JPH061854Y2 - ショベルロ−ダの原動部構造 - Google Patents

ショベルロ−ダの原動部構造

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JPH061854Y2
JPH061854Y2 JP8974587U JP8974587U JPH061854Y2 JP H061854 Y2 JPH061854 Y2 JP H061854Y2 JP 8974587 U JP8974587 U JP 8974587U JP 8974587 U JP8974587 U JP 8974587U JP H061854 Y2 JPH061854 Y2 JP H061854Y2
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JP
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oil cooler
radiator
muffler
heat shield
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JP8974587U
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義孝 松原
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Kubota Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンの下側に配置したマフラーからの輻
射熱及び熱気がラジエータ及びオイルクーラに作用して
これらの冷却効率が低下するのを防止するようにしたシ
ョベルローダの原動部構造に係り、詳しくはエンジンの
後側にエンジン冷却用ラジエータと、前記エンジン側か
らラジエータ側へ向かって送風するファンをそれぞれ配
設するとともに、前記ラジエータの後側にオイルクーラ
ーを配設し、エンジン排気用マフラーからその上方の前
記ラジエータ及びオイルクーラへの伝熱を抑制する遮熱
板を設けてあるショベルローダの原動部構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、かかる原動部構造にあっては、エンジン排気用マ
フラーからの輻射熱が、その上方のラジエータやオイル
クーラに作用してこれらの冷却効率が低下しないよう
に、これらラジエータ及びオイルクーラとマフラーとの
間に遮熱板を設けたものが考えられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記遮熱板はマフラーとラジエータ及び
オイルクーラとの間に水平に配置されており、従ってマ
フラーからの輻射熱がラジエータ及びオイルクーラ側へ
伝達するのを前記遮熱板で抑制することはできるが、遮
熱板の下側の空間部にマフラーで加熱された熱気がこも
り、この熱気が遮熱板の下面を伝って遮熱板の周端より
上昇し、前記ラジエータ及びオイルクーラに接触作用し
てこれらの冷却効果を低下させる欠点があった。特に、
車体の作動後、エンジンを停止させたような場合には、
エンジンからオイルクーラ方向の送風が止まっているの
で、上記熱気がそのまま上昇してラジエータ及びオイル
クーラを加熱し易いものである。
本考案は上記の実情に着目してなされたものであって、
輻射熱だけではなくてマフラーで加温された熱気がラジ
エータ及びオイルクーラを加温することがなく、ラジエ
ータ及びオイルクーラの冷却機能を低下させることのな
いものを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案の特徴構成は、遮熱板を前記エンジン
の下方から前記オイルクーラの下方に亘って後方上がり
姿勢で配置し、前記マフラーからの熱気を前記オイルク
ーラの後方において外部放出する排気口を、前記遮熱板
の後端部近傍位置に設けてある点にあり、その作用及び
効果は次の通りである。
〔作用〕
遮熱板でマフラーとラジエータ及びオイルクーラとを遮
蔽してマフラーからの輻射熱がそれら部材に作用するの
を防止することができる上に、マフラーで加熱されて比
重の軽くなった熱気は、遮熱板の後方上がりの傾斜面の
下面に沿って後方へ送られ、そして前記ファンによる後
方への送風とともに、遮熱板後端部近傍位置の排気口か
らオイルクーラの後方へ排出される。
〔考案の効果〕
その結果、熱気が遮熱板の下面の空間部にこもることが
なく、オイルクーラ後方の外部へ排出できて熱気がラジ
エータやオイルクーラを加温するのを防止でき、これら
の冷却機能が低下するのを防ぐことができるようになっ
た。しかも、エンジンが停止してファンによる送風がな
くなった場合でも、熱気は前記遮熱板の下面に沿って後
方の排気口へ自然に送られるので、内部に熱気がこもる
こともなく、ラジエータ及びオイルクーラを加温するこ
ともない効果がある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図にはショベルローダの全体側面が示され、このシ
ョベルローダは駆動前車輪(10)を有した前部機体(11)
と、駆動後車輪(12)を有した後部機体(13)とを縦軸芯
