JPH06323106A - タービン主蒸気リード管の耐圧試験方法 - Google Patents
タービン主蒸気リード管の耐圧試験方法Info
- Publication number
- JPH06323106A JPH06323106A JP11570493A JP11570493A JPH06323106A JP H06323106 A JPH06323106 A JP H06323106A JP 11570493 A JP11570493 A JP 11570493A JP 11570493 A JP11570493 A JP 11570493A JP H06323106 A JPH06323106 A JP H06323106A
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- Japan
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- lead pipe
- pressure test
- steam lead
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐圧試験用盲栓の取付けを省略し、サイトで
の試験の遂行のために要する作業工数,架構製作工数を
削減すること。 【構成】 主蒸気リ―ド管1は主蒸気止め弁・蒸気加減
弁4とタ―ビン―シング入口部3へ正規の位置へ接続す
る。タ―ビンケ―シング入口部3には耐圧試験治具5を
主蒸気止め弁・蒸気加減弁4には耐圧試験蓋6と耐圧試
験治具7,8をそれぞれ取付ける。さらに、主蒸気リ―
ド管1にも耐圧試験治具9を取付ける。上記の構成で主
蒸気リ―ド管1に水を注入して耐圧試験を行う。
の試験の遂行のために要する作業工数,架構製作工数を
削減すること。 【構成】 主蒸気リ―ド管1は主蒸気止め弁・蒸気加減
弁4とタ―ビン―シング入口部3へ正規の位置へ接続す
る。タ―ビンケ―シング入口部3には耐圧試験治具5を
主蒸気止め弁・蒸気加減弁4には耐圧試験蓋6と耐圧試
験治具7,8をそれぞれ取付ける。さらに、主蒸気リ―
ド管1にも耐圧試験治具9を取付ける。上記の構成で主
蒸気リ―ド管1に水を注入して耐圧試験を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸気タ―ビンの主蒸気系
統で主蒸気リ―ド管の耐圧試験を実施するにあたり、主
蒸気止め弁・蒸気加減弁,主蒸気リ―ド管およびタ―ビ
ン―シング入口部に同時に試験圧力を作用させる耐圧試
験方法に関する。
統で主蒸気リ―ド管の耐圧試験を実施するにあたり、主
蒸気止め弁・蒸気加減弁,主蒸気リ―ド管およびタ―ビ
ン―シング入口部に同時に試験圧力を作用させる耐圧試
験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気工作物の溶接は法律によっ
て規定され、たとえば発電用火力機器に係るボイラ等の
耐圧部及び発電用原子力機器に係る格納容器等につい
て、その溶接部は、通商産業大臣の検査を受け、これに
合格した後でなければこれを使用してはならない旨定め
られており、その溶接検査等は指定された公知機関がこ
れにあたる。
て規定され、たとえば発電用火力機器に係るボイラ等の
耐圧部及び発電用原子力機器に係る格納容器等につい
て、その溶接部は、通商産業大臣の検査を受け、これに
合格した後でなければこれを使用してはならない旨定め
られており、その溶接検査等は指定された公知機関がこ
れにあたる。
【0003】またその検査範囲として蒸気タ―ビンの配
管は管径が150mmφ以上、圧力10kg/cm2 (周溶接
部)以上の現地溶接箇所が対象となっている。このう
ち、主蒸気リ―ド管の耐圧試験はサイトで実施する耐圧
試験であり、従来は図3および図4に示すように主蒸気
リ―ド管1の両端つまり主蒸気止め弁・蒸気加減弁4お
よびタ―ビンケ―シング入口部3に接続する部分に耐圧
試験用盲栓を取付け、主蒸気リ―ド管1単独で実施する
のが普通である。図4は耐圧試験のために下に降ろした
主蒸気リ―ド管1aを支える架構2を示す。
管は管径が150mmφ以上、圧力10kg/cm2 (周溶接
部)以上の現地溶接箇所が対象となっている。このう
ち、主蒸気リ―ド管の耐圧試験はサイトで実施する耐圧
試験であり、従来は図3および図4に示すように主蒸気
リ―ド管1の両端つまり主蒸気止め弁・蒸気加減弁4お
よびタ―ビンケ―シング入口部3に接続する部分に耐圧
試験用盲栓を取付け、主蒸気リ―ド管1単独で実施する
のが普通である。図4は耐圧試験のために下に降ろした
主蒸気リ―ド管1aを支える架構2を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術の方法に
