JPH0611252Y2 - エアバックシステムの診断装置 - Google Patents

エアバックシステムの診断装置

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JPH0611252Y2
JPH0611252Y2 JP4826888U JP4826888U JPH0611252Y2 JP H0611252 Y2 JPH0611252 Y2 JP H0611252Y2 JP 4826888 U JP4826888 U JP 4826888U JP 4826888 U JP4826888 U JP 4826888U JP H0611252 Y2 JPH0611252 Y2 JP H0611252Y2
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JP
Japan
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switch
diagnostic
diagnostic circuit
mode
ignition switch
Prior art date
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JP4826888U
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JPH01154954U (ja
Inventor
克司 大根田
泰男 斉藤
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この考案は、ユーザによってエアバックシステムのチェ
ック操作をできないようにしたエアバックシステムの診
断装置に関する。
【従来の技術】
従来のエアバックシステムとしては、例えば第3図に示
すようなものがある。この第3図において、1は車載バ
ッテリ、2は車載バッテリ1に接続されたイグニッショ
ンスイッチ、3はコントローラ、4は図示されないエア
バックの展開用直流電源であり、車載バッテリ1からイ
グニッションスイッチ2を介してコントローラ3に供給
されるバッテリ電圧を昇高圧用のDC/DCコンバータ
5で昇圧して抵抗6を介してエアバック展開用の大容量
のバックアップコンデンサ7に充電する。 この場合、逆流防止用のダイオード8a〜8cで逆流防
止しており、またダイオード9によりバックアップコン
デンサ7への電流の突入を防止し、該バックアップコン
デンサの劣化を防止している。 10はCPU等からなる診断回路、11は診断回路用電
源部で、車載バッテリ1からバッテリ電圧が供給され、
イグニッションスイッチ2ON時に診断回路10、不揮
発性記憶部12へ所定の電力を供給し、またイグニッシ
ョンスイッチ2OFF時には診断回路10内のRAMに
バックアップ電力を供給するものである。12はEEP
ROM等からなる不揮発性記憶部で、診断回路10との
間でデータの授受を行うようにしている。 13a〜13eはダイオード、14〜19は車体各部に
設けられた衝突検出手段で、それぞれ所定の加速度で入
出力間を閉成する加速度スイッチ14a〜19aと抵抗
14b〜19bを並列にして構成されている。 20はステアリング部等に設けられたスクイーブであ
り、ステアリング部に設けられたエアバック(図示せ
ず)を展開するための火薬に点火する電極となるもので
ある。 21はこのスクイーブ20と、車体側に固定して設けら
れたコントローラ3とを電気的に接続するためにステア
リング軸のまわりに巻回されたフレキシブルコードによ
る渦巻ケーブルである。 また、3a〜3nは上記コントローラの出力端子であ
り、この出力端子3aは、衝突検出手段14−出力端子
3b−ダイオード13a−出力端子3e−渦巻ケーブル
21−スクイーブ20−出力端子3fを介してラインL
1に接続されている。 出力端子3c,3d間に衝突検出手段15が接続され、
ラインL1と出力端子3g間,ラインL1と出力端子3
i間,ラインL1と出力端子3k間,ラインL1と出力
端子3m間にはそれぞれダイオード13b〜13eが接
続されている。 出力端子3gと3h間,出力端子3iと3j間,出力端
子3kと3l間,出力端子3mと3n間にはそれぞれ衝
突検出手段16〜19が接続されている。 出力端子3h,3j,3l,3nはラインL2に接続さ
れている。ラインL2はアースされている。 また、上記診断回路10には不揮発性記憶部12の記憶
内容を読取るためのプログラムを作動させるためのスイ
ッチ22が接続されている。さらに上記診断回路10に
はランプなどの報知部23が接続されている。スイッチ
22はイグニッションスイッチ2のOFF時に閉成する
と、診断回路10のプログラムが作動し、不揮発性記憶
部12内に記憶された故障個所の有無を判別して、異常
があると所定のモードで報知部23を点灯させるための
