JPH06248979A - スロットル駆動装置 - Google Patents

スロットル駆動装置

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JPH06248979A
JPH06248979A JP3312493A JP3312493A JPH06248979A JP H06248979 A JPH06248979 A JP H06248979A JP 3312493 A JP3312493 A JP 3312493A JP 3312493 A JP3312493 A JP 3312493A JP H06248979 A JPH06248979 A JP H06248979A
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Yoshinori Sugita
喜徳 杉田
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英夫 中村
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ等に異常が発生してクラッチが切り離
された場合でもエンジンの出力を緩やかに低下させ、車
速変化を滑らかにしたスロットル駆動装置を提供する。 【構成】 DCモータ7や電子コントローラの異常を検
知した時、スロットルバルブ用リターンスプリング9に
よって閉方向に付勢されるスロットルバルブ1の回転に
対してスロットルリンケージ53、ピストンリンケージ
55、ピストン57を介して電気粘性流体ダンパ59に
よって抵抗を付加し、スロットルバルブ1が緩やかに閉
じるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータによってスロッ
トルバルブを開閉制御するスロットル駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のスロットル駆動装置では、アク
セルペダルの踏み込み量に比例して変化するポテンシォ
メータの出力電圧を増幅器を介してスロットルバルブ開
閉制御用のモータに供給して、該モータを回転駆動し、
このモータの回転を電磁クラッチを介してスロットルバ
ルブに伝達し、これによりスロットルバルブの開閉を行
っている。
【0003】また、前記スロットルバルブ開閉制御用の
モータ等が故障等して異常状態になった場合には、モー
タとスロットルバルブを連結している電磁クラッチを切
り離し、これによりスロットルバルブをリターンスプリ
ングによって全閉状態に戻すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスロッ
トル駆動装置においては、異常時に電磁クラッチが切り
離されると、スロットルバルブはリターンスプリングに
よって全閉状態に戻され、これによりエンジンの出力は
急激に低下するため、例えば車両が低速ギヤで走行時に
は車両の挙動がギクシャクしてしまい、車両の商品性が
低下してしまうという問題がある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、モータ等に異常が発生してク
ラッチが切り離された場合でもエンジンの出力を緩やか
に低下させ、車速変化を滑らかにしたスロットル駆動装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスロットル駆動装置は、リターンスプリン
グによって閉方向に付勢されたスロットルバルブの開閉
用モータをモータ制御装置によってアクセルペダルの踏
み込み量に基づいて駆動制御するスロットルバルブ制御
装置において、前記開閉用モータおよび前記モータ制御
装置の異常を検知したときに信号を出力する異常検知手
段と、前記スロットルバルブと前記開閉用モータとの間
に設けられ、前記異常検知手段より信号が入力されてい
ないときには連結状態となり、前記異常検知手段より信
号が入力されたときには開放状態となる電磁クラッチ
と、前記異常検知手段より信号が入力されたときにリタ
ーンスプリングによって閉方向に付勢されるスロットル
バルブの回転に抵抗を付加するスロットルバルブ緩衝手
段とを有することを要旨とする。
【0007】
【作用】本発明のスロットル駆動装置では、開閉用モー
タおよびモータ制御装置の異常を検知し、前記スロット
ルバルブと前記開閉用モータとの間の電磁クラッチを開
放した時、リターンスプリングによって閉方向に付勢さ
れるスロットルバルブの回転に抵抗を付加し、スロット
