離間しており、ケース部100とともに薬品片キャリア本体120を部材11 0間にロックする。
薬品片キャリア本体120は、そのケース部100より遠い側の端部近傍に、一 対の水平方向に突出した耳片130を有しており、各耳片には、細長いスロット 132が設けられている。スロット132は、薬品片が開口104及び薬品片キ ャリア本体20に挿入するか、もしくは離脱する時の運動方向に対してこれを横 断する方向に延びている。リフト134は、一対の上下方向に対向して延びる抽 筒子軸136を有しており、この抽筒子軸はスロット132にそれぞれ係合して 、読み取られる薬品片106をリフト134と薬品片キャリア本体120間に挿 入する際に、リフト134の薬品片キャリア本体120から離間する方向への移 動を可能とする。一方、リフト134は、抽筒子軸を設けた端部と反対側の前側 端部に一対の水平に延びる耳片138を有している。各耳片138には、上下方 向に延びる円形断面孔140が形成される。高反射性(もどり性)の白色タイル 142には、一対の抽筒子軸144が設けられ、この抽筒子軸によって、この抽 筒子軸144をそれぞれの孔140に挿入することにより回動可能にリフト13 4に取り付けられる。リフト134に設けた孔150を通って白色タイル142 が突出する点146から横断して、スロット152が薬品片キャリア本体120 に設けられる。薬品キャリア本体120には、さらに、スロット152とケース 部100間にもう一つのスロット154が、円錐形状の逃げ部156(第1図に のみ示す)とともにリフト134が取り付けられた側と反対側の端部に設けられ る。
プリント回路基板22に搭載された光学装置160(第1.3.5図)は、薬品 片キャリアホルダ部20とともに動作する。これら二つの構成要素の協働動作に より、光学装置及び薬品片106間の整列誤差を生じる可能性が解消される。
この協働動作は、薬品片キャリアホルダ部20及び光学装置の多くの部分の多く を構成する成形プラスチック部品のいくつかのデザイン及び許容誤差によって補 助される。これらのデザイン及び許容誤差は、反応した薬品片106sのもどり を正確に読み取るために適切に整列させる必要がある薬品片キャリアホルダ部2 0及び光学装置の構成要素の、薬品片キャリアホルダ部2oが装置のケース12 に組み付けられる際に、これらの適切な整列を可能とする。
光学装置160は、光学ハウジング162を有している。ハウジング162は、 リーフスプリング168及びこのスプリング168に対向する壁170を収容し ており、この壁170に対してスプリング168が薬品片キャリア本体120及 びこれに関連する構成要素134.142を押しつけて位置決めして、これによ りこれらに保持された薬品片160を装置10の光学系に対して適切に位置決め する。円錐台形の突起(図示せず)は、ハウジング162の内側端部171近傍 の壁170からスプリング168に向かって突出し、薬品片キャリア本体120 が光学ハウジング162内で正確に位置決めされた時に、薬品片キャリア本体1 20の逃げ部156に係合する。一体の部材177として成形された一対の透明 プラスチック製プリズム174,176 (第3図ンは、ハウジング162の分 離された内部領域178.180のそれぞれ内に入るよう、プリント回路基板2 2上に取り付けられる(第5図)。発光ダイオード182は、基板22上に取り 付けられるとともに、LEDアダプタ184に接合される。他方、LEDアダプ タは、ハウジング162に設けるLEDソケット186内に接合される。LED I82は、グルコース測定チャンネル164の始端又は「上流側」端である。
壁170には、上下方向のスリット開口190がハウジング162に通じるLE Dソテット186の開口に対向している。組立状態の光学装置160において、 このスリット開口190は、部材177に設ける二つのプリズムのうちの小さい 方のプリズム174に直接隣接する。薬品片106上の反応した試薬からの反射 光が直接入射することを防止するために、プリズム174は、薬品片106の面 に対して、LED182からの光の入射角又は薬品片106のLED182から の光の反射角とは異なる角度となる向きに配置される。例示的に、プリズム17 4は、薬品片106の面に対して約77°の角度となる向きで配置される。これ によって、プリズム174に入射する光が直接反射光ではなく、薬品片106上 の反応した試薬から周囲に発せられたもどり光である可能性が高くなる。この拡 散光は、薬品片106に塗布された血液中のグルコースと薬品片106を処理し た試薬の間の反応の発生点からの直接反射光よりも良いゲージである。従って、 この大気からのもどり光は、血液中のグルコース成分の濃度のより良いゲージで ある。
プリズム176は、組立状態の光学装置160の壁170に貫通形成されたスリ ット開口191に直接隣接して配置される。薬品片106から反射された光のう ち拡散反射光またはもどり光を得る問題は、プリズム176に入る光については 、プリズム174に入る光について程重大ではない。なぜなら、プリズム176 に入る光は、薬品片キャリア本体120に薬品片が存するかどうか、及び存する 場合にはその薬品片が適正な向きになっており試薬を直接開口190及びプリズ ム174に対向するように配置させているか、を判断するためだけに用いられる のだから。プリズム176は、試薬の読み取りチャンネル164内ではないので 、もどりの読み取りは、さほどきわどい問題を有しない。
両プリズム174.176は、薬品片106に対向する曲面を有している。これ らの曲面は、もどり光を検出する装置上のプリズムに入射するもどり光の焦点調 整を行うレンズとして機能する。プリズム174.176に含まれるレンズは、 他方、レンズと薬品片106の各検出領域間の距離に等しく、かつレンズからそ れぞれの検出装置までの距離に等しい焦点距離を有している。
第9図について説明すれば、装置10の動作は、NECのμPD75P308μ C型等のマイクロコンピュータ(μc)200によって制御される。ここで、ビ ン及び端子番号及び名称に関する一連の参照符号は、ここで例示的に特定する特 定の集積回路及び他の装置のビン及び端子番号及び名称である。しかしながら、 同様に装置10において必要とされる機能を行うのに適した他の集積回路が存在 することは理解されなければならない。μc200のクロックは、4.19MH 2水晶発振器202であり、このクロックは端子xi−x2を通して結合される 。
水晶発振器202の端子は、さらに、それぞれ33pFのコンデンサを介して接 地されている。μc200に対するVDDは、BC858C等のNPN型トラン ジスタ204によって供給される。このPNP型トランジスタのベースは62に Ωの抵抗器206を介して、μc200の端子P4.1に接続されている。トラ ンジスタ204のエミッタは、正のバッテリー電圧(+6VDC) 、以下VB ATと称す、に接続されている。VDDは、トランジスタ204のコレクタに現 れる。トランジスタ204のコレクタは、二つの200Ωの抵抗器の並列な組み 合わせにより、エミッタに接続される。ダイオード208のカソードは、トラン ジスタ204のコレクタに接続される。ダイオード208のアノードは、接地さ れている。ダイオード208は、例えばlN4148型ダイオードである。μc 200のリセット(RESET)端子は、トランジスタ210のコレクタに接続 されるとともに、10にΩの抵抗器を介してVDDに接続される。トランジスタ 210のエミッタは、接地されている。トランジスタ210のベースは、22に Ωの抵抗器212を介して1.1μFのコンデンサ214及びIMΩの抵抗器2 16の接続点に接続されている。コンデンサ214の他の端子は、VBATに接 続されている。抵抗器216の他の端子は接地されている。
電子業務日誌モード(E L B)コネクタ220は、三つの端子を有している 。
