JPH06195337A - 文書データ処理装置 - Google Patents

文書データ処理装置

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JPH06195337A
JPH06195337A JP4342331A JP34233192A JPH06195337A JP H06195337 A JPH06195337 A JP H06195337A JP 4342331 A JP4342331 A JP 4342331A JP 34233192 A JP34233192 A JP 34233192A JP H06195337 A JPH06195337 A JP H06195337A
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term
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common
child
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JP4342331A
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English (en)
Inventor
Toru Kubo
保 徹 久
Tsutomu Hata
務 秦
Akio Shibata
田 顕 男 柴
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従属生成子が冗長な構成を持つ共通構造を処
理する際にも記憶領域と処理時間の無駄を生じないよう
にする。 【構成】 従属生成子をそれと等価で冗長度が低い従属
生成子に変換する従属生成子簡略化手段103と、従属
生成子簡略化手段103を用いて共通割付け構造101
を簡略化共通割付け構造104に変換する共通構造変換
手段102と、従属生成子の評価を行なう従属生成子評
価手段107と、簡略化共通割付け構造104に従っ
て、特定論理構造105に対し従属生成子評価を用いて
文書割付け処理し、特定割付け構造108を決定する割
付け処理手段106とを備えている。従属生成子評価手
段107では冗長さが除かれた従属生成子を処理するこ
とになるので記憶領域や処理時間に無駄が生じない。同
様な構成により論理構造編集処理を行なうようにしても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書の雛型となる共通
構造から条件に従って実際の文書を表現する特定構造を
生成する文書処理方式を採用した文書データ処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子計算機を用いた文書処理装置
の高機能化が進んでいる。このような高機能を持つ異な
る文書処理システム間で文書データの相互利用を可能に
するために、ODAなどの標準の文書データ交換形式が
定められている(参考文献:ISO 8613,JIS
X5003−1987参考S007(V2. 0)文
書交換形式(ODA)実装規約)。
【0003】またODAでは、文書の雛型となる共通構
造とそのインスタンスである実際の文書を表現する特定
構造とで構成される文書処理モデルを規定している。特
定構造の構造は、共通構造の各クラスの従属生成子をも
とに生成される。
【0004】以下、ODAの共通構造について図を用い
て説明する。図9(a)は共通構造の例を模式的に示し
たものである。図において、A〜Gはクラスである。9
01、902、903はそれぞれクラスA、B、Eの従
属生成子である。従属生成子は、生成可能な下位構造の
条件を示す属性であり、構造式という式で表現されてい
る。構造式は3種の構造型と4種の構造項の繰り返しを
含む組み合せで様々な下位構造の候補を表現できる。
【0005】3種の構造型とは次のものである。 SEQ:指定順にすべての構造項を評価 AGG:任意順にすべての構造項を評価 CHO:いずれか1つの構造項を選択して評価
【0006】また4種の構造項とは次のものである。こ
の中で構造因子とはクラスあるいは構造型である。 REQ:構造因子の評価が必ず1回なされる。 OPT:構造因子の評価が1回なされるあるいは省略さ