ルバルブが緩やかに閉じるようにしている。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0009】図1は、本発明の一実施例に係わるスロッ
トル駆動装置のシステム構成図である。図1のスロット
ル駆動装置は、スロットルバルブ1を開閉制御する電子
式スロットル駆動部10を有する。このスロットル駆動
部10はスロットルバルブ1の一方の側にノーマルオー
プン型電磁クラッチ5を有し、この電磁クラッチ5は減
速ギヤ21を介してDCモータ7の回転をスロットルバ
ルブ1に伝達し、これによりスロットルバルブ1を開閉
駆動するようになっている。また、スロットルバルブ1
の他方の側には電子式ダンパ機能部51が設けられてい
る。スロットルバルブ1と電磁クラッチ5との間にはス
ロットルセンサ12bが設けられ、スロットル1と電子
式ダンパ機能部51との間にはスロットルバルブ用リタ
ーンスプリング9が取り付けられている。
【0010】そして、電磁クラッチ5は、通常時にはそ
の電磁クラッチコイルが通電され、これによりモータ7
の回転をスロットルバルブ1に伝達して、モータ7の回
転によってスロットルバルブ1を開閉制御するようにな
っているが、モータ7および該モータを駆動制御する電
子コントローラ等が異常状態になった場合には、電磁ク
ラッチ5の電磁クラッチコイルは非通電状態となり、こ
れによりスロットルバルブ1はモータ7から切り離さ
れ、この結果スロットルバルブ1はリターンスプリング
9の作用によって全閉方向に駆動されようとするが、こ
の場合に前記電子式ダンパ機能部51がスロットルバル
ブ1に対して抵抗を付加し、これによりスロットルバル
ブが急速に全閉状態にならず、緩やかに閉じるように制
御している。
【0011】更に、DCモータ7は一対のケーブル32
を介して電子コントローラ33のモータ駆動回路33b
に接続されている。また、スロットル駆動部10の電磁
クラッチ5の電磁クラッチコイルおよび電子式ダンパ機
能部51は直列に接続され、その一端がアースに接続さ
れ、他端がケーブル34を介して電子コントローラ33
の電磁クラッチ駆動回路33dに接続されている。
【0012】電子コントローラ33は、前記モータ駆動
回路33bおよび電磁クラッチ駆動回路33dに加え
て、マイコン33aおよび自己保持リレー回路33cを
有するとともに、マイコン33aにはアクセルセンサ1
2a、スロットルセンサ12b、車速センサ35、キャ
ンセルスイッチ37およびセットスイッチ39が接続さ
れ、また自己保持リレー回路33cにはブレーキリミッ
トスイッチ41が接続され、自己保持リレー回路33c
とモータ駆動回路33bとの間にはアクセルリミットス
イッチ43が接続されている。
【0013】アクセルセンサ12aは、アクセル開度セ
ンサ(二重系)であり、アクセルペダルのアクセル開度
ACCをポテンシォメータの出力電圧によって検知し、
マイコン33aに供給している。スロットルセンサ12
bは、スロットル開度センサであり、スロットルバルブ
1のスロットル開度TVOをポテンシォメータの出力電
圧によって検知し、マイコン33aに供給している。車
速センサ35はトランスミッション出力軸に設けられた
電磁ピックアップ等により車速に比例した周波数のパル
ス信号をマイコン33aに供給する。
【0014】セットスイッチ39は自動定速走行制御
(ASCD)の開始を示すASCD用セットスイッチで
あり、キャンセルスイッチ37は自動定速走行制御(A
SCD)の解除を示すASCD用キャンセルスイッチで
ある。ブレーキリミットスイッチ41はブレーキの非操
作時のみ閉じてオン状態になるスイッチであり、アクセ
ルリミットスイッチ43はアクセルの非操作時のみ開い
てオフ状態になるスイッチである。
【0015】マイコン33aは、通常のワンチップマイ
クロコンピュータであり、CPU,RAM,ROM、デ
ィジタルポート、A/Dポート、各種タイマ等を内蔵
し、システム正常時には電磁クラッチの通電を指示する
CLUTCH信号を出力するとともに、更に各種センサ
の出力信号およびスイッチ信号に基づいて目標スロット
ル開度を演算し、実スロットル開度がこの目標値に一致
するようにDCモータ7の正逆転方向を指示するDIR
信号、DCモータ7の駆動電流を指示するDUTY信号
を出力する。
【0016】また、システム故障時には、DCモータ7
の駆動電流およびクラッチ駆動電流の遮断を指示する信
号を出力し、DCモータ7によるスロットル制御からア
クセルペダルによるスロットル直接制御に移行させる制
御を行う。
【0017】モータ駆動回路33bは、マイコン33a
からのDUTY信号およびDIR信号に基づいて出力段
