JPH06321058A - ワイパ自動制御装置 - Google Patents

ワイパ自動制御装置

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Publication number
JPH06321058A
JPH06321058A JP5135439A JP13543993A JPH06321058A JP H06321058 A JPH06321058 A JP H06321058A JP 5135439 A JP5135439 A JP 5135439A JP 13543993 A JP13543993 A JP 13543993A JP H06321058 A JPH06321058 A JP H06321058A
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sensitivity
wiper
detection
drive
water drop
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JP5135439A
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English (en)
Inventor
Hikari Tanaka
光 田中
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水滴検出手段の検出信号に基づいて、ワイパ
を駆動するワイパモータの駆動感度を、運転者の個人的
感覚に適合するように変更することが可能なワイパ自動
制御装置の提供。 【構成】 ワイパ自動制御装置に感度変更手段20を設
け、感度変更手段20により、ワイパモータ4の駆動感
度を、感度の高い領域では駆動感度の変化率を低く、感
度の低い領域では駆動感度の変化率を高く、非直線的に
変更可能にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両のウィ
ンドシールドガラスに付着した水滴(雨滴,雪等も含
む)を検知したとき、該ウィンドシールドガラスを払拭
するワイパブレードを自動的に払拭作動させるワイパ自
動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にワイパブレードの払拭動作
のオン−オフ及び動作速度の選択は、ワイパスイッチを
手動にて切り換えることにより行なわれていたが、斯か
るワイパスイッチの操作上の煩わしさをなくすため、ワ
イパ駆動装置にウィンドシールドガラスに付着した水滴
を検出する水滴検出手段を設け、ワイパスイッチを常に
自動駆動制御モード位置に切り換え保持しておくことに
より、前記水滴検出手段が水滴を検出したときに、その
検出信号に基づいてワイパブレードの動作(ワイパモー
タの駆動)を自動的に制御するようにしたワイパ自動制
御装置が、特開昭62−178459号公報や特開昭6
1−37560号公報等により提案されている。
【0003】前記水滴検出手段は、水滴量に応じた所定
の電気物理量(電圧または周波数)の変化を得る光学式
または静電容量式等が採用され、通常はウインドシール
ガラスに埋め込まれて該ウインドシールガラスに水滴が
付着した際の光電的変化または静電容量の変化を検出す
るようになっている。前記公報に開示されたものは、こ
の水滴検出手段によりウインドシールドガラスの濡れ度
合いを検出するものであるが、例えば特開昭和62−1
78459号公報に開示された装置では、水滴検出手段
の検出信号の変化量が所定の規定値を越えた時にワイパ
を駆動するように構成している。
【0004】ところが、この公報のような装置では、払
拭後に相当量の雨滴がウインドシールドガラスに付着し
ないとワイパが作動しないため、ワイパによる払拭後に
ウインドシールドガラスに付着する雨滴の量が少ない場
合、例えば雨の降り始め時や雨上がり時において、ワイ
パの作動間隔が長くなり、ウインドシールドガラスに小
量の雨滴が付着した状態が長時間にわたって継続し、こ
の期間において良好な視界が得られないという問題があ
る。
【0005】この点を解決するために、前述のごとくワ
イパの作動間隔が長くなるような場合は、一定間隔で強