れる。 REP:構造因子の評価が1回以上繰り返される。 OPT−REP:構造因子の評価が1回以上繰り返され
るあるいは省略される。
【0007】したがって、例えば従属生成子903は、
クラスEの下位にクラスFとGのいずれかのインスタン
スであるオブジェクトが繰り返し現れてよいことを示し
ている。
【0008】図9(b)、(c)および(d)は、図9
(a)の共通構造から生成される特定構造の例を示した
ものである。図において、Ao 〜Go はクラスA〜Gの
インスタンスであるオブジェクトである。例えば図
(b)では、クラスAは、図9(a)の従属生成子90
1の構造型CHOによりクラスBを選択し、クラスB
は、従属生成子902の構造型SEQにより、クラスC
に対する構造項OPTは省略せず、クラスDに対する構
造項REPは2回繰り返した結果得られた特定構造であ
る。
【0009】ところで、同じ下位構造を表現するのに、
いろいろな異なる従属生成子が使われ得る。例えば図1
0(a)の従属生成子1001と図10(b)の従属生
成子1002の2つの従属生成子から生成できる下位構
造は全く同じものであり、この2つの従属生成子は等価
であると言える。したがって、従属生成子1001は1
002より冗長な構成を持つ従属生成子である。このよ
うな構成が異なる等価な従属生成子の例を図11を用い
て説明する。
【0010】図11において(a)と(b)、(c)と
(d)、(e)と(f)および(g)と(h)は、それ
ぞれ構成が異なる2つの等価な従属生成子の例である。
ここではREQの構造項のタグは図示を省略してある。
【0011】図11(a)は従属生成子1101の構造
型SEQの下位の構造項が1つしかない場合で、図11
(b)に示すように構造型SEQを削除しても等価であ
る。ここで構造型はAGGまたはCHOであっても同様
である。
【0012】図11(c)は従属生成子1102の構造
型SEQの下位にさらに同じ構造型SEQがある場合
で、図11(d)に示すように横並びにすることができ
る。ここで構造型はAGGまたはCHOであっても同様
である。
【0013】図11(e)は従属生成子1103の構造
型CHOの下位に同じクラスCがある場合で、図11
(f)に示すようにこれを1つのクラスCにまとめるこ
とができる。
【0014】図11(g)は従属生成子1104の構造
型CHOの下位に2つの同じ構造項OPTがある場合
で、図11(h)に示すように構造型CHOの上位のタ
グOPTに置き換えることができる。
【0015】さて、ODAの割付け処理モデルに従って
共通割付け構造から特定割付け構造を生成する場合、割
付けオブジェクトクラスの従属生成子を評価しなければ
ならない。ODAでは従属生成子を表現する際に冗長さ
を除かなければならないなどの制限はない。言い替えれ
ばODAの処理システムは任意の構成を持つ従属生成子
を評価する必要がある。評価の方法として、代替評価で
きる場合にバックトラック情報を保持する方法(情報処
理学会第40回全国大会6P−2)や、構造型や構造項
をノード(ジェネレータ)とすると木構造を導入する方
法(情報処理学会第44回全国大会4C−4)等が提案
されている。
【0016】ここで従来の文書割付け処理を行なう文書
データ処理装置の構成について図12を参照して説明す
る。図12において、1201は共通割付け構造、12
02は割付け処理手段、1203は共通割付け構造展開
手段、1204は従属生成子評価手段、1205は特定
割付け構造決定手段、1206は共通割付けデータを保
持するメモリ、1207は特定論理構造、1208は処
理結果の特定割付け構造である。
【0017】以上のように構成された文書データ処理装
置の動作について説明する。割付け処理手段1202
は、共通割付け構造1201と特定論理構造1207に
対して割付け処理を施し、特定割付け構造1208を生
成する。その際、割付け処理手段1202は、メモリ1
206上の共通割付けデータを共通割付け構造展開手段
1203により展開し、従属生成子の評価を従属生成子
評価手段1204で行なった後、特定割付け構造決定手
段1207により特定割付け構造を決定する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の文書データ処理装置では、評価の対象となる従属生
成子の冗長性を考慮していないので、従属生成子が冗長
な構成を持つ場合には、メモリ上の記憶領域や処理時間