これらのうちの第一の端子222は、IOKΩの抵抗器を介してμC200のP 3.0/LCDCL及びPo、0/INT4に接続されている。端子222も、 680pFのコンデンサと220にΩの抵抗器の並列な組み合わせを介して接地 されている。端子226は、接地されている。
キー収容部18の八つの端子23 ]、 −238は、それぞれμc200の端 子P7.3/KR7、μc200の端子P7.2/KR6、μC200の端子P 7゜0/KR4、μC200の端子P6.3/KR3、接地、他方の端子が端子 234に接続された220にΩの抵抗器の一つの端子、無接続(ブランク)、及 び端子236にそれぞれ接続されている。
薬品片106上の反応した試薬の読み取りに影響する多数の変数が存在する。
装置1(〕によって、誤差を生じることなく読み取りを行うためには、反応した 試薬の反応点からのもどりを算出する処理において、これらの変数は、装置10 において生しる可能性のある範囲において考慮する必要がある。これらの変数の 一つは、湿度であり、接地とμc200の入力端子P0.3/SI/SBI間に 接続された標準的な形式の湿度センサ242によって考慮される。湿度センサ2 42は、さらに、IMΩの抵抗器244及び、01μFのコンデンサ246を介 して接地される。VBATは、例えばBC858C型等のPNP型トランジスタ 248のエミッタに供給される。トランジスタ248のコレクタは、キー収容部 18のコネクタ236.238に接続されるとともに、抵抗器244とコンデン サ246の接続点に接続される。
内部EEPROM250は、それぞれu c 200の端子P7.1/KR5、 P7.2/KR6、P7.0/KR4及びP6.3/KR3にそれぞれ接続され た端子C3,SK、DI及びDoを有している。内部EEPROM250の端子 VCC及びORGは、トランジスタ248のコレクタに接続される。内部EEP RQM250の端子GRDは、接地される。内部EEPROM250は、コード ROMキー64の集積回路と同様に例えば触媒半導体型CAT93C46集積回 路である。
8.2にΩの抵抗器252.1.OKΩの抵抗器254、IOKΩの抵抗器25 6及び10にΩの抵抗器258の直列回路は、μC200の端子P6.1/KR 2及び接地間に接続される。抵抗器252及び254の接続点は、μC200の 端子VLCO及びBIASに接続される。抵抗器254及び256の接続点は、 μC20CIの端子VLC1に接続される。抵抗器256と258の接続点はμ C200の端子VLC2に接続される。
変換器80は、μC200の端子P2.3/BUZ及び接地を通って接続される 。ダイオード260は、変換器80を介してそのアノード20が接地され、カソ ードが端子P2.3/BUZに接続される。他のダイオード262は、P2゜3 /BUZに接続されたアノードとVDDに接続されたカソードを有している。
μc200の端子COMO−COM2及びDSIO−DSOは、それぞれ同名の 端子、LCD76のPi−14に接続される。
赤外線薬品片106センサチヤンネル166は、共通ハウジング(図示せず)の 隔壁によって分離されたLED264及び受光トランジスタ(LST)266を 有している。大きいプリズム176は、LED264及びLST266が収容さ れたハウジングの上面にその底面が直接接触するように、プリント回路基板22 に取り付けられる。L E D 264及びLST266は、例えば東芝製のT LP908型集積回路である。LED264からの光は、大きなプリズム176 の底部から上向きに照射され、プリズム176のレンズを通して薬品片1.06 上に入射する。反射された光は、レンズを通ってもどり、プリズム176内で下 向きに偏向され、底部を通ってLSTによって受光される。この結果によるLS T266の導通度は、LED264からの光のあるもどり率に対応する。このも どり率は薬品片キャリア本体120中に薬品片106が存在しているか否か、及 び存在している場合には、薬品片106が正規な向きとなっているか否かを示す 。
薬品片106及び薬品片106の向きの検出方法は、以下の通りである。チャン ネル166内で、LST266のベースに戻った光によって、LSTが導通する 。NPN型トランジスタ268及び270を含む従来の電流ミラ(curren t mi+roll構成の電流ミラは、LST266のエミッタに流れる電流に 応じて、これら二つのトランジスタのコレクタを通して等しい電流を流す。、4 7μFのコンデンサ272はトランジスタ270のコレクタ及びエミッタ間に接 続され、LST266が検出するLST266のベースに入射する光の量によっ て決まる割合で放電する。この構成により、コンデンサ272の初期電圧から、 LST266のベースに入射する光の積算量が減算される。電流は、所定の設定 された期間の間、LED264に供給される、薬品片106からLST266の ベースへのもどりによって、コンデンサ272の放電量が決定される。コンデン サ272は、次いで定電流源から供給される電流によって、コンデンサ272が 所定の基準電圧まで再充電されるまで充電され、その期間が装置のクロックによ って計測される。
コンデンサ272を基準電圧まで再充電するのに要した時間は、装置のクロック のストローク数であり、チャンネル166の戻り率をディジタル値に変換する。
これは、薬品片キャリア本体120中の薬品片106の存否及び薬品キャリア本 体120内の姿勢を表す。装W110は、薬品片キャリア本体120中に薬品片 106が存在していることを検出すると、次に薬品片106が、試薬パッドとと もにスロット190及びプリズム174の前で適切な向きとなっているか薬品片 が後ろ向きまたは天地が逆転していないかを判定する。勿論、薬品片のアーキテ クチャは、薬品片の向きの違いによりもどり率の読み取りが異なる範囲となるも のでなければならず、この場合には、そうなっている。アメリカ特許出願第07 /661.788号参照。
これらの目的を達成するために、LCD76上のアノードは、VBATに接続さ れ、カソードは例えばBC848C型NPN トランジスタで構成するトランジ スタ276のコレクタに接続されている。トランジスタ276のエミッタは、8 2Ωのフィードバック抵抗を介して接地されている。トランジスタ276のベー スには、μc200の端子P5.1から周期的LED駆動信号が与えられている 。
トランジスタ276のベースは、ダイオードにより接続された直列の二つの温度 補償用トランジスタ280,2・82を介して接地されている。トランジスタ2 68.270.280.282は、例えばMC3346D型クアド(quId)  トランジスタ集積回路である。LST266のエミッタは、電流ミラートラン ジスタ268のコレクタ及びベースに接続されるとともに電流ミラートランジス タ270のベースに接続される。トランジスタ268のコレクタ及びベースとト ランジスタ270のベースは、さらにμC200のP5.0端子にも接続されて いる。トランジスタ268及び270のエミッタは、接地されている。トランジ スタ270のコレクタは、コンデンサ272に接続されるとともに、差動増幅器 286の反転(−)入力端子と、BC858C型トランジスタ等のPNP l− ランジスタ288のコレクタに接続されている。差動増幅器286の出力端子は 、μC200もP3.1/5YNC端子に接続されている。トランジスタ288 もエミ・ツタは、μc200のp5.3端子に接続されている。トランジスタ2 88のベースは、差動増幅器290の出力端子に接続されている。
差動増幅器290の反転(−)及び非反転(+)入力端子は、20にΩの抵抗及 び150Ωの抵抗を介してそれぞれLST266のコレクタに接続されている。