制的にワイパを作動させ、これによって良好な視界を確
保すると共に、現在は自動駆動制御モード時であって作
動待機状態であることの注意をドライバに喚起するよう
にしたシステムもすでに提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来のワイパ自動制御装置では、水滴検出手段の検出信
号に基づいてワイパを駆動させるワイパモータの駆動感
度の基準が、予め所定値に設定されていた。この駆動感
度の基準の感覚的な受け取りにはかなりの個人差があ
る。このために、水滴検出手段の検出信号の大きい降雪
時に対応する場合と、該検出信号の小さい霧雨時や雨上
り時の路面からのはね上げしぶきなどに対応する場合
に、それぞれ最適と感じる駆動感度の基準の個人差はか
なり大きい。従って、全ての運転者の感覚に適合した基
準値を一律に設定することは困難であり、ワイパ自動制
御装置を備えた車両でも、運転者は自己の検出感度の基
準に感覚的に適合しない場合には、自動制御モードを選
択しないことが多い。
【0007】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とする所は、水滴検出手段の検出信号
に基づいて、ワイパを駆動するワイパモータの駆動感度
を、運転者の個人的感覚に適合するように任意に変更す
ることが可能なワイパ自動制御装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、車両のウィンドシールドガラスを払拭する
ワイパブレードを駆動するワイパモータと、前記ウィン
ドシールドガラスに付着した水滴を検出する水滴検出手
段と、該水滴検出手段からの検出信号に基づいて前記ワ
イパモータを自動的に駆動制御するモータ駆動制御手段
とを備えたワイパ自動制御装置において、前記ワイパブ
レードの払拭作動後の所定時間内に前記ワイパブレード
の払拭作動が無い場合は前記検出感度を前記通常状態よ
り低下させ、感度変更手段により、前記ワイパモータの
駆動感度を、感度の高い領域では前記駆動感度の変化率
が小さい状態で、感度の低い領域では前記駆動感度の変
化率が大きい状態で、非直線的に変更可能にした。
【0009】
【作用】霧雨や雨上り時の路面からのはね上がりの水滴
に敏感に対応するように、感度変更手段によりワイパモ
ータの駆動感度を高感度側に変更すると、変更操作に対
して小さい変化率で、運転者の感覚に適合した高精度の
駆動感度が設定される。また、雪などに対応する場合、
感度変更手段によりワイパモータの駆動感度を低感度側
に変更すると、変更操作に対して大きい変化率で、運転
者の感覚に適合した比較的低感度の駆動感度が設定され
る。そして、ワイパブレードの払拭作動後の所定時間内
に水滴検出手段からの検出信号に基づいた前記ワイパブ
レードの払拭作動が有る場合は、前記水滴検出手段の検
出感度が通常状態に保持され、前記ワイパブレードの払
拭作動が無い場合は前記検出感度が前記通常状態より低
下する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0011】図1は、本発明に係るワイパ自動制御装置
のブロック構成図であり、同図中、1はワイパ自動制御
装置で、ユニットで構成される信号処理手段2Aと制御
手段2Bを有している。信号処理手段2Aは、入力信号
をアナログ/ディジタル変換し、後述する感度変更手段
20で設定されるワイパモータの駆動感度に基づいて信
号処理し、制御手段は2Bは、本装置1全体を制御する
もので、その出力側には、ワイパモータ駆動回路3が接
続されている。該ワイパモータ駆動回路3の出力側にワ
イパモータ4が接続され、該ワイパモータ4の出力軸に
ワイパ機構5が接続されている。また、ワイパモータ4
に回転位置検出手段30の入力端子が接続してあり、回
転位置検出手段30の出力端子に制御手段2Bが接続し
てある。そして、制御手段2Bによりワイパモータ駆動
回路3を介してワイパモータ4の駆動が、感度変更手段
20で設定される駆動感度に基づいて制御され、該ワイ
パモータ4によりワイパ機構5のワイパブレードが払拭
作動して、図示しない車両のウィンドシールドガラスに
付着した水滴を払拭するようになっている。
【0012】信号処理手段2Aの入力側には、ワイパス
イッチ6,エンジン回転数検出手段7,水滴検出手段