を無駄に費やしてしまうという課題があった。
【0019】例えば、図10(a)の従属生成子100
1に対してそのまま上記の評価方法を適用すると、バッ
クトラック情報保持あるいはジェネレータのために必要
なメモリ上の記憶領域は、図10(b)の従属生成子1
002に対する場合よりも大幅に増加する。また、図1
0(a)の構造項の付いていないクラスBのインスタン
スのオブジェクトBoの代替構造として、構造項REP
の付いたクラスBのインスタンスのオブジェクトBoを
生成してしまうなど、既に評価したのと同じ構造を生成
してしまい、処理効率も大幅に低下する。
【0020】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
もので、従属生成子が冗長な構成を持つ場合の記憶領域
や処理時間の無駄を省くことのできる文書データ処理装
置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、従属生成子をそれと等価で冗長度の低い
従属生成子に変換する従属生成子簡略化手段と、従属生
成子簡略化手段を用いて共通構造を簡略化する共通構造
変換手段と、従属生成子の評価を行なう従属生成子評価
手段と、共通構造変換手段により変換された簡略化共通
構造に従って従属生成子評価手段を用いて文書割付け処
理または論理構造編集処理を行なう共通構造処理手段と
を備えたものである。
【0022】
【作用】本発明は、上記構成によって、共通構造変換手
段では処理対象となる共通構造を従属生成子簡略化手段
を用いて冗長度の低い従属生成子を持つ簡略化共通構造
に変換し、さらに共通構造処理手段では簡略化共通構造
にしたがって従属生成子評価手段を用いて処理を行なう
ので、従属生成子が冗長な場合であっても、従属生成子
評価手段で評価を行なう際には既に冗長さが取り除かれ
ており、記憶領域や処理時間の無駄を省くことができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例における文書
割付け処理を行なう文書データ処理装置の構成を示すも
のである。図1において、101は共通割付け構造、1
02は共通構造変換手段、103は従属生成子簡略化手
段、104は簡略化共通割付け構造、105は特定論理
構造、106は共通構造処理手段としての割付け処理手
段、107は従属生成子評価手段、108は処理結果と
しての特定割付け構造である。割付け処理手段106
は、図12に示したような共通割付け構造展開手段およ
び特定割付け構造決定手段を有する。
【0024】以上のように構成された文書データ処理装
置の動作について説明する。まず、共通構造変換手段1
02は、共通割付け構造101の各クラスの従属生成子
を従属生成子簡略化手段103を用いて簡略化し、簡略
化共通割付け構造104を生成する。次に、割付け処理
手段106は、簡略化共通割付け構造104と特定論理
構造105に対して従属生成子評価手段107を用いた
従属生成子の評価を含む割付け処理を施し、特定割付け
構造108を生成する。
【0025】次に、従属生成子簡略化手段103の動作
の詳細について以下に説明する。従属生成子簡略化手段
103は、各クラスの従属生成子それぞれに対して独立
に動作する。ここでは従属生成子を図8に示すような部
分木からなる木構造として考える。図8において、80
1は対象となる構造項(以後、対象タームと呼ぶ。)を
示す。802〜804は対象ターム801に対する子タ
ームである。また、805は対象ターム801の項の種
類を示すタームタグ、806〜808は子ターム802
から804の項の種類を示すタームタグである。ターム
タグにはREQ、OPT、REP、OPT−REPの4
種類がある。以後、対象タームのタームタグにT1、子
タームのタームタグにT2の略号を用いる。また、80
9は対象ターム801の因子の種類を示すファクター、
810〜812は子ターム802〜804の因子の種類
を示すファクターである。ファクターにはSEQ、AG
G、CHOの構造型とクラスの4種類がある。対象ター
ムのファクターがクラスの場合には子タームは存在しな
い。以後、対象タームのファクターF1、子タームのフ
ァクターにF2の略号を用いる。
【0026】次に、従属生成子簡略化手段103の動作
の全体の流れを図2を参照して説明する。まず、初期化
