JPH06265480A - パターン欠陥検査方法および検査装置 - Google Patents

パターン欠陥検査方法および検査装置

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JPH06265480A
JPH06265480A JP5052035A JP5203593A JPH06265480A JP H06265480 A JPH06265480 A JP H06265480A JP 5052035 A JP5052035 A JP 5052035A JP 5203593 A JP5203593 A JP 5203593A JP H06265480 A JPH06265480 A JP H06265480A
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JP5052035A
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Mitsuo Tabata
光雄 田畑
Toru Tojo
徹 東條
Tomohide Watanabe
智英 渡辺
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】位相シフトマスクのような試料の場合であって
も、構成の複雑化を招かず、簡単に、かつ厳密な検査を
行えるパターン欠陥検査方法および検査装置を提供す
る。 【構成】被検査パターンの形成されている試料を光学的
に走査して得られた測定データ(S)と試料への被検査
パターンの作成時に用いた設計データ(Q)とを順次比
較(16,17)して被検査パターンの欠陥を検出する
パターン欠陥検査方法において、一定形状のパターンが
繰返し形成されている領域では、少なくとも前記走査に
よって順次得られる一定領域分毎の測定データ同士を比
較(19,20,21,21,23)して被検査パター
ンの欠陥情報を得る検査手法を取入れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば半導体集積回
路や液晶表示装置の製造工程において使用されるマスク
のパターン検査等に用いられるパターン欠陥検査方法お
よび検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模集積回路(LSI)の製造歩留ま
りは、露光工程において使用されるフォトマスクの良否
によって大きく左右される。すなわち、露光工程で使用
されるフォトマスクにパターン欠陥が存在すると、高い
歩留まりは望めない。したがって、通常はフォトマスク
製作後にパターン欠陥検査装置を用いてマスクパターン
を検査し、合格したフォトマスクだけを用いるようにし
ている。
【0003】パターン欠陥検査装置としては、パターン
の描かれている試料を観察して得た測定データとパター
ン作成時に用いた設計データとを比較して欠陥を検出す
る方式を採用したものと、同じパターンの描かれた2つ
の試料をそれぞれ別の観察手段で観察して得た測定デー
タ同士を比較して欠陥を検出する方式を採用したものと
が考えられている。
【0004】前者の場合には、設計データと比較してい
るので、厳密な検査が可能であり、1つの試料に1つの
パターンが形成されている場合でも検査が可能であるな
どの利点がある。後者の場合には、同じパターンの描か
れた2つの試料を必要とするが、設計データを必要とし
ないので装置構成が簡単になる利点がある。
【0005】ところで、最近では、集積度をさらに向上
させるために、露光工程で使用されるフォトマスクとし
て、クロムパターンと位相シフタとが混在した位相シフ
トマスクを使用しようとする試みがなされている。この
位相シフトマスクに関する技術的な内容は、たとえば、
1990年7 月号のNIKKEI MICRODEVICE,P108 や、1991年8
月号のNIKKEI MICRODEVICE,P52に詳しく記載されてい
る。
【0006】このような位相シフトマスクを検査する場
合、設計データと測定データとを比較する前者の欠陥検
査装置では、2回にわたって設計データを読み取るため
の専用のビット展開回路を設ける必要があるため、装置
構成が一層複雑になる問題があった。また、後者の欠陥
検査装置では、先に述べたように、同じパターンの描か
れた2つの試料を必要とするため、位相シフトマスクの
ような試料の場合には適用が困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のパ
ターン欠陥検査装置は、位相シフトマスクのような試料
については、適用が困難であったり、装置の複雑化を免
れ得なかったりする問題があった。
【0008】そこで本発明は、位相シフトマスクのよう
な試料の場合であっても、構成の複雑化を招かず、簡単
に、かつ厳密な検査を行えるパターン欠陥検査方法およ