のパワートランジスタをオン−オフ制御して、DCモー
タ7の駆動電流および電流方向を制御する。自己保持リ
レー回路33cは、前記セットスイッチ39が押される
とオン状態となり、以降はキャンセルスイッチ37が押
されるかまたはブレーキが操作されるかまたはイグニッ
ションスイッチがオフにされるまでオン状態を保持す
る。電磁クラッチ駆動回路33dはマイコン33aから
のCLUTCH信号に基づいてパワートランジスタをオ
ン−オフ制御し、前記第1の電磁クラッチコイル19お
よび第2の電磁クラッチコイル29を制御する。
【0018】図2は、上述した図1に示したスロットル
駆動装置に使用されているスロットル駆動部10の構成
を示す図である。同図に示すスロットル駆動部10は、
図1に示したように、スロットルバルブ1に抵抗を付加
する電子式ダンパ機能部51をスロットルバルブ1の左
側に有するとともに、DCモータ7の回転をスロットル
バルブ1に伝達するノーマルオープン型の電磁クラッチ
5をスロットルバルブ1の右側に有し、図1に示した電
子コントローラ33によりDCモータ7、電磁クラッチ
5を介してスロットルバルブ1の開閉を電子制御するこ
とによりアクセルペダルを使用することなく自動定速走
行制御(ASCD)を行うことができる。
【0019】ノーマルオープン型電磁クラッチ5におい
ては、DCモータ7の回転は減速ギヤ21を介してクラ
ッチ連結プレート23に伝達され、このクラッチ連結プ
レート23には電磁クラッチプレート25が対向して配
設されているが、この電磁クラッチプレート25はクラ
ッチ付勢用スプリング27によって付勢され、通常の状
態ではクラッチ連結プレート23から切り離されてい
る。また、電磁クラッチプレート25には隣接して、ク
ラッチ連結プレート23と反対側に電磁クラッチコイル
29が設けられ、この電磁クラッチコイル29が通電さ
れると、この電磁クラッチコイル29の磁力によってク
ラッチ連結プレート23を引き付けて、電磁クラッチプ
レート25とクラッチ連結プレート23とが連結し、こ
れによりDCモータ7の回転が減速ギヤ21、クラッチ
連結プレート23、電磁クラッチプレート25を介して
スロットルバルブ1に伝達され、該スロットルバルブ1
をDCモータ7の回転に応じて開閉制御することができ
る。また、電磁クラッチコイル29が非通電状態になる
と、クラッチ付勢用スプリング27の付勢力によってク
ラッチ連結プレート23は電磁クラッチプレート25か
ら切り離されるようになっている。
【0020】また、スロットルバルブ1の左側には、電
子式ダンパ機能部51との間にスロットルバルブ1を閉
じる方向に付勢するスロットルバルブ用リターンスプリ
ング9が設けられ、これにより電磁クラッチ5の電磁ク
ラッチコイル29が非通電状態になり、電磁クラッチ5
が開放状態になった場合には、スロットルバルブ用リタ
ーンスプリング9の作用によりスロットルバルブ1は閉
じる方向に付勢されるが、この場合にスロットルバルブ
1は急激に閉成しないで、電子式ダンパ機能部51の作
用により後述するように緩やかに閉成し、エンジンが急
激な変化をしないようにしている。
【0021】すなわち、電子式ダンパ機能部51は、図
2および該電子式ダンパ機能部51を側部から見た図3
からわかるように、スロットルバルブ1に一端が連結さ
れたスロットルリンケージ53を有し、このスロットル
リンケージ53の他端にはピストンリンケージ55の上
端部が連結されている。また、このピストンリンケージ
55の下端部にはピストン57が取り付けられ、該ピス
トン57は電気粘性流体ダンパ59内の電気粘性流体6
1内に配設されている。
【0022】電気粘性流体61は、電界を印加されてい
ない場合には、粘性抵抗は非常に小さいものであるの
で、この場合にはピストン57は抵抗もなく迅速に動作
し得るが、電界が印加されると、粘性抵抗が増大し、ピ
ストン57の動きを緩やかにするように作用する。
【0023】電気粘性流体ダンパ59の電気粘性流体6
1内の隅部には電極63が配設され、この電極63はリ
レー65の接点を介して接点端子67に接続されてい
る。該接点端子67にはバッテリの電圧Vb が印加され
ており、リレー65の接点が閉じた場合には、該電圧V
b が電極63に印加されるようになっている。また、リ
レー65のコイルは一端がアースされ、他端はコイル端
子69を介してシステムの連動電源の電圧Vs が印加さ
れるようになっている。
【0024】更に詳しくは、リレー65のコイル端子6
9に印加される電圧Vs は電磁クラッチ5の電磁クラッ
チコイル29に印加される電圧と連動していて、電磁ク
ラッチコイル29が通電状態の場合には、電圧Vs はコ