8,車速検出手段9、温度検出手段10及び感度変更手
段20がそれぞれ接続されている。
【0013】ワイパスイッチ6は、前記ワイパブレード
の動作モードを、例えば停止モード(停止位置)、自動
制御モード(自動作動位置)、手動制御モード(低速連
続作動位置、高速連続作動位置、間欠作動位置及び操作
時にワイパブレードを1回または2回のみ動作させるミ
スト作動位置のいずれかに手動にて設定するモード)の
いずれかに切り換え設定するもので、その切換位置に応
じたモード設定信号を出力する。このワイパスイッチ6
は、通常イグニッションスイッチのオン−オフに関係な
くモードを設定する切換位置に保持される。
【0014】エンジン回転数検出手段7は、エンジンの
回転数を検出して、その検出信号を出力する。水滴検出
手段8は、車両のウィンドシールドガラス外表面のワイ
パブレード払拭範囲内に付着した水滴を検出して、その
検出信号を出力する。この水滴検出手段8の検出感度は
運転者の好みに合わせて変えることができるようになっ
ている。また、ワイパブレードの払拭作動後の所定時間
内に水滴検出手段8からの検出信号に基づいた前記ワイ
パブレードの払拭作動が有る場合、該水滴検出手段8の
検出感度は通常状態に保持され、前記ワイパブレードの
払拭作動が無い場合、前記検出感度は前記通常状態より
低下するようになっている。
【0015】車速検出手段9は、車両の走行速度を検出
して、その検出信号を出力する。温度検出手段10は前
記ウィンドシールドガラス付近の外気温度を検出して、
その検出信号を出力する。
【0016】また、感度変更手段20は可変抵抗器で構
成され、つまみを操作してその抵抗値を変化させること
により、水滴検出手段8の検出信号に基づいて行われる
ワイパモータ駆動回路3によるワイパモータ4の駆動感
度の基準レベルが変更されるようにしてある。
【0017】図4はワイパスイッチ6と感度変更手段2
0部分の斜視図であり、ワイパスイッチ6は、同図で矢
印方向にノブを回動させて、停止モード、自動制御モー
ド、手動制御モードの切換を行うようにしてある。この
ワイパスイッチ6に感度変更手段20のつまみが同軸的
に組み付けてあり、該つまみを回動させると感度変更手
段20の抵抗値が変化するようにしてある。
【0018】図5は感度変更手段の操作により設定され
るワイパモータの駆動感度の基準レベルを定める相対比
較判定値△Vsの特性図である。同図に示すように、実
施例では、感度変更手段20のつまみを操作して、駆動
感度が高くなる方向に抵抗値を変更する場合には、相対
比較判定値△Vsの変化率は小さく、駆動感度が低くな
る方向に抵抗値を変更する場合には、相対比較判定値△
Vsの変化率は大きくなるように、非直線的の特性にし
てある。このような特性にしてあるために、霧雨や雨上
り時の路面からのはね上がりに対応する場合は、駆動感
度が高くなる方向に感度変更手段20の撮みを操作し
て、微妙で高精度の駆動感度の設定をし、雪などに対応
する場合は、駆動感度が小さくなる方向に感度変更手段
20のつまみを操作して、比較的荒い感度設定をし、運
転者の感覚に適合したワイパ駆動条件を選択することが
可能になっている。
【0019】制御手段2Bの出力側にはインジケータ1
1が接続されている。このインジケータ11は、ワイパ
スイッチ6が自動制御モード位置にあるとき点灯して、
運転者に自動制御モードであることを知らせる。また、
インジケータ11は、水滴検出手段8の検出感度が通常
状態より低下したとき減光して、運転者に検出感度が低
下したことを知らせる。
【0020】本発明のワイパ自動制御装置1は、イグニ
ッションスタートモード、オートスタートモード、主制
御モード及び2種の待機モード(I)(II)の制御を行
なうようになっている。これらのモード時における水滴
検出感度は、後述する手法によって設定され、イグニッ
ションスタートモードは水滴感度(1)に、オートスタ
ートモード及び主制御モードは水滴感度(2)に、待機
モード(I)は水滴感度(3)に、待機モード(II)は
水滴感度(4)にそれぞれ設定される。なお、検出感度
のプライオリテイは、主制御モード>待機モード(I)
>待機モード(II)となる。
【0021】図3は、図1に示した本発明のワイパ自動
制御装置の要部詳細図であり、同図中、11は車両で、