び検査装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次の点に着目したものである。すなわ
ち、位相シフトマスクのような試料では、一般的に、メ
モリセル形成箇所のように一定形状のパターンが繰返し
配置される領域に位相シフタが適用される。したがっ
て、このような領域では一定領域分毎の測定データ同士
を比較すれば欠陥を検出できることになる。
【0010】このような着想に基き、本発明に係るパタ
ーン検査方法では、被検査パターンの形成されている試
料を光学的に走査して得られた測定データと上記試料へ
の上記被検査パターンの作成時に用いた設計データとを
順次比較して上記被検査パターンの欠陥を検出するパタ
ーン欠陥検査方法において、一定形状のパターンが繰返
し形成されている領域では、少なくとも前記走査によっ
て順次得られる一定領域分毎の測定データ同士または上
記走査によって順次得られる一定領域分毎の測定データ
と基準となる上記一定領域分のデータとを比較して前記
被検査パターンの欠陥情報を得る検査手法を取入れてい
る。
【0011】また、本発明に係るパターン欠陥検査装置
では、被検査パターンの形成されている試料を光学的に
走査して上記被検査パターンの実測データを得る測定デ
ータ取得手段と、前記試料への前記被検査パターンの作
成時に用いた設計データを記憶した記憶手段と、この記
憶手段から読み出された設計データと前記測定データ取
得手段で得られた測定データとを比較して前記被検査パ
ターンの欠陥情報を得る第1の欠陥情報取得手段と、前
記記憶手段から読み出される前記設計データに基いて一
定形状のパターンが繰返し形成されている領域を示す領
域情報を出力する手段と、こ手段から前記領域情報が出
力されているとき、前記走査によって順次得られる一定
領域分の測定データ同士または上記走査によって順次得
られる一定領域分毎の測定データと基準となる上記一定
領域分のデータとを比較して前記被検査パターンの欠陥
情報を得る第2の欠陥情報取得手段と、前記第1および
第2の欠陥情報取得手段で得られた欠陥情報を予め定め
られた判定基準に基いて判定する手段とを備えている。
【0012】
【作用】本発明に係る欠陥検査方法および欠陥検査装置
では、一定形状のパターンが繰返し形成されていない領
域では、従来の装置と同様に設計データと測定データと
の比較によって欠陥情報を得ている。また、一定形状の
パターンが繰返し形成されている領域では、たとえば設
計データと測定データとの比較さらに測定データと測定
データとの比較の2種類のデータ比較で欠陥情報を得て
いるとになり、それぞれの比較方式での利点を生かして
信頼性の高い検査結果を得ることができる。また、位相
シフトマスクのような試料の場合であっても、一定形状
のパターンが繰返し形成されている領域(位相シフタの
設けられている領域)では、測定データと測定データと
の比較による検査が実行されるので、特に位相シフタの
設計データがなくても検査を行うことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1には本発明の一実施例に係るパターン欠陥検査
装置、ここには全自動マスク検査装置の概略構成が示さ
れている。
【0014】同図において、1はXYθテーブルを示し
ている。XYθテーブル1の上に試料である被検査マス
ク2を配置し、この被検査マスク2の上から光源3を使
ってマスク上のパターンを照明する。そして、被検査マ
スク2に描かれているパターン像を拡大光学系4を用い
てCCDラインセンサ5の受光面に結像させ、このとき
にCCDラインセンサ5から得られた出力をセンサ回路
6でA/D変換して測定データSを得る。この測定デー
タSはデータ比較回路7に送られる。また、XYθテー
ブル1の位置を検出するレーザ測長システム9が設けて
あり、このレーザ測長システム9によって得られた位置
情報Pは位置回路10を経てデータ比較回路7に送られ
る。
【0015】ここで、被検査マスク2の全体をCCDラ
インセンサ5で走査してパターン情報を得る方法を説明
する。図2には被検査マスク2の駆動形態とCCDライ
ンセ5の撮像幅とが示されている。図3には図2の一部
を拡大するとともにCCDラインセン5の測定走査の様
子が示されている。すなわち、CCDラインセンサ5で
測定できる幅は限られているため、図2中に破線矢印で
示すように、XYθテーブル1をY軸方向に連続的に動
かし、Y軸方向の端部に達した時点でXYθテーブル1
をX軸方向にCCDラインセンサ5の測定幅だけステッ
プ移動させ、以下同様の動作を繰返してマスク全面の測
定走査が行われる。
【0016】再び図1に戻る。磁気デスク装置11に
は、被検査マスク2にパターンを形成したときに用いた
設計データが格納されている。この設計データは制御計
算機12の制御下で読み出され、ビットパターン発生回
路13に送られて2値化された図形データに変換された
後、データ比較回路7に送られる。
【0017】データ比較回路7は、具体的には図4に示