5、IKΩの抵抗は、トランジスタ276のベースからLST266のコレクタ にも接続されている。LST266のコレクタは、差動増幅器294の十入力端 子に接続され、差動増幅器294の一入力端子は、150にΩの抵抗を介してμ c200のP6.0/KPO端子に接続される。差動増幅器294の出力端子は 、μc200のP3.3端子に接続される。差動増幅器294の一入力端子も、 0゜01μFのコンデンサを介して接地されている。
次に薬品片106の試薬パッド部のもどりを読み取るために機構及び電気回路に 関して説明すれば、薬品片106が薬品片キャリア本体1.20に適切に挿入さ れると、LED182が読み取りチャンネル164の始端となる。LED182 のアノードは、VBATに接続され、カソードはNPN トランジスタ298の コレクタに接続される。トランジスタ298は、例えばBC848C型トランジ スタで構成される。トランジスタ298のエミッタは、120Ωのフィードバッ ク抵抗を介して接地されている。トランジスタ198のベースは、μC200の P5.2端子に接続されるとともに、20にΩの抵抗を介して差動増幅器294 の十入力端子に接続されている。薬品片106の試薬パッドのもどりは、例えば シーメンス社製TFA1001.W型一体型光学センサ等の光学センサ300に 供給される。光学センサ300は、小さい方のプリズム174の底部に僅かに離 間して、プリズム174のレンズ面に入射する薬品片の化学試薬からのもどりが 、プリズムを介して下向きに偏向されその底部から光学センサ300に入射する ように取り付けられる。
光学センサ300のための電力は、例えばBC858C型トランジスタ等のPN P型トランジスタ302を介して供給される。トランジスタ302のエミッタは 、VBATに接続され、ベースは62にΩの抵抗を介して、μC200のP4゜ 2端子に接続され、コレクタは、22μFのタンタルコンデンサ304を介して 接地される。コンデンサ304の両端の電圧VDIは、光学センサ300の+V S及び−vS端子に接続される。光学センサ300のVSTAB及びFCOMP 端子は、IMΩの抵抗を介して接続されている。VSTAB端子は、さらに差動 増幅器308の十入力端子と接続されている。差動増幅器308の一端子は、そ の出力端子と接続され、この差動増幅器を反転増幅器としている。差動増幅器3 08の出力端子は、さらに差動増幅器294の十入力端子にも接続されている。
差動増幅器286.290.294.308は、例えば、LM324A型クアド 差動増幅器集積回路で構成される。
P6.2/KR2端子は、22にΩの抵抗を介して、例えばlN4148型ダイ オード等のダイオード310のアノードに接続されている。ダイオード310の カソードは、光学センサ300もINHIBIT端子に接続されている。ダイオ ード310のカソードと光学センサ300のINHIBIT端子間の導体容量的 に680Ωの抵抗を介して接地されており、且つ360Ωの抵抗を介して差動増 幅器286の十入力端子に接続されている。差動増幅器286の十入力端子は、 200Ωの抵抗を介して差動増幅器290の十入力端子に接続されている。光学 センサ300の0UTPUT端子は、差動増幅器286の一入力端子に接続され ている。
0N10FFボタン32によって操作される0N10FFスイ・ノチ312の一 つの端子は、接地されている。0N10FFスイ・ツチ312の他の端子は、μ C200のPi、1/lNTl端子に接続されている。μc200のPi、2/ INT2端子は、メモリボタン50で操作されるメモリスイ・ノチ314の一つ の端子316に接続されている。メモリスイッチ314の一端子316は、22 0にΩの抵抗を介して接地されている。メモリスイ・ンチ314の他端子は、μ c200のPi、1/lNTl端子に220にΩの抵抗を介して接続されて(喝 。
LCD76上に示されたシンボルは、00.0−99.9の数と、mg/dL( ミリグラム/デシリットル) 、mmo 1/L (ミリモル/す・ソトル)、 mem(メモリを意味する)、バッテリーアイコン、薬品片に付着された血滴の アイコン、ワードコード、エラーアイコンの表示及び”X”が表示されるボック スを有しており、各ボックスの各コードラントは各別に励起することが可能であ る。
次に第10図に関して説明すれば、装置10は、0N10FFボタン32の押圧 によってONされる。装置10は、0N10FFボタン32の解除にされる前に 、起動する。装置10がONするとすぐに、起動時の(パワーオン時の)システ ムの完全性試験及びバッテリー電圧試験が行われる(#400)。バッテリー8 6の電圧が4.5V以下である場合には、バッテリーの電圧不足の警告(LCD 76のバッテリアイコン)が発せられる。バッテリー86の電圧が4.2■を下 回る場合には、装置10はONLない(#402)。装置のONに続いて、ディ スプレイ76の全てのアイコンを含む全てのセグメントが2秒間表示される。
これが許可されると、変換器80は、2秒のディスプレイ期間の最初の1/2秒 の開音を発生する。 2秒経過後に、全てのセグメント及びアイコンが画面より 消去され、キー64からのROMコード番号及びコードアイコンが2秒の間LC D76上に表示され、次いて画面より消去される。この期間中に、装置10は、 白色タイル1−42を使用して、それ自体を目盛り付けする。目盛り付けに続い て、薬品片アイコン、左向き矢印アイコンが点灯するとともに、血滴アイコンが 点滅する。このアイコンの表示は、ユーザーに薬品片106への血液の塗布、塗 布した薬品片106の装置10に設けた開口110への挿入を要求する。
ユーザーは、試薬片106に血液を塗布し、完全に吸収されるまで、薬品片のメ ツシュ中に浸透させる。薬品片106を適切に挿入してから2秒の期間内に、装 置10が、薬品片アイコン、血滴アイコン及び右向き矢印アイコンがディスプレ イ76から消去され、塗布された血液の医学的に重要な成分、本例においてはグ ルコース、に対する薬品片1−06の試薬パッドにおける反応が期間が開始され る。薬品片106を挿入してから2秒間の期間で、ディスプレイ76は連続的に (時計回りに)エラー又は”X“表示欄を1/2秒に一つのセグメントの割合で 、連続的に表示する(#410)。エンドポイント反応を採用しているので、装 置10のLCD76に時間を表示する必要はない。薬品片106゛の反応が装W 10によってエンドポイントに達したと判断されると、装置10は、一度ビーブ 音を発生し、次いで血液中のグルコースの値及びmm/dLアイコンを表示する (#412)。さらに、装置10は、薬品片アイコン及び左向き矢印アイコンを 表示してユーザーに反応の終了した薬品片106の取り出しを要求する。グルコ ースの測定結果は、最新(第一の)メモリ位置に格納し、先に格納されているグ ルコースの測定結果の格納位置を一つづつ送る。
薬品片106が取り出されると、装置10は、白色タイル142からそれ自体の 目盛り付けを行い、次の薬品片の受け入れ準備状態とする。装置10は、この状 態で、塗布された薬品片106の挿入を要求する。
装置10は、未反応の薬品片の使用が可能であることを確認することが出来る。
これは、未反応の薬品片106を読み取ることにより、その試薬パッドのもどり 値が、コードROMキー64に格納された特定の割合のもどり限界内にあること が確認出来るようにする。このチェックを行うことは、ユーザーの裁量である。
装置10は、血液を塗布した薬品片の挿入を要求している(#408)時または メモリの呼び出し表示する(#408.416.408.410.414)時に 、このチェックを行うことが出来る(#410.414.)。
この薬品片の完全性のチェックを行うために、ユーザーは未反応の薬品片を収容 した容器より未反応の薬品片を取り出し、試薬パッドを光学系にむけた状態で、 装置10のスロット104に挿入する。薬品片106挿入後2秒間の期間に、装 置W10は、薬品片106の存在を検出し、時間の表示を開始する(#410) 。