そのボディにはウインドシールドガラス12の外面を払
拭するワイパブレード5A、5Bが設けられている。ウ
インドシールドガラス12の内面には、ワイパブレード
5A、5Bの払拭範囲内に位置して水滴検出手段である
雨滴センサ8が設けられている。
【0022】この雨滴センサ8は、前述したようにウイ
ンドシールドガラス12に付着した水滴を検出するもの
で、前記水滴量に応じた所定の電気物理量(電圧または
周波数)の変化を得る光学式または静電容量式等が採用
される。雨滴センサ8の検出信号は信号処理手段(A/
Dコンバータ)2AによりA/D変換され、信号処理が
施された後、制御手段2Bに入力される。
【0023】この制御手段2Bは、信号処理手段2Aか
ら入力する水滴検出信号に基づいて後述するワイパモー
タの駆動及び停止を制御するものである。制御手段2B
にはワイパブレード5A、5Bを高速(Hi)作動させ
るための高速側リレー13と、ワイパブレード5A、5
Bを低速(Lo)作動させるための低速側リレー14が
接続されている。これらの両リレー13,14はミスト
動作モード(ワイパブレード5A、5Bが1回のみ払拭
動作するモード)を設定するミストスイッチ15を介し
てワイパモータ4に接続されている。
【0024】また、制御手段2Bにはタイミングプレー
ト4Aが接続されている。そして、制御手段2Bからの
制御信号により、高速側リレー13または低速側リレー
14に通電されると、ワイパモータ41はタイミングプ
レート4Aによって所定角度分通電されて、ワイパブレ
ード5A、5Bを1回払拭動作させるようになってい
る。
【0025】なお、図3中、16は自動制御モードを設
定するオートスイッチで、これはミストスイッチ15と
共に、1つのワイパスイッチとして集約されている。ま
た、17はバッテリで、イグニッションスイッチ18を
介して制御手段2B、リレー13,14、ワイパモータ
4及びタイミングプレート4Aにそれぞれ接続されてい
る。また、制御手段2Bとタイミングプレート4Aとの
接続ラインには高速側リレー13が接続されている。更
に、両リレー13,14は互いに接続されている。
【0026】図2は、実施例の信号処理手段2A部分の
構成を示すブロック図であり、水滴検出手段8の出力端
子は、変換器29及びバッファ21を介してAD変換器
22に接続してあり、AD変換器22の出力端子には、
ピーク検出手段23と比較器24の一方の入力端子が接
続してある。一方、感度変更手段20からの基準信号
が、バッファ25を介してAD変換器26に入力されて
おり、このAD変換器26の出力端子はマップ検索手段
27の入力端子に接続してあり、マップ検索手段27の
出力端子は、引算回路28の一方の入力端子に接続して
ある。また、ピーク検出手段23の出力端子が、引算回
路28の他方の入力端子に接続してある。そして、引算
回路28の出力端子が、比較器24の他方の入力端子に
接続してある。
【0027】図12は信号処理手段の動作を説明するタ
イムチャートであり、ここで、本発明のワイパ自動制御
装置での駆動感度の変更動作について説明する。
【0028】感度変更手段20を操作して所望の抵抗値
を設定すると、該抵抗値に対応する電気信号が、バッフ
ァ25を介してAD変換器26に入力されてAD変換さ
れる。AD変換された電気信号は、マップ索引手段27
に入力され、予め格納されているマップに基づいて相対
比較判定値△Vsに変換され、この相対比較判定値△V
sが、引算回路28の一方の入力端子に入力される。
【0029】一方、水滴検出手段8の出力は変換器29
で電気信号に変換され、得られたセンシング信号Vs
は、バッファ21を介してAD変換器22に入力されA
D変換される。AD変換されたセンシング信号は、2m
secごとのリセツト信号に同期してピーク検出手段2
3でピークホールドされ、得られたセンサ処理信号Vs
maxが、引算回路28の他方の入力端子に入力され
る。そして、引算回路28では、センサ処理信号Vsm
axと相対比較判定値△Vsとの差演算Vsmax−△
Vsが行われ、比較回路24からはセンシング信号Vs
が、Vsmax−△Vを越えて変化すると比較判定パル
スが出力されて制御手段2Bに入力される。制御手段2
Bでは、この比較判定パルスが連続して5回発生する
