JPH0627538Y2 - 引き出し式カートン - Google Patents
引き出し式カートンInfo
- Publication number
- JPH0627538Y2 JPH0627538Y2 JP11480689U JP11480689U JPH0627538Y2 JP H0627538 Y2 JPH0627538 Y2 JP H0627538Y2 JP 11480689 U JP11480689 U JP 11480689U JP 11480689 U JP11480689 U JP 11480689U JP H0627538 Y2 JPH0627538 Y2 JP H0627538Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- plate
- outer box
- inner box
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cartons (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は外箱の上部をスライドすることによって中箱の
頭部を折り曲げてカートンを幅広く開口することが出来
る引き出し式カートンに関するものである。
頭部を折り曲げてカートンを幅広く開口することが出来
る引き出し式カートンに関するものである。
〈従来の技術〉 従来のこの種のカートンとしては本件出願人が開発した
実公昭56-47049号広報に示す如き技術がある。
実公昭56-47049号広報に示す如き技術がある。
この技術は箱全体を一重の外箱で構成すると共にその一
部を折曲重合することによって二重に構成し、かつその
カートンの頭部を折曲開口するように構成したものであ
る。
部を折曲重合することによって二重に構成し、かつその
カートンの頭部を折曲開口するように構成したものであ
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 然るに上述の従来のカートンは単に頭部が折曲開口する
に過ぎないので、収納商品の全体を取り出し易く露出す
ることが困難であり、かつ外箱の一部を内方に折り込み
二重にするので構造は複雑で組立構成が困難である等の
問題があった。
に過ぎないので、収納商品の全体を取り出し易く露出す
ることが困難であり、かつ外箱の一部を内方に折り込み
二重にするので構造は複雑で組立構成が困難である等の
問題があった。
本考案は従来のこれ等の欠点に鑑み開発された全く新規
な技術に関するものである。
な技術に関するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、頭部を下方に折り曲げることが出来る底板を
中心にその周りに側板及び妻板を起立すると共に上板及
びカバー板を底板の上方に被覆してなるケース状の中箱
と、この中箱の上部と下部とに夫々嵌合し得る筒状の上
部外箱と下部外はことよりなる引き出し式カートンに於
いて、前記下部外箱を中箱の下部に嵌着固定し、かつ上
部外箱を中箱の上部に摺動自在に被覆し、かつ中箱の底
面と上部外箱の内部とに相互に噛合係止し得る折曲係止
片を夫々設けて構成したことを特徴とした引き出し式カ
ートンである。
中心にその周りに側板及び妻板を起立すると共に上板及
びカバー板を底板の上方に被覆してなるケース状の中箱
と、この中箱の上部と下部とに夫々嵌合し得る筒状の上
部外箱と下部外はことよりなる引き出し式カートンに於
いて、前記下部外箱を中箱の下部に嵌着固定し、かつ上
部外箱を中箱の上部に摺動自在に被覆し、かつ中箱の底
面と上部外箱の内部とに相互に噛合係止し得る折曲係止
片を夫々設けて構成したことを特徴とした引き出し式カ
ートンである。
〈作用〉 本考案に係るカートンに於いては中箱に上下に二つ割り
した外箱を被覆すると共に外箱の下部を中箱に固定した
ので、外箱の上部のみを中箱に沿ってスライドすること
が出来、かつ中箱の頭部を折り曲げ自在にすると共にそ
の中箱の頭部底面に折曲係止片を設けると共にこの中箱
の底面に接触する外箱の上部内面に折曲係止片を設けて
構成したので、外箱の上部を中箱に沿ってスライドする
ことによって外箱の上部を中箱に沿ってスライドするこ
とによって外箱の折曲係止片と中箱の折曲係止片とを夫
々相互に噛合することが出来、更に外箱を中箱に沿って
スライドすることによって外箱の上部と中箱の頭部とを
一体的に下方に折り曲げ、これによって中箱の頭部を幅
広く開口することが出来る。
した外箱を被覆すると共に外箱の下部を中箱に固定した
ので、外箱の上部のみを中箱に沿ってスライドすること
が出来、かつ中箱の頭部を折り曲げ自在にすると共にそ
の中箱の頭部底面に折曲係止片を設けると共にこの中箱
の底面に接触する外箱の上部内面に折曲係止片を設けて
構成したので、外箱の上部を中箱に沿ってスライドする
ことによって外箱の上部を中箱に沿ってスライドするこ
とによって外箱の折曲係止片と中箱の折曲係止片とを夫
々相互に噛合することが出来、更に外箱を中箱に沿って
スライドすることによって外箱の上部と中箱の頭部とを
一体的に下方に折り曲げ、これによって中箱の頭部を幅
広く開口することが出来る。
カートンの開口部を元の状態に閉鎖する際には外箱の上
部と中箱の頭部とを水平状態に保ち、外箱の上部を下部
に向かってスライドすることによって簡単に元の状態に
戻して閉鎖することが出来る。
部と中箱の頭部とを水平状態に保ち、外箱の上部を下部
に向かってスライドすることによって簡単に元の状態に
戻して閉鎖することが出来る。