として対象となる従属生成子の最上のタームのタームタ
グが空かどうかを評価し(ステップ201)、空であっ
た場合は最上のタームのタームタグにREQを設定する
(ステップ202)。次に最上のタームに対して部分木
の簡略化の処理を適用し(ステップ203)、処理を終
了する。部分木の簡略化の処理は、再帰的に下位の部分
木を簡略するので、最終的に全体が簡略化された従属生
成子が得られる。
【0027】次に、対象タームに対する部分木の簡略化
の処理について図3を用いて説明する。まず、F1がク
ラスか構造型かを評価し(ステップ301)、クラスで
あった場合は処理を終了する。ステップ301で構造型
であった場合は、さらに構造型の種類を評価し(ステッ
プ302)、それぞれの種類に対応した簡略化の処理
(ステップ303、304、305)を行ない、処理を
終了する。
【0028】次に、構造型の種類に対応した簡略化の処
理についてそれぞれ説明する。構造型の簡略化の基本処
理方式は、子タームを順次簡略化していき、その結果を
処理済み子タームとして保持し、最後に置き換えを行な
うというものである。
【0029】図4はF1がSEQであった場合の簡略化
の処理の流れを示している。まず、子タームを順に1つ
取り出す(ステップ401)。次いで子タームが取り出
せたかどうかを評価する(ステップ402)。子ターム
が取り出せた場合は、その子タームに対して部分木の簡
略化の処理を適用する(ステップ403)。次に簡略化
処理後の子タームのタームタグ(T2’と略す。)とフ
ァクター(F2’と略す。)について、次の条件にあて
はまるかどうかを評価する(ステップ404)。
【0030】T2’ == REQ F2’ == SEQ 上の条件を満たさなかった場合は、簡略化処理後の子タ
ームを処理済みの子タームの最後尾に追加し(ステップ
405)、ステップ401にもどる。上の条件を満たす
場合は、図11の(c)から(d)の簡略化が行なえる
ので、F2’の子タームすべてを処理済みの子タームの
最後尾に追加し(ステップ406)、ステップ401に
もどる。また、ステップ402において子タームがなく
なった場合は、処理済みの子タームが1つかどうかを評
価する(ステップ407)。処理済みの子タームが1つ
であった場合は、図11の(a)から(b)の簡略化を
行なえるので、対象タームのタームタグT1の値をその
子タームのタームタグT2’と現在のT1から求め更新
し(ステップ408)、対象タームのファクターF1を
その子タームのファクターF2’に置換して(ステップ
409)、簡略化の処理を終了する。また、ステップ4
07において処理済みの子タームが2つ以上あった場合
は、それらすべてをF1の子タームとして(ステップ4
10)、簡略化の処理を終了する。
【0031】なお、ステップ408におけるタームタグ
の導出は、図7(a)に示す関係を用いる。図7(a)
は2つのタームタグA,Bの合成によりどのタームタグ
が導出されるかを示している。例えば701のO−R
(OPT−REPの略記)と702のREQからは70
3に示すようにO−Rが導出される。
【0032】図5はF1がAGGであった場合の簡略化
の処理の流れを示している。まず、子タームを順に1つ
取り出す(ステップ501)。次に、子タームが取り出
せたかどうかを評価する(ステップ502)。子ターム
が取り出せた場合は、その子タームに対して部分木の簡
略化の処理を適用する(ステップ503)。次にT2’
とF2’について条件にあてはまるかどうか評価する
(ステップ504)。
【0033】T2’ == REQ F2’ == AGG 上の条件を満たさなかった場合は、処理済みの子ターム
内で簡略化処理後の子タームを挿入する適切な位置をあ
る順序づけに従って求めてその位置に挿入し(ステップ
505)、ステップ501にもどる。上の条件を満たす
場合は、図11の(c)から(d)の簡略化が行なえる
ので、F2’の子タームすべてについてその子タームを
挿入する適切な位置をある順序づけに従って求めてその
位置に挿入し(ステップ506)、ステップ501にも
どる。また、ステップ502において子タームがなくな
った場合は、処理済みの子タームが1つかどうかを評価
する(ステップ507)。処理済みの子タームが1つで
あった場合は、図11の(a)から(b)の簡略化が行