と、制御手段2Bによりワイパモータ駆動回路3が駆動
されワイパの払拭動作が行われる。
【0030】このようにして、運転者は感度変更手段2
0を操作して、所望の駆動感度位置を選択し該駆動感度
に基づいてワイパを自己の感覚に適合した状態で駆動さ
せることが可能になる。この場合、図5に示すように、
感度変更手段20の可変抵抗範囲と設定される相対比較
判定値△Vsとは非直線的な関係があり、高感度側では
駆動感度の変化率が小さくて微妙な調整が可能で、低感
度側では駆動感度の変化率が大きくて比較的荒い調整が
行われる。このために、霧雨などで高感度に設定する時
と、雪などで低感度に設定する時の、一般の運転者のワ
イパ駆動の感覚に沿った駆動感度の設定が可能である。
このようにして設定される駆動感度により、ワイパブレ
ードの各動作モードでの払拭動作が行われる。また、こ
の駆動感度はワイパーブレードの払拭動作中にも変更す
ることができる。
【0031】次に、本発明のワイパ自動制御装置1の制
御動作を図1及び図3と共に、図6〜図10に基づき説
明する。
【0032】まず、イグニッションスタートモードにお
ける制御手順を図6のフローチャートに基づき説明す
る。
【0033】ワイパスイッチ6が自動制御モード位置
(オートスタートモード位置)にある状態でイグニッシ
ョンスイッチ18をオンするとステップ200のイグニ
ッションスタートモードに入る。そして、まず、ステッ
プ201で、ウィンドシールドガラス12付近の外気温
度が所定値以上か否かを判別し、所定値以上であれば、
ステップ202に進んでエンジン始動後の第1の所定時
間(例えば1秒)内か否かを判別し、第1の所定時間内
であれば、ステップ204に進んで、水滴検出手段(雨
滴センサ)8に基づく水滴検出(1)が有るか否かを判
別する。また、前記ステップ201で、ウィンドシール
ドガラス12付近の外気温度が所定値以上でないと判別
されたとき及び前記ステップ202で、エンジン始動後
の第1の所定時間内でないと判別されたときは、いずれ
もステップ203に進んで車両走行開始後の第2の所定
時間(例えば30秒)内か否かを判別し、該第2の所定
時間内であれば前記ステップ204に進む。
【0034】そして、このステップ204において、水
滴検出(1)が有ればステップ205へ進んでオートス
イッチ16がオンか否かを判別し、オンであれば、ステ
ップ206へ進んで、ワイパブレード5A、5Bの払拭
作動が行なわれた後、後述する図7のステップ304に
移り、オートスタートモードに入る。
【0035】なお、前記ステップ203で車両走行開始
後の第2の所定時間内でないと判別されたときと、前記
ステップ204で水滴検出手段8の検出信号に基づく水
滴検出(1)がないと判別されたとき及び前記ステップ
205でオートスイッチがオンでないと判別されたとき
は、いずれも前記ステップ201に戻る。
【0036】次に、このオートスタートモードの制御手
順を図7のフローチャートに基づき説明する。
【0037】まず、ステップ301でオートスイッチ6
がオンか否かを判別し、オンであればステップ302に
進んで運動者より手動制御モードのミスト操作があるか
否かを判別し、あればステップ304に進んでインジケ
−タを点灯した後、ステップ305のオートスタートモ
ードに入る。手動制御モードのミスト操作があった場合
は当然その操作にあわせてワイパブレードは1回または
2回動作している。
【0038】また、前記ステップ301でオートスイッ
チ6がオンでないと判別されたとき及び前記ステップ3
02でミスト操作がないと判別されたときは、いずれも
ステップ303に進んでオートスイッチ6がオンからオ
フに切り換わったか否かを判別し、オンに切り換われば
前記ステップ304に進み、オンに切り換わらなけれ
ば、前記ステップ301に戻る。
【0039】そして、前記ステップ305のオートスタ
ートモードに入ると、次のステップ306に進んで、次
のステップ307の第3、第4の所定時間を計測するタ
イマをスタートする。次いで、ステップ307に進んで
オートスタートモード導入後の第3の所定時間(例えば
T+30秒)+第4の所定時間(例えば90秒)が経過
したか否かを判別し、経過しなければステップ312に
進んで、水滴検出手段8に基づく水滴検出(2)が有っ