よれば、主蒸気リ―ド管1の両端へ耐圧試験用盲栓を取
付け、主蒸気リ―ド管1を単独で耐圧試験を行うため
に、次のような問題がある。
よれば、主蒸気リ―ド管1の両端へ耐圧試験用盲栓を取
付け、主蒸気リ―ド管1を単独で耐圧試験を行うため
に、次のような問題がある。
【0005】(1)耐圧試験用盲栓の取付け取外し作業
という余分な作業が発生する。 (2)主蒸気リ―ド管の両端へ盲栓を取付けるため、そ
の作業スペ―スを含めて主蒸気リ―ド管を正規位置より
下方へ吊り降す必要が生じ、その仮受架構の据付、撤去
ならびにその架構製作という余分な作業が発生する。
という余分な作業が発生する。 (2)主蒸気リ―ド管の両端へ盲栓を取付けるため、そ
の作業スペ―スを含めて主蒸気リ―ド管を正規位置より
下方へ吊り降す必要が生じ、その仮受架構の据付、撤去
ならびにその架構製作という余分な作業が発生する。
【0006】(3)主蒸気リ―ド管の耐圧試験のために
天井クレ―ンが占有され、周囲作業の工程進捗を阻害す
る。 (4)主蒸気リ―ド管単独の現地耐圧試験のため、その
両端の主蒸気止め弁・蒸気加減弁と、タ―ビンケ―シン
グ入口部の溶接接続部は、耐圧試験を実施したにもかか
わらず代替試験(放射線透過試験)を行う必要がある。
天井クレ―ンが占有され、周囲作業の工程進捗を阻害す
る。 (4)主蒸気リ―ド管単独の現地耐圧試験のため、その
両端の主蒸気止め弁・蒸気加減弁と、タ―ビンケ―シン
グ入口部の溶接接続部は、耐圧試験を実施したにもかか
わらず代替試験(放射線透過試験)を行う必要がある。
【0007】そこで、本発明の目的は耐圧試験用盲栓の
取付けを省略し、サイトでの試験の遂行のために要する
作業工数,架構製作工数を削減するようにしたタ―ビン
主蒸気リ―ド管の耐圧試験方法を提供するものである。
取付けを省略し、サイトでの試験の遂行のために要する
作業工数,架構製作工数を削減するようにしたタ―ビン
主蒸気リ―ド管の耐圧試験方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は蒸気タ―ビンの
主蒸気系統に組込む主蒸気リ―ド管の耐圧試験を実施す
るにあたり、主蒸気止め弁・蒸気加減弁,主蒸気リ―ド
管およびタ―ビン―シング入口部に同時に試験圧力を作
用させて一度に試験するようにしたことを特徴とする。
主蒸気系統に組込む主蒸気リ―ド管の耐圧試験を実施す
るにあたり、主蒸気止め弁・蒸気加減弁,主蒸気リ―ド
管およびタ―ビン―シング入口部に同時に試験圧力を作
用させて一度に試験するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は主蒸気止め弁・蒸気加減弁,主蒸気リ
―ド管およびタ―ビンケ―シング入口部に同時に試験圧
力を作用させる方法であって、主蒸気リ―ド管に耐圧試
験用盲栓を施すことを省略でき、試験の遂行のために要
した作業工数を削減可能である。また、試験の遂行に先
立つ架構製作が不要となり、架構製作工数も削減するこ
とができる。
―ド管およびタ―ビンケ―シング入口部に同時に試験圧
力を作用させる方法であって、主蒸気リ―ド管に耐圧試
験用盲栓を施すことを省略でき、試験の遂行のために要
した作業工数を削減可能である。また、試験の遂行に先
立つ架構製作が不要となり、架構製作工数も削減するこ
とができる。
【0010】
【実施例】図1に本発明の方法を示している。主蒸気リ
―ド管1は、主蒸気止め弁・蒸気加減弁4とタ―ビンケ
―シング入口部3へ正規の位置へ接続する。タ―ビンケ
―シング入口部3には耐圧試験治具5を主蒸気止め弁・
蒸気加減弁4には耐圧試験蓋6と耐圧試験治具7,8を
それぞれ取付ける。さらに、主蒸気リ―ド管1にも耐圧
試験治具9を取付ける。
―ド管1は、主蒸気止め弁・蒸気加減弁4とタ―ビンケ
―シング入口部3へ正規の位置へ接続する。タ―ビンケ
―シング入口部3には耐圧試験治具5を主蒸気止め弁・
蒸気加減弁4には耐圧試験蓋6と耐圧試験治具7,8を
それぞれ取付ける。さらに、主蒸気リ―ド管1にも耐圧
試験治具9を取付ける。
【0011】なお、図中、符号10はタンク、11は水張り
ポンプ、12は水張り元弁を示している。図2はタ―ビン
ケ―シング入口部3で使用する耐圧試験治具5の実施例
を示すもので、連結部材13とプラグ14とから構成され
る。
ポンプ、12は水張り元弁を示している。図2はタ―ビン
ケ―シング入口部3で使用する耐圧試験治具5の実施例
を示すもので、連結部材13とプラグ14とから構成され
る。
【0012】上記のように基準を完了した後に、耐圧試
験を実施する。タンク10に溜めておいた水張りポンプ11
を運転して主蒸気リ―ド管1に注入し、全域に試験圧力
を及ぼす。すべての箇所で漏洩のないことを確認して試
験を終了する。