すように構成されている。すなわち、ビットパターン発
生回路13によって2値化された設計データQを多値化
回路14に導入し、この多値化回路14で適当なフィル
タ処理を施して多値化する。これは次のような理由に基
く。測定データSは拡大光学系4の解像特性やCCDラ
インセンサ5のアパーチャ効果によってフィルタが作用
した状態となっている。そこで、測定データSに合せる
ために、設計データQにフィルタ処理を施しているので
ある。
【0018】多値化された設計データQと測定データS
とをプリアライメント回路15に導入する。このプリア
ライメント回路15は、位置情報Pを参考にして設計デ
ータQと測定データSとの位置合せを行なう。そして、
位置合せされた設計データQと測定データSとを比較回
路16に導入する。この比較回路16は、両データを所
定のアルゴリズムにしたがって比較する。この比較結果
はメモリ17に位置情報とともに格納される。
【0019】測定データSは、他方においては切替器1
8を介して第1のメモリ19あるいは第2のメモリ20
に格納される。切替器18は、常時は図に示すように中
立位置に保持され、制御計算機12から与えられる切換
信号Rで動作して測定データSを第1のメモリ19およ
び第2のメモリ20に交互に格納する。
【0020】切換信号Rは次のような場合に与えられ
る。すなわち、図5に示すように被検査マスク2上にお
いて、たとえばメモリセル形成箇所がA1 ,A2 ,A3
,…で示す領域であるとすると、これらの領域A1 ,
A2 ,A3 ,…では通常、一定形状のパターンを繰返し
配置したものとなっている。したがって、繰返しパター
ンが正確に形成されているときには、領域A1 ,A2 ,
A3 ,…で得られた,たとえば測定データS1 ,S1
′,S1 ″は一致するはずである。
【0021】そこで、領域A1 ,A2 ,A3 ,…のよう
に一定形状のパターンが繰返し配置される領域では、設
計データの供給過程で各領域の始点および終点が到来す
る毎にフラグが立つように予め磁気ディスク装置11に
フラグ信号を記憶させておき、このフラグ信号を切換信
号Rとして用いている。すなわち、領域A1 の始点が到
来すると、切替器18が第1のメモリ19側に切替わ
り、領域A1 の測定データS1 ,S2 ,……Sn が第1
のメモリ19に蓄えられる。そして、領域A1 の終点が
到来すると中立位置に切替わる。次に、領域A2 の始点
が到来すると、切替器18が第2のメモリ20側に切替
わり、領域A2 の測定データS1 ′,S2′,……Sn
′が第2のメモリ20に蓄えられる。なお、第1のメ
モリ19および第2のメモリ20は、実際には独立した
2系統の記憶部A,Bおよびa,bを備えており、これ
ら記憶部に交互に測定データを蓄えるようにしている。
【0022】このようにして、第1のメモリ19および
第2のメモリ20に蓄えられた測定データSは読み出さ
れた後、プリアライメント回路21において位置合せさ
れ、続いて比較回路22で比較される。そして、比較結
果がメモリ23に格納される。 一方、メモリ17に格
納された比較結果とメモリ23に格納された比較結果と
を用いて欠陥の有無を判定する判定回路24が設けられ
ている。この例の場合、判定回路24は、一定形状のパ
ターンが繰返し形成されていない領域ではメモリ17の
内容を尊重し、一定形状のパターンが繰返し形成されて
いる領域ではメモリ23の内容を尊重し、比較結果の偏
差が一定値以上の箇所を欠陥と判定する。そして、欠陥
情報は位置情報とともに図1に示す欠陥用記憶装置25
に格納される。
【0023】なお、図中26は欠陥用記憶装置25に格
納されている欠陥データと設計データとを色分けして表
示するモニタを示し、27は被検査マスクをXYθテー
ブル1上にロードするためのオートローダ制御回路を示
し、28はテーブル制御回路を示し、29はオートフォ
ーカス制御回路を示している。次に、上記のように構成
された全自動マスク検査装置の動作を説明する。
【0024】まず、一定形状のパターンが繰返し形成さ
れていない領域では、切替器18が中立位置に保持され
ているので従来装置と同様に動作する。すなわち、設計
データがビットパターン発生回路13で展開されて多値
化回路14に入る。そして、多値化処理された設計デー
タQと実際に測定して得られた測定データSとがプリア
ライメント回路15に入り,位置情報Pを参考にして位
置ずれ量が補正された後、比較回路16に送られる。比
較結果が位置情報とともにメモリ17に格納される。
【0025】一方、図5に示す領域A1 ,A2 ,A3 ,
…のように繰り返し部分の検査に入ると、上記と同様に
設計データQと測定データSとの比較が行われる。加え
て、各領域の始点が到来する毎に切替器18が切換え動
作を行うので領域A1 の測定データS1 ,…Sn が第1
のメモリ19のA部に蓄えられ、続いて領域A2 の測定
データS1 ′…Sn ′が第2のメモリ20のa部に蓄え
られ、続いて領域A3の測定データS1 ″,…Sn ″が