この時間の表示の間、ユーザーは、メモリボタン50を一回押圧しなければなら ない(#416)。このメモリボタン50の操作により装置10は、薬品片10 6の完全性のチェックを行う。メモリボタン50が押圧された後、装置10は、 薬品片のもどりを読み取り、薬品片のもどりをロフト専用ROMキー64によっ て与えられるプログラムされた限界値と比較される。
薬品片106の完全性の確認は、薬品片取り出しプロンプト(#414)と単独 のビーブ音により報知される。薬品片の完全性が確認されると、ユーザーは、未 反応の薬品片106を取り出した後に、塗布済み薬品片の要求(#408)によ り反応済み薬品片106の試験を行うことが出来る。
薬品片106の完全性に問題がある場合には、ディスプレイ上のエラー(”X“ 。
)アイコンを点滅させ、薬品片アイコンを点滅させるとともにビーブ音を3回発 生して、これを報知する(#418.420)。装置10は、不良の薬品片1゜ 6が除去されるまで、このディスプレイの状態を継続する。薬品片106°が排 除されると、装置は、塗布済みの薬品片を要求する。
グルコースの試験値は、[最初の(最も古い)ものを最初に消去する」及び「最 後の(最新の)ものが最初に読み出される」プロトコルを用いて、各試験毎に自 動的に格納される。メモリがフルの状態となると、メモリの30の読み出し容量 が試験値によるフルとなり、各新規な試験値を加入することにより最も古い試験 値がメモリより消去される。
メモリの読み出しモード(#416)は、塗布された薬品片の要求(#408) を介してアクセス可能となる。メモリの読み出し機能は、メモリボタン5oを一 回押圧することにより開始される。すると第一のメモリ位置(1)が表示される 。
1秒後に、ディスプレイが変化して(#422)、、選択されたメモリ位置の内 容(グルコースの読み)が表示される。ディスプレイは、4秒後にメモリ位置の 表示(本例においては1)に戻る($416)。ボタンが押圧されない場合、メ モリ位置(#416)とメモリ内容(#422)とのサイクルが、装置自体が装 置10をOFFする前5分間反復される。メモリ表示すイクル(#416.42 2.408)は、また装置10に試験する薬品片106を挿入することによって も終了する。メモリからの残りの試験値の読み出しは、メモリボタン50を30 の記憶された値及びそのメモリ位置が表示されるまで反復して押圧することによ って行われる。メモリボタン50を押圧するたびごとに、次のメモリ位置が表示 される。メモリ位置と結果は、ユーザーが最も古い記憶値を越えてメモリ位置を 進めた場合、最初の位置に戻る。メモリ中に30未満の試験値のみが格納されて いる場合には、格納されている最後の結果を越えてメモリ位置が進められた場合 、最後の結果に続いて最初の位置(位置1)が表示される。メモリ呼び出し中の 全ての期間において、メモリアイコンが表示(#416.422)される。
いずれかの時点(#4]、6.422)で、薬品片106が挿入されると、装置 10は、試験/計時モードに戻る(#408.410)。薬品片(未反応若しく は既反応)106の挿入は、装置10を自動的にこのモードに復帰させ、第一( 最新の)位置のためにメモリを再設定する。
装置10は、コードROMキー64を次のように使用する:装置10のOFFに より、ユーザーは、装5!10から古いROMキー64を取り外して、これを廃 棄する。新しいROMキー64は、各薬品片106と一緒に包装される。ユーザ ーは、装置10をONする前に、新たに用いる薬品片106に関する情報を含む 新しいROMキー64を、装置10のキー収容部18に挿入する。装置10はO Nされるときに、装置10はROMキー64に含まれるデータの完全性をチェッ クサム法によりチェックする。ROMキー64のデータに問題が発見された場合 には、コードエラーが表示される(#424)。試験の実行中(#410)に、 装置10は、グルコースに関する試験結果を51算(#412)する前に、RO Mキー64が変化したか否かをチェックする。装置10のON以降にROMキー 64が変化している場合には、コードエラーが表示(#424)される。装置1 0は、装置自体によりOFFする時間(5分間)またはOFFされるまで、この 表示を維持する。
試験結果がROMキー64に格納されている上限を越えている場合には、数値に よる結果表示に変えてHIが表示される。試験結果が、ROMキー64に格納さ れた下限を越えない場合には、LOが表示される。双方の場合、mg/dLアイ コンが表示される。
装置10は、その白色タイルのもどりを確認し、タイル142が汚れている場合 には、ディスプレイ上にCLE(r清掃」)を表示(#426)する。装置10 は、この表示の状態からユーザーによる試験又はメモリ読み出しの開始を不能と する。これに対する対応は、装置10をOFFすることのみである。このエラー は、白色タイル142からのもどりから計算(#406)される傾斜が、一般に 目標値の+5%〜−10%の装置tlO内部の傾斜限界内にない場合に生じる。
このエラーは、また、薬品片106を挿入した状態で、装置1oをONしたとき に生じる(#408)。
装W10は、最後にボタン操作が行われてから又は薬品片が挿入されてから5分 後に装置自体により自動的に遮断される。自動的な遮断は、装置10のモードま たは最後に操作されたボタンに関係なく行われる。装置10がONの状態で、0 N10FFボタンを押圧することにより、装置10はOFFとなる。
変換器80は、装置10がONされた時(0,5秒);薬品片106が開口10 4に挿入された時(0,25秒);エラーメツセージが表示されたとき(各0゜ 1秒で3回);試験の終了時に、試験結果を表示する時または未反応薬品片10 6が使用可能な時(0,25秒);及びボタン32又はボタン50が押圧された 時の「キークリックj音として(2サイクル期間)に可聴ビーブ音を発生する。
変換器80の動作は、装置10がONされるときに、0N10FFボタン32と メモリボタン50を同時に操作することにより動作可能/動作不能に切り替える ことが出来る。
装置10は、rxJアイコンとエラーメツセージ又は他のアイコンと組み合わせ て表示することにより、エラーを報知する。エラーには回復可能なものと回復不 能なものの二つのタイプがある。薬品片のエラーは、装置10より薬品片106 を取り出すことにより修正可能である。他の全てのエラーは回復不能であり、エ ラーを排除するために、装置10をOFFすることが必要となる。
以下のエラーは、回復可能な薬品片によるエラーである。薬品片の取り出しによ り装置は、塗布した薬品片の要求(#408)に戻る:不良薬品片のエラー(# 4]、8)は、反応が不適切な薬品片106または状態判定を不能とするような 劣化が生した薬品片106によって生じる;薬品片が逆向きのエラー(#420 )は、薬品片106が血液塗布面を装置10の光学系に向けて挿入されている時 に生じる。
以下のエラーは、装置の測定の問題であるため、回復不能なエラーである:光学 系の汚れによるエラー(#426)は、装置10の白色タイル142が汚れてい るまたは劣化している場合に生じる:電子装置の故障によるエラー(#402) は、装置10の電源投入時における自己試験または診断チェックにおいて故障が 検出されることによって生じる;試験中の薬品片が取り出されたことによるエラ ー (#428)は、試験の実行中に薬品片106が取り出されて、装置1oが 試験サイクルを完了出来なくなった時に生じる;コーディングエラー(#424 )は、コードROMキー64の読み取りエラーや装置1oのON時に読み取られ たロットコードとグルコースのfa+定結定結累計的直前み取られたロットコー ドが一致しない場合に生じる。これらに対する唯一の対策は、装置をOFFする ことである。
装置10は、装置10が薬品片アイコンと左矢印(<)アイコンを表示してユー ザーに薬品片106の取り出しを要求する薬品片取り出し要求、及び装置10が 薬品片アイコンと右矢印(〉)アイコンを表示するとともに血滴アイコンを点滅 させて塗布済みの薬品片106の挿入を要求する塗布済み薬品片要求を含むいく つかの要求メツセージをユーザーに対して発する。全ての動作モードにおいて、 点滅するセグメント又はアイコンは、0.5秒表示され、0.5秒消灯される。