〈実施例〉 図により本考案に係るカートンの一実施例を具体的に説
明すると、第４図に於いて、１は中箱Ａのブランク板で
あって、底板２の左側には妻板３、左端縁に切欠部ａを
有する上板４が順に連設され、又底板２の右側には妻板
５及びカバー板６が順に連設され、更にこれ等の底板
２，上板４，妻板５、及びカバー板６の両側には夫々側
板２ａ，４ａ，５ａ，６ａが連設され、かつ底板２及び
側板２ａの右側部には折曲線ｂが設けられ、又妻板５の
中央部には裏側に折り曲げることが出来る折曲係止片ｃ
が穿設されている。
明すると、第４図に於いて、１は中箱Ａのブランク板で
あって、底板２の左側には妻板３、左端縁に切欠部ａを
有する上板４が順に連設され、又底板２の右側には妻板
５及びカバー板６が順に連設され、更にこれ等の底板
２，上板４，妻板５、及びカバー板６の両側には夫々側
板２ａ，４ａ，５ａ，６ａが連設され、かつ底板２及び
側板２ａの右側部には折曲線ｂが設けられ、又妻板５の
中央部には裏側に折り曲げることが出来る折曲係止片ｃ
が穿設されている。
11は外箱の下部Ｂのブランク板であり、前記中箱Ａの底
板２の外側に当接し得る下底板12の上方に、横折曲線を
介して側板12ａ，上板14，側板12ａ，貼着片16を順に連
設し、かつ下底板12と上板14との左側縁に縦折曲線を介
して外妻板15と内妻板13とを連設することによって構成
されている。
板２の外側に当接し得る下底板12の上方に、横折曲線を
介して側板12ａ，上板14，側板12ａ，貼着片16を順に連
設し、かつ下底板12と上板14との左側縁に縦折曲線を介
して外妻板15と内妻板13とを連設することによって構成
されている。
また、21は外箱の上部Ｃのブランク板であり、前記中箱
Ａの底板２の外側に当接し得る上底板22の上方に横折曲
線を介して側板22ａ，上板24，側板22ａ，貼着片26を順
に連設し、前記上底板22の両側縁に縦折曲線を介して、
折曲係止片27を内妻板23とを連設し、かつ上板24の右側
縁に縦折曲線を介して外妻板25を連設することによって
構成されている。
Ａの底板２の外側に当接し得る上底板22の上方に横折曲
線を介して側板22ａ，上板24，側板22ａ，貼着片26を順
に連設し、前記上底板22の両側縁に縦折曲線を介して、
折曲係止片27を内妻板23とを連設し、かつ上板24の右側
縁に縦折曲線を介して外妻板25を連設することによって
構成されている。
本考案に係るカートンの組立構成に当たっては第５図、
第１図及び第２図に示す如く、中箱Ａの底板２を中心に
して妻板３，５及び側板２ａ，５ａを起立し、上板４及
びカバー板６を夫々底板２の上方に水平に折り曲げ、か
つ折曲係止片ｃを底板２の裏面に湾曲し、次に外箱の下
部Ｂ及び上部Ｃを夫々下底板12及び上底板22を中心に折
り曲げながら貼着して筒状ケースを構成し、かつ外箱の
上部Ｃの折曲係止片27を筒状ケース内に湾曲し、この状
態で前記中箱Ａの周りに外箱の下部Ｂ及び上部Ｃを被覆
し、更に外箱の下部Ｂを中箱Ａに固定することによって
全体を組立構成することが出来る。
第１図及び第２図に示す如く、中箱Ａの底板２を中心に
して妻板３，５及び側板２ａ，５ａを起立し、上板４及
びカバー板６を夫々底板２の上方に水平に折り曲げ、か
つ折曲係止片ｃを底板２の裏面に湾曲し、次に外箱の下
部Ｂ及び上部Ｃを夫々下底板12及び上底板22を中心に折
り曲げながら貼着して筒状ケースを構成し、かつ外箱の
上部Ｃの折曲係止片27を筒状ケース内に湾曲し、この状
態で前記中箱Ａの周りに外箱の下部Ｂ及び上部Ｃを被覆
し、更に外箱の下部Ｂを中箱Ａに固定することによって
全体を組立構成することが出来る。
本考案に係るカートンの使用に当たっては第１図乃至第
３図及び第６図乃至第８図に示す如く、外箱の上部Ｃを
中箱Ａの頭部方向にスライドすると、中箱Ａの底面に折
り曲げられた折曲係止片ｃと外箱上部Ｃの内方に折り曲
げられた折曲係止片27とが自動的に相互に噛合され、こ
れによって中箱Ａの底板２を折曲線ｂに於いて折り曲げ
て外箱の上部Ｃと中箱Ａの頭部とを一体的に自然と下方
に折り曲げ、中箱Ａの頭部を全面的に幅広く開口して収
納物Ｇを取り出すことが出来る。
３図及び第６図乃至第８図に示す如く、外箱の上部Ｃを
中箱Ａの頭部方向にスライドすると、中箱Ａの底面に折
り曲げられた折曲係止片ｃと外箱上部Ｃの内方に折り曲
げられた折曲係止片27とが自動的に相互に噛合され、こ
れによって中箱Ａの底板２を折曲線ｂに於いて折り曲げ
て外箱の上部Ｃと中箱Ａの頭部とを一体的に自然と下方
に折り曲げ、中箱Ａの頭部を全面的に幅広く開口して収
納物Ｇを取り出すことが出来る。
収納物Ｇを取り出した後は外箱の上部Ｃと中箱Ａの頭部
とを水平状態に保ちながら外箱の上部Ｃを下部Ｂに向か
ってスライドすることによって簡単に元の状態に戻して
閉鎖することが出来る。
とを水平状態に保ちながら外箱の上部Ｃを下部Ｂに向か
ってスライドすることによって簡単に元の状態に戻して
閉鎖することが出来る。
〈考案の効果〉 本考案に係るカートンは上述の如き構造と作用とを有す
るので、全体の構造が簡単であり、かつコンパクトに構
成することが出来、更に外箱の上部を中箱に沿ってスラ
イドすることによってこの外箱及び中箱に設けた係止片
を相互に噛合させながら両者を中箱の底板の折曲線に沿
って下方向に自動的に折り曲げ、これによってカートン
の頭部を幅広く自動的に開口して商品を取り出すことが
出来、しかも本願のカートンは中箱を外箱より引き出し
て折り曲げなければ開口することが出来ず、これによっ
て箱が不用意に開くことを防止出来、従ってたばこ，菓
子等の容器として極めて有効である等の多大な特徴を有