イル端子69に印加されず、電磁クラッチコイル29が
非通電状態の場合に、電圧Vs はコイル端子69に印加
されるようになっている。この結果、電磁クラッチコイ
ル29が通電状態となって、電磁クラッチ5が連結状態
の場合には、電圧Vs がコイル端子69に印加されず、
従って電気粘性流体61の粘性抵抗も小さく、ピストン
57、ひいてはスロットルバルブ1は抵抗もなく円滑に
動作するが、電磁クラッチコイル29が非通電状態とな
って、電磁クラッチ5が開放状態の場合には、電圧Vs
がコイル端子69を介して電極63に印加され、これに
より電極63によって電気粘性流体61内に電界が発生
し、電気粘性流体61の粘性抵抗が増大し、ピストン5
7、ひいてはスロットルバルブ1に抵抗が作用し、スロ
ットルバルブ1はこの抵抗によって緩やかに動作するよ
うになっている。
【0025】以上のように構成されたスロットル駆動装
置において、通常は、電磁クラッチコイル29が通電さ
れ、電磁クラッチ5が連結している場合には、電子コン
トローラ33によって制御されるモータ7の回転が電磁
クラッチ5を介してスロットルバルブ1に伝達され、こ
れによりモータ7の回転によってスロットルバルブ1が
開閉制御され、これによりアクセルペダルを使用するこ
となく自動定速走行制御(ASCD)を行うことができ
る。
【0026】そして、この場合には、電子式ダンパ機能
部51のコイル端子69には電圧Vs が印加されないの
で、リレー65の接点は開放したままであり、電気粘性
流体ダンパ59の電極63には電圧は印加されない。従
って、電気粘性流体61の粘性抵抗は小さいので、電気
粘性流体61内のピストン57は抵抗もなく自在に動作
し、該ピストン57にピストンリンケージ55およびス
ロットルリンケージ53を介して連結されているスロッ
トルバルブ1も同様に抵抗なく円滑に動作し、スロット
ルバルブ1は電磁クラッチ5を介してモータ7の回転に
よって自在に開閉動作する。
【0027】一方、モータ7または電子コントローラ3
3が故障等して異常状態になった場合には、電磁クラッ
チコイル29は非通電状態になるとともに、電子式ダン
パ機能部51のコイル端子69に電圧Vs が印加され
る。従って、電磁クラッチコイル29が非通電状態にな
ったことで電磁クラッチ5は開放状態となり、これによ
りモータ7の回転はスロットルバルブ1に伝達されない
ため、スロットルバルブ1はスロットルバルブ用リター
ンスプリング9の作用により閉方向に付勢されることに
なる。
【0028】しかしながら、電磁クラッチコイル29が
非通電状態になり、電磁クラッチ5が開放状態になると
同時に、電子式ダンパ機能部51のコイル端子69には
電圧Vs が印加されるので、リレー65の接点は閉じ、
接点端子67に印加されている電圧Vb がリレー65の
接点を介して電極63に印加され、これにより電気粘性
流体ダンパ59の電気粘性流体61は電界を加えられ
て、粘性抵抗が増大するため、電気粘性流体61内のピ
ストン57はその粘性抵抗によって迅速には動作でき
ず、緩やかに動作する。従って、このピストン57にピ
ストンリンケージ55およびスロットルリンケージ53
を介して連結されているスロットルバルブ1はスロット
ルバルブ用リターンスプリング9の作用によって迅速に
閉じずに、緩やかにゆっくりと閉じるので、この結果車
両のエンジンの出力は急激に低下変化しない。従って、
例えば車両が低速ギヤ走行していたとしても、エンジン
の出力はゆっくりと低下し、車両の挙動がギクシャクす
ることはない。
【0029】図4は、本発明の他の実施例に係わるスロ
ットル駆動装置に使用される別のスロットル駆動部の構
成を示す図である。同図に示す実施例は、図1〜3に示
した実施例において電子式ダンパ機能部51の代わりに
空気ダンパ73を使用したところが異なるものである。
なお、図5は図4の構成を側部から見た構成を示す図で
ある。
【0030】図4,5において、スロットルバルブ1に
スロットルリンケージ53、ピストンリンケージ55を
介してピストン57が取り付けられている構成は、図
2,3と同じであるが、図4,5においてこのピストン
57は空気ダンパ73内に設けられている。更に詳しく
は、ピストン57の周囲にはゴムリング75が設けら
れ、これによりピストン57は空気ダンパ73内におい
て緊密に上下動し得るようになっている。また、ピスト
ン57の下側にはスプリング77が取り付けられてい
る。空気ダンパ73の底部には空気抜穴79が形成され
るとともに、該空気抜穴79の側近に形成された開口部
には電磁ソレノイドバルブ81が取り付けられ、該電磁
