JPH0578239U - 器具の殺菌装置 - Google Patents

器具の殺菌装置

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JPH0578239U
JPH0578239U JP2832692U JP2832692U JPH0578239U JP H0578239 U JPH0578239 U JP H0578239U JP 2832692 U JP2832692 U JP 2832692U JP 2832692 U JP2832692 U JP 2832692U JP H0578239 U JPH0578239 U JP H0578239U
Authority
JP
Japan
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ozone
storage unit
exhaust port
microphone
intake
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Pending
Application number
JP2832692U
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English (en)
Inventor
久男 杉山
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Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理対象物の表面を腐食させることなく処理
対象物を簡便に殺菌し、さらには消臭できるようにす
る。 【構成】 殺菌対象とするものを収納する収納部6と、
収納部6に外気を導入する吸気口2と、収納部6内にオ
ゾンを供給するオゾン発生素子9と、収納部6内の気体
を排出する排気口3と、吸気口2から外気を吸入し、排
気口3から収納部6内の気体を排出する吸排気ファン1
0と、排気口3から排気される気体からオゾンを除去す
るオゾン除去用の触媒手段11とを備え、収納部6に収
納された処理対象物をオゾン混合空気雰囲気下に置い
て、殺菌および消臭を行なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば不特定多数の人が使用する鋏、櫛、マイクロホンなどを殺 菌するための殺菌装置に関し、特に詳しく言うと、オゾンを外部に放出すること なくそのオゾンにより殺菌消臭するようにした器具の殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば理容室では、鋏や櫛などは不特定多数の人に対して使用するため殺菌が 義務付けられている。この消毒や殺菌には一般には殺菌灯が使用されている。こ の殺菌灯は所謂紫外線ランプを利用したもので、殺菌対象物に紫外線を照射して 殺菌するようになっている。
【0003】 理容室で使用される殺菌は一般には密閉型と称されるもので、前面に扉を有す る密閉容器の中に鋏などの置場が設けられ、この置場に正対させて紫外線ランプ を設置し、紫外線ランプから紫外線を照射している。なお、使用時には扉は密閉 され、紫外線が洩れないようになっている。
【0004】 この外に、解放型のものとして、マイクロホン用の殺菌装置がある。この殺菌 装置は、不特定多数が使用するカラオケなどのマイクロホンの殺菌用に使用され るもので、使用者の唾液が付着するマイクトップにのみ紫外線が照射されればよ いので、マイクロホンを垂直に保持し、マイクトップのみを覆うような覆いを設 け、この覆いの内側に紫外線ランプを設置して、マイクトップに至近距離から紫 外線が照射できるようになっている。
【0005】 殺菌するものとしては、このような非接触型とは別に、殺菌もしくは清浄作用 のあるクリーナ液を脱脂綿などに付けて、その布などによって対象物を拭いて殺 菌するようなものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のように紫外線ランプを使用した殺菌装置では、紫外線による 殺菌作用は強く、鋏や櫛などの殺菌には好適である。しかし、マイクロホンでは 、口元で使用することに加え、匂いが残るので、使用者に不快感が生じることが ある。更に、紫外線ランプはその電源に商用電源を必要とし、電源の取れない場 所では使用できないというように設置場所が限られてしまう。また、クリーナ液 を使用するものでは、使用毎にクリーニングするのは面倒であるとともに、クリ ーニング液が拭いた部分に残り、メッキを剥がしたり、表面を腐食させることが ある。
【0007】 この考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は 、表面を腐食させることなく簡便に殺菌および消臭を行なえる器具の殺菌装置を 提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案の器具の殺菌装置は、殺菌対象となる ものを収納する収納部と、収納部に外気を導入する吸気口と、収納部内にオゾン を供給するオゾン発生手段と、収納部内の気体を排出する排気口と、排気口から 外気を吸入し、排気口から収納部内の気体を排出する吸排気ファンと、排気口か ら排気される気体からオゾンを除去するオゾン除去用触媒手段とから構成されて いる。
【0009】
【作用】
上述手段では、収納部に殺菌対象となるもの、例えばマイクロホンを収納し、 オゾン発生手段によってオゾンが発生した状態で吸排気ファンを駆動することに よって外気が吸気口から吸入され、オゾンと外気が混合されてマイクロホンはオ ゾン混合雰囲気下に置かれる。マイクロホンはオゾンによって殺菌され、さらに は消臭される。そして、オゾン混合気体はマイクロホン近傍を通過した後、排気 口から排出される。この際、オゾンはオゾン除去触媒によって酸素に還元され、 外気中に拡散する。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照し、この考案の一実施例をマイクロホンの殺菌装置として用 いる場合について説明する。
【0011】 図1は、この実施例に係るマイクロホン殺菌装置の断面図、図2はその斜視図 である。これらの図において、マイクロホン殺菌装置1は、下端および上端に吸 気口2と排気口3をそれぞれ備え、前面に開閉自在な扉4が取り付けられ、内部 にマイクロホン5の収納部6が設けられたケース7と、収納部6のほぼ中央部に 設けられたマイクロホン5支持用のホルダ8と、吸気口2とホルダ8の間に設け られたオゾン発生素子9と、排気口3とホルダ8の間に設けられた吸排気用のフ ァン10と、ファン10と排気口3の間に設けられたオゾン還元用の触媒手段1 1とから基本的に構成されている。