験を実施する。タンク10に溜めておいた水張りポンプ11
を運転して主蒸気リ―ド管1に注入し、全域に試験圧力
を及ぼす。すべての箇所で漏洩のないことを確認して試
験を終了する。
【0013】
【発明の効果】本発明の方法によれば、主蒸気リ―ド管
の耐圧試験を実施するにあたり、その準備復旧作業とし
て主蒸気リ―ド管の仮受架構の据付撤去が不要であり、
その製作についても省略することが可能になる。これに
より作業工数ならびに架構製作工数を削減することがで
きる。
の耐圧試験を実施するにあたり、その準備復旧作業とし
て主蒸気リ―ド管の仮受架構の据付撤去が不要であり、
その製作についても省略することが可能になる。これに
より作業工数ならびに架構製作工数を削減することがで
きる。
【0014】また、主蒸気リ―ド管の耐圧試験中、天井
クレ―ンを占有することがなく、周辺工程の進捗を妨げ
ることがなくなる。さらに一括してサイトで耐圧試験を
実施することにより代替試験箇所もなくなり、品質向上
を図ることができる。
クレ―ンを占有することがなく、周辺工程の進捗を妨げ
ることがなくなる。さらに一括してサイトで耐圧試験を
実施することにより代替試験箇所もなくなり、品質向上
を図ることができる。
【図1】本発明による耐圧試験を実施するための系統構
成図。
成図。
【図2】タ―ビンケ―シング入口部の耐圧試験治具の一
例を示す構成図。
例を示す構成図。
【図3】従来工法による耐圧試験を実施するための系統
構成図。
構成図。
【図4】従来工法による仮架構の一例を示す斜視図。
【符号の説明】 1 主蒸気リ―ド管 3 タ―ビンケ―シング入口部 4 蒸気止め弁・蒸気加減弁 5,7,8,9 耐圧試験治具 6 耐圧試験蓋 11 水張りポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 蒸気タ―ビンの主蒸気系統に組込む主蒸
気リ―ド管の耐圧試験を実施するにあたり、主蒸気止め
弁・蒸気加減弁,主蒸気リ―ド管およびタ―ビン―シン
グ入口部に同時に試験圧力を作用させて一度に試験する
ようにしたことを特徴とする耐圧試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11570493A JPH06323106A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | タービン主蒸気リード管の耐圧試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11570493A JPH06323106A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | タービン主蒸気リード管の耐圧試験方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323106A true JPH06323106A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14669158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11570493A Pending JPH06323106A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | タービン主蒸気リード管の耐圧試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06323106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010031751A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Hitachi Ltd | 蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法及び排水方法 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11570493A patent/JPH06323106A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010031751A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Hitachi Ltd | 蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法及び排水方法 |
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