たか否かを判別する。
【0040】水滴検出(2)が無ければ前記ステップ3
07に戻り、水滴検出(2)が有れば、ステップ313
に進んでワイパブレード5A,5Bを払拭作動した後、
前記ステップ307に戻る。
【0041】一方、前記ステップ307で第3の所定時
間+第4の所定時間が経過したと判別されると、ステッ
プ308に進み、前記第3の所定時間経過後、第4の所
定時間内にワイパブレード5A,5Bの払拭作動が有っ
たか否かを判別し、有れば後述する主制御モードに移行
する。
【0042】また、前記ステップ308でワイパブレー
ド5A,5Bの払拭作動がないと判別されたときは、ス
テップ309に進んでインジケータを消灯し、次のステ
ップ310で自動制御モードを解除する。
【0043】即ち、オートスタートモードにて、そのモ
ード導入直後から所定の短時間(第3の所定時間)と所
定の中時間(第4の所定時間)とに分けて、オートスタ
ートモード導入初期の第3の所定時間の検出(または払
拭作動)については、停車時におけるウィンドシールド
ガラス12への付着水を検出し、車両運転開始後、停車
中ウィンドシールドガラスに付着した水をワイパブレー
ドの払拭動作で除去した後は、ワイパブレード5A,5
Bによる払拭の継続の必要性がないので、自動制御モー
ドを解除する。
【0044】一方、オートスタートモード導入後半の第
4の所定時間(または払拭作動)の検出については、払
拭の継続の必要性のある天候、即ち雨天として、主制御
モードへ移行させるものである。
【0045】このように、払拭の継続の必要性のない場
合は、自動制御モードを解除するため、水滴以外の物体
の影響によるワイパブレード5A,5Bの誤動作を防止
できる。
【0046】次に、主制御モードの制御手順を図8のフ
ローチャートに基づき説明する。
【0047】ステップ400の主制御モードに入ると、
まず、ステップ401で後述するステップ405の第5
の所定時間を計測するタイマをセットした後、次のステ
ップ402に進む。そして、このステップ402で水滴
検出手段8の検出信号に基づく水滴検出(2)が有った
か否かを判別し、有ればステップ403に進んで、ワイ
パブレードによる払拭作動を行い、前記ステップ401
でセットしたタイマをリセットした後(ステップ40
4)、前記ステップ401に戻る。また前記ステップ4
02で水滴検出(2)が無いと判別されたときは、ステ
ップ405に進んで運転者によるミスト操作有か否かが
判別され、ミスト操作があれば運転者がワイパーモータ
の駆動感度のアップを要求しているものと判断して、該
駆動感度を上げて(ステップ407)前記ステップ40
0に戻り、ミスト作動がなければステップ406に進
む。このステップ406ではワイパブレードの払拭作動
が無くなってから第5の所定時間(例えば約2分)経過
したか否かを判別し、経過しなければ前記ステップ40
2に戻り、経過すれば後述する水滴検出手段8の検出感
度が主制御モード時より1段低い待機モード(I)に移
行する。
【0048】次に、待機モード(I)の制御手順を図9
のフローチャートに基づき説明する。
【0049】この待機モード(I)においては、水滴検
出手段8の検出感度は、主制御モードのときの検出感度
より1段階低下する。
【0050】ステップ500の待機モード(I)に入る
と、まず、ステップ501で後述するステップ506の
第6の所定時間を計測するタイマをセットした後、次の
ステップ502に進んで水滴検出手段8に基づく水滴検
出(3)が有ったか否かを判別し、有ればステップ50
3に進む。このステップ503でワイパブレードを払拭
作動した後、ステップ504に進んで前記ステップ50
1でセットしたタイマをリセットして、前述した主制御
モードに移行する。
【0051】一方、前記ステップ502で水滴検出手段
8の検出信号に基づく水滴検出がないと判別されたとき
は、ステップ505に進み、ミスト操作有か否かを判別
する。ミスト操作があれば前述した主制御モードに移行
し、ミスト操作がなければステップ506に進む。
【0052】このステップ506では、ワイパブレード
の払拭作動が無くなってから第6の所定時間(例えば約
5分)経過したか否かを判別し、経過すれば後述する如
く水滴検出手段8の検出感度が待機モード(I)のとき
より更に1段低い待機モードに移行する。また前記ステ