(P)周りで揺動自在に連結して胴折れ型の走行機体を構
成し、この走行機体の後部に原動部(14)を備えたエンジ
ンボンネット(15)と搭乗運転部(16)を設けるとともに、
走行機体の前部にショベル作業装置(17)を連結して構成
されている。
前記エンジンボンネット(15)内の構造について詳細に説
明すると、第1図に示すように、このエンジンボンネッ
ト(15)内に配設されたエンジン(1)の機体後方側には、
エンジン冷却用のラジエータ(2)と、このラジエータ(2)
を冷却するためにエンジン(1)側からラジエータ(2)側へ
向かって送風するファン(8)と、ラジエータ(2)の後側に
おいてオイルクーラー(9)とがそれぞれ配設され、前記
ファン(8)の駆動によってエンジン(1)側から冷却風をラ
ジエータ(2)及びオイルクーラ(9)に当て、それからオイ
ルクーラ(9)後方に形成した排風口(18)からエンジンボ
ンネット(15)外へ排出するようになっている。そして、
このファン(8)、ラジエータ(2)及びオイルクーラ(9)の
下方にはエンジン排気用マフラー(4)が配置され、この
マフラー(4)からの輻射熱を遮る遮熱板(5)がマフラー
(4)と前記ファン(8)等との間に配置されている。
第1図に示すように、前記遮熱板(5)は前記エンジン(1)
の後端側の下方位置から前記オイルクーラー(9)の下方
にまで亘って後端側ほど上方に位置するように後ろ上が
りに傾斜して配置されている。そして、遮熱板(5)の前
端部は前記マフラーを固定するためのブラケット(19)に
連結金具(図示せず)を介して固着されているととも
に、遮熱板(5)の後端部はオイルクーラー(9)の固定板(2
1)の下端に連続した状態で固設されている。そして、こ
の遮熱板(5)の後端部とマフラー(4)の後側に配設された
車体の後部フレーム(20)上端との間には、上下方向に貫
通する排気口(7)が形成され、この排気口(7)を介して遮
熱板(5)の下方に形成されるマフラー収容部(6)と前記オ
イルクーラ(9)の後方の外部空間とが連通するようにな
っている。
従って、前記マフラー(4)で加熱された収容部(6)内の熱
気がその比重の低下により上昇すると、前記遮熱板(5)
の下面の傾斜に沿って後方へ送られ、そして、前記排気
口(7)を通してオイルクーラ(9)の後方側へ排出されるこ
とになり、前記ファン(4)による送風の勢いとともに、
熱気は外部へ排出され、この遮熱板(5)下側のマフラー
収容部(6)内に熱気がこもることはないのである。ま
た、前記遮熱板(5)はエンジン(1)の下部からオイルクー
ラー(9)の下方位置にまで全面に亘って配置されている
ので、マフラー(4)からの輻射熱がラジエータ(2)のみな
らず、オイルクーラ(9)側へ伝熱されるのを確実に防止
することもできる。
尚、図中(22)はマフラー(4)に連結された排気管であ
り、前記後部フレーム(20)に形成された通孔(23)を通し
て後方外部へ導かれている。また、(24)はマフラー(4)
を前記ブラケット(19)に取付けるためのバンドである。
〔別実施例〕
上記実施例では、遮熱板(5)の後端と後部フレーム(20)
上端との間に排気口(7)を形成したが、後部フレーム(2
0)上縁に排気口(7)を切り欠いて形成しても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の原動部構造の実施例を示
し、第1図は原動部の縦断側面図、第2図はショベルロ
ーダの全体側面図である。 (1)……エンジン、(2)……ラジエータ、 (4)……マフラー、(5)……遮熱板、(7)……排気口、(8)
……ファン、(9)……オイルクーラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(1)の後側にエンジン冷却用ラジ
    エータ(2)と、前記エンジン(1)側からラジエータ(2)側
    へ向かって送風するファン(8)をそれぞれ配設するとと
    もに、前記ラジエータ(2)の後側にオイルクーラー(9)を
    配設し、エンジン排気用マフラー(4)からその上方の前
    記ラジエータ(2)及びオイルクーラ(9)への伝熱を抑制す
    る遮熱板(5)を設けてあるショベルローダの原動部構造
    であって、前記遮熱板(5)を前記エンジン(1)の下方から
    前記オイルクーラ(9)の下方に亘って後方上がり姿勢で
    配置し、前記マフラー(4)からの熱気を前記オイルクー
    ラ(9)の後方において外部放出する排気口(7)を、前記遮
    熱板(5)の後端部近傍位置に設けてあるショベルローダ
    の原動部構造。
JP8974587U 1987-06-10 1987-06-10 ショベルロ−ダの原動部構造 Expired - Lifetime JPH061854Y2 (ja)

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JPS63197729U JPS63197729U (ja) 1988-12-20
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ID=30949002

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