ものである。またスイッチ22は、イグニッションスイ
ッチ2のON時に所定回数閉成すると(所定時間内に)
診断回路10のプログラムが作動し、第2図において通
常モードST1から故障表示モードST2に切換えら
れ、診断回路10が故障個所の有無のチェックを行い、
故障があれば所定のモードで報知部23を駆動する。ま
た故障表示モードST2のとき、スイッチ22を1回閉
成すると履歴表示モードST3に切換わり、故障の履歴
を故障に対応する所定のモードで報知部23を駆動す
る。さらに、1回スイッチ22を閉成すると故障表示モ
ードST2に戻り、またさらにイグニッションスイッチ
2を開放すると、通常モードST1に戻る。なお、通常
モードST1ではこのシステムが通常に使用されている
場合に作動するモードである。 次に動作について説明する。イグニッションスイッチ2
を閉成すると、車載バッテリ1からの電圧は診断回路用
電源部11に供給されると共に、DC/DCコンバータ
5に供給され、DC/DCコンバータ5で昇圧されて、
抵抗6とコンデンサ7で決まる時定数でダイオード8c
を介してコンデンサ7に充電され、コンデンサ7の充電
電圧をバッテリ1の電圧よりも常に高くしておく。 診断回路10は抵抗14b〜19bのそれぞれに発生す
る電圧,バックアップコンデンサ7の充電電圧などのデ
ータ(DATA)を入力し、常開の加速度スイッチ14
a〜19aのいずれかが短絡に近い状態になって、抵抗
14b〜19bの端子間に発生する電圧が正常時と異な
った値になった場合などには、それを故障と判定して記
憶部12に記憶すると共に、故障の種類に対応する所定
のモードで報知部23を駆動する。 また、記憶部12には衝突などによって加速度スイッチ
14a〜19aのいずれかがONした場合には、どの加
速度スイッチがONしたかを記憶する。 上記構成において、車両が衝突して所定以上の負の加速
度が発生し、加速度スイッチ14a〜15aのいずれか
および加速度スイッチ16a〜19aのいずれかがON
すると、コンデンサ7に充電された電荷が例えば破線の
ように流れ、スクイーブ20が発熱し、火薬が点火され
エアバックが展開され、乗員が保護される。 なお、診断回路10はスイッチ22をイグニッションス
イッチ2のOFF時に閉成すると、診断機能のプログラ
ムが作動してどこかに異常があれば、報知部23を点灯
して報知する。またその他の場合は前述したとおりであ
る。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のエアバックシステムに
あっては、チェックするための専用のスイッチ22がコ
ントローラ3に設けられているため、ユーザが勝手にチ
ェック操作し、スイッチ22を復帰するのを忘れてしま
うおそれがあり、エアバックシステムのような乗員を衝
突時に保護する装置では、装置が作動せずに助かるとこ
ろ死亡するという火災をひきおこすおそれがある。 この考案はこのような従来の問題点に着目してなされた
もので、チェック用のスイッチとして、通常用いられて
いるスイッチなどに兼用させて、それを所定のモードで
使用することによってチェックできる構成とし、ユーザ
にはチェック用のスイッチの所在を分り難くすることに
より、上記問題点を解決することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
この考案に係るエアバックシステムの診断装置は、衝突
検出手段またはこの衝突検出手段の検出出力に基づいて
エアバックシステムを展開させる作動制御部の少なくと
もいずれか一方の異常を診断する診断回路と、イグニッ
ションスイッチのオフ時に、所定時間内に所定モードで
操作する他の車載システムのスイッチとを設けたもので
ある。
【作用】
この考案における他の車載システムのスイッチをイグニ
ッションスイッチのオフ時に所定時間内に所定モードで
操作すると、診断回路が診断モード等になるように作用
する。
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。第1図はこ
の考案の一実施例を示す図である。まず構成を説明する
と、符号1〜21,23は第3図と同様であり、同一部
分には同一符号を付すのみにとどめる。 また、24はドアの開放,閉成時にON,OFFされる
ルームランプ用のスイッチで、他のシステムのスイッチ
となるものであり、ドアの取付け部分に近い個所に設け
られている。この他のシステムのスイッチ24は診断回
路10とアース間に接続されている。 また、診断回路10の出力はランプ駆動回路25に入力
されるようになっており、ランプ駆動回路25は上記報
知部23およびリレー26の接点(常開)26aを介し
て車載バッテリ1の正極に接続されている。 なお、第3図で示したダイオード13aに並列にダイオ
ード13fが接続されている。 次に動作について説明する。イグニッションスイッチ2
の閉時にバックアップコンデンサ7がDC/DCコンバ