ップ506で第6の所定時間経過しなければ前記ステッ
プ502に戻る。
【0053】このように、待機モード(I)において、
ワイパブレードが払拭作動したとき及び運転者によるミ
スト操作を検出したときは、いずれも払拭の継続の必要
性があるものとして、検出感度の1段高い主制御モード
に直ちに移行するので、雨降り始め等天候の変化による
払拭の継続の必要性に迅速に対処でき、視界を良好に確
保することができる。
【0054】また、払拭作動が無くなってから第6の所
定時間経過しても次の払拭作動が無ければ、払拭の継続
の必要性がないものとして、更に検出感度の1段低い待
機モードに移行するので、より一層水滴以外の物の影響
によるワイパブレードの誤動作を防止できる。
【0055】次に、待機モード(II)の制御手順を図1
0のフローチャートに基づき説明する。
【0056】この待機モード(II)における水滴検出手
段8の検出感度は、待機モード(I)における検出感度
より1段低下する。
【0057】ステップ600の待機モード(II)に入る
と、まず、ステップ601で水滴検出手段8に基づく水
滴検出(4)が有ったか否かを判別し、有ればステップ
602に進む。このステップ602でワイパブレードを
払拭作動した後、前述した待機モード(I)に移行す
る。
【0058】一方、前記ステップ601で水滴検出手段
8の検出信号に基づく水滴検出が無いと判別されたとき
は、ステップ604に進んでミスト操作有か否かを判別
し、ミスト作動があれば、待機モード(I)に移行す
る。
【0059】また、前記ステップ604でミスト操作が
ないと判別されたときは、前記ステップ601に戻る。
【0060】このように待機モード(II)においてワイ
パブレードが払拭作動したときは、直ちに水滴検出手段
8の検出感度が1段高い待機モード(I)に移行するか
ら、前記同様に払拭の継続の必要性に迅速に対処でき
る。
【0061】図11は各部のタイミングを示すタイミン
グチャートである。同図において(a)はイグニッショ
ンスイッチ、(b)はスタータ、(c)は車速、(d)
は第1の所定時間、(e)は第2の所定時間、(f)は
水滴検出手段8の検出信号に基づくワイパブレード払拭
作動、(g)は第3の所定時間、(h)は第4の所定時
間、(i)は車速、(j)は水滴検出手段8の検出信号
に基づくワイパブレードの払拭作動である。
【0062】なお、図11(b)の第3の所定時間にお
けるTの部分は、車両走行開始により短縮され、時間制
限が無い。
【0063】また、図12は、水滴検出手段8の検出信
号をレベル(検出量)の大小として見た場合のグラフで
あり、同図中、縦軸は水滴検出手段8の検出量を、横軸
は検出感度をそれぞれ示す。また、「スタンバイ」は非
検出状態を意味している。また、絶対値2は雨量最大、
絶対値3は雨量最小、絶対値1は、雨量が絶対値2と絶
対値3との中間となる。
【0064】水滴検出手段8の上述した各モード中にお
ける検出感度の重み付けは次の通りである。
【0065】(1)主制御モードにおける水滴検出
(2)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1または2)を下まわったとき、または絶対値(1ま
たは2)を下まわったとき、検出信号を出力するように
する。
【0066】(2)待機モード(I)における水滴検出
(4)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較値
(1)を下まわると共に検出ディレーを付加し且つヒス
分を付加したとき、または絶対値(1または2)を下ま
わると共に車両が走行状態にあるとき、それぞれ検出信
号を出力するようにする。
【0067】(3)待機モード(II)における水滴検
出(4)の設定は、所定の電気物理量に対し、相対比較
値(1)を下まわると共に検出ディレーを付加し且つヒ
ス分を付加したとき、または絶対値(1または2)を下
まわると共に車両が走行状態にあるとき、それぞれ検出
信号を出力するようにする。
【0068】このように、実施例に係るワイパ自動制御
装置によれば、感度変更手段20を操作して、水滴検出
手段8の検出信号に対するワイパブレードの払拭動作の
駆動感度を、運転者の感覚に適合した値に変更設定する
