JPH06159247A - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
- Publication number
- JPH06159247A JPH06159247A JP30995092A JP30995092A JPH06159247A JP H06159247 A JPH06159247 A JP H06159247A JP 30995092 A JP30995092 A JP 30995092A JP 30995092 A JP30995092 A JP 30995092A JP H06159247 A JPH06159247 A JP H06159247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- suction
- compressor
- gas
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は吸入ガス導入路のコイルバネに生ず
る若干の隙間より高温ガスが吸入ガス導入路に侵入する
のを防ぎ、なおかつ戻り液冷媒の衝撃をコイルバネでの
隙間から開放できるようにすることを目的とする。 【構成】 コイルバネ１４と、コイルバネ１４を包む様
に配設し少なくとも１ヶ所開放できる開放部２０ｂを有
するスリーブ２０を備えた構成としている。
る若干の隙間より高温ガスが吸入ガス導入路に侵入する
のを防ぎ、なおかつ戻り液冷媒の衝撃をコイルバネでの
隙間から開放できるようにすることを目的とする。 【構成】 コイルバネ１４と、コイルバネ１４を包む様
に配設し少なくとも１ヶ所開放できる開放部２０ｂを有
するスリーブ２０を備えた構成としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒ガスを吸入管から
吸込マフラを介して、直接シリンダへ導く構造の、冷蔵
庫等に使用される密閉形圧縮機に関するものである。
吸込マフラを介して、直接シリンダへ導く構造の、冷蔵
庫等に使用される密閉形圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、圧縮機は省エネルギーを目的と
し、エネルギー効率の向上が進んでいるが、その主な技
術の一つは戻り吸入ガスが一旦、密閉容器内にて加熱さ
れて膨張し、密度の薄い吸入ガスをシリンダにて吸入圧
縮することを改善し、吸入ガスの密度低下を断熱する事
により防止して吸入効率を高めるものである。
し、エネルギー効率の向上が進んでいるが、その主な技
術の一つは戻り吸入ガスが一旦、密閉容器内にて加熱さ
れて膨張し、密度の薄い吸入ガスをシリンダにて吸入圧
縮することを改善し、吸入ガスの密度低下を断熱する事
により防止して吸入効率を高めるものである。
【０００３】この技術を使う為、密閉容器内に導く吸入
管からコイルバネを通過して吸入ガスを導く必要があ
る。
管からコイルバネを通過して吸入ガスを導く必要があ
る。
【０００４】従来の圧縮機としては特開昭６１−２４４
８８１号公報に示されているものがある。
８８１号公報に示されているものがある。
【０００５】以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮
機について説明する。図３は従来の圧縮機の組立正面
図、図４は図３の組立側面図である。
機について説明する。図３は従来の圧縮機の組立正面
図、図４は図３の組立側面図である。
【０００６】図３，図４において、１は圧縮機の密閉容
器、２は固定子４と回転子５とこの回転子５に直接固定
されたクランク軸６とによって構成された電動要素であ
る。３はシリンダヘッド７，シリンダ８，ピストン９、
及び前記クランク軸６の偏心部１１に連絡されたコンロ
ッド１０によって構成された圧縮要素である。
器、２は固定子４と回転子５とこの回転子５に直接固定
されたクランク軸６とによって構成された電動要素であ
る。３はシリンダヘッド７，シリンダ８，ピストン９、
及び前記クランク軸６の偏心部１１に連絡されたコンロ
ッド１０によって構成された圧縮要素である。
【０００７】この圧縮要素３は、スプリング３ａにて密
閉容器１内に弾性支持されている。２は吸入ガス導入路
であり、密閉容器１に固定し、内方にて上方に立上る吸
入管１３と、吸入管１３に下端を圧入固定した密着のコ
イルバネ１４と、コイルバネ１４の上端に圧入固定した
接続管１５と、接続管１５が挿入される吸入マフラ１６
とから構成されている。
閉容器１内に弾性支持されている。２は吸入ガス導入路
であり、密閉容器１に固定し、内方にて上方に立上る吸
入管１３と、吸入管１３に下端を圧入固定した密着のコ
イルバネ１４と、コイルバネ１４の上端に圧入固定した
接続管１５と、接続管１５が挿入される吸入マフラ１６
とから構成されている。
【０００８】また、コイルバネ１４の剛性は吸入マフラ
１６に挿入された接続管１５を支持できるばね剛さを有
している。更に前記接続管１５と吸入マフラ１６の入口
孔１６ａとは摺動可能なる最小クリアランスにて嵌合さ
れている。
１６に挿入された接続管１５を支持できるばね剛さを有
している。更に前記接続管１５と吸入マフラ１６の入口
孔１６ａとは摺動可能なる最小クリアランスにて嵌合さ
れている。
【０００９】以上の構成において、電動要素２が起動