反応済みの試験する薬品片からのもどりを判定する通常の動作モードに加えて、 装置10は、特別の診断用ROMコードキー64をインストールすることによる アクセスされる診断用ソフトウェアパッケージを持っている。診断用ROMコー ドキー64は、装置10をONする前に、キー収容部18に装着される。診断用 ROMコードキー64がインストールされた状態で装置10がONされると。通 常の動作モードではなく、以下の機能がアクセス可能となる。
診断モードで装置10が立ち上がると、装置10は、チェック片診断(#430 )を行う。装flloは、グルコース値フィールドにdlを1秒間表示する。1 秒経過後に、装置tlOは薬品片アイコンと右矢印アイコンを表示して、診断用 20Mコードキー64に添付されたチェック片106の挿入をオペレータに要求 する。ユーザーがこのディスプレイ表示中にメモリボタン5oを押圧すると、装 置10は次の診断試験に移る(#436)。
チェック片の挿入(#430)がされると、装置10は、チェック片からのもど りを測定し、このもどりを診断用ROMコードキーに格納された目標もどり値と 比較する。Mj定されたもどりが、目標値に一致する場合には、ディスプレイの 結果のフィールドはブランクとなり、ビープ音が一回発せられ、薬品片アイコン の表示を継続しながら右矢印アイコンをOFFし、左矢印アイコンをONするこ とによるチェック片の取り出しがユーザーに要求(#432)される。
チェック正常終了後にチェック片が装置10から取り出されると、装置10は、 チェック片診断ルーチンの先頭に戻り(#430) 、装置10がOFFされ又 はメモリキー50を押圧することにより次の診断ルーチンに進められるまで、こ のルーチンを実行を維持する。
チェック片のもどりの11定結果が、診断用ROMコードキー64の目標値に一 致しない場合には、装置10は、3回ビーブ音を発生し、CLEが結果フィール ドで点滅され、エラー゛X″アイコンが表示される。このディスプレイ状態から 脱するためには、装置10をOFFするしかない。
ユーザーがメモリボタン50の抑圧により、第一の診断試験(8430)から次 の試験に移行させると、d2を結果フィールドに表示することによりIR(赤外 線)センサチェックが要求(#436)される。1秒経過後に、装置10は、試 薬パッド検出器を用いて薬品片の存在をチェックする。装置10が、装置10内 にに薬品片があると判断すると、薬品片が除去されるまで薬品片アイコンと左矢 印アイコンと表示して、薬品片の取り出しをユーザーに要求する。
装置10が、薬品片を検出しなかった場合(#422)は、装置10はIR検出 器266を読み取る。IR検出器266の読みが空の薬品片キャリア120.1 34のもどり値と一致しない場合には、装置10は、ディスプレイ76の結果フ ィールドにOFFを表示(#444)して、薬品片が存在していないにかかわら ずIR検出器266が薬品片を検知していることを報知する。このディスプレイ は、装置10がOFFされるまで継続される。
装置10が、薬品片106が存在していないと判定(#436.442)L、I R検出器266が薬品片106を検出しない場合には、試薬パッド検出器300 が薬品片106を検出するまで、薬品片アイコン及び右矢印アイコンを表示して 薬品片106の挿入をユーザーに要求(#442)する。試薬パッド検出器30 0により薬品片106が検出されると、薬品煙検出器266が測定される。この 測定結果が、装置?Z10内に薬品片106がある場合の値と一致しない場合に は、装置10は、装置10がOFFされるまで、3回ビーブ音を発生し、表示フ ィールドにOFF (#442.444)を表示し、エラー”X”アイコンを点 滅させる。
IR検出器266が装置10内に薬品片106が存することを感知(#436、 #440)した場合、ディスプレイ76の結果フィールドはブランクとなり、ユ ーザーは、薬品片106を除去することを、薬品片アイコンと左矢印アイコンに より要求(#440)される。薬品片106が除去されると、ディスプレイ76 はd2表示にもどる。この状態は、メモリーボタン50の押圧によりユーザーが 次の診断チェック(#446)に進むまでか、装置10がOFFされるまで続く 。
ユーザーが、メモリボタン50を用いてユーザーにより制御される薬品片チェッ ク(#430)及びIRセンサ266のチェック(#436)の次に移行した場 合、結果フィールドにd3を1秒間表示することによりディスプレイチェック( #446)が要求される。1秒経過後に、ディスプレイ76の全てのセグメント が5秒間点灯される。次いで、メモリボタン50の押圧により次の試験(#45 0)に移行するか、若しくは装M10がOFFされるまで、ディスプレイ76に は、d3と全てのセグメントが交互に表示する。
ユーザーがメモリボタン50を用いて最初の三つの診断(#430.436.4 46)から次の診断に移行すると、変換器80チエツクのためのd4プロンプト が結果フィールドに表示(#450)される。1秒後に、変換器80は、ユーザ ーが変換器80をOFFしたか否かとは無関係に、2秒間ビーブ音を発生する。
変換器80が2秒間ビーブ音が発せられ、次いで1秒間OFFされ、次いで2秒 間ONとされ、これがユーザーがメモリボタン50により次の診断チェック(# 454)に移行するかまたは装置10がOFFされるまで、反復される。
ユーザーが、メモリボタン50を用いて最初の四つの診断チェック(#430. 436.446.450)から移行すると、装置10は、バッテリチェック(# 454)に入り、結果フィールドのd5を表示し、バッテリアイコンを表示して ユーザーにバッテリチェックを要求する。1秒の期間の最後で、装置10は、電 源投入時のバッテリチェック(#400)を繰り替えず。
装置は、以下の計算に基づく数値を表示する。
現在のバッテリ電圧 ローバッテリ警告電圧 勿論、バッテリアイコンがd5の診断C#454)以前より表示されていた場合 には、100未満の数が表示される。
このディスプレイに状態は、ユーザーがメモリボタン50を押圧して最初の診断 d1に戻るか、または装置10がOFFされるまで継続される。
図示の装置10のいくつかのソフトウェア機能の動作は、添付のμC200のソ ースリスト及び代表的キー64のEEPROMに格納された例示的なデータを参 照してよりよく理解されるであろう。ソースリストにおいて、CHDまたは薬品 もどり差は、もとりの差の員であり、Δは反応終端(FOR)に到達するのに不 十分な量を示す。CRDは、バンク1のRAMの12ビツトの数であり、「反応 」機能の人力である。CRDのフォーマットは、40倍された12ビツトのもど りのバイナリ−値である。
IWMIは、バンク1のRAMの8ビツトの数であり、「反応」機能の入力であ り、最初のもどりを計測する前の1/2秒の増分数の遅れを決定する。IWMI は、0から255までの数とする事が出来る。IWMIがOの場合、遅れは生じ ない。また、例えば1の場合には、1/2秒の遅れを生じる。
TINCは、バンクlRAMの8ビツトの数である。TINCは、「反応」機能 の入力であり、連続するもどりの読み取り間の経過時間を示す1/2秒の増分数 を決定する。TINCは、0から255までの数とする事が出来る。TINCが Oの場合、1つの1/2秒の増分が経過する。例えば、1場合には、二つの1/ 2秒の増分が経過する。
NFSは、「反応」機能の入力であり、バンクlRAMの4ビツトの数である。
NFSは、比較と比較間におけるもどりの読みの数を示す。このNFSは、1か ら6の数とすることが出来る。NFSが1の場合、もどりの読みの比較と比較の 間にもどりの読み取りが一回行われる。