ソレノイドバルブ81の開閉動作によって空気ダンパ7
3内のピストン57に対する抵抗を制御するようになっ
ている。
【0031】すなわち、電磁ソレノイドバルブ81は、
電磁クラッチ5の電磁クラッチコイル29の通電時には
開放するように制御され、これによりモータ7によって
開閉駆動されるスロットルバルブ1の動作に対してピス
トン57の往復動作による抵抗が加わらないように制御
される。
【0032】また、モータ7や電子コントローラ33が
故障等により異常状態になって、電磁クラッチ5の電磁
クラッチコイル29が非通電状態になった場合には、電
磁ソレノイドバルブ81は閉じるように制御され、これ
によりピストン57に空気ダンパ73による抵抗を加
え、スロットルバルブ1がスロットルバルブ用リターン
スプリング9の作用によって急速に閉じないようにして
いる。すなわち、電磁ソレノイドバルブ81が閉じる
と、空気ダンパ73によってピストン57に加わる抵抗
によってスロットルバルブ1はスロットルバルブ用リタ
ーンスプリング9に抗して緩やかに閉じ、この結果車両
のエンジンの出力は急激に低下変化しないようにしてい
る。従って、上述したように、この場合に例えば車両が
低速ギヤ走行していたとしても、車両の挙動がギクシャ
クすることはない。なお、空気抜穴79は抵抗を発生す
る程度の大きさに形成され、電磁ソレノイドバルブ81
は開放時にピストン57の運動によって抵抗を発生しな
い程度の開口径を有するものである。
【0033】尚、スロットルバルブに通常取り付けられ
ているダッシュポットは、全閉直前のスロットルバルブ
の回転に抵抗を付加する事によって、スロットルバルブ
の全閉直前のエンジン出力の急激な低下を抑えると共
に、ゆっくり全閉にすることによって排気ガスをきれい
にすることを目的に取り付けられているものである。し
かし、このダッシュポットはスロットルバルブの全閉直
前にのみ効果があるものなので、本発明のようにスロッ
トルバルブのどんな開度からもその回転に抵抗を付加す
るというものではない。従って、本発明による装置と共
に設置して問題ない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
開閉用モータおよびモータ制御装置の異常を検知した
時、リターンスプリングによって閉方向に付勢されるス
ロットルバルブの回転に抵抗を付加し、スロットルバル
ブが緩やかに閉じるようにしているので、モータや電子
コントローラの故障等による異常時にもエンジン出力が
急激に低下変化することなく、円滑な動作を得ることが
でき、商品性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるスロットル駆動装置
のシステム構成を示す図である。
【図2】図1に示したスロットル駆動装置に使用されて
いるスロットル駆動部の構成を示す部分断面図である。
【図3】図3に示すスロットル駆動部の側部の構成を示
す部分断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示す部分断面図で
ある。
【図5】図4に示したスロットル駆動部の側部の構成を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 スロットルバルブ 5 電磁クラッチ 7 DCモータ 9 スロットルバルブ用リターンスプリング 29 電磁クラッチコイル 51 電子式ダンパ機能部 57 ピストン 59 電気粘性流体ダンパ 61 電気粘性流体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リターンスプリングによって閉方向に付
    勢されたスロットルバルブの開閉用モータをモータ制御
    装置によってアクセルペダルの踏み込み量に基づいて駆
    動制御するスロットルバルブ制御装置において、 前記開閉用モータおよび前記モータ制御装置の異常を検
    知したときに信号を出力する異常検知手段と、 前記スロットルバルブと前記開閉用モータとの間に設け
    られ、前記異常検知手段より信号が入力されていないと
    きには連結状態となり、前記異常検知手段より信号が入
    力されたときには開放状態となる電磁クラッチと、 前記異常検知手段より信号が入力されたときにリターン
    スプリングによって閉方向に付勢されるスロットルバル
    ブの回転に抵抗を付加するスロットルバルブ緩衝手段と
    を有することを特徴とするスロットル駆動装置。
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