ータ5の出力電圧で抵抗6とバックアップコンデンサ7
との時定数で決まる充電時間で充電される動作および異
常検出手段14〜19のいずれかの加速度スイッチ14
a〜19aのいずれかがONして、スクイーブ20が発
熱することにより、火薬に点火してエアバックを展開さ
せる作動は第3図と同様である。 このように、イグニッションスイッチ2が閉成されてい
るとき、診断回路10は常時通常モードで各個所の故障
の診断を行っている。 この故障診断時においては、第2図のフローチャートの
通常モード(ST1)(通常時にエアバックシステムの
故障を表示するモード)時に診断回路10が故障を判断
すると、診断回路10からランプ駆動回路25に出力さ
れ、これによってランプ駆動回路25が報知部23を所
定のモードで点灯(例えば、全点灯)させて故障を報知
する。 次にステップ(ST1)で、イグニッションスイッチ2
のON時に他のシステムのスイッチ24を所定時間内に
所定モード、例えば2秒間に2回ONさせることによ
り、診断回路10が故障診断モード(ST2)(エアバ
ックシステム外の他のシステムの故障を表示するモー
ド)となり、診断回路10が診断機能を作動して、その
診断結果をランプ駆動回路25を介して報知部23を故
障の種類に対応した所定のモードで点灯(点灯の長さお
よび周期等を変える等、例えば、断線の時は3回点滅
等)させる。さらにスイッチ24を1回閉成するとステ
ップ(ST3)に進み、ステップ(ST3)で履歴表示
モードとなり、過去の故障等の記憶が不揮発性記憶部1
2から読み取られ、その内容に対応したモードで報知部
23によって表示される。 なお、上記実施例においては、ルームランプ用のスイッ
チ24を用いて、通常モード、故障モード、履歴表示モ
ードの切換を行っていたが、そのスイッチ24に替えて
ルームランプの近傍に設けられたスイッチ、ライティン
グスイッチ、ワイパースイッチ、ホーンスイッチ等の他
のシステムのものであってもよいことは言うまでもな
い。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案によれば、その構成
をイグニッションスイッチのオフ時に他のシステムのス
イッチを所定時間内に所定モードで操作することによっ
て診断回路が診断モードとなることとしたため、ユーザ
によって操作されるおそれがなくなるので、エアバック
システムの診断装置を確実に動作させることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるエアバックシステム
のブロック図、第2図は従来例および同上実施例の動作
を説明するためのフローチャート、第3図は従来のエア
バックシステムのブロック図である。 1……車載バッテリ、2……イグニッションスイッチ、
10……診断回路、14〜19……衝突検出手段、20
……作動制御部、23……報知部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載バッテリ(1)の端子間にイグニッシ
    ョンスイッチ(2)を介して接続された複数個の衝突検
    出手段(14)〜(19)と、該衝突検出手段からの検出出力に
    基づいてエアバックを展開せしめる作動制御部(20)と、
    該作動制御部又は前記衝突検出部(14)〜(19)の少なくと
    も一方の異常をチェックする診断回路(10)と、該診断回
    路によって検出された異常を報知する報知部(23)とを備
    えたエアバックシステムの診断装置において、前記イグ
    ニッションスイッチ(2)のオフ時に所定モードで操作
    することによって前記診断回路(10)を診断モードにせし
    めるスイッチ(24)が設けられてなり、かつそのスイッチ
    (24)は他の車載システムのスイッチと共用されてなるこ
    とを特徴とするエアバックシステムの診断装置。
JP4826888U 1988-04-12 1988-04-12 エアバックシステムの診断装置 Expired - Lifetime JPH0611252Y2 (ja)

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JPH01154954U JPH01154954U (ja) 1989-10-25
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JP2557129B2 (ja) * 1990-05-31 1996-11-27 株式会社東海理化電機製作所 自動車のキーレスエントリーシステム

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JPH01154954U (ja) 1989-10-25

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