するものである。
るので、全体の構造が簡単であり、かつコンパクトに構
成することが出来、更に外箱の上部を中箱に沿ってスラ
イドすることによってこの外箱及び中箱に設けた係止片
を相互に噛合させながら両者を中箱の底板の折曲線に沿
って下方向に自動的に折り曲げ、これによってカートン
の頭部を幅広く自動的に開口して商品を取り出すことが
出来、しかも本願のカートンは中箱を外箱より引き出し
て折り曲げなければ開口することが出来ず、これによっ
て箱が不用意に開くことを防止出来、従ってたばこ，菓
子等の容器として極めて有効である等の多大な特徴を有
するものである。
第１図は本考案に係るカートンの斜視図、第２図及び第
３図はそのカートンの開閉を示す斜視図、第４図は構成
部品の展開平面図、第５図は組立斜視図、第６図乃至第
８図は使用状態を示す断面図である。 Ａは中箱、Ｂは外箱の下部、Ｃは外箱の上部、１は中箱
のブランク板、２，12，22は底板、２ａ，４ａ，12ａ，
22ａは側板、３，５，13，15，23，25は妻板、４，14，
24は上板、６はカバー板、11及び21は外箱のブランク
板、27，ｃは折曲係止片、ａは切欠部、ｂは折曲線、Ｇ
は収納物である。
３図はそのカートンの開閉を示す斜視図、第４図は構成
部品の展開平面図、第５図は組立斜視図、第６図乃至第
８図は使用状態を示す断面図である。 Ａは中箱、Ｂは外箱の下部、Ｃは外箱の上部、１は中箱
のブランク板、２，12，22は底板、２ａ，４ａ，12ａ，
22ａは側板、３，５，13，15，23，25は妻板、４，14，
24は上板、６はカバー板、11及び21は外箱のブランク
板、27，ｃは折曲係止片、ａは切欠部、ｂは折曲線、Ｇ
は収納物である。
Claims (1)
- 【請求項１】頭部を下方に折り曲げることが出来る底板
を中心にその周りに側板及び妻板を起立すると共に上板
及びカバー板を底板の上方に被覆してなるケース状の中
箱と、この中箱の上部と下部とに夫々嵌合し得る筒状の
上部外箱と下部外箱とよりなる引き出し式カートンに於
いて、前記下部外箱を中箱の下部に嵌着固定し、かつ上
部外箱を中箱の上部に摺動自在に被覆し、かつ中箱の底
面と上部外箱の内部とに相互に噛合係止し得る折曲係止
片を夫々設けて構成したことを特徴とした引き出し式カ
ートン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11480689U JPH0627538Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 引き出し式カートン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11480689U JPH0627538Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 引き出し式カートン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0356520U JPH0356520U (ja) | 1991-05-30 |
| JPH0627538Y2 true JPH0627538Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31663155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11480689U Expired - Lifetime JPH0627538Y2 (ja) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | 引き出し式カートン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627538Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101511389B1 (ko) * | 2006-11-30 | 2015-04-10 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 외부쉘을 갖는 힌지연결된 뚜껑 용기 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1466844A1 (en) † | 2003-04-11 | 2004-10-13 | Philip Morris Products S.A. | Package with sliding lid |
| MY175994A (en) * | 2008-01-18 | 2020-07-20 | Japan Tobacco Inc | Cigarette package |
-
1989
- 1989-10-02 JP JP11480689U patent/JPH0627538Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101511389B1 (ko) * | 2006-11-30 | 2015-04-10 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 외부쉘을 갖는 힌지연결된 뚜껑 용기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0356520U (ja) | 1991-05-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |