JPH06206579A - 車両の下部車体構造 - Google Patents

車両の下部車体構造

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JPH06206579A
JPH06206579A JP5003741A JP374193A JPH06206579A JP H06206579 A JPH06206579 A JP H06206579A JP 5003741 A JP5003741 A JP 5003741A JP 374193 A JP374193 A JP 374193A JP H06206579 A JPH06206579 A JP H06206579A
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pillar
vehicle
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pillar reinforcement
wheel house
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Akihiko Inagaki
明彦 稲垣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃吸収性の向上を図ると共に、部品点数の
削減を図る車両の下部車体構造を提供する。 【構成】 2ドア車のロックピラー21内部の下部側
に、上下方向に沿うピラーレインフォース22が配設さ
れて、該ピラーレインフォース22とロックピラー21
とで閉断面構造が形成された車両の下部車体構造におい
て、該ピラーレインフォース22を下端部側が末広がり
となるように形成し、該ピラーレインフォース22の下
端部の前側部位22bをサイドシル2内において前方に
延長すると共に袋構造に形成し、該前側部位22bを前
記サイドシル2内に固定し、又、前記ピラーレインフォ
ース22の下端部の後側部位22cを後方に延長してリ
ヤホイールハウス3に結合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の下部車体構
造、特に、2ドア車のロックピラー内に配設されたピラ
ーレインフォースの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から2ドア車のロックピラー内に
は、剛性向上を図るため、ピラーレインフォースを配設
したものがある。
【0003】一例としては、図7乃至図9に示すような
ものがある。すなわち、図7中符号1はロックピラー、
符号2はサイドシル、符号3はリヤホイールハウスであ
り、このロックピラー1内には、ピラーレインフォース
4が配設されている。
【0004】具体的には、ロックピラー1は、図8に示
すように、車室内側からロックピラーインナ5,ボディ
サイドアウタ6,リヤフェンダー7が接合されて形成さ
れると共に、このロックピラーインナ5とボディサイド
アウタ6との間の下部側に、ピラーレインフォース4が
配設されている。このピラーレインフォース4は、断面
ハット型形状を呈し、ロックピラーインナ5に接合され
ている。また、このピラーレインフォース4の下側に
は、図7に示すように板状のシルブレース10が配設さ
れている。
【0005】また、図8中符号8はフロアパネルで、こ
のフロアパネル8は、リヤホイールハウス3の前側近傍
において階段形状に段部8aが形成され、この段部8a
の下側には、図9に示すように、クロスメンバ9が車幅
方向に沿って配設されて閉断面部11が形成されてい
る。
【0006】なお、この種のものとしては、例えば実開
昭63ー156873号公報に記載されたようなものが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、車両側面衝突時に、ピラー
レインフォース4に荷重が入力するが、このレインフォ
ース4と閉断面部11とが離間しているため、このレイ
ンフォース4から閉断面部11の衝撃吸収能力が有効に
発揮されず、衝撃吸収性が良好とは言えない。
【0008】また、ピラーレインフォース4の下側に
は、強度確保のため、シルブレース10が配設されてい
ることから部品点数の増加を招いていた。
【0009】そこで、この発明は、衝撃吸収性の向上を
図ると共に、部品点数の削減を図る車両の下部車体構造
を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
に着目してなされたもので、2ドア車のロックピラー内
部の下部側に、上下方向に沿うピラーレインフォースが
配設されて、該ピラーレインフォースとロックピラーと
で閉断面構造が形成された車両の下部車体構造におい
て、該ピラーレインフォースを下端部側が末広がりとな
るように形成し、該ピラーレインフォースの下端部の前
側部位をサイドシル内において前方に延長すると共に袋
構造に形成し、該前側部位を前記サイドシル内に固定
し、又、前記ピラーレインフォースの下端部の後側部位
を後方に延長してリヤホイールハウス又は該リヤホイー
ルハウスの近傍に結合した車両の下部車体構造としたこ
とを特徴としている。
【0011】
【作用】かかる手段によれば、ピラーレインフォースの
下端部の後側部位が後方に延長されてリヤホイールハウ
ス又はこのリヤホイールハウスの近傍に接合されている
ため、このピラーレインフォースとロックピラーとで形
成される閉断面部と、上述のようにフロアに車幅方向に
形成される閉断面部とが連続することとなる。従って、
車両側面衝突時に、ピラーレインフォースに入力した衝
撃荷重は、フロアの閉断面部に有効に伝達されることか
ら、衝撃エネルギーの吸収能力が向上することとなる。
【0012】また、ピラーレインフォース下端部の前側
部位は袋構造に形成され、サイドシル内に固定されてい
るため、剛性を確保でき、従来用いていたシルブレース
を廃止できることから部品点数の削減を図ることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1乃至図4は、この発明の第1実施例を
示すものである。なお、従来と同一乃至均等な部材は同
一符号を付して説明する。
【0015】まず構成を説明すると、符号21はロック
ピラー、符号2はサイドシル、符号3はリヤホイールハ
ウスであり、このロックピラー21内には、ピラーレイ
ンフォース22が配設されている。
【0016】具体的には、ロックピラー21は、車室内
側からロックピラーインナ5,ボディサイドアウタ6,
リヤフェンダー7が接合されて形成されると共に、ロッ
クピラーインナ5とボディサイドアウタ6との間の下部
側に、ピラーレインフォース22が配設されている(詳
細は後述する)。
【0017】また、サイドシル2は、シルインナ23と
ボディサイドアウタ6の一部とから閉断面構造に構成さ
れ、このボディサイドアウタ6にリヤフェンダー7の下
端部の前端部7aが接合されている。
【0018】このシルインナ23は、後端部23aが、
図4に示すように、リヤホイールハウス3のホイールハ
ウスアウタ25とインナ26のフランジ部25a,26
aに接合されている。
【0019】さらにまた、シルインナ23の車室内側に
は、図3及び図4に示すように、フロアパネル8のフラ
ンジ部8bが接合されて配設されている。このフロアパ
ネル8は、リヤホイールハウス3の前側近傍において階
段形状に段部8aが形成され、この段部8aの下側に
は、クロスメンバ9が配設されて閉断面部11が形成さ
れている。
【0020】前記ピラーレインフォース22は、上下方
向に沿い下端部側が末広がり形状となるように形成され
ている。このピラーレインフォース22の上部側は水平
断面がハット型形状に形成され、この上部側のフランジ
部22aが、ロックピラーインナ5に接合されている。
また、このピラーレインフォース22の下端部の前側部
位22bがサイドシル2内において前方に延長されると
共に袋構造に形成され、この前側部位22bが前記サイ
ドシル2内に固定されている。この前側部位22は、サ
イドシル2の内部空間を略閉成するような形状に形成さ
れている。
【0021】また、図4に示すように、ピラーレインフ
ォース22の下端部の後側部22cは後方に延長され、
この後側部位22cとリヤホイールハウスアウタ25の
フランジ部25bとリヤフェンダー7のフランジ部7b
とがスポット溶接により3枚打されている。
【0022】さらに、ボディサイドアウタ6は、後端部
6aがホイールハウス3まで延長されておらず、ピラー
レインフォース22に接合されている。
【0023】次に、作用について説明する。かかる構成
では、ピラーレインフォース22の下端部の後側部位2
2cが後方に延長されてリヤホイールハウス3に接合さ
れているため、このピラーレインフォース22とロック
ピラーインナ5等で形成される閉断面構造と、上述のよ
うにフロアパネル8側の閉断面部11とが連続すること
となる。
【0024】従って、車両側面衝突時に、ピラーレイン
フォース4に入力した衝撃荷重は、フロアパネル8側の
閉断面部11に有効に伝達されることから、衝撃エネル
ギーの吸収能力が向上する。
【0025】また、ピラーレインフォース22の下端部
の前側部22bは袋構造に形成され、サイドシル2を閉
成するように固定されているため、この部分で、サイド
シル2の強度を向上させることができることから、従来
用いていたシルブレース10を廃止でき、部品点数の削
減を図ることができる。図5には、この発明の第2実施
例を示す。
【0026】この実施例では、ピラーレインフォース3
2の下端部の後側部位32aが折曲されて、ホイールハ
ウス3のフランジ部25a,26aに接合されている。
このようにしてもピラーレインフォース32に入力され
た荷重を、フロアパネル8側に有効に伝達できる。
【0027】また、図6には、この発明の第3実施例を
示す。
【0028】この実施例では、ボディサイドアウタ6の
後端部6aを更に後方に延長して、ホイールハウスアウ
タ25のフランジ部25b等と4枚打することもでき
る。
【0029】このようにすれば、ボディサイドアウタ6
の部材重量は増加する反面、剛性はより向上することと
なる。
【0030】なお、サイドシル2は、ボディサイドアウ
タ6とシルインナ23とから構成されているが、これに
限らず、ボディサイドアウタ6の代わりに、シルアウタ
24を用いても良いことは勿論である。また、ピラーレ
インフォース22,32の後側部位22c,32aは、
リヤホイールハウス3に直接固定しなくても、この近傍
に固定した場合でもフロアパネル8側に有効に荷重を伝
達できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、車両側面衝突時に、ピラーレインフォースに入力
した衝撃荷重は、フロアパネルの閉断面部に有効に伝達
されることから、衝撃エネルギーの吸収能力を向上させ
ることができる。また、ピラーレインフォース下端部の
前側部位は、袋構造に形成され、サイドシル内に固定さ
れているため、従来用いていたシルブレースを廃止でき
部品点数の削減を図ることができる、という実用上有益
な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両の下部車体構造の第1実施例を
示す正面図である。
【図2】同第1実施例の要部を示す分解斜視図である。
【図3】同第1実施例のA−A線に沿う断面図である。
【図4】同第1実施例のB−B線に沿う断面図である。
【図5】この発明の第2実施例を示す図4に相当する断
面図である。
【図6】この発明の第3実施例を示す図4に相当する断
面図である。
【図7】従来例を示す図1に相当する正面図である。
【図8】図7のC−C線に沿う断面図である。
【図9】図8のD−D線に沿う断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2ドア車のロックピラー内部の下部側
    に、上下方向に沿うピラーレインフォースが配設され
    て、該ピラーレインフォースとロックピラーとで閉断面
    構造が形成された車両の下部車体構造において、 該ピラーレインフォースを下端部側が末広がりとなるよ
    うに形成し、該ピラーレインフォースの下端部の前側部
    位をサイドシル内において前方に延長すると共に袋構造
    に形成し、該前側部位を前記サイドシル内に固定し、
    又、前記ピラーレインフォースの下端部の後側部位を後
    方に延長してリヤホイールハウス又は該リヤホイールハ
    ウスの近傍に結合したことを特徴とする車両の下部車体
    構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08216921A (ja) * 1995-02-10 1996-08-27 Kanto Auto Works Ltd 自動車のセンタピラー構造
DE19531982B4 (de) * 1994-08-31 2005-01-05 Fuji Jukogyo K.K. Karosseriestruktur für ein Kraftfahrzeug
JP2011201470A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Suzuki Motor Corp 車両の側方下部構造
US8979177B2 (en) 2012-12-11 2015-03-17 Hyundai Motor Company Side lower vehicle body structure of vehicle
JP2019196104A (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 マツダ株式会社 車両の側部車体構造

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