NPSAは、バンクlRAMの8ビツトの数であり、「反応」機能の人力である 。NPSAは、NFSの機能である。NPSAは、NPSと実質的に同一の情報 を有しているが、その情報は、プロセッサによりより容易に使用可能な形式とな っている。このNPSAは。
NPSA −(NFS+1) * 8 IWMAは、バンクlRAMの8ビツトの数である。IWMAは「反応」機能の 人力機能である。IWMAは、終了前にアルゴリズムのFOR部分が行う比較の 数を制御する。IWMAは、0から255までの数とすることが可能である。
IWMAが1の場合、ただ−回のみの比較が行われる。また、例えばIWMAが 2の場合には、最大二回の比較が行われる。
ER3は、バンクiRAMの1ビツトの数であり、「反応」機能の入力である。
ER8は、IWMAに達することにより「反応」機能がEORに達した場合に、 EORREMIは、バンクlRAM中の32ビツトのフローティング点数であり 「反応」機能により最後に計測されたもどりを格納する。E OR,RE M  1は、「反応」機能の出力である。
EORCOUNTは、バンクlRAMの8ビツトの数であり、EORまでの間に 行われた比較の数を格納する。EORCOUNTは、「反応」機能の出力である 。
MAX Fは、「反応」機能の出力である。MAX Fは、バンクlRAMの1 ビツトの数である。、MAXFは、比較の数がIWMAと等しくなり、ER8が 1となってFORに到達したときに、1にセットされる。これらの条件が、満足 されない場合には、MAXFはゼロにクリアされる。
TRACE Fは、バンクO(ゼロ)のRAMの1ビツトの反応モジュールに対 する人力であり、メータがトレースモードであることを示す。TRACE Fに おいて、全てのもどりの読みは、I10ポートに送出される。
SE Pは、バンクlRAMの1ビツトの数であり、出力である。SE Pがセ ットされた場合、薬品片エラーが発生したことが示される。これは、二つの条件 、(1)EORREMIがCOLよりも小さいかまたはCOHよりも大きい場合 ; (2)CHDよりも小さいΔを検出することによりEORに到達したが、最 後に測定された二つのもどりが、CHDよりも小さなもどりを持っていない場合 に、生じる。
COLは、バンクlRAMの位置である。そのフォーマットは、40倍された1 2ビツトのバリナリもどり値である。この機能により検出された全てのEORR EMIO値は、この数と比較される。EORREMIがCOLよりも小さい場合 には、SE Pがセントされる。
C0N(は、バンクlRAMの位置である。そのフォーマットは、40倍された 12ビツトのバリナリもどり値である。この機能により検出された全てのEOR REMIの値は、この数と比較される。EORREMIがCOHよりも大きい場 合には、SE Pがセットされる。
反応の判定 反応の判定は、薬品片アダプタの観察及びいつ薬品片アダプタ中の対象からのも とりがEORに達l、たかの判定をする。これは、周期的にフルパワー状態での 試薬バッドのもどりを91定し、外部ROMに格納されたパラメータに対してこ れらを分析することにより行われる。最終のもどりは、RAMの所定の位置に格 納さ第1る。さらに、反応の判定によって、EORのメータ中に何回の比較が行 われたかが検出される。このモジュールの動作中において、回転矢印がLCDデ ィスプレイ上に表示され、このモジュールが動作中であることを示す。このモジ ュールは、さらに、TRACE Fがセットされている場合には、測定された各 もどりをシリアルボー トより送出する。このモジュールの実行中にMEMボタ ンが押圧されると、制御は薬品片エラーモジュールに移り、反応判定は中11− される。
より詳細な説明 この機能は、薬品片アダプタを観察し、い・つEORに達したか又はMEMボタ ンが押圧されたかを判定する。さらに、反応判定は、回転矢印をLCDIに表示 して、メータが使用中であることを視覚的に表示する。また、TRACE Fが セットされている場合には、測定された各もどりが出力される。
反応判定は、LCDをクリアし、雫−の矢印を暗色表示することにより開始され る。最初に暗色表示される矢印は、特定されず、不確定に変化する。この機能が 実行されている間、LCDは、1/2秒毎にディスプレイを変化させる。ディス プレイは、現在暗色の矢印を明るくし、時計回り方向に隣接する矢印を暗くして 、ディスプレイを変化させる。この機能の完了時点において、LCDディスプレ イが変化してからの時間は、約200〜300m5ecである。一般的な時間は 、約10C110C1である。この期間は、もどりを測定するために要する時間 及びTRACE Fがセットされているか否かによって変化する。この機能の完 了時に回転矢印の表示の継続が望まれる場合には、LCDディスプレイが変化す る前に、もう1/2秒待たなければならない。さらに、この時SE Pはクリア される。
反応判定は、パワー節約モジュールを使用してもどりを積極的に読み取っていな い時又は計算を行っているときに、メータをパワー節約モードとして、省電力状 態を終了させる事象が生じた場合に、メータがこれに即座に対応できる状態で、 電力消費を最小限とすることを可能とする。
この機能が行う第二の機能は、RAM位置のIWMIを調べて、最初のもどりの 読み取り前の初期遅れの量を決定することである。IWMIは、8ビツトのバイ ナリ整数である。IWMIの各カウントは、172秒の遅れを示す。IWMIは 、0から255までの数とすることが可能である。0は、遅れな17の状態を示 し、255は、255の1/2秒の遅れがある状態を示す。IWMIの例は、第 11図に示されている。ここで、IWMIは、3の値を有12ている。これによ り、この機能の開始から最初のもどりの測定までに1.5秒の遅れが生じる。
IWMIの要求が満足されると、試薬チャンネルのフルパワー状態のもどりがM 1定される。このもどりは、最初のもどりの読みと呼ばれる。
「反応」機能が行う次の機能は、rTRACEJチェックである。これは、1ビ ットのRAM位置のTRACE Fのチェックを含む。aが1に保持された場合 、測定されたばかりのもどりは、4バイトのフローティング数(最下位バイトが 最初)として、PCの通信フォーマットでシリアルボートより送出される。
この機能のFOR部分は、このときに伝達される。EORに到達するために、二 つの事象のうちのいずれか一つが発生することが必要となる。即ち、二つのもど りの比較により変化又はΔがCRDよりも小さくなったとき又はIWMAに等し い数の比較が行われた後にタイムアウトが発生したとき、のいずれかである。
Δ<CRDの達成による反応の終端 CRDは、RAMに格納された数であり、FORを達成するためにΔをどれだけ 小さくしなければならないかの限界である。Δは、最新のもどりを、ROMコー ドキー64のパラメータNFSで定められた前のもどりより減算した減算結果で ある。CRDとΔの比較は以下の容量で行われる。
1Δl < IcRDIか? この問いに対する答えが肯定である場合には、FORに到達したと判定される。
また否定の場合は、他の比較を行わなければならない。 これらの事象のタイミ ングは、第11図に関して最もよく示さイ1τいる。最初のもどりの読みは、す でに測定さねている(時間−1,5秒)。次のもどりの読み取りまでの遅れは、 TINCによって制御される。、TiNCが0である場合には、遅れの増分は、 一つの1/2秒である。TINCが1の場合、1/2秒の増分は二つとなる。T INCは、Oから255までの数とすることができ、従って遅れは0.5秒から 128秒となる。第11図の例においてTINCは1であり、もどりの読み取り の間に二つの1/2秒分の遅れが生じる。