【0012】 収納部6は少なくともホルダ8にマイクロホン5を掛けたときに、マイクロホ ン5がオゾン発生素子9とファン10との間に位置することができるような大き さに設定されている。吸気口2および排気口3はそれぞれケース7の底板12と 天板13に複数のスリットを形成することにより構成されたもので、ケース7の 下部から空気を収納部6内に導入し、ケース7の上部に収納部内に気体を排出す るようになっている。触媒手段11は、例えば酸化マグネシュウムを格子状のス リットに形成したもので、スリットを通過する間にオゾンを酸素に還元するよう になっている。扉4は透明な片開きのもので、中を視認することができ、ノブ1 4を引くことにより解放可能になっている。底板12の前端縁には略半円形の切 欠き部15が間隔をおいて2つ形成され、扉4の下端部には閉じた時にこれら切 欠き部15と相対する位置に略半円形の切欠き部16がそれぞれ形成され、これ ら切欠き部15,16にはマイクロホン5のコード17が挿通される。
【0013】 大略上述のように構成されたマイクロホン殺菌装置を使用する際には、扉4を 開いてマイクロホン5をホルダ8に掛けて固定し、コード17を切欠き部15に 嵌めるようにして扉4を閉める。次いで、図示しない外部スイッチを入れると、 ファン10が回転を初め、同時にオゾンが発生する。一方、ファン10によって 吸気口2から外部空気が吸引され、オゾンと空気が混合される。このオゾン混合 空気は、収納部6の下部から上部に流れ、マイクロホン5をオゾン混合空気雰囲 気下に置く。マイクロホン5はオゾン混合空気雰囲気下でオゾンが表面に接触す ることによってマイクロホン5表面の雑菌や異臭物が処理され、殺菌と消臭が実 行される。
【0014】 殺菌および消臭を行なったオゾン混合空気は順次ファン10によって排気口3 から排出されるが、収納部6から排出されるまでに触媒手段11に接し、この触 媒11手段でオゾンが還元されて酸素となり、排出空気に酸素として混入し、無 害のものとして外気に放出される。この動作がタイマなどによって予め設定した 時間、連続して行なわれ、十分な殺菌および消臭が行なわれる。
【0015】 なお、この実施例にあってはファン10とオゾン発生素子9の作動を外部スイ ッチによって行なっているが、扉4の開閉動作と連動して自動的に行なうように することもできる。また、殺菌対象物としてマイクロホン5を例示しているが、 その他、鋏や櫛など、どのような器具にも使用でき、さらには手の殺菌に用いる こともできる。この場合には、オゾンの外気への流出を防ぐために扉4としてエ アーカーテンを使用することが好ましい。
【0016】 このように上述の実施例によれば、マイクロホン5の殺菌を確実に行なえ、さ らに、オゾンによってマイクロホン5から発する異臭の消臭も行なえる。これは 、特にマイクトップが網目状に形成されていることから、気体の直接接触による 作用が発揮でき、従来の消臭装置では期待できないほどの消臭効果を得ることが できる。また、ファン10とオゾン発生素子9の電源は電池などでも良く、小型 で省電力型とすることができるとともに、電池電源を使用する場合には任意の場 所に設置可能となる。
【0017】
【考案の効果】
これまでの説明で明らかなように、上述のように構成されたこの考案によれば 、オゾン雰囲気下に処理対象物を置き、オゾン混合空気を直接処理対象物に当て て処理を行ない、さらにオゾンを無害の酸素に変化させて外気に放出するので、 処理対象物表面の腐食を招くことなく簡便に殺菌および消臭効果を得ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る殺菌装置の断面図で
ある。
【図2】この実施例に係る殺菌装置の使用状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 マイクロホン殺菌装置 2 吸気口 3 排気口 4 扉 5 マイロホン 6 収納部 7 ケース 8 ホルダ 9 オゾン発生素子 10 ファン 11 触媒手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌対象となる処理対象物を収納する収
    納部と、この収納部に外気を導入する吸気口と、前記収
    納部内にオゾンを供給するオゾン発生手段と、前記収納
    部内の気体を排出する排気口と、この排気口から外気を
    吸入し、前記排気口から前記収納部内の前記気体を排出
    する吸排気ファンと、および前記排気口から排気される
    前記気体から前記オゾンを除去するオゾン除去用触媒手
    段とを備えていることを特徴とする器具の殺菌装置。
JP2832692U 1992-04-02 1992-04-02 器具の殺菌装置 Pending JPH0578239U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2832692U JPH0578239U (ja) 1992-04-02 1992-04-02 器具の殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2832692U JPH0578239U (ja) 1992-04-02 1992-04-02 器具の殺菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0578239U true JPH0578239U (ja) 1993-10-26

Family

ID=12245495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2832692U Pending JPH0578239U (ja) 1992-04-02 1992-04-02 器具の殺菌装置

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JP (1) JPH0578239U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200475451Y1 (ko) * 2012-12-12 2014-12-03 경승호 음향기기 렉 캐리어용 마이크 수납케이스

Cited By (1)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980812