第1のメモリ19のB部に蓄えられ、以下同様の順序で
測定データSが蓄えられる。
【0026】この期間に、第1のメモリ19のA部に蓄
えられている測定データと第2のメモリ20のa部に蓄
えられている測定データとが読み出され、プリアライメ
ント回路21で位置合せされた後に比較回路22で比較
される。そして、比較結果がメモリ23に格納される。
なお、比較動作が終わった時点で第1のメモリ19のA
部に蓄えられている測定データがクリアされる。続い
て、第1のメモリ19のB部に蓄えられている測定デー
タと第2のメモリ20のa部に蓄えられる測定データと
が読み出され、プリアライメント回路21で位置合せさ
れた後に比較回路22で比較される。そして、比較結果
がメモリ23に格納される。比較動作が終わった時点で
第2のメモリ20のa部に蓄えられている測定データが
クリアされる。以下、同様にして走査方向に隣接した領
域の測定データ同士の比較が行われる。
【0027】判定回路24は、この例では、一定形状の
パターンが繰返し形成されていない領域ではメモリ17
の内容を尊重し、一定形状のパターンが繰返し形成され
ている領域ではメモリ23の内容を尊重し、比較結果の
偏差が一定値以上の箇所を欠陥と判定する。そして、欠
陥情報を位置情報とともに欠陥用記憶装置25に格納す
る。
【0028】なお、プリアライメント回路21は、次の
ような理由で設けられている。すなわち、一定形状のパ
ターンが繰返し形成されている領域での測定データ同士
を比較する場合、図5に示すようにS1 ,…Sn の領域
を測定したときの個々の測定データに対応する座標位置
とS1 ′…Sn ′の領域を測定したときの個々の測定デ
ータに対応する座標位置とは厳密には異なる。この不一
致を補正するため、プリアライメント回路21は、それ
ぞれのデータが比較される前に第1,第2のメモリー1
9,20のデータを取込み、一例として第1のメモリー
19のデータの一部分と第2のメモリー20のデータの
一部分とのパターンマッチングを行なって不一致度(こ
の一致度を求める方法は様々な方法が考えられる)を計
算し、この不一致度が最小となるような位置ずれ量を算
出し、位置を補正しているのである。なお、必要に応じ
てプリアライメント回路18に位置データを入力するこ
とも考えられる。
【0029】このように、一定形状のパターンが繰返し
形成されていない領域では、従来の装置と同様に設計デ
ータと測定データとの比較によって欠陥情報を得てい
る。また、一定形状のパターンが繰返し形成されている
領域では、測定データと測定データとの比較で欠陥情報
を得ている。したがって、位相シフトマスクのような試
料の場合であっても、一定形状のパターンが繰返し形成
されている領域(位相シフタの設けられている領域)で
は、測定データと測定データとの比較による検査を実行
でき、特に位相シフタの設計データがなくても検査を行
うことが可能となる。同様に、IC素子のコンタクトホ
ール部(この部分は繰り返して存在する)なども良好に
検査できる。すなわち、コンタクトホール部の場合、微
妙な透過光量変化があっても、設計データと測定データ
との比較ではその欠陥を検出することが難しい。しか
し、測定データ同士の比較検査では比較的容易にその差
を検出でき、欠陥と特定できる。
【0030】なお、上述した実施例は、一定形状のパタ
ーンが繰返し形成されていない領域では設計データと測
定データとの比較情報を採用して欠陥判定を行い、一定
形状のパターンが繰返し形成されている領域では測定デ
ータ同士の比較情報を採用して欠陥判定を行っている
が、一定形状のパターンが繰返し形成されている領域に
おいては、設計データと測定データとの比較情報と、測
定データ同士の比較情報とを使って総合的な欠陥判定を
行わせるようにしてもよい。この場合、欠陥の論理和を
とるか、論理積を取るか、適当な重み付け演算(これは
ハード的に行ってもよいし、ソフト的に行ってもよい)
を行うかによって欠陥を判定するようにしてもよい。こ
れらの選択は検査前にオペレータによって、あるいは予
め設定された条件に基いて行われるようにしてもよい。
【0031】このようにすることによって、欠陥検出率
をより向上させることができる。たとえば、設計データ
と測定データとの比較ではパターンのコーナ部の欠陥検
出率が低下する。すなわち、フォトマスクを例にとる
と、パターンのコーナ部は、マスク製作時に既に丸まっ
ており、これはIC製作上では欠陥とはならない。した
がって、設計データと測定データとを比較する場合に
は、上記部分の検出感度を意識的に低下させる必要があ
る。しかし、測定データ同士の比較では、既に丸まった
コーナ同士の比較となるため、検出感度を上げやすい。
このように、それぞれの欠陥検出の得意とする方式を引
き出すようにしてパターンの欠陥検出が可能となる。
【0032】また、上述した実施例では、一定形状のパ
ターンが繰返し形成されている領域において、最初の繰
り返し部分の測定データと2番目の繰り返し部分の測定