なえるので、対象タームのタームタグT1の値をその子
タームのタームタグT2’と現在のT1から求めて更新
し(ステップ508)、対象タームのファクターF1を
その子タームのファクターF2’に置換して(ステップ
509)、簡略化の処理を終了する。ここでステップ5
08におけるタームタグの導出は、SEQの場合のステ
ップ408におけるものと同様である。処理済みの子タ
ームが2つ以上あった場合は、それらすべてをF1の子
タームとして(ステップ510)、簡略化の処理を終了
する。
【0034】図6(a)はF1がCHOであった場合の
簡略化の処理の流れを示している。まず、子タームを順
に1つ取り出す(ステップ601)。次いで子タームが
取り出せたかどうか評価する(ステップ602)。子タ
ームが取り出せた場合は、その子タームに対して部分木
の簡略化の処理を適用する(ステップ603)。次にT
2’とF2’について次の条件にあてはまるかどうか評
価する(ステップ604)。
【0035】T2’ == REQ F2’ == CHO 上の条件を満たさなかった場合、 簡略化処理後の子ター
ムを処理済みの子ターム内に整理した上で適切な位置に
挿入し(ステップ605)、 ステップ601にもどる。
上の条件を満たす場合は、F2’の子タームすべてにつ
いて簡略化処理後の子タームを処理済みの子ターム内に
整理した上で適切な位置に挿入し(ステップ606)、
ステップ601にもどる。
【0036】ここで、ステップ605、606の処理に
ついて図6(b)を用いて詳しく説明する。まず、処理
済みの子タームの中に挿入しようとする子タームのファ
クターと下位構造まで同じファクターを持つものがない
かどうか評価する(ステップ611)。同じものがあっ
た場合は、図11の(e)から(f)の簡略化が行なえ
るので、挿入しようとする子タームのタームタグの値
を、2つのタームのタームタグから求めて更新し(ステ
ップ612)、さらに処理済みの子タームの中の同じフ
ァクターを持つタームを削除する(ステップ613)、
ここでステップ612におけるタームタグの導出は、S
EQの場合のステップ408におけるものと同様であ
る。同じものがない場合は、そのままステップ614に
進む。次に、処理済みの子ターム内でその子タームを挿
入する適切な位置をある順序づけに従って求めてその位
置に挿入する(ステップ614)。さらに、図11の
(g)から(h)の簡略化を行なうために、対象ターム
のタームタグT1と挿入したタームのタームタグT2’
の値を更新する(ステップ615)。このときそれぞれ
のタームタグの導出は、図7(b)に示す関係を用い
る。図7(b)は、T1とT2’の合成によりどのよう
にそれぞれのタームタグが導出されるかを示している。
導出されるものの欄の上段はT1、下段はT2’を示
す。例えばT1が704で示すO−RでT2’が705
で示すREPのとき、導出されるT1は706で示すO
−R、T2’は707で示すREQとなる。
【0037】図6(a)の説明にもどって、ステップ6
02において子タームがなくなった場合は、処理済みの
子タームが1つかどうかを評価する(ステップ60
7)。処理済みの子タームが1つであった場合は、図1
1の(a)から(b)の簡略化が行なえるので、対象タ
ームのタームタグT1の値をその子タームのタームタグ
T2’と現在のT1から更新し(ステップ608)、対
象タームのファクターF1をその子タームのファクター
F2’に置換して(ステップ609)、簡略化の処理を
終了する。ここでステップ608におけるタームタグの
導出は、SEQの場合のステップ408におけるものと
同様である。処理済みの子タームが2つ以上あった場合
は、それらすべてをF1の子タームとして(ステップ6
10)、簡略化の処理を終了する。
【0038】以上のように、上記実施例によれば、従属
生成子をそれと等価で冗長度の低い従属生成子に変換す
る従属生成子簡略化手段103と、この従属生成子簡略
化手段103を用いて共通割付け構造101を簡略化す
る共通構造変換手段102と、従属生成子の評価を行な
う従属生成子評価手段107と、共通構造変換手段10
2により変換された簡略化共通割付け構造104に従っ
て特定論理構造105に対し従属生成子評価手段107
を用いて文書割付けを行ない、特定割付け構造108を
決定する割付け処理手段106とを備えることにより、