ことができると共に、ワイパブレードの払拭作動後の所
定時間内に水滴検出手段8からの検出信号に基づいた前
記ワイパブレードの払拭作動が有る場合は前記水滴検出
手段8の検出感度が通常状態に保持され、前記ワイパブ
レードの払拭作動が無い場合は前記検出感度が前記通常
状態より低下した状態へ移行し、この状態時に、ミスト
動作モードが設定された場合、または水滴検出手段8の
検出信号に基づいて、ワイパモードの払拭作動が行われ
た場合に、該状態より検出感度の高い状態へ移行するの
で、払拭の継続の必要性のないときにおける水滴以外の
影響によるワイパブレードの誤動作を未然に防止でき
る。さらに、天候の変化等において、ワイパブレードの
払拭動作の継続を必要とするときは、これに直ちに対処
でき、例えば雨降り始め時において、前述した一定感覚
で強制的にワイパブレードを作動させるシステムを用い
なくても良好な視界を確保できる。なお、上記実施例に
おいて、ワイパーモータの駆動感度を上げる方法として
は、図4の感度変更手段20であってもよいし、図8の
ステップ407のミスト操作によるものであってもよ
い。
【0069】
【発明の効果】以上の如く本発明のワイパ自動制御装置
によれば、水滴検出手段の検出信号に対するワイパブレ
ードの払拭動作の駆動感度を運転者の感覚に適合した値
に変更設定して、快適なワイパ駆動を行わせることがで
きると共に、ワイパブレードの払拭動作後の所定時間内
の水滴検出手段からの検出信号の有無により、水滴検出
手段の検出感度が異なる値に設定され、払拭の継続の必
要性がない時の水滴以外の影響によるワイパブレードの
誤動作を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るワイパ自動制御装置の
ブロック構成図である。
【図2】同装置の信号処理手段の構成を示すブロック図
である。
【図3】同装置の要部詳細図である。
【図4】同装置のワィパスイッチと感度変更手段との斜
視図である。
【図5】同装置の感度変更手段の特性図である。
【図6】同装置におけるイグニッションスタートモード
の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】同装置におけるオートスタートモードの制御手
順を示すフローチャートである。
【図8】同装置における主制御モードの制御手順を示す
フローチャートである。
【図9】同装置における待機モード(I)の制御手順を
示すフローチャートである。
【図10】同装置における待機モード(II)の制御手順
を示すフローチャートである。
【図11】同装置における各部のタイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図12】同装置における感度変更手段による感度設定
に基づくワイパの駆動動作を示すタイムチャートであ
る。
【図13】同装置における水滴検出手段の検出信号をレ
ベルの大小として見た場合のグラフである。
【符号の説明】
1 ワイパ自動制御装置 2A 信号処理手段 2B 制御手段 5 ワイパ機構 8 水滴検出手段 20 感度変更手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のウィンドシールドガラスを払拭す
    るワイパブレードを駆動するワイパモータと、前記ウィ
    ンドシールドガラスに付着した水滴を検出する水滴検出
    手段と、該水滴検出手段からの検出信号に基づいて前記
    ワイパモータを自動的に駆動制御するモータ駆動制御手
    段とを備えたワイパ自動制御装置において、前記ワイパ
    ブレードの払拭作動後の所定時間内に前記ワイパブレー
    ドの払拭作動が無い場合は前記検出感度を前記通常状態
    より低下させ、感度変更手段により、前記ワイパモータ
    の駆動感度を、感度の高い領域では前記駆動感度の変化
    率が小さい状態で、感度の低い領域では前記駆動感度の
    変化率が大きい状態で、非直線的に変更可能にしたこと
    を特徴とするワイパ自動制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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