データ(すなわち、n番目とn+1番目の測定データ)
との比較を行わせているが、たとえば最初の繰り返し部
分の測定データを基準データとして固定しておき、これ
と順次測定される繰り返し部分の測定データとを比較す
るようにしてもよい。さらに、繰り返し部分の基準デー
タとして、設計データとの比較で欠陥が生じていない部
分の測定データを基準データとして用いてもよい。
【0033】さらに、オペレータに欠陥が認識されたこ
とを知らせるために、その条件と検査結果とをレビュー
時に色の差等で示して、その違いを表示するようにして
もよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、繰り返
しパターンが存在しない部分については従来の装置と同
様な手法で欠陥検出を行え、また繰り返しパターンが存
在する部分については設計データがなくても欠陥を検出
することができる。したがって、位相シフトマスクのよ
うな試料の場合でも、装置の複雑化を招くことなく、簡
単に、かつ厳密な検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパターン欠陥検査装置
の概略構成図
【図2】同装置において試料に対する光学的走査を説明
するための図
【図3】同装置において試料に対する光学的走査を説明
するための図
【図4】同装置におけるデータ比較回路の構成図
【図5】繰返しパターンの存在する試料のパターンレイ
アウト例を説明するための図
【符号の説明】
1…XYθテーブル 2…被検査マス
ク 3…光源 4…拡大光学系 5…CCDラインセンサ 6…センサ回路 7…データ比較回路 9…レーザ測長
システム 10…位置回路 11…磁気ディ
スク装置 12…制御計算機 13…ビットパ
ターン発生回路 14…多値化回路 15,21…プ
リアライメント回路 16,22…比較回路 17,23…メ
モリ 18…切替器 19…第1のメ
モリ 20…第2のメモリ 24…判定回路 25…欠陥用記憶装置 26…モニタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査パターンの形成されている試料を光
    学的に走査して得られた測定データと上記試料への上記
    被検査パターンの作成時に用いた設計データとを順次比
    較して上記被検査パターンの欠陥を検出するパターン欠
    陥検査方法において、一定形状のパターンが繰返し形成
    されている領域では、少なくとも前記走査によって順次
    得られる一定領域分毎の測定データ同士または上記走査
    によって順次得られる一定領域分毎の測定データと基準
    となる上記一定領域分のデータとを比較して前記被検査
    パターンの欠陥情報を得る検査手法を取入れていること
    を特徴とするパターン欠陥検査方法。
  2. 【請求項2】一定形状のパターンが繰返し形成されてい
    る前記領域では、前記走査によって得られた測定データ
    と前記設計データとを順次比較して前記被検査パターン
    の欠陥情報を得る第1の検査手法と、前記走査によって
    順次得られる一定領域分毎の測定データ相互または上記
    走査によって順次得られる一定領域分毎の測定データと
    基準となる上記一定領域分のデータとを比較して前記被
    検査パターンの欠陥情報を得る第2の検査手法とを併用
    し、前記第1および第2の検査手法で得られた欠陥情報
    を予め定められた判定基準に基いて判定していることを
    特徴とする請求項1に記載のパターン欠陥検査方法。
  3. 【請求項3】被検査パターンの形成されている試料を光
    学的に走査して上記被検査パターンの実測データを得る
    測定データ取得手段と、前記試料への前記被検査パター
    ンの作成時に用いた設計データを記憶した記憶手段と、
    この記憶手段から読み出された設計データと前記測定デ
    ータ取得手段で得られた測定データとを比較して前記被
    検査パターンの欠陥情報を得る第1の欠陥情報取得手段
    と、前記記憶手段から読み出される前記設計データに基
    いて一定形状のパターンが繰返し形成されている領域を
    示す領域情報を出力する手段と、この手段から前記領域
    情報が出力されているとき、前記走査によって順次得ら
    れる一定領域分の測定データ同士または上記走査によっ
    て順次得られる一定領域分毎の測定データと基準となる
    上記一定領域分のデータとを比較して前記被検査パター
    ンの欠陥情報を得る第2の欠陥情報取得手段と、前記第
    1および第2の欠陥情報取得手段で得られた欠陥情報を
    予め定められた判定基準に基いて判定する手段とを具備
    してなることを特徴とするパターン欠陥検査装置。
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