従属生成子が冗長な構成を持つ共通割付け構造101に
対しても、記憶領域や処理時間の無駄を生じない文書割
付け処理を行なうことができる。
【0039】図1の構成で、割付け処理手段106を論
理構造編集手段に、共通割付け構造101を共通論理構
造に、簡略化共通割付け構造104を簡略化共通論理構
造に、特定論理構造105を編集指示入力に、特定割付
け構造108を特定論理構造に置き換えれば、文書割付
け処理と同様にして従属生成子が冗長な構成を持つ共通
論理構造に対しても、記憶領域や処理時間の無駄を生じ
ない論理構造編集処理を行なうことができる。
【0040】また、図5のAGGの場合の簡略化のステ
ップ505、506、および図6(b)のCHOの場合
の簡略化のステップ614における「処理済みの子ター
ム内での順序づけ」を、従属生成子評価手段107の処
理方式に適するように設定することによって、割付け処
理手段106の処理効率をあげることができ、請求項2
記載の文書データ処理装置が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従属生
成子をそれと等価で冗長度の低い従属生成子に変換する
従属生成子簡略化手段と、この従属生成子簡略化手段を
用いて共通構造を簡略化する共通構造変換手段と、従属
生成子の評価を行なう従属生成子評価手段と、共通構造
変換手段により変換された簡略化共通構造に従って従属
生成子評価手段を用いて文書割付け処理または論理構造
編集処理を行なう共通構造処理手段とを備えているの
で、従属生成子が冗長な構成を持つ共通構造に対して
も、記憶領域や処理時間の無駄を生じない優れた文書デ
ータ処理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における文書データ処理装置
の構成を示す概略ブロック図
【図2】同装置における従属生成子簡略化手段の動作を
示す流れ図
【図3】同装置における従属生成子簡略化手段の部分木
の簡略化手続きを示す流れ図
【図4】同装置における従属生成子簡略化手段の部分木
の簡略手続きのSEQの場合を示す流れ図
【図5】同装置における従属生成子簡略化手段の部分木
の簡略化手続きのAGGの場合を示す流れ図
【図6】(a)同装置における従属生成子簡略化手段の
部分木の簡略化手続きのCHOの場合を示す流れ図 (b)同手続きの子タームの挿入の処理を示す流れ図
【図7】(a)、(b)同装置における従属生成子簡略
化手段のタームの導出関係を示す模式図
【図8】同装置で用いる一般的な従属生成子の部分木を
示す模式図
【図9】(a)共通構造の例を示す模式図 (b)、(c)、(d)共通構造から生成される特定構
造の例を示す模式図
【図10】(a)、(b)異なる構成の等価な従属生成
子の例を示す模式図
【図11】(a)〜(h)異なる構成の等価な従属生成
子の例を示す模式図
【図12】従来の文書割付け処理装置の構成を示す概略
ブロック図
【符号の説明】
101 共通割付け構造 102 共通構造変換手段 103 従属生成子簡略化手段 104 簡略化共通割付け構造 105 特定論理構造 106 割付け処理手段(共通構造処理手段) 107 従属生成子評価手段 108 特定割付け構造

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従属生成子をそれと等価で冗長度の低い
    従属生成子に変換する従属生成子簡略化手段と、前記従
    属生成子簡略化手段を用いて共通構造を簡略化する共通
    構造変換手段と、従属生成子の評価を行なう従属生成子
    評価手段と、前記共通構造変換手段により変換された簡
    略化共通構造に従って前記従属生成子評価手段を用いて
    文書割付け処理または論理構造編集処理を行なう共通構
    造処理手段とを備えた文書データ処理装置。
  2. 【請求項2】 従属生成子簡略化手段が、冗長度が低い
    等価な従属生成子のうち従属生成子評価手段の処理に適
    したものを選択して変換することを特徴とする請求項1
    記載の文書データ処理装置。
JP4342331A 1992-12-22 1992-12-22 文書データ処理装置 Pending JPH06195337A (ja)

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