Δは、二つのもどりの読みの比較によって得られる。比較される二つのもどりは 、RAMのNPS及びNPSA位置ニよッテ決定される。NPSA−(NFS+ 1)*8oNPSは、Δを得るために用いるもどりまでにいくつの過去に計測さ れたもどりをスキップするかを示している。第11図の例のように、NPsが1 の場合、一つのもどりがスキップされる。この例に関して、最初のΔは、三番目 のもどりの読み取りが行われた時に計算される。Δは、最初のもどりの読みを三 番目のもどりの読みから減算することで計算される。NFSは、0から6までの 値とすることが出来、比較と比較の間でO〜6のもどりの読みをスキップするこ とが出来るものとなっている。例えば、NFS−6の場合、六つのもどりの読み がスキップされ、七っまえののもどりの読みが、Δの計算に使用されるもどりの 読みとなる。
EORCOUNTのRAM位置は、この機能中に何回比較が行われたかを記憶す るために用いられる。この機能の開始時点において、EORCOUNTは、ゼロ にセントされる。EORCOUNTのRAM位置は、CRDよりも小さいΔが検 出されるまで比較が行われる毎に1ずっ増分される。ΔがCRDよりも小さいこ とが検出されると、ソフトウェアによりEORに到達[7たとの判断がなされる 。
第11図に示す例では、第四番目の読みが行われ/、、時に、CRDよりも小さ なΔとなっている。従って、この例における最終のE ORCOU N T値は 2である。
CHDよりも小さいへの検出によりEORに到達すると、TINCによって制御 された時間間隔後1ニー乃至複数のもどりの読みが行われる。このもどりに続い て、T R,A CEチェックのもどりの読み取りが行われる。このTRACE チJ−ツクのもどりも、NPSAによって制御されるまえのもどりと比較される 。このもどりが読み取られそれに対応するΔが計算されるときには、FORCO UNTは増分されない。ΔがCR,Dよりも小さい場合、読み取られたばかりの もどりは、EORREMIのRAM位置に格納される。その後、ソフトウェアは 、次のバラグラフで説明する動作を継続する。ΔがCRDよりも小さくない場合 には、メータは、次のバラグラフで説明する動作を継続して行う。第五番目の読 みは非常に小さく、これによるΔ(第三のΔ)はCHDよりも大きいので、第1 1図には、この状態は示されていない。しかしながら、第三のΔがCHDよりも 小さい場合には、第五番目の読みが最終の読みとなり、この状態が示される。
メータは、TINCの期間を待つことなく、すぐに他のもどりの読み取りを行う 。このもどりは、ΔがCRDよりも小さくなった後のもどりとおなじもどりと比 較される。第11図の例においては、Δは、第三番目の読みと第六番目の読みの 間で生成されている。ΔがCRDよりも小さくない場合、SEPの1ビツトのR AM位置がセットされる。このもどりが読み取られ、それに対応するΔが計算さ れるときには、EORCOUNTは増分されない。このもどりは、EORREM IのRAM位置に格納される。TRACEチェックが行われる。機能は、以下に 説明するように行われる。
比較が行われる各時点で、EORCOUNTのRAM位置は、1ずつ増分される 。この機能の開始時に、EORCOUNTはゼロとされる。EORCOUNTが IWMAと等しくなるまで、たくさんの比較が行われると、EORに到達する。
こうした状態が生じ、及びER3のRAM位置が1であると、MAX Fの1ビ ツトのRAM位置がセットされる。さもなくば、MAXFは、この機能がどのよ うに終了されるかにかかわらず、この機能によりクリアされる。このタイプのF ORの例は、第12図に示されている。ここでは、IWMAはうである。五つの 比較(Δ)が計算された後で、いずれのΔもCRDより小さくない場合には。
FORに到達する。
IWMAに達することでEORが検出されると、TINCが経過した後に、もう 一つのもどりが読み取られる。このもどりに続いて、TRACEチェックのもど りが、すぐに読み取られる。このもどりは、EORREMIのRAM位置に書き 込まれる。
どのようにしてFORに到達したかには関わりなく、この機能は、TRACEF がセットされている場合には、4ビツトのEEHを出力することにより続行され る。これは、PCに対して、反応機能が完了したことを示すものである。
反応機能が行う最後の機能は、EORREMIの値がRAMの数COLよりも太 き(、RAMの数COHよりも小さいかどうかのチェックである。EORREM lがCOLとCOHの間にない場合には、RAMのSE Pビットがセットされ る。EORREMIがCOLとCOHの間にある場合には、SE Pビットは変 更されない。CRDよりも小さいΔを検出することによりFORに到達し、最後 の二つのもどりがCRDの要求を満足せず、しかし最後のもどりがCOLとCO Hの間にある場合が生じる可能性がある。この場合、薬品片によるエラーが生じ ていると考えることが出来、SEPはセント状態に保持される。
この機能の全体を通して、メータは、MEMボタンの押圧のための警報を発する 。MEMボタンが押圧されると、薬品片の完全性の機能が実行される。これによ り反応の判定機能は終了する。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成5年8月27日

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.帯片を収容し、該帯片が体液の成分の濃度を表示するために、体液中の医学 的に重要な成分と薬品が反応したときにもどりが変化する薬品を支持するととも に、両側に主面を有している装置であって、帯片が適切に装置に挿入されたとき に光源から前記薬品への光を案内するとともに、帯片が適切に装置に挿入された ときに前記薬品から光検出器にもどりを案内する通路と、 標準のもどりを発生するタイルと、 前記タイルを、光源からの光を受けて、装置に帯片が挿入されていないときに通 路にそって光検出器に案内される標準もどりを生成する位置から、装置に帯片が 挿入されているときに、帯片によって光源から分離される位置に移動可能に支持 するとともに、タイルに接合する面を有するキャリア本体を含む帯片キャリアと 該キャリアが移動可能に係合するリフトで構成され、前記キャリア及びリフトの 一方が細長いスロットの対を形成し、該スロットの長手側寸法が、装置に対する 帯片の抜き差し時の帯片の移動方向に対して略垂直で、かつ帯片が装置に挿入さ れているときに、帯片の主面に対して略垂直に延長されており、キャリア及びリ フトの他方はスロットに係合する両側に延びたトラニオンを有しており、リフト はさらに装置に帯片が挿入されたときに帯片が係合してトラニオンをスロットに 係合することにより許容される範囲においてリフトをキャリアから離間するよう に移動させて帯片をキャリアとリフト間に挿入することを可能とするキャリアと リフトの入口側端部に設けられた傾斜手段と、装置に帯片が挿入されていない時 に、リフトがキャリアも面に接合するように、リフトをキャリアの対向面に向か って追随的に付勢する手段とを有する手段とによって構成したことを特徴とする 装置。
  2. 2.リフトとタイルの一方は、装置に対する帯片の抜き差し時の移動方向に略垂 直に延びる、対向し、整列された一対の孔を有し、該孔の軸線は、帯片が装置に 挿入されたときに、帯片の主面と略平行に延びており、リフトとタイルの他方は 、タイルとリフトに回動可能に取り付けるために両側より延びる一対の第二のト ラニオンを有している請求の範囲第1項に記載の装置。
  3. 3.前記対向面とタイルは、タイルの面が、装置に帯片が挿入されていない時は キャリアの対向面に対して所定の距離を保持し、装置に帯片が挿入されていると きには、帯片に対して所定の距離を保持するように構成されている請求の範囲第 1項に記載の装置。
  4. 4.帯片キャリア、リフト及びタイルを含む組立体を収容するハウジングを有し 、該ハウジングは、ハウジング内にキャリア、リフト及びタイルを含む組立体が 位置された時に前記対向面から離間し、これと平行の第二の面を有し、リフト及 びタイルは前記対向面と前記第二の面間に位置するように構成され、前記リフト を対向面に向かって追随的に付勢する手段は、圧縮スプリングで構成され、該ス プリングは第二の面及びリフトとタイルの少なくとも一方を支持するようにした 請求の範囲第1項の装置。