し、クランク軸６が回転すると、その偏心部１１、及び
コンロッド１０を介して伝達される運動により、ピスト
ン９がシリンダ８内を往復し、冷媒ガスを吸入，圧縮，
吐出するものである。
し、クランク軸６が回転すると、その偏心部１１、及び
コンロッド１０を介して伝達される運動により、ピスト
ン９がシリンダ８内を往復し、冷媒ガスを吸入，圧縮，
吐出するものである。
【００１０】そして吸入ガス導入路１２は、吸入管１
３，コイルバネ１４，接続管１５，吸入マフラ１６にて
連結構成され、密閉容器１内の電動要素２，圧縮要素３
からの発生熱からほぼ隔離されている。従って吸入ガス
は前記高温雰囲気中にほぼさらされることなく、直接吸
入マフラ１６に吸い込まれる。
３，コイルバネ１４，接続管１５，吸入マフラ１６にて
連結構成され、密閉容器１内の電動要素２，圧縮要素３
からの発生熱からほぼ隔離されている。従って吸入ガス
は前記高温雰囲気中にほぼさらされることなく、直接吸
入マフラ１６に吸い込まれる。
【００１１】又、吸入マフラ１６と吸入管１３は接続部
１５を介して、コイルバネ１４にて接続されているた
め、密閉容器１内の圧縮機内部要素の相対運動に対し、
追随可能であり、戻り冷媒が液状となった場合でもコイ
ルバネ１４が伸びてこの隙間より衝撃を開放することが
可能である。
１５を介して、コイルバネ１４にて接続されているた
め、密閉容器１内の圧縮機内部要素の相対運動に対し、
追随可能であり、戻り冷媒が液状となった場合でもコイ
ルバネ１４が伸びてこの隙間より衝撃を開放することが
可能である。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成では
密閉容器は１内でスプリング３ａにより弾性支持されて
いる為、圧縮要素３の機械振動によりコイルバネ１４が
微振動し、この微振動によって生じるコイルバネ１４の
隙間から高温雰囲気ガスが侵入し吸入ガス温度を高めて
しまい吸入効率を低下させるという欠点があった。
密閉容器は１内でスプリング３ａにより弾性支持されて
いる為、圧縮要素３の機械振動によりコイルバネ１４が
微振動し、この微振動によって生じるコイルバネ１４の
隙間から高温雰囲気ガスが侵入し吸入ガス温度を高めて
しまい吸入効率を低下させるという欠点があった。
【００１３】本発明は従来の課題を解決するものでコイ
ルバネ１４の隙間から高温ガスの侵入を防ぎ、かつ従来
例の有していた液冷媒戻りの衝撃をも開放する機能を維
持することを目的とする。
ルバネ１４の隙間から高温ガスの侵入を防ぎ、かつ従来
例の有していた液冷媒戻りの衝撃をも開放する機能を維
持することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の圧縮機は、コイルバネを包む様に配設し少なく
とも１ヶ所開放できる開放部を有するスリーブを備えた
ものである。
本発明の圧縮機は、コイルバネを包む様に配設し少なく
とも１ヶ所開放できる開放部を有するスリーブを備えた
ものである。
【００１５】
【作用】本発明の圧縮機は、前記構成によってコイルバ
ネの隙間からの高温ガスの侵入を防ぎ、圧縮機の吸入効
率を高められる。かつ液冷媒の衝撃をコイルバネの伸び
によって開放した圧縮機要素への被害をも防止する。
ネの隙間からの高温ガスの侵入を防ぎ、圧縮機の吸入効
率を高められる。かつ液冷媒の衝撃をコイルバネの伸び
によって開放した圧縮機要素への被害をも防止する。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例の圧縮機について図
１，図２を参照しながら説明する。
１，図２を参照しながら説明する。
【００１７】図において、前記従来例と同じ番号を付し
たものは、前記従来例と同一構成であるので詳細な説明
は省略する。図１は本発明の一実施例による圧縮機の要
部拡大図である。図２は同実施例の圧縮機の組立図正面
図である。２０はスカート状に成形されたゴム製のスリ
ーブであり、接続管１５に圧入固定してある。スリーブ
２０のスカート部２０ａは比較的薄くしてありコイルバ
ネ１４と密着しやすくしてあり、一方に開口部２０ｂを
有した構成としている。
たものは、前記従来例と同一構成であるので詳細な説明
は省略する。図１は本発明の一実施例による圧縮機の要
部拡大図である。図２は同実施例の圧縮機の組立図正面
図である。２０はスカート状に成形されたゴム製のスリ
ーブであり、接続管１５に圧入固定してある。スリーブ
２０のスカート部２０ａは比較的薄くしてありコイルバ
ネ１４と密着しやすくしてあり、一方に開口部２０ｂを
有した構成としている。
【００１８】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。吸入ガス導入路２は、吸入管
１３，コイルバネ１４，スリーブ２０，接続管１５，吸
入マフラ１６にて構成され、吸入ガスは吸入管１３，コ
イルバネ１４，接続管１５、の順に流れ吸入マフラ１６
内に吸い込まれる。
以下その動作を説明する。吸入ガス導入路２は、吸入管
１３，コイルバネ１４，スリーブ２０，接続管１５，吸
入マフラ１６にて構成され、吸入ガスは吸入管１３，コ
イルバネ１４，接続管１５、の順に流れ吸入マフラ１６
内に吸い込まれる。
【００１９】その際、圧縮要素３の機械振動によりコイ
ルバネ１４が微振動し、コイルバネ１４に生ずる隙間か