  5. 5.ハウジングは、さらに、光源を支持する手段を有し、装置に帯片が適正に挿 入されているときに、光臨からの光を薬品に案内する通路は、前記対向面に形成 され、装置に帯片が挿入されていないときに、前記タイルに対向し、装置に帯片 が適正に挿入されているときに薬品に対向する第一のスロットを有し、該第一の スロットは、装置に帯片が挿入されていない時に、タイルに向かって照射し、装 置に適正に帯片が挿入されているときに薬品に向かって照射する光源の支持手段 に隣接して配置される請求の範囲第1項に記載の装置。
  6. 6.装置に適正に帯片が挿入されている時に、薬品から光検出器に向かってもど りが案内される通路にも第一のスロットを設ける請求の範囲第5項に記載の装置 。
  7. 7.ハウジングは、キャリア、リフト及びタイルを含む組立体がハウジング内に 挿入されているときに、前記対向面に隣接して配置される第三の面を有し、該第 三の面は、キャリア本体に隣接して位置するとともに対向面にほぼ平行に延びて おり、装置に適正に帯片が挿入されている時に、薬品から光検出器に向かっても どりが案内される通路には、第一のスロットに隣接する第三の面に形成される第 二のスロット有している請求の範囲第6項に記載の装置。
  8. 8.ハウジングは、第三の面に対して、微少な角度を持って配置される第四の面 を有し、装置に適正に帯片が挿入されている時に、光源から薬品に向かう光が案 内される通路は、第四の面に第三のスロットを有している請求の範囲第7項に記 載の装置。
  9. 9.第三のスロットは、装置に適正に帯片が挿入されている時に、光源と薬品の 間に位置する請求の範囲第8項に記載の装置。
  10. 10.第一のスロットは、装置に適正に帯片が挿入されている時に、第三のスロ ットと薬品の間に位置する請求の範囲第9項に記載の装置。
  11. 11.第一のスロットは、装置に適正に帯片が挿入されている時に、薬品と検出 器の間に位置する請求の範囲第10項に記載の装置。
  12. 12.第二のスロットは、第一のスロットと検出器間に位置する請求の範囲第1 1項に記載の装置。
  13. 13.第四の面は、装置に適正に帯片が挿入されている時に、光源の支持手段と 薬品間に位置する請求の範囲第8項に記載の装置。
  14. 14.ハウジングは、キャリア、リフト及びタイルを含む組立体がハウジング内 に挿入されているときに、対向面に隣接して位置し、キャリア本体に隣接して位 置するとともに対向面と略平行に延びる第二の面と、装置に帯片が挿入されてい る時に、第二の光源からの光を帯片に向かって案内し、装置に適正に帯片が挿入 されているときに帯片からのもどりを第二の光検出器に案内する第二の通路を有 している請求の範囲第5項に記載の装置。
  15. 15.体液中の医学的に重要な成分の濃度を検出し、そのユーザーに検出された 医学的に重要な成分の濃度を表示する器械に含まれ、該器械は装置を含む器械の 構成部材を収容する器械ケースを有し、該器械の構成部材の一つはプリント回路 基板であり、ハウジングと、第一及び第二の光検出器はプリント回路基板に取り 付けられる請求の範囲第14項に記載の装置。
  16. 16.ハウジングは、キャリア本体に隣接して位置するとともに対向面にほぼ平 行に延びている第三の面を有し、第三の面とキャリア本体の一方には位置決め突 子が設けられ、第三の面とキャリア本体の他方にはキャリア、リフト及びタイル 組み立てられ、その上に支持されるホルダがキャリア、リフト及びタイルの組立 体を摺動挿入することによりケースに組み付けられたときに、キャリア、リフト 及びタイルをハウジング内に正確に位置決めするために前記突子を収容する凹部 とを有している請求の範囲第4項に記載の装置。
  17. 17.突子及び凹部は、ほぼ円錐台形である請求の範囲第16項に記載の装置。
  18. 18.突子が第三の面に設けられている請求の範囲第17項に記載の装置。
  19. 19.体液中の医学的に重要な成分の濃度を検出し、そのユーザーに検出された 医学的に重要な成分の濃度を表示する器械に含まれ、該医学的に重要な成分の濃 度を表示する器械は、ハウジング、リフト、タイル及びキャリアを含む装置の構 成部材を収容するとともに、外側面及び内側面を有し、外側面は器械内の向きが 使用時の向きと成っているときに外側に向かって位置し、内側面が器械内の向き が使用時の向きと成っているときに内側に向かって位置する離脱可能なケース部 分を有するケースを有し、内側面と帯片キャリアの一方には、内側面より離間す る方向に延び、内側面から遠い側の端部近傍で略三角形状に開口するスロットを 規定し、該スロットの後側で閉じる一対の略歯状の部材が設けられており、内側 面と帯片キャリアの他方はウエブ部を有し、該ウエブ部の両側から二つの略平行 なガイドリブと、ウエブ部がスロットに挿入された時に、歯状の部材の遠端間に 規定された三角形の領域の係合する各対のガイドリブ間に設ける突出部が突出し ている請求の範囲第1項に記載の装置。
  20. 20.体液中の医学的に重要な成分の濃度を検出し、そのユーザーに検出された 医学的に重要な成分の濃度を表示する器械に含まれる請求の範囲第1項に記載の 装置。
  21. 21.装置を含む器械の構成部材を収容するとともに、器械の外面を規定し、キ ャリア、リフト及びタイルの組立体を支持し、ハウジングに対して長手方向の摺 動挿脱するためにキャリア、リフト及びタイルを整列、配向する器械ケースを有 し、キャリアが、ハウジングに対するキャリア、リフト及びタイルの組立体の挿 脱のための長手方向の移動方向に延びるウエブ領域と、該ウエブ領域に設けられ 、最切に器械内に突出する側部のロック面と最初に器械より引っ込んでいる側部 の傾斜したカム面を有するた歯とを有し、ホルダは一対の弾性片を有し、ウエブ は指動可能に弾性片間に収容され、弾性片の一方は、傾斜面とロック面を備えた 歯受け部を有し、歯は、歯のロック面を歯受け部のロック面に係合させ、歯の傾 斜面を歯受け部の傾斜面に係合させて、歯受け部と係合する請求の範囲第20項 の器械。
  22. 22.帯片を収容し、該帯片が体液の成分の濃度を表示するために、体液中の医 学的に重要な成分と反応する薬品を支持する装置であって、帯片が装置に挿入さ れたときに光源から前記帯片の光を案内するとともに、帯片が装置に挿入された ときに前記帯片から光検出器にもどりを案内する通路と、第一のもどりを与える ハウジングで構成され、該ハウジングは、光源からの光を受けるとともに、帯片 が装置に挿入されていないときに、通路にそって光検出器に案内される第一のも どりを発生し、ハウジングは、帯片が装置に挿入された時に、光源から分離され 、第一のもどりおよび帯片からのもどりがそれぞれ装置内に帯片が有るか否かを 示すようにしたことを特徴とする装置。
  23. 23.帯片は、両側に主面を有し、帯片からのもどりは、主面のうちの第一の主 面のもどりであり、主面のうちの第二の主面は、第二の帯片からのもどりが第一 の帯片のもどりと異なることによって特徴付けられ、光検出器は、第一の帯片か らのもどりに応じて第一の出力を発生し、第二の帯片からのもどりに応じて異な る出力を発生する請求の範囲第22項に記載の装置。
  24. 24.第二の光源と、第二の光検出器と、帯片が適切に装置に挿入されたときに 第二の光源から薬品への光を案内するとともに、帯片が通切に装置に挿入された ときに前記帯片から第二の光検出器にもどりを案内する通路とを有し、第二の光 検出器は、体液中の医学的に重要な成分の濃度の違いに応じて異なる薬品のもど りに基づいて異なる出力を発生する請求の範囲第23項に記載の装置。
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