ら高温雰囲気ガスが若干吸い込まれてしまう。しかしな
がら、前記スリーブ２０のスカート部２０ａが前記高温
雰囲気ガスが吸い込まれる初期の段階でコイルバネ１４
に密着し、高圧ガスの侵入を完全にしゃ断する。
ルバネ１４が微振動し、コイルバネ１４に生ずる隙間か
ら高温雰囲気ガスが若干吸い込まれてしまう。しかしな
がら、前記スリーブ２０のスカート部２０ａが前記高温
雰囲気ガスが吸い込まれる初期の段階でコイルバネ１４
に密着し、高圧ガスの侵入を完全にしゃ断する。
【００２０】一方、戻り液冷媒の衝撃が発生した場合に
は前記コイルバネ１４に同様に隙間が生じスリーブ２０
のスカート部２０ａが膨張し、なおかつ開口部２０ｂよ
り開放して圧縮要素への衝撃伝達を防ぐ。
は前記コイルバネ１４に同様に隙間が生じスリーブ２０
のスカート部２０ａが膨張し、なおかつ開口部２０ｂよ
り開放して圧縮要素への衝撃伝達を防ぐ。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コイルバ
ネを包む様に配設し、少なくとも１ヶ所開放できる開放
口を有するスリーブを備えた構成によりコイルバネの隙
間からの高温ガスの侵入を防ぎ、圧縮機の吸入効率を高
められる。かつ液冷媒の衝撃をコイルバネの伸びによっ
て開放し、圧縮要素への被害をも防止できる。
ネを包む様に配設し、少なくとも１ヶ所開放できる開放
口を有するスリーブを備えた構成によりコイルバネの隙
間からの高温ガスの侵入を防ぎ、圧縮機の吸入効率を高
められる。かつ液冷媒の衝撃をコイルバネの伸びによっ
て開放し、圧縮要素への被害をも防止できる。
【図１】本発明の一実施例による圧縮機の要部拡大図
【図２】本発明の一実施例による圧縮機の組立正面図
【図３】従来の圧縮機の組立正面図
【図４】従来の圧縮機の組立側面図
１ 密閉容器 ２ 電動要素 ３ 圧縮要素 １３ 吸入管 １４ コイルバネ １５ 接続管 １６ 吸入マフラ ２０ スリーブ ２０ｂ 開放部
Claims (1)
- 【請求項１】 密閉容器内に弾性支持された電動要素並
びに圧縮要素と、前記密閉容器を貫通する吸入管と、前
記圧縮要素に固定された吸入マフラと、前記吸入マフラ
に接続する接続管と、前記吸入管と前記接続管とを連結
するコイルバネと、前記コイルバネを包む様に配設し少
なくとも１ヶ所開放した開放部を有するスリーブとを備
えた密閉形圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30995092A JPH06159247A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30995092A JPH06159247A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 密閉形圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06159247A true JPH06159247A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=17999307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30995092A Pending JPH06159247A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06159247A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000192884A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Matsushita Refrig Co Ltd | 密閉型電動圧縮機 |
| CN100390410C (zh) * | 2003-12-30 | 2008-05-28 | Lg电子株式会社 | 带有减振装置的压缩机 |
| KR100857130B1 (ko) * | 2007-06-11 | 2008-09-05 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 밀폐형 압축기의 흡입구조 |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP30995092A patent/JPH06159247A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000192884A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Matsushita Refrig Co Ltd | 密閉型電動圧縮機 |
| CN100390410C (zh) * | 2003-12-30 | 2008-05-28 | Lg电子株式会社 | 带有减振装置的压缩机 |
| KR100857130B1 (ko) * | 2007-06-11 | 2008-09-05 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 밀폐형 압축기의 흡입구조 |
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